JP2011127338A - 組立て式展示ブース、及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 家電や住宅設備の展示会で使用することができ、また、設営作業を安全かつ迅速に行うことが可能で、しかも、構造的にも堅牢で安全性に優れた組立て式展示ブース及びその構築方法を提供すること。
【解決手段】 室内の天井面Cと床面F、或いは壁面に固定された格子型フレーム1と;この格子型フレーム1の横枠材12に背面のフック部材21を掛止して固定されるバックパネル2と;前記格子型フレーム1の横枠材12に側縁のフック部材31を掛止して固定され、かつ、前記バックパネル2の両側に隣接して配置される左右のサイドパネル3・3と;前記バックパネル2とサイドパネル3・3上に載置されて連結部材J・J…により固定される天井パネル4とを含んで組立て式展示ブースを構成することにより、
前記格子型フレーム1による支持および前記パネル群の面構造による安定したブース構造体を構築可能とした。
【選択図】 図8

Description

本発明は、展示ブース及びその構築方法の改良、詳しくは、家電や住宅設備の展示会で使用することができ、また、小売店舗のスペースを利用して簡単に設営を行うことが可能で、しかも、構造的にも堅牢で設営作業時の安全性にも優れた組立て式展示ブース及びその構築方法に関するものである。
周知のとおり、展示会やショールームなどのイベントでは商品やメーカーごとに展示ブースを設置するのが一般的であるが、展示ブースの設営を、大工技能を有する専門のスタッフを雇って行うとかなりの経費を人件費に割かねばならないため、展示会等のコストが嵩み易かった。
そこで、従来、上記人件費を抑えるために素人でも簡単に組み立てが可能な展示ブースも開発されたが、その内の一つである床上に立てた支柱間にパネル材を取り付けて組み立てる展示ブース(特許文献1参照)では、支柱と床とを一体的に固定する訳ではないため、パネル材の取り付け中に支柱が倒れて作業者が怪我をする危険があった。
しかも、上記展示ブースは角隅に必ず支柱が配置される構造であったため、システムキッチンを備えた台所やバス洗面所を備えた浴室など、壁面に囲われた住宅の室内空間を忠実に再現することが難しく、家電や住宅設備の展示会での使用には向かなかった。
一方、住宅設備の展示会でも使用できる組立て式の展示ブースとしては、周縁部に凹溝を備えた床パネルを使用し、この床パネルの凹溝に側壁パネルを立設固定するもの(特許文献2参照)が知られているが、このような展示ブースでは、側壁パネルの荷重が床パネルの凹溝に集中するため、大きく重い側壁パネルを使用した場合に凹溝が破損して側壁パネルが倒れる危険があった。
また、上記床パネルを用いた展示ブースでは、ブース面積分の床パネルを会場内に搬入するのに時間がかかるだけでなく、側壁パネルを持って真下にある床パネルの凹溝の位置を確認しながら、側壁パネルの向きを調整して凹溝に嵌め込む作業に高い集中力が要求されたため、作業者の消耗によって作業効率が低下し易かった。
特開2003−82797号公報(第2−10頁、第1図) 特開2000−160854号公報(第2−7頁、第1−3図)
本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、家電や住宅設備の展示会で使用することができ、また、設営作業を安全かつ迅速に行うことが可能で、しかも、構造的にも堅牢で安全性に優れた組立て式展示ブース及びその構築方法を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は室内の天井面Cと床面F、或いは壁面に固定された、所定の間隔で並立する縦枠材11・11…に対し所定の間隔で横枠材12・12…が架け渡されて成る格子型フレーム1と;この格子型フレーム1の横枠材12に背面のフック部材21を掛止して固定されるバックパネル2と;前記格子型フレーム1の横枠材12に側縁のフック部材31を掛止して固定され、かつ、前記バックパネル2の両側に隣接して配置される左右のサイドパネル3・3と;前記バックパネル2とサイドパネル3・3上に載置されて連結部材J・J…により固定される天井パネル4とを含んで組立て式展示ブースを構成することにより、
前記格子型フレーム1による支持および前記パネル群の面構造による安定したブース構造体を構築可能とした点に特徴がある。
また、本発明は、上記構成から成る展示ブースを、室内の天井面Cと床面Fに固定して設置された格子型フレーム1の横枠材12に対し、フック部材31・31を掛止して一方のサイドパネル3を固定する工程と;そのサイドパネル1の側方にバックパネル2を、格子型フレーム1にフック部材21を掛止して固定する工程と;そのバックパネル2の側方にもう一方のサイドパネル3・3を固定する工程と;これら格子型フレーム1に固定されたバックパネル2及びサイドパネル3・3上に天井パネル4を載置して連結部材J・J…で固定する工程を通して構築することができる。
また更に、本発明は、必要に応じて上記手段に加え、バックパネル2を複数のユニットパネル22・22…に分割することにより作業性の向上、及び格子型フレームにかかる負荷の軽減を図るという技術的手段を採用することができる。
一方、本発明は、組立て式展示ブースを、室内の天井面Cと床面F、或いは壁面に固定された、所定の間隔で並立する縦枠材11・11…に対して横枠材12・12…が所定の間隔で架け渡されて成る格子型フレーム1と;この格子型フレーム1の横枠材12に側縁のフック部材31を掛止して固定され、かつ、所定の間隔を空けて配置される左右のサイドパネル3・3と;これら左右のサイドパネル3・3の前方に配置されて接続部材S・S…により固定される下縁板61及び上縁板63を有するフロントパネル6とを含んだ構成とすることもできる。
そして、本発明は、上記構成から成る展示ブースを、室内の天井面Cと床面Fに固定して設置された格子型フレーム1の横枠材12に対し、フック部材31を掛止して一方のサイドパネル3を固定する工程と;そのサイドパネル3から所定の間隔を空けてもう一方のサイドパネル3を固定する工程と;それら左右のサイドパネル3・3の前方に、フロントパネル6の下縁板61及び上縁板63を配置して接続部材S・Sで固定する工程を通して構築することができる。
また、本発明は、上記組立て式展示ブースにおいて、床パネル81と支持脚82・82…とから成り、かつ、床パネル81がフロントパネル6の下縁板61の上面と床面レベルを合わせて配置された置き床ユニット8・8…を、サイドパネル3・3及びフロントパネル6で囲われたスペース内に敷設して床面を形成するという技術的手段を採用することができる。
また更に、本発明は、必要に応じて上記手段に加え、格子型フレーム1の横枠材12に固定可能なフック部材71を側縁に備えた間仕切パネル7を、左右のサイドパネル3・3の間にこれらのパネルと平行して配置することによりブース空間を任意の場所で仕切るという技術的手段を採用することもできる。
そしてまた、本発明は、必要に応じて上記手段に加え、サイドパネル3・3を、側縁にフック部材31を備えた第一パネル材33と、この第一パネル材33の前方に並立して配置されて側縁の接続部材Sで固定される第二パネル材34とに分割して作業性の向上を図るという技術的手段を採用することができる。
本発明では、展示ブースを構成するバックパネルやサイドパネル等の側壁パネルにフック部材を取着して、これらの側壁パネルを、室内に設置された格子型フレームの横枠にフック部材を引っ掛けるだけで立設可能としたことにより、複雑な仕口や釘打ち等の大工作業に頼ることなくブースの組み立てが行えるため、専門技能を有しない素人であっても設営作業に携わることが可能となる。
しかも、小売店舗を展示会場に選択した場合には、格子型フレームに既設の陳列什器を利用することができるため、格子型フレームの設置作業を省略することができ、これによって陳列什器に側壁パネルを取り付け、その側壁パネルに天井パネルやフロントパネルを連結するだけで、素人でも簡単に展示ブースを構築することができる。
また更に、本発明に係る展示ブースでは、床パネルを必須のパーツとしていないため、搬入するパーツ数を減らすことができ、また格子型フレームへの側壁パネルの取り付けも非常に簡単で高度な集中力が要求されることはないことから、設営する展示ブースの数が多くてもパーツ搬入および組立て作業を迅速に短時間で終わらせることができる。
また、上記立設した側壁パネルを支持する格子型フレームは天井や床にしっかりと固定されているため、組み立て作業中に側壁パネルが倒れるような心配はなく、しかも、組み立て後の展示ブースは、格子型フレームによる支持に加えて、側壁パネルと天井パネル等の面構造により堅牢で安定した構造となるため、安全性は非常に高い。
一方、本発明に係る展示ブースは、用途面においても、見える位置に支柱等の部材を配置する必要がないため、壁面に囲われた住宅の室内空間を忠実に再現することができ、IHコンロ付きシステムキッチン等、家電や住宅設備の展示会に問題なく使用できる。
したがって、本発明により、設営作業の容易化及び効率化を図ることができ、しかも、安全面および用途面において問題を生じない組立て式展示ブースを提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1における組立て式展示ブースを表わす全体正面図である。 本発明の実施例1における組立て式展示ブースを表わす全体側面図である。 本発明の実施例1における組立て式展示ブースを表わす分解斜視図である。 本発明の実施例1における天井パネルとバック(サイド)パネルとの連結構造を表わす説明断面図である。 本発明の実施例1におけるユニットパネル同士の上下の連結構造を表わす部分断面図である。 本発明の実施例1における接続部材及びそれを用いたパネル同士の接続構造を表わす拡大斜視図及び拡大断面図である。 本発明の実施例1における天井パネルを表わす全体斜視図及び部分断面図である。 本発明の実施例1における組立て式展示ブースの構築過程を表わす状態説明図である。 本発明の変形例における組立て式展示ブースを表わす全体正面図である。 本発明の実施例2における組立て式展示ブースを表わした全体正面図である。 本発明の実施例2における組立て式展示ブースを表わした全体上面図である。 本発明の実施例2における組立て式展示ブースを裏側から見た状態を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例2における置き床ユニットを表わす全体斜視図である。 本発明の実施例2におけるサイドパネルを表わす全体側面図である。 本発明の実施例2におけるフロントパネルの各部材の接続構造を表わす分解説明図である。 本発明の実施例2におけるフロントパネルの各部材の接続構造を表わす分解説明図である。 本発明の実施例2におけるフロントパネルの各部材の接続構造を表わす拡大正面図である。 本発明の実施例2における組立て式展示ブースの構築過程を表わす状態説明図である。 本発明の実施例2における組立て式展示ブースの使用状態を表わす全体上面図である。 本発明の変形例における組立て式展示ブースを表わす全体正面図である。
『実施例1』
まず、本発明の実施例1について、図1から図9に基いて説明する。同図において、符号1で指示するものは格子型フレームであり、符号2で指示するものはバックパネルである。また符号3で指示するものは、サイドパネルであり、符号4で指示するものは、天井パネルである。また、符号5で指示するものは看板部材である。
[展示ブースの構成]
この実施例1では、所定の間隔で並列する縦枠材11・11…を連結する上下の連結バー材を室内の天井面Cと床面Fに固定すると共に、これらの縦枠材11・11…に対して所定の間隔で横枠材12・12…を架け渡して格子型フレーム1を設けている(図1、図2参照)。
また、上記格子型フレーム1の横枠材12には、背面のフック部材21を掛止してバックパネル2を固定しており、そのバックパネル2の両側には、側縁のフック部材31を掛止してサイドパネル3・3を固定している(図3参照)。
そして、上記バックパネル2とサイドパネル3・3上には天井パネル4を載置して、天井パネル4と各パネルとを連結部材J・J…で固定しており、これによってパネル群の内側に所定広さのブース空間を形成している。また、上記天井パネル4上には、看板部材5を載置して連結部材J・Jで固定している。
なお実施例1では、上記バックパネル2を、矩形状の木製枠体に合板を張り付けて作製しており、またサイドパネル3ついては、内側に桟材が入った矩形状の木製枠体の両面に合板を張り付けて作製している。また天井パネル4についても同様に、桟材の入った矩形状の木製枠体に合板を張り付けて作製している。
また実施例1では、図4に示すように、上記連結部材Jに蝶ボルトB及び埋込ナットNを使用し、この蝶ボルトBを天井パネル4の挿通孔を通してバックパネル2及びサイドパネル3・3の上面側に設けた埋込ナットNに取着することにより天板パネル4を固定している。また看板部材5も同様に、挿通孔51・51に蝶ボルトB・Bを挿通して天井パネル4の上面側に設けた埋込ナットに固定している。
また、上記バックパネル2については、複数のユニットパネル22・22…に分割して構成しており、これらを並べて配置することによって一体的な壁面を形成している。そしてこれにより、バックパネル2に一枚物のパネル材を使用するよりも格子型フレーム1の横枠材12にかかる負荷を大幅に軽減できる。
ちなみに、上記バックパネル2のユニットパネル22・22…は、下段パネルU・U…、中段パネルM・M及び上段パネルT・T…の三段から構成しているが、ユニットパネル22・22…の段数や数は重量やサイズを考慮して設計時に自由に変更できる。
また実施例1では、図5に示すように、バックパネル2における隣接するユニットパネル22・22同士の上下面に凹凸部22a・22a’を設けて、この凹凸部22a・22a’を嵌合させることでパネル同士を固定している。
しかも、バックパネル2の左右に隣接するユニットパネル22・22同士、及びユニットパネル22とサイドパネル3は接続部材S・Sにより固定しているため、地震等でユニットパネル22・22…が位置ズレしたりパネル間に隙間が生じたりする心配もない。
なお実施例1では、上記接続部材S・Sとして、図6(a)に示すような頭付きネジP及びそれを掛け合せて止着できる受け金具Qを使用している。また実施例1では、バックパネル2のユニットパネル22の合板を、頭付きネジPの分だけ突き出した状態で枠体に固定しているため、ユニットパネル22・22同士、又はユニットパネル22とサイドパネル3を接続したとき、図6(b)に示すように合板の突出部位でパネル間の隙間を隠すことができる。
また、上記サイドパネル3については、一枚物のパネル材を使用しているが、高さ調整機能を有する脚部32・32を設けてこの脚部32・32を接地させているため、格子型フレーム1の横枠材12に大きな負荷がかかることはない。
そしてまた、上記天井パネル4に関しては、図7(a)に示すように枠体を左右に分割して蝶番42・42…で連結することにより折畳可能に構成しており、これによって収納や運搬が容易となる。なお、天井パネル4を使用するときには、図7(b)に示すように固定ボルト43・43で枠体同士を拡げた状態に固定する。
[展示ブースの構築方法]
次に、上記構成から成る展示ブースの構築方法について説明する。まず、格子型フレーム1については店舗内に既設の陳列什器を利用する。そして、図8(a)に示すようにこの格子型フレーム1の所定の位置に一方のサイドパネル3を固定する。
次に、図8(b)に示すように、上記サイドパネル3の側方にバックパネル2の下段パネルU・U…を取り付け、更にその上に中央に隙間を空けて中段パネルM・Mを配置する。この際、隣接するユニットパネル22・22同士の凹凸部22a・22aを嵌め合わせれば簡単に位置合わせを行うことができる。
そして、上記中段パネルM・M間の隙間には、図8(c)に示すように窓枠23を設置すると共に、更にその中段パネルM・Mと窓枠23上に上段パネルT・T…を配置してバックパネル2を形成する。
次いで、図8(d)に示すように、上記バックパネル2の側方にもう一方のサイドパネル3を固定した後、図8(e)に示すように、天井パネル4をこれらバックパネル2と左右のサイドパネル3・3上に載置して固定する。
そして、上記のように構築されたブース構造体の内側に壁紙を張って、図8(f)に示すようにシステムキッチンKを配置すれば台所を模した住宅設備の展示ブースとして使用できる。またガスや水道の配管などもパネルに孔を設けて行うことができる。
また実施例1では、サイドパネル3を二つ並べて一つのブース空間を形成しているが、図9に示すようにサイドパネル3を三つ以上並べて二以上のブース空間を形成することももちろん可能である。
『実施例2』
次に、本発明の実施例2を図10から図20に基づいて説明する。まず図中において、符号6で指示するものは、フロントパネルであり、符号7で指示するものは、間仕切パネルである。また符号8で指示するものは、置き床ユニットである。
[展示ブースの構成]
この実施例2では、格子型フレーム1の横枠材12に左右のサイドパネル3・3を所定の間隔を空けて固定すると共に、その左右のサイドパネル3・3の前方に、下縁板61、両側の袖板62・62及び上縁板63とから成るフロントパネル6を固定して展示ブースを構成している(図10、図11参照)。また、上記サイドパネル3・3とフロントパネル6上には、看板部材5を載置してサイドパネル3・3に連結部材で固定している。
また、上記左右のサイドパネル3・3の間には、側縁にフック部材71を備えた間仕切パネル7をサイドパネル3と平行に配置して格子型フレーム1に固定し、更にこの間仕切パネル7とフロントパネル6との隙間には上下の連結板R・Rを取り付けて間仕切パネル7を前後でしっかりと固定している(図12参照)。
そして、上記連結板R・Rを固定したフロントパネル6の下縁板61と上縁板63との間には仕切板64を設けており、この仕切板64によって展示ブースを正面から見た際、左右の空間が別々の部屋を表していることを明確に認識できるようにしている。
また実施例2では、一方のサイドパネル3と間仕切パネル7との間に分割式のバックパネル2・2を配置しており、また、これらのバックパネル2・2とサイドパネル3、間仕切パネル4、フロントパネル6に囲われたスペース内には、図13に示すような床パネル81と支持脚82・82…とから成る置き床ユニット8・8…を敷設している。
なお、上記置き床ユニット8は、所定長さの支持脚82・82…を用いることにより床パネル81の高さを調節して、フロントパネル6の下縁板61や下側の連結板Rの上面と床面レベルが合うようにしている。
一方、上記サイドパネル3・3に関しては、図14に示すように、片側の側縁にフック部材31を備え、反対側の側縁に接続部材S・Sを備えた第一パネル材33と、両側縁に接続部材S・Sを備えた第二パネル材34とから構成し、第一パネル材33の前方に第二パネル材34を並立して配置して接続部材S・Sで固定している。
また、図15に示すように、フロントパネル6の下縁板61及び上縁板63とサイドパネル3の接続についても、上記と同様に接続部材S・Sを用いて行っており、また更に、フロントパネル6の下縁板61と上縁板63に対する袖板62の接続については、袖板62の小口面に突起部を設け、この突起部を下縁板61と上縁板63に設けた凹部に差込むホゾ差しによって両者を接合している。
そしてまた、図16に示すように、フロントパネル6の下縁板61と上縁板63に対する仕切板64の接続、及び間仕切パネル7やフロントパネル6に対する連結板Rの接続に関しても、突起部と凹部の仕口によるホゾ差しにより行っている。他方、実施例2では、フロントパネル6の下縁板61及び上縁板63を左右に分割した構成としているが、これらの連結については、図17に示すように接続部材S・Sにより行っている。
[展示ブースの構築方法]
次に、上記構成から成る展示ブースの構築方法について説明する。まず、図18(a)に示すように、店舗内の陳列什器を利用した格子型フレーム1に対し、左右のサイドパネル3・3を所定の間隔を空けて固定する。具体的には、まずサイドパネル3の第一パネル材33を格子型フレーム1に固定し、その後、第二パネル材34を第一パネル材33の前方に配置して接続部材S・Sで固定する。
次いで、図18(b)に示すように、一方のサイドパネル3の内側にバックパネル2・2を二つ並べて配置し、更にその内側に間仕切パネル7を配置して格子型フレーム1に固定する。その後、図18(c)に示すように、サイドパネル3、バックパネル2・2および間仕切パネルで囲われるスペース内に置き床ユニット8・8…を敷設する。
そして、置き床ユニット8・8…が敷設し終わったら、図18(d)に示すように、左右のサイドパネル3・3の前方に、フロントパネル6の下縁板61・61を配置して、間仕切パネル7を固定するための連結板Rを取り付けた状態でサイドパネル3・3に固定する。
その後、図18(e)に示すように、フロントパネル6の下縁板61上に、両側の袖板62・62及び仕切板64を立てて固定し、置き床ユニット8を敷設していないスペース側の開口部に開口枠65を取り付ける。
そして最後に、図18(f)に示すように、これらの袖板62・62及び仕切板64上に上縁板63を載置して、連結板Rを固定した状態でサイドパネル3・3に固定すると共に、これらのパネル上に看板部材5を固定して展示ブースを構築する。
そして、上記フロントパネル6を取り付ける前に、図19に示すようにユニットバスAを置き床ユニット8・8…を敷設していない側のスペースに設置すれば、浴室及び脱衣所を模した住宅設備の展示ブースとして使用することができる。
なお、実施例2においては、ブース空間を間仕切パネル7で仕切って部屋を二つ形成しているが、図20に示すように内側に間仕切パネル7を配置せず、サイドパネル3・3とフロントパネル6と一部屋の展示ブースを構築することもできる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、格子型フレーム1には、天井面Cや床面Fでなく室内の壁面に固定されたものを使用してもよい。
また、バックパネル2やサイドパネル3、天井パネル4、フロントパネル6、間仕切パネル7のサイズや材料、構造等は作業性を損なわない程度の重量や安全性を確保できる程度の強度を有していれば自由に変更することが可能である。
そしてまた、パネル同士を連結するための連結部材Jや接続部材Sについても、できるだけ簡単に、かつ、しっかりと連結できる方法であれば他の部材や仕口等を採用することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、ガスを使用しないオール電化住宅の浸透により、家電等の小売業者が家電や住宅設備の展示会を行う機会が増えており、このような小売業者にとっては、その都度、専門のスタッフを雇って展示会を行うのはコスト面で都合が悪い。
そのような中で、本発明の組立て式展示ブース、及びその構築方法は、小売店舗に常設されている陳列什器を利用して展示ブースを素人でも簡単に組み立てることができる有用な技術であることから、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 格子型フレーム
11 縦枠材
12 横枠材
2 バックパネル
21 フック部材
22 ユニットパネル
22a 凹凸部
23 窓枠
3 サイドパネル
31 フック部材
32 脚部
33 第一パネル材
34 第二パネル材
4 天井パネル
41 挿通孔
42 蝶番
43 固定ボルト
5 看板部材
51 挿通孔
6 フロントパネル
61 下縁板
62 袖板
63 上縁板
64 仕切板
65 開口枠
7 間仕切パネル
71 フック部材
8 置き床ユニット
81 床パネル
82 支持脚
C 天井面
F 床面
U 下段パネル
M 中段パネル
T 上段パネル
J 連結部材
B 蝶ボルト
N 埋込ナット
S 接続部材
P 頭付きネジ
Q 受け金具
R 連結板
K システムキッチン
A ユニットバス

Claims (8)

  1. 室内の天井面Cと床面F、或いは壁面に固定された、所定の間隔で並立する縦枠材11・11…に対し所定の間隔で横枠材12・12…が架け渡されて成る格子型フレーム1と;この格子型フレーム1の横枠材12に背面のフック部材21を掛止して固定されるバックパネル2と;前記格子型フレーム1の横枠材12に側縁のフック部材31を掛止して固定され、かつ、前記バックパネル2の両側に隣接して配置される左右のサイドパネル3・3と;前記バックパネル2とサイドパネル3・3上に載置されて連結部材J・J…により固定される天井パネル4とを含んで構成され、
    前記格子型フレーム1の支持および前記パネル群の面構造により安定したブース構造体が構築されることを特徴とする組立て式展示ブース。
  2. バックパネル2が複数のユニットパネル22・22…に分割して構成されていることを特徴とする請求項1記載の組立て式展示ブース。
  3. 室内の天井面Cと床面F、或いは壁面に固定された、所定の間隔で並立する縦枠材11・11…に対して横枠材12・12…が所定の間隔で架け渡されて成る格子型フレーム1と;この格子型フレーム1の横枠材12に側縁のフック部材31を掛止して固定され、かつ、所定の間隔を空けて配置される左右のサイドパネル3・3と;これら左右のサイドパネル3・3の前方に配置されて接続部材S・S…により固定される下縁板61及び上縁板63を有するフロントパネル6とを含んで構成され、
    前記格子型フレーム1の支持および前記パネル群の面構造により安定したブース構造体が構築されることを特徴とする組立て式展示ブース。
  4. 床パネル81と支持脚82・82…とから成り、かつ、床パネル81がフロントパネル6の下縁板61の上面と床面レベルを合わせて配置された置き床ユニット8・8…を含んで構成されていることを特徴とする請求項3記載の組立て式展示ブース。
  5. 格子型フレーム1の横枠材12に固定可能なフック部材71を側縁に備え、かつ、左右のサイドパネル3・3の間にこれらのパネルと並行して配置される間仕切パネル7を含んで構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の組立て式展示ブース。
  6. サイドパネル3・3が、側縁にフック部材31を備えた第一パネル材33と、この第一パネル材33の前方に並立して配置されて側縁の接続部材S・Sで固定される第二パネル材34とに分割して構成されていることを特徴とする請求項3〜5の何れか一つに記載の組立て式展示ブース。
  7. 室内の天井面Cと床面Fに固定して設置された格子型フレーム1の横枠材12に対し、フック部材31・31を掛止して一方のサイドパネル3を固定する工程と;そのサイドパネル1の側方にバックパネル2を、格子型フレーム1にフック部材21を掛止して固定する工程と;そのバックパネル2の側方にもう一方のサイドパネル3・3を固定する工程と;これら格子型フレーム1に固定されたバックパネル2及びサイドパネル3・3上に天井パネル4を載置して連結部材J・J…で固定する工程とを含むことを特徴とする組立て式展示ブースの構築方法。
  8. 室内の天井面Cと床面Fに固定して設置された格子型フレーム1の横枠材12に対し、フック部材31を掛止して一方のサイドパネル3を固定する工程と;そのサイドパネル3から所定の間隔を空けてもう一方のサイドパネル3を固定する工程と;それら左右のサイドパネル3・3の前方に、フロントパネル6の下縁板61及び上縁板63を配置して接続部材S・Sで固定する工程とを含むことを特徴とする組立て式展示ブースの構築方法。
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