JP7489141B1 - フレームキッチン - Google Patents

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Abstract

【課題】一人でも容易に短時間で組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができるフレームキッチンの組立方法を提供する。【解決手段】金属製のパイプ材が連結されたフレームを基体とするフレームキッチン1において、金属製のパイプ材からなる少なくとも4本の支柱50と、これらの支柱50を横方向に連結する複数の横桟(51~53)とを有して自立する2つの自立ユニット5と、これらの自立ユニット5同士を連結する平面視矩形状の連結フレーム6と、を備え、自立ユニット5の連結側の側面に、それぞれ2カ所以上の締結材又は突起(ネジS1)を突設し、連結フレーム6の連結側の側面に、締結材又は突起(ネジS1)と対応する位置に締結材又は突起(ネジS1)を挿通する切欠き60bをそれぞれ2カ所以上形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、フレームキッチン及びフレームキッチンの組立方法に関する。
従来、戸建住宅やマンションなどの住宅用のキッチンは、キャビネット型のキッチンが主流であった。また、このようなキャビネット型のキッチンは、工場等で予め製作され、完成されたキッチンを戸建住宅に搬送し、所定の場所に設置されるのが一般的であった。しかし、キッチンは、近年大型化していることもあり、完成したキャビネット型のキッチンを搬入して設置する場合、戸建住宅の玄関や階段を通過するのが困難であり、搬入時にキッチンや住宅が傷つき損傷してしまう事態も発生していた。しかも、住宅地では、戸建住宅へ連絡する道路が狭く、揚重装置付きのトラックやクレーン等が侵入できず、人力で搬送しなければならないという問題もあった。また、マンションなどの集合住宅のリフォームでは、エレベータに搭載できるかが搬入の大きなカギとなっているなど、搬入時に様々な問題が発生していた。
このような問題を解決するべく、部品を輸送し現地で組み立てるノックダウン方式のキッチンも提案されるに至った。例えば、特許文献1には、上部背板を壁に取り付ける工程と、前記上部背板の上端に下端が接するように上部ボックスを前記壁に取り付ける工程と、前記上部背板から間隔を隔てて下部背板を前記壁に取り付ける工程と、前記上部背板の一部および前記下部背板の一部を覆うように下部ボックスを取り付ける工程と、前記上部ボックスの上端から前記下部背板の下端までを覆うように側板を前記上部ボックスおよび前記下部ボックスに取り付ける工程とを含むことを特徴とするノックダウン方式の収納キャビネットの組立方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0021]~[0027]、図面の図1等参照)。
特許文献1に記載の収納キャビネットの組立方法は、パネルや部品等を纏めてコンパクトな状態で梱包し、搬送し、現地で組み立てることができる。しかし、キャビネット形式の部品であるため、寸法等の規格に制約があり、住宅のキッチンも間取りに合わせて寸法等を調整することが困難であるという問題がある。また、キャビネット型のキッチンは、比較的高価であるという問題もある。
一方、近年、シンプルな機能性やデザイン性を重視したフレームや棚板など最小限のパーツで構成されたフレームキッチンも提案されている。しかし、フレームキッチンは、金属製のパイプ材が組み合わされたフレームを基体として最小限のパーツで構成されているが故、現地で組み立てる場合、連結部分が多くなり、組立作業に時間がかかるという問題があった。また、支柱材と水平材(横桟)とを接合する場合には、誰かが支持した状態でネジを軽く締め仮組み等しないと組み上げた後に歪んで棚板等が取り付けらないという問題があり、二人がかりで作業しなければならず、組立作業のコストが嵩むという問題もあった。
特開2016-133245号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、一人でも容易に短時間で組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができるフレームキッチンの組立方法を提供することにある。
請求項1に係るフレームキッチンは、金属製のパイプ材が連結されたフレームを基体とするフレームキッチンであって、金属製のパイプ材からなる少なくとも4本の支柱と、これらの支柱を横方向に連結する複数の横桟とを有して自立する2つの自立ユニットと、これらの自立ユニット同士を連結する平面視矩形状の連結フレームと、を備え、前記自立ユニットの連結側の側面には、それぞれ2カ所以上の締結材又は突起が突設され、前記連結フレームの連結側の側面には、前記突起又は前記締結材と対応する位置に前記突起又は前記締結材を挿通する切欠きがそれぞれ2カ所以上形成されており、前記自立ユニットの短辺方向には、棚板を載置する左右一対の棚受けプレートが取り付けられ、これらの棚受けプレート間には、これらの棚受けプレート同士を連結して間隔を保持する間隔保持材が架設されており、前記間隔保持材の長手方向の端部には、前記棚受けプレートに掛け止められる掛止爪が形成され、前記棚受けプレートには、前記掛止爪が差し込まれる貫通孔が穿設されていることを特徴とする。
請求項に係るフレームキッチンは、請求項に記載のフレームキッチンにおいて、前記棚受けプレートには、前記間隔保持材が接合される部分が前記間隔保持材の厚さだけ窪んだ連結凹部が形成され、この連結凹部と前記間隔保持材には、これらを貫通して連通し、棚板をネジ止め固定するためのネジ孔がそれぞれ穿設されていることを特徴とする。
第1発明及び第2発明によれば、連結フレームを装着することにより自立ユニット同士の間隔を規定して位置決めされるか、又は連結パネルを装着することにより自立ユニットとサイドパネルとの間隔を規定して位置決めされるので、一人でも容易に短時間で組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができる。
また、第1発明及び第2発明によれば、間隔保持材の長手方向の端部には、棚受けプレートに掛け止められる掛止爪が形成され、前記棚受けプレートには、前記掛止爪が差し込まれる貫通孔が穿設されているので、掛止爪を貫通孔に差し込むだけで2つの部材の間隔が所定の間隔に保持される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るフレームキッチンの完成図を示す斜視図である。 図2は、同上のフレームキッチンの天板を取り除いた支持構造を示す斜視図である。 図3は、同上のフレームキッチンの支持構造の各部構成を示す分解斜視図である。 図4(a)は、同上のフレームキッチンの自立ユニットの連結フレームとの連結側の側面を示す部分拡大斜視図であり、図4(b)は、ネジ孔付近をさらに拡大して示す部分拡大斜視図である。 図5(a)は、同上の自立ユニットと連結フレームとの連結部分を示す部分拡大図であり、図5(b)は、同上の自立ユニットと連結フレームとの連結部分をさらに拡大して示す部分拡大図である。 図6(a)は、同上の自立ユニットと連結フレームとの連結部分の各部構成を示す分解斜視図であり、図6(b)は、同上の自立ユニットと連結フレームとの連結部分をさらに拡大して示す拡大分解斜視図である。 図7は、同上の自立ユニットの下部に取り付けられた間隔保持材を主に示す部分拡大斜視図である。 図8は、同上のフレームキッチンの棚受けプレートと間隔保持材との接合部分の接合前を示す部分拡大斜視図である。 図9は、同上の棚受けプレートと間隔保持材との接合部分の接合時を示す部分拡大斜視図である。 図10は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の自立ユニット設置工程を示す工程説明図である。 図11は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法のネジ装着工程を示す工程説明図である。 図12(a)は、同上の自立ユニットと連結フレームとの連結部分のネジ付近を拡大して示す部分拡大図であり、図12(b)は、そのネジの1つをさらに拡大して示す部分拡大図である。 図13は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の連結フレーム装着工程を示す工程説明図である。 図14は、同上の連結フレームで自立ユニット同士を連結した状態を示す斜視図である。 図15は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の間隔保持材装着工程を行って、間隔保持材を棚受けプレート間に装着した状態を示す斜視図である。 図16は、本発明の第2実施形態に係るフレームキッチンの完成図を示す斜視図である。 図17は、同上のフレームキッチンの天板を取り除いた支持構造を示す斜視図である。 図18は、同上のフレームキッチンの支持構造の各部構成を示す分解斜視図である。 図19(a)は、同上の支持構造の自立ユニットの連結パネルとの連結側の側面を示す部分拡大斜視図であり、図19(b)は、同上の支持構造のサイドパネルの連結パネルとの連結側の側面を示す部分拡大斜視図である。 図20(a)は、同上の支持構造の自立ユニットと連結パネルとの連結部分を示す部分拡大図であり、図20(b)は、同上の支持構造のサイドパネルと連結パネルとの連結部分を拡大して示す部分拡大図である。 図21(a)は、同上の支持構造の自立ユニットと連結パネルとの連結部分の各部構成を示す分解斜視図であり、図21(b)は、同上の支持構造のサイドパネルと連結パネルとの連結部分の各部構成を示す分解斜視図である。 図22は、同上の支持構造の自立ユニットとサイドパネルの下部同士に架け渡された間隔保持材を主に示す部分拡大斜視図である。 図23は、同上の支持構造のサイドパネルの下桟に取り付けられた棚受けプレートと間隔保持材との接合部分の接合前を示す部分拡大斜視図である。 図24は、同上のサイドパネルの下桟に取り付けられた棚受けプレートと間隔保持材との接合部分の接合時を示す部分拡大斜視図である。 図25は、本発明の第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の自立ユニット設置工程を示す工程説明図である。 図26は、同上のフレームキッチンの組立方法のネジ装着工程を示す工程説明図である。 図27(a)は、同上のフレームキッチンの自立ユニットの連結パネルとの連結部分のネジ付近を拡大して示す部分拡大図であり、図27(b)は、同上のフレームキッチンのサイドパネルの連結パネルとの連結部分のネジ付近を拡大して示す部分拡大図である。 図28は、同上のフレームキッチンの組立方法の連結パネルである中間パネルを装着する連結パネル装着工程を示す工程説明図である。 図29は、同上のフレームキッチンの組立方法の連結パネル装着工程を行って連結パネルで自立ユニットとサイドパネルとを連結した状態を示す斜視図である。 図30は、同上のフレームキッチンの組立方法の連結パネルである前面パネルを装着する連結パネル装着工程を示す工程説明図である。 図31は、同上のフレームキッチンの組立方法の連結パネル装着工程で前面パネルを装着する前の状態を自立ユニットと連結パネルの接合部分を拡大して示す拡大斜視図である。 図32は、同上のフレームキッチンの組立方法の連結パネル装着工程で前面パネルを装着した状態を自立ユニットと連結パネルの接合部分を拡大して示す拡大斜視図である。 同上のフレームキッチンの組立方法の間隔保持材装着工程を行って、間隔保持材を棚受けプレート間に装着した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るフレームキッチン及びフレームキッチンの組立方法を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
<フレームキッチン>
先ず、図1~図8を用いて、本発明の第1実施形態に係るフレームキッチン1(以下、単にフレームキッチン1ともいう)について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るフレームキッチン1の完成図を示す斜視図であり、図2は、第1実施形態に係るフレームキッチン1の天板3を取り除いた支持構造2を示す斜視図である。また、図3は、第1実施形態に係るフレームキッチン1の支持構造2の各部構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るフレームキッチン1は、金属製のパイプ材が連結されたフレームを基体とするキッチンであり、キッチンを支持するフレームからなる支持構造2と、この支持構造2に載置された天板3と、この天板3に設置されたステンレス製のシンク4など、から構成されている。
(天板)
天板3は、木製の板材からなるキッチンカウンター30を基体とする部材である。図1に示すように、このキッチンカウンター30には、後述のシンク4をセットする矩形の穴であるシンク穴31と、図示しないコンロをセットする矩形の穴であるコンロ穴32が穿設されている。また、シンク穴31の中央付近の背面側には、水栓蛇口を取り付ける円形の貫通穴である水栓用穴33も穿設されている。なお、キッチンカウンター30は、木製の板材に限られず、ステンレス製、人造大理石製、石製等の他の板材から形成してもよいことは云うまでもない。
((支持構造))
支持構造2は、図2,図3に示すように、左右一対の自立ユニット5,5と、自立ユニット同士を連結する平面視矩形状の連結フレーム6など、から構成されている。また、キッチンの間取りに応じて、袖壁が設置されない自立ユニット5の外部側面には、目隠し用の側面パネル7を取り付けることが好ましい。
(自立ユニット)
自立ユニット5は、金属製のパイプ材からなる4本の支柱50と、これらの支柱50の上端部同士を横方向に連結する複数の横桟51,52などから平面視長方形状に組み合わされて自立するユニットとなっている。
横桟は、支柱50の上端部同士を正面側及び背面側の長手方向に連結する横桟が第1横桟51であり、支柱50の上端部同士を左右の側面側の短手方向に連結する横桟が第2横桟52であり、支柱50の中間部同士を側面側の短手方向に3段に亘って連結する横桟が第3横桟53である。
また、図1~図3に示すように、支柱50の上部及び第1横桟51の正面側には、コンロ穴32に設置されたコンロ又はシンク穴31のシンク4の配管部分を隠す前面パネル54が取り付けられている。
(連結フレーム)
連結フレーム6は、3本の鋼材からなるアングル材60と、前面側の鋼製のフラットバー61とが溶接接合されて組み合わされた平面視矩形の枠体である。
<自立ユニットと連結フレームとの連結部分>
次に、図4~図6を用いて、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分の詳細について説明する。図4(a)は、自立ユニット5の連結フレーム6との連結側の側面を示す部分拡大斜視図であり、図4(b)は、ネジ孔52a付近をさらに拡大して示す部分拡大斜視図である。また、図5(a)は、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分を示す部分拡大図であり、図5(b)は、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分をさらに拡大して示す部分拡大図である。そして、図6(a)は、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分の各部構成を示す分解斜視図であり、図6(b)は、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分をさらに拡大して示す拡大分解斜視図である。
図5,図6に示すように、連結フレーム6の自立ユニット5と連結される連結側のアングル材60の側面60aには、後述の締結材であるネジS1を挿通して掛け止める切欠き60bが形成されている。
一方、図4に示すように、自立ユニット5の連結フレーム6と連結される連結側の第2横桟52の側面には、締結材であるネジS1をネジ止め固定するネジ孔52aが穿設され、図5,図6に示すように、このネジ孔52aに締結材であるネジS1が固定されている。このため、後述のように、一人作業で自立ユニット5同士を連結フレーム6で連結することが容易に短時間で可能となる。なお、ネジ孔52aにネジS1を装着する場合を例示したが、ネジS1の代わりに所定の隙間が形成されたボタン状突起やリベットなどの突起を突設しても構わない。同様に掛け止めることができるからである。
<自立ユニットの間隔保持材>
次に、図7~図9を用いて、自立ユニット5の間隔保持材9について説明する。図7は、自立ユニット5の下部に取り付けられた間隔保持材9を主に示す部分拡大斜視図である。また、図8は、棚受けプレート8と間隔保持材9との接合部分の接合前を示す部分拡大斜視図であり、図9は、棚受けプレート8と間隔保持材9との接合部分の接合時を示す部分拡大斜視図である。
図7に示すように、自立ユニット5の短辺方向に沿って支柱50,50間に架け渡された上から2段目、3段目の左右一対の第3横桟53の内側には、棚板を載置する左右一対の棚受けプレート8,8が取り付けられている。
また、図7に示すように、これらの棚受けプレート8,8間には、これらの棚受けプレート8,8同士を連結して間隔を保持する断面コの字状の鋼材からなる間隔保持材9が架設されている。そして、図8に示すように、この間隔保持材9の長手方向の両端部には、棚受けプレート8に掛け止められる掛止爪9a,9aが形成されている。
一方、棚受けプレート8には、掛止爪9aが差し込まれる矩形状の貫通孔8aが穿設されている。このため、左右一対の棚受けプレート8,8の貫通孔8a同士に間隔保持材9の両端部の掛止爪9aが掛け止められることで第3横桟53及びこれらの第3横桟53に接合された支柱50の下端部が広がったり、狭まったりすることを防いで、短時間で容易に棚板を載置して固定することができる。
棚受けプレート8の中央部には、間隔保持材9が接合される部分が間隔保持材9の厚さだけ窪んだ連結凹部81が形成され、この連結凹部81の外側に貫通孔8aが穿設されている。このため、図9に示すように、間隔保持材9の掛止爪9aを貫通孔8aに上方から嵌め込むだけで、間隔保持材9で第3横桟53及びこれらの第3横桟53に接合された支柱50の間隔が所定の間隔に保持されるとともに、間隔保持材9の上面と棚受けプレート8の上面とが面一になって、載置する棚板に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板を棚受けプレート8上に載置することができる。
また、この連結凹部81には、棚板をネジ止め固定するためのネジ孔8bが穿設されているとともに、間隔保持材9の両端部付近の掛止爪9aの内側にも、棚板をネジ止め固定するためのネジ孔9bが穿設されている。そして、これらのネジ孔8bとネジ孔9bは、間隔保持材9の掛止爪9aを棚受けプレート8の貫通孔8aに上方から嵌め込むだけで、重なりあって連通し、下方から棚板を固定するためのビス止めが容易となる。
<フレームキッチンの組立方法>
次に、図10~図15を用いて、前述の第1実施形態に係るフレームキッチン1を組み立てる本発明の第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法について説明する。
(自立ユニット設置工程)
図10は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の自立ユニット設置工程を示す工程説明図である。図10に示すように、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、先ず、左右一対の自立ユニット5,5を所定の位置に設置する自立ユニット設置工程を行う。
但し、後述のように、連結フレーム6を嵌め込むだけで自立ユニット5,5同士の間隔が規定されるので、本工程では、一方の自立ユニット5を袖壁に沿って設置し、他方の自立ユニット5をだいたいの間隔で設置すればよく、スケール等で厳密に採寸して設置する必要がない。
(ネジ装着工程)
図11は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法のネジ装着工程を示す工程説明図であり、図12(a)は、自立ユニット5と連結フレーム6との連結部分のネジS1付近を拡大して示す部分拡大図であり、図12(b)は、そのネジS1の1つをさらに拡大して示す部分拡大図である。図11,図12に示すように、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、次に、第2横桟52の側面に穿設されたネジ孔52aに、締結材であるネジS1を装着するネジ装着工程を行う。
但し、本工程では、ネジS1をネジ孔52aに完全にねじ込むのではなく、ネジS1のネジ頭が第2横桟52に当接しないように隙間をあけて装着する。次工程で連結フレーム6を差し込むスペースを空けるためである。なお、前述のように、ネジS1の代わりに第2横桟52と所定の隙間が形成されたボタン状などの突起を突設しても構わない。
(連結フレーム装着工程)
図13は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の連結フレーム装着工程を示す工程説明図であり、図14は、連結フレーム6で自立ユニット5,5同士を連結した状態を示す斜視図である。図13,図14に示すように、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、次に、前工程で装着したネジS1のネジ頭と第2横桟52との隙間に連結フレーム6を差し込んで装着する連結フレーム装着工程を行う。
具体的には、ネジS1のネジ頭と第2横桟52との隙間に連結フレーム6のアングル材60の側面60aに形成された切欠き60bにネジS1を挿通して掛け止める。このように、ネジS1のネジ頭と第2横桟52との隙間に連結フレーム6を嵌め込むだけで自立ユニット5,5同士の間隔が規定されて位置決めされる。よって、従来のように、二人がかりで作業しなくても一人作業で支持構造2を組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができる。その後、図14に示すように、ネジS1をさらに締め込み自立ユニット5同士を連結フレーム6で連結して固定する。
(間隔保持材装着工程)
図15は、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の間隔保持材装着工程を行って、間隔保持材9を棚受けプレート8,8間に装着した状態を示す斜視図である。図7~図9及び図15に示すように、次に第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、間隔保持材9を棚受けプレート8,8間に架け渡して装着する間隔保持材装着工程を行う。
具体的には、本工程では、間隔保持材9の掛止爪9aを棚受けプレート8の貫通孔8aに上方から嵌め込んで装着する。本工程により、間隔保持材9で第3横桟53及びこれらの第3横桟53に接合された支柱50の間隔が所定の間隔に保持される。しかもこのとき、前述のように、棚受けプレート8の中央部には、間隔保持材9が接合される部分が間隔保持材9の厚さだけ窪んだ連結凹部81が形成されているので、間隔保持材9の掛止爪9aを棚受けプレート8の貫通孔8aに嵌め込むだけで、間隔保持材9の上面と棚受けプレート8の上面とが面一となる。このため、次工程で載置する棚板に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板を棚受けプレート8上に載置することができる。
その上、前述のように、間隔保持材9の掛止爪9aを棚受けプレート8の貫通孔8aに上方から嵌め込むだけで、ネジ孔8bとネジ孔9bの位置は重なりあって連通する。このため、次工程で棚板を固定するためのビス止めが容易となる。
(棚板固定工程)
その後、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、棚受けプレート8及び間隔保持材9の上に、木製の棚板を載置し、前工程で重なりあって連通したネジ孔8bとネジ孔9bを使い、タッピングビスでネジ止め固定する棚板固定工程を行う。本工程の終了により、第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法のフレームキッチン1の組立が完了する。
以上説明した本発明の第1実施形態に係るフレームキッチン1及び第1実施形態に係るフレームキッチンの組立方法によれば、ネジS1のネジ頭と第2横桟52との隙間に連結フレーム6を嵌め込むだけで自立ユニット5,5同士の間隔が規定されて位置決めされるので、従来のように、二人がかりで作業しなくても一人作業で支持構造2を組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができる。
また、第1実施形態に係るフレームキッチン1及びフレームキッチンの組立方法によれば、間隔保持材9で第3横桟53及びこれらの第3横桟53に接合された支柱50の間隔が所定の間隔に保持されるので、一人作業でも歪んだりせずに短時間で正確に支持構造2を組み上げることができる。
その上、第1実施形態に係るフレームキッチン1及びフレームキッチンの組立方法によれば、棚受けプレート8の中央部には、間隔保持材9が接合される部分が間隔保持材9の厚さだけ窪んだ連結凹部81が形成されているので、間隔保持材9の掛止爪9aを棚受けプレート8の貫通孔8aに嵌め込むだけで、間隔保持材9の上面と棚受けプレート8の上面とが面一となり、棚板B1に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板B1を棚受けプレート8上に載置することができる。
[第2実施形態]
<フレームキッチン>
先ず、図16~図24を用いて、本発明の第2実施形態に係るフレームキッチン1’(以下、単にフレームキッチン1’ともいう)について説明する。図16は、本発明の第2実施形態に係るフレームキッチン1’の完成図を示す斜視図であり、図17は、第2実施形態に係るフレームキッチン1’の天板3’を取り除いた支持構造2’を示す斜視図である。また、図18は、第2実施形態に係るフレームキッチン1’の支持構造2’の各部構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るフレームキッチン1’は、前述のフレームキッチン1と同様に、金属製のパイプ材が連結されたフレームを基体とするキッチンであり、キッチンを支持するフレームからなる支持構造2’と、この支持構造2’に載置された天板3’と、この天板3’に設置されたステンレス製のシンク4など、から構成されている。なお、第1実施形態に係るフレームキッチン1と同一構成は、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
(天板)
天板3’は、木製の板材からなるキッチンカウンター30’を基体とする部材であり、前述のキッチンカウンター30より背面の配管スペース分だけ奥行が長くなっている。図16に示すように、このキッチンカウンター30’には、前述のキッチンカウンター30と同様に、シンク4をセットする矩形の穴であるシンク穴31’と、図示しないコンロをセットする矩形の穴であるコンロ穴32’が穿設されている。また、シンク穴31’の中央付近の背面側には、水栓蛇口を取り付ける円形の貫通穴である水栓用穴33’も穿設されている。なお、キッチンカウンター30’も、木製の板材に限られず、ステンレス製、人造大理石製、石製等の他の板材から形成してもよいことは云うまでもない。
((支持構造))
支持構造2’は、図17,図18に示すように、中央の自立ユニット5’と、金属製のパイプ材からなるサイドパネル6’と、自立ユニット5’とサイドパネル6’とを連結する正面視矩形状の連結パネル7’など、から構成されている。なお、符号10’は、帯鋼板からなる連結バー10’である。
(自立ユニット)
自立ユニット5’は、金属製のパイプ材からなる4本の支柱50’と、これらの支柱50’の上端同士を左右方向に連結する第1横桟51’と、これらの支柱50’の上端同士を奥行方向に連結する第2横桟52’と、第2横桟52’の中間部同士を連結する中間パネル53’と、支柱50’の中間部同士を側面側の短手方向に3段に亘って連結する横桟が第3横桟54’など、から平面視長方形状にから組み合わされて自立するユニットとなっている。なお、中間パネル53’は、金属製のパイプ材からなる矩形状のフレームにパンチングメタルなどの目隠しプレートが取り付けられたパネルである。
(サイドパネル)
サイドパネル6’は、金属製のパイプ材からなる一対の支柱60’と、これらの支柱60’の上端同士を連結する上桟61’と、これらの支柱60’の下部同士を連結する下桟62’と、これらの上桟61’と下桟62’の中間部同士を連結する縦桟63’と、この縦桟63’と支柱60’の中間部同士を連結する中桟64’など、から構成されている。また、一方のサイドパネル6’には、目隠し用のパンチングメタルからなる目隠しパネル65’が取り付けられている。
(連結パネル)
連結パネル7’は、前方に設けられる前面パネル71’と、前述の中間パネル53’と同一平面上に設置される中間パネル72’の二種類の連結パネルからなる。前面パネル71’は、コンロ穴32’に設置されたコンロ又はシンク穴31’のシンク4の配管部分を隠す目的のパネルであり、中間パネル72’は、中間パネル53’と同様に、フレームキッチン1’の給排水の配管部分を隠す目的のパネルである。
前面パネル71’及び中間パネル72’は、いずれもフラットバーが溶接等で接合された正面視矩形状(横長な長方形状)の枠体に、パンチングメタル等の間隠しパネルが取り付けられたパネルである。
<自立ユニット及びサイドパネルと連結パネルとの連結部分>
次に、図19~図21を用いて、自立ユニット5’及びサイドパネル6’と連結パネル7’との連結部分の詳細について説明する。図19(a)は、自立ユニット5’の連結パネル7’との連結側の側面を示す部分拡大斜視図であり、図19(b)は、サイドパネル6’の連結パネル7’との連結側の側面を示す部分拡大斜視図である。また、図20(a)は、自立ユニット5’と連結パネル7’との連結部分を示す部分拡大図であり、図20(b)は、サイドパネル6’と連結パネル7’との連結部分を拡大して示す部分拡大図である。そして、図21(a)は、自立ユニット5’と連結パネル7’との連結部分の各部構成を示す分解斜視図であり、図21(b)は、サイドパネル6’と連結パネル7’との連結部分の各部構成を示す分解斜視図である。
図19(a)に示すように、自立ユニット5’の連結パネル7’と連結される連結側の中間パネル53’の側面には、締結材であるネジS1をネジ止め固定するネジ孔53a’が穿設され、図20(a),図21(a)に示すように、このネジ孔53a’に締結材であるネジS1が固定されている。
また、図19(b)に示すように、サイドパネル6’の連結パネル7’と連結される連結側の縦桟63’の側面には、締結材であるネジS1をネジ止め固定するネジ孔63a’が穿設され、図20(a),図21(a)に示すように、このネジ孔63a’に締結材であるネジS1が固定されている。
一方、図21(a),図21(b)に示すように、連結パネル7’である中間パネル72’の自立ユニット5’と連結される連結側のフラットバーからなる側面72a’及び中間パネル72’のサイドパネル6’と連結される連結側のフラットバーからなる側面72a’には、それぞれ前述のネジS1を挿通して掛け止めるL字状の切欠き72b’が形成されている。
このため、後述のように、一人作業で自立ユニット5’とサイドパネル6’とを連結パネル7’で連結することが容易に短時間で可能となる。なお、ネジ孔53a’及びネジ孔63a’にネジS1を装着する場合を例示したが、ネジS1の代わりに所定の隙間が形成されたボタン状突起やリベットなどの突起を突設しても構わない。同様に掛け止めることができるからである。
<自立ユニットとサイドパネルの間隔保持>
次に、図22~図24を用いて、自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔を保持する間隔保持材9’について説明する。図22は、自立ユニット5’とサイドパネル6’の下部同士に架け渡された間隔保持材9’を主に示す部分拡大斜視図である。また、図23は、サイドパネル6’の下桟62’に取り付けられた棚受けプレート8’と間隔保持材9’との接合部分の接合前を示す部分拡大斜視図であり、図24は、サイドパネル6’の下桟62’に取り付けられた棚受けプレート8’と間隔保持材9’との接合部分の接合時を示す部分拡大斜視図である。
図22に示すように、自立ユニット5’の支柱50’,50’間に架け渡された上から2段目、3段目の第3横桟54’の外側には、棚板B1を載置する左右一対の棚受けプレート8’,8’が取り付けられている。同様に、サイドパネル6’の下桟62’及び中桟64’の内側には、棚板B1を載置する棚受けプレート8’,8’が取り付けられている。
また、図22に示すように、これらの棚受けプレート8’,8’間には、これらの棚受けプレート8’,8’同士を連結して自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔を保持する断面コの字状の鋼材からなる間隔保持材9’が架設されている。そして、図23に示すように、この間隔保持材9’の長手方向の両端部には、棚受けプレート8’に掛け止められる掛止爪9a’,9a’が形成されている。
一方、図23に示すように、棚受けプレート8’には、掛止爪9a’が差し込まれる矩形状の貫通孔8a’が穿設されている。このため、左右一対の棚受けプレート8’,8’の貫通孔8a’同士に間隔保持材9’の両端部の掛止爪9a’が掛け止められることで自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が広がったり、狭まったりすることを防いで、短時間で容易に棚板B1を載置して固定することができる。
また、棚受けプレート8’の中央部には、間隔保持材9’が接合される部分が間隔保持材9’の厚さだけ窪んだ連結凹部81’が形成され、この連結凹部81’の外側に貫通孔8a’が穿設されている。このため、図24に示すように、間隔保持材9’の掛止爪9a’を貫通孔8a’に上方から嵌め込むだけで、間隔保持材9’で棚受けプレート8’が取り付けられた自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が所定の間隔に保持されるとともに、間隔保持材9’の上面と棚受けプレート8’の上面とが面一になって、載置する棚板B1に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板B1を棚受けプレート8’上に載置することができる。
また、この連結凹部81’には、棚板B1をネジ止め固定するためのネジ孔8b’が穿設されているとともに、間隔保持材9’の両端部付近の掛止爪9a’の内側にも、棚板B1をネジ止め固定するためのネジ孔9b’が穿設されている。そして、これらのネジ孔8b’とネジ孔9b’は、間隔保持材9’の掛止爪9a’を棚受けプレート8’の貫通孔8a’に上方から嵌め込むだけで、重なりあって連通し、下方から棚板B1を固定するためのビス止めが容易となる。
<フレームキッチンの組立方法>
次に、図25~図33を用いて、前述の第2実施形態に係るフレームキッチン1’を組み立てる本発明の第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法について説明する。
(自立ユニット設置工程)
図25は、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の自立ユニット設置工程を示す工程説明図である。図25に示すように、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、先ず、中央の自立ユニット5’を所定の位置に設置する自立ユニット設置工程を行う。
但し、後述のように、連結パネル7’を嵌め込むだけで自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が規定されるので、本工程では、スケール等で厳密に採寸して設置する必要がない。
(ネジ装着工程)
図26は、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法のネジ装着工程を示す工程説明図であり、図27(a)は、自立ユニット5’の連結パネル7’との連結部分のネジS1付近を拡大して示す部分拡大図であり、図27(b)は、サイドパネル6’の連結パネル7’との連結部分のネジS1付近を拡大して示す部分拡大図である。図26,図27に示すように、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、次に、自立ユニット5’の中間パネル53’の側面、及びサイドパネル6’の縦桟63’に穿設されたネジ孔53a‘,ネジ孔63a’に、締結材であるネジS1を装着するネジ装着工程を行う。
但し、本工程では、ネジS1をネジ孔53a’,ネジ孔63a’に完全にねじ込むのではなく、ネジS1のネジ頭が中間パネル53’や縦桟63’に当接しないように隙間をあけて装着する。次工程で連結パネル7’を差し込むスペースを空けるためである。なお、前述のように、ネジS1の代わりに中間パネル53’や縦桟63’と所定の隙間が形成されたボタン状の突起やリベットなどの突起を突設しても構わない。
(連結パネル装着工程)
図28は、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の連結パネル7’である中間パネル72’を装着する連結パネル装着工程を示す工程説明図であり、図29は、連結パネル装着工程を行って連結パネル7’で自立ユニット5’とサイドパネル6’とを連結した状態を示す斜視図である。また、図30は、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の連結パネル7’である前面パネル71’を装着する連結パネル装着工程を示す工程説明図である。そして、図31は、連結パネル装着工程で前面パネル71’を装着する前の状態を自立ユニット5’と連結パネル7’の接合部分を拡大して示す拡大斜視図であり、図32は、連結パネル装着工程で前面パネル71’を装着した状態を自立ユニット5’と連結パネル7’の接合部分を拡大して示す拡大斜視図である。
図28,図29に示すように、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、次に、前工程で装着したネジS1のネジ頭と中間パネル53’及びネジS1のネジ頭と縦桟63’の隙間に連結パネル7’を差し込んで装着する連結パネル装着工程を行う。
具体的には、ネジS1のネジ頭と中間パネル53’との隙間に中間パネル72’のフラットバーからなる側面72a’に形成されたL字状の切欠き72b’にネジS1を挿通して掛け止めるとともに、ネジS1のネジ頭と縦桟63’との隙間に中間パネル72’の側面72a’に形成されたL字状の切欠き72b’にネジS1を挿通して掛け止める。
その後、図30~図32に示すように、ネジS1のネジ頭と中間パネル53’との隙間に前面パネル71’のフラットバーからなる側面71a’に形成されたL字状の切欠き71b’にネジS1を挿通して掛け止めるとともに、ネジS1のネジ頭と縦桟63’との隙間に前面パネル71’の側面71a’に形成されたL字状の切欠き71b’にネジS1を挿通して掛け止める。勿論、連結パネル7’である中間パネル72’と前面パネル71’は、いずれを先に装着してもよいことは云うまでもない。
このように、ネジS1にL字状の切欠き71b’や切欠き72b’を嵌め込むだけで自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が規定されて位置決めされる。よって、従来のように、二人がかりで作業しなくても一人作業で支持構造2’を組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができる。その後、ネジS1をさらに締め込み自立ユニット5’とサイドパネル6’を連結パネル7’で連結して固定する。
また、中央の自立ユニット5’の図28~図32で示した逆サイド側も同様に、自立ユニット5’とサイドパネル6’を連結パネル7’で連結して固定する。
(間隔保持材装着工程)
図33は、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法の間隔保持材装着工程を行って、間隔保持材9’を棚受けプレート8’,8’間に装着した状態を示す斜視図である。図22~図24及び図33に示すように、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、次に、間隔保持材9’を棚受けプレート8’,8’間に架け渡して装着する間隔保持材装着工程を行う。
具体的には、本工程では、間隔保持材9’の掛止爪9a’を棚受けプレート8’の貫通孔8a’に上方から嵌め込んで装着する。本工程により、間隔保持材9’で棚受けプレート8’が取り付けられた自立ユニット5’の2段目、3段目の第3横桟54’と、サイドパネル6’の下桟62’及び中桟64’との間隔が保持され、それにより、自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が保持される。
しかもこのとき、前述のように、棚受けプレート8’の中央部には、間隔保持材9’が接合される部分が間隔保持材9’の厚さだけ窪んだ連結凹部81’が形成され、この連結凹部81’の外側に貫通孔8a’が穿設されているので、間隔保持材9’の掛止爪9a’を棚受けプレート8’の貫通孔8a’に嵌め込むだけで、間隔保持材9’の上面と棚受けプレート8’の上面とが面一となる。このため、次工程で載置する棚板B1に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板B1を棚受けプレート8’上に載置することができる。
その上、前述のように、連結凹部81’には、棚板B1をネジ止め固定するためのネジ孔8b’が穿設されているとともに、間隔保持材9’の両端部付近の掛止爪9a’の内側にも、棚板B1をネジ止め固定するためのネジ孔9b’が穿設されている。このため、これらのネジ孔8b’とネジ孔9b’は、間隔保持材9’の掛止爪9a’を棚受けプレート8’の貫通孔8a’に上方から嵌め込むだけで、重なりあって連通し、下方から棚板B1を固定するためのビス止めが容易となる。
その後、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、帯鋼板からなる連結バー10’など、その他のパーツをネジ止め又は嵌め込み支持構造2’を組み立てる。
(棚板固定工程)
最後に、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法では、棚受けプレート8’及び間隔保持材9’の上に、木製の棚板B1を載置し、前工程で重なりあって連通したネジ孔8b’とネジ孔9b’を使い、タッピングビスでネジ止め固定する棚板固定工程を行う。本工程の終了により、第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法のフレームキッチン1の組立が完了する。
以上説明した本発明の第2実施形態に係るフレームキッチン1’及び第2実施形態に係るフレームキッチンの組立方法によれば、ネジS1にL字状の切欠き71b’や切欠き72b’を嵌め込むだけで自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が規定されて位置決めされるので、従来のように、二人がかりで作業しなくても一人作業で支持構造2’を組み立てることができ、組立作業のコストを低減することができる。
また、第2実施形態に係るフレームキッチン’1及びフレームキッチンの組立方法によれば、間隔保持材9’で棚受けプレート8’が取り付けられた自立ユニット5’の2段目、3段目の第3横桟54’と、サイドパネル6’の下桟62’及び中桟64’との間隔が保持され、それにより、自立ユニット5’とサイドパネル6’との間隔が保持されるので、一人作業でも歪んだりせずに短時間で正確に支持構造2’を組み上げることができる。
その上、第2実施形態に係るフレームキッチン1’及びフレームキッチンの組立方法によれば、棚受けプレート8’の中央部には、間隔保持材9’が接合される部分が間隔保持材9’の厚さだけ窪んだ連結凹部81’が形成されているので、間隔保持材9’の掛止爪9a’を棚受けプレート8’の貫通孔8a’に嵌め込むだけで、間隔保持材9’の上面と棚受けプレート8’の上面とが面一となり、棚板B1に座彫り等の加工を施さずに簡単に短時間で棚板B1を棚受けプレート8上に載置することができる。
以上、本発明の実施形態に係るフレームキッチン1,1’及びフレームキッチンの組立方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態の寸法や材質等は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1,1’:フレームキッチン
2,2’:支持構造
3,3’:天板
30,30’:キッチンカウンター
31,31’:シンク穴
32,32’:コンロ穴
33,33’:水栓用穴
4:シンク
5,5’:自立ユニット
50,50’:支柱
51,51’:第1横桟(横桟)
52,52’:第2横桟(横桟)
52a:ネジ孔
53,54’:第3横桟(横桟)
53’:中間パネル
53a’:ネジ孔
54:前面パネル
6:連結フレーム
60:アングル材
60a:側面
60b:切欠き
61:フラットバー
6’:サイドパネル
60’:支柱
61’:上桟
62’:下桟
63’:縦桟
64’:中桟
65’:目隠しパネル
7:側面パネル
7’:連結パネル
71’:前面パネル
72’:中間パネル
8,8’:棚受けプレート
81,81’:連結凹部
8a,8a’:貫通孔
8b,8b’:ネジ孔
9,9’:間隔保持材
9a,9a’:掛止爪
9b,9b’:ネジ孔
10’:連結バー10
B1:棚板
S1:ネジ

Claims (2)

  1. 金属製のパイプ材が連結されたフレームを基体とするフレームキッチンであって、
    金属製のパイプ材からなる少なくとも4本の支柱と、これらの支柱を横方向に連結する複数の横桟とを有して自立する2つの自立ユニットと、
    これらの自立ユニット同士を連結する平面視矩形状の連結フレームと、を備え、
    前記自立ユニットの連結側の側面には、それぞれ2カ所以上の締結材又は突起が突設され、前記連結フレームの連結側の側面には、前記突起又は前記締結材と対応する位置に前記突起又は前記締結材を挿通する切欠きがそれぞれ2カ所以上形成されており、
    前記自立ユニットの短辺方向には、棚板を載置する左右一対の棚受けプレートが取り付けられ、これらの棚受けプレート間には、これらの棚受けプレート同士を連結して間隔を保持する間隔保持材が架設されており、
    前記間隔保持材の長手方向の端部には、前記棚受けプレートに掛け止められる掛止爪が形成され、
    前記棚受けプレートには、前記掛止爪が差し込まれる貫通孔が穿設されていること
    を特徴とするフレームキッチン。
  2. 前記棚受けプレートには、前記間隔保持材が接合される部分が前記間隔保持材の厚さだけ窪んだ連結凹部が形成され、この連結凹部と前記間隔保持材には、これらを貫通して連通し、棚板をネジ止め固定するためのネジ孔がそれぞれ穿設されていること
    を特徴とする請求項に記載のフレームキッチン。
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