JP2011127238A - ドラフト装置及びローラユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ボトムローラの表面に付着した風綿を除去するとともに、ボトムローラの近傍に溜まらないようにする。
【解決手段】ドラフト装置のボトムローラユニット30においては、サードボトムローラ22の下方に、清掃用ベルト32が配置されている。清掃用ベルト32は、ローラ51、52に巻き掛けられているとともに、ローラ51に取り付けられた板バネ53により上方に付勢されていることによって、サードボトムローラ22に押し付けられている。そして、サードボトムローラ22が回転すると、清掃用ベルト32が、サードボトムローラ22との摩擦力によって回転し、これにより、サードボトムローラ22の表面に付着した風綿が、清掃用ベルト32によって除去されるとともに搬送される。搬送された風綿は、清掃用ベルト32と接触した板状部材55によって掻き取られた後、サクションノズル60によって吸引される。
【選択図】図8

Description

本発明は、スライバを延伸しつつ搬送するドラフト装置、及び、ドラフト装置のローラユニットに関する。
トップローラとトップローラの下方に配置されたボトムローラとを備えたドラフト装置においては、これらのローラによりスライバを延伸させつつ搬送する際に、スライバの原料が綿である場合に綿糖がローラに付着し、スライバの原料が化学繊維である場合には油剤がローラに付着する。そのため、スライバを延伸させつつ搬送する際に発生する風綿が、綿糖や油剤の粘性によってローラに巻き付き、スライバの搬送を継続している間、この風綿の巻き付き量は徐々に増加していく。そして、ローラに多量の風綿が巻き付くと、糸切れや糸ムラが発生してしまう虞がある。
また、ドラフト装置においては、一般に、下方に位置配置されるボトムローラが、剛性の高い金属製のローラとなっているとともに、その表面に、その周方向に沿って配列された複数の溝が形成されている。このため、このような溝の形成されたボトムローラの表面への風綿の付着は特に顕著であり、従来、種々のクリーニング装置が提案されている。
ここで、ボトムローラをクリーニングするための機構として、特許文献1に記載のドラフト装置においては、バックボトムローラの下方に、バックボトムローラの表面に当接するスクレーパが配置されており、バックボトムローラが回転すると、バックボトムローラの表面に付着した風綿が、スクレーパによって掻き取られる。
また、特許文献2に記載のドラフト装置においては、4つのボトムローラの下方に、これら4つのボトムローラにまたがって延びているとともに、これら4つのボトムローラに接触したフェルトベルトが配置されている。フェルトベルトは駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられており、駆動プーリが正逆回転することにより、フェルトベルトが正逆回転するようになっている。そして、フェルトベルトを正逆回転させると、ボトムローラの表面に付着した風綿がフェルトベルトによってほぐし取られ、ほぐし取られた風綿は、フェルトベルトの下方にその表面に接触するように配置されたコームによって掻き取られる。
特開2006−22443号公報 特開平5−51825号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドラフト装置では、スクレーパによってボトムローラから掻き取られた風綿が、ボトムローラとの間の隙間に引っかかることで溜まってしまい、この溜まった風綿がスライバに付着し、その結果、紡績機において紡績された糸に糸欠陥が発生する虞がある。
また、特許文献2に記載のフェルトベルトは、駆動プーリの回転によって回転するものであるため、ボトムローラの下方に、フェルトベルトとともに、駆動プーリとその駆動源とを接続する例えばギアなどの伝達機構の一部をボトムローラの下方に配置する必要がある。しかしながら、ボトムローラの下方には、ボトムローラを支持する構造などが配置されるため、一般に狭いスペースしか存在せず、ボトムローラの下方に、フェルトローラを上記伝達機構の一部とともに配置するのは困難である。
本発明の目的は、下方に狭いスペースしかないボトムローラの風綿の巻き付きを防止するためのクリーニングを行うことができるとともに、クリーニングにより除去された風綿などがボトムローラの近傍に溜まらないようなドラフト装置、及び、ドラフト装置のボトムローラユニットを提供することである。
第1の発明に係るドラフト装置は、トップローラと前記トップローラの下方に配置されたボトムローラとにより構成されたローラ対と、前記ボトムローラの両端を回転自在に支持する2つのローラ支持部と、前記ボトムローラの下方に位置しており、これら2つのローラ支持部を連結する連結部とを備えたフレームと、前記ボトムローラと前記連結部との間に配置されているとともに、前記ボトムローラに押し付けられた無端状の清掃用ベルトとを備えていることを特徴とするものである。
これによると、ボトムローラが回転すると、ボトムローラの下方に配置されているとともにボトムローラに押し付けられた清掃用ベルトは、ボトムローラとの摩擦力により従動回転し、これにより、ボトムローラの表面に付着した風綿が除去される。さらに、除去された風綿は、清掃用ベルトにより、ボトムローラから離れた位置に搬送されるため、風綿がボトムローラの近傍に溜まってしまうのを防止することができる。
また、上記のとおり、清掃用ベルトは、ボトムローラとの摩擦力により回転する、外部の駆動源などと接続する必要がないものであるため、ボトムローラと連結部との間の狭い空間に、清掃用ベルト以外に、外部の駆動源とを接続する伝達機構などを配置する必要がない。したがって、ボトムローラの下方の狭い空間に清掃用ベルトを容易に配置することができる。
第2の発明に係るドラフト装置は、第1の発明に係るドラフト装置であって、前記清掃用ベルトを前記ボトムローラに向けて付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによると、付勢手段を設けることにより、清掃用ベルトを容易にボトムローラに押し付けることができる。
第3の発明に係るドラフト装置は、第2の発明に係るドラフト装置であって、前記付勢手段が、前記清掃用ベルトの内側に配置された板バネであることを特徴とするものである。
これによると、付勢手段としての板バネが清掃用ベルトの内側に配置されているので、付勢手段が清掃用ベルトの内側に配置されている場合と比較して装置をコンパクトにすることができる。
第4の発明に係るドラフト装置は、第1〜第3のいずれかの発明に係るドラフト装置であって、前記清掃用ベルトの表面に接触するように配置されており、前記清掃用ベルトの表面の付着物を掻き取る掻き取り手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによると、ボトムローラから除去されて清掃用ベルトの表面に付着した風綿などの付着物を、掻き取り手段により清掃用ベルトの表面から除去することができる。
第5の発明に係るドラフト装置は、第4の発明に係るドラフト装置であって、前記掻き取り手段が、前記フレームに設けられていることを特徴とするものである。
これによると、掻き取り手段をフレームに設けることにより、装置をコンパクトにすることができる。
第6の発明に係るドラフト装置は、第4又は第5の発明に係るドラフト装置であって、前記フレームに取り付けられており、前記清掃用ベルトの表面に接触して前記清掃用ベルトを内側に屈曲させることによって前記清掃用ベルトにテンションを付与する板状部材をさらに備えており、前記板状部材が、前記掻き取り手段を兼ねていることを特徴とするものである。
これによると、清掃用ベルトにテンションを付与する板状体部材が掻き取り手段を兼ねているため、清掃用ベルトにテンションを付与するための機構と掻き取り手段とを別々に設ける必要がなく、装置の構成を簡単にすることができる。
また、清掃用ベルトを内側に屈曲させることによって清掃用ベルトにテンションを付与しているため、清掃用ベルトを外側に押し広げることによって清掃用ベルトにテンションを付与する場合よりも清掃用ベルトをコンパクトにすることができる。
第7の発明に係るドラフト装置は、第4〜第6の発明に係るドラフト装置であって、前記清掃用ベルト走行方向に関する前記掻き取り手段の下流側に配置されているとともに、前記清掃用ベルトの走行方向と直交する方向に延びた、前記掻き取り手段により掻き取られた付着物が前記清掃用ベルトの走行方向の下流側に移動してしまうのを妨げる壁部をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによると、板状部材により掻き取られた清掃用ベルトの表面の付着物が、壁部を越えて清掃用ベルトの走行方向の下流側に移動してしまうのが妨げられるため、掻き取り手段によって掻き取られた風綿などが、ボトムローラの近傍まで移動してボトムローラの表面やスライバに付着してしまうのを防止することができる。
第8の発明に係るドラフト装置は、第7の発明に係るドラフト装置であって、前記フレームに補強用のリブが設けられており、前記リブが、前記壁部となっていることを特徴とするものである。
これによると、フレームを補強するためのリブを壁部として利用しているため、別途線要部の壁部を設ける必要がなく、装置の構成が簡単になる。
第9の発明に係るドラフト装置は、第4〜第8のいずれかの発明に係るドラフト装置であって、前記掻き取り手段により掻き取られた付着物を吸引する吸引手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによると、掻き取り手段によって掻き取られた風綿などの付着物を吸引することができる。
第10の発明に係るドラフト装置は、第1〜第8の発明に係るドラフト装置であって、前記連結部の前記ボトムローラと対向する部分に切り欠きが形成されていることを特徴とするものである。
連結部のボトムローラと対向する部分に切り欠きがないとすると、清掃用ベルトとフレームの連結部との隙間が狭くなるため、この隙間に風綿が溜まりやすく、溜まった風綿がこの隙間のすぐ上方にあるボトムローラの表面やスライバに付着してしまう虞がある。しかしながら、本発明では、連結部のボトムローラと対向する部分に切り欠きが形成されているため、清掃用ベルトの下方のボトムローラと対向する部分に比較的広い空間ができ、これにより、清掃用ベルトのボトムローラと対向する部分の下方に風綿などが溜まってしまうのを防止することができる。
第11の発明に係るローラユニットは、第1〜第10のいずれかの発明に係るローラユニットであって、前記ローラ対として、外部からスライバが供給される第1ローラ対と、前記第1ローラ対の下流側に配置されており、前記第1ローラ対との間でスライバを延伸させる第2ローラ対とを備えており、前記清掃用ベルトは、前記第2ローラ対を構成する前記ボトムローラの表面に押し付けられているとともに、前記第1ローラ対を構成する前記ボトムローラの表面から離隔していることを特徴とするものである。
ドラフト装置によりスライバを延伸させつつ搬送したとき、延伸されたスライバはほぐされることとなるが、第1ローラ対と第2ローラ対との間でスライバを延伸させた場合には、ほぐされた後のスライバが第2ローラ対を通過することとなるため、第2ローラ対には特に風綿が巻きついてしまいやすい。しかしながら、本発明では、第2ローラ対を構成するボトムローラに対して清掃用ベルトが設けられているため、風綿が巻き付きやすい当該ボトムローラに付着した風綿を清掃ベルトにより除去することができる。
一方、ボトムローラの下方の狭い空間に清掃用ベルトを配置するという観点からは、第2ローラ対を構成するボトムローラに押し付けられた清掃用ベルトを、第1ローラ対を構成するボトムローラにも接触するように配置することが有利であるが、この場合には、風綿が巻き付きやすい第2ローラ対を構成するボトムローラから除去されて清掃用ベルトに付着した風綿が、清掃用ベルトから第1ローラ対を構成するボトムローラに付着してしまう虞がある。
しかしながら、本発明では、清掃用ベルトが第1ローラ対を構成するボトムローラから離隔しているため、清掃用ベルトから当該ボトムローラに風綿が付着してしまうのが防止される。
第12の発明に係るローラユニットは、トップローラと前記トップローラの下方に配置されたボトムローラとにより構成されたローラ対のうちの少なくとも前記ボトムローラと、前記ボトムローラと前記連結部との間に配置されているとともに、前記ボトムローラに押し付けられた無端状の清掃用ベルトと、前記ボトムローラ及び前記清掃用ベルトが取り付けられたフレームとを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ボトムローラが回転すると、ボトムローラの下方に配置されているとともにボトムローラに押し付けられた清掃用ベルトは、ボトムローラとの摩擦力により従動回転し、これにより、ボトムローラの表面に付着した風綿が除去される。さらに、除去された風綿は、清掃用ベルトにより、ボトムローラから離れた位置に搬送されるため、風綿がボトムローラの近傍に溜まってしまうのを防止することができる。
また、上記のとおり、清掃用ベルトは、ボトムローラとの摩擦力により回転する、外部の駆動源などと接続する必要がないものであるため、ボトムローラと連結部との間の狭い空間に、清掃用ベルト以外に、外部の駆動源とを接続する伝達機構などを配置する必要がない。したがって、ボトムローラの下方の狭い空間に清掃用ベルトを容易に配置することができる。
本発明の実施の形態に係る紡績機を正面から見た概略構成図である。 図1のドラフト装置のローラの配置を示す側面図である。 ボトムローラユニットの斜視図である。 ボトムローラユニットを上方から見た図である。 図4からボトムローラを除いた図である。 ボトムローラユニットを下方から見た図である。 ボトムローラユニットを正面から見た図である。 図4のVIII−VIII線断面図である。 変形例1の図8相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る紡績機を正面から見た概略構成図である。図1に示すように、紡績機1においては、多数の紡績ユニット2が図1の左右方向に配列されている。各紡績ユニット2は、ドラフト装置3、紡績装置4、糸送り装置5、糸欠陥検出装置6、糸継装置7、巻取装置8などを備えている。
ドラフト装置3は、上方から送られてくるスライバSを延伸しつつ繊維束にして紡績装置4に搬送する。紡績装置4は、ドラフト装置3から搬送されてきた繊維束を空気紡績して糸Yにする。糸送り装置5は、紡績装置4において紡績された糸Yを巻取装置8に送る。糸欠陥検出装置6は、巻取装置8に送られる糸Yの糸欠陥を検出する。糸継装置7は、糸欠陥検出装置6により糸欠陥が検出されたときに、糸欠陥のある部分を切断して除去するとともに糸欠陥を除去した糸Yの糸継を行う。巻取装置8は糸送り装置5により送られてきた糸Yをボビンに巻き取ってパッケージにする。
次に、ドラフト装置3について詳細に説明する。図2は図1のドラフト装置3及びその周辺の概略構成図である。図2に示すように、ドラフト装置3は、互いに対向して配置されたトップローラとボトムローラとからなる4つのローラ対を備えている。
より詳細に説明すると、ドラフト装置3は、トップローラとして、バックトップローラ11、サードトップローラ12、エプロンベルト16が装架されたミドルトップローラ13、及び、フロントトップローラ14の4つのローラを備えている。ここで、これらのトップローラ11〜14は、例えば、少なくともその外周面が樹脂材料からなるものである。また、ボトムローラとして、バックボトムローラ21、サードボトムローラ22、エプロンベルト26が装架されたミドルボトムローラ23、及び、フロントボトムローラ24の4つのローラを備えている。ここで、これらのボトムローラ21〜24は、例えば、金属材料からなるものである。
そして、これら4つのトップローラ11〜14、及び、ボトムローラ21〜24は、それぞれ、スライバSの搬送方向上流側からこの順に並んでおり、対応するトップローラ11〜14とボトムローラ21〜24とが互いに対向している。
そして、以上のような構成を有するドラフト装置3においては、トップローラ11〜14とボトムローラ21〜24とによりスライバSを挟んだ状態で、これら4つのローラ対が互いに異なる回転速度で回転することにより、スライバSを延伸して繊維束にしたうえで紡績装置4に搬送する。なお、このとき、スライバSは、例えば、バックトップローラ11及びバックボトムローラ21と、サードトップローラ12及びサードボトムローラ22との間で3〜4倍程度に延伸され、さらに、サードトップローラ12及びサードボトムローラ22と、ミドルトップローラ13及びミドルボトムローラ23との間で、1.5〜2倍程度に延伸される。
ここで、ドラフト装置3の上記4つのボトムローラ21〜24のうち、バックボトムローラ21及びサードボトムローラ22は、以下に説明するフレーム31と一体化されてボトムローラユニット30を構成している。図3はボトムローラユニット30の斜視図である。図4はボトムローラユニット30を上方から見た図である。図5は図4からボトムローラ21、22を除いた図である。図6はボトムローラユニット30を下方から見た平面図である。図7はボトムローラユニット30の正面から見た図である。図8は図4のVIII−VIII線断面図である。
なお、図面を見やすくするため、図4、図5では、後述するフレーム31の基材41の上面のうち露出している部分に、図6では、上記基材41の下面のうち露出している部分に、それぞれハッチングを付している。また、図6では後述する清掃用ベルト32を、図8ではボトムローラ21、22に対応するトップローラ11、12及びスライバSを二点鎖線で示している。また、以下では、便宜上、図3〜図8に示すように前後、左右、上下方向を規定して説明を行う。
図3〜図8に示すように、ボトムローラユニット30は、上述のボトムローラ21、22、フレーム31及び清掃用ベルト32などを備えている。
ボトムローラ21、22には、その外周面に、それぞれ、その周方向に沿って配列された複数の溝21a、22aが形成されている。なお、ボトムローラ23、24にも、溝21a、22aと同様の溝が形成されている。
また、本実施の形態では、バックボトムローラ21とこれに対応するバックトップローラ11とにより構成されるローラ対が、スライバSが供給される、本発明に係る第1ローラ対に相当する。一方、ローラ11、21の図8における左側(下流側)に配置されたサードボトムローラ22とこれに対応するサードトップローラ12とにより構成されるローラ対が、第1ローラ対との間でスライバSを延伸させつつ搬送する、本発明に係る第2ローラ対に相当する。
フレーム31は、基材41及び2組のローラ支持部42を備えている。基材41は、平面視で略矩形となっている。また、基材41には、その前端部における略中央部に切り欠き41aが形成されている。切り欠き41aは、左右方向に関する略中央部ほどその壁面が後方に位置するような形状となっている。さらに、基材41には、その中央部よりも若干後方の部分に略矩形の貫通孔41bが形成されている。
また、基材41の下面には、フレーム31の補強用のリブ41d、41eが形成されている。より詳細に説明すると、基材41の下面には、基材41の縁の全周にわたって延びたリブ41dと、貫通孔41bの前側の部分に位置しており、左右方向に延びたリブ41eとが形成されている。
2組のローラ支持部42は、それぞれ、基材41の左前端部から上方に延びた2つのローラ支持部42a1、42a2と、基材41の右前端部から上方に延びた2つのローラ支持部42b1、42b2とからなり、ローラ支持部42a1とローラ支持部42a2、ローラ支持部42b1とローラ支持部42b2とが、それぞれ前後に並んでいる。また、ローラ支持部42a1とローラ支持部42b1、及び、ローラ支持部42a2とローラ支持部42b2とは、それぞれ、左右方向から見て互いに重なるように配置されている。
また、4つのローラ支持部42には、それぞれ、その上端部近傍に、左右方向に延びた略円形の貫通孔42cが形成されている。そして、ローラ支持部42a1、42b1の貫通孔42cには、それぞれ、バックボトムローラ21のシャフト21bの左端部及び右端部が挿通されており、ローラ支持部42a2、42b2の貫通孔42cには、それぞれ、サードボトムローラ22のシャフト22bの左端部及び右端部が挿通されている。これにより、バックボトムローラ21及びサードボトムローラ22は、ローラ支持部42により回転自在に支持されている。
また、このような構成のフレーム31は、各ボトムローラ21、22に対応して設けられており、ボトムローラの両端部を支持する2つのローラ支持部42同士(ローラ支持部42a1とローラ支持部42b1、及びローラ支持部42a2とローラ支持部42b2)が、基材41によって互いに連結されている。すなわち、本実施の形態では、基材41のうちローラ支持部42同士を連結している部分が本発明に係る連結部に相当する。
そして、ローラ支持部42a2、42b2によって回転自在に支持されたサードボトムローラ22は、上記切り欠き41aと対向するように配置される。
また、ローラ支持部42により支持されたボトムローラ21、22は、シャフト21a、21bの右端部に設けられた図示しないギアなどを介して図示しない駆動源に接続されており、ボトムローラ21、22は、この駆動源によって回転される。
清掃用ベルト32は、2つのローラ51、52に巻き掛けられた無端状のベルトであり、その前端部がサードボトムローラ22と基材41との間に配置されているとともに、この部分の表面がサードボトムローラ22の表面に接触している。
また、清掃用ベルト32が巻き掛けられた2つのローラ51、52のうち前方に位置するローラ51は、清掃用ベルト32の内部に配置された板バネ53(付勢手段)の前端部に取り付けられており、ローラ51は板バネ53によって上方に付勢されている。そして、これにより、清掃用ベルト32が、サードボトムローラ22に押し付けられる。
板バネ53は、その後端部が支持部材54に取り付けられている。支持部材54は、板バネ53が取り付けられた部分から、清掃用ベルト32の左右両側から回り込んで前方に延びており、その前端部が基材41の前面に固定されている。
一方、清掃用ベルト32が巻き掛けられた2つのローラ51、52のうち後方に位置するローラ52は、貫通孔41bの前後方向に関する略中央部と対向する部分に、ローラ51よりも下方にくるように配置されており、ローラ52の略下半分は、基材41よりも下方に位置している。これにより、清掃用ベルト32は、その後端部の一部が基材41よりも下方に位置している。
また、これにより、清掃用ベルト32は、バックボトムローラ21と対向する後端部が、サードボトムローラ22と対向する前端部よりも下方に位置することとなり、バックボトムローラ21から離隔している。
また、基材41の下面には、貫通孔31bの前端部と対向するように左右方向延びた板状部材55が取り付けられている。板状部材55は、清掃用ベルト32の表面に接触しており、清掃用ベルト32を内側に屈曲させることによって清掃ベルト32にテンションを付与している。
ここで、上述したようにドラフト装置3においてスライバSを延伸させつつ搬送する際には、スライバSの原料が綿である場合にはローラ11〜14、21〜24に綿糖が付着し、スライバSの原料が化学繊維である場合には、繊維に含まれる油剤がローラ11〜14、21〜24に付着する。そのため、スライバSを延伸させつつ搬送する際に発生する風綿が、綿糖や油剤の粘性によってローラ11〜14、21〜24に巻き付き、スライバSの搬送を継続している間、このローラ11〜14、21〜24への風綿の巻き付き量は徐々に増加していく。そして、ローラ11〜14、21〜24への風綿の巻き付き量が多くなると、糸切れや糸ムラが発生してしまう虞がある。このとき、スライバSの原料が、化学繊維に比べて繊維の長さが短い綿である場合には、スライバSを延伸させつつ搬送する際に風綿が発生しやすく、上述したような問題が特に発生しやすい。
また、上述したように、金属材料からなるボトムローラ21〜24の表面には複数の溝が形成されているため、風綿が溝に引っかかりやすい。このため、ボトムローラ21〜24に付着する風綿の量はトップローラ11〜14に比べて多くなる。
さらに、上述したようにローラ11、21とローラ12、22との間、及び、ローラ12、22とローラ13、23との間で、それぞれ、スライバSを延伸させているため、スライバSはこれらのローラの間の空間においてほぐされる。このため、スライバSはほぐされる前にローラ11、21を通過し、ほぐされた後ローラ12、22及びローラ13、23を通過することとなる。したがって、ほぐされた後のスライバSが通過するサードボトムローラ22及びミドルボトムローラ23には、風綿が巻き付きやすいと考えられる。
しかしながら、ミドルボトムローラ23にはエプロンベルト26が巻き掛けられており、スライバSは、このエプロンベルト26と、ミドルトップローラ13に巻き掛けられたエプロンベルト16とにより挟まれた状態で搬送されるため、ミドルボトムローラ23の表面に風綿が巻き付いてしまうということは起こりにくい。
以上のことから、本実施の形態のドラフト装置3では、サードボトムローラ22の表面に最も風綿が巻き付きやすい。例えば、ボトムローラユニット30においては、ボトムローラ21、22に巻き付く風綿のうち、95%程度はサードボトムローラ22に巻き付き、残りの5%程度がバックボトムローラ21に巻き付く。
これに対して、本実施形態では、サードボトムローラ22の下方に、板バネ53によってサードボトムローラ22に押し付けられた清掃用ベルト32が配置されているため、サードボトムローラ22が回転すると、清掃用ベルト32が、サードボトムローラ22との摩擦力によって回転し、サードボトムローラ22の表面に付着した風綿が除去される。これにより、サードボトムローラ22への風綿の巻き付きが防止される。
さらに、サードボトムローラ22の表面から除去された風綿は、清掃用ベルト32によって後方に(サードボトムローラ22から離隔した位置に)搬送される。これにより、サードボトムローラ22から除去された風綿が、サードボトムローラ22の近傍に溜まってスライバSに付着しまうのが防止され、その結果、紡績装置4において紡績される糸Yに糸欠陥が発生してしまうのを防止することができる。
また、サードボトムローラ22には、上述したようにその表面に複数の溝22aが形成されているため、風綿22aが溝22aに引っかかりやすい。そこで、本実施の形態では、板バネ53により、清掃用ベルト32をサードボトムローラ22に強く押し付けている。これにより、サードボトムローラ22の表面に付着した風綿は、確実に清掃用ベルト32によって除去される。
また、上述したように、サードボトムローラ22の下方には基材41(連結部)が位置しており、サードボトムローラ22と基材41との間の隙間は比較的狭いものとなるが、清掃用ベルト32は、サードボトムローラ22の回転時にサードボトムローラ22との摩擦力によって回転するものであるため、このような狭い隙間に、清掃用ベルト32以外に、清掃用ベルト32を外部の駆動源と接続するためのギア等を配置する必要がない。したがって、清掃用ベルト32を容易に配置することができる。
さらに、清掃用ベルト32ををサードボトムローラ22に向けて付勢するための付勢手段としての板バネ53が、清掃用ベルト32の内側に配置されているため、付勢手段が清掃用ベルト32の外側に配置されている場合と比較して、装置をコンパクトにすることができる。
加えて、板状部材55により清掃用ベルト32を内側に屈曲させることによって清掃用ベルト32にテンションを付与しているため、清掃用ベルト32を外側に押し広げることによって清掃用ベルト32にテンションを付与する場合に比べて、清掃用ベルト32をコンパクトに走行させることができる。
また、サードボトムローラ22に押し付けられた清掃用ベルト32は、上述したように、バックボトムローラ21から離隔しているため、サードボトムローラ22から除去されて清掃用ベルト32に付着した風綿が、バックボトムローラ21に付着してしまうのを防止することができる。
なお、ボトムローラ21、22と基材41との間には狭い隙間しかないが、本実施の形態では、上述したように、基材41に貫通孔41bを形成するとともに、貫通孔41bと対向する位置に配置された、清掃用ベルト32が巻き掛けられるローラ52を、基材41よりも下方に配置することによって、清掃用ベルト32がバックボトムローラ21に接触しないようにしている。
そして、搬送された風綿は、清掃用ベルト32の風綿が付着した部分が、板状部材55と接触する位置にきたときに、板状部材55によって掻き取られる。ここで、本実施の形態では、清掃用ベルト32にテンションを付与するための板状部材55により清掃用ベルト32に付着した風綿が掻き取られるため、清掃用ベルト32にテンションを付与するための機構と、本発明に係る掻き取り手段とを別々に設ける必要がなく装置の構成を簡単にすることができる。
また、板状部材55の前方(清掃用ベルト32の走行方向に関する下流側)には、上述の上下方向(清掃用ベルト32の走行方向と直交する方向)に延びたリブ41eが配置されているため、板状部材55により掻き取られた風綿は、リブ41eより前方(清掃用ベルト32の走行方向の下流側)に移動してしまうのが妨げられ、ローラ52、板状部材55及びリブ41eに囲まれた空間Rに溜まることとなる。これにより、板状部材55により掻き取られた風綿が、サードボトムローラ22の近傍まで移動してしまうのが防止され、サードボトムローラ22の表面やスライバSに風綿が付着してしまうのが防止される。また、基材41を補強するためのリブ41eが本発明に係る壁部となっているため、リブ41eとは別に壁部を設ける必要がなく、装置の構成が簡単になる。
また、この空間Rには、サクションノズル60(吸引手段)の吸引口60aが配置されており、空間Rに溜まった風綿などはサクションノズル60によって吸引される。これにより、サードボトムローラ22から除去された風綿は、サクションノズル60により効率よく吸引される。なお、サクションノズル60による風綿の吸引は、常時行ってもよいし、間欠的に行ってもよい。
また、清掃用ベルト32は、上述したように、サードボトムローラ22と基材41との間の比較的狭い隙間に配置されているため、基材41に切り欠き41aが形成されていないとすると、清掃用ベルト32と基材41との間の隙間が非常に狭いものとなり、この隙間に風綿が溜まってしまう虞がある。そして、この隙間に風綿が溜まってしまうと、溜まった風綿が、この隙間のすぐ上方にあるサードボトムローラ22の表面やスライバSに付着してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態では、基材41のサードボトムローラ22と対向する部分に切り欠き41aが形成されているため、清掃用ベルト32の下方の隙間が広くなり、風綿が溜まってしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態では、ボトムローラ21、22と清掃用ベルト32とがフレーム30と一体化されてボトムローラユニット30を構成しているため、ドラフト装置3の長期間の使用などにより、ボトムローラ21、22に多量の風綿が巻き付いたり、清掃用ベルト32に多量の風綿が付着したりしたときには、ボトムローラユニット30を交換することにより、容易にボトムローラ21、22及び清掃用ベルト32の交換を行うことができる。一方、取り外されたボトムローラユニット30については、例えば分解して、ボトムローラ21、22に巻き付いた風綿や、清掃用ベルト32の表面に付着した風綿を取り除くなどすれば、再度使用可能な状態となる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものについては同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
本実施の形態では、基材41のサードボトムローラ22と対向する部分に切り欠き41aが形成されていたが、切り欠き41aは形成されていなくてもよい。
また、本実施の形態では、空間Rにサクションノズル60の吸引口60aが配置されていたが、サクションノズル60は配置されていなくてもよい。この場合には、例えば、空間Rに、ある程度の量の風綿が溜まった時点で、作業者が溜まった風綿を除去するなどすればよい。
また、本実施の形態では、清掃用ベルト32にテンションを付与するための板状部材55により、清掃用ベルト32に付着した風綿を掻き取っていたがこれには限られない。
一変形例(変形例1)では、図9に示すように、板状部材55がなく、清掃用ベルト32は、貫通孔41bの前側の縁に接触している。この場合には、清掃用ベルト32に付着した風綿は、上述の基材41の清掃用ベルト32と接触した部分によって掻き取られる。すなわち、基材41のうち貫通孔41bの前側の縁となる部分が、本発明に係る掻き取り手段となっている。
また、この場合にも、掻き取られた風綿は、リブ41eにより前方(清掃用ベルト32の移動方向の下流側)に移動してしまうのが妨げられる。
また、掻き取り手段は、上述の実施の形態の板状部材55や、変形例1の基材41の一部のように、フレーム30に設けられていることには限られず、フレーム30の外部に設けられたものであってもよい。
さらには、清掃用ベルト32の表面に付着した風綿を掻き取る掻き取り手段は設けられていなくてもよい。例えば、清掃用ベルト32の表面に付着した風綿を直接サクションノズル60によって吸引するなどしてもよい。ただし、この場合には、清掃用ベルト32の表面に付着した風綿を確実に吸引するためには、サクションノズル60の吸引力を本実施の形態の場合よりも強くする必要がある。
また、本実施の形態では、基材41を補強するためのリブ41eが板状部材55に掻き取られた風綿が前方に移動してしまうのを防止するための壁部となっていたが、これには限られず、清掃用ベルト32の走行方向の下流側への風綿の移動を妨げるための専用の壁部が設けられていてもよい。また、この場合には、壁部は基材41に設けられたものでなく、基材41の外部に配置されたものであってもよい。
さらには、例えば、サクションノズル60が常時風綿の吸引を行っており、板状部材55に掻き取られた風綿が直ちにサクションノズル60に吸引されるような場合には、壁部は設けられていなくてもよい。
また、サクションノズル60の位置は、本実施の形態の位置には限られず、例えば、サードボトムローラ22近傍の風綿を確実に吸引するという観点から、サードボトムローラ22の近傍にサクションノズル60を配置するなどしてもよい。
また、本実施の形態では、清掃用ベルト32の内側に配置された板バネ53によって清掃用ベルト32がサードボトムローラ22に向けて付勢されていたが、例えば、清掃用ベルト32の下方に配置されたバネなど、他の付勢手段によって清掃用ベルト32がサードボトムローラ22に向けて付勢されていてもよい。
さらには、清掃用ベルト32をサードボトムローラ22に向けて付勢する付勢手段が設けられることによって、清掃用ベルト32がサードボトムローラ22に押し付けられることには限られない。例えば、フレーム31が、清掃用ベルト32及びサードボトムローラ22がフレーム31に取り付けられた時点で、清掃用ベルト32とサードボトムローラ22とが互いに押し付けられた状態となるように構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、サードボトムローラ22に対してのみ清掃用ベルト32が設けられていたが、他のボトムローラ21、23、24に対して清掃用ベルトが設けられていてもよい。また、清掃用ベルトが複数のボトムローラに対して設けられる場合、1つのボトムローラに対して1つの清掃用ベルトが設けられることには限られず、1つの清掃用ベルトが、複数のボトムローラにまたがるように配置されていてもよい。
また、本実施の形態では、ボトムローラユニット30が、4つのボトムローラ21〜24のうち、2つのボトムローラ21、22を備えたものとなっていたが、ボトムローラユニット30は、清掃用ベルトが押し付けられたボトムローラを少なくとも1つ含む、1又は3以上のボトムローラを備えたものとなっていてもよい。さらには、ローラとしてボトムローラのみを備えたボトムローラユニットとすることには限られず、ボトムローラに加えて、トップローラを備えたローラユニットとしてもよい。
3 ドラフト装置
11 バックトップローラ
12 サードトップローラ
21 バックボトムローラ
22 サードボトムローラ
30 ボトムローラユニット
31 フレーム
32 清掃用ベルト
41 基材
41a 切り欠き
41e リブ
42 ローラ支持部
53 板バネ
55 板状部材

Claims (12)

  1. トップローラと前記トップローラの下方に配置されたボトムローラとにより構成されたローラ対と、
    前記ボトムローラの両端を回転自在に支持する2つのローラ支持部と、前記ボトムローラの下方に位置しており、これら2つのローラ支持部を連結する連結部とを備えたフレームと、
    前記ボトムローラと前記連結部との間に配置されているとともに、前記ボトムローラに押し付けられた無端状の清掃用ベルトとを備えていることを特徴とするドラフト装置。
  2. 前記清掃用ベルトを前記ボトムローラに向けて付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のドラフト装置。
  3. 前記付勢手段が、前記清掃用ベルトの内側に配置された板バネであることを特徴とする請求項2に記載のドラフト装置。
  4. 前記清掃用ベルトの表面に接触するように配置されており、前記清掃用ベルトの表面の付着物を掻き取る掻き取り手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のドラフト装置。
  5. 前記掻き取り手段が、前記フレームに設けられていることを特徴とする請求項4に記載のドラフト装置。
  6. 前記フレームに取り付けられており、前記清掃用ベルトの表面に接触して前記清掃用ベルトを内側に屈曲させることによって前記清掃用ベルトにテンションを付与する板状部材をさらに備えており、
    前記板状部材が、前記掻き取り手段を兼ねていることを特徴とする請求項4又は5に記載のドラフト装置。
  7. 前記清掃用ベルト走行方向に関する前記掻き取り手段の下流側に配置されているとともに、前記清掃用ベルトの走行方向と直交する方向に延びた、前記掻き取り手段により掻き取られた付着物が前記清掃用ベルトの走行方向の下流側に移動してしまうのを妨げる壁部をさらに備えていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のドラフト装置。
  8. 前記フレームに補強用のリブが設けられており、
    前記リブが、前記壁部となっていることを特徴とする請求項7に記載のドラフト装置。
  9. 前記掻き取り手段により掻き取られた付着物を吸引する吸引手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載のドラフト装置。
  10. 前記連結部の前記ボトムローラと対向する部分に切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のドラフト装置。
  11. 前記ローラ対として、
    外部からスライバが供給される第1ローラ対と、
    前記第1ローラ対の下流側に配置されており、前記第1ローラ対との間でスライバを延伸させる第2ローラ対とを備えており、
    前記清掃用ベルトは、前記第2ローラ対を構成する前記ボトムローラの表面に押し付けられているとともに、前記第1ローラ対を構成する前記ボトムローラの表面から離隔していることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のドラフト装置。
  12. トップローラと前記トップローラの下方に配置されたボトムローラとにより構成されたローラ対のうちの少なくとも前記ボトムローラと、
    前記ボトムローラの両端を回転自在に支持する2つのローラ支持部と、前記ボトムローラの下方に位置しており、これら2つのローラ支持部を連結する連結部とを備えたフレームと、
    前記ボトムローラと前記連結部との間に配置されているとともに、前記ボトムローラに押し付けられた無端状の清掃用ベルトとを備えていることを特徴とするドラフト装置のローラユニット。
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