JP2016038050A - 潤滑油除去回収装置及び乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑部位の摩耗の発生を抑制し、構成部材の定期的な交換をなくすと共に、トラスや周辺部への潤滑油の飛散を防止する。【解決手段】踏段チェーン1に供給される過剰の潤滑油を除去し、回収する潤滑油除去回収装置7であって、踏段チェーン1が連結部1Aで連結された前軸5に揺動可能に設けられた貯蔵タンク7−3と、踏段チェーン1に供給された潤滑油の余剰分(余剰油6)を貯蔵タンク7−3に導く流入体7−2と、貯蔵タンク7−3内に貯蔵された余剰油6を外部に排出するための排油口7−4と、貯蔵タンク7−3に設けられ、排油口7−4を排油不能位置に保持するための錘7−5と、を備え、流入体7−2によって貯蔵タンク7−3内に導いて貯蔵した余剰油6を、貯蔵タンク7−3を傾けることにより排油口7−4から排出して回収する。【選択図】図4
Description
本発明は、潤滑油除去回収装置及び乗客コンベアに係り、さらに詳しくは、乗客コンベアに使用されるチェーンなどの無端状駆動力伝達機構に供給した潤滑油のうちの余剰油を除去し、回収する潤滑油除去回収装置及びこの潤滑油除去回収装置を備えた乗客コンベアに関する。
一般にエスカレーターなどの乗客コンベアでは、駆動部が円滑に駆動するように、定期的に踏段チェーンに適量の潤滑油が供給されている。乗客コンベア、例えばエスカレーターは無端状に連結された複数の踏段を備えており、この踏段は後輪ローラと踏段チェーンに連結した前輪ローラとを備えている。このようなエスカレーターでは、踏段の踏面を水平に動かすため、上部と下部の水平部と水平部から傾斜部に移る部分において、前輪ローラと後輪ローラの軌跡をそれぞれ変えるようにレールが配置されている。これに対し、傾斜部は前輪と後輪の軌跡が同じであることから、製作時の作業性を考慮し一体構造のレールを用いている。傾斜部にこのような一体構造のレールを採用していることから、チェーンに供給した潤滑油が必要以上に供給された場合、余剰分が傾斜部のレールに滴下し、滴下した潤滑油は一体構造のレールを伝わり、踏段近傍まで誘導されてしまう。その結果、踏段が潤滑油で汚損されてしまう。
これを放置すれば外観を損なうばかりでなく、利用者の靴や服を汚してしまい、あるいは、利用者が転倒する原因にもなり得る。このような汚損や転倒の発生を防止するため、例えば、特開平8−113459号公報(特許文献1)には、踏段と、踏段を駆動する踏段駆動チェーンと、踏段駆動チェーンに潤滑油を供給する手段と、を備えるエスカレーターにおいて、踏段駆動チェーンに当接又は近接配設され踏段駆動チェーン又はその近傍の部材から潤滑油を拭い取る部材を備えた油汚れ防止装置付エスカレーターが記載されている。
しかし、前記公知技術では、前記部材が絶えず踏段チェーンと接触しているため、潤滑部位である接触部の摩擦による摩耗が発生するおそれがあり、また、構成部材の定期的な交換を必要とする。さらに、余剰油が過剰にあった場合は、除去装置を通過する前にトラスや周辺部に油が飛散し、当該部位を汚損するおそれもある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、潤滑部位の摩耗の発生を抑制し、構成部材の定期的な交換をなくすと共に、トラスや周辺部への潤滑油の飛散を防止することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、回転駆動手段により駆動される無端状の駆動力伝達部材に供給される過剰の潤滑油を除去し、回収する潤滑油除去回収装置であって、前記駆動力伝達部材が連結部で連結された軸部材に揺動可能に設けられた貯蔵タンクと、前記駆動力伝達部材に供給された潤滑油の余剰分(余剰油)を前記貯蔵タンクに導く導油部材と、前記貯蔵タンク内に貯蔵された潤滑油を外部に排出するための排油口と、前記排油口を排出不能位置に保持するための錘と、を備え、前記導油部材によって前記貯蔵タンク内に導いて貯蔵した余剰油を、当該貯蔵タンクを傾けることにより前記排油口から排出して回収することを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、潤滑部位の摩擦による摩耗の発生を防止し、構成部材の定期的な交換をなくすことができる。また、過剰な余剰油のトラスや周辺部への飛散を防止することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る乗客コンベアとしてのエスカレーターの側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。これらの図において、エスカレーターESは、踏段チェーン1、踏段2、前輪3、後輪4、前輪レール10、後輪レール11、傾斜部レール12及びフレーム15から基本的に構成されている。
踏段チェーン1は無端状に構成され、駆動側スプロケット16と従動側スプロケット17との間に掛け渡され、駆動側スプロケット16を駆動モータ18で駆動することにより両者間で周回運動を行う。踏段2は踏段チェーン1に等間隔で配置されている。前輪3は前軸5の先端部に回転自在に取り付けられている。前軸5は踏段2から前輪3側に延び、その先端に前輪3が取り付けられ、前輪3と踏段2の間に踏段チェーン1の連結部1Aが設けられている。すなわち、前輪3は、踏段チェーン1が取り付けられた前軸5の両端にそれぞれ回転自在に取り付けられ、踏段チェーン1及び踏段2の移動に伴って一体に移動する。後輪4は踏段2の前輪3と相対する端部に配置されている。前輪レール10は前輪3を保持し、踏段2を誘導する。後輪レール11は後輪4を保持し、踏段2を誘導する。傾斜部レール12は前輪レール10と後輪レール11を一体に接続し、踏段2を誘導する。そして、これら各部はフレーム15の内部に納められている。
このような構成を有するエスカレーターESにおいては、踏段チェーン1に適量の潤滑油を定期的に供給して円滑に駆動するようにしている。なお、エスカレーターES自体の構成は公知であり、図1ないし図3に示された各部は全て公知であるので、ここでは、エスカレーターESの機構の詳細についての説明は割愛する。
なお、図2は、踏段チェーン1に潤滑油を供給し、供給過剰となって傾斜部レール12から踏段2に過剰の潤滑油(潤滑油の余剰分:余剰油6)が滴下し、踏段2を汚損している状態を模式的に示す。この状態が、従来技術の問題点である。
図4は本実施形態に係るエスカレーターESの前軸5の部分を中心に示す要部断面図、図5は潤滑油除去回収装置7の詳細を示す図で、同図(a)は一部を断面した正面図、同図(b)は斜視図である。
潤滑油除去回収装置7は、図4及び図5(a)に示すように、踏段チェーン1と踏段2との間の前軸5に回転可能に設けられている。潤滑油除去回収装置7は、中空孔7−1、流入体7−2、貯蔵タンク7−3、排油口7−4、錘7−5及び突起部7−6を備えている。中空孔7−1は潤滑油除去回収装置7を前軸5に通すための孔であり、潤滑油除去回収装置7が回転可能若しくは揺動可能に軸方向に位置決めされた状態で前軸5に装着される。流入体7−2は、余剰油を潤滑油除去回収装置7の貯蔵タンク7−3内に導いて貯蔵タンク7−3内に一時的に貯蔵させるためのものである。流入体7−2は毛管現象によって余剰油を貯蔵タンク7-3側に回収するため、例えば天然繊維を用いても良いし、例えばポリプロピレン製シートの様に親油性の高い樹脂繊維を用いても良い。また、中空孔7−1より踏段チェーン1側は親油性、中空孔7−1内部は粗油性という複合素材の構成にして流入効率を上げたものにしても良い。
貯蔵タンク7−3は、図5(b)に示すように軸方向に直角に断面したときに円環状の筒体を2つ割りした形状に形成され、円環状の筒体の内部が余剰油6の貯蔵空間となる。そのため、流入体7−2から流入してきた余剰油6は、この円環状の筒体の内部の貯蔵空間7−3b内に一時的に貯蔵される。排油口7−4は、貯蔵タンク7−3の円環状の筒体の両上縁部の両側面に形成された矩形の開口であり、貯蔵した余剰油6を外部へ排出するためのものである。
錘7−5は、貯蔵タンク7−3の外部下端に設けられ、外力が作用しない初期状態のときには、貯蔵タンク7−3の下端部(錘取り付け部)を常に鉛直下方向に位置させ、排油口7−4を上方(溜まった余剰油6の油面より上位の位置)に保持するためのものである。すなわち、エスカレーターESの踏段2は図1に示したように踏段チェーン1と一体に周回運動をしているので、周回運動の途中で貯蔵タンク7−3が傾き、回収した余剰油6が意図しない箇所で排油口7−4から外部に漏出するおそれがある。そこで、この傾きを防止するため錘7−5が設けられ、貯蔵タンク7−3の円筒部の中央部が常に鉛直下方に位置するようにしている。
突起部7−6は、貯蔵タンク7−3に貯蔵された余剰油を排油口7−4から排出する際に、潤滑油除去回収装置7本体を回転させ、溜まった余剰油6の油面より下位に排油口7−4を位置させるためのものである。
潤滑油除去回収装置7では、流入体7−2の一端は、図5(a)に示すように踏段チェー1の前軸5との連結部1Aよりも貯蔵タンク7−3側に位置し、他端は中空孔7−1を通って貯蔵タンク7−3の内部底面(錘7−5が鉛直下方に位置しているときの円筒部内面下部)7−3aまで延びている。これにより、踏段チェーン1から漏出した余剰油6は前軸5の表面に沿って流れ出し、その流れ出した余剰油6が流入体7−2によって集められる。そして、流入体7−2に沿って中空孔7−1を通り、貯蔵タンク7−3に至り、貯蔵タンク7−3の円筒部の内部底面7−3aに溜まる。溜まった余剰油6は、後述するが、踏段2が回転移動する間に、貯蔵タンク7−3を傾け、排油口7−4が余剰油6の油面より下に位置すれば、排油口7−4から流出し、余剰油を周囲に飛散させずに回収することができる。
図6、図7及び図8は、潤滑油除去回収装置7によって集められた余剰油6を排出・回収する動作の一例を示す図である。図6は潤滑油除去回収装置7が水平を維持している状態を示し、図7は潤滑油除去回収装置7が傾いた状態を示し、図8は排油後の状態をそれぞれ示す。
潤滑油除去回収装置7は、前述のように錘7−5の作用によって無負荷の状態では、錘7−5が装置の下端に位置し、例えば駆動側スプロケット16に沿って踏段2が旋回する場合においても貯蔵タンク7−3の上面7−3cが水平状態を保持するようになっている。この状態が初期状態である。一方、本実施形態では、旋回部近傍の突起部7−6の移動軌跡の一部に当接板8が設けられている。これにより踏段2が旋回運動する過程で、図7に示すように突起部7−6が予め設置した当接板8に当接すると、前軸5を中心として潤滑油除去回収装置7が回転し、貯蔵タンク7−3が傾く。そして、排油口7−4が貯蔵タンク7−3に溜った余剰油6の油面よりも下にくると、余剰油6が排油口7−4から下方に排出される。
当接板8の下方には、排油口7−4から排出された余剰油6を受ける回収タンク9が予め設けられており、貯蔵タンク7−3に回収された余剰油6は図7に示すようにして回収タンク9に回収される。余剰油6を排出した潤滑油除去回収装置7は、図8に示すように錘7−5の自重により初期状態に戻り、余剰油6の回収を再開する。このようにして、潤滑油除去回収装置7は、踏段2とともに周回運動する間に、踏段チェーン1から余剰油6を回収し、さらに回収タンク9に排出する動作を自動的に繰り返し行う。
なお、潤滑油除去回収装置7が当接板8に接触しないように、かつ、排油口7−4から貯蔵タンク7−3内の余剰油6が全て排出されるように、突起部7−6の長さと、当接板8の接触部の長さ及び形状が予め設定されている。
図9は回収タンク9の設置位置の一例を示す図である。当接板8や回収タンク9はどこに設置しても良いが、例えばエスカレーターESであれば図9に示すように上部及び下部機械室19,20内に設置すると、保全の際に余剰油6の回収状況が容易に確認でき、余剰油6の回収及び後処理も容易に行うことができる。また、エスカレーターESの昇降いずれの運転方向にも対応することができる。
また、本実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレーターESを例にとって説明したが、本発明は、乗客コンベアのみならず、チェーンあるいはコックドベルトのような無端状の駆動力伝達手段を使用して駆動力を伝達して人や物を搬送するものであって、潤滑油を使用するものに適用することができる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。なお、以下の説明では、本実施形態の各部について、特許請求の範囲における各構成要素をかっこ書きで示し、若しくは参照符号を付し、両者の対応関係を明確にした。
(1) 駆動モータ18(回転駆動手段)により駆動される踏段チェーン1(無端状の駆動力伝達部材)に供給される過剰の潤滑油を除去し、回収する潤滑油除去回収装置7であって、踏段チェーン1が連結部1Aで連結された前軸5(軸部材)に揺動可能に設けられた貯蔵タンク7−3と、踏段チェーン1に供給された潤滑油の余剰分(余剰油6)を貯蔵タンク7−3に導く流入体7−2(導油部材)と、貯蔵タンク7−3内に貯蔵された余剰油6を外部に排出するための排油口7−4と、貯蔵タンク7−3に設けられ、排油口7−4を排油不能位置に保持するための錘7−5と、を備え、流入体7−2によって貯蔵タンク7−3内に導いて貯蔵した余剰油6を、貯蔵タンク7−3を傾けることにより排油口7−4から排出して回収するので、従来技術同様の余剰油回収効果が得られ、さらに踏段チェーン1と前軸5の潤滑部位の摩擦による摩耗の防止及び構成部材の定期的な交換作業が不要となる。また、余剰抽6が過剰にあった場合の周辺部への余剰油6の飛散及び汚損を防止することができる。
(2) 前記(1)における流入体7−2(導油部材)が、一端が連結部1A側の前軸5(軸部材)表面に、他端が貯蔵タンク7−3内にそれぞれ位置するように配置されているので、連結部1Aに過剰に供給され、前軸5表面に流れ出した潤滑油(余剰油6)を確実に貯蔵タンク7−3内に導くことができる。
(3) 前記(2)における流入体7−2(導油部材)の他端は、貯蔵タンク7−3の前軸5(軸部材)へ取り付けるための中空孔7−1(取り付け部の空隙)を通って貯蔵タンク7−3内に位置するので、貯蔵タンク7−3に特別な加工を施さずに確実に余剰油6を貯蔵タンク7-3内に導くことができる。
(4) エスカレーターES(乗客コンベア)が、前記(1)に記載の潤滑油除去回収装置を備えているので、エスカレーターESにおいて、従来技術同様の余剰油回収効果が得られ、さらに潤滑部位の摩擦による摩耗の防止及び構成部材の定期的な交換作業が不要となる。また、余剰油6が過剰にあった場合のトラスや周辺部への余剰油6の飛散及び汚損を防止することができる。
(5) 前記(4)において、無端状の駆動力伝達部材が踏段2を前輪レール10、後輪レール11及び傾斜部レール12(案内部材)に沿って周回駆動するための踏段チェーン1であり、軸部材が踏段2と前輪レール10上を転動する前輪3(転動部材)とを連結する前軸5であり、貯蔵タンク7−3は踏段チェーン1の連結部1Aと踏段2との間の前軸5に装着されているので、過剰な余剰油6を貯蔵タンク7−3内に確実に回収することができる。
(6) 前記(4)又は(5)において、貯蔵タンク7−3の上部に設けられ、貯蔵タンク7−3を傾けるための突起部7−6(突出部材)を当該貯蔵タンク7−3の上部に設け、突起部7−6の周回軌跡上に配置された当接板8(当接部材)に突起部7−6が当接することにより貯蔵タンク7−3を傾けて排油口7−4から余剰油6を排出するので、余剰油6の回収を踏段2の周回動作に伴って自動的に行うことができる。
(7) 前記(6)において、前記当接板8の下部に、排油口7−4から排出された余剰油6を受ける回収タンク9をさらに備えたので、余剰油6の回収は回収タンク9を取り換えることにより、容易に行うことができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 踏段チェーン(無端状の駆動力伝達部材)
1A 連結部
2 踏段
3 前輪
4 後輪
5 前軸
6 余剰油
7 潤滑油除去回収装置
7−1 中空孔
7−2 流入体(導油部材)
7−3 貯蔵タンク
7−4 排油口
7−5 錘
7−6 突起部(突出部材)
8 当接板(当接部材)
9 回収タンク
10 前輪レール(案内部材)
11 後輪レール(案内部材)
12 傾斜部レール(案内部材)
1A 連結部
2 踏段
3 前輪
4 後輪
5 前軸
6 余剰油
7 潤滑油除去回収装置
7−1 中空孔
7−2 流入体(導油部材)
7−3 貯蔵タンク
7−4 排油口
7−5 錘
7−6 突起部(突出部材)
8 当接板(当接部材)
9 回収タンク
10 前輪レール(案内部材)
11 後輪レール(案内部材)
12 傾斜部レール(案内部材)
Claims (7)
- 回転駆動手段により駆動される無端状の駆動力伝達部材に供給される過剰の潤滑油を除去し、回収する潤滑油除去回収装置であって、
前記駆動力伝達部材が連結部で連結された軸部材に揺動可能に設けられた貯蔵タンクと、
前記駆動力伝達部材に供給された潤滑油の余剰分を前記貯蔵タンクに導く導油部材と、
前記貯蔵タンク内に貯蔵された潤滑油を外部に排出するための排油口と、
前記排油口を排出不能位置に保持するための錘と、
を備え、
前記導油部材によって前記貯蔵タンク内に導いて貯蔵した余剰油を、当該貯蔵タンクを傾けることにより前記排油口から排出して回収することを特徴とする潤滑油除去回収装置。 - 請求項1に記載の潤滑油除去回収装置であって、
前記導油部材は、一端が前記連結部側の軸部材表面に、他端が前記貯蔵タンク内にそれぞれ位置するように配置されていることを特徴とする潤滑油除去装置。 - 請求項2に記載の潤滑油除去装置において、
前記導油部材の他端は、前記貯蔵タンクの前記軸部材への取り付け部の空隙を通って前記貯蔵タンク内に位置することを特徴とする潤滑油除去装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の潤滑油除去回収装置を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
- 請求項4に記載の乗客コンベアであって、
前記無端状の駆動力伝達部材が踏段を案内部材に沿って周回駆動するための踏段チェーンであり、
前記軸部材が前記踏段と前記案内部材上を転動する転動部材とを連結する前軸であり、
前記貯蔵タンクは、前記踏段チェーンの連結部と前記踏段との間の前記前軸に装着されていることを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項4又は5に記載の乗客コンベアであって、
前記貯蔵タンクの上部に設けられ、前記貯蔵タンクを傾けるための突出部材と、
前記突出部材の周回軌跡上に配置された当接部材と、
を備え、
前記当接部材が前記突出部材に当接することにより前記貯蔵タンクを傾けて前記排油口から前記余剰油を排出し、回収することを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項6に記載の乗客コンベアであって、
前記当接部材の下部に、前記排油口から排出された前記余剰油を受ける回収タンクをさらに備えていることを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162661A JP2016038050A (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 潤滑油除去回収装置及び乗客コンベア |
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---|---|
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ID=55529288
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JP2014162661A Pending JP2016038050A (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 潤滑油除去回収装置及び乗客コンベア |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016038050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109357145A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-02-19 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 润滑装置及扶梯 |
JP2023109506A (ja) * | 2022-01-27 | 2023-08-08 | 東芝エレベータ株式会社 | ステップおよび乗客コンベア |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162661A patent/JP2016038050A/ja active Pending
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