JP2011126411A - Hst変速装置の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体への取付部、操作レバー、付勢力に抗して操作レバーを任意の位置で停止させる位置保持手段、HSTリンクの接続部、ブレーキリンクの接続部を備えたHST変速装置の取付構造であって、車両の左右サイドにそれぞれHST変速装置の取付部を配置し、車両の左右サイドにそれぞれHSTリンク16、ブレーキリンク17を延設可能とし、変速装置を取付部から取り外して水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替えて取付可能とした。
【選択図】図6
Description
HST無段変速装置は、Hydraulic Static Transmission(HST)、または油圧式無段変速機とも呼ばれ、油圧ポンプと油圧モータとを流体閉回路で連結し、エンジン回転数の変化で油圧ポンプ回転数を変え、油圧ポンプの吐出流体で油圧モータを回転させ、油圧モータに連結した駆動輪を駆動する構成とされ、このHSTは主変速レバーを操作して油圧ポンプ内の作動油の流量を変化させて速度の調節を行い、レバーを中立位置から前後に傾動させて、油圧ポンプ内の斜板を作動させ、油圧モータの回転を変化させ機体の走行を制御する。
このようなHSTの変速操作装置に関する技術として特開2004−114964号公報記載の技術が存在する。
それぞれの車種に応じてレバーの取付け位置等を変更する場合はレバーの設計変更が必要になる。前記特許文献1では変速操作の容易化を図った農用車両の変速操作装置が記載されているが、HSTレバーの取付け車両サイドを入れ換えることは困難である。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、変速装置を取付部から取り外して水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替え、レイアウト変更等の要請に対応可能としたHST変速装置の取付構造を提供することにある。
請求項1記載のHST変速装置の取付構造においては、変速装置を取付部から取り外して水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替えて取付可能としたので、機種、用途等の設計上の要請に応じてHSTレバーの左右の位置を入れ替えることができる。
図1は本発明を適用した乗用草刈機の側面図、図2は本発明を適用した乗用草刈機の平面図である。
図1,2に示すように乗用草刈機は前後輪1、2を備えた走行機体3と、走行機体3中央に設置された運転席4と、走行機体3の後方に搭載されたエンジン5と、走行機体3の下側に配置された刈取り装置6を備えている。
前記運転席4の前方にハンドル7が配置されている。
図3はHST変速装置を車両の左に取付けた状態の平面図、図4はHST変速装置を車両の左に取付けた状態の側面図、図5はHST変速装置を車両の左に取付けた状態の概略背面図、図6はHST変速装置を車両の右に取付けた状態の側面図、図7はHST変速装置を車両の右に取付けた状態の平面図、図8はHST変速装置を車両の右に取付けた状態の概略背面図、図9は押圧リンクの取付け状態の説明図である。
機体のフレームの左右にはボルト挿通孔に対応する取付け孔(取付部)が形成されており、着脱部13を取り外して変速装置12本体を水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替えて取付可能とされている。
本実施例では2本の挿通孔18は同一の水平ライン上に形成されており、2本の挿通孔18の中間位置に押圧リンクの傾動軸19が配置されている。この傾動軸19は車両のフレームとブラケットを貫通して取付けられるが、傾動軸19は車体フレームを貫通させずに着脱部13上に一体として突起形成することも可能である。
レバー9のロッド21には車体に取付けられたガイド25が配置されており、このガイド25は中央にL字の屈曲部が形成され、このガイド溝に沿ってロッドが通過するようになっている。
レバー9の下には変速装置本体に固定されたガイド24が配置され、このガイドにも同様のガイド溝とL字の屈曲部が形成されている。
レバー9下の中立保持機構22にレバーの取付軸26が接続され、その取付軸26と同軸上にプーリ23が配置され、レバー9の傾動と共にプーリ23が回転するようになっている。
尚、レバー9は中立保持機構22を介して取付軸26に取付けられているので、左右方向と前後方向に傾動する。
プーリ23はレバーの取付軸26に取り付けられてレバー9と共に回動する円盤体であり、プーリ23の外周にはV字溝が形成され、この外周にパッド27が当接する。
押圧リンク15の中央部は傾動軸19に取付けられて、所定の角度傾動できるようになっている。
プレート28の下端には、ボルト30に取付けられたコイルスプリング31が接続され、プレート28基部を引っ張っている。スプリング31の引っ張り力によりプレート28が傾動しパッド27がプーリ23に押し付けられ、プーリ23の回動に摩擦が付与されて中立位置への復帰を阻止する。
また、プレート28の上端にはブレーキリンク17が接続され、プレーキリンク17の作用によりプレート28上端が引っ張られ、この引っ張り力によりスプリング31の弾力に抗してパッド27を引き離す方向にプレートを傾動させる。
プレーキリンク17の作用によりスプリング31による押し付け力が解除されると、付勢力によりレバー9が中立位置に復帰して車両が停止する。
つまり、傾動軸19がプーリ23の取付軸26と同一鉛直線上に配置されているために、押圧リンク15を傾動軸19から取り外して押圧リンク15を裏返して再び傾動軸19に取り付けると、プーリ23に対する押圧リンク15の元の位置と、付け替えたプーリ23に対する押圧リンク15の位置が左右対称となる。この左右対象となることにより、変速装置12を着脱部13から取り外して水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替えて取付けた場合には、装置本体12の前後は入れ替わるが、押圧リンク15を裏返して傾動軸19に取付けることにより、HSTリンク16とブレーキリンク17の取付け位置及び取付け構造は全く同一となる。
言い換えると、HST変速装置12はサイドを入れ換えて180度の回転対称の位置に取り付けるが、従来では押圧リンク15の構造を換えなければならなかった。しかし本発明では押圧リンク15のみを表裏入れ換えて傾動軸に取り付けることにより、後述するようにHSTリンク16及びブレーキリンク17は延設可能とされているので、新たな部品を必要とせずに付け替えが可能となっている。
レバー操作またはペダル操作により、レバー側リンク34またはセンターリンク33が作動すると、その動きがトラニオンリンク32に伝達される。
レバー側リンク34はHST変速装置12のレバー9に接続されており、レバー操作により傾動がHST14に伝達される。尚、レバー側リンク34はプーリ23に接続することも可能である。
センターリンク33は車両の左右方向に配設されており、その左右端にレバー側リンク34の接続部が形成されている。そのため、変速装置12の左右サイドを入れ替えて取付ける場合には、レバー側リンク34をセンターリンク33の左右端に付け替えるのみで変速装置12とHSTリンク16を接続することができる。
このブレーキリンク17の配設構造は、前述したHSTリンクと同様にセンターリンク等を設定することにより左右両サイドへのリンク接続が可能である。
特に、本実施例では前後が入れ替わっても同一形状の円形プーリ23を採用し、さらに円形プーリの取付軸26と同一鉛直線上に押圧リンクの傾動軸19を配置したので、装置本体を180度回転対称の位置に取り付けた場合には、押圧リンク15を裏返して装置本体に適用することが可能となっており、ひいてはHST変速装置本体に対してHSTリンク16、ブレーキリンク17、コイルスプリング31を同一方向から受け入れることができ、新たな取付け部品等を必要とせずにHST変速装置の付け替えが可能となる。
例えば、前記実施例で説明した押圧リンクの形状としては、表裏を入れ換えて装着できるリンクであれば他の任意の形状を採用することができる。
2 後輪
3 走行機体
4 運転席
5 エンジン
6 刈取り装置
7 ハンドル
8 上下昇降レバー
9 HSTレバー
10 走行ペダル
11 ブレーキペダル
12 HST変速装置
13 着脱部
14 HST
15 押圧リンク
16 HSTリンク
17 ブレーキリンク
18 挿通孔
19 傾動軸
20 取っ手
21 ロッド
22 中立保持機構
23 プーリ
24 ガイド
25 ガイド
26 取付軸
27 パッド
28 プレート
29 ロッド
30 ボルト
31 コイルスプリング
32 トラニオンリンク
33 センターリンク
34 レバー側リンク
Claims (2)
- 車体への取付部、操作レバー、付勢力に抗して操作レバーを任意の位置で停止させる位置保持手段、HSTリンクの接続部、ブレーキリンクの接続部を備えたHST変速装置の取付構造であって、
車両の左右サイドにそれぞれHST変速装置の取付部を配置し、
車両の左右サイドにそれぞれHSTリンク、ブレーキリンクを延設可能とし、
変速装置を取付部から取り外して水平方向に180度回転させ、車両の左右サイドを入れ替えて取付可能としたことを特徴とするHST変速装置の取付構造。 - 前記位置保持手段はレバーと共に回転するプーリと、そのプーリの一端を押圧する押圧リンクを有しており、
その押圧リンクは、プーリの一端を押圧する押圧部、ブレーキリンクの接続部、付勢手段の接続部を備えて、傾動自在に軸支されており、
その傾動軸は変速装置の左右サイドを入れ替えて取付けた場合にプーリ外縁との位置関係において同一となる部位に配置され、
変速装置の左右サイドを入れ替えて取付けた場合に押圧リンクを裏返して傾動軸に軸支する構成とした請求項1記載のHST変速装置の取付構造。
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JP2009286309A JP5465994B2 (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | Hst変速装置の取付構造 |
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Citations (3)
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JPS59129631U (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | 株式会社クボタ | 移動農機における変速レバ−装置 |
JPS6488814A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Nissan Diesel Motor Co | Remote control device for transmission |
JPH01190553A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-31 | Kubota Ltd | 作業車の変速操作構造 |
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2009
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