JP2011124810A - デジタルカメラ及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高画素なデジタルカメラでも限られたメモリ容量で高画質な画像を得ることができるようにする。
【解決手段】 RAWデータを書き込むRAWデータ記憶領域(203)、画像データを書き込む画像データ記憶領域(204)、及び圧縮データを書き込む分割された圧縮データ記憶領域(205、206)とをメモリ上に有し、圧縮データ記憶領域(205)への圧縮データの書込みと、圧縮データ記憶領域(206)に書き込まれている圧縮データの記録媒体への書込みとを、並列的に実行するように制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラにおけるデータ記憶の制御技術に関する。
撮影画像の圧縮処理により生成されるJPEGファイル等の圧縮データをイメージメモリに一旦記憶してその後で最終的な記録先である記録媒体に画像を出力するよう構成したデジタルカメラが知られている。その従来技術として特許文献1があり、イメージメモリを分割した各領域のデータを複数個の圧縮伸長器で並行して処理することにより高速処理を行う画像データ処理装置を開示する。この装置はイメージメモリの分割数を圧縮伸張器の数より多くする構成であり、これにより圧縮伸張器の稼動効率が向上しイメージメモリ全体の処理を終えるまでの時間を短縮させることができる。
特開平6−6612号公報
安価なデジタルカメラを実現するためには全体制御プログラムや画像の一時記憶に用いられるDRAMの容量を増やさないようにする必要がある。しかし、高画質を目指してイメージセンサーの画素数を増やすとそれだけ1画面の画像のデータ量も増加するので、DRAMの容量が不足してくる。この場合、DRAMの容量を増やさないのであれば、イメージメモリに割り当てる容量を減らす対応をすることになる。ここで従来の記憶方法のままだと、容量を減らしたイメージメモリに記憶させるために、JPEGファイルを高い圧縮率で生成する必要がある。このため、高画質を目指して高画素化したにも関わらず、高い圧縮率を設定することにより最終的に得られる画像の画質が悪化するという結果になってしまう。この状況を回避するためには、高画素化に伴って大容量のDRAMを利用する必要があり、そうすると結局、安価かつ高画質なデジタルカメラを実現することができなくなる。
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、高画素なデジタルカメラでも限られたメモリ容量で高画質な画像を得ることができる記憶制御の技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のデジタルカメラは、被写体を撮像してRAWデータを出力する撮像手段と、前記RAWデータに対して所定の処理を施し画像データを出力する画像処理手段と、前記画像データに対して圧縮処理を施し圧縮データを出力する圧縮処理手段と、を備えるデジタルカメラであって、前記出力されたRAWデータを書き込むRAWデータ記憶領域、前記画像処理手段から出力された画像データを書き込む画像データ記憶領域、及び前記圧縮処理手段から出力された圧縮データを書き込む圧縮データ記憶領域とを有する記憶手段と、前記記憶手段の各データの記憶制御及び前記圧縮データ記憶領域の圧縮データの記録媒体への記録制御を行う制御手段と、を備え、前記記憶手段における圧縮データ記憶領域が複数の領域に分割されている場合、前記制御手段は、1つの分割領域への圧縮データの書込みと、他の分割領域に書き込まれている圧縮データの前記記録媒体への書込みとを、並列的に実行するように制御することを特徴とする。
高画素なデジタルカメラでも限られたメモリ容量で高画質な画像を得ることができる。
本発明の実施形態におけるデジタルカメラのブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態における撮影時のメモリ配置の図である。 本発明の実施形態におけるメモリ制御のシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるイメージメモリ領域分割処理のシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態をデジタルカメラを例に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のデジタルカメラのブロック構成を示す図である。
図1において、100はデジタルカメラ全体を示す。10は撮影レンズ、12は絞り機能を備える機械式シャッター、14は被写体の光学像を電気信号に変換してアナログの画像信号を出力する撮像素子、16は撮像素子14のアナログの画像信号の出力をデジタルの画像信号に変換するA/D変換器である。本実施形態ではA/D変換器16から出力されたデジタル画像信号をRAWデータと定義する。18は撮像素子14、A/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。12の機械式シャッター以外にも、タイミング発生回路18の撮像素子のリセットタイミングの制御によって、電子シャッタとして、撮像素子14の蓄積時間を制御することが可能であり、動画撮影などに使用可能である。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのRAWデータ或いはメモリ制御回路22からのRAWデータに対して所定の画像処理を行い、処理済みのデータを画像データとして出力する。また、画像処理回路20は、この画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御回路50は、得られた演算結果に基づいて露光制御回路40、測距制御回路42に対して、TTL方式のAF処理、AE処理、EF処理を行うよう制御する。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ30、圧縮伸張回路32を制御する。A/D変換器16のRAWデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のRAWデータが直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれる。28はTFT、LCD等から成る画像表示部であり、メモリ30に書き込まれた表示用の画像データはメモリ制御回路22を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納する。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。31はFlashROM等で構成された不揮発性メモリである。システム制御回路50が実行するプログラムコードは不揮発性メモリ31に書き込まれ、逐次読み出しながらプログラムコードを実行する。また、不揮発性メモリ31は後述するカードスピードの判断を行うための所定値を記憶している。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えた圧縮データをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御回路であり、フラッシュ48と連動することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御回路、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御回路である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路であり、不揮発性メモリ31に記憶されている制御用プログラムに基づき、後述の図2の記憶領域割り当て、図3及び図4の各処理のシーケンス等も制御する。
60、62、64、66、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段である。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、静止画撮影モード、動画撮影モード、及びPC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。62はシャッタースイッチSW1で、シャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示する。64はシャッタースイッチSW2で、シャッターボタンの操作完了でONとなり、後述の撮影動作等が開始される。
70は各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等からなる操作部で、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等を含む。72はユーザーが撮像画像の倍率変更指示を行うズーム操作手段としてのズームスイッチ部である。86は各種電池やACアダプター等からなる電源手段である。90は記録媒体とのインタフェース、92は記録媒体と接続を行うコネクタである。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100とのインタフェース204、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ206を備えている。
本実施形態における静止画撮影時における、撮影動作及びデータ処理の流れについて説明する。まず、ユーザーによってシャッタースイッチ62、64が操作されると、システム制御回路50は測距制御回路44、露光制御回路42、撮像素子14などを制御し、静止画像の画像信号を撮像素子14から取得する。取得された画像信号はA/D変換器16から画像処理回路20に対してRAWデータとして出力される。
その後、システム制御回路50は画像処理回路20を制御してRAWデータに対して処理を施す。処理の内容としては、色補間処理、ホワイトバランス処理、RGB形式からYUV形式へのデータ形式の変換処理、輪郭強調処理、色抑圧処理等が含まれる。本実施形態では、最終的にJPEG形式で画像データを記録するので、画像処理回路20は、YUVデータの形式で処理済の画像データを出力する。
そして、システム制御回路50は圧縮伸張回路32を制御して処理済のYUV形式の画像データに対して、所定の量子化テーブルと圧縮率で圧縮伸張処理を行う。処理された圧縮データはメモリ30に一時的に書き込まれ、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた圧縮データをメモリ制御回路22及びI/F92を通して記録部202に記録させる。システム制御回路50は、圧縮データがJPEG形式のファイルフォーマットに従うように、ヘッダ情報等を付加した上で記録する。
以上の処理を行う場合のメモリ30のデータの配置を図2に示す。図2(a)は従来より行われているデータ配置を示すものである。図2(a)において、システム領域101はデジタルカメラ自身が動作するために必要なプログラムを格納する領域である。またVRAM領域102は画像表示部28に表示する画像を作成する作業領域や画像表示部28に表示する画像を保持する領域である。
RAW領域103は撮像素子14から取り込んだA/D変換後の1画面分のRAWデータを書き込み一時的に保持する領域である。なお、RAWデータとしては本実施形態にようにA/D変換の直後のデータと定義されるものに限られない。例えば、色補間処理後のデータなど、画像処理後のデータとの関係で中間データといえるものであれば、どの処理段階のものをRAWデータとして定義して、それを記憶させるようにしてもよい。
画像処理領域104は、画像処理回路20がRAW領域103から読み出された画像に対して画像処理を施すことにより得られた1画面分の画像データを書き込み一時的に保持する領域である。前述のようにYUV形式の画像データが記憶される。
イメージメモリ領域105は、圧縮伸張回路32が画像処理領域104にから読み出された画像データを圧縮処理することにより得られた1画面分の圧縮データを書き込み一時的に保持する領域である。
図3(a)のRAW領域103のサイズは主に撮像素子14の画素サイズに依存して決まり、画像処理領域104のサイズはRAWデータのサイズ及び画像処理の内容に依存して決まる。一方、イメージメモリ領域105のサイズは、メモリ30の全体のサイズから上述の各サイズを差し引いた分のサイズとなる。
したがって、高画質を目指して撮像素子14が高画素になると、1画面分のRAWデータのデータ量も増え、RAW領域103のために必要となるサイズも増える。これに従い、画像処理領域104のために必要になるサイズも増加する。この状況ではメモリ30の容量を物理的に増やさない限り、イメージメモリ領域105のために利用できるサイズが少なくなってしまう。イメージメモリ領域105のサイズが少なくなってしまうと、圧縮伸張回路32に設定する圧縮率などのパラメーターを高圧縮なものに設定する必要があり、高圧縮率な圧縮画像とするとその画質が悪化する。この問題を解決するために本実施形態では以下の構成をとる。
本実施形態において提案するメモリ30の配置を図3(b)を利用して説明する。システム領域201、VRAM領域202、RAW領域203、画像処理領域204はサイズに変更があるが、図2について前述した機能に変更はない。
一方、本実施形態では、図2(a)のイメージメモリ領域105に相当する領域を、イメージメモリ領域1(205)、イメージメモリ領域2(206)に分割する。従来は1画面分の全ての圧縮画像データを1つのイメージメモリ領域に出力していたが、本実施形態においては、1画面分の圧縮画像データを分割して、総容量としても1画面分に満たない複数の領域に対して順次出力する。ここで、圧縮伸張回路32に設定する圧縮率、圧縮テーブルの値を変更はしないようにする。
この際に、システム制御回路50が実行するメモリ30に対する記憶制御及び記録媒体200に対する記録制御を、図3のフローチャートを用いて説明する。
撮影動作を行い得られたRAWデータを画像処理回路20が処理して画像処理領域204に画像データが書き込まれた後、圧縮伸張回路32がその記憶された画像データを読み出して圧縮処理を始めたことに応じて、本処理が開始される。まず、システム制御回路50は、圧縮伸張回路32が生成した圧縮データをイメージメモリ領域1(205)に出力するよう制御する(S301)。
イメージメモリ領域1(205)に所定の分割データ量だけの圧縮画像データが出力されたか判断する(S302)ここで所定の分割データ量はイメージメモリ領域1として割り当てられたサイズである。イメージメモリ領域1(205)に圧縮画像データが出力され終わっていなければ出力を継続し、終わった時点で、イメージメモリ領域1(205)の圧縮データをメモリ制御回路22及びI/F92を通して記録部202に記録させる処理を開始する(S304)。一方、システム制御回路50は、圧縮伸張回路32が出力するその後の圧縮データをイメージメモリ領域2(206)に出力するよう制御する(S303)。つまり、この時点において、システム制御回路50は、圧縮伸張回路32から出力された圧縮データをイメージメモリ領域2(206)に書き込む処理とイメージメモリ領域1(205)から圧縮データを読み出して記録部202へ書き込む処理とを並列に行うよう制御している。
その後、イメージメモリ領域2(206)に所定の分割データ量だけの圧縮画像データが出力されたか判断する(S306)。ここで所定の分割データ量はイメージメモリ領域1として割り当てられたサイズである。イメージメモリ領域2(206)に圧縮画像データの出力が終わっていなければステップS303とステップS304の処理を継続する。
ステップS306で処理が終わったと判断したた時点で、イメージメモリ領域2(206)の画像データの記録部202に対して書き込む制御を開始する(S308)。また、システム制御回路50は、並列的に、圧縮データをイメージメモリ領域1(205)に書き込むよう制御する(S307)。
その後、イメージメモリ領域1(205)に所定の分割データ量だけの圧縮画像データが出力されたか判断し(S310)、出力されたと判断した場合は、ステップS303及びS304に戻り、同様の処理を継続する。その後も、システム制御回路50は、圧縮画像データのメモリ領域205及び206への書き込みと圧縮画像データの記録部202への出力を排他的に処理する。
システム制御回路50は、ステップS305及びステップS309に示すように、1画面分の圧縮データに対して処理が終わったかを監視している。そして、終了したと判断したらメモリ30の各領域に記憶された残りの圧縮データについての記録媒体への記録を行い(S311)、1画面についての処理を終了する。
以上の制御を行うことにより、高画素化によりデータサイズが大きな画像でも、圧縮率を上げるなどにより画質を落とすことなく記録媒体に記録することが可能になる。
図2(b)ではイメージメモリ領域1(205)の領域とイメージメモリ領域2(206)を同じ容量確保しているが、記録媒体200の記録状況によりその大小関係を動的に切り替えるようにしてもよい。また、イメージメモリ領域を分割するサイズは、記録部202に接続されている記録媒体200のクラスタサイズの整数倍になることが望ましい。すなわち、整数倍に合わせることで、書き込みのアドレス指定の制御を簡易化することができ、より高速に書き込みを行うことができる。さらに、記録部202の残容量、あるいは電源86の電池残量などの状況によっては、圧縮伸張回路32に設定する圧縮率、圧縮テーブルの値を変更することも考えられる。この場合は、イメージメモリ領域を分割する処理を例外的に行わないように制御するようにしてもよい。
次に図4を用いて、デジタルカメラ100における静止画の記録動作に先立ち実行されるイメージメモリ領域決定処理のシーケンスを説明する。
デジタルカメラ100は処理開始の時点(S400)においてスタンバイ状態にあるとする。すなわち、撮像素子14から連続的に出力される画像データがA/D変換器16及び画像処理回路20等を介して画像表示部28に動画像として表示されるが、記録部202には記録されない制御をシステム制御回路50が行っている状態である。
スタンバイ状態において、ユーザーによってシャッタースイッチSW2(64)が押下され静止画の撮影動作が開始されると、システム制御回路50がタイミング発生回路18に対して静止画撮影動作の開始を指示し、タイミング発生回路18は、撮像素子14が静止画撮影用のシャッタースピードで動作するようタイミング制御を行い、1画面の静止画の画像信号を出力させる。ステップS401は後述のステップS402以降の処理を行っている間も継続される。このように適宜各ブロックを動作させて撮影動作を行わせる一方で、記録媒体200の書込みスピード導出処理を行う(S402)。
記録媒体200の書込みスピード導出処理(S402)は例えば以下のように実行される。システム制御回路50はメモリ30に対してランダムデータの出力を行う(S412)。その後タイマーを動作させ(S413)、メモリ30のランダムデータを読み出して、接続されている記録媒体200に対して書込みテストを行う(S414)。その後、ランダムデータの書き込みが終了するとシステム制御回路50は、タイマーを止めて書込み所要時間を取得する(S415)。
ステップS415の処理が終わると、システム制御回路50は、取得する書込み所要時間の信頼度を上げるため、前述のステップS412〜S415を予め所定の回数行うよう条件判定を行う(S411)。そして、その結果得られた時間を平均し、ランダムデータのデータ量を平均時間で除算するなどして書込みスピードを導出する(S416)。
記録媒体書込みスピードの導出が終了すると(S402)、その導出値がシステム制御回路50が保持する所定の書き込みスピード値に達しているかを判断(S403)する。
ここで、所定の書き込みスピード値に達している場合は圧縮伸張回路32に設定する圧縮率、圧縮テーブルの値を変更することなく、図3(b)で説明したように、イメージメモリ領域の分割して圧縮伸張処理を実行するよう設定する(S404)。一方、所定の書き込みスピード値に達していない場合は分割処理を行わず、圧縮伸張処理を行うように設定する(S405)。
以上の設定を行うと処理が終了するが(S406)、ステップS404の設定が行われていれば、引き続き、図3で示した処理が実行される。
以上説明した方法によれば、書き込みスピードの高い高性能の外部記録媒体200の性能を如何なく発揮し、その一方でイメージメモリ領域のサイズを削減して効率の良い画像撮影を行うことができる。
上記の例によれば、本撮影の開始後に書込みスピードの導出を行っているが、デジタルカメラ100の起動時や記録媒体200の装着時、スイッチの全押しによるSW2(64)の前段階のスイッチSW1(62)による半押し状態において実行するようにしてもよい。また、記録媒体200の書込みスピードは実際にデータを作成して書き込む例を挙げているが、記録媒体200の装着時やデジタルカメラ100の起動時に、システム制御回路50が記録媒体200に保持されている性能を示す値を読み込んでその値を保持する値と比較するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では静止画の単写撮影について説明したが、本実施形態では連写撮影を行う場合について説明する。
図5は、連続撮影時に効率的に撮影間隔を短く出来るように、RAW領域を複数もつようにした例である。第1の実施形態と同様にシステム領域501、VRAM領域502、画像処理領域505はサイズに変更があるが前述の機能に変更はない。
前述の図4をステップS403において、導出した書込みスピードが所定の値に達していると判断した場合、イメージメモリ領域1(506)、イメージメモリ領域2(507)に分割する。さらに、図2に示すイメージメモリ領域105との差分のメモリ分をRAW領域に割り当てる。ここでは、割り当てたRAW領域をRAW領域1(503)及びRAW領域2(504)として定義する。これにより図3では1画面分のRAW領域203しか確保していなかったのが、本実施形態では2画面分のRAW領域を確保することができる。
本実施形態における制御は、第1の実施形態の図3におけるフローチャートのステップS305及びステップS309の判断が“連写枚数の画面分の圧縮データ終了”となること意外、同様なものとして説明できる。
以上のように処理することにより、例えばRAW領域1(503)に置かれた撮像素子14からの出力を画像処理、圧縮処理、及び記録処理しながら、次の撮影を行い、撮像素子14からの出力をRAW領域2(504)に書き込むことができる。したがって、従来よりも連続撮影の撮影間隔を短くすることが可能である。
(他の実施形態)
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明は第1及び第2の実施形態に示すものには限らない。例えば、イメージメモリ領域の分割処理を常時行う必要はない。例えば圧縮伸張処理を行なった結果イメージメモリ領域に入りきらないとわかった場合その途中から、動的にイメージメモリ領域を分割して利用する、あるいは分割する領域を2つ以上にするなどを適宜組み合わせて実現する様々な形態も本発明に含まれる。

Claims (8)

  1. 被写体を撮像してRAWデータを出力する撮像手段と、前記RAWデータに対して所定の処理を施し画像データを出力する画像処理手段と、前記画像データに対して圧縮処理を施し圧縮データを出力する圧縮処理手段と、を備えるデジタルカメラであって、
    前記出力されたRAWデータを書き込むRAWデータ記憶領域、前記画像処理手段から出力された画像データを書き込む画像データ記憶領域、及び前記圧縮処理手段から出力された圧縮データを書き込む圧縮データ記憶領域とを有する記憶手段と、
    前記記憶手段の各データの記憶制御及び前記圧縮データ記憶領域の圧縮データの記録媒体への記録制御を行う制御手段と、を備え、
    前記記憶手段における圧縮データ記憶領域が複数の領域に分割されている場合、前記制御手段は、1つの分割領域への圧縮データの書込みと、他の分割領域に書き込まれている圧縮データの前記記録媒体への書込みとを、並列的に実行するように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記圧縮データの前記記録媒体への記録に先立ち、前記記録媒体の書込みスピードを導出する導出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記導出手段により導出された書込みスピードが所定の書込みスピード値に達していた場合に前記記憶手段における圧縮データ記憶領域を複数の領域に分割することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記導出手段は、前記圧縮データの前記記録媒体への記録に先立ち、前記記録媒体へランダムデータを書き込んだ結果から書込み所要時間を演算することにより前記記録媒体の書込みスピードを導出することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記導出手段は、前記圧縮データの前記記録媒体への記録に先立ち、前記記録媒体に記録されている書込みスピードに関する情報を読み出すことにより前記記録媒体の書込みスピードを導出することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記制御手段は、前記導出手段により導出された書込みスピードが所定の書込みスピード値に達していない場合に前記記憶手段における圧縮データ記憶領域を複数の領域に分割しないことを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記制御手段は、前記圧縮データ記憶領域の数を1つにするが前記圧縮手段の圧縮率を変更することを特徴とする請求項5に記載のデジタルカメラ。
  7. 前記制御手段は、前記記録媒体のクラスタサイズに応じて前記分割領域のサイズを決定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  8. 被写体を撮像してRAWデータを出力する撮像手段と、前記RAWデータに対して所定の処理を施し画像データを出力する画像処理手段と、前記画像データに対して圧縮処理を施し圧縮データを出力する圧縮処理手段と、を備えるデジタルカメラの制御方法であって、
    前記出力されたRAWデータを書き込むRAWデータ記憶領域、前記画像処理手段から出力された画像データを書き込む画像データ記憶領域、及び前記圧縮処理手段から出力された圧縮データを書き込む圧縮データ記憶領域とを有する記憶手段における前記圧縮データ記憶領域が複数の領域に分割されている場合、1つの分割領域への圧縮データの書込みと、他の分割領域に書き込まれている圧縮データの前記記録媒体への書込みとを、並列的に実行するように制御することを特徴とするデジタルカメラの制御方法。
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