JPH0591342A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH0591342A
JPH0591342A JP3274669A JP27466991A JPH0591342A JP H0591342 A JPH0591342 A JP H0591342A JP 3274669 A JP3274669 A JP 3274669A JP 27466991 A JP27466991 A JP 27466991A JP H0591342 A JPH0591342 A JP H0591342A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並行して動作する複数個の圧縮伸長器を具え
ている画像データ処理装置において、伸長処理時間を短
くすること。 【構成】 扱う画像データが多くなり、符号化データ用
メモリとしてランダムアクセスの速度は遅いがコストは
安い大容量符号化データ格納手段(例えばハードディス
ク)を用いる場合、その前段に高速でランダムアクセス
することが可能なキュッシュメモリを設ける。すると、
伸長に長時間を要する圧縮率の良いデータは、圧縮時に
は遅い順番で大容量符号化データ格納手段(ハードディ
スク)に格納されていたとしても、伸長時に圧縮伸長器
へデータを送り込む際、キュッシュメモリ内をランダム
アクセスすることにより、早い順位で送り込み、早めに
伸長処理を開始させることが出来る。そのため、全体と
してかかる伸長処理時間を、短くすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並行して動作する圧縮
伸長器を複数個具え、イメージデータを高速で処理する
画像データ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像データを高速に圧縮伸長処理する方
式として、圧縮伸長器を複数個具え、それらを並行して
動作させる方式がある。例えば、1ページ分のイメージ
を複数領域に分割し、各領域に対して個別に圧縮伸長器
を設けるものがある。もし、多値の画像データであれ
ば、多値を表す上位ビット,下位ビット毎に圧縮伸長器
を設ける。図8にそのような従来の画像データ処理装置
のブロック図を示す。図8において、1はMPU(マイ
クロ・プロセッサ・ユニット)、2はDMAC(Direct
Memory Access Controler、ダイレクト・メモリ・アク
セス・コントローラ)、3はIIT(イメージ・インプ
ット・ターミナル、画像入力部)、4はIOT(イメー
ジ・アウトプット・ターミナル、画像出力部)、5はイ
メージメモリ、6−1,6−2,6−nは圧縮伸長器、
7はイメージデータバス、8は符号化データ用メモリ、
8−1,8−2,8−nは符号化データ用メモリ分割部
である。イメージメモリ5は、画像1ページ分のイメー
ジデータを格納し得る容量を有するもので、ページメモ
リと呼ばれるものである。
【0003】図9は、1ページ分イメージを複数分割し
た図である。20は1ページ分イメージであり、20−
1,20−2、20−nは、1ページ分イメージ20を
n分割した分割イメージである。図8の画像データ処理
装置では、各分割イメージに対して、その領域を担当す
る圧縮伸長器が用意されている。例えば、分割イメージ
20−1の圧縮伸長処理を担当するものとして圧縮伸長
器6−1が用意され、分割イメージ20−2を担当する
ものとして圧縮伸長器6−2が用意されている。
【0004】各圧縮伸長器で符号化されたデータは、符
号化データ用メモリ8に格納されるが、符号化データ用
メモリ8の中もイメージの分割数と同じくn分割され
る。図8中の符号化データ用メモリ分割部8−1〜8−
nがそれである。そして、各分割部は各圧縮伸長器に対
応させられ、対応させられた圧縮伸長器で符号化された
データを格納する。例えば、符号化データ用メモリ分割
部8−1が圧縮伸長器6−1に対応させられているので
あれば、符号化データ用メモリ分割部8−1には圧縮伸
長器6−1で符号化されたデータが格納される。
【0005】動作の概要は、次の通りである。IIT3
より読み込んだイメージデータは、先ずイメージメモリ
5に格納される。次にイメージメモリ5より圧縮伸長器
6−1〜6−nに転送され、圧縮処理される。各圧縮伸
長器では、1ページを分割した狭い領域のイメージデー
タを並行して処理するから、処理を終えるまでの時間
は、単独の圧縮伸長器で1ページ全体を処理するのに比
べて高速となる。圧縮伸長器で符号化されたデータは、
符号化データ用メモリ8の中の対応する符号化データ用
メモリ分割部に格納される。データの転送は、DMAC
2によって行われる。
【0006】画像を出力する場合は、各符号化データ用
メモリ分割部より、対応する圧縮伸長器に符号化データ
が転送され、それぞれ伸長処理される。伸長の結果得ら
れたイメージデータは、イメージメモリ5に転送されて
1ページのイメージとして展開される。その後、イメー
ジメモリ5よりIOT4に転送され、画像として出力さ
れる。この場合も、伸長処理が各分割領域で並行して行
われるため、単独の圧縮伸長器で処理するのに比べて高
速となる。
【0007】なお、このような技術に関する従来の文献
としては、例えば特開昭62−176374号公報がある。
【0008】
【発明が解 決しようとする課題】(問題点)しかしな
がら、前記した従来の画像データ処理装置には、扱う画
像データが多くなり、符号化データ用メモリ8としてラ
ンダムアクセス速度は遅いがコストの安い大容量符号化
データ格納手段(例、ハードディスク)を用いた場合、
各圧縮伸長器に割り当てられたデータの種類によって圧
縮率に差があると、伸長処理時間が圧縮処理時間に比べ
て長くなるという問題点があった。
【0009】(問題点の説明)原稿サイズが大になった
り、複数の原稿を処理するなどして扱う画像データが多
くなると、符号化データ用メモリ8として、大容量のメ
モリを必要とすることになるが、それをRAMで用意す
るとなると、高価となる。そこで、ランダムアクセス速
度は遅いがコストの安いハードディスクのような大容量
符号化データ格納手段を使用することが考えられる。
【0010】しかし、1つのハードディスク内を符号化
データ用メモリ分割部8−1〜8−nに分けて、対応す
る圧縮伸長器6−1〜6−nのデータを格納し、ランダ
ムアクセスにより読み出したのでは、処理速度が遅い。
なぜなら、一般にハードディスク内をランダムアクセス
する場合、ヘッドのシーク動作に時間がかかり、格納し
た順に読み出して行く場合に比べて、時間がかかるから
である。
【0011】ハードディスクを使用して処理速度を上げ
るには、圧縮伸長器6−1〜6−nで圧縮して得られた
符号化データを、得られた順にハードディスクに書き込
み、伸長する時は書き込んだ順に読み出すというやり方
を取らざるを得ない。なお、ハードディスクへの書き込
みは、符号化データが或る程度まとまったところで行う
ものとする。
【0012】図4は、圧縮処理時間と伸長処理時間を説
明する図である。図4(イ)で圧縮処理時間TC を説明
する。或る圧縮伸長器に入力されるデータは、圧縮率の
良いデータであり(「1」,「0」の変化が少ないデー
タ。例えば2ビットで4値の濃度を表しているデータの
場合の上位側ビット)、別の圧縮伸長器に入力されるデ
ータは圧縮率の悪いデータ(例えば、2ビットで4値の
濃度を表しているデータの場合の下位側ビット)である
とする。
【0013】圧縮率の悪いデータは、圧縮して得る符号
化データの量が多く、時間T3 経過した時点で、ハード
ディスクへ格納する単位としている或るまとまった量の
符号化データD1 が溜まり、これを時間T4 でハードデ
ィスクに転送して格納する。更に時間T5 経過した時点
で、まとまった量の符号化データD2 が溜まり、これを
時間T6 でハードディスクに格納する。しかし、圧縮率
の良いデータの方は、符号化データD2 の格納後であ
る、時間T1 が経過した時点で初めてハードディスクに
格納する単位としている或るまとまった量の符号化デー
タD3 が溜まり、時間T2 でハードディスクへ格納され
る。その後、圧縮率の悪いデータの符号化データD4
時間T8 で格納されるとすると、圧縮処理時間TC は、
時間T8 の終りまでの時間ということになる。
【0014】図3は、前記のような順序で格納された場
合の、ハードディスクにおけるデータ格納状況を示す図
である。11−2はハードディスクであり、D1 〜D4
は図4のものに対応している。
【0015】次に図4(ロ)により、伸長処理時間TE
について説明する。ハードディスク11−2からの読み
出しを高速で行うために、書き込んだ順に読み出すとい
う方法を取ると述べたが、それによると、最初に書き込
んだ符号化データD1 (圧縮率の悪いデータ)が読み出
され、伸長処理される。伸長処理には、時間T3 を要す
る。次に、2番目に書き込んだ符号化データD2 が読み
出される。圧縮率の良いデータの符号化データD3 が読
み出されるのは、その次である。
【0016】ところが、この符号化データD3 を伸長処
理するのに要する時間は、時間T1 かかり、これは長
い。その時間が経過する前に符号化データD4 は読み出
され、その伸長処理は終了してしまう。結局、両方のデ
ータの伸長処理が終わるまでの伸長処理時間TE は、圧
縮率の良いデータの符号化データD3 の伸長処理が終了
するまでの時間ということになる。この伸長処理時間T
E と先の圧縮処理時間TC とを比べると、図示する如
く、伸長処理時間TE の方が長くなる。図中のTD は、
両者の差の時間である。その原因は、ハードディスクで
の読み出し速度を遅くしないため、書き込んだ順に読み
出すようにしたところにある。
【0017】本発明は、以上のような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、並行して動作する複数個の圧縮伸長器
を具えた画像データ処理装置において、各圧縮伸長器に
対して設けられた専用の小容量一時的データ格納手段
と、該小容量一時的データ格納手段のおのおのとの間で
データを授受し高速でのランダムアクセスが可能な共用
のキャッシュメモリと、該キャッシュメモリからのデー
タを転送順に格納する共用の大容量符号化データ格納手
段とを具えることとした。
【0019】なお、前記小容量一時的データ格納手段と
しては、例えばFIFOを用いることが出来、大容量符
号化データ格納手段としては、例えばハードディスクを
用いることが出来る。
【0020】
【作 用】本発明の画像データ処理装置では、扱う画
像データが多くなり、符号化データ用メモリとしてラン
ダムアクセスの速度は遅いがコストは安い大容量符号化
データ格納手段(例えばハードディスク)を用いる場
合、その前段に、高速でランダムアクセスすることが可
能なキャッシュメモリを設ける。
【0021】すると、伸長に長時間を要する圧縮率の良
いデータは、圧縮時には遅い順番で大容量符号化データ
格納手段(ハードディスク)に格納されていたとして
も、伸長時に圧縮伸長器にデータを送り込む際、キャッ
シュメモリ内をランダムアクセスして早めに送り込み、
伸長処理を開始させることが出来る。そのため、全体と
してかかる伸長処理時間を、短くすることが可能とな
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の画像データ処理装置のブ
ロック図である。符号は図8のものに対応し、9−1,
9−2,9−nはFIFO(First In First Out)、1
0はDMAC、11は符号化データ格納手段、11−1
はスカジコントローラ、11−2はハードディスク、1
2はローカルDMAバス、13はキャッシュメモリであ
る。スカジコントローラ11−1は、ハードディスク用
の公知のインターフェースである。また、DMAC10
は、FIFO9−1〜9−n,キャッシュメモリ13,
符号化データ格納手段11との間のデータ転送を制御す
るために設けられている。
【0023】符号化データ格納手段11としては、処理
する画像のサイズや複雑さによって適宜選定されるが、
大きくて複雑な原稿画像を多数処理できるようにするた
めには、RAM等に比べて廉価であり、容量が大きいハ
ードディスクが用いられる。
【0024】複数個の圧縮伸長器6−1〜6−nで並行
処理するが、圧縮により符号化したデータを格納するの
に、個別のメモリ領域を設けることはしない。各圧縮伸
長器6−1〜6−nに対しては、それぞれ専用の少容量
一時的データ格納手段としてのFIFO9−1〜9−n
を設ける。そして、データが所定量たまったFIFOか
ら順に、キャッシュメモリ13に転送する。
【0025】例えば、FIFO9−1〜9−nの容量を
2KB(キロバイト)とした時、所定量を1KBとし、
いずれかのFIFOに1KBのデータが溜まると、その
FIFOから1KBのデータをひとまとまり(1つのデ
ータブロック)として、キャッシュメモリ13へ送る。
【0026】図7は、キャッシュメモリへの格納の仕方
の1例を示す図である。格納されるデータ量が増えて行
く過程を、(イ)→(ニ)の順に示している。図7
(イ)は、最初に図1のFIFO9−2に所定量のデー
タが溜まり、キャッシュメモリ13に転送されて来た状
態を示している。最初に転送する場合には、キャッシュ
メモリ13の中に、FIFO9−2からのデータ格納用
として、所定容量領域14Aを確保する(例、8KBの
領域)。この確保を行う理由は、キャッシュメモリ13
からハードディスク11−2へ書き込む時に、区切りの
良い量のデータを書き込み単位とするためである。
【0027】図7(ロ)は、FIFO9−nやFIFO
9−1からもデータが転送されて来ている状態を示して
いる。FIFO9−nやFIFO9−1からのデータ格
納用として、それぞれ所定容量領域14B,14Cが確
保されている。図7(ハ)は、FIFO9−2からのデ
ータが所定容量領域14Aに満杯となった後は、別の所
定容量領域14DがFIFO9−2のために確保され、
そこへ格納され始める状態を示している。図7(ニ)
は、FIFO9−nのための所定容量領域14Bも満杯
となり、別の所定容量領域14Eが確保されていること
を示している。
【0028】このようにして、所定容量領域を単位とし
て領域が確保され、そこに各FIFOからのデータが格
納される。キャッシュメモリ13全体の容量は、少なく
とも原稿1枚の符号化データを格納し得る容量を有する
ものとしておく。キャッシュメモリ13から、ハードデ
ィスク11−2へのデータの転送は、原稿1枚の符号化
データをまとめて一度に行う。
【0029】ハードディスク11−2は、各FIFO別
に(各圧縮伸長器別にと言ってもよいが)、或るまとま
った量を単位として符号化データが転送されて来ると、
送られて来た順に先頭から詰めて格納する(図3参
照)。従って、圧縮伸長器6−1の符号化データがハー
ドディスク11−2内の1か所の領域に全部まとまって
格納されるのではなく、種々の圧縮伸長器からの符号化
データと前後しながら、ハードディスク11−2内のあ
ちこちに格納されることになる。そのため、格納された
データブロックに対応して、どの圧縮伸長器の符号化デ
ータであるかを示すタグデータが作成され、タグメモリ
(図示せず)に記録される。
【0030】(圧縮処理動作)図5は、本発明の画像デ
ータ処理装置での圧縮動作を説明するフローチャートで
ある。 ステップ1…イメージメモリ5から圧縮伸長器6−1,
6−2,6−nへ並行処理するイメージデータを転送す
べく、DMAC2を起動する。同時に、転送されたイメ
ージデータの圧縮処理が開始されるように、圧縮伸長器
6−1,6−2,6−nを起動する。
【0031】ステップ2…圧縮伸長器6−1,6−2,
6−nのうち、いずれかの圧縮伸長器が、自己が受け持
たされている分のイメージデータを、全て圧縮し終えた
か否かチェックする。終えたのであれば、そこからの符
号化データの最終便を、キャッシュメモリ13に転送す
る準備にとりかかるべく、ステップ8へ進む。 ステップ3…まだ終えていない場合には、所定量以上の
データが溜まったFIFOが有るか否かチェックする。
例えば、FIFOの容量が2KBであった場合、所定量
を1KBと定め、それだけ圧縮データが溜まったか否か
チェックする。まだ所定量まで溜まっていない場合に
は、ステップ2に戻る。溜まっている場合には、その所
定量をひとまとまりの単位としてキャッシュメモリ13
に転送すべく、ステップ4に進む。 ステップ4…或るFIFOからキャッシュメモリ13へ
データを転送するに際しては、そのFIFOからのデー
タを格納するための所定容量領域をキャッシュメモリ1
3の中に確保する(図7の14Aなど参照)。この所定
容量領域の容量は、タグデータの量を減らすため、FI
FOからのデータ転送の単位(例、1KB)よりかなり
大きい容量(例、8KB)としておく。
【0032】ステップ5…このステップから始まるステ
ップ群Hは、イメージデータを圧縮処理している途中
で、対応するFIFOに所定量溜まった符号化データ
を、その所定量をひとまとめにしてキャッシュメモリ1
3に転送する際の手順を示している。まず、このステッ
プ5では、転送しようとしている符号化データについ
て、タグデータを作成し、それをタグメモリに記録す
る。 ステップ6…FIFOよりキャッシュメモリ13へ、転
送を開始する。 ステップ7…転送が終了したか否かチェックする。
【0033】ステップ8…このステップから始まるステ
ップ群Kは、いずれかの圧縮伸長器が、自分が担当して
いるイメージデータの処理を終了した時にFIFOに残
っている符号化データを、キャッシュメモリ13に転送
する手順を示している。いわば、符号化したデータの最
終便の転送であるが、この場合にFIFOに残っている
データ量は、キャッシュメモリ13への転送単位として
いる所定量より小であることが殆どである(なぜなら、
所定量になった段階で、その分はステップ群Hの手順に
より転送されている筈であるからである)。
【0034】しかし、担当しているイメージデータの圧
縮処理を終えてしまったのであるからデータの追加はな
く、いくら待っても所定量には達しない。そこで、最終
便だけは、所定量に達していなくとも転送する手続きを
用意してやる必要がある。それが、ステップ群Kであ
る。ステップ8では、ステップ5と同じくタグデータを
作成し、それをタグメモリに記録する。
【0035】ステップ9…圧縮処理を終了してしまった
圧縮伸長器に対応して設けられているFIFOより、キ
ャッシュメモリ13への転送を開始する。 ステップ10…転送が終了したか否かチェックする。 ステップ11…或る圧縮伸長器が圧縮処理したデータの
最終便を転送し終えた時には、その圧縮伸長器が圧縮の
役目を終了した旨を示すフラグをオンしておく。
【0036】ステップ12…オンとなっているフラグを
調べることによって、全ての圧縮伸長器が圧縮処理を終
了したか否かチェックする。まだオンとなっていないも
のがあれば、ステップ2へ戻る。 ステップ13…キャッシュメモリ13よりハードディス
ク11−2への転送を開始する。(なお、この例では、
1枚の原稿の圧縮処理が全て終ってから、ハードディス
ク11−2へ転送するとしているが、所定容量領域(1
4A等)に溜まり次第、転送するようにしてもよい)。 ステップ14…転送が終了したか否かチェックする。
【0037】(伸長処理動作)図6は、本発明の画像デ
ータ処理装置での伸長動作を説明するフローチャートで
ある。 ステップ1…ハードディスク11−2よりキャッシュメ
モリ13へのデータ転送を開始する。この場合の転送単
位は、キャッシュメモリ13よりハードディスク11−
2へ転送した時の単位で行う。 ステップ2…転送が終了したか否かチェックする。
【0038】ステップ3…DMAC2を起動すると共
に、圧縮伸長器6−1,6−2,6−nを起動する。こ
れにより、圧縮伸長器で伸長処理して得られるイメージ
データを、イメージメモリ5へ転送する準備が整えられ
る。
【0039】ステップ4…キャッシュメモリ13に転送
されて来た符号化データは、そのデータの処理を担当す
る圧縮伸長器に付属するFIFOに、転送されることに
なる。転送先のFIFOがどこであるかは、タグデータ
を参照することによって、容易に割り出される。その場
合、転送先のFIFOに所定量以上の空き容量があるか
否かチェックされる。なぜなら、転送は格納された時と
同じ所定量の単位(例、1KB)で行われるから、それ
を収容するだけの空き容量がなければならないからであ
る。なお、この転送は、DMAC10によってなされ
る。
【0040】ところで、キャッシュメモリ13からの読
み出しは、ハードディスクから転送されて来た順にシー
ケンシャルに行うのではなく、ランダムアクセスにより
行う。そのため、伸長に長時間を要するところの圧縮率
の良いデータを早めに読み出すことが出来るので、全体
としての伸長処理時間TE を短くすることが可能とな
る。図4(ハ)は、そのような読み出し方をすることに
より、伸長処理時間TE が短縮される様子を示してい
る。即ちこの図では、圧縮率の良いデータを符号化した
符号化データD3 を、圧縮時の格納順位よりも早い順位
で(符号化データD2 よりも前に)読み出している。な
お、キャッシュメモリ13はRAMで構成されているの
で、ランダムアクセスの速度は、ハードディスク内をラ
ンダムアクセスする速度に比べて速い。
【0041】ステップ5…転送が終了したか否かチェッ
クする。 ステップ6…各圧縮伸長器は、付属して設けられている
FIFOに転送されて来たデータを取り出す。そして、
伸長処理してイメージメモリ5に転送する。全ての圧縮
伸長器での伸長動作が終了すれば、原稿1枚分の符号化
データの伸長を終了したことになるが、それを終了した
か否かチェックする。ステップ4で述べたように、伸長
に長時間を要するところの圧縮率の良いデータを早めに
読み出し、処理を開始しているので、全体としての伸長
処理時間TE は短くなる。
【0042】図2は、キャッシュメモリの他の使い方を
示す図である。符号は図1のものに対応し、12−1,
12−2はローカルDMAバス12の一部、13−1,
13−2は、キャッシュメモリ13を2分割した分割部
である。この例では、低コストのバスのままで高速の転
送を実現するため、キャッシュメモリ13を2つに分割
して使う。
【0043】キャッシュメモリ13の全体を1つとして
使うと、キャッシュメモリ13に書き込む時も読み出す
時も、それぞれローカルDMAバス12を占有する必要
があるので、同時に両方のこと(書き込みと読み出し)
をすることは出来ない。しかし、図2のように2分割し
て、或る時間においては、ローカルDMAバス12−
1,12−2を実線の如く接続し、分割部13−2の方
へFIFOから書き込んでいる時に、分割部13−2か
らは読み出すことが出来る。また別の時間には、ローカ
ルDMAバス12−1,12−2を点線の如く接続切り
換えし、分割部13−1に書き込んでいる時に、分割部
13−2から読み出すことが出来る。
【0044】つまり、2分割することにより、キャッシ
ュメモリ13の別の領域における書き込み,読み出しを
同時並行して行わせることが出来るので、低コストのバ
スのままで高速の転送を実現することが出来る。
【0045】なお、FIFOとハードディスク11−2
との間にキャッシュメモリ13を設けると、データ転送
が「FIFO←→キャッシュメモリ」の段階と「キャッ
シュメモリ→ハードディスク」の段階の2段階になり、
一見したところ転送時間が2倍近くになるのではないか
という感を与えるかも知れないが、それは1枚の原稿を
処理する場合について説明したからであり、多数の原稿
を処理する場合はそうではない。
【0046】即ち、圧縮時にあっては、先の原稿の圧縮
データをキャッシュメモリ13からハードディスク11
−2へ転送している時に、キャッシュメモリ13の空い
た領域へ次の原稿の圧縮データをFIFOから転送する
ことが出来るからである。別途時間を取られるのは、最
後の原稿の時だけである。伸長時も同様に、先の原稿の
圧縮データがキャッシュメモリ13からFIFOへ転送
されている時に、キャッシュメモリ13の空いた領域
へ、次の原稿の圧縮データをハードディスク11−2か
ら転送する。
【0047】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の画像データ処
理装置では、扱う画像データが多くなり、符号化データ
用メモリとしてランダムアクセスの速度は遅いがコスト
は安い大容量符号化データ格納手段(例えばハードディ
スク)を用いる場合、その前段に高速でランダムアクセ
スすることが可能なキャッシュメモリを設けた。
【0048】そのため、伸長に長時間を要する圧縮率の
良いデータは、圧縮時には遅い順番で大容量符号化デー
タ格納手段(ハードディスク)に格納されていたとして
も、キャッシュメモリからランダムアクセスにより早い
順位で読み出して伸長処理を開始することが出来るの
で、全体としてかかる伸長処理時間を短くすることが出
来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかわる画像データ処理装置のブロ
ック図
【図2】 キャッシュメモリの他の使い方を示す図
【図3】 ハードディスクへのデータ格納状況を示す図
【図4】 圧縮処理時間と伸長処理時間を説明する図
【図5】 本発明の画像データ処理装置での圧縮動作を
説明するフローチャート
【図6】 本発明の画像データ処理装置での伸長動作を
説明するフローチャート
【図7】 キャッシュメモリへの格納の仕方の1例を示
す図
【図8】 従来の画像データ処理装置のブロック図
【図9】 1ページ分イメージを複数分割した図
【符号の説明】
1…MPU、2…DMAC、3…IIT、4…IOT、
5…イメージメモリ、6−1,6−2,6−n…圧縮伸
長器、7…イメージデータバス、8…符号化データ用メ
モリ、8−1,8−2,8−n…符号化データ格納手段
分割部、9,9−1,9−2,9−n…FIFO、10
…DMAC、11…符号化データ格納手段、11−1…
スカジコントローラ、11−2…ハードディスク、1
2,12−1,12−2…ローカルDMAバス、13…
キャッシュメモリ、13−1,13−2…分割部、14
A〜14E…所定容量領域、20…1ページ分イメー
ジ、20−1,20−2,20−n…分割イメージ、D
1 〜D4 …符号化データ、T1 〜T8 …時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並行して動作する複数個の圧縮伸長器を
    具えた画像データ処理装置において、各圧縮伸長器に対
    して設けられた専用の小容量一時的データ格納手段と、
    該小容量一時的データ格納手段のおのおのとの間でデー
    タを授受し高速でのランダムアクセスが可能な共用のキ
    ャッシュメモリと、該キャッシュメモリからのデータを
    転送順に格納する共用の大容量符号化データ格納手段と
    を具えたことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 小容量一時的データ格納手段としてFI
    FOを用いたことを特徴とする請求項1記載の画像デー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】 大容量符号化データ格納手段としてハー
    ドディスクを用いたことを特徴とする請求項1記載の画
    像データ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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