JP2011123190A - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像が圧縮されている度合に応じて最適な画質で投影を実施する。
【解決手段】データ圧縮された画像ファイルを入力する入出力コネクタ部11及び入出力インタフェース12と、入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する投影画像作成部13と、投影画像作成部13で変換した画像データを投影する投影系14〜22と、投影画像作成部13で画像ファイルの圧縮を解く過程で、画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断し、圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、圧縮率の情報に基づいて投影系14〜22での投影画質を調整するCPU24及び投影光処理部23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータを接続せずにプレゼンテーションを実施するデータプロジェクタ装置などに好適な投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
映像ソースに合わせた色純度変換フィルタとガンマ補正テーブルを組み合わせることにより、最適な色再現性と高画質を得るようにした技術が考えられている。(特許文献1)
また、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と称する)と、PCの画面をスクリーンに投射して表示するプロジェクタと、PCとプロジェクタとを接続するUSBケーブルとを備えたプロジェクタシステムにおいて、PCが映像ソースの種別またはそのジャンルに対応したパラメータに基づいて画像データを加工し、プロジェクタの表示デバイスの仕様に対応した画像データを生成するようにした技術が考えられている。(特許文献2)
特開2005−151375号公報 特開2004−088194号公報
各種画像コンテンツを圧縮した状態で取込み、取込んだ画像コンテンツの圧縮を解いた上で投影するファイルビューワ機能を有するプロジェクタでは、上記各特許文献に記載されたような映像ソースの種別やジャンル等の項目とは別に、画像の圧縮率に基づく画質の劣化が懸念されることがある。
具体的には、媒体となるメモリの容量の制約や、ファイル展開時の時間を短縮化するためにファイルサイズを小さくする、などの都合により、圧縮率を大きく設定して画像品質を下げざるをえないような場合に、ファイル再生される画像でブロックノイズが目立つことがある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、画像が圧縮されている度合に応じて最適な画質で投影を実施することが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、データ圧縮された画像ファイルを入力する入力手段と、上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換手段と、上記画像変換手段で変換した画像データを投影する投影手段と、上記画像変換手段で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断手段と、上記判断手段で画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影手段での投影画質を調整する投影制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記投影制御手段は、圧縮率の情報が所定の閾値以上であれば上記投影手段で投影する画像のコントラスト及びガンマ補正値の少なくとも一方をその時点で設定されている状態より下げることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記投影制御手段は、圧縮率の情報が所定の閾値未満であれば上記投影手段で投影する画像のコントラスト及びシャープネスの少なくとも一方をその時点で設定されている状態より上げることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記投影手段は、複数色のカラー画像と無彩色の輝度画像とを時分割に組み合わせたカラー画像を投影し、上記投影制御手段は、圧縮率の情報に応じて上記投影手段で投影する無彩色の輝度画像に対する複数色のカラー画像の比率を可変調整することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記判断手段は、該画像ファイルを構成する複数のページそれぞれに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断し、上記投影制御手段は、上記判断手段で複数のページそれぞれに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいてページ単位で上記投影手段での投影画質を調整することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、データ圧縮された画像ファイルを入力する入力部と、上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換部と、上記画像変換部で変換した画像データを投影する投影部とを備えた投影装置での投影方法であって、上記画像変換部で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断工程と、上記判断工程で画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影部での投影画質を調整する投影制御工程とを有したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、データ圧縮された画像ファイルを入力する入力部と、上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換部と、上記画像変換部で変換した画像データを投影する投影部とを備えた投影装置加瀬内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記画像変換部で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断ステップと、上記判断ステップで画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影部での投影画質を調整する投影制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像が圧縮されている度合に応じて最適な画質で投影を実施することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の機能回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係るビューワファイルの作成過程を説明するフローチャート。 同実施形態に係るビューワファイルの投影過程を説明するフローチャート。
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の概略機能構成を示すブロック図である。
11は入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを含む。
入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介し、一般にスケーラとも称される投影画像作成部13に入力される。
投影画像作成部13は、入力された画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、表示用のバッファメモリである画像メモリ14に適宜書込んだ後に、書込んだ画像信号を読出して投影画像処理部15へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像メモリ14で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が読出されて投影画像処理部15へ送られる。
投影画像処理部15は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SLM)であるマイクロミラー素子16を表示駆動する。
このマイクロミラー素子16は、アレイ状に配列された複数、例えばXGA(横1024画素×縦768画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作することでその反射光により光像を形成する。
一方で、光源としては例えば高圧水銀灯をリフレクタ内に封入した光源ランプ17が用いられる。この光源ランプ17の出射する高輝度の白色光は、回転するカラーホイール18を介して時分割に変化するR,G,B,W(白色)の原色光とされる。
すなわちカラーホイール18には、光源ランプ17の白色光が投射される円周上にR,G,B及びW(白色(実際は透明))の各扇形状のカラーフィルタが配置され、カラーホイール18の回転に伴って順次光源からの光路中に挿入されることで、赤色、緑色、青色、及び白色の光源光が時分割で、且つ循環的に出射される。
このカラーホイール18を介した光源光が、インテグレータ19で輝度分布の略等しい光束の光源光とされた後に、ミラー20で全反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
そして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズユニット21を介して、投影対象となる図示しないスクリーンに投影表示される。
上記カラーホイール18は、モータ(M)18Aにより回転される。
また、カラーホイール18の周端側面の一部に対向してマーカセンサ22が配設される。このマーカセンサ22は、図示しないカラーホイール18の周端の1箇所に設けられた回転マーカが対向位置を通過することによりパルス状の回転検知信号を出力する。このマーカセンサ22の検知信号は投影光処理部23に送られる。
投影光処理部23は、上記光源ランプ17の交流発光駆動、及びモータ18Aによるカラーホイール18の回転を制御する。投影光処理部23は、上記投影画像処理部15から与えられる画像データのタイミングとマーカセンサ22で検知されるカラーホイール18の回転位相に応じて光源ランプ17の発光の交流反転タイミングとカラーホイール18の回転を制御する。
上記各回路の動作すべてをCPU24が統括して制御する。このCPU24は、メインメモリ25及びプログラムメモリ26と直接接続される。メインメモリ25は、DRAMで構成され、CPU24のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ26は、電気的書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU24が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。CPU24は、上記メインメモリ25及びプログラムメモリ26を用いて、このデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU24は、操作部27からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
この操作部27は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラの間で赤外光を受光するレーザ受光部とを含み、ユーザが本体のキー操作部またはリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU24へ直接出力する。
上記CPU24はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部28とも接続される。音声処理部28は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部29を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、このデータプロジェクタ装置10で投影させるための画像ファイルであるビューワファイルを作成する、外部のパーソナルコンピュータでの作成過程を示す。なお、当該ファイル作成用の専用ソフトウェアを実行するためのパーソナルコンピュータのハードウェア構成自体は、アプリケーションソフトウェアとして通常のプレゼンテーションソフトウェア等を実行する、きわめて一般的なパーソナルコンピュータと同様であるものとして、その構成の説明については省略する。
まず処理当初に、ビューワファイル作成用の専用ソフトウェアを起動する(ステップS101)。
次いで、ビューワファイルに変換するための元の画像ファイルをオリジナルファイルとしてユーザが選択する(ステップS102)。
ここでオリジナルファイルとして選択できるのは、ワードプロセッサソフトウェアや表計算ソフトウェア等で作成した各種ドキュメントファイル、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の静止画像ファイル、モーションJPEGやMPEG(Moving Picture Experts Group)等の動画像ファイル、上述したようなプレゼンテーションソフトウェアで作成した説明資料ファイルなど、複数ページからなる画像ファイルであれば良いものとする。
オリジナルファイル選択に伴い、選択されたオリジナルファイルをそのパーソナルコンピュータでの所在位置から取込む(ステップS103)。
次に、変換後の投影画像の画質を決定する圧縮率を複数段階、例えば「ファイン」「ノーマル」「エコノミ」の3段階の中からユーザが選択して設定する(ステップS104)。
この画質選択に続いて、当該ビューワファイルを構成するページ単位での圧縮率設定を行なうか否かをユーザの選択により判断する(ステップS105)。
ここで、ページ単位での設定を行なうとユーザが選択した場合には、上記ステップS104で選択した圧縮率をデフォルトとしてユーザがページ単位で必要により圧縮率の修正を行なう(ステップS106)。
ファイルを構成する全ページ分の修正を終えると、設定した圧縮率によるページ単位での圧縮処理を含む、オリジナルファイルをデータプロジェクタ装置10向けのビューワファイルに変換する処理を実行し、実行後のビューワファイルに対してそれぞれ設定した圧縮率を含むヘッダ情報を付加する(ステップS107)。
また、上記ステップS105でページ単位での設定は行なわないとユーザが選択した場合には、上記ステップS104で選択した圧縮率を使用しての圧縮処理を含む、オリジナルファイル全体をデータプロジェクタ装置10向けのビューワファイルに変換する処理を実行し、実行後のビューワファイルに対して、設定した圧縮率を含む統一的なヘッダ情報を付加する(ステップS108)。
その後、上記ステップS107またはS108で得た変換後のビューワファイルを、指定されるメディアデバイス、例えばUSBメモリ等に保存させ(ステップS109)、以上でこの作成ソフトウェアを閉じて(ステップS110)、動作を終了する。
次に、図3により、上記ビューワソフトウェアを保存したメディアデバイス、例えばUSBメモリをデータプロジェクタ装置10の入出力コネクタ部11に装着した状態で実行する、データプロジェクタ装置10側での投影動作について説明する。
図3の処理は、CPU24及びCPU24の制御の下に投影光処理部23が実行する。主としてCPU24による動作制御は、メインメモリ25に記憶される動作プログラムを読出してプログラムメモリ26に展開して保持させることで実行される。なお、プログラムメモリ26に記憶される動作プログラムは、工場出荷前にプログラムメモリ26に記憶されたものに限らない。例えば、製品販売後にこのデータプロジェクタ装置10を所有するユーザが、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードしたアップデート用のプログラムを、入出力コネクタ部11、入出力インタフェース12を介してプログラムメモリ26にインストールすることも可能であるものとする。
図3の処理の当初には、入出力コネクタ部11に装着されている、図示しないUSBメモリ内に保存されている任意のビューワファイルを操作部27での操作により選択する(ステップS301)。
この場合、当該USBメモリ内に保存されている複数のファイルのファイル名及び拡張子を一覧画面に画像化して投影レンズユニット21より投影させ、その投影された一覧画面中から操作部27の操作により任意のビューワファイルを選択するものとしても良い。
こうして選択したビューワファイルを当該USBメモリから読出し、投影画像作成部13が展開して投影に必要な複数ページ分の画像ファイルを画像メモリ14に記憶させる(ステップS302)。
この投影画像作成部13による展開過程で、ファイルのヘッダ情報中に画像の圧縮率を示す情報が設定されているか否かをCPU24が監視して判断する(ステップS303)。
圧縮率の設定があると判断した場合には、続けてその圧縮率の設定がファイルを構成する複数のページ個々に独立して設定されているか、またはファイル全体に一括して設定されているかを判断する(ステップS304)。
ページ単位で設定されていると判断した場合に、CPU24は次いで先頭のページに付加されていた圧縮率を示す情報に基づき、投影画質を調整する各種パラメータを設定する(ステップS305)。
具体的なパラメータとしては、R,G,B各原色成分毎のガンマ補正、コントラスト、色度、彩度、シャープネス、ホワイトピーキング値がある。
ガンマ補正に関しては、圧縮率が予め設定された閾値以上であり、圧縮率が高い、すなわち画質に劣化が生じていることが想定される場合に、ガンマ値を下げ、中間階調値を下げるように投影画像作成部13により画像メモリ14に展開して記憶させる画像データの内容を書換えさせる。
このような調整を行なうことで、画像中の特に白い(明るい)部分を減少させることで、ブロックノイズが現出するのを抑制し、目立たなくさせることができる。
コントラストに関しては、圧縮率が予め設定された第1の閾値以上であり、圧縮率が高い、すなわち画質に劣化が生じていることが想定される場合に、コントラストを下げ、各画素の明暗の差を縮めるように投影画像作成部13により画像メモリ14に展開して記憶させる画像データの内容を書換えさせる。
このような調整を行なうことで、コントラストを下げて「ぼかし」気味の画像とさせることで、ブロックノイズが現出するのを抑制し、目立たなくさせることができる。
また反対に、コントラストに関して圧縮率が予め設定された第2の閾値未満であり、圧縮率が低い、すなわち画質が充分に高いと想定される場合には、コントラストを上げ、各画素間の明暗の差が広がるように投影画像作成部13により画像メモリ14に展開して記憶させる画像データの内容を書換えさせる。
このような調整を行なうことで、コントラストを上げてメリハリのある画像にすることができる。
なお、上記コントラストの調整で判断基準として用いた圧縮率の第1及び第2の閾値は、異なる値を設定するものとしても良いし、同一の値としても良い。
色度及び彩度に関しては、RGBの強度バランス調整やガンマカーブの調整を行なうことにより、調整する。
シャープネスに関しては、圧縮率が予め設定された閾値未満であり、圧縮率が低い、すなわち画質が充分に高いと想定される場合には、シャープネスを上げ、1画像データ中で隣接する画素間の階調値の差を上げるように投影画像作成部13により画像メモリ14に展開して記憶させる画像データの内容を書換えさせる。
このような調整を行なうことで、シャープネスを上げて輪郭のはっきりした見易い画像にすることができる。
ホワイトピーキング値に関しては、圧縮率が予め設定された閾値未満であり、圧縮率が低い、すなわち画質が充分に高いと想定される場合には、上記カラーホイール18のW(白色)のカラーフィルタが光源ランプ17からの光路中に存在する期間に合わせてマイクロミラー素子16で表示する輝度画像の各画素毎の階調値を上げるように投影画像作成部13により画像メモリ14に展開して記憶させる画像データの内容を書換えさせる。
このような調整を行なうことで、画質の高い画像では輝度を上げて明るい画像にすることができる。
上記のような各パラメータの調整実施後、画像メモリ14に記憶する画像データを用いて投影画像処理部15がマイクロミラー素子16で光像を形成させることで投影を実行する(ステップS306)。
この投影状態で、さらに投影内容を次のページに進めるための操作が操作部27でなされるか、あるいは予め設定時間が経過して次のページへの更新タイミングとなるかにより、ページの更新が指示されるのを待機する(ステップS307)。
ページの更新が指示された時点でステップS307でそれを判断し、更新すべき次のページの画像データが画像メモリ14にあるか否かを判断する(ステップS308)。
画像メモリ14に次のページの画像データがあると判断した場合には、再び上記ステップS305からの処理に戻り、次のページの画像データに付加されている圧縮率を示す情報用いて再度画質調整のための各種パラメータを調整した上で次ページの画像の投影を実行する。
このように、ビューワファイルを構成するページ毎に圧縮率に基づく画質調整を行ないながらステップS305〜S308の処理を繰返し実行し、投影動作を実行する。
こうしてページ単位で、異なる圧縮率に基づく画質の調整を行なうことで、特に複数の種別の画像コンテンツが混在するようなビューワファイル、例えば文字テキストのみによるドキュメント画像と、高精細度のカラー画像、及び色の再現性が重視されるようなグラフ画像等がページ単位で混在されているファイルを作成して投影する場合に、個々のページの画像に適した画質調整を行ない、各ページに適した画質での投影を実施できる。
そして、次のページが指示されながらも、対応するページ分の画像データが画像メモリ14に記憶されていない場合にステップS308でそれを判断し、以上でビューワファイルを構成する複数ページ分の画像データの投影を終了したものとして、この図3の処理を終了する。
また、上記ステップS304で圧縮率を示す情報が複数のページ個々には独立して設定されておらず、ファイル全体に一括して設定されていると判断した場合に、CPU24は当該ファイルに付加されていた圧縮率を示す情報に基づき、投影画質を調整する各種パラメータを設定する(ステップS309)。
具体的なパラメータとしては、R,G,B各原色成分毎のガンマ補正、コントラスト、色度、彩度、シャープネス、ホワイトピーキング値がある。
各パラメータに関しては、上記ステップS305で説明した通りである。
各パラメータの調整実施後、画像メモリ14に記憶する画像データを用いて投影画像処理部15がマイクロミラー素子16で光像を形成させることで投影を実行する(ステップS310)。
この投影状態で、さらに投影内容を次のページに進めるための操作が操作部27でなされるか、あるいは予め設定時間が経過して次のページへの更新タイミングとなるかにより、ページの更新が指示されるのを待機する(ステップS311)。
ページの更新が指示された時点でステップS311でそれを判断し、更新すべき次のページの画像データが画像メモリ14にあるか否かを判断する(ステップS312)。
画像メモリ14に次のページの画像データがあると判断した場合には、再び上記ステップS310からの処理に戻り、前ページと同様の画質のまま次ページの画像の投影を実行する。
このように、ビューワファイルに一括して設定されている圧縮率に基づく画質調整を維持しながらステップS310〜S312の処理を繰返し実行し、投影動作を実行する。
こうしてファイルを通して同じ圧縮率に基づく画質の調整を維持することで、特にファイル全体の画像コンテンツの種別が比較的似通っているような場合に、制御を簡易化し、制御動作を実行するCPU24以下の負担を軽減できる。
そして、次のページが指示されながらも、対応するページ分の画像データが画像メモリ14に記憶されていない場合にステップS312でそれを判断し、以上でビューワファイルを構成する複数ページ分の画像データの投影を終了したものとして、この図3の処理を終了する。
以上詳述した如く本実施形態によれば、予め投影を行なう画像ファイルに圧縮率を示す情報を付加しておくことで、画像が圧縮されている度合に応じて最適な画質で投影を実施することが可能となる。
また、特に上記圧縮率が所定の閾値以上であれば、当該画像の画質が低いものとして、画像のコントラスト及びガンマ補正値の少なくとも一方をその時点で設定されている状態より下げることで、ブロックノイズの発生を抑え、画質の劣化を目立たないものとできる。
さらに、特に上記圧縮率が所定の閾値未満であれば、当該画像の画質が高いものとして、画像のコントラスト及びシャープネスの少なくとも一方をその時点で設定されている状態より上げることで、より見易い画像にできる。
また、特に白色光を発する光源とカラーホイールとを組み合わせて、原色のみならず白色の輝度画像を投影できるようなDLP(登録商標)方式のプロジェクタにあっては、特に上記圧縮率が所定の閾値未満であれば、画像のホワイトピーキング値を調整し、輝度を上げた全体に明るい画像を投影することが可能となる。
なお、上記実施形態はDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限ることなく、メモリカードに記憶された、外部で作成した画像ファイルを再生するような機能を有する投影装置であれば、例えば透過型のモノクロ液晶パネルとカラー光源とを用いて光像を形成する液晶プロジェクタ装置にも同様に適用可能であり、またデータプロジェクタ装置のみならず、例えばリアプロジェクション方式のテレビ受像機等にも同様に適用し得る。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…投影画像作成部、14…画像メモリ、15…投影画像処理部、16…マイクロミラー素子(SLM)、17…光源ランプ、18…カラーホイール、18A…モータ(M)、19…インテグレータ、20…ミラー、21…投影レンズユニット、22…マーカセンサ、23…投影光処理部、24…CPU、25…メインメモリ、26…プログラムメモリ、27…操作部、28…音声処理部、29…スピーカ部、SB…システムバス。

Claims (7)

  1. データ圧縮された画像ファイルを入力する入力手段と、
    上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換手段と、
    上記画像変換手段で変換した画像データを投影する投影手段と、
    上記画像変換手段で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断手段と、
    上記判断手段で画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影手段での投影画質を調整する投影制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記投影制御手段は、圧縮率の情報が所定の閾値以上であれば上記投影手段で投影する画像のコントラスト及びガンマ補正値の少なくとも一方をその時点で設定されている状態より下げることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記投影制御手段は、圧縮率の情報が所定の閾値未満であれば上記投影手段で投影する画像のコントラスト及びシャープネスの少なくとも一方をその時点で設定されている状態より上げることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  4. 上記投影手段は、複数色のカラー画像と無彩色の輝度画像とを時分割に組み合わせたカラー画像を投影し、
    上記投影制御手段は、圧縮率の情報に応じて上記投影手段で投影する無彩色の輝度画像に対する複数色のカラー画像の比率を可変調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  5. 上記判断手段は、該画像ファイルを構成する複数のページそれぞれに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断し、
    上記投影制御手段は、上記判断手段で複数のページそれぞれに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいてページ単位で上記投影手段での投影画質を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  6. データ圧縮された画像ファイルを入力する入力部と、上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換部と、上記画像変換部で変換した画像データを投影する投影部とを備えた投影装置での投影方法であって、
    上記画像変換部で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断工程と、
    上記判断工程で画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影部での投影画質を調整する投影制御工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  7. データ圧縮された画像ファイルを入力する入力部と、上記入力手段で入力した画像ファイルの圧縮を解いて投影に適した画像データに変換する画像変換部と、上記画像変換部で変換した画像データを投影する投影部とを備えた投影装置加瀬内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記画像変換部で画像ファイルの圧縮を解く過程で、該画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたか否かを判断する判断ステップと、
    上記判断ステップで画像ファイルに圧縮率の情報が付加されていたと判断した場合に、該圧縮率の情報に基づいて上記投影部での投影画質を調整する投影制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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