JP2011122332A - 建物ユニットおよびユニット式建物 - Google Patents
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【解決手段】建物ユニット1の骨組を、4本の柱2と、4本の柱2の上端間を連結する天井梁3とによって構成する。そして、上下に組み合わされた建物ユニット1,1のうち、下側の建物ユニット1の天井梁3に、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の床部20が支持されている。したがって、従来に比して床部20の位置が下がり、この結果、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の天井高を高くすることができる。また、上側の建物ユニット1と下側の建物ユニット1との接合部には、水平方向の梁として、下側の建物ユニット1の天井梁3のみが位置し、従来のような上側の建物ユニットの床梁がないので、従来に比して材料費を削減できる。
【選択図】図4
Description
工場で製造された建物ユニットはトラック等で建築現場まで輸送され、建築現場では、クレーン等を用いてこれら建物ユニットが上下左右に並べて組み合わされることでユニット式建物が施工される。
また、従来のユニット式建物では、上下の建物ユニットの接合部において、上側の建物ユニットの床梁と、下側の建物ユニットの天井梁とが上下に重なるので、つまり水平方向の梁が上下に二本となるので、その分材料費が嵩むことになる。
4本の柱2と、4本の柱2の上端間を連結する天井梁3とによって骨組が構成されていることを特徴とする。
よって、従来のような上側の建物ユニット1の床梁に床部を支持させる場合に比して床部20の位置が下がり、この結果、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の天井高を高くすることができる。
また、上側の建物ユニット1と下側の建物ユニット1との接合部には、水平方向の梁として、下側の建物ユニット1の天井梁3のみが位置し、従来のような上側の建物ユニットの床梁がないので、従来に比して材料費を削減できる。
前記4本の柱2の下端部に、これら柱2の下端部を連結する治具梁8が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
上下に組み合わされた前記建物ユニット1,1のうち、下側の建物ユニット1の天井梁3に、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の床部20が支持されていることを特徴とする。
また、上側の建物ユニット1と下側の建物ユニット1との接合部には、水平方向の梁として、下側の建物ユニット1の天井梁3のみが位置し、従来のような上側の建物ユニット1の床梁がないので、従来に比して材料費を削減できる。
基礎10に設置された前記建物ユニット1に設けられる部屋13の床部15が前記基礎10によって支持されていることを特徴とする。
また、基礎10に設置された建物ユニット1と基礎10との接合部には、従来のような床梁がないので、その分従来に比して、材料費を削減できる。
前記基礎10の側面10aに、支持金具11が固定されており、
前記床部15は、前記支持金具11を介して前記基礎10に支持されていることを特徴とする。
また、従来の建物ユニットにおける床梁がないので、その分従来に比して、材料費を削減できる。
図1および図2は本発明に係る建物ユニットの実施の形態を示すものである。
建物ユニット1は4本の柱2と、これらの柱2の上端間どうしを結合する4本の天井梁3とによって骨組が構成されている。
4本の天井梁3は、2本の長辺天井梁3aおよび長辺天井梁3aより短い2本の短辺天井梁3bによって構成されている。なお、柱2は正方形筒状に形成されており、天井梁3は断面コ字型に形成されている。
また、図2に示すように、4本の柱2の下端部には、これら柱2の下端部を連結する治具梁8が着脱可能に取り付けられている。治具梁8は、図3に示すように、断面形状が前記天井梁3と同形状のものであり、この治具梁8の端部には当接板8aが固定されている。そして、治具梁8は、当接板8aを柱2の下端部側壁に当接したうえで、ボルト9を当接板8aに通して柱2の下端部側壁にねじ込むことによって、柱2の下端部に着脱可能に取り付けられている。
このような治具梁8は、建物ユニット1を現場まで輸送する際に、建物ユニット1の柱2の下端部に取り付けられ、現場で建物ユニット1によってユニット式建物を施工する際に取り外される。
1階の建物ユニット1は、基礎10上に設置されている。建物ユニット1の柱2の下端面には図示しないアンカーボルトがねじ込まれて、該下端面から突出している。そしてこの突出しているアンカーボルトは、基礎10の上面に形成された、図示しないアンカーボルト孔に挿入され、さらにこのアンカーボルト孔に、モルタル等のグラウト材が流し込まれて充填されている。これによって、基礎10に上面に建物ユニット1の柱2が位置決め固定されている。
なお、建物ユニット1を基礎10上に設置する場合、現場で建物ユニット1から治具梁8を取り外してから、該建物ユニット1を基礎10に設置してもよいし、建物ユニット1に治具梁8を取り付けた状態のまま該建物ユニットを基礎10に設置した後、治具梁8を取り外してもよい。
このような支持金具11は、図4に示すように、対向する基礎10,10の側面10a,10aに、互いに対向して固定されており、対向する支持金具11,11の他片部11b,11bは等しい高さに位置している。
なお、支持金具11は基礎10の側面10aに、水平方向に所定間隔で複数固定されている。
このような床部15の框材15aには、支持金具11の他片部11bの下面から釘等の止着材16が打ち込まれ、これによって、床部15は支持金具11に固定されている。
また、床部15の上面、つまり、面材15bの上面は基礎10の天端(上端面)より若干下方に位置している。
さらに、基礎10の上端面の、厚さ方向半分の位置から基礎10側面10aにかけて断熱材17が設けられており、この断熱材17に前記床部15の端面が密着している。また、断熱材17には基礎10に設置された建物ユニット1の柱2の下端面が密着している。
そして、2階の建物ユニット1の柱2の下端部から柱頭プレート18を通して、2階の建物ユニット1の柱2の上端部に図示しなし連結ボルトを挿通し、この連結ボルトにナットを螺合して締め付けることによって、上下の柱2,2が連結されている。これによって、上下に組み合わされた建物ユニット1,1が連結されている。
なお、建物ユニット1の天井梁3がT字状に交わる交差部、天井梁3が十字状に交わる交差部等には、平面視において複数の柱2の上端面を覆うようにして柱頭プレート18が設けられており、この柱頭プレート18に形成された孔に、柱2の上端面に立設されたガイドピンを挿通することによって、柱2どうしが水平方向において連結されている。
なお、2階の建物ユニット1を1階の建物ユニット1上に設置する場合、現場で2階の建物ユニット1から治具梁8を取り外してから、該建物ユニット1を1階の建物ユニット1に設置してもよいし、2階の建物ユニット1に治具梁8を取り付けた状態のまま該建物ユニットを1階の建物ユニット1に設置した後、治具梁8を取り外してもよい。
なお、2階の建物ユニット1上には、図示しない小屋裏ユニットが設置されており、この小屋裏ユニットに図示しない屋根パネルが取り付けられ、この屋根パネルに図示しない屋根材が葺かれている。
よって、従来のような上側の建物ユニット1の床梁に床部を支持させる場合に比して床部20の位置が下がり、この結果、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の天井高を高くすることができる。
つまり、上下に組み合わされた建物ユニット1,1のうち、下側(1階)の建物ユニット1の長辺天井梁3a,3aに、上側(2階)の建物ユニット1に設けられる部屋19の床部20が支持されているので、従来より床部20の位置が下がり、この結果、上側の建物ユニット1に設けられる部屋19の天井高を高くすることができる。
さらに、4本の柱2の下端部に、これら柱2の下端部を連結する治具梁8が着脱可能に取り付けられているので、建物ユニット1の下部が治具梁8によって補強され安定的になり、よって、この建物ユニット1を安定的に現場に輸送できる。そして、現場では、治具梁8を取り外すことによって、4本の柱2と、4本の柱2の上端間を連結する天井梁3とによって骨組が構成された建物ユニット1を複数組み合わせることによって、ユニット式建物を施工できる。
また、基礎10に設置された建物ユニット1と基礎10との接合部には、従来のような床梁がないので、その分従来に比して、材料費を削減できる。
さらに、床部15が、基礎10の側面10aに固定された支持金具11を介して基礎10に支持されているので、床部15をその上面が基礎10の天端より低い位置となるようにして、支持することができ、よって、基礎10に設置された建物ユニット1に設けられる部屋13の天井高をより高くすることができる。
2 柱
3 天井梁
8 治具梁
10 基礎
10a 側面
11 支持金具
13,19 部屋
15,20 床部
Claims (5)
- ユニット式建物を構成する建物ユニットにおいて、
4本の柱と、4本の柱の上端間を連結する天井梁とによって骨組が構成されていることを特徴とする建物ユニット。 - 請求項1に記載の建物ユニットにおいて、
前記4本の柱の下端部に、これら柱の下端部を連結する治具梁が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする建物ユニット。 - 請求項1に記載の建物ユニットを複数組み合わせることによって施工されるユニット式建物において、
上下に組み合わされた前記建物ユニットのうち、下側の建物ユニットの天井梁に上側の建物ユニットに設けられる部屋の床部が支持されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項1に記載の建物ユニットを複数組み合わせることによって施工されるユニット式建物において、
基礎に設置された前記建物ユニットに設けられる部屋の床部が前記基礎に支持されていることを特徴とするユニット式建物。 - 請求項4に記載のユニット式建物において、
前記基礎の側面に、支持金具が固定されており、
前記床部は、前記支持金具を介して前記基礎によって支持されていることを特徴とするユニット式建物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013083098A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 |
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JPS59106645A (ja) * | 1983-10-17 | 1984-06-20 | 満尾 浩治 | 構造物 |
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JPH10331267A (ja) * | 1997-05-29 | 1998-12-15 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
JP2000248624A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-12 | Misawa Homes Co Ltd | 建物ユニット |
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2009
- 2009-12-10 JP JP2009280003A patent/JP5658455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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