JP2011120552A - 薬草類の根切り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬草類の根に薬効成分が含まれている為、根を切断する際に位置決めの精度が必要とされる。手作業による根切り作業では目視で切断位置を確認して、鋏で根を切断する作業を行っているため、熟練を有することなく薬草類の根を正確な位置で切断できるうえ、作業の処理量を増やすことができる薬草類の根切り装置を提供することを目的とする。
【解決手段】薬草類の根を切断するため薬草類の根の切断位置を決める案内ガイド部3と、案内ガイド部3から薬草類を挟持し、切断位置まで搬送する搬送手段7,10と、前記搬送手段7,10の軌道中に薬草類の根を切断する回転刃2と薬草類の茎部を案内する案内板6によって構成している。
【選択図】図1
【解決手段】薬草類の根を切断するため薬草類の根の切断位置を決める案内ガイド部3と、案内ガイド部3から薬草類を挟持し、切断位置まで搬送する搬送手段7,10と、前記搬送手段7,10の軌道中に薬草類の根を切断する回転刃2と薬草類の茎部を案内する案内板6によって構成している。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に薬草類の根切り作業の省力化を図るために、薬草類を確実に挟持して正確な位置で根を切断する機能を有する薬草類の根切り装置に関するものである。
従来から薬草類の根切り作業は、収穫した薬草を洗浄し、手作業で1本ずつ取り出して、根と茎の境目を鋏で切断していた。根の直径は、1mm〜10mmほどのものがあり、鋏で切断することで作業に時間がかかり処理量を増やすことが困難となっていた。他の農作物の根切り作業としてこのような問題を解決するため、ラッキョウなどの鱗茎を有する野菜の根を切断する装置として、茎部又は根部の鱗茎部との境界部位を保持し移送する鱗茎部側移送体と、該鱗茎部側移送体と対向する位置に、茎部又は根部の端部側を把持し移送する端部側移送体と、鱗茎部側移送体と端部側移送体との間に切除用カッターとを、少なくとも1組備え、鱗茎部側移送体と端部側移送体とが略同一な速度で移送する構成において、その移送中に鱗茎部側移送体と端部側移送体との距離が増大するようにした鱗茎菜類調製機が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
さらに根付きネギを受容する複数の溝部が外周面の回転軸線方向に形成された円筒状の回転ドラムと、前記回転ドラムの一端面に沿って前記回転軸線方向と同方向の回転軸の回りに回転自在に配設されており、前記溝部の一端から突出するネギ根に交叉しネギ根を切り取るネギ根カッターとを備えることを特徴とするネギ根切り取り装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2002-247974号公報
実用新案登録第3050221号公報
しかしながら、薬草類の根には薬効成分が含まれている為、根を切断する際に正確な位置決めが必要とされる。そのために手作業による根切り作業は、目視で切断位置を確認して、鋏で根を切断する作業を行っている。また、特許文献1及び、特許文献2に記載された根切り装置では、切断する根の正確な位置決めをすることが容易でなく、切断装置が大型化して、各農家が薬草類の根切り作業のために装置を導入することが困難になっていた。本発明ではこのような従来の切断装置が有している各種の課題を解消して、熟練を有することなく薬草類の根を正確な位置で切断できるうえ、作業の処理量を増やすことができる薬草類の根切り装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明においては、以下(1)ないし(4)の手段を採用する。
(1)すなわち本発明の薬草類の根切り装置は、薬草類の根を切断するため薬草類の根の切断位置を決める案内ガイド部と、案内ガイド部から薬草類を挟持し、搬送する搬送手段と、前記搬送手段の軌道中に薬草類の根を切断する回転刃と薬草類の根部を案内する案内板を設けたことを特徴としている。
(2)薬草類の茎を案内する案内板は、回転するように軸止され、その全周に亘って薬草類の根を案内する凹凸を設けて、案内板と対向する位置に設けた回転刃とともに薬草類の根を押し切り、根と茎を分離することを特徴としている。
(3)搬送手段は、回転ドラムとエンドレスベルトで構成され、軌道を円弧状としていることを特徴としている。
(4)薬草類の根を切断した後に、切断された根を一定方向に集める回収板を装着したことを特徴としている。
(1)すなわち本発明の薬草類の根切り装置は、薬草類の根を切断するため薬草類の根の切断位置を決める案内ガイド部と、案内ガイド部から薬草類を挟持し、搬送する搬送手段と、前記搬送手段の軌道中に薬草類の根を切断する回転刃と薬草類の根部を案内する案内板を設けたことを特徴としている。
(2)薬草類の茎を案内する案内板は、回転するように軸止され、その全周に亘って薬草類の根を案内する凹凸を設けて、案内板と対向する位置に設けた回転刃とともに薬草類の根を押し切り、根と茎を分離することを特徴としている。
(3)搬送手段は、回転ドラムとエンドレスベルトで構成され、軌道を円弧状としていることを特徴としている。
(4)薬草類の根を切断した後に、切断された根を一定方向に集める回収板を装着したことを特徴としている。
上記のように構成された薬草類の根切り装置によれば、根切りが必要な薬草類を案内ガイド部上に当て、案内ガイド部から薬草類を搬送部に挿入する。エンドレスベルトと回転ドラムに挟持された薬草類は、搬送部の軌道中にある案内板の凹凸にその根が案内され、回転している回転刃とともに根を押し切り、薬草類の根と茎を分離する。このように方法で薬草類の根を押し切ることで作業能率が向上し、容易に根切り作業を遂行できる。
以上説明したように本発明にかかる薬草類の根切り装置によれば、作業者が薬草類を案内ガイド部から搬送部に挿入するだけで、薬草類の根を切断し、その根を回収板に溜めることができるようになった。作業者が根切り作業に専念することで、従来よりも効率よく根切り作業を行うことができる。特に本装置は、軌道を円弧状にすることで小型化され、簡易な構造となっているため、作業者が設置場所を選ばずに根切り作業を行うことができるうえ、安価に根切り装置を提供できるようになった。
従って本発明によれば、作業者の熟練を要することなく薬草類の根を正確な位置で切断することができるうえ、根切り作業の作業能率を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良形態例を、本発明の実施例として各図とともに説明する。
(薬草類の根切り装置の全体構成)
本発明の薬草類の根切り装置は、ミシマサイコなどの薬草類の根を切断する調整作業を行うために利用される。
(薬草類の根切り装置の全体構成)
本発明の薬草類の根切り装置は、ミシマサイコなどの薬草類の根を切断する調整作業を行うために利用される。
図1は、薬草類の根切り装置を全体的に示す斜視図であり、図2は、エンドレスベルトカバー、回転ドラムカバーを外した状態で薬草類の根切り装置を全体的に示した斜視図である。
図3は、案内ガイド部に薬草類の根の切断位置を押し当てた状態を示した斜視図である。図4は、薬草類を案内ガイド部から搬送手段に送り込む状態を示した平面図である。
図5は、薬草類が搬送手段に挟持され、搬送されている状態を示した平面図である。
図6は、薬草類が案内板に案内された状態を示した平面図である。図7は、薬草類の根が案内板と回転刃で押し切られる状態を示した図である。図8は、薬草類の根が切断された後、薬草類の根を回収板の上に一定方向に溜めた状態を示した図である。
図6は、薬草類が案内板に案内された状態を示した平面図である。図7は、薬草類の根が案内板と回転刃で押し切られる状態を示した図である。図8は、薬草類の根が切断された後、薬草類の根を回収板の上に一定方向に溜めた状態を示した図である。
(回転刃)
円形状で全周に刃が付けられている。断面視においては、片刃となっており、根切りの位置精度を正確に出せるようになっている。回転刃の軸芯は、モーター軸に固定されている。モーターが回転することにより回転刃が一定速度で回転するようになっている。
円形状で全周に刃が付けられている。断面視においては、片刃となっており、根切りの位置精度を正確に出せるようになっている。回転刃の軸芯は、モーター軸に固定されている。モーターが回転することにより回転刃が一定速度で回転するようになっている。
(案内ガイド部)
薬草類を搬送手段に挿入するまでに根の切断位置を決めるため薬草類を押し当てるためのガイドで、枠体に固定されている。
薬草類を搬送手段に挿入するまでに根の切断位置を決めるため薬草類を押し当てるためのガイドで、枠体に固定されている。
(回転ドラム)
円筒の外周に亘って弾性部材を巻着し、その回転中心は回転自由に軸止されている。エンドレスベルトに圧接され、エンドレスベルトの回転とともに回転するように構成されている。
円筒の外周に亘って弾性部材を巻着し、その回転中心は回転自由に軸止されている。エンドレスベルトに圧接され、エンドレスベルトの回転とともに回転するように構成されている。
(搬送手段)
前記、回転ドラムとエンドレスベルトで構成され、薬草類がエンドレスベルトと回転ドラムに挟持されて搬送される。
前記、回転ドラムとエンドレスベルトで構成され、薬草類がエンドレスベルトと回転ドラムに挟持されて搬送される。
(案内板)
前記回転刃と対向する位置に回転中心を設けて軸止されており、その円形板の全周に亘って、一定ピッチで凹凸が形成されている。この凹凸に薬草類の根を案内する。
前記回転刃と対向する位置に回転中心を設けて軸止されており、その円形板の全周に亘って、一定ピッチで凹凸が形成されている。この凹凸に薬草類の根を案内する。
(駆動ローラー)
回転刃と同軸上にありモーター軸に固定されている。従動ローラーとエンドレスベルトでつながっている。駆動ローラーと従動ローラーの間にはテンションローラーが設けられていて、一定のテンションがかけられている。
回転刃と同軸上にありモーター軸に固定されている。従動ローラーとエンドレスベルトでつながっている。駆動ローラーと従動ローラーの間にはテンションローラーが設けられていて、一定のテンションがかけられている。
(滑走台)
薬草類の根が切断された後、根を回収板まで滑走させる板で傾斜を付けて装着されている。
薬草類の根が切断された後、根を回収板まで滑走させる板で傾斜を付けて装着されている。
(回収板)
滑走台から滑り落ちた薬草の根を一定方向に溜めておく平板と、切断された根が他の場所へ飛散しないように壁面とで構成されている。
滑走台から滑り落ちた薬草の根を一定方向に溜めておく平板と、切断された根が他の場所へ飛散しないように壁面とで構成されている。
このようにして得られた根切り装置は、薬草類を挟持、搬送することで、根の切断位置を正確に位置決めして、案内板と回転刃により根を押し切るため、薬草類のほか、根切り作業が必要な様々な農作物の根を切断することも可能である。
1…枠体
2…回転刃
3…案内ガイド部
4…モーター
5…軸受け
6…案内板
7…回転ドラム
8…駆動ローラー
9…回収板
10…エンドレスベルト
11…薬草類
12…エンドレスベルトカバー
13…回転ドラムカバー
14…搬送手段
15…従動ローラー
16…テンションローラー
17…薬草類の根
18…滑走台
2…回転刃
3…案内ガイド部
4…モーター
5…軸受け
6…案内板
7…回転ドラム
8…駆動ローラー
9…回収板
10…エンドレスベルト
11…薬草類
12…エンドレスベルトカバー
13…回転ドラムカバー
14…搬送手段
15…従動ローラー
16…テンションローラー
17…薬草類の根
18…滑走台
Claims (4)
- 薬草類の根を切断するため薬草類の根の切断位置を決める案内ガイド部と、案内ガイド部から薬草類を挟持し、薬草類を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の軌道中に薬草類の根を切断する回転刃と薬草類の根部を案内する案内板を設けたことを特徴とする薬草類の根切り装置。
- 薬草類の切断部を案内する案内板は、回転するように軸止され、その全周に亘って薬草類の切断部を案内する凹凸を設けて、案内板と対向する位置に設けた回転刃とともに薬草類の根を押し切り、根と茎を分離することを特徴とする請求項1に記載の薬草類の根切り装置。
- 搬送手段は回転ドラムとエンドレスベルトで構成され、薬草類を挟持し、搬送する軌道を円弧状としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬草類の根切り装置。
- 薬草類の根を切断した後に、切断された根を一定方向に集める回収板を装着したことを特徴とする請求項1または請求項2,3に記載の薬草類の根切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009283073A JP2011120552A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 薬草類の根切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009283073A JP2011120552A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 薬草類の根切り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011120552A true JP2011120552A (ja) | 2011-06-23 |
Family
ID=44285152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009283073A Pending JP2011120552A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 薬草類の根切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011120552A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104589396A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 四川科伦天然药业有限公司 | 一种切药机 |
CN104589401A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 四川科伦天然药业有限公司 | 一种切药机 |
CN104723389A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-06-24 | 深圳国控医疗有限公司 | 切片机 |
-
2009
- 2009-12-14 JP JP2009283073A patent/JP2011120552A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104723389A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-06-24 | 深圳国控医疗有限公司 | 切片机 |
CN104723389B (zh) * | 2015-01-16 | 2018-01-16 | 深圳国控医疗有限公司 | 切片机 |
CN104589396A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 四川科伦天然药业有限公司 | 一种切药机 |
CN104589401A (zh) * | 2015-01-30 | 2015-05-06 | 四川科伦天然药业有限公司 | 一种切药机 |
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