JP2011118772A - 配達管理システム及び配達管理方法 - Google Patents

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Sakae Takahashi
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Abstract

【課題】依頼に応じて迅速に対応することができる配達管理システム及び配達管理方法を提供する。
【解決手段】電子郵便管理サーバ20の制御部21は、顧客端末15やファクシミリ端末16から配達依頼を取得した場合、これに含まれる受取人情報及び通信内容を含む受付管理レコードを生成して、受付管理データベース26に記録する。制御部21は、受取人の住所情報に基づく配達支店の特定し、この配達支店に設置されたプリンタ40が正常稼動か否かを判断する。制御部21は、このプリンタ40が正常稼動の場合には印刷ファイルを配達支店のプリンタ40に送信して、配達支店で印刷を行なう。このプリンタ40が正常稼動でなく近隣支店のプリンタ40が正常稼動で規定時刻までに配送可能な場合には、印刷ファイルを近隣支店のプリンタ40に送信し、近隣支店で印刷を行ない、配達支店に輸送する。配達支店で受取人に印刷した配達物を配達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、依頼者から受け付けた原稿の電子データに基づいて印刷した配達物の配達を管理する配達管理システム及び配達管理方法に関する。
従来から、相手にメッセージを伝える手段として電報サービスが利用されている。この電報サービスにおいては、電話を用いてメッセージを受け付け、このメッセージが印字された書面が相手に配達される。また、郵便局等の受付拠点において、窓口やファクシミリ端末でメッセージを受け付け、これを印刷した書面を配達するサービスも提供されている。更に、インターネットを介してメッセージを受け付けて、これを印刷した書面を配達するサービスも検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1には、利用者が所望の台紙及び文例を選択し、受取人の姓名及び差出人の姓名を入力して電報画面情報を形成し、画面上で確認した後、この電報画面情報を、インターネットを介して電話サービス提供者に送り、電報配達を依頼することが記載されている。
特開2002−73755号公報(第1頁、図6及び図7)
従来のサービスにおいては、受付拠点は、受け付けたメッセージを、このメッセージの受取人の住所を管轄している配達拠点に送信する。配達拠点は、印刷装置を用いて、このメッセージを印刷した書面を作成して配達していた。
また、配達拠点においては、配達作業を既に終了している場合もある。受付拠点が、このような配達拠点における状況を把握していなければ、配達期限が定められた依頼を受け付けることができない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、依頼に応じて迅速に対応することができる配達管理システム及び配達管理方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配達拠点を特定する拠点識別子に対して、この配達拠点が配達を管轄している住所を特定する管轄住所識別子を関連付けて記憶している配達拠点記憶手段と、前記配達拠点の拠点識別子に対応して印刷装置を特定する印刷装置識別子を関連付けて記憶している印刷装置記憶手段と、通信内容と受取人の住所とを関連付けて記憶する受付管理記憶手段と、通信内容を表した配達物の配達を管理する制御手段とを備えた配達管理システムであって、前記制御手段が、受取人の住所を含む受取人情報と通信内容とを含めた配達依頼書の電子データを受信する受付手段と、前記配達依頼書の前記受取人の住所に対応する配達拠点の拠点識別子を前記配達拠点記憶手段から特定する配達拠点特定手段と、前記配達依頼書の通信内容を含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記配達拠点において配達する配達物を印刷する印刷拠点の印刷装置を特定する印刷装置特定手段と、この印刷装置に前記印刷データを送信する出力手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配達管理システムにおいて、印刷装置識別
子に対して、印刷装置の稼動状況を記録する稼動状況記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記印刷装置の稼動状況を取得して、前記稼動状況記憶手段の印刷状況を更新する稼動状況更新手段を更に備え、前記印刷装置特定手段は、前記稼動状況記憶手段に記憶された稼動状況に基づいて前記印刷装置識別子を特定することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配達管理システムにおいて、配達拠点の拠点識別子、印刷装置を設置している印刷拠点の拠点識別子、印刷拠点から配達拠点への輸送状況を記録した輸送管理記憶手段を更に備え、前記印刷装置特定手段は、前記配達拠点の拠点識別子に対応する印刷装置の印刷装置識別子を前記印刷装置記憶手段から特定し、この印刷装置において印刷が行なえない場合には、この配達拠点への輸送状況情報を前記輸送管理記憶手段から取得し、この輸送状況に基づいて印刷装置を特定することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の配達管理システムにおいて、前記配達拠点の拠点識別子に対して、受取人への配達状況情報を記録した配達管理記憶手段を更に備え、前記制御手段は、配達期限に関するデータを記憶しており、前記制御手段は、前記配達拠点の配達状況を前記配達管理記憶手段から取得し、前記配達期限までに配達できない場合にはアラームを通知する通知手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の配達管理システムにおいて、前記配達依頼書には、差出人情報が記録されており、前記印刷データ生成手段は、配達依頼書の差出人情報及び受取人情報を含む配達管理用紙を、前記配達依頼書の通信内容を含む配達物に付加して印刷するための印刷データを生成することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の配達管理システムにおいて、前記印刷データ生成手段は、配達依頼書の通信内容が複数の用紙から構成されている場合には、前記複数の用紙を積層した場合に前記通信内容が記載された各用紙の順番を識別可能とする順番識別情報を付加した印刷データを生成することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、配達拠点を特定する拠点識別子に対して、この配達拠点が配達を管轄している住所を特定する管轄住所識別子を関連付けて記憶している配達拠点記憶手段と、前記配達拠点の拠点識別子に対応して印刷装置を特定する印刷装置識別子を関連付けて記憶している印刷装置記憶手段と、通信内容と受取人の住所とを関連付けて記憶する受付管理記憶手段と、制御手段とを備えた配達管理システムを用いて、通信内容を表した印刷物の配達を管理する配達管理方法であって、前記制御手段が、受取人の住所を含む受取人情報と通信内容とを含めた配達依頼書の電子データを受信する受付段階と、前記配達依頼書の前記受取人の住所に対応する配達拠点の拠点識別子を前記配達拠点記憶手段から特定する配達拠点特定段階と、前記配達依頼書の通信内容を含む印刷データを生成する印刷データ生成段階と、前記配達拠点において配達する配達物を印刷する印刷拠点の印刷装置を特定する印刷装置特定段階と、この印刷装置に前記印刷データを送信する出力段階とを実行することを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御手段は、受取人の住所を含む受取人情報と通信内容とを含めた配達依頼書の電子データを受信する。制御手段は、配達依頼書の受取人の住所に対応する配達拠点の支店識別子を配達拠点記憶手段から特定する。制御手段は、配達依頼書の通信内容を含む印刷データを生成する。制御手段は、配達拠点において配達する配達物を印刷する印刷拠点の印刷装置を特定する。制御手段は、この印刷装置に印刷データを送信する。このため、制御手段は、受信した電子データに含まれる受取人の住所から配達拠点を自動的に特定する。そして、この配達拠点に対応する印刷装置で配達物を印刷し、これを配達
拠点から迅速に配達することができる。
本発明によれば、制御手段は、印刷装置の稼動状況を取得して、稼動状況記憶手段の印刷状況を更新する。制御手段は、稼動状況記憶手段に記憶された稼動状況に基づいて印刷装置識別子を特定する。このため、印刷装置の稼動状況から、配達拠点に対応する印刷装置を効率よく特定することができる。
本発明によれば、制御手段は、配達拠点の拠点識別子に対応する印刷装置の印刷装置識別子を印刷装置記憶手段から特定し、この印刷装置において印刷が行なえない場合には、この配達拠点への輸送状況情報を輸送管理記憶手段から取得し、この輸送状況に基づいて印刷装置を特定する。このため、配達拠点に対応する印刷装置で印刷できない場合には、輸送状況に基づいて、より的確な印刷装置で印刷物を印刷することができる。
本発明によれば、制御手段は、配達拠点の配達状況を配送管理記憶手段から取得し、配達期限までに配達できない場合にはアラームを通知する。このため、利用者に配達期限までに配達できないことを迅速に通知することができる。
本発明によれば、制御手段は、配達依頼書の差出人情報及び受取人情報を含む配達管理用紙を、配達依頼書の通信内容を含む配達物に付加した印刷物を印刷するための印刷データを生成する。このため、配達管理用紙が配達物と一体になって印刷される。そして、配達拠点において配達物を配達する場合に、配達物を配達管理用紙と切り離して配達記録として管理することができる。
本発明によれば、制御手段は、配達依頼書の通信内容が複数の用紙から構成されている場合には、複数の用紙を積層した場合に通信内容が記載された各用紙の順番を識別可能とする順番識別情報を付加した印刷データを生成する。このため、この順番識別情報によって、通信内容の順番を迅速に把握することができる。
本発明によれば、依頼に応じて迅速に対応することができることができる。
実施形態における配達管理システムの構成を示すブロック図。 各データベースに記録されたデータの構成を説明する説明図であり、(a)は転居管理データベース、(b)は支店管理データベース、(c)は配送管理データベース、(d)は稼動状況管理データベース、(e)は受付管理データベース。 窓口受付の配達処理の処理手順を説明する流れ図。 インターネット受付の配達処理の処理手順を説明する流れ図。 電子郵便管理サーバにおける受付処理の処理手順を説明する流れ図。 プリンタが正常稼動でない場合の受付処理の処理手順を説明する流れ図。 印刷ファイル作成処理の処理手順を説明する流れ図。 確認用目印についての説明図。 原稿及びこれに基づいて作成された印刷物を説明する説明図であり、(a)は原稿が含まれる送付用紙、(b)は封筒型の印刷物、(c)は箱型の印刷物を示す。 変更例におけるファクシミリ通話受付処理及び手動補正支援処理の処理手順を説明する流れ図。 補正処理における各補正画面を説明するための画面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。本実施形態で
は、利用者から受け付けた原稿に基づいて印刷拠点において印刷した配達物を配達拠点から受取人に配達するサービス(以下、電子郵便サービスという)を行なうために用いる配達管理システムについて説明する。本実施形態の配達管理システムは、受付拠点(郵便局や引受支店)の窓口において利用者から差し出された原稿の電子データや、利用者の端末において作成された原稿の電子データを取得する。本実施形態では、複数頁から構成される電子データを取得することも可能である。この場合には、このうちの1枚目に配達物の受取人や差出人に関する配達管理情報が記録される。更に、配達管理システムは、利用者から原稿を受け付ける際に、規定時刻までに配達できない場合には、明日以降の配達になることを通知する。本実施形態では、受付日の24時(当日中)を規定時刻として用いる。
図1に示すように、配達管理システムとしての電子郵便管理サーバ20は、インターネットを介して利用者端末15に接続されている。この利用者端末15は、この電子郵便サービスの利用者が、電子データの原稿の作成及び差し出しを行なう場合に用いるコンピュータ端末である。この利用者端末15には、表示手段及び操作手段が設けられている。表示手段は、例えばディスプレイであり、利用者情報の登録画面や原稿作成画面等の各種画面を表示する。操作手段は、例えばキーボード及びポインティングデバイスであり、利用者の登録情報や原稿等の入力データや、原稿作成及び送信等の指示データを取得する。
また、電子郵便管理サーバ20は、ファクシミリ端末17に接続されている。このファクシミリ端末17は、電子郵便管理サーバ20が設置された拠点に設けられている。そして、受付拠点に設置されたファクシミリ端末16から送信されたファクシミリデータを受信し、電子郵便管理サーバ20に転送する。本実施形態のファクシミリ端末17は、受付拠点に設置されたファクシミリ端末16のファクシミリ番号が登録されたリストを保持しており、このリストに登録されているファクシミリ番号のみからのファクシミリデータを受信する。更に、ファクシミリ端末17は、ファクシミリデータを受信した場合には、送信元のファクシミリ番号を取得し、電子郵便管理サーバ20に送信する。
更に、電子郵便管理サーバ20は、配達状況管理システム30に接続されている。配達状況管理システム30は、配達状況管理データベースを備える。この配達状況管理データベースには、配達状況に関する配達状況データが記録される。この配達状況データには、追跡識別子、拠点識別子、配送ステータス及びステータス登録時刻に関するデータが含まれる。
配達状況管理システム30は、電子郵便管理サーバ20からの追跡識別子要求を受信し、追跡識別子を付与して、電子郵便管理サーバ20に送信する。この追跡識別子は、通常、荷物に貼付された伝票に印字され、荷物をユニークに特定できるように付与される。
更に、配達状況管理システム30は、図示しない各拠点(集荷センタや配達支店等)に設置された配送管理端末に接続されている。各拠点の配送管理端末では、荷物に貼付された伝票の追跡識別子を読み取った場合には、配達状況管理システム30に荷物の配送ステータス(例えば、「引受」、「発送」、「到着」、「配達中」又は「配達済」等)を送信する。配達状況管理システム30は、各配送管理端末が設置された拠点を特定する拠点識別子とともに、配達物の配送ステータスを受信し、拠点識別子、配送ステータス及びこれらを受信したステータス登録時刻とを配達状況管理データベースに記録する。また、配達状況管理システム30は、追跡識別子を含む問い合わせを受信した場合、この追跡識別子の配達状況データを配達状況管理データベースから抽出し、問い合わせ結果を返信する。
更に、電子郵便管理サーバ20は、ネットワークを介して、印刷装置としてのプリンタ40に接続されている。このプリンタ40は、配達支店や統括支店に設置されている。配
達支店は、管轄する住所に対して配達を行なう支店である。統括支店は、予め定めた範囲の地域の支店を統括している。遠隔地への通常郵便物等は、トラック等の輸送手段によって、統括支店を経由して配達支店に輸送される。
プリンタ40は、電子郵便管理サーバ20からの指示に応じて印刷を行なう。本実施形態のプリンタ40は、稼動状況を示す稼動状況フラグを、プリンタ識別子(印刷識別子)とともに電子郵便管理サーバ20に定期的に送信する。ここで、プリンタ40は、稼動状況として、正常に稼動している「正常稼動」を示す正常稼動フラグ、早期復旧が見込めるエラーが発生している「軽度異常」を示す軽度異常フラグ、復旧に時間がかかるエラーが発生している「重度異常」を示す重度異常フラグの何れかのフラグを送信する。
一方、電子郵便管理サーバ20は、制御手段としての制御部21、転居管理データベース22、支店管理データベース23、配送管理データベース24、稼動状況管理データベース25、受付管理データベース26及び利用者管理データベース27を備える。支店管理データベース23は、配達拠点記憶手段及び印刷装置記憶手段として機能し、配送管理データベース24は、配達管理記憶手段及び輸送管理記憶手段として機能する。更に、稼動状況管理データベース25は、稼動状況記憶手段として機能し、受付管理データベース26は、受付管理記憶手段として機能する。
この制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(受付段階、配達拠点特定段階、印刷データ生成段階、印刷装置特定段階及び出力段階等を含む処理)を行なう。そして、このための配達管理プログラムを実行することにより、制御部21は、稼動状況更新手段、ファクシミリ受付手段、利用者登録手段、認証手段、インターネット受付手段、配達支店特定手段、印刷拠点特定手段、通知手段、印刷データ生成手段及び出力手段として機能する。ここで、ファクシミリ受付手段及びインターネット受付手段は、受付手段として機能する。更に、制御部21は、配達期限としての規定時刻データを記憶している。
稼動状況更新手段は、各プリンタ40から稼動状況フラグを受信した場合に、このプリンタ識別子に関する稼動状況を更新して稼動状況管理データベース25に記録する。
ファクシミリ受付手段は、ファクシミリ端末17を介して、ファクシミリ端末16から電子郵便サービスの原稿の受付処理を実行する。具体的には、ファクシミリ受付手段は、OCR(Optical Character Reader)機能を備えており、この機能によってファクシミリデータ(画像データ)を文字データに変換する。ファクシミリ受付手段は、原稿領域、受取人欄、差出人欄、配達指定日欄及び台紙種類欄のデータ領域の位置に関するテンプレートを記憶している。ファクシミリ受付手段は、テンプレートのこれら位置と、OCR機能によって変換した文字の位置とから、受取人、差出人、台紙種別識別子、配達指定日に関するデータを取得する。
利用者登録手段は、利用者端末15を用いて電子郵便サービスを利用する利用者の登録処理を実行する。
認証手段は、利用者端末15を用いて電子郵便サービスを利用する利用者の認証処理を実行する。
インターネット受付手段は、利用者端末15からインターネットを介して電子郵便サービスの原稿の受付処理を実行する。本実施形態のインターネット受付手段は、受付可能時間に関するデータを記憶している。インターネット受付手段は、受付可能時間以外に利用者端末15から受付した場合には、明日以降の配達である旨の通知を行なう。
配達支店特定手段は、配達拠点特定手段として機能し、受取人の住所への配達を管轄し
ている配達支店を特定する処理を実行する。更に、本実施形態の配達支店特定手段は、受取人が転居していないか否かを確認する。
印刷拠点特定手段は、印刷装置特定手段として機能し、配達支店及びプリンタ40の稼動状況に基づいて原稿を印刷するプリンタ40を特定する処理を実行する。
通知手段は、利用者に対して、配達不可の通知処理や受付完了の通知処理を実行する。通知手段は、返信待機時間に関するデータを記憶している。返信待機時間は、利用者からの返信を待機する時間である。具体的には、通知手段は、利用者端末15に対して配達不可の通知を行なう場合、明日以降の配達である旨の通知を行ない、返信待機時間が経過しても、利用者端末15から承諾信号を受信しない場合には、配達不可のメッセージを通知する。
印刷データ生成手段は、プリンタ40に送信する印刷ファイル(印刷データ)を生成する処理を実行する。
出力手段は、印刷ファイルをプリンタ40に送信して、印刷物(配達物)を出力する処理を実行する。
一方、転居管理データベース22には、図2(a)に示すように、住所の移転に関する転居管理レコード220が記録されている。この転居管理レコード220は、転居届の内容が登録された場合に記録される。この転居管理レコード220には、転居管理識別子、転居元情報、転居者氏名、転居先情報及び登録年月日に関するデータが含まれる。
転居管理識別子データ領域には、この転居管理レコードを特定するための識別子(転居管理識別子)に関するデータが記録されている。
転居元データ領域には、転居前の旧住所、郵便番号及び旧電話番号に関するデータが記録されている。
転居者氏名データ領域には、転居者の氏名に関するデータが記録されている。
転居先データ領域には、転居先の現住所、郵便番号及び現在の電話番号に関するデータが記録されている。
登録年月日データ領域には、この転居管理レコードを登録した年月日に関するデータが記録されている。なお、この登録年月日から1年を経過した転居管理レコード220は削除される。
支店管理データベース23には、図2(b)に示すように、配達拠点や印刷拠点等である各支店を管理するための支店管理レコード230が記録されている。この支店管理レコード230は、新たに設置された支店に関するデータが入力された場合に記録される。この支店管理レコード230には、支店識別子、管轄住所識別子、プリンタ識別子及び近隣支店識別子に関するデータが含まれる。
支店識別子データ領域には、各支店を特定するための識別子に関するデータが記録されている。
管轄住所識別子データ領域には、この支店が配達を行なう地区の住所を特定するための識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、このデータ領域には、地区の町名又はその地区の郵便番号が記録される。
プリンタ識別子データ領域には、この支店に設置されたプリンタを特定するための識別子に関するデータが記録されている。
近隣支店識別子データ領域には、この支店の近隣の支店であって、プリンタが設置され
ている支店を特定するための支店識別子に関するデータが記録されている。この近隣支店識別子は、代替プリンタを利用する場合に用いる。本実施形態では、近隣支店識別子として、この支店を統括している統括支店の支店識別子を用いる。
配送管理データベース24には、図2(c)に示すように、配達期限に間に合うか否かを管理する配送管理データが記録されている。本実施形態では、配送管理データとして、配達終了管理レコード241及び輸送終了管理レコード242が記録されている。配達終了管理レコード241は、支店から各管轄住所識別子で特定される住所に対して、当日の最終配達が出発したか否かを管理するために用いられる。輸送終了管理レコード242は、輸送元支店から輸送先支店に対して、当日の最終輸送が出発したか否かを管理するために用いられる。各配達終了管理レコード241及び輸送終了管理レコード242は、その日の配達及び輸送が開始される前にリセットされ、日毎に各支店から配達終了及び輸送終了の通知を受信した場合に更新される。
配達終了管理レコード241には、支店識別子、管轄住所識別子及び出発判定フラグに関するデータが含まれる。
支店識別子データ領域には、各支店を特定するための支店識別子に関するデータが記録されている。
管轄住所識別子データ領域には、この支店が配達を行なう地区の住所を特定するための識別子(本実施形態では町名又はその地区における郵便番号)に関するデータが記録されている。
出発判定フラグデータ領域には、この管轄住所識別子の地区における最終配達便が出発したことを示すフラグが記録されている。この出発判定フラグデータ領域には、最終配達便がまだ出発していないことを示す「未出発フラグ」、又は最終配達便が既に出発したことを示す「出発済フラグ」が記録される。
輸送終了管理レコード242には、輸送識別子、輸送元支店識別子、輸送先支店識別子及び出発判定フラグに関するデータが含まれる。
輸送識別子データ領域には、各輸送を特定するための識別子に関するデータが記録されている。
輸送元支店識別子データ領域には、この輸送の出発地である支店を特定するための支店識別子に関するデータが記録されている。
輸送先支店識別子データ領域には、この輸送の到着地である支店を特定するための支店識別子に関するデータが記録されている。
出発判定フラグデータ領域には、この日の最終輸送便が出発したか否かを示すフラグが記録されている。この最終輸送便は、本実施形態では、輸送先支店における管轄住所への最終配達便に間に合う最も遅い便を意味する。この出発判定フラグデータ領域には、最終輸送便がまだ出発していないことを示す「未出発フラグ」、又は最終輸送便が既に出発したことを示す「出発済フラグ」が記録される。
稼動状況管理データベース25には、図2(d)に示すように、プリンタ40の稼動状況を管理するための稼動状況管理レコード250が記録されている。この稼動状況管理レコード250は、プリンタ40が新たに設置された場合に登録され、各プリンタ40の稼動状況を取得した場合に更新される。この稼動状況管理レコード250には、プリンタ識別子、稼動状況フラグ及び更新時刻に関するデータが含まれる。
プリンタ識別子データ領域には、各プリンタ40を特定するための識別子に関するデータが記録されている。このプリンタ識別子を介して、稼動状況管理レコード250と支店管理レコード230とが関連付けられる。
稼動状況フラグデータ領域には、このプリンタ40の稼動状況に関する稼動状況フラグが記録されている。本実施形態においては、この稼動状況フラグとして、正常稼動フラグ、軽度異常フラグ、重度異常フラグのいずれかが記録される。なお、稼動状況データ領域に重度異常フラグが記録されている場合には、制御部21は、復旧が間に合わないと判断する。
更新時刻データ領域には、この稼動状況を各プリンタ40から取得し、稼動状況管理レコード250を更新した時刻に関するデータが記録されている。
受付管理データベース26には、図2(e)に示すように、電子郵便サービスにおいて受け付けた配達依頼を管理するための受付管理レコード260が記録される。この受付管理レコード260は、後述する配達依頼を受信した場合に記録される。この受付管理レコード260には、受付識別子、受取人情報、差出人情報、配達指定日、台紙種別識別子、枚数、通信内容、通知先種別、通知先特定番号、追跡識別子、受付日時及び決済情報に関するデータが含まれる。
受付識別子データ領域には、各配達依頼を特定するための識別子(受付識別子)に関するデータが記録される。
受取人データ領域には、この配達依頼における受取人に関するデータが記録される。この受取人に関するデータには、この受取人の氏名、この受取人の住所、郵便番号及び電話番号等に関するデータが含まれる。
差出人データ領域には、この配達依頼の差出人に関するデータが記録される。この差出人データには、この差出人の氏名、この受取人の住所、郵便番号及び電話番号等に関するデータが含まれる。
配達指定日データ領域には、差出人が配達を希望する指定日に関するデータが記録される。差出人がこの指定日を指定しなかった場合には、この配達指定日データ領域はデータが記録されない。
台紙種別識別子データ領域には、配達する原稿を貼付する台紙の様式や種別を特定するための識別子に関するデータが記録される。ここで、様式には、A4版サイズの封筒型と、A5版サイズで箱に収容する箱型とがある。更に、封筒型には、慶事用の台紙や弔事用の台紙等の種別がある。
枚数データ領域には、原稿の総枚数に関するデータが記録される。
通信内容データ領域には、原稿に書き込まれた内容についての画像データが記録される。制御部21が複数枚の原稿を取得した場合には、通信内容データ領域には、各頁番号に関連付けて、頁毎の通信内容の画像データがまとめて記録される。
通知先種別データ領域には、受付完了や通知不可を通知する通知先の端末の種類(利用者端末又はファクシミリ端末)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
通知先特定番号データ領域には、通知先を特定するための番号に関するデータが記録される。通知先の端末が利用者端末15の場合には、通知先特定番号としてメールアドレス等を用いる。更に、通知先がファクシミリ端末16の場合には、このファクシミリ端末16のファクシミリ番号を用いる。
追跡識別子データ領域には、配達物の配送ステータスを特定するための追跡識別子に関するデータが記録される。この追跡識別子を用いることにより、この配達物の配達状況を問い合わせることができる。
受付日時データ領域には、受付を完了した日時に関するデータが記録されている。
決済情報データ領域には、インターネットを介して受け付けた場合の料金支払に関するデータが記録されている。本実施形態では、料金支払方法や料金支払に必要となる識別情報(後納支払いの場合には利用者識別子、カード支払いの場合にはカード番号等)が記録される。
一方、利用者管理データベース27には、利用者端末15を用いて電子郵便サービスを利用する利用者に関する利用者管理レコードが記録されている。この利用者管理レコードは、後述する利用者登録処理を実行した場合に記録される。この利用者管理レコードには、利用者識別子、パスワード、利用者属性及び決済情報に関するデータが含まれる。
利用者識別子データ領域及びパスワードデータ領域には、この利用者を特定する識別子及びパスワードに関するデータが記録される。このパスワード及び利用者識別子を用いて利用者の認証処理が実行される。
利用者属性データ領域には、この利用者の属性に関するデータが記録される。このデータには、利用者の氏名、住所、郵便番号、電話番号及びメールアドレス等が含まれる。
決済情報データ領域には、インターネットを介して受付した場合の料金支払に関するデータが記録される。
次に、上述した構成を有する電子郵便管理サーバ20が行なう処理について、図3〜図7に基づいて説明する。本実施形態では、まず、利用者が受付拠点において原稿を差し出して配達依頼を行なう場合、利用者端末15から原稿データの差出処理を行なって配達依頼を行なう場合の全体的な処理手順について説明する。更に、電子郵便管理サーバ20が実行する受付処理について説明する。
(受付拠点において配達依頼を行なう場合)
まず、受付拠点において配達依頼を行なう場合の処理手順について、図3を用いて説明する。この場合、利用者は受付拠点に出向き、窓口において電子郵便サービスを利用する。
利用者は原稿を作成する(ステップS1−1)。この場合、利用者は、図9(a)に示す送付用紙600を入手しておく。この送付用紙600には、事務用領域及び原稿領域500が含まれている。事務用領域には、受付拠点において事務連絡等に関する事項を記載する領域である。原稿領域500には、受取人欄510、差出人欄520、配達指定日欄530、台紙種類欄540及び通信文表示領域550が含まれる。そして、この原稿領域500の通信文表示領域550に、通信文(相手に送りたい文章や画像)を記載する。ここで、通信文が通信文表示領域550で収まらない場合には、この原稿領域500と同じ大きさで配達管理情報が記載されない用紙に、通信文表示領域550に収まらなかった内容を記載する。なお、原稿の作成は、受付拠点で行なってもよいし、自宅等で予め作成しておいてもよい。
次に、利用者は、配達情報を記載する(ステップS1−2)。この場合、利用者は、受取人欄510及び差出人欄520を記載し、台紙種類欄540において台紙種別識別子を記載する。配達指定日の希望がある場合には、配達指定日欄530に配達指定日を記載する。そして、利用者は、電子郵便サービスを利用するために、作成した原稿を受付拠点の
窓口に差し出す(ステップS1−3)。
受付拠点では、差し出された原稿を受け付け(ステップS1−4)、ファクシミリ送信処理を実行する(ステップS1−5)。ここでは、受付拠点のファクシミリ端末16を用いて、差し出された送付用紙600をファクシミリ送信する。具体的には、受付拠点のファクシミリ端末16は、この送付用紙600を読み取って画像データを生成し、ファクシミリ端末17に送信する。この場合、通信文が複数枚になっている場合には、送付用紙600を1枚目とし、これと他の通信文とをまとめて送信する。
ファクシミリ端末17は、ファクシミリ端末16から取得した送付用紙600の画像データを電子郵便管理サーバ20に転送する。電子郵便管理サーバ20の制御部21は、後述する受付処理を実行する(ステップS1−6)。そして、配達可能な場合には、電子郵便管理サーバ20は、この受付拠点のファクシミリ端末16に、追跡識別子を含む受付完了を通知する。
受付拠点では、受付完了及び追跡識別子を利用者に通知する(ステップS1−7)。利用者は、受付完了及び追跡識別子の通知を受けると、料金を支払う(ステップS1−8)。
一方、電子郵便管理サーバ20は、後述するように印刷拠点のプリンタ40において印刷ファイルを送信し、プリンタ40において印刷処理を実行する。そして、配達拠点のプリンタ40において印刷処理が実行された場合には、受取人の住所に印刷物が配達される。
また、図3に示すように、配達拠点でない印刷拠点のプリンタ40で印刷した場合(ステップS1−9)には、印刷拠点において印刷された印刷物が配達拠点に輸送される(ステップS1−10)。そして、配達拠点において印刷物を受取人に配達する(ステップS1−11)。以上により、受付拠点において受付した場合の電子郵便サービスの処理が完了する。
(利用者端末15を用いて配達依頼を行なう場合)
次に、利用者端末15を用いて配送依頼を行なう場合の処理手順について、図4を用いて説明する。
この場合、利用者は、予め利用者情報の設定を行なう(ステップS2−1)。具体的には、利用者端末15は、電子郵便管理サーバ20にアクセスして、電子郵便サービスの利用申請を依頼する。電子郵便管理サーバ20の制御部21は、利用者端末15に対して登録画面データを送信し、登録画面を表示する。この登録画面には、利用者識別子、パスワード、利用者の氏名や住所等の利用者情報を入力する入力欄と登録ボタンとが含まれる。利用者は、この登録画面において自分の氏名、住所及びメールアドレス等の利用者情報及び決済情報を入力して、登録ボタンを選択する。利用者端末15は、登録画面に入力された利用者識別子、パスワード、利用者情報及び決済情報を電子郵便管理サーバ20に送信する。
電子郵便管理サーバ20の制御部21は、利用者登録処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の利用者登録手段は、受信した利用者識別子及びパスワードが記録された利用者管理レコードを利用者管理データベース27において検索する。ここで、利用者識別子及びパスワードが一致する利用者管理レコードが登録されていない場合には、利用者登録手段は、この利用者情報を含む利用者管理レコードを新たに生成して、利用者管理データベース27に記録する。そして、制御部21の利用者登録手段は、登
録が完了したメッセージを利用者端末15に送信する。利用者端末15は、登録完了のメッセージをディスプレイに表示する。
その後、利用者が電子郵便サービスを利用する場合、利用者端末15は、まず、ログイン処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、利用者は、利用者端末15を電子郵便管理サーバ20にアクセスさせる。この場合、利用者端末15は、電子郵便管理サーバ20からログイン画面データを取得し、ログイン画面を表示する。このログイン画面には、利用者識別子及びパスワードを入力する各入力欄とログインボタンとが含まれる。利用者は、各入力欄に自分の利用者識別子及びパスワードを入力して、ログインボタンを選択する。利用者端末15は、入力された利用者識別子及びパスワードを電子郵便管理サーバ20に送信する。
電子郵便管理サーバ20の制御部21は、認証処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の認証手段は、受信した利用者識別子及びパスワードに一致する利用者管理レコードを利用者管理データベース27から検索する。
利用者識別子及びパスワードに一致する利用者管理レコードを抽出した場合、電子郵便管理サーバ20は、この利用者識別子を仮記憶し、原稿作成画面データを利用者端末15に送信する。
原稿作成画面データを受信した利用者端末15は、原稿作成画面をディスプレイに表示する。この原稿作成画面には、送付用紙表示領域が含まれている。この送付用紙表示領域には、図9(a)の送付用紙600と同じ構成の各欄や各領域が含まれている。
ここで、利用者は、原稿作成画面の通信文表示領域550に、通信する文章を入力したり画像を添付したりすることにより原稿を作成する(ステップS3−3)。更に、利用者は、配達情報の入力を行なう(ステップS3−4)。具体的には、利用者は、受取人欄510及び差出人欄520に受取人情報や差出人情報を入力し、台紙種類欄540において台紙種別識別子を入力する。配達指定日の希望がある場合には、配達指定日欄530に配達指定日を入力する。そして、利用者は、送信ボタンを選択する。利用者端末15は、原稿作成画面に入力されたデータを電子郵便管理サーバ20に送信する。
電子郵便管理サーバ20は、受信したデータに基づいてプレビュー画面データを生成する(ステップS3−5)。そして、電子郵便管理サーバ20は、生成したプレビュー画面データを利用者端末15に送信し、利用者端末15のディスプレイに表示する。このプレビュー画面には、原稿画像のプレビューと確認ボタンとが含まれる。
利用者は、表示されたプレビュー画面を閲覧し、原稿の内容の確認を行なう(ステップS3−6)。そして、確認が完了した場合には、プレビュー画面の確認ボタンを選択して差出処理を実行する(ステップS3−7)。この場合、利用者端末15は、電子郵便管理サーバ20に差出依頼を、仮記憶した利用者識別子とともに送信する。
電子郵便管理サーバ20の制御部21は、後述する受付処理を実行する(ステップS3−8)。この受付処理において、配達が可能な場合には、電子郵便管理サーバ20は、利用者端末15に、追跡識別子を含めた受付完了メールを生成して送信する。そして、電子郵便管理サーバ20は、利用者識別子の利用者管理レコードに含まれる決済情報を抽出し、受付完了メールに含める。そして、電子郵便管理サーバ20は、生成した受付完了メールを利用者のメールアドレスに送信する。利用者端末15は、この受付完了メールアドレスを受信して、ディスプレイに表示する。これにより、利用者に受付完了が通知される(ステップS3−9)。その後、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、この決済情報を
用いて料金決済を実行する(ステップS3−10)。
一方、電子郵便管理サーバ20は、後述するように印刷拠点のプリンタ40において印刷データを送信し、プリンタ40において印刷処理を実行する。そして、配達拠点のプリンタ40において印刷処理が実行された場合には、受取人の住所に印刷物が配達される。また、図4に示すように、配達拠点でない印刷拠点のプリンタ40で印刷した場合(ステップS3−11)には、印刷拠点において印刷された印刷物が配達拠点に輸送される(ステップS3−12)。そして、配達拠点において印刷物を受取人に配達する(ステップS3−13)。以上により、インターネットを介して受付した場合の電子郵便サービスの処理が完了する。
(電子郵便管理サーバ20における受付処理)
次に、上述した電子郵便管理サーバ20における受付処理(ステップS1−6,S3−8)について、図5〜図7を用いて説明する。ここで、電子郵便管理サーバ20は、ファクシミリ端末17を介して受付拠点から配達依頼を受信した場合(ステップS1−6)は、後述するステップS4−4以降の処理を実行する。また、インターネットを介して利用者端末15から配達依頼を受信した場合(ステップS3−8)は、後述するステップS4−1〜S4−3及びステップS4−6以降の処理を実行する。
電子郵便管理サーバ20の制御部21は、インターネットを介して利用者端末15から電子郵便サービスの配達依頼を受信した場合、インターネット受付処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のインターネット受付手段は、利用者端末15から配達依頼書データを受信する。この配達依頼書データには、受取人、差出人、台紙種別識別子、枚数及び通信内容に関するデータが含まれる。
インターネット受付手段は、受信した配達依頼に対して受付識別子を付与し、この受付識別子を含む受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。そして、インターネット受付手段は、この受付管理レコード260に、受信した受取人、差出人、台紙種別識別子、枚数及び通信内容に関するデータを記録する。なお、配達依頼書に配達指定日に関するデータが含まれている場合には、これを受付管理レコード260に記録する。次に、インターネット受付手段は、この受付管理レコード260の通知先データ領域に、利用者端末15の通知先種別を記録する。インターネット受付手段は、受信した利用者識別子を含む利用者管理レコードを利用者管理データベース27から抽出し、この利用者管理レコードのメールアドレスを通知先データ領域に記録する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受付可能時間内であるか否かを判断する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21のインターネット受付手段は、現在時刻と受付可能時間とを比較する。ここで、現在時刻が受付可能時間を経過している場合には、インターネット受付手段は、明日以降の配達についての確認画面データを利用者端末15に送信する。この場合、利用者端末15は、明日以降の配達を受け入れるための確認ボタンや、サービス利用を中止するキャンセルボタンを含めた確認画面を表示する。利用者端末15は、確認ボタンが選択された場合には、電子郵便管理サーバ20に承諾信号を送信し、キャンセルボタンが選択された場合には、中止信号を送信する。ここで、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、中止信号を受信した場合や、返信待機時間内に承諾信号を受信しない場合には、受付不可と判断して(ステップS4−2において「NO」の場合)、配達不可の通知処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、インターネット受付手段は、利用者端末15に、配達がキャンセルされたことを示すメッセージを送信させる。
一方、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、ファクシミリ端末17から電子郵便サ
ービスの配達依頼を受信した場合、ファクシミリ受付処理を実行する(ステップS4−4)。この場合、制御部21のファクシミリ受付手段は、郵便局や支店に設置されたファクシミリ端末16からファクシミリ端末17を介して配達依頼書の画像データを受信する。この場合、ファクシミリ受付手段は、画像データを送信したファクシミリ端末16のファクシミリ番号に関するデータも受信する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、OCR処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21のファクシミリ受付手段は、受信した画像データから文字画像を抽出し、テキストに変換する。そして、ファクシミリ受付手段は、受取人欄、差出人欄、配達指定日欄及び台紙種類欄の各位置が指定されたテンプレートを用いてパターンマッチングを行なうことにより、各欄に記載されたテキストを取得する。なお、ファクシミリ受付手段は、配達指定日の記載欄においてテキストを検出した場合には、この日付を取得する。
更に、ファクシミリ受付手段は、テンプレートにより通信文表示領域を特定し、この領域の画像データを通信内容として取得する。なお、ファクシミリ受付手段は、受信したファクシミリデータが2枚以上ある場合には、各頁のファクシミリデータを、各頁番号に関連付けて、通信内容の画像データを取得する。
そして、ファクシミリ受付手段は、配達依頼に対して受付識別子を付与し、この受付識別子を含む受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。ファクシミリ受付手段は、この受付管理レコード260に、取得した受取人、差出人、台紙種別識別子、枚数及び通信内容を含める。なお、配達指定日の日付を取得した場合には、これを受付管理レコード260に含める。更に、ファクシミリ受付手段は、この受付管理レコード260の通知先データ領域に、受信したファクシミリ端末16の通知先種別と、このファクシミリ端末16のファクシミリ番号を記録する。
次に、インターネット受付が受付可能時間内の場合(ステップS4−2において「YES」の場合)又はOCR処理(ステップS4−5)の終了後、制御部21の配達支店特定手段は、転居データベースの検索処理を実行する(ステップS4−6)。具体的には、制御部21の配達支店特定手段は、転居管理データベース22を用いて、受付管理レコード260に記録された受取人の住所、受取人の氏名が一致する転居管理レコード220を検索する。
そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受取人が転居しているか否かを判断する(ステップS4−7)。具体的には、制御部21の配達支店特定手段は、この受取人の住所が転居元情報の旧住所として記録されている転居管理レコード220を抽出したか否かによって判断する。
電子郵便管理サーバ20の制御部21は、該当する転居管理レコード220を抽出したことにより受取人が転居していると判断した場合(ステップS4−7において「YES」の場合)、宛名書換処理を実行する(ステップS4−8)。具体的には、制御部21の配達支店特定手段は、抽出した転居管理レコード220に記録されている転居先を、受付管理レコード260の受取人データ領域に記録する。
なお、転居管理レコード220を抽出しなかった場合(ステップS4−7において「NO」の場合)には、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、宛名書換処理(ステップS4−8)をスキップする。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受取人の住所情報に基づく配達支店の
特定処理を実行する(ステップS4−9)。具体的には、制御部21の配達支店特定手段は、受取人情報に一致する管轄住所識別子(受取人の郵便番号又は受取人の住所の町名)の支店管理レコード230を支店管理データベース23から抽出する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、特定した配達支店のプリンタが正常に稼動しているか否かを判断する(ステップS4−10)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、抽出した支店管理レコード230のプリンタ識別子が記録されている稼動状況管理レコード250を稼動状況管理データベース25から抽出する。
ここで、抽出した稼動状況管理データベース25の稼動状況フラグが正常稼動フラグである場合には、印刷拠点特定手段は、プリンタが正常に稼動していると判断する。この場合(ステップS4−10において「YES」の場合)、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、規定時刻までに配達が可能か否かを判断する(ステップS4−11)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、受取人の住所を管轄住所識別子として含む配達終了管理レコード241を抽出する。
そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、この配達終了管理レコード241の出発判定フラグが出発済フラグであった場合には配達が可能でないと判断し(ステップS4−11において「NO」の場合)、配達不可の通知処理を実行する(ステップS4−12)。具体的には、制御部21の通知手段は、受付管理レコード260の通知先種別及び通知先特定番号を取得する。通知先種別が利用者端末15の場合には、通知手段は、通知先特定番号(メールアドレス)に配達不可を通知する。また、通知先種別がファクシミリ端末16の場合には、通知手段は、通知先特定番号(ファクシミリ番号)に、配達ができないことを示したメッセージを含めたファクシミリデータを送信する。
一方、配達終了管理レコード241の出発判定フラグが未出発フラグであった場合には、制御部21の印刷拠点特定手段は、配達が可能であると判断する(ステップS4−11において「YES」)。この場合、配達状況管理システム30に対して追跡識別子要求を送信し、この配達状況管理システム30から追跡識別子を受信し、この追跡識別子を受付管理レコード260に記録する。更に、制御部21は、現在の年月日及び現在時刻を受付日時として受付管理レコード260に記録する。
そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受付完了及び追跡識別子の通知処理を実行する(ステップS4−13)。この場合、制御部21の通知手段は、受付管理レコードに記録された通知先を取得し、この通知先に対して、追跡識別子を含む受付完了を通知する。具体的には、取得した通知先の通知先種別が利用者端末を示す場合、通知先特定番号の利用者識別子に関連付けられたメールアドレスに対して、追跡識別子を含む受付完了データを通知する。一方、通知先種別がファクシミリ端末を示す場合には、通知手段は、通知先特定番号として記録されたファクシミリ番号に対して、追跡識別子を含む受付完了を通知する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、印刷ファイル作成処理を実行する(ステップS4−14)。この処理については、後述する。
そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配達支店のプリンタでの印刷処理を実行する(ステップS4−15)。具体的には、制御部21の出力手段は、ネットワークを介して、ステップS4−9において抽出した支店管理レコード230のプリンタ識別子から特定されるプリンタ40に、ステップS4−14において作成した印刷ファイル(印刷データ)を送信する。
一方、プリンタが正常稼動していない場合(ステップS4−10において「NO」の場
合)、図6に示すように、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、規定時刻までの配達に間に合うように復旧可能か否かを判断する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21は、稼動状況フラグが重度異常フラグであるか否かを判断する。なお、制御部21は、稼動状況フラグデータ領域に軽度異常フラグが記録されており、規定時刻までの配達に間に合うように復旧可能の場合には、後述するステップS5−5以降の処理を実行する。
ここで、重度異常フラグが記録されている場合(S5−1において「NO」の場合)、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、近隣支店のプリンタ特定処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、ステップS4−9において抽出した支店管理レコード230に記録されている近隣支店識別子を取得する。そして、印刷拠点特定手段は、この近隣支店識別子が記録された支店管理レコード230を支店管理データベース23から抽出し、これに記録されているプリンタ識別子を特定する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、近隣支店のプリンタが正常稼動か否かを判断する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、このプリンタ識別子が記録された稼動状況管理レコード250を稼動状況管理データベース25から抽出する。
ここで、抽出した稼動状況管理レコード250の稼動状況フラグデータ領域に重度異常フラグが記録されていた場合には、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配達不可の通知処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、上記ステップS4−12と同様に、配達不可の通知処理を実行する。
一方、この稼動状況管理レコード250に正常稼動フラグが記録されており、近隣支店のプリンタが正常稼動の場合(ステップS5−3において「YES」の場合)には、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、規定時刻までに配達が可能か否かを判断する(ステップS5−5)。具体的には、制御部21の印刷拠点特定手段は、配達支店の支店識別子の配達終了管理レコード241を抽出する。そして、印刷拠点特定手段は、この配達終了管理レコード241の出発判定フラグが出発済フラグの場合には、規定時刻までに配達が可能でないと判断する。また、配達終了管理レコード241の出発判定フラグが未出発フラグの場合、印刷拠点特定手段は、近隣支店の支店識別子を輸送先支店識別子とし、かつ配達支店の支店識別子を輸送元支店識別子とする輸送終了管理レコード242を配送管理データベース24から抽出する。印刷拠点特定手段は、抽出した輸送終了管理レコード242の出発判定フラグが出発済フラグの場合には配達が可能でないと判断し、未出発フラグの場合には配達が可能であると判断する。
ここで、配達終了管理レコード241又は輸送終了管理レコード242に出発済フラグが記録されていることにより規定時刻までに配送可能でない場合(ステップS5−5において「NO」の場合)には、制御部21は、配達不可の通知処理を実行する(ステップS5−4)。
一方、配達終了管理レコード241及び輸送終了管理レコード242の出発判定フラグが未出発フラグであることにより規定時刻までに配送可能の場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受付完了及び追跡識別子の通知処理を実行する(ステップS5−6)。具体的には、制御部21の通知手段は、上述したステップS4−13と同様な処理を実行する。そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、ステップS4−14と同様に、印刷ファイル作成処理を実行する(ステップS5−7)。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、近隣支店のプリンタでの印刷処理を実
行する(ステップS5−8)。具体的には、制御部21の出力手段は、ネットワークを介して、この近隣支店のプリンタ40に、ステップS5−7で作成した印刷ファイル(印刷データ)を送信する。
次に、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配送指示の出力処理を実行する(ステップS5−9)。具体的には、制御部21の出力手段は、配達支店に配送する指示をプリンタ40に出力する。以上により、電子郵便管理サーバ20における受付処理が終了する。
(印刷ファイル作成処理)
次に、上述したステップS4−14及びS5−7における印刷ファイル作成処理について、図7を用いて説明する。
まず、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、通信内容の作成処理を実行する(ステップS6−1)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、受付管理レコード260の通信内容データを取得する。この通信内容データが1頁の画像データから構成されている場合には、印刷データ生成手段は、図9(b)に示すように、1枚目の原稿領域500にこの通信内容を印刷する印刷物700の印刷データを生成する。また、「2」以降の頁番号が付された通信内容データを取得した場合には、印刷データ生成手段は、この通信内容データを、1枚目に続く2枚目以降の用紙に印刷される画像データとして印刷データに含める。
次に、制御部21は、追跡識別子のバーコード変換処理を実行する(ステップS6−2)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、この受付管理レコード260の追跡識別子を取得し、これをバーコード表示用に変換したデータを作成して、印刷データに含める。
次に、制御部21は、配達管理情報の画像転写処理を実行する(ステップS6−3)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、原稿領域500の受取人欄510及び差出人欄520の画像を取得し、配達管理用領域710の配達管理情報印刷領域711の位置に表示するデータとして、印刷データに含める。更に、印刷データ生成手段は、原稿領域500の通信文表示領域の画像を縮小して、印刷物700の配達管理用領域710に表示するデータをこの印刷データに含めてもよい。これにより、通信文の内容に基づいて配送物を確認することができる。
次に、制御部21は、箱型か否かを判断する(ステップS6−4)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、受付管理レコード260に記録された台紙種別識別子の様式を用いて判断する。
ここで、台紙種別識別子として「箱型」が記録されている場合(ステップS6−4において「YES」の場合)、貼付ラベル用受取人・差出人の各欄の画像転写処理を実行する(ステップS6−5)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、図9(c)の印刷物750に示すように、受取人欄510及び差出人欄520の画像を、配達管理用領域710の最下部の貼付ラベル印刷領域751に転写するデータを生成して、印刷データに含める。
次に、制御部21は、原稿が複数枚か否かを判断する(ステップS6−6)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、受付管理レコード260の枚数データ領域に「1」が記録されており、複数枚でない場合(ステップS6−6において「NO」の場合)、印刷ファイル作成処理を終了する。
一方、受付管理レコード260の枚数データ領域に「1」以外の値が記録されており、複数枚の場合(ステップS6−6において「YES」の場合)には、制御部21の印刷データ生成手段は、確認用目印の付与処理を実行する(ステップS6−7)。具体的には、制御部21の印刷データ生成手段は、用紙の縁に確認用目印900を印刷するための画像データを、印刷データに含める。この確認用目印900は、頁順番に対応してずらした位置に設けられている。このため、図8に示すように、印刷物700,750の頁順番に並べて積層した場合、確認用目印900は、印刷物700,750の側面において、予め定めた所定間隔で少しずつ位置がずれて一列に整列する模様を構成する。以上により、印刷ファイル作成処理が終了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、インターネット受付処理(ステップS4−1)又はファクシミリ受付処理(ステップS4−4)において取得した配達依頼の受取人情報及び通信内容を含む受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。制御部21は、受取人の住所情報に基づく配達支店の特定し(ステップS4−9)、この配達支店に設置されたプリンタ40が正常稼動か否かを判断する。正常稼動の場合(ステップS4−10において「YES」の場合)には、制御部21は、受付完了を通知する(ステップS4−13)。このため、受付拠点の窓口や利用者端末15を介して、受付が完了したことを利用者に迅速に通知することができる。そして、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、印刷ファイル作成処理(ステップS4−14)で作成した印刷ファイルを配達支店のプリンタ40に送信して、印刷物700,750を印刷する。このため、制御部21は、配達支店のプリンタ40が正常稼動の場合には、このプリンタ40において配達依頼の通信内容を含む印刷物700,750を印刷して、これを迅速に配達することができる。
(2) 本実施形態では、配達支店のプリンタ40が正常稼動の場合に規定時刻までに配達が可能か否かを判断する。この場合(ステップS4−11)、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、受取人情報に一致する管轄住所識別子の配達終了管理レコード241を抽出する。この出発判定フラグが出発済フラグであった場合には、制御部21は、配達が可能でないと判断して(ステップS4−11において「NO」の場合)、この配達不可の通知処理を実行する(ステップS4−12)。従って、当日中の配達には間に合わないことを利用者に迅速に通知することができる。
(3) 本実施形態では、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配達支店に関連付けられたプリンタ40が正常稼動でなく、復旧が間に合わない場合(ステップS5−1において「NO」の場合)には、近隣支店のプリンタの特定処理を実行する(ステップS5−2)。制御部21は、近隣支店のプリンタ40が正常稼動であり、規定時刻までに配送可能の場合(ステップS5−5において「YES」の場合)には、受付完了及び追跡識別子の通知処理を実行する(ステップS5−6)。このため、配達支店のプリンタ40が正常稼動していなくても、規定時刻までの配達に間に合うように復旧可能な場合や隣接支店のプリンタ40において出力しても規定時刻までに配送が可能な場合には、受付が完了したことを利用者に迅速に通知することができる。
(4) 本実施形態において、近隣支店のプリンタ40が正常稼動で、かつ規定時刻までに配達が可能か否かを判断する場合(ステップS5−5)、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配達支店の支店識別子の配達終了管理レコード241を抽出し、この出発判定フラグが出発済フラグの場合には配達が可能でないと判断する。また、配達終了管理レコード241の出発判定フラグが未出発フラグの場合、制御部21は、近隣支店の支店識別子を輸送先支店識別子とし、かつ配達支店の支店識別子を輸送元支店識別子とする輸
送終了管理レコード242を抽出する。制御部21は、抽出した輸送終了管理レコード242の出発判定フラグが出発済フラグの場合には配達が可能でないと判断し、未出発フラグの場合には配達が可能であると判断する。輸送終了管理レコード242に未出発フラグが記録されていることにより規定時刻までに配送可能でない場合(ステップS5−5において「NO」の場合)には、制御部21は、配達不可の通知処理を実行する(ステップS5−4)。このため、配達支店に設置されたプリンタ40において印刷ができずに、近隣支店のプリンタ40で印刷する場合、制御部21は、この支店から配達支店への輸送状況に基づいて規定時刻までに配達可能か否かをより正確に把握することができる。
(5) 本実施形態では、インターネット受付が受付可能時間内の場合又はOCR処理が終了した場合には、制御部21は、転居データベースの検索処理を実行する(ステップS4−6)。制御部21は、受取人が転居している場合には、宛名書換処理(ステップS4−8)を実行して、抽出した転居管理レコード220に記録されている転居先を、受付管理レコード260の受取人データ領域に記録する。このため、受取人が転居していた場合には、転居先を管轄する配達支店を特定し、この配達支店から転居先に印刷物700,750を配達することができる。
(6) 本実施形態では、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、印刷ファイル作成処理において、受取人欄510及び差出人欄520の位置にある画像を、配達管理情報印刷領域711に転写した印刷物700,750を印刷する印刷データを生成する。このため、配達管理用として受取人情報や差出人情報を画像の状態で含む印刷物700,750が印刷される。配送拠点では受取人に原稿領域500を配達する場合には、配達管理用領域710は、原稿領域500と切り離される。この配達管理用領域710を保管することにより、配達が完了したことを利用者に通知することができる。
(7) 本実施形態では、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、印刷ファイル作成処理において、原稿が複数枚ある場合(ステップS6−6において「YES」の場合)、確認用目印の付与処理を実行する(ステップS6−7)。この場合、制御部21は、頁順番に対応する間隔の位置に設ける確認用目印900が用紙の縁に印刷される印刷データを含める。このため、印刷物700,750の頁順番に並べて積層した場合、確認用目印900は、印刷物700,750の側面において、予め定めた所定間隔で少しずつ位置がずれて一列に整列する模様を構成する。従って、この確認用目印900によって、印刷物700,750の順番を迅速に把握することができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態の電子郵便管理サーバ20の制御部21は、特定した配達支店のプリンタ40が正常稼動しておらず、復旧が間に合わない場合(ステップS5−1において「NO」の場合)には、支店管理レコード230を用いて近隣支店のプリンタ40を特定した。代替の出力先は、近隣支店のプリンタ40に限られるものではない。例えば、配達支店のプリンタ40が正常稼動していない場合には、プリンタ40の稼動状況及び輸送状態から、配達拠点の最終配達便に間に合う支店のプリンタ40を検索してもよい。
具体的には、電子郵便管理サーバ20を、輸送便時刻表記憶手段に接続させる。輸送便時刻表記憶手段には、各輸送便の輸送便レコードが記憶されている。この輸送便レコードには、各輸送便を特定する輸送便識別子、この輸送便が出発する出発支店の支店識別子、この輸送便の出発予定時刻、この輸送便が到着する到着支店の支店識別子、この輸送便の到着予定時刻に関するデータが含まれる。更に、制御部21は、配達拠点における配達の最終便に間に合う輸送便到着規定時刻を記憶しておく。
そして、配送拠点のプリンタ40が、復旧が間に合わない場合(ステップS5−1にお
いて「NO」の場合)、制御部21は、輸送便到着規定時刻よりも前に、この配達拠点に到着する輸送便を、時刻表記憶手段を用いて検索する。具体的には、制御部21は、到着支店の支店識別子として配達拠点の支店識別子が記録された輸送便レコードであって、この到着支店における到着予定時刻が輸送便到着規定時刻より前のレコードを検索する。該当する輸送便レコードを抽出できた場合には、制御部21は、現在時刻に準備時間を加算した出発可能時刻を算出する。制御部21は、抽出した輸送便レコードの出発予定時刻が、出発可能時刻より後のレコードを検索する。
ここで、該当する輸送便レコードを抽出した場合、制御部21は、この輸送便レコードの出発支店の支店識別子を含む支店管理レコード230を抽出し、これに含まれるプリンタ識別子の稼動状況管理レコードを稼動状況管理データベース25から取得する。更に、制御部21は、取得した稼動状況管理レコード250のうち、正常稼動フラグが記録されているレコードを検索する。そして、正常稼動フラグが記録されている稼動状況管理レコード250を1つ抽出した場合には、制御部21は、この稼動状況管理レコード250のプリンタ識別子のプリンタ40に印刷データを送信する。また、正常稼動フラグが記録されている稼動状況管理レコードを複数、抽出した場合には、制御部21は、これらプリンタ識別子に関連付けられた支店における出発予定時刻が最も遅い支店を印刷拠点とし、この支店の支店識別子に対応するプリンタ識別子のプリンタ40に印刷データを送信する。
一方、該当する輸送便レコード又は正常稼動フラグが記録されている稼動状況管理レコードを抽出しなかった場合には、制御部21は、規定時刻までに配送が可能でないと判断して、配達不可の通知処理を実行する(ステップS5−4)。これにより、配達拠点のプリンタ40において印刷できない場合には、この代わりに印刷するプリンタ40を、そのときの稼動状況や輸送状況に基づいて、より適切に選択することができる。
・ 上記実施形態の電子郵便管理サーバ20の制御部21は、近隣支店のプリンタ40での印刷処理を実行した場合(ステップS5−8)、配送指示の出力処理を実行した(ステップS5−9)。この処理において、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、配達拠点に、近隣支店において印刷された印刷物の配達があることを通知してもよい。具体的には、電子郵便管理サーバ20を、各配達拠点において設置された図示しない通知端末に接続させる。そして、配送指示の出力処理(ステップS5−9)において、制御部21は、この通知端末に、印刷物700,750が近隣支店から輸送中であることを通知する。これにより、近隣支店において印刷された印刷物700,750が配達拠点に到着するまで配達を出発させないので、規定時刻までに効率よく配達を行なうことができる。
・ 上記実施形態においては、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、プリンタ40に関連付けられた稼動状況フラグに基づいて、プリンタ40が規定時刻までの配達に間に合うように復旧可能であるか否かを判定した。これに限らず、制御部21は、復旧状況管理データベースから、これに記憶されている復旧状況管理レコードを用いて復旧可能か否かを判定してもよい。具体的には、復旧状況管理レコードに、異常が発生したプリンタ40のプリンタ識別子、異常発生時刻、復旧見込み予定時刻に関するデータを含める。異常が発生したプリンタ40について復旧作業を開始した場合には、復旧見込み時刻を復旧状況管理レコードに記録する。上記実施形態のステップS5−1において、制御部21は、配送拠点のプリンタ40のプリンタ識別子を含む復旧状況管理レコードを取得する。この復旧状況管理レコードに復旧見込み時刻が記載されていなかった場合又は配達可能印刷時刻より遅い場合には、制御部21は、復旧が間に合わないと判断する(ステップS5−1において「NO」)。ここで、配達可能時刻は、配達拠点における最終配達便に間に合わせることが可能な印刷時刻である。制御部21は、復旧状況管理レコードの復旧見込み時刻が配達可能印刷時刻より早い場合には、規定時刻までの配達に間に合うように復旧可能と判断する(ステップS5−1において「YES」)。この場合には、プリンタ40の異
常状況や復旧作業の状況に応じて、規定時刻までに間に合うか否かを利用者に通知することができる。
・ 上記実施形態においては、確認用目印の付与処理(ステップS6−5)において、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、頁順番に対応する位置に設ける確認用目印900が用紙の縁に印刷するためのデータを印刷データに含めた。この確認用目印900の形状や位置はこれに限られず、複数の用紙を積層した場合に通信内容が記載された各用紙の順番を識別可能とする順番識別情報であれば、どのような形状や位置であってもよい。
・ 上記実施形態においては、電子郵便管理サーバ20が、受付拠点のファクシミリ端末16から、配達依頼毎に電子データを受信する場合について説明した。これに代えて、電子郵便管理サーバ20が、受付拠点のファクシミリ端末16から、窓口において受け付けした複数の配達依頼を一度に(1つの通話で)取得できるようにしてもよい。この場合、電子郵便管理サーバ20は、上述したS4−4及びS4−5の代わりに、図10に示すファクシミリ通話受付処理を実行する。そして、電子郵便管理サーバ20は、取得した配達依頼毎に、ステップS4−6以降の処理を実行する。
ここでは、電子郵便管理サーバ20は、取得した画像から配達拠点を自動で判別できない場合には、手動で補正する。電子郵便管理サーバ20は、郵便番号から配達拠点を特定するため、郵便番号を自動で判定できない場合には、各通話で取得した画像を記録する。具体的には、電子郵便管理サーバ20は、補正の種類別にエラー内容を記憶するエラーデータ記憶部28を備える。このエラーデータ記憶部28には、エラーレコードが記録されている。このエラーレコードには、エラーの補正タイプを特定する補正タイプ識別子と、画像と通話情報とが関連付けて記録される。更に、電子郵便管理サーバ20は、受取人情報の補正作業に用いる作業者端末が接続されている。この作業者端末には、ディスプレイ、キーボード及びマウスが設けられている。
そして、ファクシミリ通話受付処理において、ファクシミリ端末17は、受付拠点のファクシミリ端末16から、複数の配達依頼を1通話で受信すると、電子郵便管理サーバ20に転送する。電子郵便管理サーバ20の制御部21は、ファクシミリ端末17が受信した1通話に含まれる画像データを受信する。そして、図10に示すように、電子郵便管理サーバ20の制御部21は、郵便番号の判定処理を実行する(ステップS7−1)。具体的には、制御部21は、受信した画像データと、予め記憶している郵便番号のテンプレートを用いてパターンマッチングを行なうことにより、郵便番号の表示領域を特定する。更に、制御部21は、この表示領域に含まれる画像をOCR処理して文字に変換し、7桁の郵便番号を特定する。この場合、制御部21は、1通話に複数頁の画像が含まれている場合には、各頁において郵便番号をそれぞれ特定する。
そして、制御部21は、1通話に含まれるすべての画像の各頁において、郵便番号の文字認識が完了したか否かを判定する(ステップS7−2)。ここで、受信したすべての画像において表示領域を特定し、かつ各表示領域における文字認識が完了した場合(ステップS7−2において「YES」の場合)、制御部21は、通常処理を実行する(ステップS7−3)。この場合、各頁において郵便番号の文字認識が完了しているため、画像データに含まれる各頁は1つの配達依頼となっている。そこで、制御部21は、各頁に対して受付識別子を付与する。
そして、制御部21は、受付識別子を付与した各頁の画像に対してOCR処理を行なって、各頁に記載された受取人住所及び氏名、差出人氏名及び住所等を取得する。制御部21は、付与した受付識別子を含む受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。ファクシミリ受付手段は、この受付管理レコード260に、取得し
た受取人、差出人、台紙種別識別子、枚数及び通信内容を含める。なお、配達指定日の日付を取得した場合には、これを受付管理レコード260に含める。更に、ファクシミリ受付手段は、この受付管理レコード260の通知先データ領域に、受信したファクシミリ端末16の通知先種別と、このファクシミリ端末16のファクシミリ番号を記録する。
一方、1通話に文字認識ができない頁が含まれている場合には、郵便番号の文字認識が完了しないことになる。この場合(ステップS7−2において「NO」の場合)には、制御部21は、補正タイプの判定処理を実行する(ステップS7−4)。具体的には、制御部21は、テンプレートを用いて、各頁の郵便番号の表示領域を特定できたか否かを判断する。ここで、郵便番号の表示領域を特定できない頁がある場合には、複数型と判定する。一方、すべての頁において郵便番号の表示領域を特定できた場合には、制御部21は、単独型と判定する。
そして、制御部21は、補正タイプ毎にエラー登録処理を実行する(ステップS7−5)。具体的には、制御部21は、郵便番号画像データを用いて、受信した画像において、郵便番号の表示領域が特定できない頁があるか否かを判断する。ここで、郵便番号の表示領域が特定できない頁がある場合には、複数型を示す補正タイプ識別子と、画像データと通話情報とを関連付けたエラーレコードを生成してエラーデータ記憶部28に記録する。更に、この場合、制御部21は、通話情報を取得し、このエラーレコードに含めて記録する。ここで、通話情報には、受信ページ、送付したファクシミリ端末16のファクシミリ番号、受信開始時刻、受信完了時刻等が含まれる。
一方、郵便番号の表示領域がすべての頁に含まれている場合には、制御部21は、単独型を示す補正タイプ識別子と、画像データと通話情報とを関連付けてエラーデータ記憶部28に記録する。
そして、制御部21は、手動補正支援処理を実行する。この場合、制御部21は、まず、エラーデータ記憶部28に記録されたエラーレコードを定期的に読み込む(ステップS8−1)。そして、制御部21は、補正タイプ毎に補正件数表示処理を実行する(ステップS8−2)。具体的には、制御部21は、現在、エラーデータ記憶部28に記録されているエラーレコードのレコード数を補正タイプ毎にカウントし、これらを一覧表示するタイプ別補正画面データを生成する。制御部21は、タイプ別補正画面データに基づいて、図11に示すタイプ別補正画面810を作業者端末に表示する。このタイプ別補正画面810には、OCR文字補正ボタン811及び通話補正ボタン812が含まれる。OCR文字補正ボタン811は、単独型に対応するOCR文字補正を行なう。通話補正ボタン812は、複数型に対応する通話補正を行なう。
そして、各ボタン(811,812)が選択された場合、制御部21は、補正処理を実行して(ステップS8−3)、受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。
ここで、タイプ別補正画面810のOCR文字補正ボタン811が選択された場合の補正処理について詳述する。
OCR文字補正ボタン811が選択された場合には、制御部21は、OCR文字補正画面820を表示する。このOCR文字補正画面820には、取込領域825や郵便番号特定処理領域830が含まれる。この郵便番号特定処理領域830には、郵便番号画像表示領域831、郵便番号入力欄832、住所表示ボタン833、住所表示欄834及び確定ボタン835が含まれる。
そして、制御部21は、エラーデータ記憶部28から、単独型の補正タイプ識別子が関
連付けられたエラーレコードに含まれる画像データを頁毎に抽出する。制御部21は、抽出した画像データの受取人欄、差出人欄、配達指定日欄及び台紙種別欄等を、OCR文字補正画面820の取込領域825に表示する。
次に、制御部21は、取込領域825に表示した画像において郵便番号表示領域として特定した領域を郵便番号画像表示領域831に表示する。更に、制御部21は、この郵便番号画像表示領域831の画像からOCR処理により判定可能な数字を取得して、郵便番号入力欄832に表示する。なお、判定できなかった文字は疑問符で表示される。この郵便番号入力欄832においては、表示されている数字の補正が可能である。そこで、作業者は、取込領域825に表示された画像を閲覧しながら、この郵便番号入力欄832の文字を補正する。
その後、住所表示ボタン833が選択された場合、制御部21は、郵便番号入力欄832の郵便番号に対応する住所を住所表示欄834に表示する。そして、この住所表示欄834に表示された住所と、取込領域825の画像の住所とが異なる場合には、再度、郵便番号入力欄832の文字が変更されて、住所表示ボタン833が選択される。
また、住所表示欄834に表示された住所と、取込領域825の画像の住所とが同じ場合には、確定ボタン835が選択される。制御部21は、確定ボタン835が選択された場合には、この配達依頼に対して受付識別子を付与し、受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。そして、制御部21は、エラーデータ記憶部28から、このエラーレコードを削除する。
そして、制御部21は、エラーデータ記憶部28に記録された単独型の補正タイプ識別子が関連付けられた次の画像データを抽出して、この画像データについて補正処理を繰り返して実行する。そして、処理対象の画像がなくなるまで処理を継続する。
次に、タイプ別補正画面810の通話補正ボタン812が選択された場合の補正処理について詳述する。
通話補正ボタン812が選択された場合には、制御部21は、通話補正画面840を表示する。この通話補正画面840には、一覧画像表示領域841、通話情報表示領域842、用紙タイプ処理領域843、イメージ属性変更領域844、取込領域845、郵便番号特定処理領域830及び通話処理完了ボタン847が含まれる。また、イメージ属性変更領域844には、取込領域845に表示された画像の向きを変更する回転ボタンが含まれている。
制御部21は、エラーデータ記憶部28に記録された複数型の補正タイプ識別子が関連付けられたエラーレコードの通話画像データを抽出する。制御部21は、抽出した各頁の画像を一覧画像表示領域841に表示し、通話情報を通話情報表示領域842に記録する。この場合、制御部21は、定型を特定できなかったため、用紙タイプ処理領域843に「非定型」を表示する。そして、この一覧画像表示領域841に表示された画像の1つが選択された場合、制御部21は、この頁の全体画像を拡大して取込領域845に表示する。ここで、作業者は、取込領域845に表示された画像を閲覧しながら、この画像に対応する用紙タイプを選択する。
ここで、受取人欄が含まれる宛名用紙を意味する用紙タイプが選択された場合には、制御部21は、取込領域845に表示された画像において郵便番号表示領域から判定可能な数字を取得して、郵便番号特定処理領域830に表示し、OCR文字補正画面820と同様に郵便番号を補正することができる。
また、受取人欄が含まれない本文用紙を意味する用紙タイプが選択された場合には、制御部21は、この頁の画像を、この用紙タイプと関連付けて仮記憶する。そして、作業者は、次の頁を選択して、この頁の用紙タイプを判定する。
作業者は、各頁を順次、選択して、各頁の用紙タイプを選択する。そして、一覧画像表示領域841において、すべての頁の用紙タイプが設定された場合には、作業者は、通話処理完了ボタン847を選択する。この場合、制御部21は、各宛名用紙に対して受付識別子を付与し、受付識別子を含む受付管理レコード260を生成して、受付管理データベース26に記録する。更に、制御部21は、本文用紙の用紙タイプに選択された頁の画像を、この頁よりも先行し直近の宛先用紙に続く通信内容として特定し、この宛先用紙からの枚数に応じて頁番号を付与する。そして、制御部21は、この宛名用紙の受付識別子を含む受付管理レコード260の通信内容データ領域に、この本文用紙の画像と頁番号とを関連付けて記録する。そして、このエラーレコードをエラーデータ記憶部28から削除する。
これにより、受付拠点のファクシミリ端末16から、複数の配達依頼を1通話により取得することができる。また、1通話の中に受取人情報を自動取得できない配達依頼が含まれている場合においても、ファクシミリ端末16から取得した画像に基づいて、手動により受取人情報を修正することができる。
15…利用者端末16,17…ファクシミリ端末、20…電子郵便管理サーバ、21…制御部、22…転居管理データベース、23…支店管理データベース、24…配送管理データベース、25…稼動状況管理データベース、26…受付管理データベース、27…利用者管理データベース、30…配達状況管理システム、40…プリンタ、220…転居管理レコード、230…支店管理レコード、241…配達終了管理レコード、242…輸送終了管理レコード、250…稼動状況管理レコード、260…受付管理レコード、500…原稿領域、510…受取人欄、520…差出人欄、530…配達指定日欄、540…台紙種別欄、550…通信文表示領域、600…送付用紙、700,750…印刷物、710…配達管理用領域、711…配達管理情報印刷領域、751…貼付ラベル印刷領域、900…確認用目印。

Claims (7)

  1. 配達拠点を特定する拠点識別子に対して、この配達拠点が配達を管轄している住所を特定する管轄住所識別子を関連付けて記憶している配達拠点記憶手段と、
    前記配達拠点の拠点識別子に対応して印刷装置を特定する印刷装置識別子を関連付けて記憶している印刷装置記憶手段と、
    通信内容と受取人の住所とを関連付けて記憶する受付管理記憶手段と、
    通信内容を表した配達物の配達を管理する制御手段とを備えた配達管理システムであって、
    前記制御手段が、
    受取人の住所を含む受取人情報と通信内容とを含めた配達依頼書の電子データを受信する受付手段と、
    前記配達依頼書の前記受取人の住所に対応する配達拠点の拠点識別子を前記配達拠点記憶手段から特定する配達拠点特定手段と、
    前記配達依頼書の通信内容を含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記配達拠点において配達する配達物を印刷する印刷拠点の印刷装置を特定する印刷装置特定手段と、
    この印刷装置に前記印刷データを送信する出力手段と
    を備えたことを特徴とする配達管理システム。
  2. 印刷装置識別子に対して、印刷装置の稼動状況を記録する稼動状況記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記印刷装置の稼動状況を取得して、前記稼動状況記憶手段の印刷状況を更新する稼動状況更新手段を更に備え、
    前記印刷装置特定手段は、前記稼動状況記憶手段に記憶された稼動状況に基づいて前記印刷装置識別子を特定することを特徴とする請求項1に記載の配達管理システム。
  3. 配達拠点の拠点識別子、印刷装置を設置している印刷拠点の拠点識別子、印刷拠点から配達拠点への輸送状況を記録した輸送管理記憶手段を更に備え、
    前記印刷装置特定手段は、前記配達拠点の拠点識別子に対応する印刷装置の印刷装置識別子を前記印刷装置記憶手段から特定し、この印刷装置において印刷が行なえない場合には、この配達拠点への輸送状況情報を前記輸送管理記憶手段から取得し、この輸送状況に基づいて印刷装置を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の配達管理システム。
  4. 前記配達拠点の拠点識別子に対して、受取人への配達状況情報を記録した配達管理記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、配達期限に関するデータを記憶しており、
    前記制御手段は、前記配達拠点の配達状況を前記配達管理記憶手段から取得し、前記配達期限までに配達できない場合にはアラームを通知する通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配達管理システム。
  5. 前記配達依頼書には、差出人情報が記録されており、
    前記印刷データ生成手段は、配達依頼書の差出人情報及び受取人情報を含む配達管理用紙を、前記配達依頼書の通信内容を含む配達物に付加して印刷するための印刷データを生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配達管理システム。
  6. 前記印刷データ生成手段は、配達依頼書の通信内容が複数の用紙から構成されている場合には、前記複数の用紙を積層した場合に前記通信内容が記載された各用紙の順番を識別可能とする順番識別情報を付加した印刷データを生成することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の配達管理システム。
  7. 配達拠点を特定する拠点識別子に対して、この配達拠点が配達を管轄している住所を特定する管轄住所識別子を関連付けて記憶している配達拠点記憶手段と、
    前記配達拠点の拠点識別子に対応して印刷装置を特定する印刷装置識別子を関連付けて記憶している印刷装置記憶手段と、
    通信内容と受取人の住所とを関連付けて記憶する受付管理記憶手段と、
    制御手段とを備えた配達管理システムを用いて、通信内容を表した印刷物の配達を管理する配達管理方法であって、
    前記制御手段が、
    受取人の住所を含む受取人情報と通信内容とを含めた配達依頼書の電子データを受信する受付段階と、
    前記配達依頼書の前記受取人の住所に対応する配達拠点の拠点識別子を前記配達拠点記憶手段から特定する配達拠点特定段階と、
    前記配達依頼書の通信内容を含む印刷データを生成する印刷データ生成段階と、
    前記配達拠点において配達する配達物を印刷する印刷拠点の印刷装置を特定する印刷装置特定段階と、
    この印刷装置に前記印刷データを送信する出力段階と
    を実行することを特徴とする配達管理方法。
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