JP2009048595A - 電子文書処理システム、電子文書処理装置およびプログラム - Google Patents

電子文書処理システム、電子文書処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配布文書の閲覧状況を容易に確認することが可能な電子文書処理技術を提供する。
【解決手段】電子文書処理システムは、配布文書DCの配布先である人物(例えば、ユーザUA,UB,UC)が当該配布文書DCを既に閲覧したこと、を示す閲覧済み情報を取得する取得手段と、配布文書DCの複数の配布先(例えば、ユーザUA,UB,UC,UD,UE)のそれぞれに関する閲覧済み情報の取得の有無を集約した一覧ページVPを作成する作成手段と、一覧ページVPを配布文書に関連づけて格納する格納制御手段とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子文書処理システムおよびそれに関連する技術に関する。
文書には、順次に承認が付与されていく「承認文書」、および同時に複数の人物に配布される「配布文書」等が存在する。
このうち、前者の承認文書は、例えば、社内において「係長」、「課長」、「部長」および「社長」などの順序で承認が付与されていくものである。当該承認文書に関する処理の流れは一つあるいは限定的であるため、承認文書に関する電子化は比較的容易である(特許文献1等参照)。
一方、後者の「配布文書」は、同時に複数の人物に配布されるものであり、その処理の流れは1つではなく比較的複雑である。そのような事情等のため、配布文書に関する電子化は比較的困難であり、当該配布文書に関する電子化処理技術は比較的遅れている。
特開平8−241355号公報
ところで、上述の「配布文書」が配布される場合には、当該配布文書の複数の配布先のうち実際に誰が当該配布文書を閲覧したかを確認できることが望ましい。しかしながら、現状の技術では、実際に誰が当該配布文書を閲覧したかを、配布元(配布者)あるいは各閲覧者等が確認することは困難である。
そこで、この発明の課題は、配布文書の閲覧状況を容易に確認することが可能な電子文書処理技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、電子文書処理システムであって、配布文書の配布先である人物が当該配布文書を既に閲覧したことを示す閲覧済み情報を取得する取得手段と、前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記閲覧済み情報の取得の有無を集約した一覧ページを作成する作成手段と、前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する格納制御手段とを備える電子文書処理システム。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記配布文書は、前記配布文書の各配布先が当該配布文書を閲覧したことを示す確認欄を含む確認ページを有しており、前記一覧ページは、前記各配布先についての前記確認欄が集約された状態で形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記取得手段は、記入済みの前記確認ページをスキャニングすることによって生成された画像データを取得し、前記作成手段は、前記画像データに基づいて前記一覧ページを作成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記確認欄は、署名欄を含むことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記確認欄は、チェック欄を含むことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記取得手段は、特定の配布先に関する前記チェック欄を含む画像データを取得し、当該画像データに対する画像認識処理を施すことによって、前記画像データに含まれる閲覧済み情報が前記複数の配布先のうち前記特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記取得手段は、前記閲覧済み情報がユーザIDの入力を伴って入力されることによって、前記閲覧済み情報が前記複数の配布先のうちの特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記複数の配布先のうち、前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先に対して、未返信である旨を示す電子メールを送信するメール制御手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記メール制御手段は、所定の期日が経過しても前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先に対して、前記電子メールを送信することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記複数の配布先のうち前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先が存在する場合には、未返信の配布先が存在する旨を示す電子メールを、前記配布文書の配布元に対して送信するメール制御手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る電子文書処理システムにおいて、前記メール制御手段は、所定の期日が経過しても未返信の配布先が存在する場合に、前記電子メールを送信することを特徴とする。
請求項12の発明は、コンピュータに、a)配布文書の配布先である人物が当該配布文書を既に閲覧したことを示す閲覧済み情報を取得する手順と、b)前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記閲覧済み情報の取得の有無を集約した一覧ページを作成する手順と、c)前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する手順とを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項13の発明は、電子文書処理装置であって、配布文書をその配布先とともに登録する登録手段と、前記配布文書の配布先からの出力指示に応じて前記配布文書を印刷出力する印刷出力手段と、配布文書に含まれる記入用ページであって前記配布文書の各配布先が当該配布文書を閲覧したことを示す記入欄を含む記入用ページをスキャニングすることによって画像データを生成する画像読取手段と、前記画像データに基づいて、前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記記入欄を集約した一覧ページを作成する作成手段と、前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する格納制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項13に記載の発明によれば、配布文書の閲覧状況を容易に確認することが可能である。
特に、請求項8に記載の発明によれば、「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先に対して、閲覧依頼が自動的に送信されるので、配布文書に関する管理が容易である。
特に、請求項10に記載の発明によれば、「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先が存在する場合には、電子メールが配布元に対して自動的に送信されるので、配布文書に関する管理が容易である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、電子文書処理システム100の構成を示す概略図である。
図1に示すように、電子文書処理システム100は、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi Function Peripheral)(MFPとも略称する)1(1A,1B)を備えている。MFP1(1A,1B)は、ネットワークNWを介して複数のコンピュータ90および他のMFP1に接続されており、当該複数のコンピュータ90のそれぞれとの相互間および他のMFPとの相互間で各種情報(データ)の授受を実行する。例えば、後述するように、MFP1Aは、「配布文書の閲覧済み情報」を他のMFP1Bから取得する。なお、ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどの各種のネットワークを含む。
図2は、各MFP1の構成を示す機能ブロック図である。MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびファクシミリ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP1は、画像読取部2と、印刷出力部3と、通信部4と、格納部5と、入出力部6と、コントローラ9とを備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、上記の各種機能等を実現する。
画像読取部2は、MFP1の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。すなわち、画像読取部2は、スキャナ部として機能する。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、通信ネットワークNWを介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信を利用することによって、MFP1は、所望の相手先との間でFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルを利用して各種のデータを授受することが可能である。また、MFP1は、このネットワーク通信を利用することによって、電子メールの送受信を行うことも可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部5には、画像読取部2等で生成された原稿画像が格納される。また、格納部5には、配布文書の電子データ等も格納される。
入出力部6は、MFP1に対する入力を受け付ける操作入力部61と、各種情報の表示出力を行う表示部62とを備えている。詳細には、MFP1には操作パネル63(図1参照)が設けられている。この操作パネル63は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成されており、表示部62の一部として機能するとともに、操作入力部61の一部としても機能する。
コントローラ9は、MFP1を統括的に制御する制御装置であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。コントローラ9の制御下において各種の処理部が動作することによって、MFP1の各種の機能が実現される。例えば、コントローラ9の制御下において、画像読取部2を用いて所望の画像を光学的に読み取ることによって、原稿をスキャニングした画像(原稿画像)が取得され、スキャナ機能が実現される。また、コントローラ9は、電子文書に対する管理処理において、次述するような各種の処理を制御する。
コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。コントローラ9は、電子文書処理制御システム(電子文書処理制御装置とも称される)として機能する。
具体的には、コントローラ9は、取得部11と作成部12と格納制御部13とメール制御部14とを含む各種の処理部を実現する。
取得部11は、配布文書の配布先である人物が当該配布文書を既に閲覧したこと、を示す「閲覧済み情報」を取得する処理部である。「閲覧済み情報」は、配布文書の複数の配布先のそれぞれに関して取得され得る。作成部12は、配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する「閲覧済み情報」の取得の有無を集約した一覧ページ(後述)を作成する処理部である。また、格納制御部13は、一覧ページを配布文書に関連づけて格納するように格納部等を制御する処理部である。メール制御部14は、各種の電子メール(後述する催促メール等を含む)の送受信を制御する。
なお、複数のMFP1(1A,1B)はいずれも、配布文書の印刷出力装置および返信処理の入力装置として機能し得る。また、複数のMFP1は配布文書管理装置としても機能し得る。ただし、この実施形態においては、特定の配布文書に関して、複数のMFP1(1A,1B)のうちMFP1Aが配布文書管理装置として機能する場合を中心に例示する。また、これらのMFP1(1A,1B)は、電子文書処理装置とも称される。
<1−2.処理概要>
つぎに、図3の概念図を参照しながら、電子文書処理システム100における処理の概要について説明する。
ここでは、配布元の人物がMFP1Aにおいて、配布文書(原稿)をスキャニングするとともに、当該スキャンニングにより電子データとして生成された配布文書の格納先等を電子メール(以下、単に「メール」とも称する)で各配布先に通知するものとする。また、スキャニングによって生成された配布文書(電子データ)は、MFP1Aの格納部5に格納されて管理されるものとする。なお、このMFP1(1A)は、配布文書の管理を行うMFP(装置)であることから、「配布文書管理MFP」(ないし配布文書管理装置)とも称される。
配布元の人物がMFP1(1A)において所定の操作を実行すると、配布対象の文書(すなわち「配布文書」)が生成され、MFP1(1A)内の格納部(HDD等)5に格納される。そして、当該MFP1(1A)は、当該配布文書の配布先(例えば、各ユーザUA,UB,UC,UD,UE)に対してメールで、配布文書の文書名とその格納先を通知する。なお、このような動作、すなわち、配布文書の電子データ(画像データ)の生成動作とメールによる通知とを一連の動作として実行する動作は、「Scan to Email」とも称される。
各配布先の人物は、当該メールを受け取ると、その内容に応じて最寄りのMFP1(1A,1B等)の載置場所へと移動し、当該最寄りのMFP1で当該配布文書を印刷出力して、当該配布文書を受領する。
なお、配布先の人物(例えば、各ユーザUD)は、何らかの事情でメールを受信できない場合には、メール以外の手段(例えば配布元の人物からの電話)等によって、当該配布文書の存在等を通知されてもよい。当該通知を受け取った人物は、最寄りのMFP1で配布文書を印刷出力して、当該配布文書を受領することができる。
あるいは、配布元の人物が自らMFP1等で配布文書を印刷出力して、当該配布文書を配布先の人物に手渡しするようにしてもよい。
さらには、スキャン動作によって生成された電子データ(画像データ)を、FTP通信によってMFP1Aから配布先(コンピュータ90A,90B,90C,...)へと直接送信するようにしてもよい。なお、配布文書の電子データ(画像データ)の生成動作とFTP通信によるコンピュータへのデータ転送とを一連の動作として実行する動作は、「Scan to PC」とも称される。また、各コンピュータが電子データを受信すると、当該コンピュータの操作者(「配布文書の受領者」とも表現される)は、当該電子データをMFP1(1A,1B等)等を用いて印刷出力する。これによって、印刷された状態の配布文書を得ることができる。
以上のようにして、配布文書の配布先の人物は、当該配布文書を受領することができる。
配布文書を受領した人物は、次に配布文書を閲覧する。そして、当該配布文書を閲覧した人物は、今度は、配布文書に含まれる記入用ページSP(図6参照)において、自分の記入欄(確認欄とも称される)SCに所定の内容を記入する(具体的には、後述するようにチェック印の付与あるいは自署等を行う)。なお、この記入用ページSP(図6参照)は、閲覧確認用の確認欄SCを有するページであることから、確認ページであるとも称される。
そして、チェック印等が付与された確認ページSP(図7〜図9参照)が、MFP1(例えば1A,1B等)のスキャナ機能を用いて画像データ化され配布文書管理装置であるMFP1Aへと到達する。なお、このような結果を実現する様々な動作のうち、例えば、MFP1Bにて確認ページの電子データ(画像データ)を生成する生成動作とMFP1BからMFP1Aへと当該電子データをFTP送信によって送信する送信動作とを一連の動作として実行する動作は、「Scan to MFP」とも称される。また、例えば、MFP1Bにて確認ページの電子データ(画像データ)を生成する生成動作とMFP1BからMFP1Aへと当該電子データをメール送信によって送信する送信動作とを一連の動作として実行する動作は「Scan to Email」とも称される。さらに、例えば、MFP1Aにて確認ページの電子データ(画像データ)を生成する生成動作と当該電子データをMFP1A内のHDDに格納する格納動作とを一連の動作として実行する動作は、「Scan to HDD」とも称される。
以上のようにして、各種の動作によって、配布文書の各配布先に関する閲覧済み情報(確認ページデータ)がMFP1Aによって取得される。
その後、MFP1Aは、配布文書の複数の配布先に関する閲覧済み情報に対する編集動作を実行し、配布文書の複数の配布先に関する閲覧済み情報の取得(返信)の有無を集約した一覧ページを作成する。具体的には、MFP1Aは、各配布先についての各記入欄(確認欄)が集約された状態の一覧ページVP(図10等参照)を生成する。この一覧ページVPによれば、各記入欄におけるチェック印等の有無を一覧することができる。
そして、MFP1Aは、一覧ページを配布文書に関連づけて格納する。具体的には、当該一覧ページを元の配布文書の先頭ページ(表紙ページ)に配置したデータファイルを新たな「配布文書」として生成し、当該データファイルを格納部5に格納する。
また、電子文書処理システム100において、配布文書DCの配布先(ユーザ)および配布元(ユーザ)は、当該配布文書DCの一覧ページVPを閲覧することができる。
したがって、配布先のユーザおよび配布元のユーザは、MFP1Aに格納された配布文書の一覧ページを見ることによって、当該配布文書を誰が閲覧したかを容易に確認することが可能である。すなわち各配布先による閲覧状況を容易に確認することが可能である。
<1−3.詳細動作>
つぎに、MFP1における動作について、図4〜図10等を参照しつつ更に詳細に説明する。
図4および図5は、MFP1(1A)の動作を示すフローチャートである。図4は、配布文書の配布動作等を示す図であり、図5は配布先からの返信を受け付ける動作等を示す図である。
図6は、ステップS11(次述)で生成される配布文書DC(DCaとも称する)を示す図である。図7は、複数の配布先(ユーザUA,UB,UC,UD,UE)のうち特定の配布先(ユーザUA)により返信された確認ページSPの一例を示す図である。図8は、複数の配布先のうち特定の配布先(ユーザUB)により返信された確認ページSPの一例を示す図であり、図9は、複数の配布先のうち特定の配布先(ユーザUC)により返信された確認ページSPの一例を示す図である。図10は、一覧ページVPを含む編集完了後の配布文書DC(DCbとも称する)を示す図である。
まず、図4を参照しつつ配布文書の配布動作等について説明する。
ステップS11(図4)において、配布元の人物が配布文書管理MFP1Aを操作して、配布文書の送信先(配布先)を登録するとともに、当該配布文書を登録する。
具体的には、配布元の人物(操作者)は、MFP1Aの操作パネル63に表示される画面G11(図11参照)内の複数の機能選択ボタン「HDD」、「FAX」、「COPY」等の中から「HDD」を選択する。その後、当該操作者は、当該選択操作に応じて操作パネル63に表示される画面G12(図12参照)において、複数の処理選択ボタン「Scan to HDD」、「親展文書プリント」、「配布文書管理」等の中から、「配布文書管理」を選択する。そして、当該選択操作に応じて操作パネル63に表示される画面G13(図13)において、2つの選択ボタン(送信ボタン77および返信ボタン78)のうち、送信ボタン77が押下されると、画面G14(図14参照)が操作パネル63に表示される。さらに、当該操作者は、画面G14内に表示される多数のユーザの中から複数の配布先を指定してOKボタン81を押下する。MFP1は、この指定操作による指定内容に基づいて配布文書の配布先(送信先)を格納部5に登録する。
その後、操作入力部61のスタートボタン(不図示)が押下されることによって、自動原稿送り機構のトレイに載置された配布文書のスキャンニングが開始され、配布文書の電子データが作成される。当該配布文書(電子データ)は、その配布先に関連づけられた状態で格納部5に格納される。
また、MFP1Aは、この配布文書を識別するための文書IDを当該配布文書に対して付与し、当該文書IDを当該配布文書に関連づけて記憶する。
MFP1Aは、次のステップS12において、配布文書の複数の配布先のそれぞれに対してメールを送信する。配布先のメールアドレスとしては、MFP1Aに予め登録されているアドレスが利用される。また、当該メールには、配布文書の文書名とその格納先とが記載されており、当該メールを受信した人物は、最寄りのMFP1(例えば1A,1B)によって当該配布文書を印刷出力する。
複数の配布先の中に、そのメールアドレスがMFP1Aに登録されていない配布先が含まれている場合には、MFP1Aは、操作パネル63において、その旨および当該配布先を操作パネル63に表示する。配布元である操作者は、操作パネル63による注意喚起に応じて、メール送信以外の手法(例えば「手渡し」)により、配布文書を配布先に送付する。
なお、これに限定されず、ステップS11において、メールによる通知を行う配布先とメール以外による通知を行う配布先とを、操作パネル63等を用いて操作者が指定するようにしてもよい。
ここにおいて、図6に示すように、ステップS11で生成される配布文書DC(DCaとも称する)は確認ページSPを有しており、当該確認ページSPは記入欄(確認欄)SCを有している。記入欄SCは、各ユーザが当該配布文書を既に閲覧したか否かを示す欄である。具体的には、記入欄SCには、ステップS11で登録された配布先(ユーザUA〜UE)の人物名が列挙されており、当該列挙された各人物名に対応する位置に各チェックボックス(チェック欄)CBが設けられている。
配布先の人物は、配布文書DCを閲覧したことに応じて、当該配布文書を閲覧したことを示すチェック印(閲覧済み情報)を記入欄SC(詳細にはチェックボックスCB)に記入する。詳細には、配布先の人物は、配布文書DCを閲覧すると、記入欄SCに列挙されている複数のチェックボックスCB(CB1〜CB5)のうち、自分の名称に対応するチェックボックスCBにチェック印を付与する。
たとえば、ユーザUAは、確認ページSPにおいてユーザUAの左横のチェックボックスCB1にチェック印を付与する。また、ユーザUCは、確認ページSPにおいてユーザUCの左横のチェックボックスCB3にチェック印を付与する。
或るチェックボックスCBにチェック印が付与されている場合には、当該チェック印が付されたチェックボックスCBに対応する人物は、当該配布文書を既に閲覧したこと(閲覧済みであること)が判る。後述のステップS24の編集処理においては、このような特性を利用して、閲覧済みの人物を特定する。
また、図6に示すように文書IDが確認ページSPの所定位置(例えば右上位置)に予め印刷されている。後述するように、この文書IDを用いることによって、複数の配布文書の中から、当該配布文書DCを容易に識別することが可能である。
その後、配布文書DCの配布先の人物(配布文書DCの閲覧者でもある)は、所定の操作を行い、最寄りのMFP1(1A,1B等)によって、確認ページSPに関するスキャン画像を生成させる。具体的には、配布文書の閲覧者が、例えば最寄りのMFP1Bにおいて上記と同様の操作を行って、MFP1Bの操作パネル63に画面G13(図13参照)を表示させた後、今度は返信ボタン78を押下する。その後、原稿台に確認ページSPが載置され、スタートボタンが押下されると、確認ページSPに関するスキャン動作がMFP1Bにより実行され、MFP1Bによりスキャン画像が生成される。すなわち、チェック印記入済みの確認ページSPに関する画像データが、MFP1Bの画像読取部2のスキャニング動作によって生成される。
そして、当該最寄りのMFP1Bは、生成されたスキャン画像を配布文書管理MFP1A(詳細には、MFP1Aの格納部5)へと転送する。具体的には、MFP1Bは、スキャン画像に対して画像認識処理を実行して文書IDを認識し、当該文書IDに対応する配布文書を管理するMFP1を特定する。より詳細には、MFP1Bは、他のMFP1との通信を実行することによって、当該文書IDの配布文書を管理するMFP1(この場合はMFP1A)を特定する。
なお、ここでは、MFP1Bを用いて確認ページSPをスキャニングする場合を例示しているが、これに限定されない。たとえば、上述したように、MFP1A自身の画像読取部2を用いて、記入済みの確認ページSPに関するスキャン画像を生成して、当該スキャン画像をMFP1A自身の格納部5(HDD)に格納するようにしてもよい。
次に、図5に基づいてMFP1Aによる配布文書の受領動作等について説明する。
MFP1Aは、ステップS21において、他のMFPから受信した確認ページ(あるいはMFP1Aが自ら生成した確認ページ)であって未処理のものが存在するか否かを判定する。未処理の確認ページが存在しない場合にはステップS26に進み、未処理の確認ページが存在する場合にはステップS22に進む。
ステップS22においては、MFP1Aは、未処理の確認ページSPに関する画像データを所定のフォルダ(例えば、次述する配布文書管理フォルダ内のサブフォルダ)に保存する。なお、当該所定のフォルダには、配布先からの返信データファイル(画像データ)が順次に保存され、最終的には複数の配布先から返信されてきた複数の画像データが保存されることになる。
このステップS22の受領処理(保存処理)によって、MFP1Aは、MFP1Bによるスキャン画像(詳細には、チェック印記入済みの確認ページSPのスキャン画像)を取得する。
また、ステップS23においては、MFP1Aは、当該確認ページSPに関する画像データに基づいて、閲覧済み情報を取得する。
具体的には、MFP1Aは、確認ページSPの画像データに対する画像認識処理を施すことによって、当該画像データに含まれる閲覧済み情報が複数の配布先のうち特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識する。
詳細には、MFP1Aは、当該確認ページSPの画像データに対して画像認識処理を施し、チェックボックスCBのうちチェック印が付されているチェックボックスを認識する。例えば、図7に示すような確認ページSPが受領された場合には、複数のチェックボックスCBのうち、ユーザUAに対応するチェックボックスCB1には、チェック印が付されている。この場合には、MFP1Aは、チェックボックスCB1にチェック印が付されていることを認識するとともに、この認識結果に基づいて、ユーザUAによる閲覧が完了していることを判定する。
また、MFP1Aは、当該確認ページSPに対して画像認識処理を施すことによって、図7の確認ページSPの右上に付された文書IDをも認識する。これによって、MFP1Aは、ユーザUAからの返信が複数の配布文書のうちの何れの配布文書に対するものであるか、をも判定する。
このようにして、MFP1Aは、図7のような確認ページを受領した場合には、図7の右上の文書IDに対応する配布文書DCに関して、チェックボックスCB1に対応するユーザUAによる閲覧が完了していることを判定する。
また、MFP1Aは、図8のような確認ページを受領した場合には、同様の画像認識処理によって、図8の右上の文書IDに対応する配布文書に関して、チェックボックスCB2に対応するユーザUBによる閲覧が完了していることを判定する。
同様に、MFP1Aは、図9のような確認ページを受領した場合には、同様の画像認識処理によって、図9の右上の文書IDに対応する配布文書に関して、チェックボックスCB3に対応するユーザUCによる閲覧が完了していることを判定する。
次のステップS24においては、MFP1Aは、閲覧済み情報に関する一覧ページVPの編集作業を実行する。換言すれば、ステップS24においては、ステップS22で取得されたスキャン画像に基づいて、一覧ページVPが作成される。
図10に示すように、一覧ページVPは、各配布先についてのチェックボックスCBを含む部分が集約された状態で編集される。詳細には、或る配布先から返信された確認ページSPにおいて、当該配布先の名称と当該配布先に対応するチェックボックスCBとに対応する部分が抽出される。例えば、ユーザUAから返信された確認ページSPに関しては、チェック印が付されたチェックボックスCB1とユーザUAの名称とを含む部分PT1(図7参照)が抽出される。そして、他のユーザから返信された他の確認ページSPに関しても同様の抽出動作が行われ、各ユーザから返信された複数の抽出部分が集約されて、図10に示すような記入欄SC(SCb)が作成される。
また、この一覧ページVPにおいては、ユーザUAに対するチェックボックスCB1と、ユーザUBに対するチェックボックスCB2と、ユーザUCに対するチェックボックスCB3とに対して、それぞれ、チェック印が付されている。これは、3人のユーザUA,UB,UCの閲覧が終了している旨を示している。一方、ユーザUDに対するチェックボックスCB4と、ユーザUEに対するチェックボックスCB5とに対しては、チェック印が付されていない。これは、2人のユーザUD,UEの閲覧は未だ終了していない旨を示している。このように一覧ページVPにおいては、図7〜図9の3つの確認ページSPに関する受信結果が反映されている。
また、ステップS25においては、編集完了後の一覧ページVPを含む新たな配布文書DC(DCbとも称する)が、MFP1Aの格納部5内の所定のフォルダ(「配布文書管理フォルダ」)内に格納される。なお、新たな配布文書DC(DCb)は、元の配布文書DC(DCa)における確認ページSP(図6参照)に替えて、一覧ページVP(図10参照)を表紙として有する文書である。新たな配布文書DCbのうち、表紙以外の部分(コンテンツページ)DTは、元の配布文書DCaと共通の内容を有している。また、配布文書DC(DCb)は、各配布先からの(確認ページSPを含む)返信データが受領される度に更新(上書き保存)される。
この一覧ページVPを含む配布文書DC(DCb)は、配布文書DC(DCa)の配布先あるいは配布元の人物によって閲覧可能である。具体的には、配布先あるいは配布元の人物は、そのユーザID等を用いたユーザ認証を伴って、MFP1Aの格納部5内に格納される配布文書DC(DCb)等にアクセスすることが可能であるとともに、当該配布文書の一覧ページVPを操作パネル63に表示することおよび当該一覧ページVPを印刷出力することが可能である。
以上のように、この電子文書処理システム100においては、配布先あるいは配布元の人物は、配布文書DC(詳細には、配布文書DCa,DCbに共通のコンテンツDT部分)に関する閲覧状況を容易に確認することが可能である。
特に、配布文書DCは、各配布先が当該配布文書DCを閲覧したことを示す確認欄(記入欄)SCを含む確認ページSPを有しており、一覧ページVPは、各配布先についての確認欄SCが集約された状態で形成される。したがって、確認欄SCを用いた一覧ページVPにより閲覧状況を容易に確認することができる。
また特に、MFP1Aの取得部11は、記入済みの確認ページSPをスキャニングすることによって生成された画像データを取得し、MFP1Aの作成部12は、当該画像データに基づいて一覧ページVPを作成する。したがって、確認ページSPをスキャニングすることによって「閲覧済み情報」の入力を行うことが可能であるとともに、一覧ページVPを容易に作成することが可能である。
また特に、この電子文書処理システム100においては、手渡しなどを含む様々な態様で配布文書を配布することが可能であり、どのような態様で配布文書が配布されても、当該配布文書に含まれる確認ページSPをスキャニングすることによって、「閲覧済み情報」の入力を行うこと及び/又は一覧ページVP作成用の画像情報を入力することが可能である。
また、MFP1Aは、その印刷出力部3において配布文書の印刷出力が可能であり、その画像読取部2により確認ページSPに関するスキャニング動作を実行することが可能であり、さらに一覧ページVPをその格納部5において格納することが可能である。したがって、配布文書の管理に関する入出力動作をMFP1Aによって効率的に行いつつ、閲覧状況を容易に確認することが可能となる。
さて、この実施形態においては、メールを利用して更に閲覧依頼等を実行する場合を例示する。
具体的には、所定の期日(例えば閲覧期限)を経過しても未だ閲覧済み情報を送信していない配布先が存在する場合には、閲覧依頼を通知する処理(閲覧依頼通知処理)が実行される。なお、閲覧期限等の所定の期日は、例えば、ステップS11において期日入力用画面(不図示)を用いて入力されればよい。
図5に示すように、所定期日(閲覧期限等)を経過したことがステップS26で判定され、且つ、配布文書DCの複数の配布先のうち「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先が存在することがステップS27で判定されると、ステップS28に進む。
MFP1Aは、ステップS28において、「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先に対して、配布文書DCに関する閲覧済み情報が未返信である旨と当該配布文書DCを早期に閲覧して早期に返信すべき旨とを記載したメール(閲覧依頼メールないし催促メールとも称される)を送信する。例えば、所定期日到来時点においてユーザUEからの返信(確認ページSPの返信)が未着である場合には、MFP1からユーザUE(より詳細には当該ユーザUEのメールアドレス)に対して上記の催促メールが送信される。これによれば、所定期日が到来しても「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先に対して、閲覧依頼が自動的に送信されるので、配布文書に関する管理が容易である。
また、MFP1Aは、ステップS28においては、「閲覧済み情報」を未だ返信していない配布先だけでなく、配布元(より詳細には当該配布元のメールアドレス)にもメール(未返信者報告メールとも称される)を送信する。この配布元に送信されるメール(未返信者報告メール)には、未返信者が列挙されている。配布元の人物は、この未返信者報告メールを見ることによって、閲覧状況を把握することができる。
なお、この実施形態においては、所定期日の到来時点以降において催促メールが送信される場合を例示しているが、これに限定されない。たとえば、一定周期(1週間毎あるいは1ヶ月毎等)で催促メールが送信されるようにしてもよい。
また、この実施形態においては、所定期日の到来時点で未返信者が存在する場合に配布元にメールを送信する場合を例示しているが、これに限定されない。たとえば、未返信者の有無にかかわらず、所定期日到来時点以降に閲覧状況を記載したメール(閲覧状況報告メールとも称される)を配布元等に送付するようにしてもよい。
また、
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、記入欄としてチェックボックス(チェック欄)が設けられる場合を例示したが、これに限定されない。例えば、記入欄として署名欄を設けるようにしてもよい。この署名欄は、各配布先の人物が自分の署名を記載する欄である。
第2実施形態においては、このような変形例について説明する。また、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図15は、第2実施形態に係る確認ページSP(SP2)を含む配布文書DC(DC2)を示す図である。
図15に示すように、この配布文書DC2の確認ページSP2は、その下側に記入欄SG(署名欄SGとも称される)を有している。
署名欄SGは、各ユーザが当該配布文書を既に閲覧したことを、署名によって示す欄である。署名欄SGは、配布時点においては空欄である。
配布先の人物は、配布文書DCを閲覧すると、署名欄SGに自分の署名を記載する。たとえば、ユーザUA(田中さん)は、ユーザUA用の配布文書DC内の確認ページSP2の署名欄SG(SGa)に自らの名称(「Tanaka」)を署名する(図16参照)。同様に、ユーザUB(鈴木さん)は、ユーザUB用の配布文書DC内の確認ページSP2の署名欄SG(SGb)に自らの名称(「Suzuki」)を署名し(図17参照)、ユーザUC(岡本さん)は、ユーザUC用の配布文書DC内の確認ページSP2の署名欄SG(SGc)に自らの名称(「Okamoto」)を署名する(図18参照)。なお、図16〜図18は、第1実施形態における図7〜図9に対応する図である。また、図19は、一覧ページVP2を含む編集完了後の配布文書DC2を示す図である。
また、この第2実施形態においては、閲覧済み情報がユーザIDの入力を伴って入力されることによって、MFP1Aにより受領された閲覧済み情報が複数の配布先のうちの特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識する場合を例示する。端的に言えば、返信時にユーザIDを入力することによって、誰からの返信であるかを指定する場合を例示する。
また、図15に示す確認ページSP2には、文書IDは印刷されていない。この第2実施形態においては、文書IDを用いることなく、ファイル名称を選択することによって、複数の配布文書の中から当該配布文書DCを特定する場合を例示する。
さて、この第2実施形態においても、配布文書DCの配布先の人物は、当該配布文書DCを閲覧すると、所定の操作を行い、最寄りのMFP1(1B等)によって、確認ページSP2に関するスキャン画像を生成させる。
具体的には、配布文書の閲覧者が、例えば最寄りのMFP1Bにおいて上記と同様の操作を行い、MFP1Bの操作パネル63に表示される画面G13(図13参照)において、返信ボタン78を押下する。この第2実施形態においては、その後に、MFP1Bの操作パネル63に画面G15(図20参照)が表示される。操作者は、画面G15(ユーザID入力画面)を用いて、自らのユーザIDを入力してOKボタンを押下する。さらに、MFP1Bの操作パネル63に画面G16(図21参照)が表示される。操作者は、画面G16(閲覧文書指定画面)を用いて、多数の配布文書の中から自らが閲覧した文書名(ファイル名)を選択してOKボタンを押下する。なお、MFP1Bは、MFP1A等と通信することによって、各ユーザの閲覧対象文書の文書名および文書IDを取得することができる。
その後、MFP1Bの操作入力部61のスタートボタンが押下されると、原稿台に載置された確認ページSPに関するスキャン動作が実行され、スキャン画像が生成される。
そして、当該最寄りのMFP1Bは、生成されたスキャン画像を配布文書管理MFP1A(詳細には、MFP1Aの格納部5)へと転送する。この際、ユーザIDと文書ID(ないし文書ファイル名)とがスキャン画像とともに転送される。
その後、図5と同様の処理がMFP1Aにおいて実行される。
具体的には、上述のようなステップS21、S22の処理の後、ステップS23において、閲覧済み情報が取得される。詳細には、スキャン画像とともに送信されてきたユーザIDと文書IDとを取得し、文書IDに基づいて配布文書を特定するとともに、ユーザIDに基づいて当該配布文書の閲覧者を特定する。これによって返信動作によって送信されてきたスキャン画像が、いずれの配布文書の誰からの確認ページの画像であるのかが判定される。すなわち、スキャン画像に含まれる「閲覧済み情報」が、複数の配布先のうちの特定の配布先に関する閲覧済み情報であることが認識される。
その後、ステップS24においては、閲覧済み情報に関する一覧ページの編集作業が実行され、ステップS25においては、編集完了後の一覧ページVP(VP2)を含む新たな配布文書DC(DC2)が、所定のフォルダ(「配布文書管理フォルダ」)内に格納される。なお、新たな配布文書DC2(DCbとも称する)は、元の配布文書DC2(DCa)における確認ページSP2に替えて、次述するような一覧ページVP2を表紙として有する文書である(図19参照)。新たな配布文書DCbのうち、表紙以外の部分DTは、元の配布文書DCaと共通の内容を有している。
図19に示すように、一覧ページVP2は、配布先の全ユーザUA,UB,UC,UD,...の署名欄SGが集約された状態で編集されている。図19においては、3人のユーザからの合計3つの確認ページ(図16〜図18参照)がMFP1Aによって受領された場合に、これら3つの確認ページの認識結果を反映して、3人のユーザUA,UB,UCの閲覧が終了している旨が示されている。また、2つの署名欄が空欄であることによって、2名の未返信者が存在することも示されている。
この一覧ページVP2を含む配布文書DC(DCb)は、配布文書DC(DCa)の配布先あるいは配布元の人物によって閲覧可能である。したがって、配布先あるいは配布元の人物は、配布文書DC(詳細には、配布文書DCa,DCbに共通のコンテンツDT部分)に関する閲覧状況を容易に知ることが可能である。
なお、一覧ページVP2は、人数に応じて適宜に縮小されて編集されることが好ましい。例えば、配布先が多数存在する場合には、図22に示すように一人分の署名欄を適宜の大きさに縮小して統合した署名統合欄を有する一覧ページVP2を生成すればよい。より具体的には、一覧ページVP2は、多段組(図では2段組)の署名統合欄を有するものであってもよい。また、配布先が非常に多数存在する場合には、複数ページにわたる一覧ページVP2を生成するようにしてもよい。
また、その後、所定の期日(例えば閲覧期限)を経過しても未だ閲覧済み情報を送信していない配布先が存在する場合には、閲覧依頼を通知する処理(閲覧依頼通知処理)が実行される(ステップS26,S27,S28)。
以上のように、署名欄を利用して一覧ページを生成することなども可能である。
なお、ここでは、署名欄に自署を行う場合を例示したが、印鑑で押印するようにしてもよい。
<3.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、編集完了後の配布文書DCbにおいては、元の配布文書DCaにおける確認ページSPが削除され、当該確認ページSPに代えて一覧ページVPが設けられる場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、編集完了後の配布文書DCbにおいて、元の配布文書DCaにおける確認ページSPが削除されることなく存在したまま、さらに一覧ページVPが追加的に設けられるようにしてもよい。
また、上記各実施形態における各ユーザによる記入欄への記入(チェック印および署名の記入)は、閲覧したか否かだけでなく、閲覧事項に対する「承認」等の意を含ませるものであってもよい。
また、上記各実施形態では、配布文書を登録するに際して、配布元の人物がMFP1Aを用いたスキャンニングによって配布文書の電子データを生成して、当該配布文書の電子データをMFP1Aの格納部5に格納する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、他のコンピュータ90等によって生成された電子データをMFP1Aの格納部5に格納するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、印刷出力された確認ページSPの記入欄SCにチェック印ないし署名を記入する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、コンピュータ90の表示部に表示出力された確認ページSPの記入欄SCに対して、電子的な署名(例えば、電子印鑑)等を電子的に記入するようにしてもよい。また、この場合、当該コンピュータ90等によって電子署名が付された確認ページSPの電子データがMFP1Aに転送され、MFP1Aは、コンピュータ90から取得した確認ページSPに基づいて一覧ページVPを作成するようにすればよい。
また、上記各実施形態においては、閲覧済み情報を返信するに際して、確認ページSPのみをスキャニングする場合を例示したが、これに限定されない。例えば、コンテンツページDTのうち修正等がなされた変更ページをもスキャニングするようにしてもよい。これによれば、修正内容等をも併せて管理することが可能である。この場合、新たな配布文書DCbにおいて、当該変更ページは、変更部分の識別性を高めるため、元の内容との相違部分がメモとして付されたページとして編集されて構成されることが好ましい。なお、元の内容との相違部分は、画像処理等によって抽出されればよい。また、変更動作が電子的に行われ当該変更ページに電子的な編集情報が含まれている場合には、当該電子的な編集情報を用いて、元の内容との相違部分を識別するとともに、当該相違部分に関する情報を「メモ」などとして格納および表示するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、MFPによって配布文書の管理が行われる場合を例示したが、これに限定されない。例えば、コンピュータによって配布文書の管理を行うようにしてもよい。より詳細には、コンピュータのCPU等を用いて所定のソフトウエアプログラムを実行することによって、上記と同様の処理を実現するようにしてもよい。
電子文書処理システムの構成を示す概略図である。 MFPの構成を示す機能ブロック図である。 文書処理システムにおける処理の概要を示す概念図である。 配布文書の配布動作等を示すフローチャートである。 配布先からの返信を受領する動作等を示すフローチャートである。 配布文書を示す図である。 ユーザUAにより返信された確認ページを示す図である。 ユーザUBにより返信された確認ページを示す図である。 ユーザUCにより返信された確認ページを示す図である。 一覧ページを含む編集完了後の配布文書を示す図である。 機能選択画面を示す図である。 処理選択画面を示す図である。 詳細処理選択画面を示す図である。 配布先指定画面を示す図である。 第2実施形態に係る確認ページを含む配布文書を示す図である。 ユーザUAにより返信された確認ページを示す図である。 ユーザUBにより返信された確認ページを示す図である。 ユーザUCにより返信された確認ページを示す図である。 一覧ページを含む編集完了後の配布文書を示す図である。 ユーザIDの入力画面を示す図である。 閲覧文書指定画面を示す図である。 変形例に係る一覧ページを含む配布文書を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B MFP
100 電子文書処理システム
63 操作パネル
90,90A,90B,90C コンピュータ
CB,CB1〜CB5 チェックボックス
DC,DC2,DCa,DCb 配布文書
DT 配布文書のコンテンツページ
SC 確認欄(記入欄)
SG 署名欄
SP,SP2 確認ページ(記入用ページ)
UA〜UE ユーザ
VP,VP2 一覧ページ

Claims (13)

  1. 電子文書処理システムであって、
    配布文書の配布先である人物が当該配布文書を既に閲覧したこと、を示す閲覧済み情報を取得する取得手段と、
    前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記閲覧済み情報の取得の有無を集約した一覧ページを作成する作成手段と、
    前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する格納制御手段と、
    を備える電子文書処理システム。
  2. 請求項1に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記配布文書は、前記配布文書の各配布先が当該配布文書を閲覧したこと、を示す確認欄を含む確認ページを有しており、
    前記一覧ページは、前記各配布先についての前記確認欄が集約された状態で形成されることを特徴とする電子文書処理システム。
  3. 請求項2に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記取得手段は、記入済みの前記確認ページをスキャニングすることによって生成された画像データを取得し、
    前記作成手段は、前記画像データに基づいて前記一覧ページを作成することを特徴とする電子文書処理システム。
  4. 請求項2に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記確認欄は、署名欄を含むことを特徴とする電子文書処理システム。
  5. 請求項2に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記確認欄は、チェック欄を含むことを特徴とする電子文書処理システム。
  6. 請求項5に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記取得手段は、特定の配布先に関する前記チェック欄を含む画像データを取得し、当該画像データに対する画像認識処理を施すことによって、前記画像データに含まれる閲覧済み情報が前記複数の配布先のうち前記特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識することを特徴とする電子文書処理システム。
  7. 請求項1に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記取得手段は、前記閲覧済み情報がユーザIDの入力を伴って入力されることによって、前記閲覧済み情報が前記複数の配布先のうちの特定の配布先に関する閲覧済み情報であることを認識することを特徴とする電子文書処理システム。
  8. 請求項1に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記複数の配布先のうち、前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先に対して、未返信である旨を示す電子メールを送信するメール制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子文書処理システム。
  9. 請求項8に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記メール制御手段は、所定の期日が経過しても前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先に対して、前記電子メールを送信することを特徴とする電子文書処理システム。
  10. 請求項1に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記複数の配布先のうち前記閲覧済み情報を未だ返信していない配布先が存在する場合には、未返信の配布先が存在する旨を示す電子メールを、前記配布文書の配布元に対して送信するメール制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子文書処理システム。
  11. 請求項10に記載の電子文書処理システムにおいて、
    前記メール制御手段は、所定の期日が経過しても未返信の配布先が存在する場合に、前記電子メールを送信することを特徴とする電子文書処理システム。
  12. コンピュータに、
    a)配布文書の配布先である人物が当該配布文書を既に閲覧したこと、を示す閲覧済み情報を取得する手順と、
    b)前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記閲覧済み情報の取得の有無を集約した一覧ページを作成する手順と、
    c)前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  13. 電子文書処理装置であって、
    配布文書をその配布先とともに登録する登録手段と、
    前記配布文書の配布先からの出力指示に応じて前記配布文書を印刷出力する印刷出力手段と、
    配布文書に含まれる記入用ページであって前記配布文書の各配布先が当該配布文書を閲覧したことを示す記入欄を含む記入用ページをスキャニングすることによって画像データを生成する画像読取手段と、
    前記画像データに基づいて、前記配布文書の複数の配布先のそれぞれに関する前記記入欄を集約した一覧ページを作成する作成手段と、
    前記一覧ページを前記配布文書に関連づけて格納する格納制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子文書処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017103765A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子文書ファイル取得代理装置、電子文書ファイル取得代理方法及び電子文書ファイル取得代理プログラム
JP2019057231A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 コニカミノルタ株式会社 シミュレーション装置、装置管理方法および装置管理プログラム

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