JP2011117534A - 電磁弁 - Google Patents

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Yoshio Maruyama
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Hiroto Yoshinoya
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Abstract

【課題】弁本体部ユニットと電磁コイルユニットとの組み立て及び脱着が極めて容易で、係止部材だけを容易に取り外すことが可能な電磁弁を提供することを目的とする。
【解決手段】係止部材(50)が、少なくとも、板状の基板(52)と、基板(52)に立設され、その表面に係合手段(54a)が形成された弾性片(54)とを備え、外函(22)の下面(22l)には、環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)と連続する貫通孔(22lh)が形成されるとともに、板状の基板(52)が嵌装される係止部材保持部(24)が配設され、弁ハウジング(32)の表面には、弾性片(54)の表面に形成された係合手段(54a)と係合する位置決め用係合手段(32a)が形成されるように構成した。
【選択図】図1H

Description

本発明は、電磁弁に関し、詳しくは、電磁コイルユニットが、弁本体部ユニットに、係止部材によって着脱自在に取り付けられてなる電磁弁に関する。
従来、この種の電磁弁としては、特許文献1及び特許文献2に示されているものが知られている。
図10Aは、特許文献1の電磁弁の部分断面側面図、図10Bは、特許文献1の電磁弁のコイルが固定された状態を示した図である。
この特許文献1に示された電磁弁100は、図10Aに示したように、ヨーク120の内部に配置された環状の電磁コイル110に挿入装着された、可動鉄芯132、及び固定鉄芯134などから構成されており、ヨーク120の上面中央に形成された貫通孔から突出する固定鉄芯134が、板バネ150によって係止され、ヨーク120に取り付けられるものである。
すなわち、この特許文献1に示された電磁弁100では、図10Bに示したように、固定鉄芯134の端部外周に形成された溝134aに、U字状の切り欠きを有する板バネ150を圧入し、溝134aの外側の大径部134bとの間に挟んで、固定鉄芯134をヨーク120に取り付けるものである。
図11Aは、特許文献2の電磁弁のハウジングを示した斜示図、図11Bは、特許文献2の電磁弁の全体断面図である。
この特許文献2に示された電磁弁200は、図11Bに示したように、ハウジング222の内部に配置された環状の電磁コイル210に、可動鉄芯などが収容されたプランジャーチューブ234が挿入装着されて、構成されており、ハウジング222の上面中央に形成された貫通孔から突出するプランジャーチューブ234が、ストッパ250によって係止され、ハウジング222に取り付けられるものである。
すなわち、この特許文献2に示された電磁弁200では、図11Aに示したように、ハウジング222の上面に形成されている取付突起部224を介して、ストッパ250とハウジング222とを固定するとともに、ストッパ250の弾性片254の前面に形成された係合凸部254aと、プランジャーチューブ234の上端部に形成された係合凹部232aとが係合することで、プランジャーチューブ234をハウジング222に取り付けるものである。
実開昭59−94674号公報 特開2008−196612号公報
しかしながら、特許文献1の電磁弁100では、U字状の切り欠きを有する板バネ150を圧入、及び引き抜く際、ペンチなどの工具が必要であり、簡単に電磁弁の組み立て、脱着を行えるものではなかった。
また、特許文献2の電磁弁200では、ハウジング222の上面に形成されている取付突起部224を介して、ストッパ250とハウジング222とを固定する際、取付突起部224をストッパ250に設けられた孔に挿通した後、取付突起部224の頂部が外側に広がるように変形加工(カシメ加工)されるため、ストッパ250だけを取り外すことが出来なかった。したがって、ストッパ250を交換しようとする場合は、ハウジング222をも一緒に取り外して交換する必要があり、不経済であった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、弁本体部ユニットと電磁コイルユニットとの組み立て及び脱着が極めて容易で、係止部材だけを容易に取り外すことが可能な電磁弁を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の電磁弁は、
外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)との間に環状の電磁コイルケース(10)が装着されてなる電磁コイルユニット(20)と、
弁ハウジング(32)に円筒状のプランジャ部(34)が立設されてなる弁本体部ユニット(30)と、を備え、
前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)に、前記円筒状のプランジャ部(34)が、前記外函(22)の下面(22l)側から挿入されるとともに、
前記外函(22)の下面(22l)に、所定方向から嵌装される係止部材(50)を介して、前記弁本体部ユニット(30)が、前記電磁コイルユニット(20)に着脱自在に装着される電磁弁(1)であって、
前記係止部材(50)は、少なくとも、
板状の基板(52)と、
前記基板(52)に立設され、表面に係合手段(54a)が形成された弾性片(54)と、を有し、
前記外函(22)の下面(22l)には、前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)と連続する貫通孔(22lh)が形成されるとともに、前記板状の基板(52)が嵌装される係止部材保持部(24)が配設され、
前記弁ハウジング(32)の表面には、前記弾性片(54)の表面に形成された係合手段(54a)と係合する位置決め用係合手段(32a)が形成されており、
前記基板(52)が、前記係止部材保持部(24)に嵌装された際に、前記係合手段(54a)と、前記位置決め用係合手段(32a)とが係合するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、外函(22)の下面(22l)に嵌装された係止部材(50)を介して、弁本体部ユニット(30)が電磁コイルユニット(20)に装着される。この際、弁本体部ユニット(30)は、係止部材(50)を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット(20)に装着されるため、従来の電磁弁のように工具を用いなくとも組み立て及び脱着を行うことができるとともに、カシメ加工なども行う必要がない。
したがって、係止部材(50)だけを容易に取り外すことが可能であり、従来の電磁弁と比べて、電磁コイルユニット(20)と弁本体部ユニット(30)との組み立て及び脱着を極めて容易に行うことができる。
また、本発明の電磁弁は、
外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)との間に環状の電磁コイルケース(10)が装着されてなる電磁コイルユニット(20)と、
弁ハウジング(32)に円筒状のプランジャ部(34)が立設されてなる弁本体部ユニット(30)と、を備え、
前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)に、前記円筒状のプランジャ部(34)が、その上端部が前記外函(22)の上面(22u)から突出するように、前記外函(22)の下面(22l)側から挿入されるとともに、
前記外函(22)の上面(22u)に所定方向から嵌装される係止部材(50)を介して、前記弁本体部ユニット(30)が、前記電磁コイルユニット(20)に着脱自在に装着される電磁弁(1)であって、
前記係止部材(50)は、少なくとも、
板状の基板(52)と、
前記基板(52)に立設され、表面に係合手段(54a)が形成された弾性片(54)と、を有し、
前記外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)には、前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)と連続する貫通孔(22uh、22lh)が形成されるとともに、前記外函(22)の上面(22u)には、前記板状の基板(52)が嵌装される係止部材保持部(24)が配設され、
前記外函(22)の上面(22u)から突出するプランジャ部(34)の上端部の外周面には、前記弾性片(54)の表面に形成された係合手段(54a)と係合する位置決め用係合手段(34a)が形成されており、
前記基板(52)が、前記係止部材保持部(24)に嵌装された際に、前記係合手段(54a)と、前記位置決め用係合手段(34a)とが係合するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、外函(22)の上面(22u)に嵌装された係止部材(50)を介して、弁本体部ユニット(30)が電磁コイルユニット(20)に装着される。この際、弁本体部ユニット(30)は、係止部材(50)を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット(20)に装着されるため、従来の電磁弁のように工具を用いなくとも組み立て及び脱着を行うことができるとともに、カシメ加工なども行う必要がない。
したがって、係止部材(50)だけを容易に取り外すことが可能であり、従来の電磁弁と比べて、電磁コイルユニット(20)と弁本体部ユニット(30)との組み立て及び脱着を極めて容易に行うことができる。
上記発明において、
前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)には、
前記係止部材(50)を前記外函(22)の下面(22l)に嵌装した際に、前記外函(22)の下面(22l)、及び前記弁ハウジング(32)の上面(32u)と当接する当接部(58)が形成されていることが望ましい。
このように構成することによって、外函(22)の下面(22l)に嵌装された係止部材(50)を介して、弁本体部ユニット(30)を電磁コイルユニット(20)に装着する際、弁本体部ユニット(30)の挿入方向の位置決めを容易に行うことができる。
上記発明において、
前記係合手段(54a)が、前記弾性片(54)の嵌装方向側の表面に形成されるとともに、 前記係止部材保持部(24)が、
前記係止部材(50)の基板(52)が、前記電磁コイルユニット(20)の外側から内側に向かって嵌装されるように、外側に向けて突設する略L字状の突設片(24a)から構成されている。
また、上記発明において、
前記係合手段(54a)が、前記弾性片(54)の嵌装方向と反対側の表面に形成されるとともに、
前記係止部材保持部(24)が、
前記係止部材(50)の基板(52)が、前記電磁コイルユニット(20)の内側から外側に向かって嵌装されるように、内側に向けて突設する略L字状の突設片(24a)から構成されている。
また、上記発明において、
前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向と反対側の端辺部(53b)から垂下する案内片(56)が配設されるとともに、
前記外函(22)の係止部材保持部(24)が形成されている面には、前記係止部材(50)の嵌装方向に対して略平行に延伸する一対の端辺部(27a)を有する切り欠き部(26)が形成されており、
前記案内片(56)の外辺部(57b)と前記端辺部(27a)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されている。
このように構成することによって、板状の基板(52)の嵌装方向と反対側の端辺部(53b)から垂下する案内片(56)が配設されるとともに、外函(22)の係止部材保持部(24)が形成されている面には、係止部材(50)の嵌装方向に対して略平行に延伸する一対の端辺部(27a)を有する切り欠き部(26)が形成されているため、案内片(56)の外辺部(57b)と一対の端辺部(27a)とが沿うように、係止部材(50)を移動させることで、係止部材(50)の基板(52)を係止部材保持部(24)に、容易に嵌装することができる。
上記発明において、
前記係止部材(50)の嵌装方向に対して略直角に延伸する前記切り欠き部(26)の端辺部(27b)には、前記案内片(56)と係合する位置決め溝(26a)が形成されていることが望ましい。
このように構成することによって、係止部材(50)の基板(52)を、電磁コイルユニット(20)の外側から嵌入する際、係止部材(50)の電磁コイルユニット(20)に対する位置決めを容易に行うことができる。
また、上記発明において、
前記案内片(56)と前記位置決め溝(26a)とが係合している状態で、前記外函(22)に前記電磁コイルケース(10)を装着した際に、
前記電磁コイルケース(10)と前記外函(22)との間で前記案内片(56)を挟持するように構成されていることが望ましい。
このように構成することによって、基板(52)の嵌装方向と反対側の端辺部(53b)から垂下する案内片(56)が、電磁コイルケース(10)と外函(22)との間で挟持されるため、係止部材(50)が位置ずれを起こすことがなく、弁本体部ユニット(30)と電磁コイルユニット(20)とが不慮に脱着することを防ぐことができる。
また、上記発明において、
前記係止部材保持部(24)が、略平行に配設された2つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する案内片(56)が配設されており、
前記案内片(56)の外辺部(57b)と前記2つの略L字状の突設片(24a)の内辺部(25a)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されている。
このように構成することによって、略L字状の突設片(24a)が、略平行に2つ配設されるとともに、係止部材(50)には、板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する案内片(56)が配設されているため、案内片(56)の外辺部(57b)と2つの略L字状の突設片(24a)の内辺部(25a)とが沿うように、係止部材(50)を移動させることで、係止部材(50)の基板(52)を係止部材保持部(24)に、容易に嵌装することができる。
また、上記発明において、
前記係止部材保持部(24)が、略平行に配設された2つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する2つの案内片(56)が配設されており、
前記2つの案内片(56)の内辺部(57a)と前記2つの略L字状の突設片(24a)の外辺部(25b)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されている。
このように構成することによって、略L字状の突設片(24a)が、略平行に2つ配設されるとともに、係止部材(50)には、板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する2つの案内片(56)が配設されているため、2つの案内片(56)の内辺部(57a)と2つの略L字状の突設片(24a)の外辺部(25b)とが沿うように、係止部材(50)を移動させることで、係止部材(50)の基板(52)を係止部材保持部(24)に、容易に嵌装することができる。
また、上記発明において、
前記係止部材保持部(24)が、少なくとも1つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向と略水平に延伸する一対の側辺部(53c)から案内片(56)が立設されており、
前記案内片(56)の内面部(57c)と前記略L字状の突設片(24a)の外辺分(25b)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されている。
このように構成することによって、係止部材(50)には、板状の基板(52)の嵌装方向と略水平に延伸する一対の側辺部(53c)から案内片(56)が立設されているため、案内片(56)の内面部(57c)と略L字状の突設片(24a)の外辺部(25b)とが沿うように、係止部材(50)を移動させることで、係止部材(50)の基板(52)を係止部材保持部(24)に、容易に嵌装することができる。
本発明によれば、弁本体部ユニットと電磁コイルユニットとの組み立て及び脱着が極めて容易で、係止部材だけを容易に取り外すことが可能な電磁弁を提供することができる。
図1Aは、本発明の第1の実施形態の電磁弁の分解図である。 図1Bは、本発明の第1の実施形態の電磁弁の側面図である。 図1Cは、本発明の第1の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図である。 図1Dは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図である。 図1Eは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図1Fは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図1Gは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図1Hは、図1Bの側面図において、特に、図1CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図2Aは、本発明の第2の実施形態の電磁弁の分解図である。 図2Bは、本発明の第2の実施形態の電磁弁の側面図である。 図2Cは、本発明の第2の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図である。 図2Dは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図である。 図2Eは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図2Fは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図2Gは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図2Hは、図2Bの側面図において、特に、図2CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図3Aは、本発明の第3の実施形態の電磁弁の分解図である。 図3Bは、本発明の第3の実施形態の電磁弁の側面図である。 図3Cは、本発明の第3の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図である。 図3Dは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図である。 図3Eは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図3Fは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図3Gは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図3Hは、図3Bの側面図において、特に、図3CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図4Aは、本発明の第4の実施形態の電磁弁の分解図である。 図4Bは、本発明の第4の実施形態の電磁弁の側面図である。 図4Cは、本発明の第4の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図である。 図4Dは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図である。 図4Eは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図4Fは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図4Gは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図4Hは、図4Bの側面図において、特に、図4CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図5Aは、本発明の第5の実施形態の電磁弁の分解図である。 図5Bは、本発明の第5の実施形態の電磁弁の側面図である。 図5Cは、本発明の第5の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図である。 図5Dは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図である。 図5Eは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図5Fは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図5Gは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図5Hは、図5Bの側面図において、特に、図5CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図6Aは、本発明の第6の実施形態の電磁弁の分解図である。 図6Bは、本発明の第6の実施形態の電磁弁の側面図である。 図6Cは、本発明の第6の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図である。 図6Dは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図である。 図6Eは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図6Fは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図6Gは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図6Hは、図6Bの側面図において、特に、図1CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図7Aは、本発明の第7の実施形態の電磁弁の分解図である。 図7Bは、本発明の第7の実施形態の電磁弁の側面図である。 図7Cは、本発明の第7の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図である。 図7Dは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図である。 図7Eは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図7Fは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図7Gは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図7Hは、図7Bの側面図において、特に、図7CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図8Aは、本発明の第8の実施形態の電磁弁の分解図である。 図8Bは、本発明の第8の実施形態の電磁弁の側面図である。 図8Cは、本発明の第8の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図である。 図8Dは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図である。 図8Eは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図8Fは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図8Gは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図8Hは、図8Bの側面図において、特に、図8CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図9Aは、本発明の第9の実施形態の電磁弁の分解図である。 図9Bは、本発明の第9の実施形態の電磁弁の側面図である。 図9Cは、本発明の第9の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図である。 図9Dは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図である。 図9Eは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図である。 図9Fは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図である。 図9Gは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図である。 図9Hは、図9Bの側面図において、特に、図9CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。 図10Aは、特許文献1の電磁弁の部分断面側面図である。 図10Bは、特許文献1の電磁弁のコイルが固定された状態を示した図である。 図11Aは、特許文献2の電磁弁のハウジングを示した斜示図である。 図11Bは、特許文献2の電磁弁の全体断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る電磁弁を図1A〜図1Hに基づいて詳細に説明する。
なお、図1Aは、本発明の第1の実施形態の電磁弁の分解図、図1Bは、本発明の第1の実施形態の電磁弁の側面図、図1Cは、本発明の第1の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図、図1Dは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図、図1Eは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図1Fは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図1Gは、本発明の第1の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図1Hは、図1Bの側面図において、特に、図1CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図1Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図1D〜図1Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第1の実施形態の電磁弁1は、図1Aに示したように、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の下面22lに、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50が嵌装されることで、図1B及び図1Cに示したように、組み立てられる。
弁本体部ユニット30は、図1Aに示したように、弁ハウジング32と、弁ハウジング32の上面32uに立設された円筒状のプランジャ部34と、から構成されている。弁ハウジング32は、図1Cに示したように、円筒状をなしており、その外周側部に入口継手42が、その下部に出口継手44が接続している。この入口継手42及び出口継手44は、その内部に流体の流路が形成されており、弁ハウジング32の内部に形成されている不図示の弁室及び弁ポートなどと接続している。また、プランジャ部34には、その内部に不図示のプランジャ、弁体等が配設されている。
なお、本発明の弁本体部ユニット30は、弁ハウジング32と円筒状のプランジャ部34とが、プレス加工などにより一体的に成形されたものであっても良く、各々別体として成形された弁ハウジング32と円筒状のプランジャ部34とが、固着されて一体化されたものであっても良く、特に限定されない。
弁ハウジング32の外周面には、図1B、図1C、及び図1Hに示したように、後述する係止部材50の弾性片54の係合凸部54aと係合する位置決め用係合凹部32aが形成されている。この位置決め用係合凹部32aは、弾性片54の係合凸部54aとの係合及び解除が容易なように、比較的浅い球冠状の凹部として形成されており、弁ハウジング32の外周面に所定の角度(本実施形態では90度)を置いて形成されている。
電磁コイルユニット20は、図1B及び図1Cに示したように、外函(ヨーク部材)22と、外函22の上面22u及び下面22lとの間に装着された電磁コイルケース10とから構成されている。この電磁コイルケース10は、環状に形成されており、その中央部分には、図1Aに点線で示したように、中空部12が形成されている。この中空部12は、前述した円筒状のプランジャ部34が挿入される部分であり、プランジャ部34の外径とほぼ等しい内径となっている。また、電磁コイルケース10には、リード線が束ねられたケーブル14が接続されている。
外函22の下面22lには、図1Dに示したように、貫通孔22lhが形成されている。この貫通孔22lhは、外函22に電磁コイルケース10が装着された際に、中空部12と貫通孔22lhとが連続するような位置に形成されており、その径も、中空部12の内径とほぼ等しくなっている。
また、図1Dに示したように、外函22の下面22lには、2つの略L字状の突設片24a、24aからなる係止部材保持部24が配設されている。この係止部材保持部24を構成する2つの略L字状の突設片24a、24aは、各々平行であって、電磁コイルユニット20の外側に向けて突設するように配設されており、L字状の突設片24aと下面22lとの間に形成された空隙に、後述する係止部材50の板状の基板52が嵌装されるようになっている。すなわち、本実形態では、係止部材50の基板52が、電磁コイルユニット20の外側から内側に向かって嵌装されるように構成されている。
また、図1Dに示したように、略L字状の突設片24aの突設方向側には、切り欠き部26が形成されている。この切り欠き部26は、係止部材50の嵌装方向に対して略平行に延伸する一対の端辺部27a、27a、及び係止部材50の嵌装方向に対して略直角に延伸する端辺部27bの3辺部で仕切られる部分である。また、端辺部27bには、位置決め溝26aが形成されている。この位置決め溝26aは、後述する係止部材50の案内片56が係合する部分であり、その溝の長さは、後述する2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の長さとほぼ同じ長さとなっている。
係止部材50は、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図1E〜図1Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から垂下する案内片56などから構成されている。
基板52は、図1F及び図1Gに示したように、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図1F及び図1Gに示したように、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、上方(図1E〜図1Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図1Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向側の表面には、上述した弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図1F及び図1Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、下方(図1E〜図1Gの下方)に向かって垂下するように配設されている。また、案内片56は、図1Gなどに示したように、弾性片54を挟んで略対称位置に2つ配設されている。また、この2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の距離は、上述したように、位置決め溝26aの長さとほぼ同じ長さであり、係止部材50を電磁コイルユニット20の下面22lに嵌装する際に、2つの案内片56、56が位置決め溝26aの両端部で係合するようになっている。
また、基板52の嵌装方向側の端辺部53aには、その弾性片54と対向する位置に、板状部材を上向きに折り返して形成された当接部58が形成されている。この当接部58は、係止部材50を外函22の下面22lに嵌装した際に、図1HのA部に示したように、外函22の下面22l、及び弁ハウジング32の上面32uと当接し、プランジャ部34がこれ以上電磁弁ユニット20に挿入されるのを規制する役割を果たすものである。
ここで、上述したように、プランジャ部34は、弁ハウジング32の上面32uとプレス加工などにより一体的に成形されているため、弁ハウジング32とプランジャ部34との接続部の形状は、図1HのA部に示したような湾曲状を呈している。この様な湾曲状の接続部と外函22の下面22lとを当接させた場合には、プランジャ部34の挿入角度は一定とはなり難く、プランジャ部34が傾いて挿入されてしまうことがある。
したがって、本実施形態では、外函22の下面22l及び、弁ハウジング32の上面32uと当接する当接部58を係止部材50に設けることで、弁本体部ユニット30の挿入方向の位置決めを容易に行えるようにしている。
このような電磁コイルユニット20、弁本体部ユニット30、及び係止部材50とからなる本実施形態の電磁弁1は、次のとおり組み立てられる。
すなわち、先ず、外函22の下面22lに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50の基板52を嵌装する。この際、上述した2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bと、上述した切り欠き部26の一対の端辺部27a、27aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
また、2つの案内片56、56は、切り欠き部26の端辺部27bに形成されている位置決め溝26aの両端部で係合する。したがって、外函22の下面22lに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向と直交する方向に対してずれないようになっている。
次に、外函22の上面22u及び下面22lとの間に、上述した環状の電磁コイルケース10を装着する。この際、この環状の電磁コイルケース10は、図1HのA部に示したように、切り欠き部26に嵌合するように凸部10aが形成されている。したがって、上述した案内片56、56は、電磁コイルケース10と外函22との間に挟持されるため、外函22の下面22lに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向に対してずれないようになっている。
最後に、弁本体部ユニット30を電磁コイルケース10に挿入する。この際、弁ハウジング32の上面32uが、上述した当接部58に当接するまで、プランジャ部34を電磁コイルケース10の中空部12に挿入すれば、弾性片54の表面に形成された係合凸部54aと、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aとがほぼ等しい高さになるように、当接部58の高さ、及び弾性片54の係合凸部54aの位置が規定されている。したがって、弁ハウジング32の上面32uが当接部58に当接した状態で、弁本体部ユニット30を任意の角度だけ回転させれば、弾性片54の係合凸部54aと弁ハウジング32の位置決め用係合凹部32aとが係合し、弁本体部ユニット30が、電磁コイルユニット20に装着されて、実施形態1の電磁弁1が組み立てられる。
このようにして組み立てられた電磁弁1は、弁本体部ユニット30が、係止部材50を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット20に装着されるため、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る電磁弁を図2A〜図2Hに基づいて詳細に説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図2Aは、本発明の第2の実施形態の電磁弁の分解図、図2Bは、本発明の第2の実施形態の電磁弁の側面図、図2Cは、本発明の第2の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図、図2Dは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図、図2Eは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図2Fは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図2Gは、本発明の第2の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図2Hは、図2Bの側面図において、特に、図2CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図2Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図2D〜図2Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第2の実施形態の電磁弁1は、図2Aに示したように、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、その上端部が外函22の上面から突出するように、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の上面22uに、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50が嵌装されることで、図2B及び図2Cに示したように、組み立てられる。
すなわち、本実施形態の電磁弁1は、電磁コイルユニット20の上面22uに係止部材50が嵌装される点が、上述した実施形態1と大きく異なっている。
本実施形態の弁本体部ユニット30は、図2B、図2C、及び図2Hに示したように、プランジャ部34の上端部に係止部材50の弾性片54の係合凸部54aと係合する位置決め用係合凹部34aが形成されている。この位置決め用係合凹部34aは、上述した実施形態1と同様に、弾性片54の係合凸部54aとの係合及び解除が容易なように、比較的浅い球冠状の凹部として形成されており、プランジャ部34の外周面に所定の角度(本実施形態では90度)を置いて形成されている。
また、本実施形態の電磁コイルユニット20は、図2B及び図2Cに示したように、外函22の下面22lには貫通孔22lhが、上面22uには貫通孔22uhが、各々形成されている。これら貫通孔22lh、貫通孔22uhは、外函22に電磁コイルケース10が装着された際に、中空部12と連続するような位置に形成されており、それらの径も、中空部12の内径とほぼ等しくなっている。
また、図2Dに示したように、外函22の上面22uには、2つの略L字状の突設片24a、24aからなる係止部材保持部24が配設されている。この係止部材保持部24を構成する2つの略L字状の突設片24a、24aは、上述した実施形態1と同様に、各々平行であって、電磁コイルユニット20の外側に向けて突設するように配設されており、L字状の突設片24aと上面22uとの間に形成された空隙に、係止部材50の板状の基板52が嵌装されるようになっている。
また、図2Dに示したように、略L字状の突設片24aの突設方向側には、切り欠き部26が形成されている。この切り欠き部26は、上述した実施形態1と同様に、係止部材50の嵌装方向に対して略平行に延伸する一対の端辺部27a、27a、及び係止部材50の嵌装方向に対して略直角に延伸する端辺部27bの3辺部で仕切られる部分である。また、端辺部27bには、位置決め溝26aが形成されている。この位置決め溝26aは、係止部材50の案内片56が係合する部分であり、その溝の長さは、2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の長さとほぼ同じ長さとなっている。
なお、図2Dに示したように、外函22の下面22lには、上述した切り欠き部26と対向する位置に、切り欠き部29が形成されているが、この切り欠き部29は、電磁コイルケース10にケーブル14を接続するために形成されたものである。
また、本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態1と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図2E〜図2Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から垂下する案内片56などから構成されている。
基板52は、図2F及び図2Gに示したように、上述した実施形態1と同様、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図2F及び図2Gに示したように、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、上方(図2E〜図2Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図2Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向側の表面には、プランジャ部34の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図2F及び図2Gに示したように、上述した実施形態1と同様、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、下方(図2E〜図2Gの下方)に向かって垂下するように配設されている。また、案内片56は、図2Gなどに示したように、弾性片54を挟んで略対称位置に2つ配設されている。また、この2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の距離は、上述した実施形態1と同様に、位置決め溝26aの長さとほぼ同じ長さであり、係止部材50を電磁コイルユニット20の下面22lに嵌装する際に、2つの案内片56、56が位置決め溝26aの両端部で係合するようになっている。
なお、本実施形態の係止部材50には、上述した第1の実施形態の係止部材50とは異なり、当接部58は形成されていない。
このような電磁コイルユニット20、弁本体部ユニット30、及び係止部材50とからなる第2の実施形態の電磁弁1は、次のとおり組み立てられる。
すなわち、先ず、外函22の上面22uに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50の基板52を嵌装する。この際、2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bと、切り欠き部26の一対の端辺部27a、27aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、上述した実施形態1と同様に、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
また、2つの案内片56、56は、上述した実施形態1と同様に、切り欠き部26の端辺部27bに形成されている位置決め溝26aの両端部で係合する。したがって、外函22の上面22uに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向と直交する方向に対してずれないようになっている。
次に、上述した実施形態1と同様に、外函22の上面22u及び下面22lとの間に、上述した環状の電磁コイルケース10を装着する。この際、この環状の電磁コイルケース10は、図2HのA部に示したように、切り欠き部26に嵌合するように凸部10aが形成されている。したがって、案内片56、56は、電磁コイルケース10と外函22との間に挟持されるため、外函22の上面22uに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向に対してずれないようになっている。
最後に、弁本体部ユニット30を電磁コイルケース10に挿入する。この際、弁ハウジング32の上面32uが、外函22の下面22lに当接するまで、プランジャ部34を電磁コイルケース10の中空部12に挿入すれば、弾性片54の表面に形成された係合凸部54aと、プランジャ部34の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aとがほぼ等しい高さになるように、弾性片54の係合凸部54aの位置が規定されている。したがって、弁ハウジング32の上面32uが外函22の下面22lに当接した状態で、弁本体部ユニット30を任意の角度だけ回転させれば、弾性片54の係合凸部54aとプランジャ部34の位置決め用係合凹部34aとが係合し、弁本体部ユニット30が、電磁コイルユニット20に装着されて、実施形態2の電磁弁1が組み立てられる。
このようにして組み立てられた第2の実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態1と同様、弁本体部ユニット30が、係止部材50を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット20に装着されるため、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係る電磁弁を図3A〜図3Hに基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、上述した第1の実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図3Aは、本発明の第3の実施形態の電磁弁の分解図、図3Bは、本発明の第3の実施形態の電磁弁の側面図、図3Cは、本発明の第3の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図、図3Dは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図、図3Eは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図3Fは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材を前方斜め嵌装方向と反対側のから示した斜視図、図3Gは、本発明の第3の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図3Hは、図3Bの側面図において、特に、図3CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図3Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図3D〜図3Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第3の実施形態の電磁弁1は、図3Aに示したように、上述した第1の実施形態と同様に、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の下面22lに、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50が嵌装されることで、図3B及び図3Cに示したように、組み立てられる。
本実施形態の電磁弁1は、上述した第1の実施形態に対して、係止部材50の形状、特に、弾性片54の形状が大きく異なっている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態1と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図3E〜図3Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から垂下する案内片56などから構成されている。
基板52は、図3F及び図3Gに示したように、上述した実施形態1と同様、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図3F及び図3Gに示したように、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、上方(図3E〜図3Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図3Eに示したように、断面視で略L字状に形成されており、その嵌装方向側の表面には、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図3F及び図3Gに示したように、上述した実施形態1と同様、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、下方(図3E〜図3Gの下方)に向かって垂下するように配設されている。また、案内片56は、図3Gなどに示したように、弾性片54を挟んで略対称位置に2つ配設されている。また、この2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の距離は、上述したように、位置決め溝26aの長さとほぼ同じ長さであり、係止部材50を電磁コイルユニット20の下面22lに嵌装する際に、2つの案内片56、56が位置決め溝26aの両端部で係合するようになっている。
また、基板52の嵌装方向側の端辺部53aには、上述した実施形態1と同様に、その弾性片54と対向する位置に、板状部材を上向きに折り返して形成された当接部58が形成されている。
このような係止部材50を有する本実施形態の電磁弁1も、上述した実施形態1と同様に、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係る電磁弁を図4A〜図4Hに基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、上述した第2の実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図4Aは、本発明の第4の実施形態の電磁弁の分解図、図4Bは、本発明の第4の実施形態の電磁弁の側面図、図4Cは、本発明の第4の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図、図4Dは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図、図4Eは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図4Fは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図4Gは、本発明の第4の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図4Hは、図4Bの側面図において、特に、図4CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図4Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図4D〜図4Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第4の実施形態の電磁弁1は、図4Aに示したように、上述した第2の実施形態と同様に、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、その上端部が外函22の上面から突出するように、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の上面22uに、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50が嵌装されることで、図4B及び図4Cに示したように、組み立てられる。
本実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態2に対して、係止部材50の形状、特に、弾性片54及び案内片56の形状が大きく異なっている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態2と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図4E〜図4Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から垂下する案内片56などから構成されている。
基板52は、図4F及び図4Gに示したように、上述した実施形態2と同様、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図4F及び図4Gに示したように、基板52の嵌装方向側の端辺部53aから、上方(図4E〜図4Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図4Eに示したように、断面視で略I字状に形成されており、その嵌装方向側の表面には、上述したプランジャ部34の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図4F及び図4Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、下方(図4E〜図4Gの下方)に向かって垂下するように配設されている。また、案内片56は、図4Gなどに示したように、上述した実施形態1〜3とは異なり、1つだけ配設されている。また、この案内片56の外辺部57b、57bの間の距離、すなわち、案内片56の嵌装方向と直交する方向の長さは、位置決め溝26aの長さとほぼ同じ長さであり、係止部材50を電磁コイルユニット20の下面22lに嵌装する際に、案内片56が位置決め溝26aに係合するようになっている。
このような係止部材50を有する本実施形態の電磁弁1も、上述した実施形態2と同様に、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
また、外函22の上面22uに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50の基板52を嵌装する際、案内片56の外辺部57b、57bと、切り欠き部26の一対の端辺部27a、27aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態に係る電磁弁を図5A〜図5Hに基づいて詳細に説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図5Aは、本発明の第5の実施形態の電磁弁の分解図、図5Bは、本発明の第5の実施形態の電磁弁の側面図、図5Cは、本発明の第5の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図、図5Dは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図、図5Eは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図5Fは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図5Gは、本発明の第5の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図5Hは、図5Bの側面図において、特に、図5CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図5Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図5D〜図5Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第5の実施形態の電磁弁1は、図5Aに示したように、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の下面22lに、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50が嵌装されることで、図5B及び図5Cに示したように、組み立てられる。
すなわち、本実施形態の電磁弁1は、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50が嵌装される点が、上述した実施形態1〜4と大きく異なっている。
本実施形態の電磁コイルユニット20は、図5Dに示したように、外函22の下面22lに2つの略L字状の突設片24a、24aからなる係止部材保持部24が配設されている。この係止部材保持部24を構成する2つの略L字状の突設片24a、24aは、各々平行であって、電磁コイルユニット20の内側に向けて突設するように配設されており、L字状の突設片24aと下面22lとの間に形成された空隙に、係止部材50の板状の基板52が嵌装されるようになっている。すなわち、本実施形態では、係止部材50の基板52が、電磁コイルユニット20の内側から外側に向かって嵌装されるように構成されている。
なお、図5Dに示したように、略L字状の突設片24aの突設方向の反対側には、上述した第2の実施形態と同様に、電磁コイルケース10にケーブル14を接続するために切り欠き部29が形成されている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態1〜4と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図5E〜図5Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から水平に突設する案内片56などから構成されている。
基板52は、図5F及び図5Gに示したように、長尺多角状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図5F及び図5Gに示したように、基板52の嵌装方向側の端辺部53aから、上方(図5E〜図5Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図5Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向と反対側の表面には、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図5F及び図5Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向側の端辺部53aから、水平に突設している。また、案内片56は、図5Gなどに示したように、弾性片54を挟んで略対称位置に2つ配設されている。また、この2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の距離は、図5Dに示した、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aの間の距離とほぼ同じ長さとなっている。
また、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bには、上述した実施形態1、3と同様に、その弾性片54と対向する位置に、板状部材を上向きに折り返して形成された当接部58が形成されている。
このような電磁コイルユニット20、弁本体部ユニット30、及び係止部材50とからなる本実施形態の電磁弁1は、次のとおり組み立てられる。
すなわち、先ず、外函22の下面22lに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50の基板52を嵌装する。この際、上述した2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bと、上述した2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
また、2つの案内片56、56は、図5Cに示したように、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aの両端部で係合する。したがって、外函22の下面22lに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向と直交する方向に対してずれないようになっている。
次に、外函22の上面22u及び下面22lとの間に、環状の電磁コイルケース10を装着する。なお、本実施形態では、上述した実施形態1〜4とは異なり、係止部材保持部24に係止部材50の基板52を嵌装する前に、環状の電磁コイルケース10を装着してもよい。
そして、弁本体部ユニット30を電磁コイルケース10に挿入する。この際、上述した実施形態1と同様に、弁ハウジング32の上面32uが、上述した当接部58に当接するまで、プランジャ部34を電磁コイルケース10の中空部12に挿入すれば、弾性片54の表面に形成された係合凸部54aと、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aとがほぼ等しい高さになるように、当接部58の高さ、及び弾性片54の係合凸部54aの位置が規定されている。したがって、弁ハウジング32の上面32uが当接部58に当接した状態で、弁本体部ユニット30を任意の角度だけ回転させれば、弾性片54の係合凸部54aと弁ハウジング32の位置決め用係合凹部32aとが係合し、弁本体部ユニット30が、電磁コイルユニット20に装着されて、実施形態1の電磁弁が組み立てられる。
このようにして組み立てられた第5の実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態1〜4と同様、弁本体部ユニット30が、係止部材50を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット20に装着されるため、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、この2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bの間の距離は、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aの間の距離とほぼ同じ長さとなっているが、本発明の電磁弁1は、これを次のように構成してもよい。すなわち、2つの案内片56、56の各々の内辺部57a、57aの間の距離を、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の外辺部25b、25bの間の距離とほぼ同じ長さとなるように構成してもよい。
このように構成すれば、係止部材保持部24に係止部材50の基板52を嵌装する際、2つの案内片56、56の各々の内辺部57a、57aと、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の外辺部25b、25bと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態に係る電磁弁を図6A〜図6Hに基づいて詳細に説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図6Aは、本発明の第6の実施形態の電磁弁の分解図、図6Bは、本発明の第6の実施形態の電磁弁の側面図、図6Cは、本発明の第6の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図、図6Dは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図、図6Eは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図6Fは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図6Gは、本発明の第6の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図6Hは、図6Bの側面図において、特に、図6CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図6Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図6D〜図6Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第6の実施形態の電磁弁1は、図6Aに示したように、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、その上端部が外函22の上面から突出するように、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の上面22uに、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50が嵌装されることで、図5B及び図5Cに示したように、組み立てられる。
すなわち、本実施形態の電磁弁1は、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50が嵌装される点が、上述した実施形態1〜4と異なっており、電磁コイルユニット20の上面22uに係止部材50が嵌装される点が、上述した実施形態5と異なっている。
本実施形態の電磁コイルユニット20は、図6Dに示したように、上述した実施形態2および4と同様、外函22の上面22uに2つの略L字状の突設片24a、24aからなる係止部材保持部24が配設されている。この係止部材保持部24を構成する2つの略L字状の突設片24a、24aは、各々平行であって、電磁コイルユニット20の内側に向けて突設するように配設されており、L字状の突設片24aと上面22uとの間に形成された空隙に、係止部材50の板状の基板52が嵌装されるようになっている。すなわち、本実形態では、実施形態5と同様に、係止部材50の基板52が、電磁コイルユニット20の内側から外側に向かって嵌装されるように構成されている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態1〜5と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図6E〜図6Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52から水平に突設する案内片56などから構成されている。
基板52は、図6F及び図6Gに示したように、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図6F及び図6Gに示したように、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、上方(図6E〜図6Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図6Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向と反対側の表面には、プランジャ部34の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図6F及び図6Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向側の端辺部53aから、水平に突設している。また、案内片56は、図6Gなどに示したように、上述した実施形態5とは異なり、1つだけ配設されている。また、この案内片56の外辺部57b、57bの間の距離、すなわち、案内片56の嵌装方向と直交する方向の長さは、図6Dに示した、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aの間の距離とほぼ同じ長さとなっている。
このような係止部材50を有する本実施形態の電磁弁1も、上述した実施形態1〜5と同様に、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
また、外函22の上面22uに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50の基板52を嵌装する際、案内片56の外辺部57b、57bと、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の内辺部25a、25aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
<第7の実施形態>
本発明の第7の実施形態に係る電磁弁を図7A〜図7Hに基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、上述した第5の実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図7Aは、本発明の第7の実施形態の電磁弁の分解図、図7Bは、本発明の第7の実施形態の電磁弁の側面図、図7Cは、本発明の第7の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図、図7Dは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図、図7Eは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図7Fは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図7Gは、本発明の第7の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図7Hは、図7Bの側面図において、特に、図7CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図7Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図7D〜図7Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第7の実施形態の電磁弁1は、図7Aに示したように、上述した第5の実施形態と同様に、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の下面22lに、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50が嵌装されることで、図7B及び図7Cに示したように、組み立てられる。
本実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態5に対して、係止部材50の形状、特に、案内片56の形状が大きく異なっている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態5と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図7E〜図7Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設された弾性片54と、基板52に立設された案内片56などから構成されている。
基板52は、図7F及び図7Gに示したように、上述した実施形態5と同様、長尺多角状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが2つ形成されている。
弾性片54は、図7F及び図7Gに示したように、上述した実施形態5と同様、基板52の嵌装方向側の端辺部53aから、上方(図7E〜図7Gの上方)に向かって立設されている。また、弾性片54は、図7Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向と反対側の表面には、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部32aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図7F及び図7Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と略水平に延伸する一対の側辺部53c、53cから、上方(図7E〜図7Gの上方)に向かって略垂直に立設されている。また、この案内片56、56の各々の内面部57c、57cの間の距離は、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の外辺部25b、25bの間の距離とほぼ同じ長さとなっている。
このような係止部材50を有する本実施形態の電磁弁1も、上述した実施形態2と同様に、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
また、外函22の下面22lに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50の基板52を嵌装する際、2つの案内片56、56の各々の内面部57c、57cと、2つの略L字状の突設片24a、24aの各々の外辺部25b、25bとが沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
<第8の実施形態>
本発明の第8の実施形態に係る電磁弁を図8A〜図8Hに基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、上述した第6の実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図8Aは、本発明の第8の実施形態の電磁弁の分解図、図8Bは、本発明の第8の実施形態の電磁弁の側面図、図8Cは、本発明の第8の実施形態の電磁弁を斜め上方から示した斜視図、図8Dは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め上方から示した斜視図、図8Eは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図8Fは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図8Gは、本発明の第8の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図8Hは、図8Bの側面図において、特に、図8CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図8Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図8D〜図8Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態6に対して、係止部材50の形状、特に、外函22の上面22uに配設されている係止部材保持部24が、1つの略L字状の突設片24aから構成されている点が、大きく異なっている。
本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態6と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図8E〜図8Gに示したように、板状の基板52と、基板52に立設垂設された弾性片54と、基板52に立設された案内片56などから構成されている。
基板52は、図8F及び図8Gに示したように、上述した実施形態5と同様、長方形状の板部材であって、その長辺方向の両端部近傍には、抜け止め用係合凸部52aが1つだけ形成されている。
弾性片54は、図8F及び図8Gに示したように、上述した実施形態6と同様、基板52の嵌装方向と反対側の端辺部53bから、上方(図8E〜図8Gの上方)に向かって立設垂設されている。また、弾性片54は、図8Eに示したように、断面視で略U字状に形成されており、その嵌装方向と反対側の表面には、プランジャ部34の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aと係合する、係合凸部54aが形成されている。
案内片56は、図8F及び図8Gに示したように、長方形状の板部材からなり、基板52の嵌装方向と略水平に延伸する一対の側辺部53c、53cから、上方(図8E〜図8Gの上方)に向かって略垂直に立設されている。また、この案内片56、56の内面部57c、57cの間の距離は、1つの略L字状の突設片24aの外辺部25b、25bの間の距離、すなわち、略L字状の突設片24aの嵌装直交方向の長さ、とほぼ同じ長さとなっている。
このような係止部材50を有する本実施形態の電磁弁1も、上述した実施形態6と同様に、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
また、外函22の上面22uに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の内側から係止部材50の基板52を嵌装する際、2つの案内片56の各々の内面部57c、57cと、略L字状の突設片24aの外辺部25b、25bと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
なお、上述した実施形態1〜8では、弁本体部ユニット30を構成する円筒状の弁ハウジング32と、プランジャ部34とが、異なる径により形成されているが、本発明の弁本体部ユニット30の形状は、これに限定されず、例えば、円筒状の弁ハウジング32と、プランジャ部34とが、同一径により形成されていても良い。
このことについて、以下の第9の実施形態により、説明する。
<第9の実施形態>
本発明の第9の実施形態に係る電磁弁を図9A〜図9Hに基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、上述した第1の実施形態と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材に対しては、その詳細な説明を省略する。
図9Aは、本発明の第9の実施形態の電磁弁の分解図、図9Bは、本発明の第9の実施形態の電磁弁の側面図、図9Cは、本発明の第9の実施形態の電磁弁を斜め下方から示した斜視図、図9Dは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における電磁コイルユニットの外函を斜め下方から示した斜視図、図9Eは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材の側面図、図9Fは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向と反対側の斜め上方から示した斜視図、図9Gは、本発明の第9の実施形態の電磁弁における係止部材を嵌装方向側の斜め上方から示した斜視図、図9Hは、図9Bの側面図において、特に、図9CのA−A線における断面部分を示した部分破断面図である。
なお、図9Aにおける矢印は、弁本体部ユニットが電磁コイルユニットに挿入される挿入方向、及び係止部材の嵌装方向を示している。また、図9D〜図9Gにおける矢印は、係止部材の嵌装方向(係止部材が嵌装される方向)を示している。
本発明の第9の実施形態の電磁弁1は、図9Aに示したように、上述した実施形態1と同様に、弁本体部ユニット30の円筒状のプランジャ部34が、電磁コイルユニット20に挿入されるとともに、電磁コイルユニット20の下面22lに、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50が嵌装されることで、図9B及び図9Cに示したように、組み立てられる。
本実施形態の電磁弁1は、上述したように、弁本体部ユニット30の形状、及び係止部材50の形状が、上述した実施形態1と大きく異なっている。
弁本体部ユニット30は、図9Aに示したように、円柱状に形成された弁ハウジング32に、同じく円柱状に形成され、弁ハウジング32と略同一径をなすプランジャ部34が、一体化されて構成されている。
弁ハウジング32の外周面には、図9B、図9C、及び図9Hに示したように、上述した実施形態1と同様に、係止部材50の弾性片54の係合凸部54aと係合する位置決め用係合凹部32aが形成されている。
本実施形態の電磁コイルユニット20は、図9B及び図9Cに示したように、上述した実施形態1と同様の構成・形状をなしている。
また、本実施形態の係止部材50は、上述した実施形態1と同様に、金属製の板状部材をプレス加工等によって一体に成形した単一部品であり、図9E〜図9Gに示したように、上述した実施形態2の係止部材50と、ほぼ同様の構成・形状をなしている。
すなわち、本実施形態の係止部材50には、上述した実施形態1の係止部材50とは異なり、当接部58は形成されていない。
このような電磁コイルユニット20、弁本体部ユニット30、及び係止部材50とからなる第9の実施形態の電磁弁1は、次のとおり組み立てられる。
すなわち、先ず、外函22の下面22lに配設される係止部材保持部24に、電磁コイルユニット20の外側から係止部材50の基板52を嵌装する。この際、2つの案内片56、56の各々の外辺部57b、57bと、切り欠き部26の一対の端辺部27a、27aと、が沿うように、係止部材50を移動させることで、上述した実施形態1と同様に、基板52を係止部材保持部24に容易に嵌装することができる。
また、2つの案内片56、56は、上述した実施形態1と同様に、切り欠き部26の端辺部27bに形成されている位置決め溝26aの両端部で係合する。したがって、外函22の下面22lに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向と直交する方向に対してずれないようになっている。
次に、上述した実施形態1と同様に、外函22の上面22u及び下面22lとの間に、環状の電磁コイルケース10を装着する。この際、この環状の電磁コイルケース10は、図9HのA部に示したように、切り欠き部26に嵌合するように凸部10aが形成されている。したがって、案内片56、56は、電磁コイルケース10と外函22との間に挟持されるため、外函22の上面22uに嵌装された係止部材50は、その嵌装方向に対してずれないようになっている。
最後に、弁本体部ユニット30を電磁コイルケース10に挿入する。この際、プランジャ部34の先端が、外函22の上面22uに当接するまで、プランジャ部34を電磁コイルケース10の中空部12に挿入すれば、弾性片54の表面に形成された係合凸部54aと、弁ハウジング32の外周面に形成された位置決め用係合凹部34aとがほぼ等しい高さになるように、弾性片54の係合凸部54aの位置が規定されている。したがって、プランジャ部32の先端が外函22の下面22lに当接した状態で、弁本体部ユニット30を任意の角度だけ回転させれば、弾性片54の係合凸部54aとプランジャ部34の位置決め用係合凹部34aとが係合し、弁本体部ユニット30が、電磁コイルユニット20に装着されて、実施形態9の電磁弁1が組み立てられる。
このようにして組み立てられた第9の実施形態の電磁弁1は、上述した実施形態1と同様、弁本体部ユニット30が、係止部材50を介して、嵌装及び係合といった手段によって、電磁コイルユニット20に装着されるため、工具などを用いることなく、容易に組み立てることができる。また、係止部材50だけを容易に取り外すことも可能であり、電磁コイルユニット20と弁本体部ユニット30との脱着も極めて容易に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 電磁弁
10 電磁コイルケース
10a 凸部
12 中空部
14 ケーブル
20 電磁コイルユニット
22 外函
22l 下面
22u 上面
22lh 貫通孔
22uh 貫通孔
24 係止部材保持部
24a 略L字状の突設片
25a 略L字状の突設辺の内辺部
25b 略L字状の突設辺の外辺部
26 切り欠き部
26a 位置決め溝
27a 端辺部
27b 端辺部
29 切り欠き部
30 弁本体部ユニット
32 弁ハウジング
32a 位置決め用係合凹部
32u 弁ハウジングの上面
34 プランジャ部
34a 位置決め用係合凹部
42 入口継手
44 出口継手
50 係止部材
52 基板
52a 抜け止め用係合凸部
53a 端辺部
53b 端辺部
53c 側辺部
54 弾性片
54a 係合凸部
56 案内片
57a 内辺部
57b 外辺部
57c 内面部
58 当接部
100 電磁弁
110 電磁コイル
120 ヨーク
132 可動鉄芯
134 固定鉄芯
134a 溝
134b 大径部
150 板バネ
200 電磁弁
210 電磁コイル
222 ハウジング
224 取付突起部
232a 係合凹部
234 プランジャーチューブ
250 ストッパ
254 弾性片
254a 係合凸部

Claims (11)

  1. 外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)との間に環状の電磁コイルケース(10)が装着されてなる電磁コイルユニット(20)と、
    弁ハウジング(32)に円筒状のプランジャ部(34)が立設されてなる弁本体部ユニット(30)と、を備え、
    前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)に、前記円筒状のプランジャ部(34)が、前記外函(22)の下面(22l)側から挿入されるとともに、
    前記外函(22)の下面(22l)に、所定方向から嵌装される係止部材(50)を介して、前記弁本体部ユニット(30)が、前記電磁コイルユニット(20)に着脱自在に装着される電磁弁(1)であって、
    前記係止部材(50)は、少なくとも、
    板状の基板(52)と、
    前記基板(52)に立設され、表面に係合手段(54a)が形成された弾性片(54)と、を有し、
    前記外函(22)の下面(22l)には、前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)と連続する貫通孔(22lh)が形成されるとともに、前記板状の基板(52)が嵌装される係止部材保持部(24)が配設され、
    前記弁ハウジング(32)の表面には、前記弾性片(54)の表面に形成された係合手段(54a)と係合する位置決め用係合手段(32a)が形成されており、
    前記基板(52)が、前記係止部材保持部(24)に嵌装された際に、前記係合手段(54a)と、前記位置決め用係合手段(32a)とが係合するように構成されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)との間に環状の電磁コイルケース(10)が装着されてなる電磁コイルユニット(20)と、
    弁ハウジング(32)に円筒状のプランジャ部(34)が立設されてなる弁本体部ユニット(30)と、を備え、
    前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)に、前記円筒状のプランジャ部(34)が、その上端部が前記外函(22)の上面(22u)から突出するように、前記外函(22)の下面(22l)側から挿入されるとともに、
    前記外函(22)の上面(22u)に所定方向から嵌装される係止部材(50)を介して、前記弁本体部ユニット(30)が、前記電磁コイルユニット(20)に着脱自在に装着される電磁弁(1)であって、
    前記係止部材(50)は、少なくとも、
    板状の基板(52)と、
    前記基板(52)に立設され、表面に係合手段(54a)が形成された弾性片(54)と、を有し、
    前記外函(22)の上面(22u)及び下面(22l)には、前記環状の電磁コイルケース(10)の中空部(12)と連続する貫通孔(22uh、22lh)が形成されるとともに、前記外函(22)の上面(22u)には、前記板状の基板(52)が嵌装される係止部材保持部(24)が配設され、
    前記外函(22)の上面(22u)から突出するプランジャ部(34)の上端部の外周面には、前記弾性片(54)の表面に形成された係合手段(54a)と係合する位置決め用係合手段(34a)が形成されており、
    前記基板(52)が、前記係止部材保持部(24)に嵌装された際に、前記係合手段(54a)と、前記位置決め用係合手段(34a)とが係合するように構成されていることを特徴とする電磁弁。
  3. 前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)には、
    前記係止部材(50)を前記外函(22)の下面(22l)に嵌装した際に、前記外函(22)の下面(22l)、及び前記弁ハウジング(32)の上面(32u)と当接する当接部(58)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  4. 前記係合手段(54a)が、前記弾性片(54)の嵌装方向側の表面に形成されるとともに、
    前記係止部材保持部(24)が、
    前記係止部材(50)の基板(52)が、前記電磁コイルユニット(20)の外側から内側に向かって嵌装されるように、外側に向けて突設する略L字状の突設片(24a)から構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 前記係合手段(54a)が、前記弾性片(54)の嵌装方向と反対側の表面に形成されるとともに、 前記係止部材保持部(24)が、
    前記係止部材(50)の基板(52)が、前記電磁コイルユニット(20)の内側から外側に向かって嵌装されるように、内側に向けて突設する略L字状の突設片(24a)から構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電磁弁。
  6. 前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向と反対側の端辺部(53b)から垂下する案内片(56)が配設されるとともに、
    前記外函(22)の係止部材保持部(24)が形成されている面には、前記係止部材(50)の嵌装方向に対して略平行に延伸する一対の端辺部(27a)を有する切り欠き部(26)が形成されており、
    前記案内片(56)の外辺部(57b)と前記端辺部(27a)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電磁弁。
  7. 前記係止部材(50)の嵌装方向に対して略直角に延伸する前記切り欠き部(26)の端辺部(27b)には、前記案内片(56)と係合する位置決め溝(26a)が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電磁弁。
  8. 前記案内片(56)と前記位置決め溝(26a)とが係合している状態で、前記外函(22)に前記電磁コイルケース(10)を装着した際に、
    前記電磁コイルケース(10)と前記外函(22)との間で前記案内片(56)を挟持するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電磁弁。
  9. 前記係止部材保持部(24)が、略平行に配設された2つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
    前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する案内片(56)が配設されており、
    前記案内片(56)の外辺部(57b)と前記2つの略L字状の突設片(24a)の内辺部(25a)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電磁弁。
  10. 前記係止部材保持部(24)が、略平行に配設された2つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
    前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向側の端辺部(53a)から水平に突設する2つの案内片(56)が配設されており、
    前記2つの案内片(56)の内辺部(57a)と前記2つの略L字状の突設片(24a)の外辺部(25b)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電磁弁。
  11. 前記係止部材保持部(24)が、少なくとも1つの略L字状の突設片(24a)から構成されるとともに、
    前記係止部材(50)には、前記板状の基板(52)の嵌装方向と略水平に延伸する一対の側辺部(53c)から案内片(56)が立設されており、
    前記案内片(56)の内面部(57c)と前記略L字状の突設片(24a)の外辺部(25b)とが沿うように、前記係止部材(50)を移動させることで、前記係止部材(50)の基板(52)が係止部材保持部(24)に嵌装されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電磁弁。
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