JP2004263823A - 電磁弁 - Google Patents

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Hitoshi Kibune
仁志 木船
Masayuki Imai
正幸 今井
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Abstract

【課題】電磁コイルの磁力により弁体を弁座に対して離接して弁の開閉を行う通電閉型の電磁弁の小型化を図る。
【解決手段】電磁弁1は、弁室12を有する弁本体10と、弁座22を有する弁座部材20を備える。吸引子40は弁体80を摺動自在に支持し、弁体80はプランジャ90に連結される。コイル72はボビン70に巻かれ、ハウジング60内に配置される。磁性材料製のハウジング60は吸引子40に直接に接触し、吸引子を強力に磁化する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁コイルの磁力により弁体を弁座に対して離接して弁の開閉を行う通電閉型の電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、弁本体に設けたプランジャチューブの周囲にソレノイドコイルを設け、プランジャチューブ内において弁本体側に可動吸引子、他側にプランジャを設け、可動吸引子とプランジャ間に弁開ばねで付勢された状態で、プランジャと弁体をかしめにより結合して収納した通電時閉型電磁弁が下記の特許文献1に開示されている。
【0003】
ところが、特許文献1に開示されているような従来の通電時閉型電磁弁は、弁本体の材質が真鍮であるので、弁本体の重量が重くなり、弁本体にプランジャチューブ及び弁座を切削加工により形成していたので、プランジャチューブ及び弁座の加工工数を要し、このため弁本体の製造コストが高価となっていた。また、弁本体のプランジャチューブの周囲にソレノイドコイルを配置するのに、ソレノイドコイルを囲む磁性材からなる外函を磁性ガイド(吸引子)に磁性材のボルトにより固定するものであるため、外函の磁性ガイドに対する取付けには、工具を用いるのでその取付は簡単に行えないものであった。
【0004】
また、弁本体と出入口銅パイプの溶接は、溶接部にフラックスを塗布しバーナ加熱により銀ろう付けされるがこのフラックスを除去するのに湯洗いし、さらにバーナ加熱した後に付く炭化物や変色を取り除くため酸洗いを行う必要がある。この酸洗い後の廃液は、環境に有害で処理が難しく、特別な管理が必要であった。
【0005】
さらに、弁本体のプランジャチューブと磁性ガイドは、プランジャやコイルばね等組み込んだのち、磁性ガイド溶接部に銀ろうにフラックスを塗布し高周波溶接による銀ろう付けしているので湯洗いや酸洗いができずブラッシング等で処理することとなるが、フラックスが残ると腐蝕の原因となったり、フラックスが弁内部に流れ込みプランジャの動作不良や冷房システムのコンタミでつまりの原因となる恐れを生じるという問題点があった。
【0006】
また、弁本体のプランジャチューブと磁性ガイドは、真鍮とステンレス鋼の溶接であり銀ろう材は比較的低温で溶けて濡れ性の良い、人体には有害であるカドミウム入り銀ろう材を使用する必要があった。
これらは、地域環境に悪影響を与え、弁本体のリサイクル化を困難にする要因になるという問題点があった。
【0007】
さらに、従来の電磁弁であって、コイルボビンの内側に挿入されるパイプスリーブを備えた通電開型の電磁弁として、特許文献2に示されるものがある。
かかる電磁弁においては、その小型化及び組立性向上の観点から吸引子の構成について配慮されていなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−108136号公報
【特許文献2】
特開2000−205433号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、弁本体の簡素化を図り、組立を容易にし、かつ弁本体へのソレノイドコイルの組付を容易にした電磁弁を提供すると共に環境に配慮した製法を採用し、小型のコイルを使用して大口径の弁を開閉する機能を有する電磁弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁弁は、基本的手段として、弁室を有する非磁性材料でつくられる弁本体と、弁本体の一方の開口部に接合される弁座を有する弁座部材と、弁本体の他方の開口部に下部が接合される磁性材料でつくられる吸引子と、吸引子の上部に接合される非磁性材料でつくられるパイプ部材と、吸引子を貫通して弁座部材の弁座に対向する棒形状の弁体と、弁体に連結されるプランジャと、プランジャと吸引子の間に配設される弁体を弁座から離す方向に付勢するスプリングと、吸引子とパイプ部材の外周部に配設される電磁コイルを備え、吸引子の外周部は、電磁コイルを収容する磁性材料でつくられるハウジングの内周部に直接接触する構造を備えるものである。
【0011】
そして、吸引子の外径寸法は、吸引子の上部に接合されるパイプ部材の外径寸法にほぼ等しく形成される。
また、吸引子は外周部に突出するフランジ部を有し、フランジ部の上面は電磁コイルのハウジングを支持し、フランジ部の下面は弁本体に接合される。
さらに、弁本体と弁座部材の接合手段は、TIG溶接であり、吸引子とパイプ部材の接合手段はTIG溶接が使用される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の電磁弁の断面図である。
全体を符号1で示す電磁弁は、弁室12を有する弁本体10を有し、弁本体10のフランジ部14に対して弁座部材20が取付けられる。弁座部材20は、弁本体10のフランジ部14に挿入され、TIG(Tungsten Inert
Gas)溶接手段による溶接部Wにより堅固に溶着される。
【0013】
弁本体10の側部と、弁座部材20の中心部には、冷媒が通過するパイプ30,32が水素炉中銅ろう付け手段によるろう付け部Wにより溶着される。
弁座部材20は、弁室12の中央部に開口する弁シート部22を有する。
【0014】
弁本体10のフランジ部14の反対側の開口部には固定鉄芯である吸引子40の下端部が嵌合され、水素炉中銅ろう付け手段によるろう付け部Wにより溶着される。
この吸引子40は、磁性材料でつくられている。
【0015】
吸引子40の上部には、パイプ部材50が嵌合され、TIG溶接部Wにより溶着される。このパイプ部材50は非磁性材料でつくられる。
吸引子40の外径寸法とパイプ部材50の外径寸法はほぼ等しくつくられていて両者の外周部にハウジング60が嵌装される。
ハウジング60の頂部には、スプリング材でつくられるストッパ110がリベット112で取付けてあり、ストッパ110の突起114がパイプ部材50の凹部52に係合してハウジング60を固定する。
【0016】
ハウジング60は、磁性材料でつくられ、ハウジング60内にはコイル72が巻き付けられたボビン70が取り付けられている。コイル72に対してはコード74を介して、図示しない電源から給電され、磁界を形成する。
【0017】
吸引子40の中心部には貫通穴が設けてあり、この穴を貫通して棒状の弁体80が摺動自在に設けられる。弁体80の上端部は、中空のプランジャ90に差し込まれ、カシメ加工部Kによりプランジャ90に固着される。
プランジャ90と吸引子40の間にはスプリング100が設けてあり、プランジャ90を常時吸引子40から引き離す方向に付勢している。
【0018】
コイル72に通電がなされない状態にあっては、スプリング100のばね力によって、プランジャ90と弁体80は図1の位置にあって、弁体80の弁部82は弁座部材20の弁座部22から離れている。したがって、冷媒は、弁室12を介して両パイプ30,32の間を自由に流れることができる。
【0019】
コイル72に通電されると、コイル72が発生させる磁界は、ボビン70、ハウジング60を介して吸引子40を磁化させる。吸引子40の磁力はプランジャ90をスプリング100のばね力に抗して吸引子40側へ引き寄せる。この作用によって、弁体80の弁部82は、弁座22に当接して閉弁を行う。
【0020】
この際に、吸引子40の外周面40aは、コイルボビン70とハウジング60に直接に接触しているので、磁界の伝達効率も高くなる。
従って、コイル72を小型にしても、直径寸法Dが大きな弁座を閉鎖するのに充分な推力をプランジャ90に対して付与することができる。
プランジャ90には均圧孔92が設けてあり、パイプ部材50内の冷媒の均圧を図る。
【0021】
図2は、吸引子の詳細な構造を示す断面図である。
吸引子40は、磁性材料でつくられる円筒形状の部材であって、弁体を案内する内径部41を有する。内径部41の上部の段付部43は、スプリング100の下端部を支持し、下部のテーパー面42は、弁体80の弁部82の上面形状に応じた面を有する。
吸引子40の外周面の上部に設けられる段部45は、パイプ部材50の下端部に当接し、両者はTIG溶接により一体に接合される。
【0022】
外周部の下部に設けられるフランジ部44は、その上面で電磁コイルのハウジング60を支持し、下面は弁本体10に水素炉中銅ろう付け手段により接合される。
吸引子40の外周面40aとフランジ部44の上面40bは、電磁コイルが発生する磁力を伝達する磁性部材であるハウジング60に直接に接触し、強い磁場を形成する。
【0023】
なお、本発明の電磁弁を構成する磁性材料としては、磁性ステンレススチール等を用いることができ、また、非磁性材料としては、非磁性ステンレススチール等を用いることができる。また弁体は、黄銅等でつくることもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の電磁弁によれば、電磁コイルに通電するのみで、吸引子に電磁コイルの通電による磁力が発生するので、プランジャを付勢手段の付勢力に抗しながら吸引子に向って移動させることができ、弁体が吸引子に案内されながらプランジャと共に弁座部材の弁座に向って移動するので、弁体を弁座部材の弁座に密接させることができ、弁座部材を弁本体とは別体にしたので、弁本体の小型化が図れ、組立性を向上した電磁弁を実現できる。
【0025】
本発明の電磁弁によれば、磁性材料でつくられる吸引子と電磁コイルのハウジングが直接に接触するので、吸引子を効率よく磁化することができる。
【0026】
したがって、小型のコイルで要求される磁力を発生させることができ、電磁弁全体を小型に構成することができる。
【0027】
本発明の電磁弁によれば、弁座シート部材を弁本体にTIG溶接により溶着したので、従来のような人体に有害なカドミウム入り銀ろう材の使用を廃止することができる。
【0028】
本発明の電磁弁によれば、弁本体と出入口パイプを水素炉中ろう付けすることで、ろう付け後の湯洗い、酸洗いが不要となり、製造コストの低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電磁弁を示す断面図。
【図2】本発明の実施の形態における吸引子の断面図。
【符号の説明】
1 電磁弁
10 弁本体
20 弁座部材
30,32 配管
40 吸引子
50 パイプ部材
60 ハウジング
70 ボビン
72 コイル
80 弁体
90 プランジャ
100 スプリング
110 ストッパ
112 リベット

Claims (5)

  1. 弁室を有する非磁性材料でつくられる弁本体と、弁本体の一方の開口部に接合される弁座を有する弁座部材と、弁本体の他方の開口部に下部が接合される磁性材料でつくられる吸引子と、吸引子の上部に接合される非磁性材料でつくられるパイプ部材と、吸引子を貫通して弁座部材の弁座に対向する棒形状の弁体と、弁体に連結されるプランジャと、プランジャと吸引子の間に配設される弁体を弁座から離す方向に付勢するスプリングと、吸引子とパイプ部材の外周部に配設される電磁コイルを備え、吸引子の外周部は、電磁コイルを収容する磁性材料でつくられるハウジングの内周部に直接接触する構造を備える電磁弁。
  2. 吸引子の外径寸法は、吸引子の上部に接合されるパイプ部材の外径寸法にほぼ等しく形成される請求項1記載の電磁弁。
  3. 吸引子は外周部に突出するフランジ部を有し、フランジ部の上面は電磁コイルのハウジングを支持し、フランジ部の下面は弁本体に接合される請求項1記載の電磁弁。
  4. 弁本体と弁座部材の接合手段は、TIG溶接である請求項1記載の電磁弁。
  5. 吸引子とパイプ部材の接合手段はTIG溶接である請求項1記載の電磁弁。
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