JP2011115644A - 安全ハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】上胴部分又は下胴部分の寸法適合性又はフィット性を調整することができる全身安全ハーネスを提供する。
【解決手段】本発明は、人が着用する安全ハーネスに関する。本発明による安全ハーネスは、少なくとも1つのストラップ部分(1100,1200)を有する。このストラップ部分(1100,1200)は、その寸法適合性を調整するために、ストラップ部分(1100,1200)に作動的に連結されたカムバックル(1000)を有する。好ましくは、カムバックルは、ベース(1010)と、このベース(1010)に移動可能に且つ作動的に連結されたロック部材(1040)を有する。
【選択図】図8F

Description

本発明は、2004年7月12日に出願した米国仮特許出願第60/587,130号及び2004年9月20日に出願した米国仮特許出願第60/611,438号の優先権を主張し、これらの米国仮特許出願の開示を本願に援用する。
本発明は、概略的には、全身安全ハーネスに関し、より詳しくは、他の安全ハーネスと比較して、例えば改善された広範囲の運動性、快適性、着用容易性、調整容易性及びアクセサリ又は装備品の付加容易性が得られる安全ハーネスに関する。
本明細書に掲示する参照例は、本発明又は本発明の背景技術の理解を容易にするであろう。しかしながら、本明細書に参照例を含めることは、これらの参照例を本発明に関する先行技術として利用できることを意図するものでもないし、それらを構成するものでもない。
安全ハーネスは、一般に、或る高さから落下する可能性がある人の落下保護システムの一部として使用されている。作業現場において、6フィート以上(1.8メートル以上)の高さで作業する場合、全身安全ハーネスが必要とされている。このようなハーネスは、一般に、上胴部分(例えば、肩ストラップを備えている)と、下胴部分(例えば、1つ又は2つ以上の脚ストラップ及び場合によってはシートストラップを備えている)の両方を有し、多くの異なる態様で設計される。
現在、入手できる多くの全身安全ハーネスは、例えばナイロン又はポリエステル等の比較的弾性の小さい織ウエブ材料で製造されている。本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第6,006,700号(特許文献1)に開示されている可撓性及び弾性を有するハーネスは、安全ハーネスの通常の使用時、使用者の快適性に大幅な改善をもたらしており、この米国特許の開示を本願に援用する。本発明の譲受人に譲渡された米国特許第6,739,427号(特許文献2)には、使用者の快適性を更に増大させるための鈍い縁部を備えた安全ハーネスが開示されており、この米国特許の開示を本願に援用する。
上述したハーネスでは、通常の使用中においても落下保護中においてさえも、安全ハーネスの快適性は大幅に改善されているが、現在入手できる安全ハーネスの基本的な設計は、依然として、例えば運動範囲の問題、快適性の問題、着用容易性の問題、調整可能性の問題及びウエブ摩耗性の問題等の多くの問題を有している。図1は、商業的に入手できる従来の全身安全ハーネス10の1つの実施形態を示す。安全ハーネス10は、上胴部分12を有し、この上胴部分12は、使用者のそれぞれの肩の上に延びる第1肩ストラップ20及び第2肩ストラップ30と、使用者の胸の一部分の上に延びる多部品胸ストラップ40とを有している。
各肩ストラップ20、30の第1端部はそれぞれ、使用者の背の上を下方に延び、ほぼ縦方向に延びる第1及び第2背ストラップ22、32を形成している。肩ストラップ20、30のうちの縦方向に延びる背ストラップ22、32は、当業界で知られている典型的なD字形リング50を通って交差し且つこのD字形リングに連結されている。D字形リング50は、ハーネス連結部分52と、アンカー部分54を有している。ハーネス連結部分52は、D字形リング50を、縦方向に延びる背ストラップ22、32を介して安全ハーネス10に固定することを可能にする。アンカー部分54は、安全ハーネス10を着用する人を係留するのに使用されるナイロンロープ、チェーン、ウエブ、又はその他のコネクタに連結されるように構成されている。
肩ストラップ20、30は、交差させ且つD字形リング50に通された後、ほぼ横方向に延びる背ストラップ60を介して互いに連結されている。横方向の背ストラップ60は、使用者の背の一部分の上をほぼ横方向に通っている。
各肩ストラップ20、30の第2端部はそれぞれ、使用者の前部をほぼ縦方向に下方に延びる第1及び第2前ストラップ24、34を形成している。第1前ストラップ24に、第1胸ストラップ部分42が取付けられ、第2前ストラップ34に、第2胸ストラップ部分44が取付けられている。第1及び第2胸ストラップ部分42、44の各々の端部に、胸ストラップ40を形成するように第1及び第2胸ストラップ部分42、44を取付けることを可能にさせる協働連結部材46、48が設けられている。当業界で知られているように、第1及び第2胸ストラップ部分42、44はそれぞれ、例えば、協働連結部材46、48を含む調整可能な係合摩擦バックル機構を介して取付けられることが好ましい。
肩ストラップ20、30の第1及び第2前ストラップ24、34はそれぞれ、更に下方に延びており、好ましくは、使用者の上胴における安全ハーネス10の寸法適合性又はフィット性の調整を行うための調整部材26、36(例えば、調整可能な摩擦バックル)を有しており、この調整部材26、36は、当業界で知られている。第1及び第2前ストラップ24、34の更に下方に延びている延長部24a、34aは互いに近づき、且つ安全ハーネス10の後述の幾つかの他の部品と協働して下胴部分、シート部分又は骨盤部分70を形成する。第1及び第2前延長ストラップ24a、34aは、セクション98のところで連結され、セクション98は、使用者のシートの後部及び下部を通る。
第1及び第2脚ストラップ80、90がそれぞれ、シート部分70に取付けられ且つこのシート部分70から延びている。第1及び第2脚ストラップ80、90はそれぞれ、使用者の大腿の周りを通って、縦方向の第1及び第2背ストラップ22、32の遠位端に取付けられる。このため、第1及び第2脚ストラップ80、90の遠位端、及び、縦方向の各背ストラップ22、32の遠位端はそれぞれ、当業界で知られている調整バックル部材等の協働連結部材82、92、28、38を有している。
米国特許第5,957,091号(特許文献3)は、1対の肩ストラップ、1対の脚ストラップ及び1対の剛性臀部プレートを備えた身体ハーネスの他の設計を開示している。肩ストラップは、その両端部が臀部プレートに連結され、且つ背パッド及び肩ストラップ保持器(好ましくは、前ストラップ又は胸ストラップ)に通される。各脚ストラップの一端は、肩ストラップが連結された肩ストラップと同じ剛性臀部プレートの1つに連結され、且つその他端は、肩ストラップが連結される同じ剛性臀部プレートの1つに連結される。米国特許第5,957,091号(特許文献3)の身体ハーネスの肩ストラップの寸法適合性又はフィット性の調整は、剛性臀部プレートに形成された1組の3つの平行隣接スロットを用いて行なわれる。米国特許第5,957,091号(特許文献3)の身体ハーネスの脚ストラップの調整は、クイックフィットバックルを用いて行なわれる。
米国特許第6,006,700号明細書 米国特許第6,739,427号明細書 米国特許第5,957,091号明細書 米国特許第6,253,874号明細書
一般に、ハーネスを形成するように相互連結されたストラップ材料のため、このようなハーネス10及び他のハーネスでは、前方又は後方への曲げが困難である。このことから、連続ストラップ又は一連の相互連結ストラップが、上胴部分並びに下シートセクションの部分から区分されている。米国特許出願第6,006,700号(特許文献1)に開示されているような弾性ストラップ材料の使用により、このような曲げは容易になるが、依然として抵抗は存在する。このため、前方及び/又は後方への曲げにより、ハーネスの下胴部分又はシート部分には大きい引張り力(即ち、ストラップ内の張力)が生じる。又はハーネス10のような現在入手できるハーネスの相互連結された交差構造の性質のため、ハーネス10の一部の寸法適合性又はフィット性を調整すると、ハーネスの他の部分の寸法適合性又はフィット性/張力に影響を与えてしまう。例えば、肩ストラップ20の長さを調整すべくバックル26を調整すると、一方又は両方の脚ストラップ80、90の寸法適合性又はフィット性/張力に影響を与えてしまう。
上記問題に加え、現在入手できる安全ハーネスの使用者は、このような安全ハーネスに見られる摩擦バックル及び他の形式の調整機構を使用して安全ハーネス及び他の落下保護安全装置の寸法適合性又はフィット性を調整することは非常に困難であることを知っている。また、この困難性は、使用者の快適性を増大させるべく設計されたハーネスのウエブ材料を使用することにより、しばしば増大される。また、現在入手できる安全ハーネスを着用することはしばしば困難である。例えば米国特許第6,739,427号(特許文献2)に開示されているように、着用していないときでもハーネスがその形状を維持するようにハーネス材料を製造することにより、又は着用されていないハーネスに一定の形状を付与すべく背コネクタ組立体に充分な剛性を付与することにより(例えば、米国特許第6,253,874号(特許文献4)参照)、安全ハーネスの着用を簡単化する努力がなされているが、着用の問題は依然として残っている。例えば、ハーネス材料のいずれの側が外側又は内側であるかをハーネスの使用者が判断することは困難であるため、内側と外側とを逆にして着用してしまうおそれがある。また、現在入手できる安全ハーネス及び他の落下保護安全装置に使用されるウエブ材料は、特にその端部が擦り減り易い。
現在入手できるハーネスに付随する上記問題及び他の問題を低減又は解消できる改善された安全ハーネスを提供することが非常に望まれている。
1つの側面では、本発明は、上胴部分及び下シート部分を有する、人が着用する全身安全ハーネスを提供する。上胴部分は、その第1側部に設けられた第1コネクタ及び第2側部に設けられた第2コネクタによって、下シート部分に作動的に連結される。全身安全ハーネスの使用者が前方又は後方に曲がるとき、第1コネクタ及び第2コネクタは、下シート部分に対する上胴部分の前方回転及び後方回転を、下シート部分の張力を大きく増大させることなしに可能にする。身体の曲げ時、下胴部分に生じる張力が小さいほど優れたものとなる。曲げ時における本発明による全身安全ハーネスの下胴部分の張力の増大は低減され、例えば、10%よりも小さくなり、又は、実質的にゼロになる。
1つの実施形態では、第1コネクタ及び第2コネクタの少なくとも一方は、回転ジョイントを有する。第1コネクタ及び第2コネクタの両方が、回転ジョイントを有していてもよい。他の実施形態では、第1コネクタ及び第2コネクタの少なくとも一方は、リング部材を有し、上胴部分又は下シート部分の少なくとも1つのストラップが、リング部材の周りに摺動可能に取付けられる。例えば、第1コネクタは、上リング部材及び下リング部材を有し、上胴部分の肩ストラップの少なくとも一方の端部が、上リング部材に摺動可能に取付けられ、下シート部材の脚ストラップの少なくとも1つのストラップが、下リング部材に摺動可能に取付けられる。
上胴部分は、例えば、人の第1肩部の上を通る第1肩ストラップを有し、第1肩ストラップの第1端部は、人の前部にわたって延び且つ第1コネクタに連結され、第1肩ストラップの第2端部は、人の背部のわたって延び且つ第2コネクタに連結される。上胴部分は更に、人の第2肩の上を通る第2肩ストラップを有し、第2肩ストラップの第1端部は、人の前部にわたって延び且つ第2コネクタに連結され、第2肩ストラップの第2端部は、人の背部のわたって延び且つ第1コネクタに連結される。安全ハーネスは、更に、第1コネクタに連結される第1脚ストラップと、第2コネクタに連結される第2脚ストラップとを有する。1つの実施形態では、第1肩ストラップ及び第2肩ストラップの少なくとも一方は、その長さを調整するための調整機構を有し、第1脚ストラップ及び第2脚ストラップの少なくとも一方は、その長さを調整するための調整機構を有する。第1肩ストラップは、その長さを調整するための第1肩ストラップ調整機構を有し、第2肩ストラップは、その長さを調整するための第2肩ストラップ調整機構を有する。第1脚ストラップは、その長さを調整するための第1脚ストラップ調整機構を有し、第2脚ストラップは、その長さを調整するための第2脚ストラップ調整機構を有する。
本発明の他の側面では、上胴部分及び下シート部分を有する、人が着用する全身安全ハーネスを提供し、この安全ハーネスでは、上胴部分は、その第1側部に設けられた第1回転コネクタ及びその第2側部に設けられた第2回転コネクタによって、下シート部分に作動的に連結される。第1回転コネクタ及び第2回転コネクタは、例えば人が前方又は後方に曲がるときに生じる、下シート部分に対する上胴部分の回転を可能にする。
第1回転コネクタは、人が全身安全ハーネスを着用したときに人の臀部の回転軸線の近傍の箇所を中心に回転するように配置される。同様に、第2回転コネクタは、人が全身安全ハーネス着用したときに人の臀部の回転軸線の近傍の箇所を中心に回転するように配置される。1つの実施形態では、第1回転コネクタ及び/又は第2回転コネクタは、上連結部材及び下連結部材を有する。上連結部材は、下連結部材に回転可能に連結される。上連結部材は、例えば、シャフトによって下連結部材に連結され、上連結部材は、シャフトを中心に下連結部材に対して回転可能である。上連結部材は、ハーネスストラップに連結される少なくとも1つのアタッチメントを有し、下連結部材は、ハーネスストラップに連結される少なくとも1つのアタッチメントを有する。1つの実施形態では、上連結部材は、ハーネスストラップを取付けるための少なくとも2つのスロットを有し、下連結部材は、ハーネスストラップを取付けるための少なくとも2つのスロットを有する。
本発明の第1回転コネクタ及び第2回転コネクタは、更に、その外面に取付けられるアクセサリコネクタを有し、それにより、アクセサリコネクタは、アクセサリを全身安全ハーネスに連結することを可能にする。同様に、本発明の回転コネクタは、更に、その内面に取付けられるベルトコネクタを有し、それにより、ベルトコネクタは、全身安全ハーネスをベルト、例えば、アンカーアタッチメントを備えた安全位置決めベルト又はツールベルトに連結することを可能にする。
全身安全ハーネスの上胴部分は、人の第1肩部上を通る第1肩ストラップを有し、第1肩ストラップの第1端部は、人の前部にわたって延び且つ第1回転コネクタに連結され、第1肩ストラップの第2端部は、人の背部にわたって延び且つ第2回転コネクタに連結される。上胴部分は、更に、人の第2肩上を通る第2肩ストラップを有し、第2肩ストラップの第1端部は、人の前部にわたって延び且つ第2回転コネクタに連結され、第2肩ストラップの第2端部は、人の背部にわたって延び且つ第1回転コネクタに連結される。この実施形態では、第1肩ストラップ及び第2肩ストラップは、全身安全ハーネスの背部で互いに交差する。下胴部分、即ち、下シート部分は、第1回転コネクタに連結された第1脚ストラップと、第2回転コネクタに連結された第2脚ストラップとを有する。第1肩ストラップ及び第2肩ストラップの少なくとも一方は、その長さを調整するための調整機構を有し、第1脚ストラップ及び第2脚ストラップの少なくとも一方は、その長さを調整するための調整機構を有する。1つの実施形態では、第1肩ストラップは、その長さを調整するための第1肩ストラップ調整機構を有し、第2肩ストラップは、その長さを調整するための第2肩ストラップ調整機構を有し、第1脚ストラップは、その長さを調整するための第1脚ストラップ調整機構を有し、第2脚ストラップは、その長さを調整するための第2脚ストラップ調整機構を有する。
1つの実施形態では、全身安全ハーネスは、更に、上胴部分又は下胴部分の寸法適合性又はフィット性を調整するために、ストラップ部分と作動的に連結されたカムバックルを有する。カムバックルは、ベースと、このベースに移動可能且つ作動的に連結されたロック部材とを有する。ロック部材は、ストラップと接触したりそれから離れたりするように移動可能な当接面を有する。1つの実施形態では、ロック部材はベースに回転可能に取付けられ、当接面はストラップに押圧される。
ベースは、ストラップ支持体を有し、ストラップは、ストラップ支持体の上を通る。ロック部材の当接面は、ストラップの一部分の上の第1表面に押圧され、ストラップの第1表面の反対側の第2表面は、ストラップ支持部材に接触する。ロック部材は、レバーアームを有し、ロック部材の当接面が前記ストラップから離れる解放位置にロック部材を移動させる力がレバーアームに付与される。カムバックルは、ロック部材を解放位置に移動させるために作動させなければならない作動機構を有していてもよい。
他の実施形態では、全身安全ハーネスは、更に、上胴部分又は下胴部分の少なくとも1つのストラップ部分に取付けられるコネクタを有する。コネクタは、それをストラップに取付けるための第1アタッチメント機構と、アイテムをコネクタに取付けるための第2アタッチメント機構とを有する。コネクタは、例えば、ベースを有し、第1アタッチメント機構は、ベースに形成された1対のスロットを有する。コネクタは、更に、ベースに作動的に連結された蓋を有する。1つの実施形態では、ベース及び蓋は、蓋が閉状態にあるとき、少なくとも1つのラベル(例えば、ハーネスに関する印刷情報を含むラベル)を少なくとも部分的に包囲する。1つの実施形態では、蓋はヒンジを有し且つヒンジを中心に閉状態及び開状態に回転可能である。例えば、蓋が開状態にあるとき、少なくとも1つのラベルに接近可能である。蓋は、更に、前記ベースと解放可能に協働して蓋を閉状態に保持する解放可能なロック機構を有する。
他の実施形態では、全身安全ハーネスは、更に、少なくとも1つのストラップ部分を有し、このストラップ部分は、全身安全ハーネスを着用したときに着用者に隣接した内面と、この内面とほぼ反対側の外面とを有する。着用者が内面と外面とを区別できるように、内面は、外面と識別可能に異なる。内面は、例えば、外面とは異なる色を有する。内面は、外面とは異なる凹凸又は肌触りを有していてもよい。内面は、例えば、外面より軟らかくてもよい。外面は、例えば、内面よりも耐摩耗性を有するのがよい。1つの実施形態では、内面及び外面は、ほぼ管状の外側シェルに形成される。この実施形態では、ストラップ部分には、更に、可撓性内側材料を有していてもよい。
更に別の実施形態では、安全ハーネスは更に、第1端部を備えた少なくとも1つのストラップ部分を有する。第1端部は、それと作動的に連結された端部材を有する。端部材は、それを全身安全ハーネスの少なくとも1つのストラップ又は他のストラップに連結するための保持部材を有する。保持部材は、例えば、他のストラップの周りに延びる延長アームを有する。1つの実施形態では、延長部材は、それが他のストラップの周りにのびるとき、他のストラップに押圧される。
他の側面では、本発明は、上胴部分及び下シート部分を有する、人が着用する全身安全ハーネスを提供する。上胴部分は、少なくとも1つのコネクタによって、下シート部分に作動的に連結され、コネクタは、下シート部分に対する上胴部分の一定範囲の前方及び後方への回転を、下シート部分に大きい張力を生じさせることなしに可能にする。
別の側面では、本発明は、上胴部分及び下シート部分を有する、人が着用する全身安全ハーネスを提供する。上胴部分は、その第1側部に設けられた第1コネクタ及びその第2側部に設けられた第2コネクタを介して下シート部分に着脱可能に連結される。
1つの実施形態では、第1コネクタは、上胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第1上連結部材と、下胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第1下連結部材とを有する。第1上連結部材と第1下連結部材とは、作動的に連結される。第2コネクタは、上胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第2上連結部材と、下胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第2下連結部材とを有する。第2上連結部材と第2下連結部材とは、作動的に連結される。
第1上連結部材と第1下連結部材とは、第1上連結部材が第1下連結部材に対して軸線周りに回転できるように、作動的に連結される。第2上連結部材及び第2下連結部材は、第2上連結部材が第2下連結部材に対して軸線周りに回転できるように、作動的に連結される。
更に別の側面では、本発明は全身安全ハーネスの製造方法を提供し、本発明の製造方法は、全身安全ハーネスの上胴部分を形成する段階と、下シート部分を、上胴部分と別に形成する段階と、全身安全ハーネスの第1側部に設けた第1コネクタ及び全身安全ハーネスの第2側部に設けた第2コネクタを介して、上胴部分を下シート部分に連結する段階とを有する。1つの実施形態では、第1コネクタは、上胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第1上連結部材と、下シート部分の少なくとも1つのストラップが連結される第1下連結部材とを有する。第1上連結部材と第1下連結部材とは作動的に連結される。第2コネクタは、上胴部分の少なくとも1つのストラップが連結される第2上連結部材と、下シート部分の少なくとも1つのストラップが連結される第2下連結部材とを有する。第2上連結部材と第2下連結部材とは作動的に連結される。
本発明の方法は、更に、複数の上胴部分を、各々が別々の形状を有するように形成する段階と、複数の上胴部分から、下シート部分に連結すべき1つの上胴部分を選択する段階と、を有するのがよい。同様に、本発明の方法は、更に、複数の下シート部分を、各々が別々の形状を有するように形成する段階と、複数の下シート部分から、上胴部分に連結すべき1つの下シート部分を選択する段階と、を有するのがよい。
他の側面においては、本発明は、少なくとも1つのストラップ部分を有する、人が着用する安全ハーネスを提供する。ストラップ部分は、その寸法適合性又はフィット性を調整するためにストラップ部分に作動的に連結されたカムバックルを有する。カムバックルは、例えば、ベースと、このベースに移動可能に且つ作動的に連結されたロック部材とを有する。ロック部材は、ストラップに接触したりそれから離れたりするように移動可能な当接面を有する。ロック部材は、ベースに回転可能に取付けられる。当接面は、ストラップに押圧される。
ベースは、ストラップ支持体を有し、ストラップは、ストラップ支持体の上を通るのがよい。ロック部材の当接面は、ストラップの一部分の上の第1表面に押圧され、ストラップの第1表面の反対側の第2表面は、ストラップ支持部材に接触する。1つの実施形態では、ロック部材はレバーアームを有し、ロック部材の当接面が前記ストラップから離れる解放位置にロック部材を移動させる力がレバーアームに付与される。カムバックルは、ロック部材を解放位置に移動させるために作動させなければならない動機構を有する。ストラップ部分を解放するためにかかる2重の作動を必要とするのは、不意の解放を防止するためである。
他の側面では、本発明は、安全ハーネスのストラップとの連結のためのコネクタを提供する。このコネクタは、それをストラップに取付けるための第1アタッチメント機構と、アイテムをコネクタに取付けるための第2アタッチメント機構とを有する。1つの実施形態では、コネクタは、更に、ベースを有し、第1アタッチメント機構は、ベースに形成された1対のスロットを有する。1つの実施形態では、コネクタは、更に、ベースに作動的に連結された蓋を有し、ベース及び蓋は、蓋が閉状態にあるとき、少なくとも1つのラベルを少なくとも部分的に包囲する。
他の側面では、本発明は、安全ハーネスに連結して使用するラベルパックシステムを提供する。本発明のラベルパックシステムは、ベースを有し、このベースは、それを安全ハーネスのストラップに取付けるためのアタッチメント機構を有し、ラベルパックシステムは、更に、ベースに作動的に連結された蓋を有する。ベース及び蓋は、蓋が閉状態にあるとき、少なくとも1つのラベル(より一般的には、複数のラベル)を少なくとも部分的に包囲する。ラベルは、例えば、安全ハーネスについての表面の凹凸、即ち、テクスチャの情報及び/又は図形情報を含む。
蓋は、ヒンジを有し且つヒンジを中心に閉状態及び開状態に回転可能である。蓋が開状態にあるとき、1つ又は複数のラベルに接近可能である。蓋は、例えば、解放可能なロック機構を有し、このロック機構は、蓋を閉状態に保持するように前記ベースと解放可能に協働する。
他の側面では、本発明は、第1端部を備えた少なくとも1つのストラップ部分を有する安全ハーネスを提供し、第1端部は、それと作動的に連結された端部材を有する。端部材は、座部を含むハウジングを有する。端部材は、更に、第1延長アーム及び第2延長アームを含むクリップを有し、これらの延長アーム間に、ストラップの第1端部が保持される。クリップ部材は、ハウジングの座部内に着座し、これにより、第1延長アーム及び第2延長アームは押圧されて、ストラップの第1端部に接触する。1つの実施形態では、第1延長アーム及び第2延長アームの各々が、ストラップの第1端部と接触する歯を有する。クリップ部材は、更に、ハウジングと協働して、クリップ部材をハウジングの座部に作動的に連結された状態に保持するロック部材を有するのがよい。クリップ部材の第1延長アーム及び第2延長アームは、例えば、弾性材料の1体ピースから形成される。1つの実施形態では、ハウジングは、端部材を安全ハーネスのストラップ又は他のストラップに連結する保持アームを有する。
更に別の側面では、本発明は、ストラップ部分を有する安全ハーネスを提供し、ストラップ部分は、安全ハーネスが着用したときに着用者に隣接した内面と、この内面とほぼ反対側の外面とを有する。着用者が内面と外面とを区別できるように、内面は、外面と識別可能に異なる。1つの実施形態では、内面は、外面と異なる色を有する。内面はまた、外面と異なる凹凸を有していてもよい。内面は、着用者に快適性を与えるために、例えば、外面より軟らかくてもよい。外面は、より耐久性のある頑丈な材料(例えば、内面よりも耐摩耗性の大きい材料)で形成されるのがよい。
1つの実施形態では、内面及び外面は、ほぼ管状の外側シェルに形成される。この実施形態では、ストラップ部分に、更に、可撓性内側材料を設けるのがよい。外側シェルと内側材料との間に、摩耗インジケータ材料を配置し、外側材料に何らかの孔があいたときに、摩耗インジケータ材料が見えるように構成されてもよい。
他の側面では、本発明は、少なくとも1つのストラップ部分を有する安全ハーネスを提供する。ストラップ部分の第1端部は、それと作動的に連結された端部材を有する。端部材は、それを安全ハーネスのストラップ又は他のストラップに連結するための保持部材を有する。保持部材は、例えば、ストラップ又は他のストラップの周りに延びる延長アームを有する。1つの実施形態では、延長部材は、それがストラップ又は他のストラップの周りにのびるとき、ストラップ又は他のストラップに押圧される。
商業的に入手可能な全身安全ハーネスを示す図である。 本発明の全身安全ハーネスの実施形態を着用し且つ直立している人を前方から見た斜視図である。 図2Aの全身安全ハーネスを着用し且つ直立している人を後方から見た斜視図である。 図2Aの全身安全ハーネスを着用し且つ直立している人の側面図である。 図2Aの全身安全ハーネスを着用し且つ直立している人の側面図である。 図2Aの全身安全ハーネスの回転コネクタの実施形態の拡大斜視図である。 図2Eのコネクタの分解斜視図である。 図2Eのコネクタの断面図である。 本発明の回転コネクタの他の実施形態を側方から見た斜視図である。 図3Aの回転コネクタの側面図である。 図3Aの回転コネクタの断面図である。 図3Aの回転コネクタの分解斜視図である。 本発明のコネクタの他の実施形態を示す図である。 本発明のコネクタの他の実施形態を示す図である。 本発明のコネクタの他の実施形態を示す図である。 図2Aの回転コネクタへのアクセサリの取付けを示す図である。 第1上胴モジュールと、第1下シートモジュールと、を備えた本発明の全身安全ハーネスの実施形態を示す図である。 図6Aに示した第1上胴モジュールと、第1下シートモジュールと形態が異なる第2下シートモジュールと、を備えた本発明の全身安全ハーネスの他の実施形態を示す図である。 下シートモジュールを使用しないで、図6Aの第1上胴モジュールをツールベルトと共に使用する斜視図である。 ハーネスの上胴部分又はモジュールを、ハーネスの下シート部分又はモジュールから容易に分離できる本発明の回転コネクタの他の実施形態を示す斜視図である。 本発明のバックルの実施形態を示す平面図である。 図8Aのバックルの背面図である。 図8Aのバックルの断面図である。 図8Aのバックルの側面図である。 図8Aのバックルの分解斜視図である。 ハーネスストラップが作動的に連結され、且つ、ロック部材が解放状態にある、図8Aのバックルの断面図である。 ハーネスストラップが作動的に連結され、且つ、ロック部材がロック状態にある、図8Aのバックルの断面図である。 本発明のコネクタの実施形態と、それに作動的に連結され且つ開状態の蓋を有するラベルパックシステムとを示す斜視図である。 蓋が閉状態にあるときの図9Aのコネクタの斜視図である。 図9Aのコネクタのベースを示す斜視図である。 分解状態にあるストラップ端部材を示す斜視図である。 連結状態、即ち、組立て状態にある図10Aのストラップ端部材を示す斜視図である。 分解状態、即ち、分離状態にあるストラップ端部材の他の実施形態を示す斜視図である。 互いに著しく異なる内面及び外面を有する本発明のストラップ部分の実施形態を示す斜視図である。
図2A〜図2Gに、本発明の全身安全ハーネス100の1つの実施形態が示されている。全身安全ハーネス100は、上胴セクション(又は、上胴部分、上胴モジュール)110と、下胴(又は、下シート)セクション(又は、下胴(下シート)部分、下胴(下シート)モジュール)112とを有している。上胴部分110は、使用者の両肩の上に延びる第1肩ストラップ120及び第2肩ストラップ130と、これらの肩ストラップ120、130の間に延びる多部品胸ストラップ140とを有している。各肩ストラップ120、130の第1端部はそれぞれ、使用者の背全体にわたって下方に延び、ほぼ縦方向に延びる第1背ストラップ122及び第2背ストラップ132を形成する。背ストラップ122、132は、D字形リング50に関連して上述した仕方と同じ仕方で、D字形リング150の中を通って交差し且つこのD字形リング150に連結されている。肩ストラップ120、130の背ストラップ部分122、132は、交差し且つD字形リング150を通った後、使用者の背の一部分の上をほぼ横方向に延びる背ストラップ160を介して連結されている。図示の実施形態では、背ストラップ122、132は、D字形リング150の領域において背パッド166の中を通って交差し、背パッド166は、特に、使用者の首からD字形リング150までを所望の距離に維持するのを補助する。背ストラップ122、132はそれぞれ、その端部がコネクタ200b、200aに取付けられており、これらのコネクタ200b、200aは、上胴部分(又は、上胴モジュール)110を下シート部分(又は、下シートモジュール)112に連結するように作用する。これに関し、背ストラップ122、132はそれぞれ、例えば、コネクタ200b、200a(例えば図2C〜図2E参照)の上連結部材210b、210aに形成されたスロット212b、212aの周りにループを形成し且つ縫合される。
肩ストラップ120、130の第2端部はそれぞれ、使用者の前部全体にわたって下方に延び、ほぼ縦方向の第1前ストラップ124及び第2前ストラップ134を形成する。第1肩ストラップ120の前ストラップ124と第2肩ストラップ130の前ストラップ134との間に、胸ストラップ140が取付けられる。胸ストラップ140の開放/分離を可能にする少なくとも1つの連結部材146が設けられるのがよい。胸ストラップ140の長さを調整するための1つ又は2つ以上の調整機構148(例えば、後述する調整可能なカムバックル機構)が設けられるのがよい。他の実施形態では、当業界で知られているように、第1前ストラップ124及び第2前ストラップ134が前パッドの中で交差され、胸ストラップ140が省略されてもよい。
第1前ストラップ124及び第2前ストラップ134は、胸ストラップ140から更に下方に延び、使用者の上胴への全身安全ハーネス100の寸法適合性又はフィット性の調整を行うための調整部材126、136(例えば、後述する調整可能なカムバックル)を有するのがよい。前ストラップ124、134の端部はそれぞれ、コネクタ200a、200bに連結されている。これに関し、前ストラップ124、134は、例えば、コネクタ200a、200bの上連結部材210a、210bに形成されたスロット214a、214bを通ってループを形成し且つ縫合される(例えば図2C〜図2E参照)。
全身安全ハーネス100の下胴部分(又は、下シート部分)112は、例えば、脚ストラップ180、190で構成される。脚ストラップ180の第1端部、即ち、前端部が、コネクタ200aの下連結部材220aに形成されたスロット222aを介して、コネクタ200aに取付けられる(例えば、図2C〜図2E参照)。脚ストラップ180の第2端部、即ち、後端部は、スロット224aを介して下連結部材220aに取付けられる。同様に、脚ストラップ190の第1端部、即ち、前端部が、コネクタ200bの下連結部材220bに形成されたスロット222bを介してコネクタ200bに取付けられる。脚ストラップ190の第2端部、即ち、後端部は、スロット224bを介して下連結部材220bに取付けられる。例えば図2Aに示すように、脚ストラップ180、190はそれぞれ、それらの寸法適合性又はフィット性の調整のための調整部材又は調整機構182、192(例えば、後述する調整可能なカムバックル)を有するのがよい。シート、即ち、座部170が、脚ストラップ180、190に取付けられ、それらの間に延びている。シート170は、例えば、メッシュ材料又はストラップ材料から製造される。
図2A〜図2Gの実施形態では、コネクタ200a、200bは、設計及び作動が同一である。コネクタ200a、200bの設計及び作動を、コネクタ200aに関連して以下に説明する。これに関し、上連結部材210aと下連結部材220aとは、例えば、アルミニウム等の一体即ちモノリシック金属ピースから別々に形成され、シャフト230a(例えば、図2F及び図2G参照)を介して回転即ち枢動可能に連結され、シャフト230aは、それに形成された着座部、又は、溝232a内に着座するロックピン240aを介して連結部材210a、220aに作動的に連結された状態に維持される。当業者には明らかであろうが、コネクタ200a、200bは、充分な強度をもつ材料で製造することが好ましく、材料は、例えば、1種類又は2種類以上の金属、高強度ポリマー材料、高強度複合材料又はこれらの組合せで構成され、コネクタ200a、200bは、それが落下時に受ける荷重に耐え得る仕方で連結されることが好ましい。全身安全ハーネス100のストラップと同様、コネクタ200a、200bの材料及び構造は、例えば、ハーネス構成要素について米国特許第6,006,700号(特許文献1)及び同第6,739,427号(特許文献2)に概略的に説明されているように、例えば、少なくとも4000ポンド(1814kg)又は少なくとも5000ポンド(2268kg)の最大引っ張り荷重を有するのがよい。
図2C及び図2Dの比較図に示すように、使用者の後方又は前方への曲げによって、下連結部材220aに対する上連結部材210aの回転が生じる。全身安全ハーネス10の場合とは異なり、コネクタ200aの上連結部材210aと下連結部材220aとの間の相対回転(及びコネクタ200bの上連結部材210bと下連結部材220bとの間の相対回転)により、曲げ時に上胴部分110及び下シート部分112に張力が生じることを実質的に防止する。これに関し、コネクタ200a、200bは、使用者の前方及び後方への曲げ時、上胴部分110のストラップが受ける歪みを、下シート部分112のストラップが受ける歪みから有効に「分離」する。従って、全身安全ハーネス100の使用者の移動の範囲及び自由度は、他の全身安全ハーネスと比較して大幅に大きくなる。また、コネクタ200a、200bは、前方又は後方への曲げ時、現在入手できるハーネスでしばしば見られる、ストラップが上胴部分110内の身体から離れて隙間が形成されることを防止する。全身安全ハーネスを使用するとき、他の全身安全ハーネスにおいて形成されるこのような隙間は、隙間が生じたストラップが物体に引っ掛かることがあるという安全上の懸念を生じさせる。更に、コネクタ200a、200bは、下シート部分112のストラップの長さ、張力及び/又は寸法適合性又はフィット性に実質的な影響を与えることなしに、上胴部分110のストラップの長さ、張力及び/又は寸法適合性又はフィット性の調整を行うことを可能にするので、他の安全ハーネスに比べて、全身安全ハーネス100の寸法適合性の快適性を高める。実際に、このようなコネクタは、上胴部分100及び下シート部分120の各々の調整機構又は調整部材を使用して、上胴部分110及び下シート部分120のストラップを独立に調整することを可能にする。これに関し、調整機構126を介して肩ストラップ120を締付けると、コネクタ200aが上方に引っ張られることによって、脚ストラップ180の張力を幾分増大させる。しかしながら、脚ストラップ180の寸法適合性又はフィット性は、調整機構182を介して調整される。
一般に、コネクタ200a、200bにより得られる利益は、ストラップとして選択される材料にかかわらず実現される。これに関し、現在入手可能な多くのハーネスに一般的に使用されているナイロン又はポリエステル等の比較的弾性の小さい織ウエブ材料が、本発明での使用にも良く適している。また、米国特許第6,006,700号(特許文献1)及び/又は同第6,739,427号(特許文献2)に開示されている材料を使用してもよい。このような材料は、例えば、Bacou-Dalloz Fall Protection社(Franklin、ペンシルバニア州)から現在入手できるDURAFLEX(登録商標)ハーネス及びDURAFLEX PYTHON(登録商標)ハーネスに使用されている。
図3A〜図3Dには、全身安全ハーネスの上胴部分を下胴部分(即ち、シート部分)に作動的に連結するための、本発明に使用するコネクタの他の実施形態300が示されている。このコネクタ300は、多くの点で、上記コネクタ200a、200bと同様に作動する。これに関し、コネクタ300は、上連結部材310及び下連結部材320を有し、連結部材310、320は、上連結部材310から突出するシャフト330を介して回転可能に連結されている。下連結部材320は、シャフト330が通るほぼ円形の通路316を有している。上連結部材310及び下連結部材320は、シャフト330に形成された座部、即ち、溝332内に着座するロックリング340を介して、シャフト330を中心に回転可能に連結された状態に維持される。図3A〜図3Dの実施形態に示すように、下連結部材320は、上連結部材310と下連結部材320との間の相対回転範囲を制限するために上連結部材310に当接する当接部材328、328′を有するのがよく、それにより、例えば、上連結部材310が下胴部分のストラップに接触してこのストラップに過度の摩耗を生じさせることを防止する。下連結部材320に対する上連結部材310の移動範囲は、例えば、約30°〜約40°に制限され、それにより、下シート部分のストラップに大きい張力を生じさせることなしに、使用者の大きい曲げ運動範囲を得ると共に、上記摩耗を防止する。
コネクタ300は、更に、内側アタッチメント、即ち、コネクタ350を有し、このコネクタ350は、シャフト354の内側突出端に設けられたフランジ352を有している。コネクタ300には、位置決め安全ベルト又はツールベルト等のベルトが取付けられる。当業者には明らかであろうが、当業界で知られている他の取付け機構も、本発明のコネクタへのベルトの取付けに使用するのに適している。当業界で知られているように、安全位置決めベルトは、例えば、ライフライン又はランヤードを連結するための、当業界で知られているD字形リング等の固定アタッチメントを有する。内側アタッチメント350は、シャフト354に形成された座部、即ち、溝356内に着座するロックリング360によって、上連結部材310に作動的に連結された状態に維持される。ロックリング360は、シャフト330の内壁に形成された半径方向内方に突出する環状フランジ334に当接する(図3C参照)。
シャフト330の前端部は、任意の数のアクセサリをコネクタ300に取付けることを可能にするアタッチメント即ちコネクタを有するのがよい。図3A〜図3Dの実施形態では、コネクタ300は、外端部に形成された座部、即ち、溝338を有し、この溝338を介して、アクセサリをコネクタ300に取付けることができる。当業者には明らかであろうが、当業界で知られている他のアタッチメント機構は、アクセサリを本発明のコネクタに取付ける際に使用するのに適している。図3A〜図3Eの実施形態では、半径方向内方に突出し且つ座部338とスナップ式に嵌合する環状フランジ372を介して、キャップ部材370がコネクタ300に取付けられる。アクセサリを取付ける際、座部338又はフランジ352と同様のフランジ等の他の連結機構を、コネクタ350に関連して説明したように使用してもよい。
図4Aは、本発明のコネクタの他の実施形態400を示す。コネクタ400は、コネクタ300の下連結部材とほぼ同様の下連結部材320を有している。しかしながら、このコネクタ400は、コネクタ300の上連結部材と異なり、後ストラップ132及び前ストラップ124が摺動可能に取付けられるリング部材、即ち、ループ部材410等の、好ましくは湾曲した連結部材を有している。リング部材410は、下連結部材に対して必ずしも回転可能に取付けられる必要はない。コネクタ400を備えた本発明の全身安全ハーネスを着用する使用者が、図2C及び図2Dに示すように前屈するとき、後ストラップ132及び前ストラップ124のストラップ端部はリング部材410の周囲を移動、即ち、摺動し、これにより、下シート部分112のストラップの張力が大きく増大することを防止する。図4Bには、コネクタの他の実施形態400′が示されており、この実施形態では、2つのリング部材410、420が、コネクタ430により連結(非回転連結)されている。前述のように、後ストラップ132及び前ストラップ124が、リング部材410に摺動可能に取付けられる。この実施形態では、脚ストラップ180は、その第1端部及び第2端部が、リング部材420に摺動可能に取付けられている。図4Cには、本発明の他の実施形態によるコネクタ400″が示されている。コネクタ400″は、単一のリング部材410″を有し、このリング部材410″には、後ストラップ132、前ストラップ124及び脚ストラップ180の端部が摺動可能に取付けられる。
前述のように、使用者の前方及び後方への曲げ時、本発明の全身安全ハーネスのストラップの張力は、例えば、2つの一般的な仕方又はこれらの組合せの仕方で、減少し又はほぼなくなる。これについて、使用者は、上胴部分のストラップ端部を2つの上連結部材に、一般的な固定の仕方で、即ち、摺動させない仕方で連結するのがよい。使用者はまた、下胴部分のストラップ端部を2つの下連結部材に、一般的な固定の仕方で、即ち、摺動させない仕方で連結するのがよい。次いで、上連結部材が下連結部材に対して回転できるように、上連結部材を下連結部材に連結させる。変形例として、1つ又は2つ以上のストラップ端部を連結部材に、摺動させる仕方で取付けてもよい。かかる1つの実施形態では、連結部材を一定の要素(例えば、湾曲要素)で構成し、この要素の周囲にストラップのループを形成し、ストラップ端部が要素に沿って摺動できるように構成されるのがよい。
また、前述のように、種々のアクセサリを本発明のコネクタ320に取付けることができる。図5には、例えばループとして形成され且つツールベルトをコネクタ200aに取付けるのに使用できるストラップ500の取付け方法が示されている。これに関し、コネクタ200aは、シャフト230の外端部に取付けられたフランジ260aを有している。高強度クリップ600(例えば、ポリマー材料から製造されたクリップ)が、それに形成されたスロット610を介して、フランジ260aにスナップ式に嵌合される。ストラップ500は、例えば、クリップ600に形成されたスロット630a、630bを介して、クリップ600に取付けられる。図5の実施形態では、ストラップ500は、例えば縫合ループにより、ほぼ永久的にスロット630bに取付けられる。ストラップ500は、スロット630aに通されてループを形成する。ストラップ500の自由端には、例えば、VELCRO(登録商標)のようなフック/ループ型ファスナシステムを設けることができる。
図6A及び図6Bは、モジュール式全身安全ハーネスを容易に製造するために、上連結部材及び下連結部材(例えば、上連結部材210a、210b及び下連結部材220a、220b)を有する本発明のコネクタを、どのように使用できるかを示し、モジュール式全身安全ハーネスにおいて、異なる用途及び異なる使用者のための種々のハーネスを容易且つ安価に製造するために、種々の上胴部分又は上胴モジュールと種々の下シート部分又は下シートモジュールとが混在し且つ合わせられる。例えば、10個の異なる上胴モジュールと10個の異なる下シートモジュールとを使用すれば、100個の異なる全身安全ハーネスを組立てることができる。図6Aは、上胴モジュール110及び下シートモジュール112を備えた全身安全ハーネス100を着用する使用者を示す後面図である。図6Aでは、使用者はまた、上述したループ型ストラップ500を介して安全ハーネス100に取付けられたツールベルト700を着用している。図6Bでは、使用者は、上胴モジュール110と、別の下シートモジュール112′とを備えた全身安全ハーネス100′を着用している。下シートモジュール112′は、ヨーロッパの安全ハーネスにおいて一般的である、使用者の脚を包囲する脚ストラップ180′、190′を有している。図6Cに示すように、上胴モジュール110を、例えばツールベルト700を支持するサスペンダとして機能させるように使用し、下シートモジュールを用いないでもよい。本発明のコネクタにより得られるモジュール性は、現在の製造方法と比較して、広範囲且つ種々の型のハーネスを製造するコストを大幅に低減できる。
上胴モジュールと下シートモジュールとを連結する本発明のコネクタは、例えば、製造業者のみが分離できるように製造されてもよいし、より容易に分離できるように製造されてもよく、例えば、当該分野の人(例えば、安全権限を有するオフィサー)が分離を行えるように構成されてもよい。これに関し、図7には、コネクタ200aと同様に多くの態様で作動する本発明のコネクタの1つの実施形態800が示されている。これに関し、コネクタ800は、シャフト830を介して回転可能に連結された上連結部材810及び下連結部材820を有している。コネクタ800はまた、上連結部材810及び下連結部材820を、シャフト830との連結から、従って、相互の連結から解放するように作動する解放部900を有している。解放部900には、当業者に知られている種々の解放機構を設けることができる。図7の実施形態では、解放部900は、分離させるために半径方向内方に移動される解放ボタン910、920を有している。1つの実施形態では、不意に分離しやすくならないように、分離を行うのに、両方のボタン910、920を作動させなければならない。権限を有する者のみが分離を行えるようにするため、及び不意の分離が生じないようにするため、当業界で知られているロック機構(例えば、作動キー、又は、他の機構を必要とする機構)を設けてもよい。
幾つかの実施形態において、本発明のハーネスには、ハーネスの寸法適合性又はフィット性を調整すするための調整部材126、136等の調整部材として機能する1つ又は2つ以上のカムバックルを有している。本発明の発明者等は、このようなカムバックルは、安全ハーネスにこれまで使用されている摩擦バックル等の調整機構と比較して、本発明の1つ又は2つ以上のストラップの寸法適合性又はフィット性の調整が容易である点で大きい改善が得られることを見出している。また本発明者等は、このカムバックルは、通常の使用状態又は落下状態の下で受ける荷重で開かない適当なロック強度が得られるものであることを見出している。
図8A〜図8Gには、本発明のハーネス及び他の安全ハーネスでの使用に適したカムバックル1000の1つの実施形態が示されている。カムバックル1000は、第1ストラップ支持体1020及び第2ストラップ支持体1030を備えたベース1010を有している。図8F及び図8Gは、第1ストラップ支持体1020及び第2ストラップ支持体1030の周囲にそれぞれ巻かれたストラップ部分1100、1200が示されている。法律により要求されている場合、ベース1010は、比較的高い最大引っ張り荷重(例えば、少なくとも4000ポンド(1814kg)又は少なくとも5000ポンド(2268kg))が得られるように、高強度材料(例えば、高強度ポリマー材料、高強度複合材料又はこれらの組合せで構成できる)から作られる。
カムバックル1000は、更に、カム型ロック部材1040を有し、このカム型ロック部材1040は、ストラップ部分1100を所望位置にロックすること、及び、ストラップ部分1100を第1ストラップ支持体1020の周りで移動即ち摺動させるためにストラップ部分1100を解放することにより、安全ハーネスの寸法適合性又はフィット性の調整を行うことができる。ロック部材1040は、ロッド1050が通された通路1042を有し、ロッド1050周りに回転することができる。ロッド1050は、小径の第1端部分1052を有し、第1端部分1052は、ベース1010の第1横部材1070の通路即ち座部1072に通され、ベアリング1056によって座部1072内の所定位置に保持される。ロッド1050は、その反対側の端部に小径の第2端部分1054を有し、第2端部分1054は、ベース1010の第2横部材1080の通路即ち座部1062に通され、ベアリング1058によって所定位置に保持される。ロック部材1040をロック位置、即ち、ストラップ部分1100が第1ストラップ支持部材1020に対して移動即ち摺動することを防止する位置に押圧するのに、押圧要素が使用される。図8A〜図8Gの実施形態では、押圧要素は、通路1042内に配置されるスプリング1060である。ロッド1050の第2端部分1054は、スプリング1060の中を通り、スプリング1060は、第2端部分1054の周囲にきつく巻かれ、ロック部材1040を、例えば図8に示すようにロック位置に向かって押圧する。
ロック部材を、図8Fに示すように解放位置に配置するには、使用者は、ロック部材1040のレバーアーム1044に下向き(図8F及び図8Gに示す方向)の力を加え、ロック部材1040をロッド1050周りに時計回り方向(同じく、図8F及び図8Gに示す方向)に回転させる。ロック部材1040を、図8Fに示す方向に回転させると、レバーアーム1044と反対側に位置するロック部材1040の端部の当接面1046を、ストラップ部分1100との接触から離脱するように回転させ、これにより、ストラップ1100が解放され、それを調整できるようになる。いったんストラップ部分1100が所望位置即ち寸法適合性又はフィット性を満たす位置に調整されたならば、レバーアーム1044から力を除去する。これにより、ロック部材1040がロッド1050周りに反時計回り方向に回転し(図8F及び図8Gに示す方向)、その結果、当接面1046が、ストラップ部分1100と接触する押圧位置に回転される。ストラップ部分1100は、ロック部材1040の当接面1046と、第1ストラップ支持体1020の当接上面1022との間の所定位置に保持、即ち、ロックされる。例えば、図8F及び図8Gに示すように、当接面1046及び/又は当接上面1022は、ストラップ部分1100をロック位置に保持することを補助するため、ローレット又は隆起を設けられるのがよい。
ロック部材1040を解放位置に配置するのに、2重動作を要するように構成されるのがよい。例えば、図8F及び図8Gに示すように、移動可能な作動部材又は当接部材1080が、レバーアーム1044と作動的に連結するように配置され、レバーアーム1044が解放位置に移動することを、当接部材1080が解放位置(図8F)に移動するまで防止する。カムバックル1000は、その一部又は全体がポリマー材料で製造される。1つの実施形態では、ベース1010はポリマー材料で製造され、ロック部材はアルミニウムで製造される。
米国その他の国の現行法では、多くのラベルを安全ハーネスに取付けることが要求されている。現在入手できる安全ハーネスでは、一般に、ラベルパックがハーネスに縫い込まれている。このようなラベルパックが、しばしば、剥れたり、損傷を受けたり、又はなくなったりする。図9A〜図9Cには本発明のコネクタ1300が示されており、コネクタ1300は、ラベルパック1400及び/又は他のアイテムを安全ハーネス100又は他の安全ハーネスに取付けるのに使用できる。コネクタ1300は、例えば、弾性ポリマー材料で作られたベース1310を有している。ベース1310は、それを安全ハーネス100に着脱可能又は着脱不可能に取付けるアタッチメント機構を有している。例えば、図9A〜図9Cに示す実施形態では、ベース1310は、2つのスロット1320a、1320bを有し、スロット1320a、1320bにハーネスストラップ即ちウエブを通して、ベース1310を安全ハーネス100又は他のハーネスに取付けることができる。当業者には明らかであろうが、他の形式のアタッチメント(着脱可能又は着脱不可能)を使用してもよい。例えば、図2A、図9A及び図9Bに示すように、スロット1320a、1320bに安全ハーネス100の肩ストラップ120を通してもよい。図9A及び図9Bに示すように、両スロット1320a、1320b間の肩ストラップ120の領域において、胸ストラップ140を肩ストラップ120の周りに巻いてもよい。
ベース1310は、ラベルパックシステム1400及び/又は他のアイテムを取付けるためのアタッチメント機構を更に有している。図9A〜図9Cの実施形態では、このアイテムアタッチメント機構は、下スロット1310(図9B参照)及び上スロット1340を有している。1つのアイテム又はその一部は、例えば、一方又は両方のスロット1330、1340とのスナップ式の嵌合によって、ベース1310に取付けられる。当業者には明らかなように、他の多くの形式のアタッチメントを使用してもよい。図9A〜図9Cの実施形態では、ラベルパックシステム1400は、種々のラベル1410及びリッド即ち蓋1420を有している。蓋1420は、例えば、当業界で知られているように、スナップ式の嵌合により下スロット1330を介してベース1310に対して永久的に又は着脱可能に取付けられる。変形例として、蓋1420は、ベース1310と一体に形成されてもよいし、ベース1310に永久的又は着脱可能に取付けられてもよい。蓋1420にヒンジ(例えば当業界で知られているリビングヒンジ)1430を設け、蓋1420が、ヒンジ1430周りに開位置(図9A)及び閉位置(図9B)に回転するように構成されてもよい。蓋1420は、更に、上スロット1340と協働して蓋1420を閉位置に保持する解放可能なロック機構即ち閉機構を有しているのがよい。使用者が閉機構1440に力を加えることにより、閉機構1440を解放することができる。閉機構1440は、例えば、蓋1420から延びるレバーアームを有し、このレバーアームの一端に形成された当接フランジ1442が上スロット1340の内面に当接するように構成されてもよい。例えば、図9bで見て下方に力を加えることにより、当接フランジ1442を、スロット1340の縁におけるベース1310との接触から離脱させ、蓋1420を開くことができる。
ラベル1410は、例えば、縫合又は接着剤によって、ベース1310に永久的に取付けられるのがよい。変形例として、ラベル1410は、蓋1420に取付けられてもよい。ベース1310及び蓋1420は、協働して、ラベル1410を保護し且つラベルの剥れ、離脱又は損傷を防止する。
コネクタ1300は、例えば、携帯電話ホルダ1500(図2A)等の他のアイテムをハーネス100及び他のハーネスに取付けるのに使用されてもよい。携帯電話ホルダ1500は、例えばスロット1330、1340を用いて又は他の方法で、ベース1310に取付けられる。コネクタ1300は、中でも、例えば、落下を検出するためのグローバル位置検出システム装置、トランスポンダ、種々の通信機器及び/又はセンサを含む多くの他のデバイスを取付けることができるが、これらに限定されるものではない。
図9A〜図9Cの実施形態では、コネクタ1300は、更に、ランヤード取付けリング1360を有し、ランヤード取付けリング1360は、落下保護の目的でランヤード又は引き綱(図示せず)を使用しないときに、安全ハーネス100の着用者がランヤードを取付けるのに使用される。これに関し、ランヤードを落下保護の目的で使用するとき、ランヤードの第1端部は、D字形リング150に取付けられ、その第2端部は、アンカー箇所、即ち、固定箇所に取付けられる。しかしながら、ランヤードを落下保護の目的で使用しないとき(例えば、着用者が地上又は他の表面上を歩き回るとき)、ランヤード取付けリング1360は、着用者がランヤードを後に引きずらないようにするため、ランヤードの第2端部を取付けるのに使用される。
図10A及び図10Bには、例えば胸ストラップ140の端部142等のハーネスストラップ端部の摩滅を防止すべく作動するハーネスストラップ端部材1600の1つの実施形態が示されている。1つの実施形態では、端部材1600は、キャップ即ちハウジング1610と、クリップ1650とを有している。クリップ1650は、第1レバーアーム、即ち、上レバーアーム1660と、第2レバーアーム、即ち、下レバーアーム1670と、中間ヒンジ領域1680とを有し、ワニ口クリップの形態をなしている。クリップ1650は、例えば、弾性ポリマー材料の一体ピース又は弾性金属(例えば、ばね鋼)の一体ピースで製造される。各レバーアーム1660、1570は、ヒンジ領域1680と反対側の端部に把持用の歯を有している。
先ず、ストラップの端部142を、例えば、ヒンジ領域1680に当接するようにクリップ1650内に配置する。次に、ストラップ端部142を内部に収めたクリップ1650を、ハウジング1610内の中空部、即ち、座部分1624に通じる開口1620内に押し込む。開口1620及び座部1624は、両レバーアーム1660、1670が互いに近づくようにそれらを押付ける寸法を有し、それにより、ストラップ端部142がレバーアーム1660、1670の歯付き端部により確実に把持される。
第1レバーアーム1660及び第2レバーアーム1670の少なくとも一方は、例えば、クリップ1650をハウジング1610に連結した状態に保持する保持機構を有する。図10A及び図10Bの実施形態では、第1レバーアーム1660は、隆起した弾性即ち可撓性タブの形態をなす当接部材1662、1664を有している。両タブ1662、1664は上方(図10Aで見て上方)に付勢されているが、クリップ1650が座部1624内に押し込まれると下方に押される。ハウジング1610は、スロット1612、1614を有し、タブ1662、1664が弾性的に開いて、スロット1612、1614の中に入る。両タブ1662、1664が上方に弾性的に開いて、ひとたび両スロット1612、1614内に入ると、タブ1662、1664がスロット1612、1614と協働して、クリップ1650及びストラップ端部142がハウジング1610との係合から外れることを防止する。座部1624は、タブ1662、1664とスロット1612、1614とが作動連結するように容易に位置決めするための後方当接部材即ち壁を有している。図10A及び図10Bの実施形態では、スロット1612、1614はハウジング1610の壁を完全に貫通しているが、部分的な窪みが設けられてもよい。
ハウジング1610は、更に、端部材1600をストラップに連結された状態に保持するようにストラップ上又はストラップの周囲で摺動できる保持アーム1630を有するのがよい(例えば図2A参照)。例えば、保持アーム1630は、弾性材料等で形成され、ストラップにグリップ力即ち押圧力が加えられる適当な寸法を有する隙間を保持アーム1630とハウジング1610の表面との間に有する。
図10A及び図10Bの実施形態では、ハウジング1610及びクリップ1650が連結可能な別体要素として示されている。しかしながら、ハウジング1610及びクリップ1650は、例えば一体成形により一体化されてもよい。更に、ハウジング1650等の端部材即ち端ハウジングが、クリップ1650のようなクリップを用いない態様でストラップ端部142に取付けられる。例えば、このようなハウジングは、図10Cに示す縫合セクション1650aを介してストラップ端部142に結合されてもよいし、リベット止め及び/又は接着されてもよい。同様に、端ハウジングは、当業界で知られている一体成形技術を用いて、ストラップ端部142のようなストラップ端部上に一体成形されてもよい。
図11には、ハーネス100及び他の安全ハーネスに使用するハーネスウエブ又はストラップの1つの実施形態が示されている。ストラップ1800は、例えば、本件出願人の所有し且つ本願に援用する米国特許第6,739,427号に開示されているように、可撓性高強度材料から作られるほぼ管状の外側シェル1804と、可撓性内側部材1806とで構成される。図11の実施形態では、外側シェル1804は、第1表面、即ち、内面1810(即ち、ハーネスが着用されたときに着用者の身体に隣接する表面)を有し、第1表面1810は、第2表面、即ち、外面1820と大きく異なっている(例えば、視覚的に及び/又は触覚的に異なっている)。内面1810及び外面1820は、例えば、色、模様及び/又は凹凸を異ならせることができる。内面1810は、使用者の快適性を高めるため、例えば、外面1820とは異なる色をもつ軟らかい材料で織られるのがよい。外面1820は、例えば溶接作業時に受けるような悪環境においてもハーネスの摩耗寿命を増大させるため、外面1820を内面1810より硬質及び/又は耐久性をもつように構成されるのがよい。これに加えて又はこれとは別に、ハーネスストラップの内面と外面とに目立つ差異を付与すべく、製造されたハーネスストラップの少なくとも一方の表面に、材料、染料又はその他の要素を付加してもよい。
互いに目立つように異なる内面及び外面を備えたストラップ部分を有するハーネスを形成することにより、ハーネスの着用を容易にできる。これに関し、現在入手できるハーネスでは、使用者がハーネスの内面と外面とを区別するのが非常に困難であり、従って、ハーネスの着用を非常に困難にする。1つ又は2つ以上ストラップの全長(例えば、後ストラップ122及び前ストラップ124を含む肩ストラップ120及び後ストラップ132及び前ストラップ134を含む肩ストラップ130の全長)の内面及び外面は、前述のように区別できる。ストラップの長さの大部分(例えば、少なくとも50%)に亘る内面及び外面は、着用を容易にするため目立つように異ならせることが好ましい。1つの実施形態では、安全ハーネス100の各肩ストラップ120、130及び各脚ストラップ180、190の全長は、目立って異なる内面及び外面を備えたストラップで形成される。
図11の実施形態では、内側部材、即ち、内側材料1806は、例えば、摩耗インジケータとして機能するように、内面1810及び外面1820の各々とは異なった視認性の高い色をもつ材料1840で包囲されるのがよい。これに関し、内面1810又は外面1820の一方が摩耗し更には裂けるようなことがあると、摩耗インジケータ材料1840が見えるようになり、ハーネスの寿命が尽きたことを知ることができる。
内面1810及び外面1820は、例えば、別々に形成され/織られて、ストラップ180の外側シェル1804の側面で一体に縫合されてもよい。変形例として、内面1810及び外面1820は、織り技術分野で知られている方法を用いて一体に織られてもよい。図11の実施形態では、ストラップ1800は、互いに間隔を隔てた縫合部分1830を有し、縫合部分1830は、キルティング効果を発揮し、且つ外側シェル1804内で内側部材1806が移動すること及び固まりになることを防止するように機能する。互いに間隔を隔てた縫合部分1830は、空気流に対するポケットを形成する効果も有している。
上記説明及び添付図面は、現時点での本発明の好ましい実施形態を示すものである。当業者ならば、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書の教示から種々の変更及び別の設計を行うことは明白であろう。本発明の範囲は、本明細書の説明により定められるのではなく、特許請求の範囲の記載により定められるものである。特許請求の範囲の意味及び均等の範囲内に含まれるあらゆる変更は、本発明の範囲内に包含されるものである。
100 安全ハーネス
126, 132 カムバックル
1000 カムバックル
1100 ストラップ部分
1010 ベース
1020、1030 ストラップ支持体
1040 ロック部材
1044 レバーアーム
1046 当接面
1080 作動機構(当接部材)
1200 ストラップ部分

Claims (6)

  1. 人が着用する安全ハーネスであって、
    少なくとも1つのストラップ部分を有し、このストラップ部分は、その寸法適合性を調整するために前記ストラップ部分に作動的に連結されたカムバックルを有する、安全ハーネス。
  2. カムバックルは、ベースと、このベースに移動可能に且つ作動的に連結されたロック部材と、を有し、ロック部材は、前記ストラップと接触したりそれから離れたりするように移動可能な当接面を有する、請求項1に記載の安全ハーネス。
  3. ロック部材は、ベースに回転可能に取付けられ、前記当接面は、前記ストラップに押圧される、請求項2に記載の安全ハーネス。
  4. ベースは、ストラップ支持体を有し、前記ストラップは、ストラップ支持体の上を通り、ロック部材の当接面は、前記ストラップの一部分の上の前記ストラップの第1表面に押圧され、前記ストラップの第1表面の反対側の第2表面は、ストラップ支持部材に接触する、請求項3に記載の安全ハーネス。
  5. ロック部材は、レバーアームを有し、ロック部材の当接面が前記ストラップから離れる解放位置にロック部材を移動させる力がレバーアームに付与される、請求項4に記載の安全ハーネス。
  6. カムバックルは、ロック部材を前記解放位置に移動させるために作動させなければならない作動機構を有する、請求項5に記載の安全ハーネス。
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