JP4980871B2 - ベルト連結具及びこれを利用したハーネス型安全帯 - Google Patents

ベルト連結具及びこれを利用したハーネス型安全帯 Download PDF

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Description

本発明は、第1ベルト体と第2ベルト体の間を連結するベルト連結具、及び、これを利用したハーネス型安全帯に関する。
ハーネス型安全帯、リュックサック、パラシュート、ベルト等では、第1ベルト体と第2ベルト体の間を連結することによってベルト構造体が構成されるのが一般的である。かかる構成のハーネス型安全帯としては、特許文献1に開示されたものがある。
このハーネス型安全帯100は、図12に示すように、作業者の上半身に掛けられる上半身拘束ベルト部110と、作業者の下半身に掛けられる下半身拘束ベルト部120とを有する。
上半身拘束ベルト部110は、背部で互いに交差された左右一対の肩掛けベルト111と、左右一対の肩掛けベルト111間を胸部位置で連結する胸ベルト112とから構成されている。
下半身拘束ベルト部120は、左右一対の股掛けベルト121と、左右一対の股掛けベルト121間を臀部位置で連結する尻当てベルト122とから構成されている。左右一対の肩掛けベルト111と左右一対の股掛けベルト121と尻当てベルト122によって囲まれる背部のスペースには、網目状の背当て部130が設けられている。
左右の各肩掛けベルト111の下端と左右の各股掛けベルト121の上端は、ベルト連結部140を介して連結されている。ベルト連結部140は、各肩掛けベルト111と各股掛けベルト121の双方の交差位置で互いのベルトを縫い付けることによって構成されている。
この従来例のハーネス型安全帯100では、図13に示すように、作業者の上半身と下半身を共に拘束するため、落下時の衝撃を上半身と下半身に分散することができ、落下時の衝撃を有効に軽減することができる。
特開2004−321562号公報
しかしながら、前記した従来のベルト連結部140では、作業者の上半身と下半身を一体的に拘束するため、第1ベルト体と第2ベルト体の間の拘束性が強すぎ、運動自由度が低いという問題があった。前記従来例のようにハーネス型安全帯100に適用された場合には、作業者が体を伸ばしたり、体を横曲げしたり、体を前屈したり、体を後屈したりする際に、非常な束縛感があり、運動性が悪い。
ここで、ベルト連結部を図14に示すベルト連結具150とすることが考えられる。ベルト連結具150は、肩掛けベルト111の下端に固定された上半身側連結部材151と、股掛けベルト121の上端に固定された下半身側連結部材152と、上半身側連結部材151と下半身側連結部材152を回転自在に支持する連結ロッド153とから構成されている。このベルト連結具150によれば、作業者が体を前屈したり、後屈したりすると、これに追従して上半身側連結部材151と下半身側連結部材152間が回転するため、作業者の前屈運動、後屈運動の運動性を良くすることができる。
しかしながら、前記したベルト連結具150では、上半身側連結部材151と下半身側連結部材152の双方の側周面が交差し、上半身側連結部材151と下半身側連結部材152の回転角度が大きくなるに従って交差角度が小さくなる。具体的には、図15(a)に示すように、回転角度が0度のときには、交差角度が100度であるものが、図15(b)に示すように、回転角度が15度のときには、交差角度が85度になり、図15(c)に示すように、回転角度が30度のときには、交差角度が70度になる。従って、作業者の指等が上半身側連結部材151と下半身側連結部材152の双方の側周面の間に挟される不具合が発生する恐れがある。
そこで、本発明は、運動自由度が高いベルト連結具及びこれを利用したハーネス型安全帯を提供することを目的とする。
また、他の本発明は、運動自由度が高く、しかも、連結箇所で作業者が指等を挟む不具合を極力防止できるベルト連結具及びこれを利用したハーネス型安全帯を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、第1ベルト体と第2ベルト体とを連結するベルト連結具であって、前記第1ベルト体に固定された第1ベルト側連結部材と、前記第2ベルト体に固定された第2ベルト側連結部材とを有し、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が回転自在で、且つ、連結状態を維持しつつ互いに離間する方向及び近接する方向に移動自在に設けられていると共に、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が互いに近接する方向に付勢手段によって付勢されていることを特徴とするベルト連結具である。
請求項2の発明は、請求項1記載のベルト連結具であって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材は、いずれか一方の連結部材に長孔が設けられ、他方の連結部材にロッド支持孔が設けられ、前記長孔及び前記ロッド支持孔に連結ロッドが挿入されることによって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が連結状態を維持しつつ移動自在に設けられていると共に、前記長孔内を移動し、且つ、前記付勢手段の付勢力を受けるロッド規制部材が設けられ、前記ロッド規制部材が前記連結ロッドを押圧することによって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が互いに近接する方向に付勢されていることを特徴とするベルト連結具である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のベルト連結具であって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面が交差する交差角度は、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の間の回転角度が如何なる回転角度でも140度以上となるよう設けられていることを特徴とするベルト連結具である。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のベルト連結具であって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面の先端側は、回転角度が小さい領域では互いに交差せずに、回転角度が大きくなって交差し、この交差する回転位置では、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面の交差箇所よりも内周側に挟持物逃げスペースが構成されることを特徴とするベルト連結具である。
請求項5の発明は、上半身拘束ベルト部と下半身拘束ベルト部とをベルト連結具によって連結するハーネス型安全帯であって、前記ベルト連結具は、前記上半身拘束ベルト部に固定された上半身側連結部材と、前記下半身拘束ベルト部に固定された下半身側連結部材とを有し、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が回転自在で、且つ、連結状態を維持しつつ互いに離間する方向及び近接する方向に移動自在に設けられていると共に、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が互いに近接する方向に付勢手段によって付勢されていることを特徴とするハーネス型安全帯である。
請求項6の発明は、請求項5記載のハーネス型安全帯であって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材は、いずれか一方の連結部材に長孔が設けられ、他方の連結部材にロッド支持孔が設けられ、前記長孔及び前記ロッド支持孔に連結ロッドが挿入されることによって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が連結状態を維持しつつ移動自在に設けられていると共に、前記長孔内を移動し、且つ、前記付勢手段の付勢力を受けるロッド規制部材が設けられ、前記ロッド規制部材が前記連結ロッドを押圧することによって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が互いに近接する方向に付勢されていることを特徴とするハーネス型安全帯である。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6に記載のハーネス型安全帯であって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面が交差する交差角度は、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の間の回転角度が如何なる回転角度でも140度以上となるよう設けられていることを特徴とするハーネス型安全帯である。
請求項8の発明は、請求項5又は請求項6に記載のハーネス型安全帯であって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面の先端側は、回転角度が小さい領域では互いに交差せずに、回転角度が大きくなって交差し、この交差する回転位置では、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面の交差箇所よりも内周側に挟持物逃げスペースが構成されることを特徴とするハーネス型安全帯である。
請求項1の発明によれば、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材が付勢手段の付勢力によって互いに近接する位置、つまり、ベルト連結具が収縮状態にあり、第1ベルト体と第2ベルト体の間が適正な拘束力を持って拘束される。第1ベルト体と第2ベルト体との間を互いに引き離す方向の外力がベルト連結具に作用する。すると、ベルト連結具の第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材が付勢手段の付勢力に抗して互いに離間する方向に移動し、ベルト連結具が伸長状態となる。また、第1ベルト体と第2ベルト体の間の角度を変えるような方向の外力が作用するとベルト連結具の第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材間が回転する。以上より、運動自由度が高いベルト連結具を提供できる。
請求項2の発明によれば、ベルト連結具は、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材とこれらを連結する連結ロッドの他に、ロッド規制部材と付勢手段を付加するだけで良いため、シンプルな構成にできる。シンプルな構成によって、低コスト、軽量化等を極力図ることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材間の回転に際して双方の側周面の交差角度が140度未満にならないため、ユーザの指等が第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材の双方の側周面の間に挟されることがない。従って、ベルト連結具の箇所でユーザが指等を挟むことがない。
請求項4の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材間の回転に際して双方の側周面の先端側が交差しても、その交差箇所より内周側に挟持物逃げスペースが構成される。従って、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材の双方の側周面の先端側間に、ユーザが指等を挟まれそうになると、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材の双方の側周面の外側スペースのみならず内周側の挟持物逃げスペースにも逃げることができる。従って、第1ベルト側連結部材と第2ベルト側連結部材の双方の側周面の間にユーザが指等を挟むという不具合を極力回避することができる。従って、ベルト連結具の箇所でユーザが指等を挟む不具合を極力回避できる。
請求項5の発明によれば、作業者が例えば通常の立ち姿勢である場合には、上半身側連結部材と下半身側連結部材が付勢手段の付勢力によって互いに近接する位置、つまり、連結部が収縮状態にあり、ハーネス型安全帯が作業者の上半身と下半身を共に適正な拘束力を持って拘束する。作業者が体を伸ばしたり、体を横曲げしたりすると、上半身拘束ベルト部と下半身拘束ベルト部との間を互いに引き離す方向の外力が連結部に作用する。すると、連結部の上半身側連結部材と下半身側連結部材が付勢手段の付勢力に抗して互いに離間する方向に移動し、連結部が伸長状態となる。作業者が例えば通常の立ち姿勢に戻ると、上半身側連結部材と下半身側連結部材が付勢手段の付勢力によって互いに近接する位置、つまり、連結部が収縮状態に戻る。また、作業者が体を前屈したり、後屈したりすると、これに追従して連結部の上半身側連結部材と下半身側連結部材間が回転するため、作業者が前屈運動及び後屈運動をスムーズに行うことができる。以上より、作業者の伸び運動や体横曲げ運動や前屈運動や後屈運動の運動性が良いハーネス型安全帯を提供できる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、ベルト連結具は、上半身側連結部材と下半身側連結部材とこれらを連結する連結ロッドの他に、ロッド規制部材と付勢手段を付加するだけで良いため、シンプルな構成にできる。シンプルな構成によって、低コスト、軽量化等を極力図ることができる。
請求項7の発明によれば、請求項5又は請求項6の発明の効果に加え、上半身側連結部材と下半身側連結部材間の回転に際して双方の側周面の交差角度が140度未満にならないため、作業者の指等が上半身側連結部材と下半身側連結部材の双方の側周面の間に挟まれることがない。
請求項8の発明によれば、請求項5又は請求項6の発明の効果に加え、上半身側連結部材と下半身側連結部材間の回転に際して双方の側周面の先端側が交差しても、その交差箇所より内周側に挟持物逃げスペースが構成される。従って、上半身側連結部材と下半身側連結部材の双方の側周面の先端側間に、作業者が指等を挟まれそうになると、上半身側連結部材と下半身側連結部材の双方の側周面の外側スペースのみならず内周側の挟持物逃げスペースにも逃げることができる。従って、上半身側連結部材と下半身側連結部材の双方の側周面の間に作業者が指等を挟むという不具合を極力回避することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態)
図1〜図5は本発明をベルト構造体であるハーネス型安全帯に適用した実施の形態を示し、図1はハーネス型安全帯の正面図、図2はハーネス型安全帯を作業者が装着した状態を示す斜視図、図3はベルト連結具の一部切欠き斜視図、図4(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、図4(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図、図5(a)は双方の連結部材間の回転角度が0度である場合の正面図、図5(b)は双方の連結部材間の回転角度が15度である場合の正面図、図5(c)は双方の連結部材間の回転角度が30度である場合の正面図、図5(d)は双方の連結部材間の回転角度が45度である場合の正面図、図5(e)は双方の連結部材間の回転角度が60度である場合の正面図、図5(f)は双方の連結部材間の回転角度が75度である場合の正面図である。
図1及び図2に示すように、ベルト構造体であるハーネス型安全帯HSは、作業者の上半身に掛けられる第1ベルト体である上半身拘束ベルト部1と、作業者の下半身に掛けられる第2ベルト体である下半身拘束ベルト部10と、上半身拘束ベルト部1と下半身拘束ベルト部10間を連結する左右一対のベルト連結具20とを有する。
上半身拘束ベルト部1は、ループ状の左右一対の肩掛けベルト2a,2bと、左右一対の肩掛けベルト2a,2b間を胸部位置で連結する胸ベルト3とから構成されている。左右一対の肩掛けベルト2a,2bは、背部でバックル4によって互いに交差されている。この交差箇所にはランヤード(図示せず)に連結するための連結用ベルト5の一端が固定されている。胸ベルト3の一端側は、一方の肩掛けベルト2aに縫い付けによって固定されている。胸ベルト3の他端側には雄コネクタ6が固定されている。他方の肩掛けベルト2bの胸部位置には雌コネクタ7が固定されている。雄コネクタ6と雌コネクタ7を装着することによって胸ベルト3を左右一対の肩掛けベルト2a,2b間に装着できる。
下半身拘束ベルト部10は、ループ状の左右一対の股掛けベルト11a,11bと、左右一対の股掛けベルト11a,11b間を臀部位置で連結する尻当てベルト12とから構成されている。各股掛けベルト11a,11bは、一対の連結掛止部13,14の着脱によってそれぞれ着脱できるようになっている。尻当てベルト12の両端は、縫い付けによって左右一対の股掛けベルト11a,11bにそれぞれ固定されている。左右一対の肩掛けベルト2a,2bと左右一対の股掛けベルト11a,11bと尻当てベルト12によって囲まれる背部のスペースは、網目状の背当て部15によって覆われている。
図3及び図4(a)、(b)に詳しく示すように、各ベルト連結具20は、ループ状の肩掛けベルト2a,2bの下端に固定された第1ベルト側連結部材である上半身側連結部材21と、ループ状の股掛けベルト11a,11bの上端に固定された第2ベルト側連結部材である下半身側連結部材22と、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22間を連結する連結ロッド23とを有する。
上半身側連結部材21は、金属製(例えばアルミ合金)であり、2枚の円板部21a,21bとこれらを上端で連結する連結壁部21cとから構成されている。2枚の円板部21a,21bの間に挿入スリット21dが形成されている。2枚の円板部21a,21bの上端側には、挿入スリット21dを貫通する一対のベルト固定孔21eが設けられている。この一対のベルト固定孔21eを利用して左右の肩掛けベルト2a,2bの下端側が固定されている。2枚の円板部21a,21bの下方側には、挿入スリット21dを貫通する円形のロッド支持孔21fが形成されている。
下半身側連結部材22は、上半身側連結部材21と同様に金属製(例えばアルミ合金)の円板形状であり、その下端側に一対のベルト固定孔22aが設けられている。この一対のベルト固定孔22aを利用して左右の股掛けベルト11a,11bの上端側が固定されている。下半身側連結部材22の上方側は、上半身側連結部材21の挿入スリット21dに挿入されている。下半身側連結部材22の挿入スリット21dに挿入されている箇所には、上下方向に延びる長孔22bが形成されている。この長孔22bの左右の側周面には、一対のガイド溝22cが形成されている。各ガイド溝22cは、長孔22bのほぼ全域に亘って形成されている。
ロッド規制部材24は、長孔22bと一対のガイド溝22cに配置され、一対のガイド溝22cにガイドされることによって長孔22b内を移動する。付勢手段である圧縮コイルバネ25は、ロッド規制部材24より上方の長孔22b内に配置されている。ロッド規制部材24は、圧縮コイルバネ25のバネ力によって連結ロッド23を下方、つまり、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22を互いに近接する収縮方向に付勢している。ロッド規制部材24の連結ロッド23を押圧する面は円弧窪み面24aに形成されている。
連結ロッド23は、上半身側連結部材21のロッド支持孔21fと下半身側連結部材22の長孔22bを貫通し、貫通した先端側にワッシャ(図示せず)を通してナット(図示せず)が螺入されている。つまり、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22は、連結ロッド23によって連結されている。
又、連結ロッド23は、下半身側連結部材22の長孔22b内で圧縮コイルバネ25のバネ力を受けたロッド規制部材24によって押圧されている。従って、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22を互いに離間する方向に外力が作用しない状態では、図4(a)に示すように、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が互いに近接する収縮位置に位置する。そして、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22を互いに離間する方向に外力が作用すると、図4(b)に示すように、圧縮コイルバネ25のバネ力に抗して連結ロッド23がロッド規制部材24と共に長孔22b内を移動し、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が互いに離間する伸長方向に移動する。そして、図4(b)に示すように、ロッド規制部材24が長孔22bの上端面に当接する最大の伸長位置まで移動する。
つまり、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22は、連結状態を維持しつつ、連結ロッド23が長孔22b内を移動できる範囲内で、互いに離間する方向及び近接する方向に移動でき、且つ、圧縮コイルバネ25のバネ力によって互いに近接する方向に付勢されている。
また、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22は、上記した連結ロッド23を中心として回転自在に支持されている。上半身側連結部材21の側周面と下半身側連結部材22の側周面は、正面から見た場合に交差している。この交差角度Aは、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22間の回転角度によって変化するが、回転角度が如何なる角度でも140度以上の角度に設定されている。この実施の形態では、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が共に円板形状とすることによって交差角度Aが最小で140度となっている。
具体的には、図5(a)に示すように、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22間の回転角度が0度のとき交差角度Aが154度、図5(b)に示すように、回転角度が15度のとき交差角度Aが146度、図5(c)に示すように、回転角度が30度のとき交差角度Aが140度である。この交差角度Aが最小である。そして、回転角度が30度を超えると、交差角度Aも徐々に増し、図5(d)に示すように、回転角度が45度のとき交差角度Aが141度、図5(e)に示すように、回転角度が60度のとき交差角度Aが146度、図5(f)に示すように、回転角度が75度のとき交差角度Aが163度となる。
次に、上記したハーネス型安全帯HSの作用を説明する。図2に示すように、作業者が通常の立ち姿勢等である場合には、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が圧縮コイルバネ25のバネ力によって互いに近接する収縮位置に位置する。ハーネス型安全帯HSは、作業者の上半身と下半身を共に適正な拘束力を持って拘束する。
作業者が体を伸ばしたり、体を横曲げしたりすると、上半身拘束ベルト部1と下半身拘束ベルト部10との間を互いに引き離す方向の外力がベルト連結具20に作用する。すると、図4(b)に示すように、ベルト連結具20の上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が圧縮コイルバネ25のバネ力に抗して互いに離間する伸長方向に移動する。
作業者が通常の立ち姿勢等に戻ると、図4(a)に示すように、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が圧縮コイルバネ25のバネ力によって互いに近接する収縮位置に戻る。また、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が連結ロッド23を中心として回転する
以上より、この実施の形態に係るベルト連結具20は、伸縮自在で、且つ、回転自在であるため、運動自由度が高いベルト連結具20を提供できる。そして、このようなベルト連結具20を使用したハーネス型安全帯HSは、作業者の伸び運動や体横曲げ運動や前屈運動や後屈運動の運動性に優れている。
この実施の形態では、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22の双方の側周面が交差する交差角度Aは、如何なる回転角度であっても140度以上である。従って、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22の双方の側周面の間に作業者が指等を挟むという不具合がない。
この実施の形態では、下半身側連結部材22に長孔22bが設けられ、上半身側連結部材21にロッド支持孔21fが設けられ、長孔22bとロッド支持孔21fに連結ロッド23が挿入されることによって、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が連結状態を維持しつつ移動自在に設けられていると共に、長孔22b内を移動し、且つ、圧縮コイルバネ25のバネ力を受けるロッド規制部材24が設けられ、ロッド規制部材24が連結ロッド23を押圧することによって、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22が互いに近接する収縮方向に付勢されている。従って、ベルト連結具20は、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22とこれらを連結する連結ロッド23の他に、ロッド規制部材24と圧縮コイルバネ25を付加するだけで良いため、ベルト連結具20の構成をシンプルにできる。このようにシンプルな構成によって、ベルト連結具20の低コスト、軽量化等を極力図ることができる。
この実施の形態では、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22は、金属製(例えばアルミ合金)によって構成されているが、上記の実施の形態に限定されず、強度的な要求が満たされるなら他の材料であっても良い。使用する材料は、単一の材料であっても、複数の材料でも良い。例えば、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22の外周面の全体又は一部を樹脂で被覆するよう構成すれば、ベルトの摩耗を防ぐこともできる。又、付勢手段は、圧縮コイルバネ25によって構成されているため、付勢力の調整を圧縮コイルバネ25の交換によって容易にできる。付勢手段は、圧縮コイルバネ25以外のバネであっても、又、バネ以外のもので構成しても良い。また、連結ロッド25はビス、かしめ、溶接等のワッシャを通してナットが螺入される以外の構成で連結されても良い。
この実施の形態では、上半身側連結部材21と下半身側連結部材22は、75度以上回転できるため、作業者の前屈運動や後屈運動の更なる向上が図られる。
(ベルト連結具の第1変形例)
図6(a)、(b)はベルト連結具の第1変形例を示し、図6(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、図6(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図である。
図6(a)、(b)に示すように、この第1変形例に係るベルト連結具20Aは、前記第1の実施の形態のものと比較するに、第1ベルト側連結部材である上半身側連結部材21Aと第2ベルト側連結部材である下半身側連結部材22Aの形状が異なる。
つまり、上半身側連結部材21Aは、基本的には円板形状であるが、その下端側がほぼ楕円形の輪郭線に沿ってカットされた形状に形成されている。下半身側連結部材22Aも、基本的には円板形状で、その上端側がほぼ楕円形の輪郭線に沿ってカットされた形状に形成されている。そして、上半身側連結部材21Aと下半身側連結部材22Aの双方の側周面の交差角度Aは、前記第1の実施の形態と同様に、回転角度が如何なる角度であっても140度以上の角度になるよう設定されている。
ベルト連結具20Aの伸縮構造等は、前記実施の形態と同様であるため、説明を省略する。図面の同一構成箇所には同一符号を付してその明確化を図る。
この第1変形例にあっても、前記実施の形態と同様にベルト連結具20Aが伸縮するため、作業者の伸び運動や体横曲げ運動の運動性が良い。上半身側連結部材21Aと下半身側連結部材22Aが連結ロッド23を中心として回転するので、作業者の前屈運動や後屈運動性の運動性が良い。又、上半身側連結部材21Aと下半身側連結部材22Aの双方の側周面の間に作業者が指等を挟むという不具合がない。
(ベルト連結具の第2変形例)
図7(a)、(b)及び図8(a)、(b)はベルト連結具の第2変形例を示し、図7(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、図7(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図、図8(a)は上半身側連結部材の側周面の先端と下半身側連結部材の側周面の先端が正面から見て当接する回転位置まで回転した状態を示し、図8(b)は、図8(a)の回転位置より更に回転した状態を示す図である。
図7(a)、(b)に示すように、この第2変形例に係るベルト連結具30は、前記実施の形態のものと比較するに、第1ベルト側連結部材である上半身側連結部材31と第2ベルト側連結部材である下半身側連結部材32の形状が異なる。上半身側連結部材31及び下半身側連結部材32は、半円板状の傘部31aとこの傘部31aより突出した幹部31bとからそれぞれ形成されている。そして、互いの幹部31bの位置で連結ロッド23によって連結されている。
ベルト連結具30の伸縮構造は、前記実施の形態のものと同一であるため、説明を省略する。図面の同一構成箇所には同一符号を付してその明確化を図る。
上半身側連結部材31の側周面と下半身側連結部材32の側周面は、回転角度が小さい領域では交差せずに、回転角度がある程度大きくなって初めて交差する。図8(a)、(b)に示すように、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の先端側が交差する回転位置、及び、交差を越えて互いの側周面の先端側がオーバーラップする回転位置では、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の交差点よりも内周側に挟持物逃げスペースS1が構成される。
この第2変形例にあっても、前記実施の形態と同様にベルト連結具30が伸縮するため、作業者の伸び運動や体横曲げ運動の運動性が良い。上半身側連結部材31と下半身側連結部材32が連結ロッド23を中心として回転するので、作業者の前屈運動や後屈運動の運動性が良い。
この第2変形例では、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の先端間が交差する回転位置では、双方の側周面の交差箇所よりも内周側に挟持物逃げスペースS1が構成される。従って、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の先端側間に、作業者が指等を挟まれそうになると、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の外側スペースのみならず内周側の挟持物逃げスペースS1にも逃げることができる。従って、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の間に作業者が指等を挟むという不具合を極力回避することができる。
挟持物逃げスペースS1は、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の回転角度が大きくなり過ぎると小さくなるため、作業者の指等を回避するために必要なスペースを確保できる範囲内でのみ双方の連結部材31,32間が回転するように回転規制を行うことが好ましい。
この第2変形例では、ベルト連結具30の上半身側連結部材31と下半身側連結部材32間が回転自在であると共にベルト連結具30が伸縮するので、上半身側連結部材31と下半身側連結部材32の双方の側周面の間に、仮に作業者の指等が挟まっても上半身側連結部材31と下半身側連結部材32が互いに離間する方向に変移するため、この変移によって作業者が挟まった指等を引き抜くことが可能であり、又、仮に挟まっても強い力で挟まれることがない等の利点がある。
(ベルト連結具の第3変形例)
図9(a)、(b)及び図10(a)、(b)はベルト連結具の第3変形例を示し、図9(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、図9(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図、図10(a)は上半身側連結部材の側周面の先端と下半身側連結部材の側周面の先端が正面から見て当接する回転位置まで回転した状態を示し、図10(b)は、図10(a)の回転位置より更に回転した状態を示す図である。
図9(a)、(b)に示すように、この第3変形例に係るベルト連結具40は、前記実施の形態のものと比較するに、第1ベルト側連結部材である上半身側連結部材41と第2ベルト側連結部材である下半身側連結部材42の形状が異なる。上半身側連結部材41及び下半身側連結部材42は、基本的には第2変形例のものと近似し、三日月状の傘部41a,42aとこの傘部41a,42aより突出した幹部41b,42bとからそれぞれ形成されている。
ベルト連結具40の伸縮構造は、前記実施の形態のものと同一であるため、説明を省略する。図面の同一構成箇所には同一符号を付してその明確化を図る。
この第3変形例においても、上半身側連結部材41の側周面と下半身側連結部材42の側周面は、回転角度が小さい領域では交差せずに、回転角度がある程度大きくなって初めて交差する。図10(a)、(b)に示すように、上半身側連結部材41と下半身側連結部材42の双方の側周面の先端側が交差する回転位置では、上半身側連結部材41と下半身側連結部材42の交差点よりも内周側に挟持物逃げスペースS2が構成されている。
この第3変形例にあっても、前記実施の形態と同様にベルト連結具40が伸縮するので、作業者の伸び運動や体横曲げ運動の運動性が良い。上半身側連結部材41と下半身側連結部材42が連結ロッド23を中心として回転するので、作業者の前屈運動や後屈運動の運動性が良い。又、第2変形例と同様の理由によって、上半身側連結部材41と下半身側連結部材42の双方の側周面の間に作業者が指等を挟むことを極力回避することができる。
又、この第3変形例では、第2変形例と比較して、挟持物逃げスペースS2が大きいために、上半身側連結部材41と下半身側連結部材42の回転許容範囲を大きく取ることができる。
(その他)
前記実施の形態等では、上半身側連結部材21にロッド支持孔21fを設け、下半身側連結部材22に長孔22bを設けたが、この逆に、上半身側連結部材21に長孔22bを、下半身側連結部材22にロッド支持孔21fを設けても良い。
前記実施の形態及び第1変形例では、上半身側連結部材21,21Aと下半身側連結部材22,22Aを円板形状やほぼ円板形状とすることによって双方の側周面の交差角度Aを140度以上にしたが、双方の側周面の交差角度Aが140度以上に構成できれば、上半身側連結部材21,21Aと下半身側連結部材22,22Aの形状は問わない。又、上半身側連結部材21,21Aと下半身側連結部材22,22Aの形状は、同じでなくても良い。例えば、第1の実施の形態に係る一方の連結部材と第1変形例に係る一方の連結部材を組み合わせても良い。
第2変形例及び第3変形例では、上半身側連結部材31,41と下半身側連結部材32,42をほぼキノコ形状とすることによって挟持物逃げスペースS1,S2を構成したが、上半身側連結部材31,41と下半身側連結部材32,42の双方の間に挟持物逃げスペースS1,S2を構成できる形状であれば良い。具体的には、図11に示すように、連結部材の形状を、第2及び第3変形例のような傘部31aと幹部31bからなる形状とする場合には、幹部31bの垂直線Bに対して傘部31aの内周面50,51がなす角度が0度(第2変形例の場合)より大きければ良く、その角度が第3変形例のように大きくすればするほど挟持物逃げスペースを大きくでき、安全性が増す。
前記実施の形態等では、本発明をベルト構造体であるハーネス型安全帯HSのベルト連結具20,20A,30,40に適用した場合を示したが、ベルト構造体であるリュックサックやパラシュート等のベルト間の連結に適用することもできる。
本発明の実施の形態を示し、ハーネス型安全帯の正面図である。 本発明の実施の形態を示し、ハーネス型安全帯を作業者が装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示し、ベルト連結具の一部切欠き斜視図である。 本発明の実施の形態を示し、(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図である。 本発明の実施の形態を示し、(a)は双方の連結部材間の回転角度が0度である場合の正面図、(b)は双方の連結部材間の回転角度が15度である場合の正面図、(c)は双方の連結部材間の回転角度が30度である場合の正面図、(d)は双方の連結部材間の回転角度が45度である場合の正面図、(e)は双方の連結部材間の回転角度が60度である場合の正面図、(f)は双方の連結部材間の回転角度が75度である場合の正面図である。 連結部の第1変形例を示し、(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図である。 ベルト連結具の第2変形例を示し、(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図である。 ベルト連結具の第2変形例を示し、(a)は上半身側連結部材の側周面の先端と下半身側連結部材の側周面の先端が正面から見て当接する回転位置まで回転した状態を示し、(b)は、図8(a)の回転位置より更に回転した状態を示す図である。 ベルト連結具の第3変形例を示し、(a)はベルト連結具の収縮状態の正面図、(b)はベルト連結具の伸長状態の正面図である。 ベルト連結具の第3変形例を示し、(a)は上半身側連結部材の側周面の先端と下半身側連結部材の側周面の先端が正面から見て当接する回転位置まで回転した状態を示し、(b)は、図10(a)の回転位置より更に回転した状態を示す図である。 双方の連結部材によって適正な挟持物逃げスペースを構成する要件を説明する図である。 従来例のハーネス型安全帯の正面図である。 従来例のハーネス型安全帯を作業者が装着した状態を示す斜視図である。 対比例のベルト連結部の正面図である。 対比例のベルト連結具を示し、(a)は双方の連結部材間の回転角度が0度である場合の正面図、(b)は双方の連結部材間の回転角度が15度である場合の正面図、(c)は双方の連結部材間の回転角度が30度である場合の正面図である。
符号の説明
HS ハーネス型安全帯(ベルト構造体)
1 上半身拘束ベルト部(第1ベルト体)
10 下半身拘束ベルト部(第2ベルト体)
20,20A,30,40 ベルト連結具
21,21a,31,41 上半身側連結部材(第1ベルト側連結部材)
21f ロッド支持孔
22,21b、32,42 下半身側連結部材(第2ベルト側連結部材)
22b 長孔
23 連結ロッド
24 ロッド規制部材
25 圧縮コイルバネ(付勢手段)
S1,S2 挟持物逃げスペース

Claims (8)

  1. 第1ベルト体と第2ベルト体とを連結するベルト連結具であって、
    前記第1ベルト体に固定された第1ベルト側連結部材と、前記第2ベルト体に固定された第2ベルト側連結部材とを有し、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が回転自在で、且つ、連結状態を維持しつつ互いに離間する方向及び近接する方向に移動自在に設けられていると共に、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が互いに近接する方向に付勢手段によって付勢されていることを特徴とするベルト連結具。
  2. 請求項1記載のベルト連結具であって、
    前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材は、いずれか一方の連結部材に長孔が設けられ、他方の連結部材にロッド支持孔が設けられ、前記長孔及び前記ロッド支持孔に連結ロッドが挿入されることによって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が連結状態を維持しつつ移動自在に設けられていると共に、
    前記長孔内を移動し、且つ、前記付勢手段の付勢力を受けるロッド規制部材が設けられ、前記ロッド規制部材が前記連結ロッドを押圧することによって、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材が互いに近接する方向に付勢されていることを特徴とするベルト連結具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のベルト連結具であって、
    前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面が交差する交差角度は、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の間の回転角度が如何なる回転角度でも140度以上となるよう設けられていることを特徴とするベルト連結具。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のベルト連結具であって、
    前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面の先端側は、回転角度が小さい領域では互いに交差せずに、回転角度が大きくなって交差し、この交差する回転位置では、前記第1ベルト側連結部材と前記第2ベルト側連結部材の双方の側周面の交差箇所よりも内周側に挟持物逃げスペースが構成されることを特徴とするベルト連結具。
  5. 作業者の上半身に掛けられる上半身拘束ベルト部と作業者の下半身に掛けられる下半身拘束ベルト部とをベルト連結具によって連結されるハーネス型安全帯であって、
    前記ベルト連結具は、前記上半身拘束ベルト部に固定された上半身側連結部材と、前記下半身拘束ベルト部に固定された下半身側連結部材とを有し、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が回転自在で、且つ、連結状態を維持しつつ互いに離間する方向及び近接する方向に移動自在に設けられていると共に、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が互いに近接する方向に付勢手段によって付勢されていることを特徴とするハーネス型安全帯。
  6. 請求項5記載のハーネス型安全帯であって、
    前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材は、いずれか一方の連結部材に長孔が設けられ、他方の連結部材にロッド支持孔が設けられ、前記長孔及び前記ロッド支持孔に連結ロッドが挿入されることによって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が連結状態を維持しつつ移動自在に設けられていると共に、
    前記長孔内を移動し、且つ、前記付勢手段の付勢力を受けるロッド規制部材が設けられ、前記ロッド規制部材が前記連結ロッドを押圧することによって、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材が互いに近接する方向に付勢されていることを特徴とするハーネス型安全帯。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のハーネス型安全帯であって、
    前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面が交差する交差角度は、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の間の回転角度が如何なる回転角度でも140度以上となるよう設けられていることを特徴とするハーネス型安全帯。
  8. 請求項5又は請求項6に記載のハーネス型安全帯であって、
    前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面の先端側は、回転角度が小さい領域では互いに交差せずに、回転角度が大きくなって交差し、この交差する回転位置では、前記上半身側連結部材と前記下半身側連結部材の双方の側周面の交差箇所よりも内周側に挟持物逃げスペースが構成されることを特徴とするハーネス型安全帯。
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