JP2011113332A - ロッカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッカー装置から離れた所にいる利用希望者に対して、空きロッカー数をリアルタイムに報知し、且つ導入時の負担を抑制するロッカー装置を提供する。
【解決手段】ロッカー装置は、扉をそれぞれ有する複数のロッカーボックス28a〜28yと、扉をそれぞれ施錠する複数の錠装置と、錠装置の施錠動作及び解錠動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数する空き数計数部と、空き数計数部により計数された、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部3とを備える。空き数表示部3は、複数のロッカーボックス28a〜28yの上部に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のロッカーボックスを備えるロッカー装置に関する。
例えば、駅のコインロッカーにおいて、空いているロッカーボックスを探す場合、通常は利用者がコインロッカーの前付近まで行って、空きロッカーボックスの有無を確認している。そのコインロッカーが機械式の鍵を使用しないタイプのロッカー装置である場合、扉ランプの点灯/消灯などによって、空きロッカーボックスの有無を確認することができる。一方、機械式の鍵を使用するタイプのロッカー装置である場合、鍵の有/無によって、空きロッカーボックスの有無を確認することができる。いずれにしても、利用者はコインロッカーの前付近まで行かなければ、空きロッカーボックスの有無を確認することはできない。
利用者がロッカー装置の前付近まで行って、総てのロッカーボックスが使用中であって、空きロッカーボックスがない場合、また空いていてもロッカーボックスのサイズが荷物の大きさと合わない場合、当然その利用者はそのロッカー装置に荷物を預け入れることはできず、他のロッカー装置を探す必要があり、利便性が悪い。
そこで、利用者がロッカー装置の前付近まで行かなくてもロッカー装置から離れたところから空きロッカーボックスの有無を確認するための様々な技術が従来から知られている。
例えば、特許文献1では、空きロッカーボックスの数を算出し、この空き数情報をロッカー装置から離れたロッカー案内板へ送信して表示している。
また、特許文献2では、複数のロッカー装置が散在している駅構内などにおいて、その構内の主要な出入り口や各ロッカー装置に、他のロッカー装置の設置場所とそれらの利用状況(満杯/空き有)を表示する案内マップ表示盤を設置し、複数のロッカー装置の相互間で必要な情報を伝送するための情報伝送器を設けている。これにより、散在する複数のロッカー装置の空き情報を利用者に知らせてサービスの向上を図り、利用率すなわち収益を向上できるとされている。
更に、特許文献3では、各ロッカーボックスの利用状態を検出して、この情報を無線にて送受信して、各ロッカーボックスの利用状態を表示する。複数のロッカー装置の利用状態を一目でわかるようしている。
特開昭62−26597号公報 実開平2−35281号公報 特開平4−29195号公報
上記したいずれの先行技術においても、ロッカー装置とその利用状況を表示する表示手段とが離れて設置されているため、両者の間で利用情報を随時送受信するための情報伝送器が必須となる。更に、有線通信の場合、両者を接続するケーブルの設置も必要となる。したがって、ロッカー装置の導入にあたり、ロッカー装置の通信ネットワークを構築するための多額の費用や配線工事などの負担が増してしまう。
また、ロッカー装置とその利用状況を表示する表示手段とが離れて設置されているため、利用状況を示すデータの送受信にある程度の時間がかかってしまう。したがって、ロッカー装置の実際の利用情報と表示手段に表示されている利用状況との間に、通信時間分のタイムラグが発生してしまう。
本発明は、このような従来の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、ロッカー装置から離れた所にいる利用希望者に対して、空きロッカー数をリアルタイムに報知し、且つ導入時の負担を抑制するロッカー装置を提供することである。
本発明の特徴は、扉をそれぞれ有する複数のロッカーボックスと、扉をそれぞれ施錠する複数の錠装置と、錠装置の施錠動作及び解錠動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数する空き数計数部と、空き数計数部により計数された、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部とを備えるロッカー装置であって、空き数表示部が、複数のロッカーボックスの上部に配置されていることである。
ここで、「錠装置の施錠動作及び解錠動作」には、錠装置の施錠動作及び解錠動作それら自体のみならず、錠装置の施錠動作及び解錠動作が正常であるか否かの判断結果も含まれる。
本発明の特徴によれば、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部が、複数のロッカーボックスの上部に配置されているため、ロッカー装置から離れた所にいる利用希望者に対して、空きロッカーボックスの数を報知することができる。また同時に、複数のロッカーボックスとその利用状況を表示する空き数表示部とが近接している。よって、両者の間で利用状況を送受信するために必要な通信時間も短くなり、空きロッカーボックスの数をリアルタイムで報知することができる。また、両者の間で利用情報を送受信するための情報伝送器や接続ケーブルが不要となる。よって、ロッカー装置の通信ネットワークを構築するための多額の費用や配線工事などの負担も不要となり、初期導入のコスト上昇を抑制することができる。
本発明の特徴において、複数のロッカーボックスは、容量の異なる複数サイズのボックスからなり、空き数計数部は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数し、且つ、空き数表示部は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示してもよい。
従来では、利用者がロッカー装置の前付近まで行って、空いているロッカーボックスを見つけても、ロッカーボックスのサイズが荷物の大きさよりも小さい場合、当然その利用者はそのロッカー装置に荷物を預け入れることはできず、大きなサイズのロッカーボックスが空いている他のロッカー装置を探す必要があった。そこで、複数のロッカーボックスが容量の異なる複数サイズのボックスからなる場合、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数し、且つ、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する。これにより、ロッカー装置から離れた所にいる利用希望者に対して、使用可能である空きロッカーボックスのうち荷物の大きさに合うサイズのロッカーボックスの数を報知することができ、利便性が更に向上する。
本発明の特徴において、使用可能である空きロッカーボックスは扉を解錠した状態で待機し、利用者が扉を開いて、使用可能である空きロッカーボックスの中に荷物を預け入れ、当該扉を閉めた場合に、錠装置は扉を仮に施錠し、その後、料金の支払いが完了することにより正式な施錠状態となる。この場合、空き数計数部は、錠装置が扉を仮に施錠する動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算してもよい。これにより、正式な施錠状態となる時よりも早い段階で、利用者の利用意思を確認して、空きロッカーボックスの数を減算することができるので、ロッカー装置から離れた所にいる他の利用希望者に対して、最新の空きロッカーボックスの数を報知することができる。
そして、錠装置が扉を仮に施錠した後、所定時間内に料金の支払いが完了しない場合、錠装置は扉を解錠し、空き数計数部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算してもよい。前述したように、正式な施錠状態となる時よりも前に空きロッカーボックスの数を既に減算している。よって、所定時間内に料金の支払いが完了しない場合、確認した利用者の利用意思が取り消されたものと判断して、扉を解錠し、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する。これにより、ロッカー装置から離れた所にいる他の利用希望者に対して、最新の空きロッカーボックスの数を報知することができる。
空き数計数部は、空きロッカーボックスの錠装置に異常が発生した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算してもよい。空きロッカーボックスの錠装置に異常が発生した場合、錠装置は扉を正しく施錠することができないので、利用者はそのロッカーボックスを使用することができなくなる。よって、このような場合にも、空き数計数部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算することにより、空き数計数部は使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。なお、錠装置に発生する異常には、錠装置の施錠動作や解錠動作の異常の他に、錠装置が備える扉検知装置に発生する異常も含まれる。
そして、空き数計数部は、空きロッカーボックスの錠装置に発生した異常が復帰した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算してもよい。空きロッカーボックスの錠装置に異常が発生した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算している。よって、その後、空きロッカーボックスの錠装置に発生した異常が正常な状態に復帰した場合、そのロッカーボックスを使用することができるようになるので、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する。これにより、空き数計数部は使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。
ロッカー装置は、ロッカーボックスへの荷物の預け入れ及びロッカーボックスからの荷物の取出しに係わらず、強制的に錠装置の施錠動作及び解錠動作を制御可能な管理モードを選択可能であってもよい。管理モードを選択可能にすることにより、管理者は、錠装置の施錠動作及び解錠動作を制御することができる。よって、例えば、預かり期間を超過した荷物を別途保管する場合や、認証の失敗等によって利用者が解錠することができない場合に、管理者は強制的に解錠してロッカーボックスから荷物を取り出すことができる。また、ロッカーボックスの故障などによって特定のロッカーボックスの利用を中止したい場合に、管理者は強制的に施錠することができる。
管理モードにおいて、錠装置が施錠動作を行い、その後、扉が閉められた場合に、空き数計数部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算してもよい。使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。
総ての扉を施錠することにより総てのロッカーボックスの使用を中止する場合、管理モードにおいて、空き数表示部は、使用可能である空きロッカーボックスの数の代わりに、閉鎖中である旨を表示してもよい。例えば警備上の都合により、総ての扉を施錠して一時的に総てのロッカーボックスの使用を中止したい場合がある。このような場合、使用可能である空きロッカーボックスの数として零を表示してしまうと、利用希望者は総てのロッカーボックスが使用中であると誤解してしまうおそれがある。そこで、使用可能である空きロッカーボックスの数の代りに、閉鎖中である旨を表示することにより、ロッカーの使用が中止されていることが明確になり、利便性が更に向上する。
空き数表示部は、磁気反転表示装置を備えていてもよい。磁気反転表示装置とは、超小型の回転表示素子を磁気パルスにより反転させて、表裏、2色を創出して文字または画を表示する装置である。磁石同士の反発と吸引原理により、回転表示面を表示・非表示に切替える。磁気反転表示装置は、表示切替時のみに微量な電気を必要とするが、切替が不要ならばエネルギーは不要であり、省電力化に寄与する。
空き数表示部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、扉が設置されている面に対して平行を成している。扉が設置されている面の法線方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。
或いは、空き数表示部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、扉が設置されている面に対して直角を成していてもよい。扉が設置されている面に平行な方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。例えば、細長い通路に沿ってロッカー装置が設置される場合に、通路の長手方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。
また或いは、空き数表示部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、鉛直方向に平行な軸を中心として回転してもよい。四方に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。すなわち、表示面を固定する場合に比べて、より多くの利用者に対して空きロッカーボックスの数を報知できるので、利便性が向上する。
本発明のロッカー装置によれば、複数のロッカーボックスとその利用状況を表示する空き数表示部とが近接しているので、ロッカー装置から離れた所にいる利用希望者に対して、空きロッカー数をリアルタイムに報知し、且つ導入時の負担を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係わるロッカー装置の構成を示すブロック図である。 図2(a)は、図1のロッカー装置の外観の一例を示す正面図であり、図2(b)は、図2(a)のロッカー装置の側面図である。 図2(a)のロッカー装置1の中央部を拡大して示す正面図である。 図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の一例であって、利用者が荷物をロッカーボックス28a〜28yに預け入れる際の動作例を示すフローチャートである。 図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の他の例であって、利用者が荷物をロッカーボックス28a〜28yから取り出す際の動作例を示すフローチャートである。 図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の他の例であって、一旦発生した施錠動作の異常或いは解錠動作の異常が正常な状態に復帰する場合の動作例を示すフローチャートである。 管理モードにおける制御動作の一例であって、強制的に錠装置の施錠動作を行う場合の動作例を示すフローチャートである。 管理モードにおける制御動作の他の例であって、強制的に錠装置の解錠動作を行う場合の動作例を示すフローチャートである。 強制的に錠装置の解錠動作を行う具体的な一例として、保管期限が超過した荷物を別途保管する際の錠装置の解錠動作例を示すフローチャートである。 図10(a)は変形例に係わるロッカー装置の外観を示す正面図であり、図10(b)はその側面図であり、図10(c)は、磁気反転表示装置(42a、42b、42c)に閉鎖中の文字を表示した状態を示す側面図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係わるロッカー装置1の構成を説明する。ロッカー装置1は、利用者が荷物を預け入れたり、取り出したりすることができる複数のロッカーボックスを備えるロッカー本体2と、ロッカー本体2が備えるロッカーボックスのうち使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部3とからなる。
ロッカー本体2は、扉をそれぞれ有する複数のロッカーボックスと、各ロッカーボックスが有する扉をそれぞれ施錠する複数の錠装置27a〜27yと、利用者とロッカー装置1との間で情報のやり取りを行うためのユーザインターフェース部として機能するタッチパネル付きの液晶表示器22と、利用者が所有するICカードからの電波を受信してICカードに対してデータの読み出し及び書き込みを行うICカードR/W23と、無線電話回線41を介して装置外部との間でデータの送受信を行うデータ通信部24と、紙幣や硬貨などの現金を取り扱う現金取扱機器25と、レシート発行部26と、ロッカー装置1全体を制御するロッカー制御ユニット21とを備える。
ロッカー制御ユニット21は、錠装置27a〜27yの施錠動作及び解錠動作を制御する錠制御部43と、錠装置27a〜27yの施錠動作及び解錠動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数する空き数計数部44としての機能を備える。
具体的に、空き数計数部44は、錠装置27a〜27yの施錠動作及び解錠動作が正常に行われたか否かを判断する。そして、空き数計数部44は、錠装置27a〜27yの施錠動作が正常に行われた場合、及び錠装置27a〜27yの施錠動作に異常が発生した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する。そして、空き数計数部44は、錠装置27a〜27yの解錠動作が正常に行われた場合、及び一旦発生した異常が復帰した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する。
ロッカー制御ユニット21は、これらの各機能を備えるハードウェアとして実現してもよいし、或いは、これらの各機能を備えるコンピュータプログラム(ソフトウェア)をマイコンなどにロードすることによって実現しても構わない。
空き数表示部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する磁気反転表示装置(32a、32b、32c)と、磁気反転表示装置(32a、32b、32c)を制御する空き数表示制御ユニット31とを備える。ここで、「磁気反転表示装置」とは、超小型の回転表示素子を磁気パルスにより反転させて、表裏、2色を創出して文字または画を表示する装置である。磁石同士の反発と吸引原理により、回転表示面を表示・非表示に切替える。磁気反転表示装置(32a、32b、32c)は、表示切替時のみ微量な電気を必要とするが、切替が不要ならばエネルギーは不要であり、省電力化に寄与する。
また、ロッカー制御ユニット21はバッテリー45を搭載している。停電などにより外部からの電源供給が遮断された場合、ロッカー装置1は、バッテリー45から供給される電源により駆動する。ただし、このバッテリー駆動状態において、荷物をロッカーボックスから取出すことはできるが、空きロッカーボックスへ荷物を預け入れることはできない。また、バッテリー駆動状態において、ロッカー制御ユニット21は、空き数表示部3に、「停電中」と表示させる。なお、外部からの電源供給が再開すると、ロッカー制御ユニット21は、再開した時の空きロッカー数を計数して空き数表示部3に、空きロッカーボックスの数を表示させる。
空き数表示制御ユニット31は、ローカルエリアネットワークLANによりロッカー制御ユニット21に接続され、空き数計数部44により計数された使用可能である空きロッカーボックスの数のデータを受信する。空き数表示制御ユニット31は、受信したデータに基づいて、磁気反転表示装置(32a、32b、32c)の表示内容を制御する。
なお、図2を参照して後述するように、本発明の実施の形態において、ロッカー本体2が備える複数のロッカーボックスは、容量の異なる複数サイズ(例えば、大、中、小)のボックスからなる。このため、ロッカー制御ユニット21(空き数計数部44)は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数する。そして、空き数表示部3は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する。
例えば、ロッカー本体2が備える複数のロッカーボックスが、大サイズ、中サイズ、小サイズの3種類のロッカーボックスからなる場合、磁気反転表示装置(32a、32b、32c)は、大サイズのロッカーボックスの空き数を表示する第1の磁気反転表示器32aと、中サイズのロッカーボックスの空き数を表示する第2の磁気反転表示器32bと、小サイズのロッカーボックスの空き数を表示する第3の磁気反転表示器32cとからなる。そして、空き数表示制御ユニット31は、ロッカー制御ユニット21から受信したデータに基づいて、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b、及び第3の磁気反転表示器32cの表示内容を制御する。
図2(a)及び図2(b)を参照して、図1のロッカー装置1の外観構成の一例を説明する。図2(a)はロッカー装置1の正面を示し、図2(b)は、図2(a)のロッカー装置1の側面を示す。図2(a)に示すように、ロッカー本体2は、1つの筐体を複数の室に仕切って区画形成した25個のロッカーボックス28a〜28yを備える。図2(a)に示すロッカー装置1の正面には、各ロッカーボックス28a〜28yが備える扉が備え付けられている。利用者はこの扉を開閉してロッカーボックス28a〜28yに対して荷物の預け入れ及び取出しを行う。
25個のロッカーボックス28a〜28yのうち、19個のロッカーボックス28a〜28sは、小サイズのロッカーボックスであり、他の3個のロッカーボックス28t〜28vは、中サイズのロッカーボックスであり、残りの3個のロッカーボックス28w〜28yは、大サイズのロッカーボックスである。ロッカーボックスのサイズは、扉の大きさに対応しているため、利用者は、預けたい荷物の大きさに適したサイズのロッカーボックスを容易に見つけることができる。
ロッカー本体2の中央部の区画には、ロッカー制御ユニット21を含むその他のロッカー本体2の構成要素が配置されている。その他のロッカー本体2の構成要素については、図3を参照して後述する。
空き数表示部3は、複数のロッカーボックス28a〜28yの上部に配置されている看板内に形成されている。図2(a)に示すロッカー装置1の正面には、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cの各々の表示面が面している。すなわち、空き数表示部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、ロッカーボックス28a〜28yの扉が設置されている面に対して平行を成している。これにより、扉が設置されている面の法線方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。これに対して、図2(b)に示すように、空き数表示部3は、ロッカー装置の側面に表示面を有さない。
また、看板には、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cの各々の表示面に併せて、「大」、「中」、及び「小」の文字が記載され、更に、「空き情報」の文字が記載されている。これにより、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cが示す各数字が利用可能である空きロッカーボックスの数をサイズ毎に示すものであることが明確になる。なお、図1の空き数表示制御ユニット31は、看板の内部に配置されているため、図2(a)及び図2(b)の外観には現れていない。
図3を参照して、図2(a)のロッカー装置1の中央部の構成及びロッカーボックス28a〜28yの詳細な構成について説明する。ロッカー装置1は、機械式の鍵を使用しないタイプのロッカー装置の一例であって、ICカードCdによりロッカーボックス28a〜28yを使用できる電子マネー対応機のコインロッカーである。各ロッカーボックス28a〜28yの使用状況は、扉の外周部に設置されたランプの点灯/消灯によって確認することができる。例えば、点灯している場合は使用中であり、消灯している場合は空いている。或いはその逆であっても構わない。また、ロッカーボックス28qが有する扉29qの内側には扉29qを施錠するための錠装置27qが設置されている。図示は省略するが、他のロッカーボックス28a〜28yについても同様にして、扉の内側に扉を施錠するための錠装置27a〜27yが設置されている。使用可能である空きロッカーボックスは、その扉を解錠した状態であって、且つその扉を半開きした状態にて待機する。また、各錠装置27a〜27yは、扉検知装置を備えている。扉検知装置は、半開きした状態の扉を押し込んで閉じた状態を検知する。
ロッカー制御ユニット21はロッカー装置1の中央部の区画に配置され、総ての錠装置27a〜27yの施錠動作及び解錠動作を集中して制御する。ロッカー装置1の中央部の区画には、その他に、タッチパネル付きの液晶表示器22と、ICカードCdに対してデータの読み出し及び書き込みを行うICカードR/W23と、レシート発行部26と、現金取扱機器25とが配置されている。
ロッカー装置1の利用者は、予め電子マネーがチャージされたプリペイド式のICカードCdをICカードR/W23にかざすか、或いは紙幣及び硬貨などの現金を現金取扱機器25に投入することにより、ロッカーボックスの利用料金を支払うことができる。レシート発行部26は、ロッカーボックスの利用開始にあたり、ロッカー装置1の名称、ロッカーボックスの番号、ICカードCdのID番号、使用開始日時などを記載したレシートを発行する。ロッカー装置1が1つのロッカーボックスを一人の利用者が使用できる時間を限定している場合、レシートに使用終了予定日時を記載してもよい。
ロッカー装置1は、ロッカーボックス28a〜28yへの荷物の預け入れ及びロッカーボックス28a〜28yからの荷物の取出しに係わらず、強制的に錠装置27a〜27yの施錠動作及び解錠動作を制御可能な管理モードを選択可能である。ロッカー装置1の管理者は、この管理モードを選択することにより、強制的に任意の錠装置27a〜27yの施錠動作や解錠動作を行う、総てのロッカーボックス28a〜28yの使用を中止する、などのロッカー装置1の様々な制御を実施することができる。
図4のフローチャートを参照して、図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の一例として、利用者が荷物をロッカーボックス28a〜28yに預け入れる際の動作例を説明する。
(イ)先ずS01段階において、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスを解錠状態であって且つ扉が半開きされた状態にて待機させる。S03段階に進み、利用者が荷物を使用可能である空きロッカーボックスの中に預け入れて扉を閉めると、当該ロッカーボックスの扉検知装置は、使用可能である空きロッカーボックスの扉が閉められたことを検知し、ロッカー制御ユニット21は、当該ロッカーボックスの錠装置を制御して当該ロッカーボックスの扉を仮に施錠する。これにより、当該ロッカーボックスは仮施錠状態となる。「仮施錠状態」とは、使用可能である空きロッカーボックスの扉が閉められたことによって、利用者の利用意思を確認し、利用料金の決済が終了して正式な施錠状態となる前に一時的に扉を施錠している状態を示す。
(ロ)S05段階において、ロッカー制御ユニット21は、S03段階における錠装置の施錠動作が正常に行われたか否かを判断する。正常に行われた場合(S05段階でYES)S07段階に進む。S07段階において、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算して空き数表示部3に表示させる。具体的に、ロッカー制御ユニット21(空き数計数部44)は、錠装置の正常な施錠動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算し、減算した空きロッカーボックスの数のデータを空き数表示制御ユニット31へ送信する。空き数表示制御ユニット31は、減算した空きロッカーボックスの数のデータを受信して、磁気反転表示装置(32a、32b、32c)の表示内容を更新する。なお、本発明の実施の形態では、大中小の3サイズ毎の空きロッカーボックスの数を表示するため、ロッカー制御ユニット21は、サイズ毎に、空きロッカーボックスの数を減算して表示させる。
(ハ)一方、施錠動作に異常があった場合(S05段階でNO)、施錠動作に異常があった錠装置を備えるロッカーボックスを利用者に使用させることができなくなるため、S13段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、施錠異常が発生したと判断して、S07段階と同様にして、空きロッカーボックスの数を減算して表示させる(S15)。その後、S01段階に戻る。
(ニ)S07段階の後、S09段階に進み、正常な施錠動作が行われてから所定時間内に、ICカードCd或いは現金による利用料金の支払いが完了したか否かを判断する。所定時間内に利用料金の支払いが完了した場合(S09段階でYES)S11段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、正式な施錠状態(本施錠)になったと判断して、荷物の預け入れに係わる制御動作を終了し、S01段階に戻る。
(ホ)所定時間内に料金の支払いが完了しない場合(S09段階でNO)S17段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、当該ロッカーボックスの錠装置を制御して当該ロッカーボックスの扉を解錠する。その後、S19段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、S17段階における錠装置の解錠動作が正常に行われたか否かを判断する。正常に行われた場合(S19段階でYES)、当該ロッカーボックスの「仮施錠状態」は解除されるので、S21段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算して空き数表示部3に表示させる。その後、S01段階に戻る。
(へ)一方、解錠動作に異常があった場合(S19段階でNO)、解錠動作に異常があった錠装置を備えるロッカーボックスを利用者に使用させることができなくなるため、S23段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、解錠異常が発生したと判断して、S07段階で減算した空きロッカーボックスの数をそのまま空き数表示部3に表示させる。その後、S01段階に戻る。
図5を参照して、図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の他の例として、利用者が荷物をロッカーボックス28a〜28yから取り出す際の動作例を説明する。
(A)先ずS31段階において、ロッカー装置1は待機状態にある。S33段階に進み、利用者は、タッチパネル付きの液晶表示器22を用いて、ロッカーボックスの番号の入力、本人認証のための暗証番号の入力など、荷物を取出すためのパネル操作を開始する。S35段階に進み、本人認証操作を開始してから所定時間内に利用者の本人認証が完了したか否かを判断する。所定時間内に本人認証が完了しない場合(S35段階でNO)S43段階に進み、荷物を取出すための処理を中止して、S31段階に戻る。
(B)所定時間内に本人認証が完了した場合(S35段階でYES)S37段階に進み、当該ロッカーボックスの錠装置を制御して当該ロッカーボックスの扉を解錠する。S39段階において、ロッカー制御ユニット21は、S37段階における錠装置の解錠動作が正常に行われたか否かを判断する。正常に行われた場合(S39段階でYES)、扉は解錠され、利用者はロッカーボックス内の荷物を取り出すことができる。よって、S41段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算して空き数表示部3に表示させる。その後、S31段階に戻る。
(C)一方、解錠動作に異常があった場合(S39段階でNO)、S45段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、解錠異常が発生したと判断して、S31段階に戻る。この際、空き数表示部3に表示させる空きロッカーボックスの数は加減しない。
図6を参照して、図1のロッカー制御ユニット21による制御動作の他の例として、一旦発生した錠装置の異常が正常な状態に復帰する場合の動作例を説明する。先ずS51段階において、ロッカー装置1は待機状態にある。この待機状態において、一旦発生した錠装置の異常が正常な状態に自動に復帰した場合(S53段階でYES)、使用可能である空きロッカーボックスの数が増加するので、S55段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算して空き数表示部3に表示させる。その後、S51段階に戻る。なお、錠装置の異常には、錠装置による施錠動作の異常或いは解錠動作の異常の他に、錠装置が備える扉検知装置の異常が含まれる。
図7〜図9を参照して、管理モードを選択する場合の制御動作の例を説明する。先ず、図7を参照して、強制的に錠装置の施錠動作を行う場合の動作例を説明する。
(イ)先ずS61段階において、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスを解錠状態であって且つ扉が半開きされた状態にて待機させる。この待機状態において、マスターキー操作や管理者用の暗証番号の入力など、ロッカー装置1の管理者が管理モードを開始させる為の操作を行った場合(S63段階でYES)、S65段階に進み、強制的に施錠動作を行うための管理モードを開始させる。そして、強制的に施錠したい空きロッカーボックスの番号が管理者により入力され、強制的な施錠動作が指示されると、S67段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、当該空きロッカーボックスに設置された錠装置の施錠動作を行う。この時、当該空きロッカーボックスの扉はまだ半開きの状態であるため、扉は施錠されない。
(ロ)S69段階に進み、管理者が当該半開き状態にある扉を閉じることにより、扉検知装置が扉の「閉(押し込み)」を検知して、扉は錠装置により強制的に施錠され、正式な施錠状態となる。その後、S71段階に進み、管理モードの終了が管理者により選択された場合(S71段階でYES)、S73段階に進み、管理モードの終了が管理者により選択されない場合(S71段階でNO)、S65段階に戻って、他のロッカーボックスの強制施錠操作を行うことができる。
(ハ)S73段階において、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算して空き数表示部3に表示させる。その後、S61段階に戻る。なお、S73段階において、ロッカー制御ユニット21は、S65〜S71の繰り返し回数に応じて、強制施錠されたロッカーボックスの数と同じだけ、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する。
図8を参照して、強制的に錠装置の解錠動作を行う場合の動作例を説明する。
(い)先ずS81段階において、ロッカー装置1は待機状態にある。この待機状態において、マスターキー操作や管理者用の暗証番号の入力など、ロッカー装置1の管理者が管理モードを開始させる為の操作を行った場合(S83段階でYES)、S85段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、強制的に解錠動作を行うための管理モードを開始させる。そして、強制的に解錠したいロッカーボックスの番号が管理者により入力され、強制的な解錠動作が指示されると、S87段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、当該ロッカーボックスに設置された錠装置の解錠動作を行う。これにより、当該ロッカーボックスの扉は強制的に解錠され、半開きの状態となる。
(ろ)S89段階に進み、ロッカー装置1の管理者が管理モードを終了させる為の操作を行った場合(S89段階でYES)、S91段階に進み、ロッカー装置1の管理者が管理モードを開始させる為の操作を行わない場合(S89段階でNO)、S85段階に戻って、他のロッカーボックスの強制解錠操作を行うことができる。
(は)S91段階において、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算して空き数表示部3に表示させる。その後、S81段階に戻る。なお、S91段階において、ロッカー制御ユニット21は、S85〜S89の繰り返し回数に応じて、強制解錠されたロッカーボックスの数と同じだけ、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する。
図9を参照して、強制的に錠装置の解錠動作を行う具体的な例として、保管期限が超過した荷物を別途保管する際の解錠動作例を説明する。
(A)S101段階及びS103段階は、図8のS81段階及びS83段階と同じであり、説明を省略する。
(B)S105段階において、ロッカー制御ユニット21は、管理者による液晶表示器22の操作にしたがって、保管期限が超過した荷物を別途保管するための操作を開始する。そして、保管期限が超過したロッカーボックスの番号が管理者により入力され、解錠動作が指示されると、S107段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、当該ロッカーボックスに設置された錠装置の解錠動作を行う。これにより、当該ロッカーボックスの扉は強制的に解錠され、半開きの状態となるので、管理者は、ロッカーボックスから保管期限が超過した荷物を取り出して、他の場所にて別途保管することができる。
(C)S109段階において、図8のS91段階と同様にして、管理モードを終了させる為の操作を行ったか否か判断して、必要回数だけS105〜S109を繰返し実施する。そして、管理モードを終了させる為の操作を行った場合(S109段階でYES)S111段階に進み、ロッカー制御ユニット21は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算して空き数表示部3に表示させる。その後、S101段階に戻る。なお、S111段階において、ロッカー制御ユニット21は、S105〜S109の繰り返し回数に応じて、強制解錠されたロッカーボックスの数と同じだけ、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部3が、複数のロッカーボックス28a〜28yの上部に配置されているため、ロッカー装置1から離れた所にいる利用希望者に対して、空きロッカーボックスの数を報知することができる。また同時に、複数のロッカーボックス28a〜28yとその利用状況を表示する空き数表示部3とが近接している。よって、両者の間で利用状況を送受信するために必要な通信時間も短くなり、空きロッカーボックスの数をリアルタイムで報知することができる。また、両者の間で利用情報を送受信するための情報伝送器や接続ケーブルが不要となる。よって、ロッカー装置1の通信ネットワークを構築するための多額の費用や配線工事などの負担も不要となり、初期導入のコスト上昇を抑制することができる。
また、例えば駅の構内において、離間して配置された複数のロッカー装置間をネットワークで接続して、空きロッカーボックスの数の情報を相互に共有して、遠方にある他のロッカー装置についての空きロッカー数の情報を案内するロッカーシステムと本発明の実施の形態に係わるロッカー装置1とを対比する。両者は共にロッカー装置から離れた場所に居る利用希望者に対して当該ロッカー装置の空き情報を提供する。しかし、本発明の実施の形態に係わるロッカー装置1は、ロッカーシステムに比べて、導入費用が低額で済み、駅構内の配線工事も不要であるため、簡単にロッカー装置1を導入することができる。
従来では、利用者がロッカー装置の前付近まで行って、空いているロッカーボックスを見つけても、ロッカーボックスのサイズが荷物の大きさよりも小さい場合、当然その利用者はそのロッカー装置に荷物を預け入れることはできず、大きなサイズのロッカーボックスが空いている他のロッカー装置を探す必要があった。しかし、本発明の実施の形態では、複数のロッカーボックス28a〜28yが容量の異なる複数サイズのボックスからなり、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数し、且つ、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する。これにより、ロッカー装置1から離れた所にいる利用希望者に対して、使用可能である空きロッカーボックスのうち荷物の大きさに合うサイズのロッカーボックスの数を報知することができ、利便性が更に向上する。
図4に示したように、S03段階で、空き数計数部3は、錠装置27a〜27yが扉を施錠する動作を行い、この動作が正常に行われた場合(S05でYES)、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する(S07)。これにより、正式な施錠状態となる時(S11)よりも早い段階で、利用者の利用意思を確認して、空きロッカーボックスの数を減算することができるので、ロッカー装置1から離れた所にいる他の利用希望者に対して、最新の空きロッカーボックスの数を報知することができる。
また、正式な施錠状態となる時(S11)よりも前に空きロッカーボックスの数を既に減算している(S07)。よって、所定時間内に料金の支払いが完了しない場合(S09でNO)、確認した利用者の利用意思が取り消されたものと判断して、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する(S21)。これにより、ロッカー装置1から離れた所にいる他の利用希望者に対して、最新の空きロッカーボックスの数を報知することができる。
空きロッカーボックスの錠装置の施錠動作に異常が発生した場合(S05でNO)、錠装置は扉を正しく施錠することができないので、利用者はそのロッカーボックスを使用することができなくなる。よって、このような場合にも、空き数計数部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する(S15)ことにより、空き数計数部3は使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。なお、空きロッカーボックスの錠装置の施錠動作に異常が発生した場合(S05でNO)に限らず、空きロッカーボックスの錠装置の解錠動作や、錠装置が備える扉検知装置に異常が発生した場合にも、利用者はそのロッカーボックスを使用することができなくなる。よって、このような場合にも、空き数計数部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算してもよい。
前述したように、空きロッカーボックスの錠装置の施錠動作に異常が発生した場合に(S05でNO)、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算している(S15)。よって、図6に示したように、その後、錠装置の施錠動作に発生した異常が正常な状態に復帰した場合(S53でYES)、そのロッカーボックスを使用することができるようになるので、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する(S55)。これにより、空き数計数部3は使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。なお、空きロッカーボックスの錠装置の解錠動作や、錠装置が備える扉検知装置に発生した異常が復帰した場合にも、利用者はそのロッカーボックスを使用することができるようになる。よって、このような場合にも、空き数計数部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を加算してもよい。
ロッカー装置1は、ロッカーボックスへの荷物の預け入れ及びロッカーボックスからの荷物の取出しに係わらず、強制的に錠装置の施錠動作及び解錠動作を制御可能な管理モードを選択可能である。この管理モードを選択可能にすることにより、管理者は、錠装置の施錠動作及び解錠動作を制御することができる。よって、例えば、預かり期間を超過した荷物を別途保管する場合(図9)や、認証の失敗等によって利用者が解錠することができない場合に、図8に示すフローチャートにしたがって、管理者は強制的に扉を解錠してロッカーボックスから荷物を取り出すことができる。また、ロッカーボックスの故障などによって特定のロッカーボックスの利用を中止したい場合に、管理者は強制的に施錠することができる。
図7に示したように、管理モードにおいて、先ず、錠装置が施錠動作を行い(S67)、その後、扉が閉められる(S69)ことにより、正式な施錠状態となる。よって、この場合に、空き数計数部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する(S73)ことにより、使用可能である空きロッカーボックスの数を正しく計数することができる。
図2に示したように、空き数表示部3は、磁気反転表示装置からなる、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cを備える。第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cは、表示切替時のみに微量な電気を必要とするが、切替が不要ならばエネルギーは不要であり、省電力化に寄与する。
また、空き数表示部3は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、扉が設置されている面に対して平行を成している。扉が設置されている面の法線方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。
(変形例)
図10(a)は変形例に係わるロッカー装置の外観を示す正面図であり、図10(b)はその側面図である。ロッカー本体2の上に空き数表示部4が配置されている。空き数表示部4は、第1の磁気反転表示器42a、第2の磁気反転表示器42b及び第3の磁気反転表示器42cを備える。図10(b)に示すロッカー装置1の側面には、第1の磁気反転表示器42a、第2の磁気反転表示器42b及び第3の磁気反転表示器42cの各々の表示面が面している。すなわち、空き数表示部4は、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する表示面を備え、当該表示面は、ロッカーボックス28a〜28yの扉が設置されている面に対して垂直を成している。これにより、扉が設置されている面に平行な方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。例えば、細長い通路に沿ってロッカー装置が設置される場合に、通路の長手方向に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。これに対して、図10(a)に示すように、空き数表示部3は、ロッカー装置の正面に表示面を有さない。
また、総ての扉を施錠することにより総てのロッカーボックス28a〜28yの使用を中止する場合、図7に示すフローチャートに従って、管理モードを選択して(S63)、総てのロッカーボックス28a〜28yの扉を施錠する(S69)。この時、空き数表示部4は、図10(c)に示すように、使用可能である空きロッカーボックスの数の代わりに、閉鎖中である旨を表示してもよい。なお、第1の磁気反転表示器32a、第2の磁気反転表示器32b及び第3の磁気反転表示器32cは、それぞれ半角2桁(全角1桁)分の表示幅を有するため、それぞれ「閉」「鎖」「中」の漢字を表示させることができる。
例えば警備上の都合により、総ての扉を施錠して一時的に総てのロッカーボックス28a〜28yの使用を中止したい場合がある。このような場合、使用可能である空きロッカーボックスの数として零を表示してしまうと、利用希望者は総てのロッカーボックスが使用中であると誤解してしまうおそれがある。そこで、使用可能である空きロッカーボックスの数の代りに、閉鎖中である旨を表示することにより、ロッカーの使用が中止されていることが明確になり、利便性が更に向上する。
なお、図10(c)にはロッカー装置1の側面に閉鎖中である旨を表示する場合を示すが、もちろん、図2(a)に示すロッカー装置1の正面に閉鎖中である旨を表示してもよいし、正面及び側面に同時に表示してもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、1つの実施形態及びその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の実施の形態及びその変形例では、空き数表示部3、4がロッカー本体2に接した状態でロッカー本体2の上に設置された場合を示した。しかし、これに限らず、空き数表示部3、4は、非接触状態でロッカー本体2の上方に設置されていてもよい。
また、本発明の実施の形態及びその変形例では、空き数表示部3、4がロッカー本体2の上に配置された看板内に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。看板以外の物として、ロッカー本体2の上に配置されていてもよい。また、ロッカー本体2の上に配置された空き数表示部3、4の表示面の向きはロッカー本体2に固定されている場合を示したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、空き数表示部の表示面を、鉛直方向に平行な軸を中心として回転させてもよい。表示面が回転することにより、四方に離れた利用希望者に対して空きロッカーボックスの数を報知することができる。すなわち、表示面を固定する場合に比べて、より多くの利用者に対して空きロッカーボックスの数を報知できるので、利便性が向上する。
空き数表示部3、4は、磁気反転表示装置に限らず、発光ダイオード(LED)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの他の表示手段であっても構わない。
複数の磁気反転表示装置(32a、32b、32c)を用意して、空きロッカーボックスの数をサイズ毎に表示する場合を示したが、これに限らず、サイズ毎に表示しなくてもよい。すなわち、複数のロッカーボックスが容量の異なる複数サイズのボックスからなっていても、空き数計数部44は、使用可能である空きロッカーボックスの全体数を計数し、磁気反転表示装置は1つだけ用意して、使用可能である空きロッカーボックスの全体数を表示してもよい。
図4に示したように、正式な施錠状態となる時(S11)よりも早い段階で、利用者の利用意思を確認して、空きロッカーボックスの数を減算する(S07)場合を示したが、本発明はこれに限定されない。仮施錠状態においては空きロッカーボックスの数を減算せず、正式な施錠状態となる時(S11)に初めて空きロッカーボックスの数を減算してもよい。これにより、利用者の利用意思をより正確に確認することができる。また、その後、所定時間内に料金の支払いが完了しない場合(S09でNO)、一旦確認した利用者の利用意思を取り消す、すなわち使用可能である空きロッカーボックスの数を加算する(S21)必要もなくなるので、磁気反転表示装置(32a、32b、32c)の切替動作が不要となり、空き数表示部3、4の消費電力を低減することができる。
図7〜図9の管理モードにおける強制的な施錠動作及び解錠動作について、管理モードが終了した後に、空きロッカーボックスの数の加減処理を行う(S73、S91、S111)場合を示したが、本発明はこれに限定されない。管理モードが終了する前、例えば図7の例ではS69とS71の間に、空きロッカーボックスの数の加減処理を行ってもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1 ロッカー装置
2 ロッカー本体
3、4 空き数表示部
21 ロッカー制御ユニット
22 タッチパネル付き液晶表示器
23 ICカードR/W
24 データ通信部
25 現金取扱器
26 レシート発行部
27a〜27y 錠装置
28a〜28y ロッカーボックス
29q 扉
31 空き数表示制御ユニット
32a、42a 第1の磁気反転表示器(磁気反転表示装置)
32b、42b 第2の磁気反転表示器(磁気反転表示装置)
32c、42c 第3の磁気反転表示器(磁気反転表示装置)
43 錠制御部
44 空き数計数部
45 バッテリー

Claims (7)

  1. 扉をそれぞれ有する複数のロッカーボックスと、
    前記扉をそれぞれ施錠する複数の錠装置と、
    前記錠装置の施錠動作及び解錠動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数する空き数計数部と、
    前記空き数計数部により計数された、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示する空き数表示部とを備え、
    前記空き数表示部は、前記複数のロッカーボックスの上部に配置されていることを特徴とするロッカー装置。
  2. 複数のロッカーボックスは、容量の異なる複数サイズのボックスからなり、
    前記空き数計数部は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を計数し、且つ、
    前記空き数表示部は、サイズ毎に、使用可能である空きロッカーボックスの数を表示することを特徴とする請求項1に記載のロッカー装置。
  3. 使用可能である空きロッカーボックスは前記扉を解錠した状態で待機し、利用者が前記扉を開いて、使用可能である空きロッカーボックスの中に荷物を預け入れ、当該扉を閉めた場合に、前記錠装置は前記扉を仮に施錠し、その後、料金の支払いが完了することにより正式な施錠状態となるロッカー装置であって、
    前記空き数計数部は、前記錠装置が前記扉を仮に施錠する動作に基づいて、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算することを特徴とする請求項1または2に記載のロッカー装置。
  4. 前記空き数計数部は、空きロッカーボックスの前記錠装置に異常が発生した場合に、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のロッカー装置。
  5. 前記ロッカーボックスへの荷物の預け入れ及び前記ロッカーボックスからの荷物の取出しに係わらず、強制的に前記錠装置の施錠動作及び解錠動作を制御可能な管理モードを選択可能であって、
    前記管理モードにおいて、前記錠装置が施錠動作を行い、その後、前記扉が閉められた場合に、前記空き数計数部は、使用可能である空きロッカーボックスの数を減算する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のロッカー装置。
  6. 総ての扉を施錠することにより総てのロッカーボックスの使用を中止する場合、前記管理モードにおいて、前記空き数表示部は、使用可能である空きロッカーボックスの数の代わりに、閉鎖中である旨を表示することを特徴とする請求項5に記載のロッカー装置。
  7. 前記空き数表示部は、磁気反転表示装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のロッカー装置。
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