JP2011110469A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 限外ろ過膜の分画分子量よりも平均分子量が大きいイオン性高分子を含むイオン性高分子溶液を前記限外ろ過膜の一次側へ流入させ、
   前記限外ろ過膜の一次側における前記イオン性高分子溶液を供給する圧力を一定に維持しながら、前記限外ろ過膜の一次側の膜表面上に前記イオン性高分子を圧着させて分離活性層を形成させることを特徴とする分離膜の製造方法。
2. 限外ろ過膜の分画分子量よりも平均分子量が大きいイオン性高分子を含むイオン性高分子溶液を前記限外ろ過膜の一次側へ流入させ、
   前記イオン性高分子溶液を前記限外ろ過膜に透過させる透過流束を一定に維持しながら、前記限外ろ過膜の一次側の膜表面上に前記イオン性高分子を圧着させて分離活性層を形成させることを特徴とする分離膜の製造方法。
3. 前記イオン性高分子の平均分子量は5,000〜1,000,000であり、前記限外ろ過膜の分画分子量が3,000〜300,000であることを特徴とする請求項１又は２に記載の分離膜の製造方法。
4. 前記イオン性高分子の圧着は、該圧力を0.01〜1.0MPaとして行うことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
5. 前記イオン性高分子の圧着は、該透過流束を0.5〜20m/dとして行うことを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
6. 前記イオン性高分子溶液のｐＨを該イオン性高分子の解離イオンの割合が少なくなるｐＨ側へ調整してから前記イオン性高分子溶液の流入を行うことを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
7. 前記イオン性高分子溶液に塩を添加してから前記イオン性高分子の流入を行うことを特徴とする請求項1乃至６のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
8. 前記イオン性高分子溶液に添加する塩として、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アンモニウムにより形成される群から選択される少なくとも一つを使用することを特徴とする請求項７に記載の分離膜の製造方法。
9. 前記イオン性高分子がアニオン性高分子であり、前記アニオン性高分子として、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリビニル酢酸、ポリグルタミン酸、ポリスチレンスルホン酸により形成される群から選択される少なくとも一つを使用することを特徴とする請求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
10. 前記イオン性高分子がカチオン性高分子であり、前記カチオン性高分子として、ポリアリルアミン、ポリジアリルアミン、ポリジメチルアリルアミン、ポリビニルアミン、ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミン、ポリアクリルアミド、ポリジアリルジメチルアンモニウム、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムにより形成される群から選択される少なくとも一つを使用することを特徴とする請求項１乃至請求項９のいずれか１項に記載の分離膜の製造方法。
11. 分画分子量が3,000〜300,000の限外ろ過膜と、該限外ろ過膜の膜表面に該限外ろ過膜の分画分子量より大きく且つ平均分子量が5,000〜1,000,000のイオン性高分子を圧着させて形成した分離活性層とを備えたことを特徴とする分離膜。
12. 請求項１１の分離膜を用いたことを特徴とするイオン排除性能を有する分離膜モジュール。