JP2011109768A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の不本意な電力消費を極力抑えることのできる簡易な構成のパック電池を提供する。
【解決手段】二次電池と、前記二次電池の状態を管理する回路部とを備え、前記二次電池を充電する充電器、または前記二次電池を電源として動作する機器本体に装着して使用されるパック電池における前記回路部に、前記充電器または機器本体への非装着時には互いに離反しており、前記充電器または機器本体への装着時には該充電器または機器本体に設けられた端子に接続されると共に該端子を介して相互に接続される一対の外部接続端子を設けると共に、前記一対の外部接続端子が相互に接続されていないときには前記回路部をシャットダウンさせ、前記一対の外部接続端子が相互に接続されたときには前記回路部を起動する制御回路を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池および該二次電池の状態を管理する回路部を備え、前記二次電池を充電する充電器、または前記二次電池を電源として動作する機器本体に装着して使用されるパック電池に関する。
二次電池および該二次電池の状態を管理する回路部を備え、前記二次電池を充電する充電器、または前記二次電池を電源として動作する機器本体に装着して使用されるパック電池、特に電動工具用のパック電池は、単体のまま放置されることが多い。ちなみに前記回路部は、例えばマイクロプロセッサにより実現されて前記二次電池の充放電電流を監視してその充電残容量を求める等の機能を担う回路部本体を備える。尚、パック電池には上述した回路部本体(マイクロプロセッサ)と共に、前記二次電池を過充電や過放電等から保護するための保護回路(保護IC)等を一体に組み込むこともある(例えば特許文献1を参照)。
ところでマイクロプロセッサ等によって構築される前記回路部は、基本的には前記二次電池を電源として作動するように構成されている。この為、パック電池が単体のまま放置されている状態においても、前記回路部においては二次電池に蓄積された電力を消費することになる。そこで従来においては、パック電池が充電器や機器本体から取り外されているとき(非装着状態であるとき)には、前述した回路部本体(マイクロプロセッサ)への電源供給を停止させることで、いわゆるスリープ状態にして電力消費を抑え、一方、前記充電器や機器本体への装着時には、これを検出して前記回路部本体をスタートアップ(起動)することが提唱されている(例えば特許文献2等を参照)。
特許第3322542号公報 特開2004-42396号公報
しかしながら上述したように回路部本体(マイクロプロセッサ)をスリープ状態にしても、前記充電器や機器本体への装脱状態を定期的に監視(モニタ)する必要がある。この為には、例えば前記回路部に組み込まれた着脱監視回路(ハードウェア)や前記回路部本体(マイクロプロセッサ)における着脱監視機能(ソフトウェア)を定期的に動作させることが必要である。これ故、パック電池が単体のまま(非装着で)放置された状態であっても、着脱監視を行う前記着脱監視回路や回路部本体(マイクロプロセッサ)において、数十μA〜数百μAの電流が消費されると言う問題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、二次電池の不本意な電力消費を極力抑えることのできる簡易な構成のパック電池を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明は、二次電池と、前記二次電池の状態を管理する回路部とを備え、前記二次電池を充電する充電器、または前記二次電池を電源として動作する機器本体に装着して使用されるパック電池において、
特に前記充電器または機器本体への非装着時には互いに離反しており、前記充電器または機器本体への装着時には該充電器または機器本体に設けられた端子に接続されると共に該端子を介して相互に接続される一対の外部接続端子を設け、
更に前記一対の外部接続端子が相互に接続されていないときには前記回路部をシャットダウンさせ、前記一対の外部接続端子が相互に接続されたときには前記回路部本体を起動する制御回路を設けたことを特徴としている。
具体的には本発明に係るパック電池は、充電器または機器本体との間で接続される複数の接続端子の内、電源接続用の正負一対の電源端子以外の端子、例えば通信端子を、互いに電気的に分離された二股形状を有する一対の外部接続端子として実現すると共に、前記充電器または機器本体に設けられた端子にて上記一対の外部接続端子間が短絡されるようにし、この一対の外部接続端子間の短絡・接続状態からその着脱状態を検出するように構成したことを特徴としている。
ちなみに前記一対の外部接続端子の一方は、前記回路部の外部接続検出ポート、具体的にはマイクロプロセッサの通信ポートに接続されて、前記充電器または機器本体への装着時には該充電器または機器本体に設けられた端子に接続されるものであって、また他方の接続端子は、前記回路部の動作時に遮断されるスイッチ素子を介して前記一方の接続端子とは異なる部位に接続されたものからなる。好ましくは前記一対の外部接続端子の一方を、所定の電源電圧にプルアップし、前記一対の外部接続端子の他方は、前記回路部本体の動作時に遮断されるスイッチ素子を介して接地しておくことが望ましい。
そして前記制御回路については、例えば前記回路部(マイクロプロセッサ)への電源供給をオン・オフ制御すると共に、該電源供給のオン・オフ制御に連動させて前記スイッチ素子を導通・遮断制御するスイッチ回路として実現すれば良い。
具体的には前記制御回路を、前記一対の外部接続端子間の短絡に伴って前記回路部への電源供給を開始した後、該回路部が出力する制御信号を受けて前記回路部への電源供給を継続するように構成し、
前記回路部については、該パック電池の前記充電器または機器本体からの取り外しに伴う該充電器または機器本体との間の通信の途絶えを検出して前記制御信号の出力を停止し、これによって該制御回路による前記回路部への電源供給を遮断するように構成すれば良い。
上記構成のパック電池によれば、一対の外部接続端子間が開放されている状態においては回路部(例えばマイクロプロセッサ)への電源供給が停止され、前記一対の外部接続端子間が接続されたときには、これによって前記回路部への電源供給が開始されるので、非装着時における前記回路部での無駄な電力消費をなくし、また充電器または機器本体へのパック電池の装着に伴って回路部を自動的に起動(スタートアップ)することができる。従って従来のように、定期的に充電器または機器本体への装着状態を監視(モニタ)する必要がないので、回路部のシャットダウン時における電力消費を大幅に低減することができる。
また充電器または機器本体へのパック電池の装脱に連動させて前記回路部をシャットダウンし、また起動(スタートアップ)することができるので、その装脱状態の監視(モニタ)自体を省略することができるので、パック電池の構成の簡素化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るパック電池の要部概略構成図。 図1に示すパック電池における起動動作およびシャットダウン動作を説明する為のタイミング図。 パック電池の省電力化を図る為の別の構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るパック電池について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るパック電池の概略構成図であって、1はリチウムイオン電池等の二次次電池である。このパック電池Aは、基本的には図示しない充電器に装着されて前記二次電池1の充電に供せられると共に、電動工具等の機器本体Bに装着されて前記二次電池1に充電された電力エネルギを該機器本体Bに設けられた負荷21に供給する電源としての役割を担う。
ちなみに前記機器本体Bが電動工具である場合には、前記負荷21は主として電動機(モータ)である。また機器本体Bが、例えば携帯電話端末やパーソナルコンピュータのような場合には、前記負荷21はコンピュータ本体や表示器等からなる。そして機器本体Bが外部電源による駆動される電源部22を備えているような場合には、前記パック電池Aの二次電池1は前記機器本体Bに装着された状態で、該機器本体Bの前記電源部22により充電される場合もある。
尚、前記パック電池Aは、基本的には前記二次電池1の正極および負極にそれぞれ接続された正負一対の電源端子2,3と、前記機器本体Bとの間で情報通信を行う為の通信端子4とを備える。また前記機器本体Bには、パック電池Aの電源端子2,3および通信端子4のそれぞれに対応する電源端子23,24および通信端子25がそれぞれ設けられている。そしてこれらの各端子は、パック電池Aの機器本体Bへの装着に伴って相互に接続される。
さてパック電池Aは、その回路部として前記二次電池1の端子電圧や充放電電流等を検出する保護IC5を備えると共に、この保護IC5にて検出された二次電池1の状態(電池電圧や充放電電流、或いは保護IC5から出力される過充電信号OVや過放電信号UV)に基づいて前記二次電池1の満充電状態を検出し、更には充電残容量を求め、これらの検出情報を、前記通信端子4を介して前記機器本体Bに与えるマイクロプロセッサ(MPU)6を備える。
尚、図1には示さないが、パック電池Aにおける二次電池1の充放電路には該二次電池1の充放電電流を検出する為のシャント抵抗が直列に介挿される。更に二次電池1の充放電路に、前記二次電池1の充電を禁止するスイッチ素子(充電禁止用FET)、および二次電池1の放電を禁止するスイッチ素子(放電禁止用FET)がそれぞれ直列に介挿される場合もある。この場合、前述した保護IC5は、前記二次電池1の端子電圧や充放電電流に応じて前記スイッチ素子(充電禁止用FET,放電禁止用FET)を駆動することで前記二次電池1を過充電および過放電から保護する。
ところで前記マイクロプロセッサ(MPU)6は、前記二次電池1により駆動される内部電源(REG)7か生成する所定の電源電圧VDDを受けて作動するように設けられる。そしてマイクロプロセッサ(MPU)6は、予め設定されたソフトウェアプログラムの下で、例えば前述したように二次電池1の充電状態を監視し、また二次電池1の残容量を算出する。そして前記通信端子4を介して、その検出情報等を外部出力する。
ここで本発明に係るパック電池Aが特徴とするところは、該パック電池Aの前記機器本体Bへの装脱状態に応じて前記マイクロプロセッサ(MPU)6への電源供給をオン・オフ制御する制御回路として、前記内部電源(REG)7が生成した電源電圧VDDの前記マイクロプロセッサ(MPU)6への供給をオン・オフする給電制御回路8を備えている点にある。この給電制御回路8は、前記マイクロプロセッサ(MPU)6への供給を停止(オフ)することで該マイクロプロセッサ3をシャットダウンし、また供給を再開(オン)することで前記マイクロプロセッサ6を起動(スタートアップ)する役割を担う。特にこの給電制御回路8は、パック電池Aの機器本体Bへの着脱状態に応じて、後述するように前記マイクロプロセッサ6を自動的にシャットダウン(停止)し、また起動(スタートアップ)するものとなっている。
本発明に係るパック電池の特徴的な構成について説明すると、先ずパック電池Aが備える前述した通信端子4が、前記機器本体Bへの非装着時には互いに離反しており、前記機器本体Bへの装着時には該機器本体Bの通信端子25に係合して該通信端子25を介して相互に接続される一対の外部接続端子4a,4bとして実現されている。上記一対の外部接続端子4a,4bは、例えば絶縁体を介してその基部が支持されて、互いに離反して平行に設けられた2枚の導体片からなり、いわゆる二股形状の通信端子4を形成したものである。そして前記一対の外部接続端子4a,4bは、常時は電気的に分離されており、外部接続端子4a,4b間に挿入される前記機器本体B側の棒状の前記通信端子25を挟持することにより、該通信端子25を介して相互に電気的に接続されるものとなっている。
ちなみに前記通信端子4の一方の端子、具体的には外部接続端子4aは、前記マイクロプロセッサ6の通信ポートSに接続されると共に、抵抗を介して前記内部電源(REG)7に接続されて電源電圧VDDにプルアップされている。尚、前記マイクロプロセッサ6の通信ポートSは、ここでは該パック電池Aの前記機器本体Bへの装着状態を検出する為の外部接続検出ポートとしての役割も担う。また前記通信端子4の他方の端子、具体的には外部接続端子4bは、前記マイクロプロセッサ6のシャットダウン(休止)時には導通(オン)され、該マイクロプロセッサ6の動作時には遮断(オフ)されるスイッチ素子SWを介して接地されている。換言すれば前記一対の外部接続端子4a,4bは、パック電池Aにおける回路部の互いに異なる部位に接続され、その一方には電源電圧VDDが印加され、他方はスイッチ素子SWを介して接地されている。
このようなスイッチ素子SWを導通・遮断(オン・オフ)制御する前述した給電制御回路(スイッチ回路)8は、互いに並列に設けられて前記内部電源7の電源出力端子と前記マイクロプロセッサ6の電源端子との間に直列に介挿された第1のトランジスタQ1および第2のトランジスタQ2を備える。更にこの給電制御回路(スイッチ回路)8は、前記マイクロプロセッサ6の動作時に該マイクロプロセッサ6から出力される第1の制御信号aを受けて導通駆動されて前記第1のトランジスタQ1を導通させる第3のトランジスタQ3、および前記マイクロプロセッサ6の動作時に該マイクロプロセッサ6から出力される第2の制御信号bを受けて導通駆動されて前記スイッチ素子SWを遮断する第4のトランジスタQ4を備えて構成される。
尚、前記第2のトランジスタQ2は、そのゲートを前述した如く電源電圧VDDによりプルアップされた前記外部接続端子4aに接続したものであって、前記機器本体Bへの装着に伴って前記外部接続端子4aが端子25から前記外部接続端子4aを介して、更に前記スイッチ素子SWを介して接地されたときに導通される。また前記第1、第3、および第4のトランジスタQ1,Q3,Q4は、前記マイクロプロセッサ6が動作状態にあるときにのみ、それぞれ導通駆動される。
このように構成された給電制御回路(スイッチ回路)8の動作と、これに伴う前記マイクロプロセッサ6のシャットダウンおよび起動(スタートアップ)について図2を参照して説明する。
パック電池Aが機器本体Bから取り外された状態(非装着状態)にある場合には、前述した一対の外部接続端子4a,4b間は絶縁された(切り離された)状態にある。従って第2のトランジスタQ2のゲートには電源電圧VDDが印加された状態にあるので、該第2のトランジスタQ2はオフ(遮断)状態にある。また前記マイクロプロセッサ6は、前記機器本体Bとの間で前記通信端子4(外部接続端子4a)を介する通信が一定期間以上に亘って途絶えているときには、前述した第1および第2の制御信号a,bを出力しない。この結果、第1〜第4のトランジスタQ1〜Q4はそれぞれ遮断(オフ)状態となるので、前記マイクロプロセッサ6には前記内部電源7から電源電圧VDDが供給されることはなく、該マイクロプロセッサ6はシャットダウンされた状態に維持される。
尚、上記状態においては、外部接続端子4bに接続されたスイッチ素子SWは、そのゲートに所定電圧VDDが印加されて導通した状態にあり、従って前記外部接続端子4bはスイッチ素子SWを介して接地されている。
このような状態においてパック電池Aを機器本体Bに装着すると、パック電池Aにおける正負一対の電源端子2,3と機器本体Bに正負一対の電源端子23,24とがそれぞれ接続されると共に、前記通信端子4に機器本体Bの通信端子25が接続される。特には一対の外部接続端子4a,4b間に通信端子25が挿入され、該通信端子25を介して前記一対の外部接続端子4a,4b間が接続される。
すると前記一対の外部接続端子4a,4b間の接続に伴い、該外部接続端子4a,4bにはスイッチ素子SWを介して抵抗r1,r2により前記電源電圧VDDを分圧した電圧が加わるので、今まで抵抗r1を介して電源電圧VDDにプルアップされていた前記第2のトランジスタQ2のゲート電圧が上記分圧電圧に遷移し、図2に示すように第2のトランジスタQ2が導通(オン)する。この結果、この第2のトランジスタQ2を介して前記マイクロプロセッサ(MPU)6に電源電圧VDDが印加され、マイクロプロセッサ(MPU)6が起動(スタートアップ)する。
このようにしてマイクロプロセッサ(MPU)6が起動すると、該マイクロプロセッサ(MPU)6は前述した第1および第2の制御信号a,bをそれぞれ出力するので、前述した第3および第4のトランジスタQ3,Q4がそれぞれ導通(オン)する。尚、マイクロプロセッサ(MPU)6に電力が供給されず、該マイクロプロセッサ(MPU)6がシャットダウン状態にあるときには前記第1および第2の制御信号a,bが出力されないので、前述したように前記第3および第4のトランジスタQ3,Q4をそれぞれ遮断(オフ)状態に保たれている。
そして第3のトランジスタQ3の導通に伴って前記第1のトランジスタQ1が導通(オン)し、この第1のトランジスタQ1を介して前記内部電源7が生成した電源電圧VDDが前記マイクロプロセッサ6に供給される。この結果、前述した第2のトランジスタQ2のオン・オフ状態に拘わることなく前記マイクロプロセッサ6には電源電圧VDDが安定に供給されることになり、その動作状態が維持されることになる。
また同時に前記第4のトランジスタQ4の導通によって前述したスイッチ素子SWが遮断(オフ)され、前述した外部接続端子4bの接地状態が解除される。この結果、機器本体Bの端子25によって前記外部接続端子4a,4b間が接続された接続端子4は、前記抵抗r1を介してプルアップされて前記機器本体Bの通信部26と接続された状態となり、前記マイクロプロセッサ6は前記通信部26との間で情報通信可能な状態となる。
このときスイッチ素子SWの遮断(オフ)に伴って前記第2のトランジスタQ2がオフとなる。換言すれば第2のトランジスタQ2の一時的な導通(オン)によってマイクロプロセッサ6に電力が供給され、その後、第1のトランジスタQ1の導通(オン)によってマイクロプロセッサ6への電力供給が維持される。尚、前記マイクロプロセッサ6と前記通信部26との間の情報通信は、例えば1線式UART(汎用非同期通信方式)にて行われる。
一方、パック電池Aにおける前記マイクロプロセッサ6のシャットダウンは、次のようにして行われる。マイクロプロセッサ6は、その動作期間中、前記機器本体Bとの間での通信を常時監視(モニタ)できる。ここでパック電池Aが機器本体Bから取り外されると、これに伴って前記通信端子4と接続端子26との接続が切り離され、該通信端子4における一対の外部接続端子4a,4b間の接続が切り離される。そして図2に示すように前記通信部26との間での通信が途絶えると、前記マイクロプロセッサ6は、前述した第1および第2の制御信号a,bの出力を停止し、前記第4のトランジスタQ4を遮断(オフ)させると共に、前記第3のトランジスタQ3を遮断(オフ)する。
すると第4のトランジスタQ4を遮断(オフ)に伴って前述したスイッチ素子SWが導通(オン)し、また前記第3のトランジスタQ3の遮断(オフ)に伴って前記第1のトランジスタQ1が遮断(オフ)する。この結果、前記マイクロプロセッサ6への電源電圧VDDの供給が停止され、マイクロプロセッサ6はシャットダウンする。そしてマイクロプロセッサ6がシャットダウンすると、当然のことながら前述した第1および第2の制御信号a,bが出力されることもないので、第1〜第4のトランジスタQ1〜Q4の遮断(オフ)状態が保たれる。
このとき第4のトランジスタQ4を遮断(オフ)に伴って前述したスイッチ素子SWが導通(オン)し、これによって第2のトランジスタQ2が導通しても、前記一対の外部接続端子4a,4b間の接続の切り離しに伴って前記第2のトランジスタQ2が即時遮断(オフ)されるので、前記マイクロプロセッサ6には電源電圧VDDが供給されることはない。従ってマイクロプロセッサ6はシャットダウン状態に保たれる。
このようなマイクロプロセッサ6のシャットダウン手順および起動(スタートアップ)手順に示されるように、前記マイクロプロセッサ6は、パック電池Aの機器本体Bへの装脱に伴って自動的にシャットダウンし、また自動的に起動(スタートアップ)される。特に前記給電制御回路(スイッチ回路)8は前述した通信端子4を構成する一対の外部接続端子4a,4b間を、機器本体B側の端子26によって短絡するか否かに応じて前記マイクロプロセッサ6を自動的にシャットダウン/スタートアップすることになる。
従って上述した構成のパック電池Aによれば、従来のように定期的に機器本体Bの装脱状態を監視(モニタ)する必要がなく、シャットダウン状態にあるマイクロプロセッサ6、または接続監視回路を定期的に作動させる必要がない。従って定期的な接続判定が不要な分、二次電池1に蓄積された電力の無駄な消費を防止することができる。
ところで携帯電話端末等の機器本体Bに装着して使用されるパック電池においては、機器本体Bとの通信によって機器本体Bの種別(ID)を認識するID用IC9が組み込まれることがある。しかしながらこの種のID用IC9は、一般的に低電圧時においてもその消費電力(消費電流)が大きく、二次電池1の電池電圧、ひいてはその充電残容量を大幅に低下させる要因となっている。しかも前記ID用IC9は、前記二次電池1の端子電圧を、その過放電電圧以下にまで引き下げてしまうこともある。このようなID用IC9の動作に伴って前記二次電池1の電池電圧がその過放電電圧以下にまで引き下げられてしまうと、該ID用IC9によって機器本体Bの種別(ID)を認識すること自体が無意味となる。
ちなみにこの種のID用IC9は、例えば図3(a)に示すように、専ら、前述した保護IC5と接地ラインを共通にしてパック電池Aに組み込まれて、前記二次電池1を電源として動作するように設けられる。尚、図中11は過放電防止用のスイッチ素子(FET)、12は過充電防止用のスイッチ素子(FET)であって、これらのスイッチ素子(FET)11,12は前記二次電池1の充放電路に直列に介挿され、前記保護IC5により個別に遮断(オフ)制御される。
そこでID用IC9を組み込んでパック電池Aを構成する場合には、例えば図3(b)に示すように、保護IC5の接地ラインとID用IC9の接地ラインとの間にスイッチ素子(FET)13を直列に介挿する。そして前記保護IC5により前記過放電防止用のスイッチ素子(FET)11を遮断(オフ)した際、同時にこの過放電防止用のスイッチ素子(FET)11を遮断(オフ)する前記保護IC5の放電禁止出力を利用して前記スイッチ素子13を遮断(オフ)し、これによって前記ID用IC9をその接地ラインから切り離すことによって電源供給を停止させるように構成することが望ましい。
このように構成すれば二次電池1の充電残容量の低下に伴って、その過放電を防止するべく前記過放電防止用のスイッチ素子(FET)11を遮断(オフ)する際、同時に前記ID用IC9への電源供給を停止するので、該ID用IC9によって不本意に前記二次電池1に蓄えられた電力エネルギが消費されることがない。従って比較的低電圧でも動作するID用IC9により、前記二次電池1の端子電圧が過放電電圧以下にまで引き下げられてしまうような不具合を生じることがなくなる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば通信端子4としての一対の外部接続端子4a,4bは、機器本体Bの端子26を挟み込むものでなく、逆に筒状の端子26内に挿入されることにより弾性変形して互いに接触するタイプのものであっても良い。更には独立した2つの端子を備え、機器本体Bに設けられた端子との接合により電気的に短絡されるタイプのものとしても構成することができる。
またマイクロプロセッサ(MPU)6への電源供給を停止・通電する給電制御回路8の構成について種々変形可能である。例えばマイクロプロセッサ6において、前述した通信ポートSの電位が一定期間以上に亘って電源電圧VDDに保たれているとき、この状態を機器本体Bとの接続が切り離されているとして検出し、給電制御回路をオフにして該マイクロプロセッサ6への電源供給を停止させるようにしても良い。この場合には、前記一対の外部接続端子4a,4b間の短絡に伴って前記給電制御回路をオンにし、マイクロプロセッサ6への電源供給を再開するようにすれば良い。
また前述した通信端子4に代えて、充電器または機器本体に対する着脱を検出する為の専用の着脱検出端子を設けておき、制御回路においては上記着脱検出端子を介して前記充電器または機器本体側から所定の制御電圧が与えられているときにだけ、前記回路部への電源供給を行うように構成することも可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
A パック電池
B 機器本体
1 二次電池
2 電源端子(正)
3 電源端子(負)
4 通信端子
4a,4b 一対の外部接続端子
5 保護IC
6 マイクロプロセッサ(MPU)
7 内部電源(REG)
8 制御回路(スイッチ回路)
9 ID用IC(マイクロプロセッサ)
11 過放電防止用スイッチ素子(FET)
12 過充電防止用スイッチ素子(FET)
13 スイッチ素子(FET)
SW スイッチ素子(FET)
Q1,Q2,Q3,Q4 トランジスタ(FET)

Claims (6)

  1. 二次電池と、前記二次電池の状態を管理する回路部とを備え、前記二次電池を充電する充電器、または前記二次電池を電源として動作する機器本体に装着して使用されるパック電池において、
    前記充電器または機器本体への非装着時には互いに離反しており、前記充電器または機器本体への装着時には該充電器または機器本体に設けられた端子に接続されると共に該端子を介して相互に接続される一対の外部接続端子と、
    前記一対の外部接続端子が相互に接続されていないときには前記回路部をシャットダウンさせ、前記一対の外部接続端子が相互に接続されたときには前記回路部を起動する制御回路を設けたことを特徴とするパック電池。
  2. 前記一対の外部接続端子の一方は、前記回路部の外部接続検出ポートに接続されており、前記充電器または機器本体への装着時には該充電器または機器本体に設けられた端子に接続されるものであって、
    前記一対の接続端子の他方は、前記回路部の動作時に遮断されるスイッチ素子を介して前記一方の接続端子とは異なる部位に接続されている請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記回路部は、マイクロプロセッサを備えたものであって、前記回路部の外部接続検出ポートは、前記マイクロプロセッサの通信ポートである請求項2に記載のパック電池。
  4. 前記一対の外部接続端子の一方は、所定の電源電圧にプルアップされており、
    前記一対の外部接続端子の他方は、前記回路部の動作時に遮断されるスイッチ素子を介して接地されている請求項1または2に記載のパック電池。
  5. 前記制御回路は、前記回路部への電源供給をオン・オフ制御すると共に、この電源供給のオン・オフ制御に連動させて前記スイッチ素子を導通・遮断制御するスイッチ回路からなる請求項1に記載のパック電池。
  6. 前記制御回路は、前記一対の外部接続端子間の短絡に伴って前記回路部への電源供給を開始した後、該回路部が出力する制御信号を受けて前記回路部への電源供給を継続するものであって、
    前記回路部は、該パック電池の前記充電器または機器本体からの取り外しに伴う該充電器または機器本体との間の通信の途絶えを検出して前記制御信号の出力を停止して前記制御回路による前記回路部への電源供給を遮断するものである請求項1に記載のパック電池。
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