JP2011106415A - 酸素濃度センサの応答性劣化検出装置 - Google Patents

酸素濃度センサの応答性劣化検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ガスの悪化を抑制しつつ、酸素濃度センサの応答性劣化の検出精度を向上させる。
【解決手段】減速時の酸素濃度センサの出力から応答性を検出し、減速時の応答性から応答性劣化と判定した場合に、アイドル時に酸素濃度を変化させたときの酸素濃度センサの出力から応答性を検出する。そして、アイドル時の応答性から応答性劣化と判定した場合に、酸素濃度センサの応答性劣化を決定する。毎アイドル時に酸素濃度を強制的に変化させることは、排気ガスの悪化につながるところ、これによれば、アイドル時の応答性検出を実行する頻度を低減できるので、排気ガスの悪化を抑制できる。さらに、減速時よりもアイドル時の方が応答性の検出精度が高いことから、減速時のみ行う場合よりも、酸素濃度センサの応答性劣化の検出精度を向上できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気流路に設けられる酸素濃度センサの応答性の劣化を検出する酸素濃度センサの応答性劣化検出装置に関するものである。
内燃機関の排気流路に設けられる酸素濃度センサとして、A/Fセンサ、O2センサがある。A/Fセンサは排気ガス中の酸素濃度と未燃ガス濃度に応じた電気信号を出力し、O2センサは排気ガス中の酸素濃度に応じた電気信号を出力する。このような酸素濃度センサからの酸素濃度に関する出力は、内燃機関の制御装置(エンジンECU)が実行する燃料噴射制御、EGR(Exhaust Gas Recirculation)制御、LNT(Lean NOx Trap)触媒のリッチパージ制御、DPF(Diesel Particulate Filter)の再生制御等の各種制御に用いられる。
ここで、酸素濃度センサは、センサ素子が被水することを防止するためのセンサカバーを有しており、センサカバーには通気孔が設けられている。このセンサカバーにパティキュレート(PM)が堆積して、通気孔がPMにより部分的に塞がってしまうと、センサカバーの内側と外側との間のガス交換が遅くなるため、酸素濃度センサの出力が鈍くなってしまう。この現象を酸素濃度センサの出力の応答性劣化と言い、この応答性劣化が生じると、下記の通り、内燃機関の制御装置が実行する各種制御に支障が生じてしまう。
図7に正常時と応答性劣化時におけるA/Fセンサの出力のタイムチャートを示す。図7に示すように、時間T0から排気ガス中の酸素濃度が減少したとき、所定時間経過後の時間T1に酸素濃度を検出すると、応答性劣化時では、正常時に比べて、酸素濃度を高く検出してしまう。このように、同一時刻に検出した酸素濃度に相違が生じてしまう。
このため、A/Fセンサを用いた排気ガス中の酸素濃度フィードバックモデルベースEGR制御の場合、EGRガス量をできる限り増やし、NOxの排出量を減らそうとするところ、A/Fセンサの応答性劣化が生じると、実際の酸素濃度よりも大きい値を検出するため、EGR量を失火限界以上導入してしまう。この結果、失火が生じたり、排気系のシステムによっては、失火より先に排気ガスが悪化したりする恐れがある。
また、LNT触媒のリッチパージ制御の場合では、吸気を絞ってリッチ(低酸素状態)雰囲気にすることで、LNT触媒のNOxを還元放出するところ、A/Fセンサの応答性劣化が生じると、実際の酸素濃度よりも大きい値を検出するため、吸気量をさらに絞ってしまい、燃焼に必要な酸素を得ることができず、失火してしまう。
また、図7に示すように、排気ガス中の酸素濃度が濃度C0から減少したとき、応答性劣化時では、正常時に比べて、濃度C1を検出するに至るまでの時間が長くなってしまう。このように、応答性劣化が生じると酸素濃度の検出に遅れが生じる。
このため、DPFの再生制御の場合、過昇温によるDPF溶損を防止するため、排気ガス中の酸素濃度を低くして、燃焼に必要な酸素を減らすことで、燃焼温度が一定の値以上にならないように、DPF内でのPMの燃焼を制御しているところ、A/Fセンサの応答性劣化が生じると、目標濃度を検出するまでの時間が長くなるため、排気ガス中の酸素濃度を十分に低下させることができず、DPFが過昇温となってDPF溶損に至ってしまう。
そこで、酸素濃度センサの出力の応答性劣化を検出することが必要となる。この応答性劣化検出方法としては、例えば、酸素濃度が変化したときの酸素濃度センサの出力値が所定値Aから所定値Bまで変化する時間に基づいて応答性劣化を検出する方法や(例えば、特許文献1参照)、酸素濃度が変化したときの酸素濃度センサの出力値が変化し始めてから変化量が安定するまでの時間に基づいて応答性劣化を検出する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−18886号公報 特開平9−4496号公報
ところで、応答性劣化を検出するに当たり、排気ガス中の酸素濃度が変化する条件としては、(1)減速時、(2)アイドル時の噴射量強制切替時・スロットル弁強制切替時・EGR弁強制切替時が考えられる。アイドル時の噴射量強制切替時とは、アイドル時に燃料噴射弁からの燃料噴射量を強制的に変化させたときのことであり、アイドル時のスロットル弁強制切替時とは、アイドル時にスロットル弁の開度を強制的に切り替えて、吸入空気量を変化させたときのことであり、アイドル時のEGR弁強制切替時とは、アイドル時にEGR弁の開度を強制的に切り替えて、内燃機関に流入するEGR量を変化させたときである。
(1)の減速時では、内燃機関への燃料噴射量が減少するので、排気ガス中の酸素濃度が変化する。したがって、減速時における酸素濃度センサの出力から応答性劣化を検出することができる。
しかし、減速時では、排気ガスの悪化につながる制御を行うわけではないので、後述する(2)のような排気ガスの悪化等の問題はないが、運転者のアクセル操作や走行抵抗によって減速中の排気流速に変化が生じ、酸素濃度センサの出力挙動が変わってしまい、応答性がばらつくため、応答性検出精度が低下してしまうという問題がある。
一方、(2)のアイドル時の噴射量強制切替時では、燃料噴射量が変化するので、排気ガス中の酸素濃度が変化する。そこで、アイドル時に燃料噴射弁からの燃料噴射量を増減させ、このときの酸素濃度センサの出力から応答性劣化を検出することができる。同様に、(2)のアイドル時の・スロットル弁強制切替時・EGR弁強制切替時では、内燃機関に流入するガス中の酸素濃度が変化することで、排気ガス中の酸素濃度が変化する。そこで、アイドル時にスロットル弁やEGR弁の開度を変化させることで、内燃機関に流入するガス中の酸素濃度を変化させ、このときの酸素濃度センサの出力から応答性劣化を検出することができる。
このように、アイドル時に排気ガス中の酸素濃度を変化させて、酸素濃度センサの出力から応答性劣化を検出すれば、応答性がばらつく要因となるアクセル操作等の人的要因や走行抵抗等の外部からの要因を抑制することができるので、(1)の減速時よりも応答性検出の精度を向上させることができる。
しかし、アイドル中に燃料噴射弁の開度を強制的に切り替えるためには、エンストが起こらないよう燃料噴射量を多くし、アイドル回転数を上げる必要が生じるため、燃費の悪化、排気ガスの悪化へつながる。また、燃料噴射料を減らした場合も、内燃機関に吸入されるガスの空燃比が変化するため、排気ガスの悪化が生じる。また、アイドル時にスロットル弁やEGR弁の開度を変化させた場合も、内燃機関に吸入されるガスの空燃比が変化するため、排気ガスの悪化が生じる。
このため、内燃機関がアイドル状態になる毎に、酸素濃度センサの応答性劣化を検出しようとすると、排気ガスの悪化につながってしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、排気ガスの悪化を抑制しつつ、酸素濃度センサの応答性劣化の検出精度を向上させることができる酸素濃度センサの応答性劣化検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、減速時の酸素濃度センサの出力に基づいて、酸素濃度センサの応答性を検出する減速時応答性検出手段(S2)と、減速時応答性検出手段が検出した第1検出値と第1しきい値とを比較して、酸素濃度センサの応答性が劣化しているか否かを判定する第1判定手段(S3)と、第1判定手段が劣化していると判定した場合に、内燃機関のアイドル時に酸素濃度変化手段によって排気流路内の酸素濃度を変化させたときの酸素濃度センサの出力に基づいて、酸素濃度センサの応答性を検出するアイドル時応答性検出手段(S7)と、アイドル時応答性検出手段が検出した第2検出値と第2しきい値とを比較して、酸素濃度センサの応答性が劣化しているか判定する第2判定手段(S9)とを備えることを特徴としている。
これによると、第1判定手段が劣化していると判定した場合に限って、アイドル時に酸素濃度変化手段によって排気流路内の酸素濃度を変化させて、酸素濃度センサの応答性を検出するので、毎アイドル時に酸素濃度センサの応答性劣化を検出する場合と比較して、アイドル時に酸素濃度変化手段によって排気流路内の酸素濃度を変化させる頻度を低減でき、排気ガスの悪化を抑制できる。
さらに、酸素濃度センサの応答性の検出を減速時とアイドル時の両方で行っており、減速時よりもアイドル時の方が酸素濃度センサの応答性の検出精度が高いことから、酸素濃度センサの応答性の検出を減速時のみ行う場合よりも、酸素濃度センサの応答性劣化の検出精度を向上できる。
なお、酸素濃度センサの応答性を検出するとは、酸素濃度センサの出力の応答性を評価するための値を検出することを意味し、その検出値としては、例えば、排気ガス中の酸素濃度が変化したときの所定時刻における酸素濃度や、所定酸素濃度に達するまでの経過時間等が挙げられる。
請求項1に記載の発明においては、請求項2に記載のように、減速時応答性検出手段(S2)と、アイドル時応答性検出手段(S3)とが、同じ算出手段を用いて、酸素濃度センサの応答性の検出値を算出する構成を採用することができる。
さらに、請求項2に記載の発明に記載の算出手段として請求項3に記載の構成を採用することが好ましい。
すなわち、算出手段は、酸素濃度センサの実際の出力である実出力と、内燃機関の運転状態に基づいて予測される応答性が正常な酸素濃度センサの正常出力と、正常出力に対して応答性を所定値劣化させた疑似劣化出力とを用い、
酸素濃度の変化開始時から収束時までの間における正常出力と疑似劣化出力のどちらか一方と実出力との偏差を積算した第1積算値と、正常出力と疑似劣化出力との偏差を積算した第2積算値との比を、検出値として算出することが好ましい。
請求項4に記載の発明では、アイドル時応答性検出手段(S7)が酸素濃度センサの応答性を繰り返し検出する場合、アイドル時応答性検出手段(S7)が酸素濃度センサの応答性を検出した後のアイドル実行回数が所定数に到達したときに、酸素濃度センサの応答性を検出することを特徴としている。
これによれば、応答性を検出した後のアイドル実行回数が所定数に到達しないと、アイドル時応答性検出手段が酸素濃度センサの応答性を検出しないようになっているので、アイドル時に酸素濃度変化手段によって排気流路内の酸素濃度を変化させる頻度を低減でき、排気ガスの悪化をより抑制できる。
請求項1〜4に記載の発明に関し、アイドルストップシステムを備える車両に搭載される場合、請求項5に記載のように、第1判定手段(S3)が劣化していると判定した場合に、アイドルストップシステムの作動を停止させる停止手段(S21)を備え、アイドル時応答性検出手段(S7)は、停止手段(S21)がアイドルストップシステムの作動を停止させたときに、酸素濃度センサの応答性を検出する構成となっていることが好ましい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態におけるディーゼルエンジン用制御システムの全体構成を示す図である。 図1中のECUが実行するA/Fセンサの応答性劣化検出制御のフローチャートである。 図2中のステップS2の詳細を説明するためのタイムチャートである。 図2中のステップS7の詳細を説明するためのタイムチャートである。 第2実施形態におけるECUが実行するA/Fセンサの応答性劣化検出制御のフローチャートである。 第3実施形態における図2中のステップS7の詳細を説明するためのタイムチャートである。 背景技術を説明するための図であって、正常時と応答性劣化時におけるA/Fセンサの出力のタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に、本実施形態のディーゼルエンジン用制御システムの全体構成を示す。図1に示すように、車両用内燃機関としてのディーゼルエンジン11の吸気管12にはスロットル弁13が設けられ、このスロットル弁13の上流側に、吸入空気量を検出する吸気量センサ14が設けられている。また、エンジン11の各気筒には、燃料を筒内に直接噴射する燃料噴射弁15が取り付けられている。
一方、エンジン11の排気流路を構成する排気管16には、排気ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサとしてのA/Fセンサ17が設けられている。A/Fセンサ17は、図示しないが、排気ガス中の酸素濃度と未燃ガス濃度に応じた電流値等の電気信号を出力するセンサ素子と、センサ素子が被水することを防止するためのセンサカバーとを有しており、センサカバーには通気孔が設けられている。
排気管16のうちのA/Fセンサ17の近傍には、排気ガスの温度を検出する排気温センサ18が設置され、この排気温センサ18の下流側に、排気浄化手段として排気ガス中の粒子状物質を捕集するDPF19が設けられている。このDPF19には、排気ガス中のNOx、HC等を浄化する触媒も備えられている。
また、排気管16のうちのA/Fセンサ17の上流側には、ターボ過給機のタービン20が設置され、このタービン20と連結されたコンプレッサ21が、吸気管12のうちのスロットル弁13の上流側に設置されている。さらに、排気管16のうちのタービン20の上流側と吸気管12のうちのスロットル弁13の下流側との間には、排気ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR配管22が接続され、このEGR配管22の途中に排気ガス還流量を制御するEGR弁23が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、エンジン冷却水温を検出する冷却水温センサ24や、エンジン回転速度を検出するクランク角センサ25が取り付けられている。また、アクセルペダル26の取付部には、アクセルペダル26の踏み込み量を検出するアクセルセンサ27が取り付けられている。
上述した各種センサの出力は、制御手段としてのエンジン制御装置(以下、ECUという)28に入力される。このECU28は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROMに記憶された燃料噴射制御、EGR制御、LNT触媒のリッチパージ制御、DPFの再生制御等の各種制御プログラムを実行する。
具体的には、ECU28は、燃料噴射制御プログラムを実行することにより、エンジン運転状態(例えば、エンジン回転速度、アクセルペダル26の踏み込み量、排気ガスの酸素濃度)に応じて、燃料噴射弁15からの燃料噴射量を制御する。
また、ECU28は、応答性劣化検出制御プログラムを実行することにより、所定条件時のA/Fセンサ17の応答性に基づいて、A/Fセンサ17の応答性劣化を検出する。したがって、このECU28が本発明の応答性劣化検出装置を構成している。
以下、このECU28が実行するA/Fセンサ17の応答性劣化検出制御について説明する。
この応答性劣化検出制御では、車両走行の減速時とエンジン11のアイドル運転時の両方の場合に、A/Fセンサ17の応答性劣化を検出するようになっている。具体的には、以下の説明の通り、減速時のA/Fセンサ17の出力から応答性を検出し、減速時の応答性から応答性劣化と判定した場合に、アイドル時に酸素濃度を変化させたときのA/Fセンサ17の出力から応答性を検出する。そして、アイドル時の応答性から応答性劣化と判定した場合に、A/Fセンサ17の応答性劣化を決定するようになっている。
図2に、ECU28が実行するA/Fセンサ17の応答性劣化検出制御のフローチャートを示す。図2に示す制御は、ECU28がA/Fセンサ17の応答性劣化を検出していないときに実行され、応答性劣化の検出後は停止され、応答性劣化に対する処置がされた後に、再び、実行される。
ステップS1では、アイドル時応答性検出実行フラグが0であるか否かを判定する。このフラグは、「1」のとき、ステップS7のアイドル時応答性検出の実行を許可し、「0」のとき、アイドル時応答性検出の実行を禁止するものである。減速時の応答性から応答性劣化と判定された場合、アイドル時の応答性を検出するために、フラグが1となる。したがって、減速時の応答性から応答性劣化と判定されていない場合は、フラグ=0であるため、YES判定して、ステップS2に進む。なお、図示していないが、ステップS2に進む前に、アクセルセンサ27からの検出結果等に基づいて、車両の走行状態が減速時であるか否かを判定し、減速時であれば、ステップS2に進み、減速時でなければ、ステップS1に戻る。
ステップS2では、減速時のA/Fセンサ17の出力に基づいて、A/Fセンサ17の応答性を検出する。このステップS2が本発明の減速時応答性検出手段に相当する。
ここで、減速時におけるA/Fセンサ17の応答性劣化の検出方法を説明する。図3に、減速時におけるA/Fセンサ17の出力のタイムチャートを示す。
減速時として、例えば、定速走行状態からアクセルペダル26がオフされた場合では、ECU28が燃料噴射弁15からの燃料噴射をカットするので、図3に示すように、噴射量が一定量から減少して0で一定となり、噴射量がステップ的に減少する。これにより、エンジン11で燃焼が生じないので、排気ガス中の酸素濃度がステップ的に上昇して大気相当の濃度に収束する。
そこで、このときのA/Fセンサ17の実際の出力である実出力と、エンジン11の運転状態に基づいて予測されるA/Fセンサ17の正常出力(予測酸素濃度)と、この正常出力に対して応答性を所定値劣化させた疑似劣化出力とを用いて、応答性劣化を検出する。
具体的には、酸素濃度の変化開始時点t1から収束時点t2までの間における正常出力と実出力との偏差を積算した第1積算値(面積)S1を算出するとともに、正常出力と疑似劣化出力との偏差を積算した第2積算値(面積)S2を算出する。ちなみに、面積S1として、正常出力と実出力との偏差の積算値の代わりに、疑似劣化出力と実出力との偏差の積算値を算出しても良い。そして、面積S1と面積S2の比である面積S1/面積S2を第1検出値として算出する。なお、このように、ECU28が算出する機能が算出手段に相当する。
なお、正常出力は、エンジン11内の酸素濃度と、排気ガスがエンジン11からA/Fセンサ17が設置されている位置に到達するまでに要する時間と、正常なA/Fセンサ17の特性とをパラメータとして推定される。エンジン11内の酸素濃度は、吸気量、噴射量、EGRガス量等に基づいて算出される。また、酸素濃度の変化開始時点t1および収束時点t2は、実出力もしくは正常出力の微分値(変化割合)から判定する。
実出力が正常出力と同じであれば、面積S1=0となるため、S1/S2=0となる。実出力が疑似劣化出力と同じであれば、面積S1=面積S2となるため、S1/S2=1となる。また、実出力が疑似劣化出力よりも応答性劣化していれば、面積S1>面積S2となるため、S1/S2>1となる。したがって、第1検出値である面積S1/面積S2に基づいて、A/Fセンサ17の出力の応答性が劣化しているか否かを判定することができる。したがって、第1検出値である面積S1/面積S2が、応答性を評価するための値、すなわち、A/Fセンサ17の出力の応答性に相当する。
なお、減速時は、アクセルペダル26がオフされた場合に限らず、アクセルペダル26の位置を戻す操作がされている場合であっても良い。ただし、噴射量がステップ的に変化する場合が好ましい。
ステップS3では、ステップS2で検出した第1検出値と第1しきい値とを比較して、A/Fセンサ17の応答性が劣化しているか否かを判定する。具体的には、第1検出値が第1しきい値よりも小さいか否かを判定する。このステップS3が本発明の第1判定手段に相当する。
第1しきい値は、検出した応答性のばらつき(検出精度)を考慮して設定される。すなわち、A/Fセンサ17の応答性劣化による上述した各種制御に影響がでるときの判定しきい値を算出し、算出した判定しきい値に対して余裕度を加えたものを、第1しきい値とする。例えば、第1しきい値を1.2とする。これは、実出力が疑似劣化出力と同じであるとき、S1/S2=1となるので、余裕度として0.2を加えている。なお、第1しきい値を1に設定し、疑似劣化出力の設定において、疑似劣化出力に余裕度を加えても良い。
そして、第1検出値が第1しきい値よりも小さければ、YESとなり、A/Fセンサ17の応答性は劣化していないと判定して、ステップS1に戻る。一方、第1検出値が第1しきい値よりも大きければ、NOとなり、A/Fセンサ17の応答性が劣化していると判定して、ステップS4に進む。ステップS4では、ステップS1で判定されるフラグを「1」に設定する。その後、ステップS1に戻る。
ステップS1において、ステップS3、S4での説明の通り、減速時の応答性から応答性劣化と判定されている場合は、フラグ=1であるため、NO判定して、ステップS5に進む。なお、図示していないが、ステップS5に進む前に、エンジンがアイドル運転状態であるか否かを判定し、アイドル運転状態と判定した場合、ステップS5に進み、アイドル運転状態ではないと判定した場合、ステップS1に戻る。
ステップS5では、アイドル実行回数のカウント値Nが所定値を超えたか否かを判定する。具体的には、カウント値Nが所定値、例えば、3よりも小さいか否かを判定する。このアイドル実行回数とは、アイドル時の応答性検出を実行した後において、アイドル運転状態になった回数である。したがって、ステップS5はアイドル実行回数が所定数に到達したか否かを判定する判定手段に相当する。
このカウント値Nが1、2のように所定値よりも小さければ、YES判定して、ステップS6に進み、カウント値Nを「N+1」とする。その後、ステップS1に戻る。
一方、カウント値Nが3のように所定値に到達していれば、NO判定して、ステップS7に進む。ちなみに、このカウント値Nは、フラグが「0」から「1」に変更されたときに、所定値に設定される。したがって、ステップS3で、応答性劣化と判定した後の初回のステップS5であれば、カウント値Nが所定値なので、NO判定して、ステップS7に進む。
ステップS7では、アイドル時のA/Fセンサ17の出力に基づいて、A/Fセンサ17の応答性を検出する。このステップS7が本発明のアイドル時応答性検出手段に相当する。この応答性の検出の際では、酸素濃度変化手段としての燃料噴射弁15からの燃料噴射量を強制的に変化させて、排気管16内の酸素濃度をステップ的に変化させる。
ここで、図4に、燃料噴射量を段階的に減少させたときにおける正常時と応答性劣化時のA/Fセンサ17の出力のタイムチャートを示す。図4に示すように、例えば、燃料噴射弁15からの燃料噴射量をステップ的に減少させ、そのときのA/Fセンサ17の出力の変化開始から収束までに要する時間(第2検出値)Txを算出する。A/Fセンサ17の出力に応答性劣化が生じると、正常時の収束時間Tx0よりも収束時間Tx1が長くなるので、この収束時間Txから応答性劣化が生じたか否かを判定することができる。したがって、第2検出値である収束時間Txが応答性を評価するための値、すなわち、A/Fセンサ17の出力の応答性に相当する。
ちなみに、A/Fセンサ17の出力の変化開始および収束は出力変化(出力の微分値)から判断する。微分値が一定の値から急増した時点を変化開始時とし、微分値が収束判定しきい値を下回った時点を収束時とする。
続いて、ステップS8では、カウント数Nを「0」にする。
続いて、ステップS9では、ステップS7で検出した第2検出値Txと第2しきい値とを比較して、A/Fセンサ17の応答性が劣化しているか判定する。具体的には、第2検出値Txが第2しきい値よりも低いか否かを判定する。このステップS9が本発明の第2判定手段に相当する。
第2しきい値は、第1しきい値と同様に、検出した応答性のばらつき(検出精度)を考慮して設定される。アイドル時の応答性の方が、減速時の応答性よりもばらつきが小さいので、第2しきい値については、第1しきい値よりも余裕度を小さく設定することができる。
そして、第2検出値Txが第2しきい値を超えていれば(NOの場合)、A/Fセンサ17の応答性が劣化していると判定して、ステップS10に進み、A/Fセンサ17の応答性劣化を最終決定する。したがって、ステップS10は、応答性劣化決定手段に相当する。このようにして、A/Fセンサ17の応答性劣化を検出した後は、応答性劣化検出制御を停止し、応答性劣化に対する処置を実行する。応答性劣化に対する処置として、例えば、強制的に排気流速を早くすることにより、A/Fセンサ17のカバーに付着しているPMを吹き飛ばしたり、A/Fセンサ17の出力を使用しない制御に切り替えたり、A/Fセンサ17の交換を促すための警告をしたりする。
一方、第2検出値Txが第2しきい値よりも低ければ(YESの場合)、A/Fセンサ17の応答性が劣化していないと判定して、ステップS11に進む。
ステップS11では、換算式を用いて、第2検出値を第1検出値相当の変換値に変換する。すなわち、第2検出値Txを図3に示すS1/S2に変換する。
続いて、ステップS12では、変換値と第1しきい値とを比較して、A/Fセンサ17の応答性が劣化しているか否かを判定する。具体的には、変換値が第1しきい値よりも低いか否かを判定する。変換値が第1しきい値よりも低ければ(YES判定の場合)、A/Fセンサ17の応答性は劣化していないと判定し、ステップS13に進み、減速時の応答性検出からやり直すために、フラグを「0」に設定した後、ステップS1に戻る。
一方、ステップS12で、変換値が第1しきい値よりも低くなければ(NO判定の場合)、再び、アイドル時の応答性検出を実行させるために、フラグを「1」に維持したまま、ステップS1に戻る。
以上説明した通り、本実施形態では、ステップS1〜S4のごとく、減速時に検出したA/Fセンサ17の応答性に基づいて、応答性が劣化していると判定した場合に限って、ステップS7で、アイドル時に燃料噴射弁15からの燃料噴射量を段階的に減少させ、そのときのA/Fセンサ17の応答性を検出している。したがって、本実施形態のステップS1〜S4を省略した場合のように、毎アイドル時にA/Fセンサ17の応答性劣化を検出する場合と比較して、燃料噴射弁15からの燃料噴射量を減少させて、排気管16内の酸素濃度を変化させる頻度を低減できるので、排気ガスの悪化を抑制できる。
また、本実施形態では、ステップS2、S7のごとく、A/Fセンサ17の応答性の検出を減速時とアイドル時の両方で行っており、減速時よりもアイドル時の方がA/Fセンサ17の応答性の検出精度が高いことから、A/Fセンサ17の応答性の検出を減速時のみ行う場合よりも、A/Fセンサ17の応答性劣化の検出精度を向上できる。
また、A/Fセンサ17の応答性劣化の検出精度が低い場合、検出精度を考慮して判定しきい値に余裕度を加味していたため、本来ならば、応答性劣化に該当しない場合でも、応答性劣化と判定して、応答性劣化後の処置を実行していた。
これに対して、本実施形態によれば、A/Fセンサ17の応答性劣化の検出精度向上により、判定しきい値に加味していた余裕度を小さくできるため、応答性劣化に該当しない場合に、応答性劣化後の処置となるA/Fセンサ17の早期交換やA/Fセンサ17を使用しない制御への切替などの実行を抑制できる。
また、本実施形態では、ステップS5、S7等のごとく、アイドル時の応答性検出の実行が許可されている場合であって、アイドル実行回数が所定値に到達したときに、アイドル時の応答性検出を実行するようになっている。
これにより、ステップS9で応答性劣化していないと判定(YES判定)し、ステップS12でも応答性劣化していないと判定(NO判定)して、再び、ステップS7に進むことで、アイドル時の応答性検出を繰り返し実行する場合、アイドル時に、常に、A/Fセンサ17の応答性検出を実行するのではなく、間隔をあけて、A/Fセンサ17の応答性検出を実行することとなる。この結果、アイドル時に、常に、A/Fセンサ17の応答性検出を実行する場合と比較して、アイドル時の応答性検出の実行頻度を低減できる。すなわち、燃料噴射弁15からの燃料噴射量を減少させて、排気管16内の酸素濃度を変化させる頻度を低減できるので、排気ガスの悪化を抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態は、本発明の酸素濃度センサの応答性劣化検出装置を、車両停止時に自動的にエンジンを停止させるアイドルストップシステム(ISS)を備える車両に搭載した例である。図5に、本実施形態におけるECU28が実行するA/Fセンサ17の応答性劣化検出制御のフローチャートを示す。
本実施形態では、ステップS5で、カウント値Nが所定値に到達してNO判定した場合であって、ステップS7に進む前に、ステップS21を実行する。このステップS21が本発明のアイドルストップシステムの作動を停止させる停止手段に相当する。
このステップS21では、ISSの作動を停止させるために、ISSフラグを「0」に設定する。ISSフラグは、「0」のとき、ISSの作動を禁止し、「1」のとき、ISSの作動を許可するものである。ISSを備える車両においては、アイドルストップされてしまうと、ステップS7のアイドル時のA/Fセンサ17の応答性検出が実行できないので、ステップS7に進む場合は、ISSの作動を停止させる。
また、本実施形態では、ステップS10、S12、S13の後に、ISSの作動を許可するために、ISSフラグを「1」に設定するステップS22を実行する。これにより、アイドル時のA/Fセンサ17の応答性の検出および応答性劣化の判定が終了したら、再び、ISSを元の状態に戻して、アイドルストップを可能とする。
(第3実施形態)
第1実施形態では、図2中のステップS7で、燃料噴射弁15からの燃料噴射量を段階的に減少させ、そのときのA/Fセンサ17の出力の変化開始から収束までに要する時間Txを第2検出値として算出したが、本実施形態では、A/Fセンサ17の出力の変化開始から収束までに要する時間の代わりに、A/Fセンサ17の出力値が所定値Aから所定値Bまで変化するまでの経過時間Tyを第2検出値として算出する。
図6に、燃料噴射量を段階的に減少させたときにおける正常時と応答性劣化時のA/Fセンサ17の出力のタイムチャートを示す。図6に示すように、A/Fセンサ17の出力に応答性劣化が生じると、正常時の経過時間Ty0よりも経過時間Ty1が長くなる。そこで、ステップS9では、ステップS7で算出した経過時間Tyと第2しきい値とを比較することで、応答性劣化が生じたか否かを判定することができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態では、ステップS7でA/Fセンサ17の応答性を検出する際に、酸素濃度変化手段としての燃料噴射弁15からの燃料噴射量を減少させることにより、排気管16内の酸素濃度を変化させていたが、燃料噴射量を減少させる代わりに増大させても良い。
また、燃料噴射弁15の代わりに、エンジン11の吸入空気量を調整する吸気量調整手段であるスロットル弁13、エンジン11に流入するEGR量を調整する再循環排気量調整手段であるEGR弁23を酸素濃度変化手段として用いても良い。
(2)第1、第3実施形態では、ステップS2とステップS7とにおいて、異なる算出手段を用いて、A/Fセンサ17の応答性の検出値(第1、第2検出値)を算出したが、同じ算出手段を用いてA/Fセンサ17の応答性の検出値を算出しても良い。
例えば、ステップS7での第2検出値の算出において、ステップS2と同様に、アイドル時の酸素濃度の変化開始時点t1から収束時点t2までの間における正常出力と実出力との偏差の積算値(面積)S1と、正常出力と疑似劣化出力との偏差の積算値(面積)S2を算出したときのS1とS2の比を第2検出値として算出しても良い。この場合、算出手段は、S1とS2の比を算出する。
また、その逆に、ステップS2での第1検出値の算出において、第1、第3実施形態で説明したステップS7と同様に、収束時間Tx、経過時間Tyを第1検出値として算出しても良い。この場合、算出手段は収束時間Tx、経過時間Tyを算出する。
(3)上述の各実施形態では、酸素濃度センサとしてのA/Fセンサ17の出力の応答性劣化を検出していたが、排気ガス中の酸素濃度に応じた電気信号を出力するO2センサの応答性劣化の検出にも本発明を適用できる。
(4)上述の各実施形態では、減速時応答性検出手段、第1判定手段、アイドル時応答性検出手段、第2判定手段等をECU28の機能により実現させていたが、これらの各手段の少なくとも一部をECU28とは別の制御部(回路構成)で実現させても良い。
(5)上述の各実施形態を実施可能な範囲で組み合わせても良い。例えば、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせても良い。
11 ディーゼルエンジン(内燃機関)
13 スロットル弁
15 燃料噴射弁
17 A/Fセンサ(酸素濃度センサ)
23 EGR弁
28 ECU(減速時応答性検出手段、第1判定手段、アイドル時応答性検出手段、第2判定手段)

Claims (5)

  1. 車両用内燃機関の排気流路内の酸素濃度に関する信号を出力する酸素濃度センサ(17)の応答性の劣化を検出する酸素濃度センサの応答性劣化検出装置において、
    減速時の前記酸素濃度センサの出力に基づいて、前記酸素濃度センサの応答性を検出する減速時応答性検出手段(S2)と、
    前記減速時応答性検出手段が検出した第1検出値と第1しきい値とを比較して、前記酸素濃度センサの応答性が劣化しているか否かを判定する第1判定手段(S3)と、
    前記第1判定手段が劣化していると判定した場合に、前記内燃機関のアイドル時に酸素濃度変化手段によって前記排気流路内の酸素濃度を変化させたときの前記酸素濃度センサの出力に基づいて、前記酸素濃度センサの応答性を検出するアイドル時応答性検出手段(S7)と、
    前記アイドル時応答性検出手段が検出した第2検出値と第2しきい値とを比較して、前記酸素濃度センサの応答性が劣化しているか判定する第2判定手段(S9)とを備えることを特徴とする酸素濃度センサの応答性劣化検出装置。
  2. 前記減速時応答性検出手段(S2)と、前記アイドル時応答性検出手段(S3)とは、同じ算出手段を用いて、前記酸素濃度センサの応答性の検出値を算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の酸素濃度センサの応答性劣化検出装置。
  3. 前記前記算出手段は、前記酸素濃度センサの実際の出力である実出力と、前記内燃機関の運転状態に基づいて予測される応答性が正常な酸素濃度センサの正常出力と、前記正常出力に対して応答性を所定値劣化させた疑似劣化出力とを用い、
    酸素濃度の変化開始時から収束時までの間における前記正常出力と前記疑似劣化出力のどちらか一方と前記実出力との偏差を積算した第1積算値と、前記正常出力と前記疑似劣化出力との偏差を積算した第2積算値との比を、前記検出値として算出することを特徴とする請求項2に記載の酸素濃度センサの応答性劣化検出装置。
  4. 前記アイドル時応答性検出手段(S7)が前記酸素濃度センサの応答性を繰り返し検出する場合、前記アイドル時応答性検出手段(S7)が前記酸素濃度センサの応答性を検出した後のアイドル実行回数が所定数に到達したときに、前記酸素濃度センサの応答性を検出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の酸素濃度センサの応答性劣化検出装置。
  5. アイドルストップシステムを備える車両に搭載される酸素濃度センサの応答性劣化検出装置であって、
    前記第1判定手段(S3)が劣化していると判定した場合に、前記アイドルストップシステムの作動を停止させる停止手段(S21)を備え、
    前記アイドル時応答性検出手段(S7)は、前記停止手段(S21)が前記アイドルストップシステムの作動を停止させたときに、前記酸素濃度センサの応答性を検出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の酸素濃度センサの応答性劣化検出装置。
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