JP2011106241A - 杭頭接合構造 - Google Patents

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【課題】杭頭部外周面にスタッドボルトを接合することを前提として、平板部を有するアンカー鉄筋を作業性良く接続することが可能であると共に、スタッドボルトのがたつきや片当たりを防止して杭頭部外周面に対し高い接合性能でアンカー鉄筋を接続することが可能であり、また種々の杭径に対して汎用性高く適用し得る杭頭接合構造を提供する。
【解決手段】杭頭部外周面1aに接合したスタッドボルト2に、スタッドボルトが貫通する挿通孔5を有するアンカー鉄筋3端部の平板部4を挿通し、スタッドボルトにナット7を螺着することで、アンカー鉄筋を杭頭部に接続する杭頭接合構造であって、挿通孔はスタッドボルトに対してルーズホールで形成され、杭頭部外周面に面する平板部表面4aには、内面が杭頭部外周面との間に隙間を空けた状態で一対の開口縁部が当該杭頭部外周面と当接すると共に挿通孔と連通される溝6が、アンカー鉄筋の長さ方向に形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋼管コンクリート杭や鋼管杭の杭頭部にアンカー鉄筋(杭頭鉄筋)を接合する杭頭接合構造に関する。より詳しくは、杭頭部外周面に接合したスタッドボルトと、平板部を一端に形成したアンカー鉄筋とを接続するにあたり、これらスタッドボルトと平板部をがたつきなく接続して、杭頭部の接合性能を向上する杭頭接合構造に関する。
近年、需要が増えつつある高強度の杭において、その杭と基礎コンクリートやフーチングなどの基礎躯体とを剛接合する場合には、一般的な杭頭部の仕様よりも、曲げ耐力などの接合性能を高める必要がある。
その際、杭頭部に生じる応力に抵抗できるだけのアンカー鉄筋を杭頭部の端板に設置することになるが、アンカー鉄筋の本数を増やすことは、フーチングなどの配筋に問題があり、太径のアンカー鉄筋を用いたとしても、アンカー鉄筋間に所定の間隔を設ける必要があるため、設置本数に限界があり、杭頭部の端板に接合することは難しい。また、鉄筋径を変えずに高強度材のアンカー鉄筋を端板に接合することは、当該端板への接合条件や定着長さの確保などの点で問題がある。他方、鋼管杭について言えば、杭頭部に端板が設けられていない場合もある。
これら問題点を解決するために、杭頭部外周面に溶接接合したカプラーを介してアンカー鉄筋を杭に接合したり、杭頭部外周面に直接、アンカー鉄筋を溶接するなどの構造が種々知られており、これにより、アンカー鉄筋の本数増大を図ったり、アンカー鉄筋を太径化したり、高強度化することなく、高い接合性能を得るようにしている。
しかしながら、これら従来技術では、現場にて縦向きの溶接を行う必要があり、手間がかかると共に、熟練工を要する。また、カプラーや接続金具を長さ方向全長に亘って溶接する必要があり、溶接量が多い。さらに、溶接作業スペースを確保しなければならない関係上、隣り合うカプラー等の間隔を広く空けなければならず、結局アンカー鉄筋の設置本数が制約される。また、アンカー鉄筋に生じる力が杭に伝達される際、溶接部分に直接力が作用するため、溶接については十分な施工管理が必要となる。しかも、現場溶接作業となるため、ブローホールなどの溶接不良が発生するおそれが常にあり、溶接性能(耐力)の信頼性が懸念される。
一方、特許文献1には、複数の貫通孔を周方向に亘って穿設した鋼管杭の杭頭部と、一端が平坦部に加工され、その平坦部に貫通孔を形成したアンカー鉄筋とを、これら貫通孔に挿入したボルトによって接合する杭頭接合構造が開示されている。また、特許文献2には、杭頭部外周面に溶接接合したスタッドボルトを挿通する挿通孔及びアンカー鉄筋を螺入する雌ねじ孔を形成した接続金具を介して、杭頭部にアンカー鉄筋を接続する構造が開示されている。
特開2006−241696号公報 特開2004−308359号公報
特許文献1では、鋼管杭に複数の貫通孔を設けているため、杭自体の断面性能が低下してしまい、当初設計した鋼管杭の厚さよりも厚くした杭に設計変更するか、もしくは、杭頭部に別途補強を施す必要がある。また、貫通孔から鋼管杭端部までの縁空きや、隣り合う貫通孔同士の間隔が狭いと、杭の鋼管が破断してしまうため、アンカー鉄筋の取付位置や設置本数に制約を受けることとなっていた。また、アンカー鉄筋の平坦部は、弧状の杭頭部外周面に対し、当接箇所が一箇所となるため、例えばボルト一本で固定しようとするとアンカー鉄筋が回転し易いなど、アンカー鉄筋を杭頭部外周面に固定する際の作業性や取付精度が悪かった。
特許文献2では、杭頭部外周面へスタッドボルトを溶接接合している。スタッドボルトの溶接接合は、高い施工精度・位置精度を確保することが難しく、このためスタッドボルト用の挿通孔を、当該スタッドボルトの外径よりも大径にする必要がある。アンカー鉄筋1本当たりに使用するスタッドボルト本数を増やすと、融通を利かせるために、挿通孔の孔径をさらに大径にする必要がある。また、接続金具は、杭頭部外周面に当接する面が当該外周面輪郭に合わせた弧状に形成されている。以上の点を検討すると、挿通孔の大径化による接続金具とスタッドボルトとのがたつき、そしてそれに伴う接合性能(固定度合い)の低下や、大径の挿通孔内部でスタッドボルトが片当たりすることによるせん断耐力の低下、接続金具の弧状部を杭頭部外周面に合わせる必要から、杭毎に接続金具を作製・用意する必要があり、接続金具の仕様が膨大になるといった課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、杭頭部外周面にスタッドボルトを接合することを前提として、平板部を有するアンカー鉄筋を作業性良く接続することが可能であると共に、スタッドボルトのがたつきや片当たりを防止して杭頭部外周面に対し高い接合性能でアンカー鉄筋を接続することが可能であり、また種々の杭径に対して汎用性高く適用し得る杭頭接合構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる杭頭接合構造は、杭の杭頭部外周面を形成する鋼管にこれより外方へ向かって横向きに接合したスタッドボルトに、該スタッドボルトが貫通する挿通孔を有するアンカー鉄筋端部の平板部を挿通し、該平板部を貫通させた該スタッドボルトにナットを螺着することで、該アンカー鉄筋を該杭頭部に接続するようにした杭頭接合構造であって、上記挿通孔は上記スタッドボルトに対してルーズホールで形成され、上記杭頭部外周面に面する上記平板部表面には、内面が該杭頭部外周面との間に隙間を空けた状態で一対の開口縁部が当該杭頭部外周面と当接すると共に上記挿通孔と連通される溝が、上記アンカー鉄筋の長さ方向に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかる杭頭接合構造は、杭の杭頭部外周面を形成する鋼管にこれより外方へ向かって横向きに接合したスタッドボルトに、該スタッドボルトが貫通する挿通孔を有するアンカー鉄筋端部の平板部を挿通し、該平板部を貫通させた該スタッドボルトにナットを螺着することで、該アンカー鉄筋を該杭頭部に接続するようにした杭頭接合構造であって、上記杭頭部外周面と上記平板部との間には、上記スタッドボルトが貫通する貫通孔が形成された平板状の金物が配設され、上記貫通孔および上記挿通孔は上記スタッドボルトに対してルーズホールで形成され、上記杭頭部外周面に面する上記金物表面には、内面が該杭頭部外周面との間に隙間を空けた状態で一対の開口縁部が当該杭頭部外周面と当接すると共に上記貫通孔と連通される溝が、上下方向縦向きに形成されることを特徴とする。
本発明にかかる杭頭接合構造にあっては、杭頭部外周面にスタッドボルトを接合することを前提として、平板部を有するアンカー鉄筋を作業性良く接続することができると共に、スタッドボルトのがたつきや片当たりを防止して杭頭部外周面に対し高い接合性能でアンカー鉄筋を接続することができ、また種々の杭径に対して汎用性高く適用することができる。
本発明に係る杭頭接合構造の第1実施形態を示す杭頭部の一部断面側面図である。 本発明に係る杭頭接合構造の第1実施形態を示す分解図である。 第1実施形態に適用されるアンカー鉄筋の正面図である。 図3中、A−A線矢視断面図である。 本発明に係る杭頭接合構造の第2実施形態を示す杭頭部の一部断面側面図である。 本発明に係る杭頭接合構造の第2実施形態を示す分解図である。 第2実施形態に適用される平板状の金物の正面図である。 図7中、B−B線矢視断面図である。 第2実施形態に適用されるアンカー鉄筋の正面図である。 図9中、C−C線矢視断面図である。
以下に、本発明にかかる杭頭接合構造の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図4には、第1実施形態にかかる杭頭接合構造が示されている。鋼管杭や図1に示した鋼管コンクリート杭1は、杭頭部を含め、外周面が鋼管で形成されている。杭頭部外周面1aには、その周方向に沿って互いに間隔を隔てて、スタッドボルト2が溶接接合される。
スタッドボルト2は、杭頭部外周面1aにこれより杭1の径方向外方へ向かって、水平方向横向きに接合される。図示例にあっては、スタッドボルト2は、一本のアンカー鉄筋3に対し、上下二本が一組で配設されている。スタッドボルト2はもちろん、一本のアンカー鉄筋3に対し、一本であっても、あるいは三本以上であっても良い。また、スタッドボルト2は、上下方向に限らず、周方向に複数本設けても良い。
アンカー鉄筋3は公知のように、その下端部を平坦に加工することで、一体的に平板部4を有している。平板部4は、鋼製平板材をアンカー鉄筋3の下端部に一体的に溶接接合するなどして設けるようにしても良い。
平板部4には、スタッドボルト2が貫通する挿通孔5が形成される。図示例にあっては、挿通孔5は、杭頭部外周面1aへのスタッドボルト2の接合位置に合わせて、二つ形成されている。これら挿通孔5はともに、スタッドボルト2の接合位置精度が高くないことを考慮して、融通を利かせてこれらスタッドボルト2を貫通させ得るように、ルーズホールで形成される。ルーズホールとされる挿通孔5は、上下方向もしくは左右方向に長孔状に形成しても、全体的に孔径を大きく形成しても良い。
平板部4には、杭頭部外周面1aに面する表面4aに、アンカー鉄筋3の長さ方向もしくは上下方向縦向きに溝6が形成される。溝6は、平板部4を貫通する挿通孔5と連通するように、挿通孔5位置を経過するように形成される。溝6は、平板部4の表面4aを杭頭部外周面1aに押し当てた際、その内面6aが杭頭部外周面1aとの間に隙間Cを空けた状態となる形態で形成される。
また溝6は、平板部4の表面4aを杭頭部外周面1aに押し当てた際、左右両側の一対の開口縁部6bが二箇所で杭頭部外周面1aと当接する形態で形成される。このような溝6は例えば、断面弧状の形態とした場合、その湾曲面となる内面6aの曲率半径を杭頭部外周面1aの曲率半径よりも小さくすればよい。また、溝6を断面長方形状とする形態では、杭頭部外周面1aが溝6の内面6aに接しないように、溝6の開口幅寸法を狭めるか、溝6の深さを深くすればよい。
さらに、平板部4の挿通孔5を貫通したスタッドボルト2に螺着するためのナット7が設けられる。
次に、第1実施形態に係る杭頭接合構造の作用について説明する。まず、杭頭部外周面1aに、スタッドボルト2を溶接接合する。次いで、スタッドボルト2を挿通孔5に挿通して、平板部4をスタッドボルト2に装着する。この際、溝6の一対の開口縁部6bが二箇所で、曲面である杭頭部外周面1aに当接する。図示例にあっては、二本のスタッドボルト2を二つの挿通孔5に挿通するので、杭頭部外周面1aに対し傾くことなく、アンカー鉄筋3を取り付けることができる。
その後、ナット7をスタッドボルト2に螺着することで、アンカー鉄筋3を杭1の杭頭部に接続する。このようにアンカー鉄筋3を杭1に接続した状態では、スタッドボルト2とルーズホールである挿通孔5とは融通が利く状態であると共に、杭頭部外周面1aと溝内面6aとの間には隙間Cが空いている。
その後、杭1の杭頭部周辺にコンクリートを打設した際、そのコンクリートやノロ等が杭頭部外周面1aと平板部4の溝内面6aとの間の隙間Cへ流れ込む。隙間Cへ流れ込んだノロ等は、当該隙間Cを埋めると共に、溝6と連通する挿通孔5内へと流れ込む。挿通孔5内へ流れ込んだノロ等は、スタッドボルト2と挿通孔5の間に充填されることとなる。ノロ等はその後、隙間C及び挿通孔5内で固化する。
以上説明した第1実施形態に係る杭頭接合構造にあっては、溝6から挿通孔5へ流れ込むノロ等により、挿通孔5内部を埋めることができ、その内方でスタッドボルト2ががたついたり片当たりすることを防止できるとともに、ノロ等の介在により、アンカー鉄筋3に作用する力をスタッドボルト2の長さ方向ほぼ全断面で負担させることができ、スタッドボルト2側の杭頭部外周面1aと、平板部4側のアンカー鉄筋3との固定度合やせん断耐力など、接合性能を格段に向上することができる。
また、溝6の一対の開口縁部6bによって、曲面である杭頭部外周面1aを挟み込むように二箇所で平板部4を当接させることができるので、平板部4を含むアンカー鉄筋3を安定的に杭頭部外周面1aに押し当てることができ、アンカー鉄筋3を杭頭部外周面1aへ接続する際の作業性を向上することができる。また、溝6の一対の開口縁部6bは、杭頭部外周面1aを挟む形態であるので、種々の杭径の杭頭部外周面1aに対応させることができ、汎用性高く適用することができる。
図5から図10には、第2実施形態にかかる杭頭接合構造が示されている。第2実施形態は、杭頭部外周面1aとアンカー鉄筋3の平板部4との間に、鋼製平板状の金物8を配設したものである。金物8には、平板部4の挿通孔5と連通する貫通孔9が形成される。貫通孔9には、スタッドボルト2が貫通される。貫通孔9は、挿通孔5と同様に、スタッドボルト2に対してルーズホールで形成される。
第2実施形態では、第1実施形態で平板部表面4aに形成した溝6が、杭頭部外周面1aに面する金物表面8aに上下方向縦向きに形成される。溝6の構成は第1実施形態と同様である。これにより、アンカー鉄筋3の平板部4は、溝6を有しない無垢な状態で形成され、互いに向かい合う平板部表面4aと金物裏面8bとは、相互に適合し合う平坦面で形成される。
次に、第2実施形態に係る杭頭接合構造の作用について説明すると、杭頭部外周面1aに溶接接合したスタッドボルト2を貫通孔9に挿通して、金物8をスタッドボルト2に装着する。次いで、スタッドボルト2を挿通孔5に挿通して、平板部4をスタッドボルト2に装着する。その後、ナット7をスタッドボルト2に螺着することで、金物8及びアンカー鉄筋3を一括して杭1の杭頭部に接続する。
アンカー鉄筋3を杭1に接続した状態では、スタッドボルト2とルーズホールである貫通孔9及び挿通孔5とは融通が利く状態であると共に、杭頭部外周面1aと溝内面6aとの間には隙間Cが空いている。
杭1の杭頭部周辺に打設したコンクリートやそのノロ等は、杭頭部外周面1aと金物8の溝内面6aとの間の隙間Cへ流れ込む。隙間Cへ流れ込んだノロ等は、当該隙間Cを埋めると共に、溝6と連通する貫通孔9及び挿通孔5内へと流れ込む。これら貫通孔9及び挿通孔5内へ流れ込んだノロ等は、スタッドボルト2と貫通孔9及び挿通孔5の間に充填されることとなる。ノロ等はその後、隙間C、貫通孔9及び挿通孔6内で固化する。
以上説明した第2実施形態に係る杭頭接合構造にあっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。第2実施形態にあっては、金物8を介在させることで、アンカー鉄筋3の一部である平板部4を、杭頭部外周面1a側に全面接触で接続することができ、接合安定性を向上することができる。
上記いずれの実施形態にあっても、挿通孔5または貫通孔9は、スタッドボルト2のスタッド溶接に伴うフラッシュ10の影響を受けないような大きな孔径で形成することが望ましい。孔径を大きくすることに代えて、挿通孔5または貫通孔9の開口縁にザクリを形成し、これによりフラッシュ10との干渉を避けるようにしても良い。また、溝6の幅寸法を広げることで、フラッシュ10との干渉を避けるようにしても良い。
コンクリートのノロ等が挿通孔5や貫通孔9へ流入しやすくするために、挿通孔5や貫通孔9の開口縁を口広に形成しても良く、当該構成を上記ザグリで兼用するようにしても良い。上記実施形態では、コンクリートのノロ等を挿通孔5等へ充填するようにしたが、溝6を介して予め別途グラウト材を充填しておくようにしても良い。また、図1及び図5において仮想線で示すように、アンカー鉄筋3は、杭頭部の端板11に対しても適宜に接合するようにしても良い。
1 杭
1a 杭頭部外周面
2 スタッドボルト
3 アンカー鉄筋
4 平板部
4a 平板部表面
5 挿通孔
6 溝
6a 溝の内面
6b 溝の開口縁部
7 ナット
8 金物
8a 金物表面
9 貫通孔
C 隙間

Claims (2)

  1. 杭の杭頭部外周面を形成する鋼管にこれより外方へ向かって横向きに接合したスタッドボルトに、該スタッドボルトが貫通する挿通孔を有するアンカー鉄筋端部の平板部を挿通し、該平板部を貫通させた該スタッドボルトにナットを螺着することで、該アンカー鉄筋を該杭頭部に接続するようにした杭頭接合構造であって、
    上記挿通孔は上記スタッドボルトに対してルーズホールで形成され、
    上記杭頭部外周面に面する上記平板部表面には、内面が該杭頭部外周面との間に隙間を空けた状態で一対の開口縁部が当該杭頭部外周面と当接すると共に上記挿通孔と連通される溝が、上記アンカー鉄筋の長さ方向に形成されることを特徴とする杭頭接合構造。
  2. 杭の杭頭部外周面を形成する鋼管にこれより外方へ向かって横向きに接合したスタッドボルトに、該スタッドボルトが貫通する挿通孔を有するアンカー鉄筋端部の平板部を挿通し、該平板部を貫通させた該スタッドボルトにナットを螺着することで、該アンカー鉄筋を該杭頭部に接続するようにした杭頭接合構造であって、
    上記杭頭部外周面と上記平板部との間には、上記スタッドボルトが貫通する貫通孔が形成された平板状の金物が配設され、
    上記貫通孔および上記挿通孔は上記スタッドボルトに対してルーズホールで形成され、
    上記杭頭部外周面に面する上記金物表面には、内面が該杭頭部外周面との間に隙間を空けた状態で一対の開口縁部が当該杭頭部外周面と当接すると共に上記貫通孔と連通される溝が、上下方向縦向きに形成されることを特徴とする杭頭接合構造。
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