JP2011105206A - 回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置 - Google Patents

回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えなくても良く、体格の大型化を抑制できるようにする。
【解決手段】第2ポート81および第4ポート83を吐出口として用いると共に、第1シリンダ71aの挿入方向前方の端面と凹部101aの底面との間に形成される空間や、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間に形成される空間をダンパとして機能させる。これにより、回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えなくても良くなる。したがって、ダンパを別部材として備える場合と比較して、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置とすることが可能となるし、部品点数の削減を図ることも可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、トロコイドポンプ等の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1において、回転式ポンプ装置が備えられた車両用ブレーキ装置が開示されている。この車両用ブレーキ装置では、回転式ポンプ装置のポンプ動作により、アンチスキッド(以下、ABSという)制御時などにホイールシリンダ(以下、W/Cという)の減圧を行うために排出されたブレーキ液でリザーバ内が充填され尽くされないようにしたり、トラクション制御や横滑り制御時などに、マスタシリンダ(以下、M/Cという)側からブレーキ液を吸入してW/C側に供給してW/C圧の増圧を行ったりしている。そして、このような回転式ポンプ装置が用いられる場合には、ブレーキ液を高圧で吐出することになって圧力脈動が発生するため、この脈動を緩和すべく、回転式ポンプ装置の下流側にダンパが備えられた構成とされている。
また、特許文献2において、低温時のようにブレーキ液の粘性抵抗が高いときにでも、良好なポンプ動作が行える車両用ブレーキ装置が開示されている。この車両用ブレーキ装置では、メインポンプとブレーキ液が貯留されたリザーバとの距離が離れていると、低温時のようにブレーキ液の粘性抵抗が高くなるときにメインポンプの動作のみによってブレーキ液を応答性良く吸入できなくなることから、リザーバ近傍にサブポンプを設け、このサブポンプを駆動することで、ブレーキ液をメインポンプの吸入側に圧送して、メインポンプによるポンプ動作が良好に行われるようにしている。
特許第3738568号公報 特開平11−34837号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように回転式ポンプ装置とは別構成としてダンパを備える場合、回転式ポンプ装置が組付けられるハウジングにダンパを別部材として備える必要がある。このため、車両用ブレーキ装置の全体の体格が大型化し、コスト増になるという問題がある。
一方、特許文献2の構成の場合、メインポンプに加えてサブポンプを備える構造とする場合にも、サブポンプが必要になる分、部品点数の増加に加え、車両用ブレーキ装置の全体の体格が大型化し、コスト増になるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えなくても良く、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置を提供することを第1の目的とする。また、回転式ポンプ装置に対してさらにサブポンプなどを備えなくても応答性の良いブレーキ液供給を行うことができ、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、回転式ポンプを駆動する駆動軸(54)と、回転式ポンプ(19、39)が収容されるロータ室(100a、100b)を備えた第1ケース(71a〜71c、73a、73b)と、第1ケースに対して駆動軸の軸方向に同軸上に配置される第2ケース(71d)と、を備えたポンプ本体(100)を有すると共に、第1ケース側を先端としてポンプ本体が挿入される凹部(101a)が形成されたハウジング(101)を備えている。第1ケースに備えられる複数のポート(80〜83)のうちの1つは、ロータ室から第1ケースのうちの凹部(101a)の底面側の端面に至る先端側ポート(81)であり、ハウジングのうち該先端側ポートと対応する位置に形成された管路(91)に接続され、複数のポートのうちの他の1つは、ロータ室から第1ケースのうちの第2ケース側の端面に至る後端側ポート(83)であり、ハウジングのうち該後端側ポートと対応する位置に形成された管路(93)に接続されている。そして、第1ケースと凹部の底面との間において、先端側ポートと該先端側ポートと対応する位置に形成された管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)、もしくは、第1ケースと第2ケースとの間において、後端側ポートと該後端側ポートと対応する位置に形成された管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)の少なくとも一方が備えられていることを特徴としている。
このように、先端側ポートと該先端側ポートと対応する位置に形成された管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)、もしくは、後端側ポートと該後端側ポートと対応する位置に形成された管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)の少なくとも一方が備えられるようにしている。このため、これらの空間をダンパもしくはリザーバとして機能させることが可能となる。したがって、回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えたり、もしくはサブポンプを備えなくても良くなり、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置とすることが可能となる。
例えば、請求項2に記載したように、ポンプ本体の先端側に配置される第1回転式ポンプ(19)とポンプ本体の後端側に配置される第2回転式ポンプ(39)とを有した構成とし、第1ケースに、ロータ室として第1回転式ポンプが配置される第1ロータ室(100a)および第2回転式ポンプが配置される第2ロータ室(100b)を備えると共に、第1ロータ室に接続される第1ポート(80)および第2ポート(81)と第2ロータ室に接続される第3ポート(82)および第4ポート(83)を形成し、ハウジングに、第1ポートに接続される第1管路(90b)と、第2ポートに接続される第2管路(91)と、第3ポートに接続される第3管路(92b)と、第4ポートに接続される第4管路(93)とが形成される構造とすることができる。
この場合、第1ポートが第1ロータ室から第1ケースの外周面に至り、第2ポートが第1ロータ室から第1ケースのうちハウジングの凹部の底面側の端面に至る先端側ポートを構成し、第3ポートが第2ロータ室から第1ケースの外周面に至り、第4ポートが第2ロータ室から第1ケースのうちの第2ケース側の端面に至る後端側ポートを構成するような構造にでき、先端側ポートと対応する位置に形成された管路が第2管路となり、後端側ポートと対応する位置に形成された管路が第4管路となる。
例えば、請求項3に記載したように、第2ポートおよび第4ポートを吐出口とすれば、第1ケースとハウジングの凹部の底面との間において、第2ポートと第2管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)と、第1ケースと第2ケースとの間において、第4ポートと第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)をダンパとして機能させることができる。
このように、第2ポート(81)や第4ポート(83)を吐出口として用いると共に、第1ケースとハウジングの凹部の底面との間に形成される空間や、第1ケースと第2ケースとの間に形成される空間をダンパとして機能させることで、ダンパを別部材として備える場合のように、回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えなくても良くなる。
この場合、請求項4に記載したように、第1ケースとハウジングの凹部の底面との間において、第2ポートと第2管路とを繋ぐ所定容量の空間として、第1ケースのうちハウジングの凹部の底面と対向する端面を環状に凹ませたザグリ形状の第1連通路(81a)を用いることができ、第1ケースのうち第1連通路の外周を囲む壁面に、絞り部として機能する第2連通路(81b)を備え、第1連通路が第2連通路を通じてのみ第2管路と連通させられる構造とすることができる。
このように、第1ケースのうち第1連通路の外周を囲む壁面に第2連通路を構成しているため、第2ポートと第2管路とを繋ぐ所定容量の空間のための絞り部を構成している。このため、第1回転式ポンプのための絞り部を別部材で備えなくても良くなり、絞り部を構成するための部品点数削減を図ることができると共に、別部材の絞り部を配置するためのスペースが必要なくなるため、体格の大型化をさらに抑制することが可能となる。
一方、請求項5に記載したように、第4ポートと第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)に対し、第4管路(93)を部分的に断面積が縮小して絞り部として機能させることもできる。
このように、第4管路を部分的に縮径することで絞り部を構成しているため、第2回転式ポンプのための絞り部について別部材で備えなくても良くなる。したがって、絞り部を構成するための部品点数削減を図ることができると共に、別部材の絞り部を配置するためのスペースが必要なくなるため、体格の大型化をさらに抑制することが可能となる。
また、請求項6に記載したように、第2ポートおよび第4ポートを吸入口とすれば、第1ケースとハウジングの凹部の底面との間において、第2ポートと第2管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)と、第1ケースと第2ケースとの間において、第4ポートと第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)をリザーバとして機能させることもできる。
これにより、第1、第2回転式ポンプから近い位置にある所定容量の空間内のブレーキ液を容易に吸入できるため、リザーバからブレーキ液を吸入を補助するためのサブポンプを備えなくても良くなる。したがって、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置とすることが可能となるし、部品点数の削減を図ることも可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる回転式ポンプ装置を適用した車両用ブレーキ装置のブレーキ配管概略図である。 回転式ポンプ19、39を含むポンプ本体100およびモータ60を備えた回転式ポンプ装置の断面図である。 図2のA−A断面図である。 第1シリンダ71aを挿入方向前方、つまり第1、第2連通路81a、81bが形成された側から見たときの正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1に、本発明の一実施形態にかかる回転式ポンプ装置を適用した車両用ブレーキ装置のブレーキ配管概略図を示す。以下、車両用ブレーキ装置の基本構成を、図1に基づいて説明する。ここでは前輪駆動の4輪車において、前後配管の油圧回路を構成する車両に本発明による車両用ブレーキ装置を適用した例について説明するが、右前輪−左後輪、左前輪−右後輪の各配管系統を備えるX配管などにも適用可能である。
図1において、ドライバがブレーキペダル11を踏み込むと、倍力装置12にて踏力が倍力され、M/C13に配設されたマスタピストン13a、13bを押圧する。これにより、これらマスタピストン13a、13bによって区画されるプライマリ室13cとセカンダリ室13dとに同圧のM/C圧が発生する。M/C圧は、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50を通じて各W/C14、15、34、35に伝えられる。このM/C13には、プライマリ室13cおよびセカンダリ室13dそれぞれと連通する通路を有するマスタリザーバ13eが備えられている。
ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50は、第1配管系統50aと第2配管系統50bとを有している。第1配管系統50aは、左前輪FLと右前輪FRに加えられるブレーキ液圧を制御し、第2配管系統50bは、右後輪RRと左後輪RLに加えられるブレーキ液圧を制御する。
第1配管系統50aと第2配管系統50bとは、同様の構成であるため、以下では第1配管系統50aについて説明し、第2配管系統50bについては説明を省略する。
第1配管系統50aは、上述したM/C圧を左前輪FLに備えられたW/C14および右前輪FRに備えられたW/C15に伝達し、W/C圧を発生させる主管路となる管路Aを備える。
また、管路Aは、連通状態と差圧状態に制御できる第1差圧制御弁16を備えている。この第1差圧制御弁16は、ドライバがブレーキペダル11の操作を行う通常ブレーキ時(車両運動制御が実行されていない時)には連通状態となるように弁位置が調整されており、第1差圧制御弁16に備えられるソレノイドコイルに電流が流されると、この電流値が大きいほど大きな差圧状態となるように弁位置が調整される。
この第1差圧制御弁16が差圧状態のときには、W/C14、15側のブレーキ液圧がM/C圧よりも所定以上高くなった際にのみ、W/C14、15側からM/C13側へのみブレーキ液の流動が許容される。このため、常時W/C14、15側がM/C13側よりも所定圧力以上高くならないように維持される。
そして、管路Aは、この第1差圧制御弁16よりも下流になるW/C14、15側において、2つの管路A1、A2に分岐する。管路A1にはW/C14へのブレーキ液圧の増圧を制御する第1増圧制御弁17が備えられ、管路A2にはW/C15へのブレーキ液圧の増圧を制御する第2増圧制御弁18が備えられている。
第1、第2増圧制御弁17、18は、連通・遮断状態、または連通・遮断状態と差圧状態を制御できる電磁弁により構成されている。具体的には、第1、第2増圧制御弁17、18は、第1、第2増圧制御弁17、18に備えられるソレノイドコイルへの制御電流がゼロとされる時(非通電時)には連通状態となり、ソレノイドコイルに制御電流が流される時(通電時)に遮断状態に制御されるノーマルオープン型となっている。
管路Aにおける第1、第2増圧制御弁17、18および各W/C14、15の間と調圧リザーバ20とを結ぶ減圧管路としての管路Bには、連通・遮断状態を制御できる2位置電磁弁により構成される第1減圧制御弁21と第2減圧制御弁22とがそれぞれ配設されている。そして、これら第1、第2減圧制御弁21、22はノーマルクローズ型となっている。
調圧リザーバ20と主管路である管路Aとの間には還流管路となる管路Cが配設されている。この管路Cには調圧リザーバ20からM/C13側あるいはW/C14、15側に向けてブレーキ液を吸入吐出するモータ60によって駆動される自吸式の回転式ポンプ(第1回転式ポンプ)19が設けられている。モータ60は図示しないモータリレーに対する通電が制御されることで駆動される。
そして、調圧リザーバ20とM/C13の間には補助管路となる管路Dが設けられている。この管路Dを通じ、回転式ポンプ19にてM/C13からブレーキ液を吸入し、管路Aに吐出することで、車両運動制御時において、W/C14、15側にブレーキ液を供給し、対象となる車輪のW/C圧を加圧する。なお、ここでは第1配管系統50aについて説明したが、第2配管系統50bも同様の構成であり、第1配管系統50aに備えられた各構成と同様の構成を第2配管系統50bも備えている。具体的には、第1差圧制御弁16と対応する第2差圧制御弁36、第1、第2増圧制御弁17、18と対応する第3、第4増圧制御弁37、38、第1、第2減圧制御弁21、22と対応する第3、第4減圧制御弁41、42、回転式ポンプ19と対応する回転式ポンプ(第2回転式ポンプ)39、リザーバ20と対応するリザーバ40、管路A〜Dと対応する管路E〜Hがある。
また、ブレーキECU70は、ブレーキ制御システム1の制御系を司る本発明の車両運動制御装置に相当するもので、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って各種演算などの処理を実行し、横滑り防止制御等の車両運動制御を実行する。すなわち、ブレーキECU70は、図示しないセンサ類の検出に基づいて各種物理量を演算し、その演算結果に基づいて車両運動制御を実行すか否かを判定し、実行する際には、制御対象輪に対する制御量、すなわち制御対象輪のW/Cに発生させるW/C圧を求める。その結果に基づいて、ブレーキECU70が各制御弁16〜18、21、22、36〜38、41、42への電流供給制御および回転式ポンプ19、39を駆動するためのモータ60の電流量制御を実行することで、制御対象輪のW/C圧が制御され、車両運動制御が行われる。
例えば、トラクション制御や横滑り防止制御のようにM/C13に圧力が発生させられていないときには、回転式ポンプ19、39を駆動すると共に、第1、第2差圧制御弁16、36を差圧状態にすることで、管路D、Hを通じてブレーキ液を第1、第2差圧制御弁16、36の下流側、つまりW/C14、15、34、35側に供給する。そして、第1〜第4増圧制御弁17、18、37、38や第1〜第4減圧制御弁21、22、41、42を適宜制御することで制御対象輪のW/C圧の増減圧を制御し、W/C圧が所望の制御量となるように制御する。
また、アンチスキッド(ABS)制御時には、第1〜第4増圧制御弁17、18、37、38や第1〜第4減圧制御弁21、22、41、42を適宜制御すると共に、回転式ポンプ19、39を駆動することでW/C圧の増減圧を制御し、W/C圧が所望の制御量となるように制御する。
次に、上記のように構成される車両用ブレーキ装置における回転式ポンプ装置の構成、つまり回転式ポンプ19、39およびモータ60の詳細構造について説明する。図2は、回転式ポンプ19、39を含むポンプ本体100およびモータ60を備えた回転式ポンプ装置の断面図である。この図は、ポンプ本体100をブレーキ液圧制御用アクチュエータ50のハウジング101に組付けたときの様子を示しており、例えば、紙面上下方向が車両天地方向となるように組付けられる。
上述したように、車両用ブレーキ装置は、第1配管系統と第2配管系統の2系統から構成されている。このため、ポンプ本体100には図1および図2に示された第1配管系統用の回転式ポンプ19と、図2に示された第2配管系統用の回転式ポンプ39の2つが備えられている。
ポンプ本体100に内蔵される回転式ポンプ19、39は、モータ60が第1ベアリング51および第2ベアリング52で支持された駆動軸54を回転させることによって駆動される。ポンプ本体100の外形を構成するケーシングは、第1、第2、第3、第4シリンダ(サイドプレート)71a、71b、71c、71dおよび円筒状の第1、第2中央プレート73a、73bによって構成されており、第1ベアリング51は第1シリンダ71aに配置され、第2ベアリング52は第4シリンダ71dに配置されている。
第1シリンダ71a、第1中央プレート73a、第2シリンダ71b、第2中央プレート73b、第3シリンダ71cが順に重ねられ、重なり合う部分の外周が溶接、あるいは各シリンダと各中央プレートとが隣接して配置され、後述する第1シリンダ71aの第1連通路81aおよび第3シリンダ71cの第1連通路81bに働く吐出圧によって互いが密着するようにされている。そして、これらユニット化された部分を第1ケースとして、第2ケースに相当する第4シリンダ71dが第1ケースに対して駆動軸54の軸方向と同軸上に配置されることで、ポンプ本体100のケースが構成されている。なお、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dのうち互いに向かい合う端面には凹部74a、74bが備えられており、これらの中に配置されたピン74cにて、第1ケースと第2ケースにおける駆動軸54の回転方向での位置合わせがなされている。
このようにして一体構造のポンプ本体100が構成されている。そして、一体構造とされたポンプ本体100が、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50のハウジング101に形成された略円筒形状の凹部101a内に紙面右方向から挿入されている(以下、このポンプ本体100のハウジング101の凹部101aへの挿入方向のことを単に挿入方向という)。
そして、凹部101aの入口に掘られた雌ネジ溝101bにリング状の雄ネジ部材(スクリュー)102がネジ締めされて、ポンプ本体100がハウジング101に固定されている。この雄ネジ部材102のネジ締めによってポンプ本体100がハウジング101から抜けない構造とされている。
また、挿入方向の先端位置のうち駆動軸54の先端と対応する位置において、ハウジング101の凹部101aに円形状の第2の凹部101cが形成されている。この第2の凹部101cの径は、第1シリンダ71aから突出している第1ベアリング51の外径と同等、かつ、第1シリンダ71aの外径より小さくされている。このため、第1ベアリング51のうち第1シリンダ71aの端面から突出する部分が第2の凹部101c内に入り込み、凹部101aの底面うち第2の凹部101c以外の部分が第1シリンダ71aの端面と対向する構造となる。
また、第1〜第4シリンダ71a〜71dには、それぞれ第1、第2、第3、第4中心孔72a、72b、72c、72dが備えられている。これら第1〜第4中心孔72a〜72d内に駆動軸54が挿入され、第1シリンダ71aに形成された第1中心孔72aの内周に固定された第1ベアリング51と第4シリンダ71dに形成された第4中心孔72dの内周に固定された第2ベアリング52にて支持されている。第1、第2ベアリング51、52にはどのような構造のベアリングを適用しても良いが、本実施形態では、幅狭なボールベアリングを用いている。
具体的には、第1ベアリング51は、内輪51aと外輪51bおよび転動体51cを備えた構成とされ、駆動軸54が内輪51aの穴内に嵌め込まれることで駆動軸54を軸支している。第1ベアリング51は、第1シリンダ71aの中心孔72aが挿入方向前方において第1ベアリング51の外径と対応する寸法に拡径されていることから、この拡径された部分において第1シリンダ71aに固定されている。そして、内輪51aと比較して外輪51bの軸方向長が長くされることで、外輪51bが第1シリンダ71aの端面より突き出す構造とされ、この部分が第2の凹部101c内に嵌め込まれている。なお、外輪51bの周囲を囲むように、第2の凹部101cの内壁にはOリング101dが備えられている。
また、第2ベアリング52は、内輪52a、外輪52bおよび転動体52cを備えた構成とされ、外輪52dが第4シリンダ71dの中心孔72d内に圧入されることによって固定されている。この第2ベアリング52の内輪52aの穴内に駆動軸54が嵌め込まれることで、駆動軸54が軸支されている。また、第2ベアリング52には、シールプレート52dも備えられている。第2ベアリング52は挿入方向後方に位置しているため、シールプレート52dを備えることにより、ポンプ本体100内のブレーキ液が第2ベアリング52を通じて外部に洩れることを防止している。
そして、第1、第2ベアリング51、52に挟まれた領域に、回転式ポンプ19、39が備えられている。図3に図2のA−A断面図を示し、回転式ポンプ19、39の詳細構造について説明する。
回転式ポンプ19は、円筒状の第1中央プレート73aの両側を第1シリンダ71aおよび第2シリンダ71bで挟み込んで形成されたロータ室(第1ロータ室)100a内に配置されており、ロータ室100a内に挿通された駆動軸54によって駆動される内接型ギアポンプ(トロコイドポンプ)で構成されている。
具体的には、回転式ポンプ19は、内周に内歯部が形成されたアウターロータ19aと外周に外歯部が形成されたインナーロータ19bとからなる回転部を備えており、インナーロータ19bの中心にある孔内に駆動軸54が挿入された構成となっている。そして、駆動軸54に形成された穴54a内にキー54bが嵌入されており、このキー54bによってインナーロータ19bへのトルク伝達がなされる。
アウターロータ19aとインナーロータ19bは、それぞれに形成された内歯部と外歯部とが噛み合わさって複数の空隙部19cを形成している。そして、駆動軸54の回転によって空隙部19cが大小変化することで、ブレーキ液の吸入吐出が行われる。
一方、回転式ポンプ39は、円筒状の第2中央プレート73bの両側を第2シリンダ71bおよび第3シリンダ71cで挟み込んで形成されたロータ室(第2ロータ室)100b内に配置されており、ロータ室100b内に挿通される駆動軸54にて駆動される。回転式ポンプ39も、回転式ポンプ19と同様にアウターロータ39aおよびインナーロータ39bを備え、これらの両歯部が噛み合わさって形成される複数の空隙部39aにてブレーキ液の吸入吐出を行う内接型ギアポンプで構成されている。この回転式ポンプ39は、駆動軸54を中心として回転式ポンプ19をほぼ180°回転させた配置となっている。このように配置することで、回転式ポンプ19、39のそれぞれの吸入側の空隙部19cと吐出側の空隙部19cとが駆動軸54を中心として対称位置となるようにし、吐出側における高圧なブレーキ液圧が駆動軸54に与える力を相殺できるようにしている。
第2シリンダ71bには、回転式ポンプ19の空隙部19cと連通する第1ポート80が形成されている。この第1ポート80は、本実施形態では吸入口として機能し、空隙部19cのうち吸入側のものと連通させられている。具体的には、第1ポート80は、第2シリンダ71bのうち回転式ポンプ19側の端面から外周面に至るように延設されている。そして、ハウジング101に対して凹部101aの内周面に沿って周方向を全周を囲むように形成された環状溝90aを介して、この環状溝90aの一部に繋がるように形成された吸入用管路を構成する第1管路90bに接続されている。このため、回転式ポンプ19は、ポンプ本体100の外周側から第1管路90bや環状溝90aおよび第1ポート80を通じてブレーキ液が導入される構造となる。
また、第1シリンダ71aには、回転式ポンプ19の空隙部19cと連通する先端側ポートに相当する第2ポート81が備えられている。この第2ポート81は、本実施形態では吐出口として機能し、空隙部19cのうち吐出側のものと連通させられている。具体的には、第2ポート81は、第1シリンダ71aの回転式ポンプ19側の端面から反対側の端面まで貫通するように形成されている。この第2ポート81は、第1シリンダ71aにおける挿入方向前方の端面に形成された第1、第2連通路81a、81bを通じて、ハウジング101に対して凹部101aの底面に至るように形成された吐出用管路を構成する第2管路91に接続されている。このため、回転式ポンプ19は、第2ポート81、第1、第2連通路81a、81bおよび第2管路91を通じてポンプ本体100における凹部101aの底面側からブレーキ液を排出する構造となる。より詳しくは、第2ポート81および第1、第2連通路81a、81bは以下のように構成されている。
第2ポート81には、第1シリンダ71aの回転式ポンプ19側の端面から反対側の端面まで貫通させられた部分に加えて、第1シリンダ71aのうち回転式ポンプ19の回転部側の端面において、駆動軸54を囲むように形成された環状溝110にて構成される通路も含まれる。
具体的には、環状溝110内には、アウターロータ19aおよびインナーロータ19bを挟み込むように配置されたリング状のシール部材111が備えられている。シール部材111は、回転部側に配置された樹脂部材111aと、樹脂部材111aを回転部側に押圧するゴム部材111bとから構成されている。このシール部材111の内周側には、吸入側の空隙部19cおよび吸入側の空隙部19cに対向するアウターロータ19aの外周と第1中央プレート73aとの隙間が含まれ、シール部材111の外周側には、吐出側の空隙部19cおよび吐出側の空隙部19cに対向するアウターロータ19aの外周と第1中央プレート73aとの隙間が含まれるようにされている。すなわち、シール部材111によって、シール部材111の内外周の比較的低圧な部位と比較的高圧な部位とのシールが行われている。
また、シール部材111は、環状溝110の内周と接し、外周とは一部しか接しないように構成されており、環状溝110のうちシール部材111よりも外周側の一部接しない部分は隙間となっている。つまり、環状溝110には、外周全周がシール部材111と接しないように構成された領域があり、この領域をブレーキ液が流動できるようになっている。このように構成された環状溝110の隙間を含めて第2ポート81が構成されている。
一方、第1、第2連通路81a、81bは、次のような構成とされている。図4は、第1シリンダ71aを挿入方向前方、つまり第1、第2連通路81a、81bが形成された側から見たときの正面図である。この図4を参照して第1、第2連通路81a、81bの構成について説明する。
図4に示されるように、第1連通路81aは、第1ベアリング51の周囲を全周囲むように環状溝、つまり第1シリンダ71aを凹ませたザグリ形状にて構成されている(図4は断面図ではないが、この第1連通路81aの部分のみハッチングを付してある)。第2連通路81bは、第1シリンダ71aのうち第1連通路81aの外周を囲む壁面を部分的に切り欠いて溝形状とすることで形成されている。この第2連通路81bは、第1連通路81aと比較して十分に断面積が小さくされている。
このような構造により、第1連通路81aは、第1シリンダ71aのうち第1連通路81aの外周を囲む壁面が凹部101aの底面に接することによって所定の容量の空間が確保され、その隔壁に形成された第2連通路81bを通じてのみ第2管路91と連通させられるように構成されている。
このような第1、第2連通路81a、81bは、回転式ポンプ装置の下流に配置されるダンパおよび絞り部(オリフィス)としての機能を果たす。すなわち、第1シリンダ71aにおける軸方向前方の端面が凹部101aの底面に接すると、これらの間には第1連通路81aによる所定容量の空間が形成される。このため、第2ポート81から吐出されるブレーキ液はこの空間に流れ込んで、空間を満たしながら、第2連通路81bを通じて第2管路91に排出されることになる。このとき、第2連通路81bが絞り部として機能するため、第1連通路81aが効果的にダンパとして機能し、第1連通路81aに流れ込んだブレーキ液の圧力脈動が十分に緩和される。
したがって、ダンパを別部材にて備えなくても、第1シリンダ71aの挿入方向前方の端面の形状を加工するだけで、ダンパとして機能させることが可能となる。また、第1シリンダ71aの挿入方向前方の端面の形状を加工するだけで、絞り部として機能させることも可能となるため、絞り部を別途設ける必要も無い。
さらに、第2シリンダ71bにおける第1ポート80が形成された端面と反対側の端面には、第3ポート82が備えられている。この第3ポート82は、本実施形態では吸入口として機能し、空隙部39cのうち吸入側のものと連通させられている。具体的には、第3ポート82は、第2シリンダ71bのうち回転式ポンプ39側の端面から外周面に至るように形成されている。そして、ハウジング101に対して凹部101aの内周面に沿って周方向を全周囲むように形成された環状溝92aを介して、この環状溝92aの一部に繋がるように形成された吸入用管路を構成する第3管路92bに接続されている。このため、回転式ポンプ39は、ポンプ本体100の外周側から第3管路92bや環状溝92aおよび第3ポート82を通じてブレーキ液が導入される構造となる。
また、第3シリンダ71cには、回転式ポンプ39の空隙部39cと連通する後端側ポートに相当する第4ポート83が備えられている。この第4ポート83は、本実施形態では吐出口として機能し、空隙部39cのうち吐出側のものと連通させられている。具体的には、第4ポート83は、第3シリンダ71cのうちの回転式ポンプ39側の端面から反対側の端面まで貫通するように形成されている。この第4ポート83は、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dの間の隙間94を通じて、ハウジング101に対して凹部101aの内周面に至るように形成された吐出用管路を構成する第4管路93に接続されている。このため、回転式ポンプ39は、第4ポート83、隙間94および第4管路93を通じてポンプ本体100の外周面側からブレーキ液を排出する構造となる。より詳しくは、第4ポート83および第4管路93は以下のように構成されている。
第4ポート83には、第3シリンダ71cの回転式ポンプ39側の端面から反対側の端面まで貫通させられた部分に加えて、第3シリンダ71cのうち回転式ポンプ39の回転部側の端面において、駆動軸54を囲むように形成された環状溝112にて構成される通路も含まれる。
具体的には、環状溝112内には、アウターロータ39aおよびインナーロータ39bを挟み込むように配置されたリング状のシール部材113が備えられている。このシール部材113は、回転部側に配置された樹脂部材113aと、樹脂部材113aを回転部側に押圧するゴム部材113bとから構成されている。このシール部材113の内周側には、吸入側の空隙部39cおよび吸入側の空隙部39cに対向するアウターロータ39aの外周と第2中央プレート73bとの隙間が含まれ、シール部材113の外周側には、吐出側の空隙部39cおよび吐出側の空隙部39cに対向するアウターロータ39aの外周と第2中央プレート73bとの隙間が含まれるようにされている。すなわち、シール部材113によって、シール部材113の内外周の比較的低圧な部位と比較的高圧な部位とがシールされるように構成されている。
また、シール部材113は、環状溝112の内周と接し、外周とは一部しか接しないように構成されており、環状溝112のうちシール部材113よりも外周側の一部接しない部分は隙間となっている。つまり、環状溝112には、外周全周がシール部材113と接しないように構成された領域があり、この領域をブレーキ液が流動できるようになっている。このように構成された環状溝112の隙間を含めて第4ポート83が構成されている。
一方、第4管路93は、ハウジング101に対して穴空け加工することによって形成されているが、部分的に縮径されることで断面積が縮小されている。この縮径された部分は絞り部(オリフィス)としての機能を果たす。
すなわち、回転式ポンプ39においては、第4ポート83、隙間94および第4管路93を通じてポンプ本体100の外周面側からブレーキ液を排出することになるが、隙間94によって第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間に所定容量の空間が設けられる。このため、第4ポート83から吐出されるブレーキ液はこの空間に流れ込んだのち、第4管路93に排出されることになる。このとき、第4管路93が部分的に断面積(通路面積)が小さくされているため、第4管路93が絞り部として機能すると共に、隙間94がダンパとして機能し、隙間94に流れ込んだブレーキ液の圧力脈動が十分に緩和される。
したがって、ダンパを別部材にて備えなくても、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dの間の隙間94によって形成される空間の容量を調整するだけで、ダンパとして機能させることが可能となる。また、第4管路93の形状を加工するだけで、絞り部として機能させることも可能となるため、絞り部を別途設ける必要も無い。
なお、本実施形態の場合、図2に示した第1管路90bおよび第2管路91が図1における管路Cに相当し、図2に示した第3管路92bおよび第4管路93が図1における管路Gに相当する。
また、第2シリンダ71bの第2中心孔72bは部分的に駆動軸54より径大とされており、この径大とされた部位に回転式ポンプ19と回転式ポンプ39とを遮断するシール部材120が収容されている。このシール部材120は、リング状のOリング120aを、径方向を深さ方向とする溝部が形成されたリング状の樹脂部材120bに嵌め込んだものであり、Oリング120aの弾性力によって樹脂部材120bが押圧されて駆動軸54と接するようになっている。
同様に、第3シリンダ71cの第3中心孔72cも部分的に駆動軸54より径大とされており、この径大とされた部位に回転式ポンプ39とハウジング101の外部とを遮断するシール部材121が収容されている。このシール部材121は、ゴムなどの弾性部材からなるリング状の弾性リング121aを、径方向を深さ方向とする溝部が形成されたリング状の樹脂部材121bに嵌め込んだものであり、弾性リング121aの弾性力によって樹脂部材121bが押圧されて駆動軸54と接するようになっている。さらに、このシール部材121よりもモータ60側には、オイルシール(シール部材)122が備えられている。このような構成により、基本的には、シール部材121によって中心孔72cを通じた外部へのブレーキ液洩れを防止しているが、オイルシール122により、より確実にその効果が得られるようにしている。
また、第3シリンダ71cのうち第4シリンダ71d側では、外径が凹部101aの内径より縮径されており、この部分が第4シリンダ71dの中心孔72d内に嵌め込まれている。第3シリンダ71cの外周のうち第4シリンダ71dの中心孔72d内に嵌め込まれる部分には溝部74dが形成され、この溝部74d内にOリング74eが嵌め込まれている。このOリング74eにより、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間からを通じて第2ベアリング52側にブレーキ液が洩れることを防止している。
ただし、第3シリンダ71cのうち第4シリンダ71dの中心孔72d内に嵌め込まれる部分は、第3シリンダ71cにおける縮径された部分よりも短くされている。このため、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dのうち互いに対向配置されている面の間には隙間94が空けられ、この隙間94を通じて回転式ポンプ39の第4ポート83から排出されるブレーキ液が第4管路93側に導かれる。
なお、第1〜第4シリンダ71a〜71dのそれぞれの外周面にはOリング75a、75b、75c、75dが配置されている。これらOリング75a〜75dは、ハウジング101に形成された第1、第3管路90b、92bや第2管路91、93におけるブレーキ液をシールするものであり、Oリング75aは第1管路90bと第2管路91の間、Oリング75bは第1管路90bと第3管路92bの間、Oリング75cは第3管路92bと第4管路93の間、Oリング75dは第4管路93とハウジング101の外部の間に配置されている。
そして、第4シリンダ71dの凹み部分の入口側の先端の外周面は縮径されており、段付き部を構成している。上記したリング状の雄ネジ部材102はこの縮径された部分に嵌装され、ポンプ本体100が固定されるようになっている。また、第4シリンダ71dにおける外周面のうち最も挿入方向後方は徐々に拡径されるテーパ面とされており、雄ネジ部材102にて第4シリンダ71dが締め付けられることで、第4シリンダ71dのテーパ面がハウジング101の凹部101aに形成されたテーパ面に押し付けられる。これにより、駆動軸54が回転させられても、それに伴って第4シリンダ71dが回転してしまわないようにされている。
以上のような構造によってポンプ本体100が構成されている。このように構成されたポンプ本体100では、内蔵された回転式ポンプ19、39は、駆動軸54がモータ60によって回転させられることにより、ブレーキ液の吸入・吐出というポンプ動作を行う。これにより、車両用ブレーキ装置による車両運動制御が為される。
例えば、ブレーキECU70は、横転抑制制御やトラクション制御もしくはABS制御などの車両運動制御を実行する際に、モータ60を駆動することによって回転式ポンプ19、39を駆動する。これにより、ポンプ本体100内では、回転式ポンプ19、39が第1、第3管路90a、92aを通じてブレーキ液を吸入して第2、第4管路91、93を通じてブレーキ液を吐出するという基本的なポンプ動作が行われ、リザーバ20、40内のブレーキ液を吸入吐出して、管路A、Eに供給する。
このため、横転抑制制御やトラクション制御等のように、M/C13内にM/C圧が発生させられていないときには、管路D、Hを通じて回転式ポンプ19、39によってブレーキ液が吸入され、管路A、Eに供給されることでW/C14、15、34、35が加圧される。また、ABS制御のように、ロック傾向に至るような過剰なW/C圧が発生しているときには、管路B、Fを通じてリザーバ20、40に逃がされたブレーキ液を回転式ポンプ19、39にて吸入することで、リザーバ20、40内がブレーキ液で満たされないようにし、適正スリップ率となるようにW/C圧を増減圧させる。このようにして、車両用ブレーキ装置および回転式ポンプ19、39が作動する。
以上説明した本実施形態の車両用ブレーキ装置では、第2ポート81および第4ポート83を吐出口として用いると共に、第1シリンダ71aの挿入方向前方の端面と凹部101aの底面との間に形成される空間や、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間に形成される空間をダンパとして機能させるようにしている。このため、回転式ポンプ装置と別部材のダンパを備えなくても良くなる。したがって、ダンパを別部材として備える場合と比較して、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置とすることが可能となるし、部品点数の削減を図ることも可能となる。
また、第1シリンダ71aにおける挿入方向前方に第2ポート81が形成されるようにすることで、低圧な第1ポート90aと高圧な第2ポート91との間の強度確保のために軸方向寸法を長くする必要も無くなる。すなわち、従来では、本実施形態でいう第2シリンダ71bに吐出口を設け、第1シリンダに吸入口を設けた構造としているが、この場合には、吐出口が設けられた箇所において第2シリンダ71bが薄肉になる。このため、ポンプ本体の外周面において低圧側と高圧側とをシールするOリングが収容される壁面が薄くなっていたが、高圧な吐出圧にて穴が空くことがあり、少なくとも強度確保が行える厚みを確保しなければならなかった。これに対して、本実施形態の構造の場合には、吐出口となる第2ポート81が第1シリンダ71aのうち挿入方向前方の端面に至る構造であり、第1シリンダ71aのうちOリング73aが収容される壁面が薄くないため、強度確保の為にさらに厚くする必要も無い。したがって、上述したように軸方向寸法を長くしなくても済み、回転式ポンプ装置の大型化を抑制することができる。
さらに、ダンパとして機能させる空間の下流側に配置される絞り部についても、回転式ポンプ19においては第2連通路81bにて構成し、回転式ポンプ39においては第4管路93にて構成している。そして、第1シリンダ71aのうち第1連通路81aの外周を囲む壁面に溝を形成することで第2連通路81bからなる絞り部を構成しているため、回転式ポンプ19のための絞り部を別部材で備えなくても良い。また、ハウジング101を穴空け加工して第4管路93を形成するときに、部分的に縮径することで絞り部を構成しているため、回転式ポンプ39のための絞り部についても別部材で備えなくても良い。したがって、絞り部を構成するための部品点数削減を図ることができると共に、別部材の絞り部を配置するためのスペースが必要なくなるため、体格の大型化をさらに抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、回転式ポンプ装置におけるポンプ本体100の両端側を吐出側とし、内側に吸入側とされる場合について説明したが、これらの関係を逆にすることもできる。
すなわち、回転式ポンプ19においては、第1ポート80を吐出口として用いると共に、第1管路90bを吐出用管路として機能させ、第2ポート81を吸入口として用いると共に、第2管路91を吸入用管路として機能させる。具体的には、第1管路90bが管路Cのうち回転式ポンプ19から管路Aに接続されるものとして用いられ、第2管路91が回転式ポンプ19から管路Cのうちリザーバ20に接続されるものとして用いられるようにする。
また、回転式ポンプ39においては、第3ポート82を吐出口として用いると共に、第3管路92bを吐出用管路として機能させ、第3ポート83を吸入口として用いると共に、第4管路93を吸入用管路として機能させる。具体的には、第3管路92bが管路Gのうち回転式ポンプ39から管路Eに接続されるものとして用いられ、第4管路93が管路Gのうち回転式ポンプ39からリザーバ40に接続されるものとして用いられるようにする。
このような構成とする場合、回転式ポンプ19では、第2管路91を通じてブレーキ液を吸入し、環状溝90aおよび第1管路90bを通じてブレーキ液を吐出させることになる。このとき、第2管路91から第2ポート81に至るまでの間において、第1連通路81aにて構成される空間がリザーバとして機能してブレーキ液が貯留されており、ブレーキ液が貯留されている場所から回転式ポンプ19までの距離が短いため、この空間に貯留されているブレーキ液が吸入されることで、低温時のように粘性抵抗が高い場合でも応答性良いポンプ動作が行われるようにできる。
また、回転式ポンプ39でも、第4管路93を通じてブレーキ液を吸入し、環状溝92aおよび第3管路92bを通じてブレーキ液を吐出させることになる。このとき、第4管路93から第4ポート83に至るまでの間において、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dの間に形成された隙間94にて構成される空間がリザーバとして機能してブレーキ液が貯留されており、ブレーキ液が貯留されている場所から回転式ポンプ39までの距離が短いため、この空間に貯留されているブレーキ液が吸入されることで、低温時のように粘性抵抗が高い場合でも応答性良いポンプ動作が行われるようにできる。
以上説明したように、第1実施形態に示した構造の回転式ポンプ装置の吸入側と吐出側を逆にして使用することもできる。すなわち、第2ポート81および第4ポート83を吸入口として用いると共に、第1シリンダ71aの挿入方向前方の端面と凹部101aの底面との間に形成される空間や、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間に形成される空間をリザーバとして機能させるようにしている。このため、これらの空間によって構成されるリザーバから回転式ポンプ19、39までの距離が非常に短く、容易にブレーキ液を吸入することが可能となるため、リザーバ20、40からのブレーキ液の吸入を補助するためのサブポンプを備えなくても良くなる。したがって、サブポンプを備える場合と比較して、体格の大型化を抑制できる車両用ブレーキ装置とすることが可能となるし、部品点数の削減を図ることも可能となる。
なお、本実施形態のように、第1実施形態に示した構造の回転式ポンプ装置の吸入側と吐出側を逆にして使用する場合、第1連通路81aと第2管路91とが第2連通路81bを通じてのみ接続される形態とする必要がない。このため、第2連通路81bを無くして第1連通路81aと第2管路91とが直接接続される形態としても良い。また、第2連通路81bをなくさずに、絞り効果が無くなる程度の断面積となるように幅を広げても良い。同様に、第4管路93についても絞り効果が必要なくなるため、第4管路93の断面積を部分的に縮小する必要もない。
また、本実施形態の場合、回転式ポンプ19、39と凹部101aとの間にダンパとして機能させられる部分が備えられていないため、図1の油圧回路中における回転式ポンプ19、39の下流側にダンパを備える必要がある。
(他の実施形態)
第1、第2実施形態では、第1シリンダ71aの軸方向前方の端面を凹ませたザグリ形状の第1連通路81aを形成することでダンパやリザーバとして機能する空間を形成した。しかしながら、この空間については、第1シリンダ71aの軸方向前方の端面を部分的に突き出させたり、逆に、ハウジング101の凹部101aの底面側を部分的に凹ませることによって形成されるようにしても良い。
同様に、第1、第2実施形態では、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dとの間の隙間94によってダンパやリザーバとして機能する空間を形成した。しかしながら、この空間についても、第3シリンダ71cと第4シリンダ71dの間が基本的には接するようにしつつ、第3シリンダ71cのうち第4シリンダ71dと対向する端面の一部、もしくは、第4シリンダ71dのうち第3シリンダ71cと対向する端面の一部の少なくとも一方についてダンパもしくはリザーバとして機能させるための容量を有する凹部を備えるようにしても良い。
また、上記第1実施形態では、第1連通路81aと第2管路91とが第2連通路81bを通じてのみ接続される形態としたが、第2連通路81bを無くして第1連通路81aと第2管路91とが直接接続される形態としても良い。ただし、この場合には、ダンピング効果が十分に発揮できなくなる可能性がある。このため、例えば第2管路91中に絞り部を別途備えることが好ましい。
また、第2連通路81bは、第1連通路81aの外周を囲む壁面に設けた連通孔として設けても良い。
なお、上記第1、第2実施形態では、複数の回転式ポンプ19、39が備えられる場合について説明した。しかしながら、少なくとも、1つの回転式ポンプが備えられるような構造において、回転式ポンプを収容する第1ケースの挿入方向前方側の端面とハウジング101の凹部101aの底面との間、もしくは、第1ケースと共に凹部101a内に嵌め込まれる第2ケースと第1ケースとの間に空間が形成されるようにし、この空間をダンパもしくはリザーバとして機能させることで、上記各実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
1…ブレーキ制御システム、19、39…回転式ポンプ、19a、39a…アウターロータ、19b、39b…インナーロータ、19c、39c…空隙部、20、40…リザーバ、50…ブレーキ液圧制御用アクチュエータ、54…駆動軸、60…モータ、71a〜71d…第1〜第4シリンダ、72a〜72d…中心孔、73a、73b…第1、第2中央プレート、80〜83…第1〜第4ポート、81a、81b…第1、第2連通路、90b、91、92b、93…第1〜第4管路、100…ポンプ本体

Claims (6)

  1. ブレーキ液の吸入吐出を行う回転式ポンプ(19、39)と、
    前記回転式ポンプを駆動する駆動軸(54)と、
    前記駆動軸が挿通されると共に前記回転式ポンプが収容されるロータ室(100a、100b)を構成し、前記ロータ室に繋がる複数のポート(80〜83)が形成されたシリンダ状の第1ケース(71a〜71c、73a、73b)と、
    前記第1ケースに対して前記駆動軸の軸方向に同軸上に配置される第2ケース(71d)と、を備えたポンプ本体(100)と、
    前記第1ケース側を先端として前記ポンプ本体が挿入される凹部(101a)が形成されたハウジング(101)と、を備え、
    前記複数のポートのうちの1つは、前記ロータ室から前記第1ケースのうちの前記凹部の底面側の端面に至る先端側ポート(81)であり、前記ハウジングのうち該先端側ポートと対応する位置に形成された管路(91)に接続されており、
    前記複数のポートのうちの他の1つは、前記ロータ室から前記第1ケースのうちの前記第2ケース側の端面に至る後端側ポート(83)であり、前記ハウジングのうち該後端側ポートと対応する位置に形成された管路(93)に接続されており、
    前記第1ケースと前記凹部の底面との間において、前記先端側ポートと該先端側ポートと対応する位置に形成された前記管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)、もしくは、前記第1ケースと前記第2ケースとの間において、前記後端側ポートと該後端側ポートと対応する位置に形成された前記管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)の少なくとも一方が備えられていることを特徴とする回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
  2. 前記回転式ポンプは、前記ポンプ本体の先端側に配置される第1回転式ポンプ(19)と前記ポンプ本体の後端側に配置される第2回転式ポンプ(39)とを有し、
    前記第1ケースには、前記ロータ室として前記第1回転式ポンプが配置される第1ロータ室(100a)および前記第2回転式ポンプが配置される第2ロータ室(100b)が備えられていると共に、前記複数のポートとして前記第1ロータ室に接続される第1ポート(80)および第2ポート(81)と前記第2ロータ室に接続される第3ポート(82)および第4ポート(83)が形成され、
    前記ハウジングには、前記第1ポートに接続される第1管路(90b)と、前記第2ポートに接続される第2管路(91)と、前記第3ポートに接続される第3管路(92b)と、前記第4ポートに接続される第4管路(93)とが形成され、
    前記第1ポートが前記第1ロータ室から前記第1ケースの外周面に至るように構成されていると共に、前記第2ポートが前記第1ロータ室から前記第1ケースのうちの前記凹部の底面側の端面に至る前記先端側ポートを構成しており、
    前記第3ポートが前記第2ロータ室から前記第1ケースの外周面に至るように構成されていると共に、前記第4ポートが前記第2ロータ室から前記第1ケースのうちの前記第2ケース側の端面に至る前記後端側ポートを構成しており、
    前記先端側ポートと対応する位置に形成された管路が前記第2管路であると共に、前記後端側ポートと対応する位置に形成された管路が前記第4管路であることを特徴とする請求項1に記載の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
  3. 前記第2ポートおよび前記第4ポートは吐出口であり、
    前記第1ケースと前記凹部の底面との間において、前記第2ポートと前記第2管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)と、前記第1ケースと前記第2ケースとの間において、前記第4ポートと前記第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)は、ダンパとして機能することを特徴とする請求項2に記載の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
  4. 前記第1ケースと前記凹部の底面との間において、前記第2ポートと前記第2管路とを繋ぐ所定容量の空間は、前記第1ケースのうち前記凹部の底面と対向する端面を環状に凹ませたザグリ形状の第1連通路(81a)であり、
    前記第1ケースのうち前記第1連通路の外周を囲む壁面には、絞り部として機能する第2連通路(81b)が備えられ、
    前記第1連通路は、前記第2連通路を通じてのみ前記第2管路と連通させられていることを特徴とする請求項3に記載の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
  5. 前記第4ポートと前記第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)に対し、前記第4管路(93)は、部分的に断面積が縮小されることで絞り部として機能することを特徴とする請求項3または4に記載の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
  6. 前記第2ポートおよび前記第4ポートは吸入口であり、
    前記第1ケースと前記凹部の底面との間において、前記第2ポートと前記第2管路とを繋ぐ所定容量の空間(81a)と、前記第1ケースと前記第2ケースとの間において、前記第4ポートと前記第4管路とを繋ぐ所定容量の空間(94)は、リザーバとして機能することを特徴とする請求項2に記載の回転式ポンプ装置を備えた車両用ブレーキ装置。
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