JP2011104211A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で、洗濯時に必要な水の量を低減可能な洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機1は、回転ドラム120と駆動部140と流体バランサ130とを備える。回転ドラム120は、洗濯物200を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置される。駆動部140は、回転軸線を中心に回転ドラム120を回転させる。回転ドラム120の側壁は、底部121から開口部122に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成される。回転ドラム120の側壁と底部外周部は無孔壁で形成されている。流体バランサ130は、回転ドラム120の側壁123面に対向する外周壁面を有し、外周壁面には水抜き穴131が形成されている。水抜き穴131は回転ドラム120の開口部122の端部に対向する位置に形成され、水抜き穴131によって回転ドラム120の内部と外部とが連通されている。
【選択図】図1
【解決手段】洗濯機1は、回転ドラム120と駆動部140と流体バランサ130とを備える。回転ドラム120は、洗濯物200を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置される。駆動部140は、回転軸線を中心に回転ドラム120を回転させる。回転ドラム120の側壁は、底部121から開口部122に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成される。回転ドラム120の側壁と底部外周部は無孔壁で形成されている。流体バランサ130は、回転ドラム120の側壁123面に対向する外周壁面を有し、外周壁面には水抜き穴131が形成されている。水抜き穴131は回転ドラム120の開口部122の端部に対向する位置に形成され、水抜き穴131によって回転ドラム120の内部と外部とが連通されている。
【選択図】図1
Description
この発明は洗濯機に関する。
従来、洗濯機には、洗濯物を収容する洗濯槽の底部に排水のための穴が形成されるだけでなく、外周壁面にも穴が形成されているものがある。このように構成された洗濯機では、脱水時に洗濯槽を高速で回転させることによって、外周壁面の穴から水を排出することができる。
例えば、特開2003−103086号公報(特許文献1)には、水平な横軸周りに支承されて前面部に開口を有し、洗い、脱水および乾燥に共用の回転槽として機能するドラムを備える洗濯乾燥機が記載されている。ドラムの胴部は、前方に向かって拡開するテーパ状をなし、その先端部に例えば1列に脱水穴を形成し、その反対側である後面部側には例えば1列の排水穴が形成されている。
また、特開2009−28400号公報(特許文献2)には、回転軸心を水平よりも前方に向かって高くなるように傾斜させた筒状の回転槽の後方側端面に排水口が開けられた洗濯機が記載されている。排水口には排水弁が設けられ、回転槽に給水を行う洗濯時には、重力および水圧により、排水口を水密に閉じた状態になる。また、この洗濯機の回転槽には、前方側端部に複数の脱水口が設けられている。脱水口には、脱水口を開閉する脱水弁が設けられている。脱水弁は、通常はバネで回転槽側へ付勢され、脱水口を水密に閉じるように設定されている。脱水時には、脱水弁は遠心力でバネの付勢力に反して開くように設定されている。このように、この洗濯機では、洗濯時は排水穴と脱水口を閉塞して回転槽を水密に閉じることによって、少ない水量で洗濯を行う。
しかしながら、特開2003−103086号公報(特許文献1)に記載の洗濯乾燥機では、脱水穴と排水穴が開放されているので、ドラムの外周を覆う水槽を備え、水槽に水を貯めて洗濯する必要がある。このように、水槽内に水を貯めて洗濯するためには、ドラム内だけに水を貯める場合と比較して、多量の水が必要になる。
一方、特開2009−28400号公報(特許文献2)に記載の洗濯機では、洗濯時には排水口と脱水口を閉塞して回転槽を水密にすることによって少量の水で洗濯しているが、洗濯終了時には排水しなくてはならないので、排水口と脱水口を開閉する弁が必要になる。この洗濯機のように、複数の脱水弁をバネで回転槽側へ付勢し、脱水時には遠心力で脱水弁を開くように構成されている洗濯機では、構造が複雑になる。また、このように複雑に構成された弁を備えることによって、脱水口によって水抜けのバラツキが生じ、回転槽のアンバランスが生じて異常振動を発生させることがある。
そこで、この発明の目的は、簡単な構造で、洗濯時に必要な水の量を低減させることが可能な洗濯機を提供することである。
この発明に従った洗濯機は、洗濯槽と、駆動部と、回転バランサーとを備える。洗濯槽は、洗濯物を出し入れするための開口部と開口部に対向する底部とを有し、洗濯物を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置され、内部で洗濯物の洗い、すすぎおよび脱水を行なうためのものである。駆動部は、回転軸線を中心に洗濯槽を回転させるためのものである。回転バランサーは、回転軸線を中心にして洗濯槽とともに回転する。
洗濯槽は、底部から開口部に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成される側壁を有する。洗濯槽の側壁と洗濯槽の底部外周部とは、無孔壁によって形成されている。回転バランサーは、洗濯槽の側壁面に対向する外周壁面を有し、回転バランサーの外周壁面には凹部が形成されている。凹部は洗濯槽の開口部の端部に対向する位置に形成され、凹部によって洗濯槽の内部と洗濯槽の外部とが連通されている。
洗濯槽においては、側壁は、底部から開口部に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成され、側壁と底部の外周部が無孔壁によって形成されているので、洗濯槽が駆動部によって高速で回転されると、洗濯槽の底部の水は、遠心力によって、洗濯槽の側壁面に沿って開口部に向かって流れる。
開口部においては、洗濯槽の内部と洗濯槽の外部とが、回転バランサーの外周壁面に形成された凹部によって連通されている。開口部に向かって流れた水は、回転バランサーの凹部を通って洗濯槽の外部に排出される。
そこで、洗濯の洗い行程やすすぎ行程の終了時に排水する場合には、洗濯槽を高速で回転させることによって、洗濯槽内の水を、凹部を通して洗濯槽の外部に排出することができる。また、脱水時にも同様に、洗濯槽を高速で回転させることによって、洗濯槽内の水を、凹部を通して洗濯槽の外部に排出することができる。
このようにすることにより、洗濯槽に排水口や脱水口を形成する必要がないので、洗濯機の加工工数を削減することができる。また、排水口や脱水口にバネで付勢される弁を設けなくても、洗濯槽内に貯められた滞留水で洗濯を行うことができるので、簡単な構造で、洗濯時に使用する水の量を低減することができる。排水口や脱水口にバネで付勢される弁を設ける必要がないので、水の排出のばらつきによる洗濯槽のアンバランスが生じにくい。
また、この洗濯機においては、水を排水、脱水するための凹部は洗濯槽の開口部の端部に形成されている。そのため、洗濯槽には開口部まで最大限、水を貯めることができる。このように、洗濯槽に排水口や脱水口を形成する場合と比較して、洗濯槽を小さくしても洗濯に必要な量の水を貯めることができるので、洗濯機を小型化することが可能になる。
また、洗濯槽に排水口や脱水口を形成するよりも、回転バランサーに凹部を形成することによって、洗濯槽内の水を洗濯槽の外部に排水、脱水するための流路の総断面積を大きくすることができる。さらに、回転バランサーの凹部を通して排水と脱水との両方を行うことができる。
このようにすることにより、簡単な構造で、洗濯時に必要な水の量を低減させることが可能な洗濯機を提供することができる。
この発明に従った洗濯機は、凹部に接触するように配置されるブラシを備えることが好ましい。
このようにすることにより、洗濯水とともに糸くずなどが凹部を通過するときに、ブラシで糸くずを取り除いて、凹部が詰まることを防ぐことができる。
この発明に従った洗濯機は、洗濯槽の内部から排出された水を洗濯槽の内部に戻すための循環水路と、循環水路内において水を送出するための循環ポンプとを備えることが好ましい。
このようにすることにより、循環水を用いた洗濯と、滞留水を用いた洗濯とを行うことによって、洗濯性能を向上させることができる。
この発明に従った洗濯機は、循環水路内の水位を検知する水位検知部を備え、循環ポンプは、水位検知部によって所定の水位が検知されている場合に駆動するように構成されていることが好ましい。
このようにすることにより、循環ポンプに空気が混入することを防ぐことができる。
この発明に従った洗濯機は、水を貯留するための滞留部を備えることが好ましい。滞留部は、凹部と循環ポンプとの間に配置されていることが好ましい。
このようにすることにより、循環ポンプに空気が混入することを防ぐことができる。
以上のように、この発明によれば簡単な構造で、洗濯時に必要な水の量を低減させることが可能な洗濯機を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、この発明の第1実施形態の洗濯機1は、全体が外箱101と、天板102と、台座103とによって覆われている。外箱101は、洗濯機1の側面を覆う。天板102は、洗濯機1の上面を覆う。台座103は、洗濯機1の下面を覆う。図1において左側を洗濯機1の正面側とし、図1において右側を洗濯機1の背面側とする。
図1に示すように、この発明の第1実施形態の洗濯機1は、全体が外箱101と、天板102と、台座103とによって覆われている。外箱101は、洗濯機1の側面を覆う。天板102は、洗濯機1の上面を覆う。台座103は、洗濯機1の下面を覆う。図1において左側を洗濯機1の正面側とし、図1において右側を洗濯機1の背面側とする。
洗濯機1の内部には、主に、外槽110と、外槽110の内部において回転可能に支持される洗濯槽として回転ドラム120と、回転ドラム120を回転させる駆動部140と、循環ポンプ153と、循環水路152と、滞留部151と、流体バランサー130と、制御回路160とが収容されている。流体バランサー130は回転バランサーの一例である。回転ドラム120は、洗濯物200を出し入れするための開口部122と開口部122に対向する底部121とを有し、洗濯物200を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置されている。回転ドラム120の側壁は、底部121から開口部122に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成されている。回転ドラム120の側壁と底部外周部とは、無孔壁によって形成されている。すなわち、回転ドラム120の側壁と底部外周部には、穴は形成されていない。回転ドラム120の内部には、洗濯物200が収容される。
駆動部140は、回転軸線を中心に回転ドラム120を回転させるためのものである。
流体バランサー130は、回転ドラム120の開口部122に取り付けられている。流体バランサー130と回転ドラム120との間には水抜き穴131が形成されている。
回転ドラム120の開口部122は、扉170を閉じることによって閉塞される。扉170と外槽110との間には、パッキン171が配置されている。
滞留部151は、外槽110の底部に接続されて、外槽110の底部の下方に配置されている。滞留部151はまた、循環水路152に接続されている。循環水路152の端部は、外槽110内において、回転ドラム120の内部に向かって開口されている。循環水路152において滞留部151と、回転ドラム120の内部に開口される端部との間には、循環ポンプ153が接続されている。滞留部151は、水抜き穴131と循環ポンプ153との間に配置されている。循環水路152には水位検知部として水位センサ154が配置されている。循環ポンプ153は、水位センサ154が所定の水位を検知したときに駆動されるように構成されている。循環水路152はまた、排水弁155に接続されている。排水弁155が開放されると、循環水路152の内部が洗濯機1の外部に連通する。
図2に示すように、流体バランサー130は環状に形成されており、洗濯機1の背面側から見ると、外周面側に複数の凹部として水抜き穴131が形成されている。
図3の(A)に示すように、流体バランサー130を洗濯機1の側面側から見ると、水抜き穴131は、回転ドラム120側の端部に複数、形成されている。図3の(B)に示すように、水抜き穴131は、流体バランサー130の外周壁面上の凹部と、回転ドラム120の端部とによって形成されている。水抜き穴131は、回転ドラム120の開口部の端部に対向する位置に形成されている。水抜き穴131の位置においては、流体バランサー130の外周壁面と、回転ドラム120の側壁123の開口部122(図1)側の端部との間に、隙間が形成されている。このように、水抜き穴131によって、回転ドラム120の内部と回転ドラム120の外部とが連通されている。図3の(C)に示すように、水抜き穴131が形成されていない位置においては、流体バランサー130の外周面と、回転ドラム120の側壁123とが接触している。
以上のように構成された洗濯機1の動作について説明する。
まず、洗濯時の洗い行程においては、回転ドラム120内に、洗濯機1の外部の水道から給水経路(図示しない)を通して水が供給される。水の量は、洗濯物200の量や質に応じて調整される。回転ドラム120の底部121は開口部122と比較して下方に配置されているので、底部121から開口部122までの間に水が貯められる。回転ドラム120において水に接する側壁と底部の外周部は、無孔壁によって形成されている。
洗い行程においては、駆動部140が回転ドラム120を低速で回転させる。回転ドラム120が回転されると、回転ドラム120の内部の洗濯物200が回転ドラム120の内部に貯められた水によって洗濯される。必要に応じて洗剤が投入される。
図4に示すように、洗い行程において、駆動部140が回転ドラム120をより高速で回転させてもよい。この場合には、循環ポンプ153も駆動させる。駆動部140が回転ドラム120をより高速で回転させると、回転ドラム120内の水は遠心力によって、図3の(B)に一点鎖線の矢印で示すように、回転ドラム120の側壁123に沿って流れて、流体バランサー130の水抜き穴131を通って回転ドラム120の外部に排出される。回転ドラム120の外部に排出された水は、回転ドラム120の外側に配置される外槽110の内壁に沿って外槽110の底部に向かって流れる。外槽110の底部には滞留部151が接続されており、水は滞留部151に貯められる。滞留部151内に貯められる水の量が所定の量であることを水位センサ154が検知すると、循環ポンプ153が駆動される。循環ポンプ153が駆動されると、滞留部151内の水は、図4に矢印で示すように、循環水路152を通って、回転ドラム120内に戻される。
このように、滞留水による洗濯と、循環水を用いて、回転ドラム120の開口部122から回転ドラム120の内部に水を噴射する洗濯とを行うことによって、より効果的に洗濯することができる。
すすぎ行程は、洗い行程と同様に行われる。
排水行程においては、駆動部140は、回転ドラム120をさらに高速で回転させる。同時に、循環ポンプ153の駆動を停止し、排水弁155を開放する。このようにすることにより、回転ドラム120の内部に貯められている大部分の水が水抜き穴131を通って、外槽110内に排出される。外槽110内に排出された水は、滞留部151から循環水路152に流入する。循環ポンプ153の駆動が停止され、排水弁155が開放されているので、滞留部151から循環水路152内に流入した水は、排水弁155を通って洗濯機1の外に排出される。
脱水行程においては、駆動部140は、回転ドラム120を排水行程よりもさらに高速で回転させる。循環ポンプ153の駆動は停止され、排水弁155は開放されたままである。このようにすることにより、衣類に残っている水の少なくとも一部が、遠心力によって回転ドラム120の側壁123に沿って開口部122に向かって流れ、水抜き穴131から排出される。
このように、排水行程においても、脱水行程においても、回転ドラム120内の水は、流体バランサー130と回転ドラム120との間に形成された水抜き穴131を通して回転ドラム120の外に排出される。
以上のように、第1実施形態の洗濯機1は、回転ドラム120と、駆動部140と、流体バランサー130とを備える。回転ドラム120は、洗濯物200を出し入れするための開口部122と開口部122に対向する底部121とを有し、洗濯物200を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置され、内部で洗濯物200の洗い、すすぎおよび脱水を行なうためのものである。駆動部140は、回転軸線を中心に回転ドラム120を回転させるためのものである。流体バランサー130は、回転軸線を中心にして回転ドラム120とともに回転する。
回転ドラム120は、底部121から開口部122に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成される側壁を有する。回転ドラム120の側壁と回転ドラム120の底部外周部とは、無孔壁によって形成されている。流体バランサー130は、回転ドラム120の側壁123面に対向する外周壁面を有し、流体バランサー130の外周壁面には水抜き穴131が形成されている。水抜き穴131は回転ドラム120の開口部122の端部に対向する位置に形成され、水抜き穴131によって回転ドラム120の内部と回転ドラム120の外部とが連通されている。
回転ドラム120においては、側壁は、底部121から開口部122に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成され、側壁と底部の外周部が無孔壁によって形成されているので、回転ドラム120が駆動部140によって高速で回転されると、回転ドラム120の底部121の水は、遠心力によって、回転ドラム120の側壁123面に沿って開口部122に向かって流れる。
開口部122においては、回転ドラム120の内部と回転ドラム120の外部とが、流体バランサー130の外周壁面に形成された水抜き穴131によって連通されている。開口部122に向かって流れた水は、流体バランサー130の水抜き穴131を通って回転ドラム120の外部に排出される。
そこで、洗濯の洗い行程やすすぎ行程の終了時に排水する場合には、回転ドラム120を高速で回転させることによって、回転ドラム120内の水を、水抜き穴131を通して回転ドラム120の外部に排出することができる。また、脱水時にも同様に、回転ドラム120を高速で回転させることによって、回転ドラム120内の水を、水抜き穴131を通して回転ドラム120の外部に排出することができる。
このようにすることにより、回転ドラム120に排水口や脱水口を形成する必要がないので、洗濯機1の加工工数を削減することができる。また、排水口や脱水口にバネで付勢される弁を設けなくても、回転ドラム120内に貯められた滞留水で洗濯を行うことができるので、簡単な構造で、洗濯時に使用する水の量を低減することができる。排水口や脱水口にバネで付勢される弁を設ける必要がないので、水の排出のばらつきによる回転ドラム120のアンバランスが生じにくい。
また、この洗濯機1においては、水を排水、脱水するための水抜き穴131は回転ドラム120の開口部122の端部に形成されている。そのため、回転ドラム120には開口部122まで最大限、水を貯めることができる。このように、回転ドラム120に排水口や脱水口を形成する場合と比較して、回転ドラム120を小さくしても洗濯に必要な量の水を貯めることができるので、洗濯機1を小型化することが可能になる。
また、回転ドラム120に排水口や脱水口を形成するよりも、流体バランサー130に水抜き穴131を形成することによって、回転ドラム120内の水を回転ドラム120の外部に排水、脱水するための流路の総断面積を大きくすることができる。さらに、流体バランサー130の水抜き穴131を通して排水と脱水との両方を行うことができる。
このようにすることにより、簡単な構造で、洗濯時に必要な水の量を低減させることが可能な洗濯機1を提供することができる。
また、第1実施形態の洗濯機1は、回転ドラム120の内部から排出された水を回転ドラム120の内部に戻すための循環水路152と、循環水路152内において水を送出するための循環ポンプ153とを備える。
このようにすることにより、循環水を用いた洗濯と、滞留水を用いた洗濯とを行うことによって、洗濯性能を向上させることができる。
また、第1実施形態の洗濯機1は、循環水路152内の水位を検知する水位検知部を備え、循環ポンプ153は、水位検知部によって所定の水位が検知されている場合に駆動するように構成されている。
このようにすることにより、循環ポンプ153に空気が混入することを防ぐことができる。
また、第1実施形態の洗濯機1は、水を貯留するための滞留部151を備える。滞留部151は、水抜き穴131と循環ポンプ153との間に配置されている。
このようにすることにより、循環ポンプ153に空気が混入することを防ぐことができる。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態の洗濯機2が第1実施形態の洗濯機1と異なる点としては、第2実施形態の洗濯機2は、流体バランサー130の水抜き穴131に接触するように配置されるブラシ180を備える。第2実施形態の洗濯機2のその他の構成は、第1実施形態の洗濯機1と同様である。
図5に示すように、第2実施形態の洗濯機2が第1実施形態の洗濯機1と異なる点としては、第2実施形態の洗濯機2は、流体バランサー130の水抜き穴131に接触するように配置されるブラシ180を備える。第2実施形態の洗濯機2のその他の構成は、第1実施形態の洗濯機1と同様である。
図6の(A)に示すように、ブラシ180は、ブラシ支持部181を介して外槽110の内壁面に取り付けられている。ブラシ180の先端部は、流体バランサー130の水抜き穴131の縁に接触するように配置されている。
図6の(B)に示すように、ブラシ180は、ブラシ支持部181を中心にして、図中に矢印で示すように、左右に回動することが可能であるように構成されている。
以上のように構成された第2実施形態の洗濯機2は、第1実施形態の洗濯機1と同様に動作する。
図7に示すように、排水行程または脱水行程において、回転ドラム120が高速で回転されると、回転ドラム120の側壁123に沿って流れて水抜き穴131から排出される水は、ブラシ180に接触する。このとき、水に糸くずやほこりなどが含まれていれば、ブラシ180によって除去されて、循環ポンプ153には水が流れ込む。
以上のように、第2実施形態の洗濯機2は、水抜き穴131に接触するように配置されるブラシ180を備える。
このようにすることにより、洗濯水とともに糸くずなどが水抜き穴131を通過するときに、ブラシ180で糸くずを取り除いて、水抜き穴131が詰まることを防ぐことができる。
第2実施形態の洗濯機2のその他の構成と効果は、第1実施形態の洗濯機1と同様である。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
1,2:洗濯機、120:回転ドラム、121:底部、122:開口部、123:側壁、130:流体バランサー、131:水抜き穴、140:駆動部、151:滞留部、152:循環水路、153:循環ポンプ、154:水位センサ、180:ブラシ。
Claims (5)
- 洗濯物を出し入れするための開口部と前記開口部に対向する底部とを有し、洗濯物を収容して水平方向に対して傾斜した回転軸線を中心に回転することができるように配置され、内部で洗濯物の洗い、すすぎおよび脱水を行なう洗濯槽と、
回転軸線を中心に前記洗濯槽を回転させる駆動部と、
前記回転軸線を中心にして前記洗濯槽とともに回転する回転バランサーとを備え、
前記洗濯槽は、前記底部から前記開口部に向かうにつれて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成される側壁を有し、
前記洗濯槽の側壁と前記洗濯槽の底部外周部とは無孔壁によって形成され、
前記回転バランサーは、前記洗濯槽の側壁面に対向する外周壁面を有し、
前記回転バランサーの外周壁面には凹部が形成され、
前記凹部は前記洗濯槽の開口部の端部に対向する位置に形成され、前記凹部によって前記洗濯槽の内部と前記洗濯槽の外部とが連通されている、洗濯機。 - 前記凹部に接触するように配置されるブラシを備える、請求項1に記載の洗濯機。
- 前記洗濯槽の内部から排出された水を前記洗濯槽の内部に戻すための循環水路と、
前記循環水路内において水を送出するための循環ポンプとを備える、請求項1または請求項2に記載の洗濯機。 - 前記循環水路内の水位を検知する水位検知部を備え、
前記循環ポンプは、前記水位検知部によって所定の水位が検知されている場合に駆動するように構成されている、請求項3に記載の洗濯機。 - 水を貯留するための滞留部を備え、
前記滞留部は、前記凹部と前記循環ポンプとの間に配置されている、請求項3または請求項4に記載の洗濯機。
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2009
- 2009-11-19 JP JP2009264243A patent/JP2011104211A/ja active Pending
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