JP2011103317A - 部品実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】静止側のヘッドを共振させる移動側のヘッドの動作パターンの抽出を行うことが容易であり、基板に対して作業を行っているヘッドの正確な位置決め精度を維持して実装基板の良品率を向上させることができる部品実装機を提供することを目的とする。
【解決手段】一方の装着ヘッド7を基台3に対して静止させた状態で他方の装着ヘッド7を種々の動作パターンで基台3に対して移動させ、検出される一方の(静止側の)装着ヘッド7の基台3に対する位置の変化量が予め設定した許容値を超える場合に、その他方の(移動側の)装着ヘッド7の動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出し、一方の(静止側の)装着ヘッド7を基台3に対して静止させて基板Pbに対する作業を行っているときは、抽出した実行禁止動作パターン以外の動作パターンで他方の(移動側の)装着ヘッド7を移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッド移動機構により2つのヘッドを互いに独立して移動させて基板に対する所定の作業を行う部品実装機に関するものである。
部品実装機は、ヘッド移動機構により基台に対して移動自在に設けられた装着ヘッド等のヘッドを移動させて基板上への部品の装着等、基板に対する所定の作業を行う。このような部品実装機の中には2つの装着ヘッド或いは装着ヘッドと検査ヘッド(検査カメラを備えたヘッド)等の組み合わせから成る2つのヘッドを備え、これら2つのヘッドを互いに独立して移動させて基板に対する作業を行うようにしたものも知られている(特許文献1)。
このような部品実装機では、ヘッドの位置決め精度は基板への部品の装着精度や検査精度等に大きな影響を与えるが、2つのヘッドを備えたものでは、一方のヘッドが基台に対して静止した状態で作業を行っているときに他方のヘッドが移動を行う場合があり、その他方のヘッドの移動による振動が一方のヘッドの加振力となって一方のヘッドの位置を変動させてしまう場合がある。このため、部品実装機は実装ラインの一部として床面上に設置した後は、その使用開始前に、各ヘッドについての静止状態での共振振動数を検出し、そのような共振振動数を生じさせる他方のヘッドの動作パターンを抽出してこのような動作パターン以外の動作パターンで他方のヘッドを移動させるようにする必要がある。
特開2008−193032号公報
しかしながら、各ヘッドについての静止状態での共振振動数の検出を行うには、加速度ピックアップを部品実装機に設置する必要があり、実装ラインに組み込んだ後の部品実装機に加速度ピックアップを取り付けたり取り外したりする作業は行いにくいという問題点があった。また、共振振動数を検出できても、そのような共振振動数を生じさせるヘッドの動作パターンを抽出する作業は容易ではなく、静止させた状態の(すなわち基板に対する作業中の)ヘッドの共振を十分に避けることができずにヘッドの位置決め精度を低下させてしまい、実装基板の良品率を低下させてしまう場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、静止側のヘッドを共振させる移動側のヘッドの動作パターンの抽出を行うことが容易であり、基板に対して作業を行っているヘッドの正確な位置決め精度を維持して実装基板の良品率を向上させることができる部品実装機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装機は、基台と、基台に設けられて基板の位置決めを行う基板位置決め部と、ヘッド移動機構により、基台に対して互いに独立して移動自在に設けられた2つのヘッドと、ヘッド移動機構を作動させ、2つのヘッドをそれぞれ基台に対して移動させることによって基板位置決め部により位置決めされた基板に対する所定の作業を行う作業実行制御手段と、2つのヘッドそれぞれの基台に対する位置を検出する位置検出手段と、一方のヘッドを基台に対して静止させた状態で他方のヘッドを種々の動作パターン
で基台に対して移動させ、位置検出手段により検出される前記一方のヘッドの基台に対する位置の変化量が予め設定した許容値を超える場合に、その他方のヘッドの動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出する動作パターン抽出手段とを備え、作業実行制御手段は、前記一方のヘッドを基台に対して静止させて基板に対する作業を行っているときは、動作パターン抽出手段により抽出された実行禁止動作パターン以外の動作パターンで前記他方のヘッドを移動させる。
本発明では、一方のヘッドを基台に対して静止させた状態で他方のヘッドを種々の動作パターンで基台に対して移動させ、各ヘッドの基台に対する位置を検出する位置検出手段により検出される一方のヘッドの基台に対する位置の変化量(すなわち振幅)が予め設定した許容値を超える場合、すなわち静止側のヘッドが共振する場合に、その他方の(移動側の)ヘッドの動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出し、一方の(静止側の)ヘッドを基台に対して静止させて基板に対する作業を行っているときは、抽出された実行禁止動作パターン以外の動作パターンで他方の(移動側の)ヘッドを移動させるようにしている。このため、従来のように加速度ピックアップを設置することなく、容易に、静止側のヘッドを共振させる移動側のヘッドの動作パターンの抽出を行うことができ、基板に対して作業を行っているヘッドの正確な位置決め精度を維持して実装基板の良品率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装機の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機の側面図 本発明の一実施の形態における部品実装機の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備えるヘッド移動機構の部分側面図 本発明の一実施の形態における部品実装機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装機が実行する部品の装着工程の手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装機の実行禁止動作パターンの抽出工程の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装機の実行禁止動作パターンの抽出工程において抽出される(a)移動側の装着ヘッドの移動速度の変化を示すグラフ(b)静止側の装着ヘッドの位置の変化を示すグラフ
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示す部品実装機1は、図示しない半田印刷機や検査機、リフロー炉等を含む部品実装ラインに組み込まれて使用され、カバー部材2により覆われた基台3上に基板位置決め部としての基板搬送路4、部品供給部としての複数のパーツフィーダ5、XYロボットから成るヘッド移動機構6、ヘッド移動機構6を介して基台3に対して互いに独立して移動自在に設けられた部品装着部としての2つの装着ヘッド7を備えている。基板搬送路4は一対のベルトコンベアから成り、上流側の装置(例えば半田印刷機)より受け取った基板Pbを水平面内方向に搬送(搬入)して(図1中に示す矢印A)、基台3の中央の作業位置(図1に示す位置)に位置決めする。以下、説明の便宜上、基板搬送路4による基板Pbの搬送方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1、図2及び図3において、複数のパーツフィーダ5は基板搬送路4を挟んでY軸方向に対向する基台3の端部領域にX軸方向に並んで装着されている。これら複数のパーツ
フィーダ5はオペレータ(図示せず)によって床面上を運転操作される台車Cに保持されており、オペレータが台車Cを基台3に結合させることによって、複数のパーツフィーダ5が一括して基台3に装着される。基台3に装着された各パーツフィーダ5は、基台3の中央部側(基板搬送路4側)の端部に設けられた部品供給口5aに部品Ptを連続的に供給する。
図1、図2及び図3において、2つの装着ヘッド7はそれぞれヘッド移動機構6によって水平面内で移動自在であり、各装着ヘッド7は下方に延びた複数の吸着ノズル7aを昇降及び上下軸(Z軸)回り回転自在に備えている(図4も参照)。ヘッド移動機構6は、基台3上に両端が固定され、基板搬送路4を跨ぐようにY軸方向に延びて設けられたビーム状のY軸テーブル11と、一端側がY軸テーブル11に支持されてX軸方向に延びたビーム状の2つのX軸テーブル12と、各X軸テーブル12に沿って移動自在に設けられた2つの移動ステージ13から成っており、2つの移動ステージ13にはそれぞれ上記の2つの装着ヘッド7がひとつずつ取り付けられている。
各X軸テーブル12はその一端部に設けられたプレート部材12aがY軸テーブル11の一端側から他端側に(すなわちY軸方向に)延びて設けられた上下のガイドレール11aにスライド自在に取り付けられており、各移動ステージ13は各X軸テーブル12の一端側から他端側に(すなわちX軸方向に)に延びて設けられた上下のガイドレール12bにスライド自在に取り付けられている。
図2及び図4において、Y軸テーブル11には、前述の上下のガイドレール11aと平行に延びた上下の固定子14aが設けられており、各X軸テーブル12の一端部に設けられた前述のプレート部材12aには、上下の固定子14aの間に位置する可動子14b(図4)が設けられている。固定子14aは永久磁石から成るとともに、各可動子14bはそれぞれコイルCL1(図4)を備えて成り、固定子14aと各可動子14bはそれぞれ第1のリニアモータ14(図5)を構成している。各可動子14bが備えるコイルCL1への通電制御によりコイルCL1の磁極切り替えを行うと、その可動子14bは固定子14aに対して相対移動し、X軸テーブル12がY軸テーブル11に沿ってY軸方向に移動する。
また、図4及び図2の拡大図に示すように、X軸テーブル12には、前述の上下のガイドレール12bと平行に延びた上下の固定子15aが設けられており、各移動ステージ13にはこれら上下の固定子15aの間に位置する可動子15bが設けられている。各固定子15aは永久磁石、各可動子15bはそれぞれコイルCL2を備えて成り、各固定子15aと各可動子15bはそれぞれ第2のリニアモータ15(図5)を構成している。各可動子15bが備えるコイルCL2への通電制御によりコイルCL2の磁極切り替えを行うと、その可動子15bは固定子15aに対して相対移動し、移動ステージ13がX軸テーブル12に沿ってX軸方向に移動する。
図4に示すように、 Y軸テーブル11には、上下のガイドレール11aに沿ってY軸方向に延びたスケール部21aが設けられており、各X軸テーブル12のスケール部21aと対向する位置には、スケール部21aよりX軸テーブル12のY軸方向の位置を読み取る読み取り部21bが設けられている。これらスケール部21aと読み取り部21bは、Y軸テーブル11に対するX軸テーブル12の位置を検出するX軸テーブルエンコーダ21を構成している(図5も参照)。また、図2の拡大図に示すように、各X軸テーブル12には、上下のガイドレール12bに沿ってX軸方向に延びたスケール部22aが設けられており、各移動ステージ13のスケール部22aと対向する位置には、スケール部22aより移動ステージ13のX軸方向の位置を読み取る読み取り部22bが設けられている。これらスケール部22aと読み取り部22bは、各X軸テーブル12に対する各移動
ステージ13の位置を検出する移動ステージエンコーダ22を構成している(図5も参照)。
図1、図2及び図3において、ヘッド移動機構6が備える2つの移動ステージ13のそれぞれには、撮像視野を下方に向けた基板カメラ24が設けられており、基台3上の基板搬送路4を挟む両領域には、撮像視野を上方に向けた部品カメラ25が設けられている。
基板搬送路4による基板Pbの搬送及び位置決め動作は、部品実装機1が備える制御装置30(図1及び図5)の作業実行制御部30aが図示しないアクチュエータ等から成る基板搬送路駆動部31(図5)の作動制御を行うことによってなされ、各パーツフィーダ5による部品供給口5aへの部品Ptの供給動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが図示しないアクチュエータ等から成るパーツフィーダ駆動部32(図5)の作動制御を行うことによってなされる。
ヘッド移動機構6による各装着ヘッド7の水平面内での移動動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが2つの第1のリニアモータ14の作動制御(Y軸テーブル11に対する各X軸テーブル12のY軸方向への移動)と2つの第2のリニアモータ15の作動制御(各X軸テーブル12に対する各移動ステージ13のX軸方向への移動)を行うことによってなされ、各吸着ノズル7aの装着ヘッド7に対する昇降及び上下軸回りの回転動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが図示しないアクチュエータ等から成るノズル駆動部33(図5)の作動制御を行うことによってなされる。また、各吸着ノズル7aによる部品Ptの吸着及び離脱動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが図示しないアクチュエータ等から成る真空圧供給部34(図5)の作動制御を行うことによってなされる。
基板カメラ24及び部品カメラ25による撮像動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが基板カメラ24及び部品カメラ25の作動制御を行うことによってなされ(図5)、基板カメラ24及び部品カメラ25の撮像動作によって抽出された画像データは記憶部35(図5)に取り込まれて記憶され、制御装置30が備える画像認識部30bにおいて画像認識される。
このような構成の部品実装機1により上流側の装置(例えば半田印刷機)から搬出された基板Pbに部品Ptを装着する工程(部品Ptの装着工程)を実行する場合、制御装置30の作業実行制御部30aは、基板搬送路4を作動させてその基板Pbを受け取り、X軸方向に搬送(搬入)して、作業位置に位置決めする(図6のステップST1)。この基板Pbの位置決め時には、基板Pbに設けられた基板マーク(図示せず)の上方に基板カメラ24を(装着ヘッド7を)移動させて基板マークを撮像し、得られた画像を画像認識部30bに画像認識させることによって、基板Pbの位置ずれ(基板Pbの正規の作業位置からの位置ずれ)を算出する。
制御装置30の作業実行制御部30aは、基板Pbの位置ずれを算出したら、部品Ptを基板Pb上に装着する動作(部品装着動作)を繰り返し実行する。この部品装着動作では、制御装置30の作業実行制御部30aは先ず、装着ヘッド7をパーツフィーダ5の上方に移動させ、吸着ノズル7aをパーツフィーダ5の部品供給口5aの直上に位置させる。そして、吸着ノズル7aを装着ヘッド7に対して下降させて部品供給口5aに供給されている部品Ptに接触させる。制御装置30の作業実行制御部30aは、吸着ノズル7aが部品Ptに接触したところで吸着ノズル7a内に真空圧を供給し、吸着ノズル7aに部品Ptを吸着させてから、吸着ノズル7aを上昇させる。これにより吸着ノズル7aに部品Ptがピックアップされる(図6のステップST2)。
制御装置30の作業実行制御部30aは、上記のような吸着ノズル7aに部品Ptをピックアップさせる動作を装着ヘッド7が備える各吸着ノズル7aについて行ったら、装着ヘッド7を基板Pb側に移動させながら、各吸着ノズル7aに吸着させた部品Ptが順次部品カメラ25の上方を通過するようにする。そして、部品カメラ25に各部品Ptの撮像を行わせ、部品カメラ25が撮像した各部品Ptの画像データを記憶部35に取り込んで画像認識部30bに画像認識を行わせる(図6のステップST3)。制御装置30の作業実行制御部30aは、画像認識部30bによる画像認識結果に基づいて、部品Ptの異常(変形や欠損など)の有無を検査するとともに、部品Ptの吸着ノズル7aに対する位置ずれ(吸着ずれ)を算出する。
制御装置30の作業実行制御部30aは、装着ヘッド7を基板Pbの上方に移動させたら、吸着ノズル7aに吸着させた部品Ptを基板Pb上の目標装着位置(この目標装着位置にある図示しない電極上には半田印刷機によって半田が印刷されている)の直上に位置させ、吸着ノズル7aを装着ヘッド7に対して下降させて部品Ptを基板Pb上の目標装着位置に接触させる。制御装置30の作業実行制御部30aは、部品Ptが基板Pbに接触したところで吸着ノズル7aへの真空圧の供給を遮断し、吸着ノズル7aから部品Ptを離脱させてから、吸着ノズル7aを上昇させる。これにより、部品Ptが基板Pb上に装着される(図6のステップST4)。なお、部品Ptを基板Pb上に装着するときには、ステップST1で算出した基板Pbの位置ずれとステップST3で算出した部品Ptの吸着ずれが修正されるように、基板Pbに対する吸着ノズル7aの位置補正(回転補正を含む)を行うようにする。
制御装置30の作業実行制御部30aは、吸着ノズル7aに吸着させた部品Ptを基板Pb上の目標装着位置に装着する部品装着動作を装着ヘッド7が備える各吸着ノズル7aについて行ったら、現在部品Ptの装着を行っている基板Pbについて、全ての部品装着が終了したかどうかの判断を行う(図6のステップST5)。そして、その結果、全ての部品装着が終了していなかったときにはステップST2に戻ってまだ基板Pbに装着していない部品Ptについての部品装着動作を実行し、全ての部品装着が終了していたときには基板搬送路4を作動させて、下流側の装置である他の部品実装機や検査機、リフロー炉等に基板Pbを搬出する(図6のステップST6)。
部品実装機1は上記手順により部品Ptの装着工程を実行するが、部品実装機1を実装ラインに組み込んで床面上に設置したときには、その部品実装機1の使用を開始する前に、以下の手順により、実行禁止動作パターンの抽出工程を実行する。実行禁止動作パターンとは、静止状態にある一方の装着ヘッド7を共振させるような他方の装着ヘッド7の動作パターンのことである。
実行禁止動作パターンの抽出工程では、制御装置30の動作パターン抽出部30c(図5)は先ず、2つの装着ヘッド7のうちの一方の装着ヘッド7を静止させた状態で他方の装着ヘッド7を移動させ、他方の(移動側の)装着ヘッド7の動作パターンと、これに対応する一方の(静止側の)装着ヘッド7の位置の変動状態とを対応づけて記憶する(図7のステップST11)。
ここで、装着ヘッド7を静止させるとは、その装着ヘッド7を(その装着ヘッド7が取り付けられている移動ステージ13を)その装着ヘッド7が移動自在なX軸テーブル12に対して静止させるとともに、そのX軸テーブル12をY軸テーブル11に対して静止させること、すなわち装着ヘッド7を基台3に対して静止させることをいう。また、装着ヘッド7を移動させるとは、その装着ヘッド7を(その装着ヘッド7が取り付けられている移動ステージ13を)その装着ヘッド7が移動自在なX軸テーブル12に対して静止させた状態でそのX軸テーブル12をY軸テーブル11に対してY軸方向に往復移動させるこ
と(図3中に示す矢印B1)、或いは装着ヘッド7が移動自在なX軸テーブル12をY軸テーブル11に対して静止させた状態で装着ヘッド7をX軸テーブル12に対してX軸方向に往復移動させること(図3中に示す矢印B2)、また或いは、装着ヘッド7をX軸テーブル12に対してX軸方向に往復移動させつつ、X軸テーブル12をY軸テーブル11に対してY軸方向に往復移動させることをいう。
また、移動側の装着ヘッド7の動作パターンと、これに対応する静止側の装着ヘッド7の位置の変動状態とを対応づけて記憶するとは、移動させる側の装着ヘッド7の動作パターンのデータ、例えば移動側の装着ヘッド7の移動速度のデータとともに、その動作パターンによって加振された静止側の装着ヘッド7についての位置検出手段(移動ステージエンコーダ22及びX軸テーブルエンコーダ21)により検出される位置の変動のデータ(静止側の装着ヘッド7のX軸テーブル12に対する位置の変動データ及び静止側の装着ヘッド7のX軸テーブル12のY軸テーブル11に対する位置の変動データ)とを対応づけて記憶部35に記憶することをいう。
例えば、図8(a)に示すように、移動側の装着ヘッド7を静止状態から一の方向に増速移動させた後、減速に転じて停止させるような動作パターンで装着ヘッド7を移動させる動作(ここでは、X軸テーブル12をY軸テーブル11に対して静止させた状態で装着ヘッド7をX軸テーブル12に対してX軸方向に移動させる動作或いは装着ヘッド7をX軸テーブル12に対して静止させた状態でX軸テーブル12をY軸テーブル11に対してY軸方向に移動させる動作)を行ったような場合には、静止側の装着ヘッド7には、図8(b)に示すように、移動側の装着ヘッド7の速度の変化率が変化(すなわち加速度が変化)したとき(t=P,Q,R)に、静止側の装着ヘッド7自身の慣性力によって静止側の装着ヘッド7の位置の変動が生じ、記憶部35には図8(a)に示す移動側の装着ヘッド7の移動速度の(動作パターンの)グラフのデータと、図8(b)の静止側の装着ヘッド7の位置のグラフのデータとが対応づけられて記憶される。
制御装置30の動作パターン抽出部30cは、2つの装着ヘッド7のうちの一方の装着ヘッド7を静止させた状態で他方の装着ヘッド7を移動させ、移動側の装着ヘッドの動作パターンと、これに対応する静止側の装着ヘッド7の位置の変動状態とを対応づけて記憶したら、一方の(静止側の)装着ヘッド7の位置の変動状態から、禁止すべき他方の(移動側の)装着ヘッド7の動作パターンを抽出してその動作パターンを禁止動作パターンとして記憶する(図7のステップST12)。例えば、移動側の装着ヘッド7の動作パターンのデータと静止側の装着ヘッド7の位置の変動状態を示すデータとが上述の図8(a),(b)のようなデータであった場合、静止側の装着ヘッド7の位置の変動量(図8(b)に示す振幅δ)が予め定めた所定値を超えていたときには、静止側の装着ヘッド7は移動側の装着ヘッド7の移動によって加振されて共振したものと判定し、そのような静止側の装着ヘッド7を共振させる移動側の装着ヘッド7の図8(a)の動作パターンを禁止すべき移動側の装着ヘッド7の動作パターン、すなわち実行禁止動作パターンとして記憶する。
制御装置30は、静止側の装着ヘッド7の位置の変動状態から、禁止すべき移動側の装着ヘッド7の動作パターンを抽出してその動作パターンを禁止動作パターンとして記憶したら、実行禁止動作パターンの抽出を両装着ヘッド7について行ったか否かの判断を行い(図7のステップST13)、その結果、実行禁止動作パターンの抽出を両装着ヘッド7について行っていなかった場合には、静止側と移動側を入れ替えるデータ上の処理を行ったうえで(図7のステップST14)、上記ステップST11及びステップST12の工程を実行する。一方、実行禁止動作パターンの抽出を両装着ヘッド7について行っていた場合には、一連の実行禁止動作パターンの抽出工程を終了する。
制御装置30は上記のようにして、実行禁止動作パターンの抽出を両装着ヘッド7について行ったら、その後に実行する基板Pbへの部品Ptの装着工程においては、一方の装着ヘッド7を基台3に対して静止させて基板Pbに対する作業を行っているときは、記憶部35に記憶した(動作パターン抽出部30cにおいて抽出した)実行禁止動作パターン以外の動作パターンで他方の装着ヘッド7を移動させるようにする。これにより、一方の装着ヘッド7を静止させた状態にして基板Pbへの部品Ptの装着工程を実行しているときに、他方の装着ヘッド7を移動させても部品Ptの装着を行っている装着ヘッド7は共振せず、正確な位置決め精度を維持することができる。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装機1は、基台3と、基台3に設けられて基板Pbの位置決めを行う基板位置決め部としての基板搬送路4と、ヘッド移動機構6により、基台3に対して独立して移動自在に設けられた2つの装着ヘッド7と、ヘッド移動機構6を作動させ、2つの装着ヘッド7をそれぞれ基台3に対して移動させることによって基板搬送路4により位置決めされた基板Pbに対する所定の作業を行う作業実行制御手段(制御装置30の作業実行制御部30a)と、2つの装着ヘッド7それぞれの基台3に対する位置を検出する位置検出手段(X軸テーブルエンコーダ21及び移動ステージエンコーダ22)と、一方の装着ヘッド7を基台3に対して静止させた状態で他方の装着ヘッド7を種々の動作パターンで基台3に対して移動させ、位置検出手段により検出される一方の(静止側の)装着ヘッド7の基台3に対する位置の変化量(すなわち振幅)が予め設定した許容値を超える場合に、その他方の(移動側の)装着ヘッド7の動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出する動作パターン抽出手段(制御装置30の動作パターン抽出部30c)を備え、作業実行制御手段としての制御装置30の作業実行制御部30aは、動作パターン抽出手段により抽出された実行禁止動作パターン以外の動作パターンで他方の(移動側の)装着ヘッド7を移動させるようになっている。
本実施の形態における部品実装機1では、一方の装着ヘッド7を基台3に対して静止させた状態で他方の装着ヘッド7を種々の動作パターンで基台3に対して移動させ、各装着ヘッド7の基台3に対する位置を検出する位置検出手段としての移動ステージエンコーダ22及びX軸テーブルエンコーダ21により検出される一方の(静止側の)装着ヘッド7の基台3に対する位置の変化量(すなわち振幅)が予め設定した許容値を超える場合、すなわち静止側の装着ヘッド7が共振する場合に、その他方の(移動側の)装着ヘッド7の動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出し、一方の(静止側の)装着ヘッド7を基台3に対して静止させて基板Pbに対する作業を行っているときは、抽出された実行禁止動作パターン以外の動作パターンで他方の(移動側の)装着ヘッド7を移動させるようにしている。このため、従来のように加速度ピックアップを設置することなく、容易に、静止側の装着ヘッド7を共振させる移動側の装着ヘッド7の動作パターンの抽出を行うことができ、基板Pbに対して作業を行っている装着ヘッド7の正確な位置決め精度を維持して実装基板の良品率を向上させることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、基台3に対して互いに独立して移動自在に設けられる2つのヘッドは双方とも装着ヘッド7であったが、ヘッドは装着ヘッド7に限られない。したがって、2つのヘッドは装着ヘッドと検査ヘッド(検査カメラを備えたヘッド)等の組み合わせから成るものであってもよい。
静止側のヘッドを共振させる移動側のヘッドの動作パターンの抽出を行うことが容易であり、基板に対して作業を行っているヘッドの正確な位置決め精度を維持して実装基板の良品率を向上させることができる部品実装機を提供する。
1 部品実装機
3 基台
4 基板搬送路(基板位置決め部)
6 ヘッド移動機構
7 装着ヘッド(ヘッド)
21 X軸テーブルエンコーダ(位置検出手段)
22 移動ステージエンコーダ(位置検出手段)
30a 作業実行制御部(作業実行制御手段)
30c 動作パターン抽出部(動作パターン抽出手段)
Pb 基板

Claims (1)

  1. 基台と、
    基台に設けられて基板の位置決めを行う基板位置決め部と、
    ヘッド移動機構により、基台に対して互いに独立して移動自在に設けられた2つのヘッドと、
    ヘッド移動機構を作動させ、2つのヘッドをそれぞれ基台に対して移動させることによって基板位置決め部により位置決めされた基板に対する所定の作業を行う作業実行制御手段と、
    2つのヘッドそれぞれの基台に対する位置を検出する位置検出手段と、
    一方のヘッドを基台に対して静止させた状態で他方のヘッドを種々の動作パターンで基台に対して移動させ、位置検出手段により検出される前記一方のヘッドの基台に対する位置の変化量が予め設定した許容値を超える場合に、その他方のヘッドの動作パターンを実行禁止動作パターンとして抽出する動作パターン抽出手段とを備え、
    作業実行制御手段は、前記一方のヘッドを基台に対して静止させて基板に対する作業を行っているときは、動作パターン抽出手段により抽出された実行禁止動作パターン以外の動作パターンで前記他方のヘッドを移動させることを特徴とする部品実装機。
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