JP2011102887A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを光軸方向へ駆動するとともに振れを補正することが可能なレンズ駆動装置の具体的な構成を提案すること。
【解決手段】レンズ駆動装置1は、レンズ2を保持し光軸方向(Z方向)へ移動可能な第1保持体4と、第1保持体4をZ方向へ移動可能に保持する第2保持体5と、第2保持体5をZ方向に略直交する方向へ移動可能に保持する固定体と、Z方向へ第1保持体4を駆動するための第1駆動機構7と、X方向へ第2保持体5を駆動するための第2駆動機構8と、Y方向へ第2保持体5を駆動するための第3駆動機構9と、第2保持体5と固定体とを繋ぐための支持部材13とを備えている。支持部材13は、弾性材料で形成され、第2保持体5は、支持部材13によってZ方向に略直交する方向へ移動可能に固定体に支持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話等に搭載される比較的小型のカメラで使用されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、複数のレンズを保持して光軸方向に移動する移動レンズ体と、2枚の板バネを介して移動レンズ体を移動可能に保持する固定体とを備えるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、移動レンズ体を構成する円筒状のスリーブの外周に駆動用コイルが巻回されている。また、このレンズ駆動装置では、駆動用コイルの外周面に対向するように、4個の磁石が配置されている。
特開2008−58659号公報
携帯電話等の携帯機器に搭載されたカメラを使用して撮影を行うときには、振れが発生しやすい。一方で、近年、携帯電話等に搭載されるカメラの市場では、カメラの高機能化の要求が高まっており、撮影時の振れを補正することが可能なカメラが市場で要求されている。
そこで、本発明の課題は、レンズを光軸方向へ駆動するとともに、振れを補正することが可能なレンズ駆動装置の具体的な構成を提案することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な第1保持体と、光軸方向へ第1保持体が移動可能となるように第1保持体を保持する第2保持体と、光軸方向に略直交する方向へ第2保持体が移動可能となるように第2保持体を保持する固定体と、光軸方向へ第1保持体を駆動するための第1駆動機構と、光軸方向に略直交する所定の第1方向へ第2保持体を駆動するための第2駆動機構と、光軸方向と第1方向とに略直交する第2方向へ第2保持体を駆動するための第3駆動機構と、第2保持体と固定体とを繋ぐための支持部材とを備え、支持部材は、弾性材料で形成され、第2保持体は、支持部材によって光軸方向に略直交する方向へ移動可能に固定体に支持されていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、レンズを保持する第1保持体は、光軸方向へ移動可能となるように第2保持体に保持され、第2保持体は、光軸方向に略直交する方向へ移動可能となるように固定体に保持されている。また、本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向へ第1保持体を駆動するための第1駆動機構と、光軸方向に略直交する所定の第1方向へ第2保持体を駆動するための第2駆動機構と、光軸方向と第1方向とに略直交する第2方向へ第2保持体を駆動するための第3駆動機構とを備えている。そのため、第1駆動機構によって、第1保持体とともにレンズを光軸方向へ移動させることができる。すなわち、本発明では、第1駆動機構を用いて、焦点調整動作を行うことができる。また、第2駆動機構および第3駆動機構によって、第1保持体および第2保持体とともに光軸方向に略直交する方向へレンズを駆動することができる。したがって、本発明では、光軸方向に略直交する方向へレンズを駆動することで、振れによる撮影像の、光軸方向に略直交する方向でのずれの補正が可能となり、その結果、レンズ駆動装置が搭載されるカメラで撮影が行われる際の振れを補正することが可能になる。
また、本発明では、第1保持体が光軸方向へ移動可能となるように第2保持体に保持され、第2保持体が光軸方向に略直交する方向へ移動可能となるように固定体に保持されている。そのため、第2駆動機構および/または第3駆動機構と第1駆動機構とが同時に作用しても、第1保持体を第2保持体に対して光軸方向へのみ相対移動させ、第2保持体を固定体に対して光軸方向に略直交する方向へのみ相対移動させることが可能になる。したがって、本発明では、振れを補正する際の第1保持体および第2保持体の傾きを抑制することが可能になる。すなわち、本発明では、振れを補正する際のレンズの光軸の傾きを抑制することが可能になる。
さらに、本発明では、弾性材料で形成された支持部材によって、第2保持体は、光軸方向に略直交する方向へ移動可能に固定体に支持されている。そのため、支持部材の弾性力を利用して、光軸方向に略直交する方向へ第2保持体を円滑に移動させ、かつ、所定の基準位置の第2保持体を復帰させることが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、光軸方向から見たときに、第1駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、第2駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、第3駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構および第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置されていることが好ましい。このように構成すると、デッドスペースとなりやすいレンズ駆動装置の四隅に第1駆動機構、第2駆動機構および第3駆動機構を配置することができる。したがって、レンズを光軸方向へ駆動するとともに、振れを補正することが可能になっていても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明において、第1駆動機構は、光軸方向から見たときに、レンズ駆動装置の対角線上の2箇所に配置され、第2駆動機構および第3駆動機構は、光軸方向から見たときに、第1駆動機構が配置されていないレンズ駆動装置の対角線上の2箇所に配置されていることが好ましい。このように構成すると、レンズ駆動装置の対角線上の2箇所に配置される第1駆動機構によって、第1保持体をバランス良く光軸方向へ移動させることが可能になる。したがって、第1駆動機構によってレンズを光軸方向へ駆動する際のレンズの光軸の傾きを抑制することが可能になる。
本発明において、第1駆動機構は、略柱状に形成される第1駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が第1駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第1駆動用コイルとを備え、第1駆動用磁石は、光軸方向で重なるように配置される略柱状の2個の第1駆動用磁石片を備え、光軸方向における2個の第1駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていることが好ましい。このように構成すると、第1駆動用磁石の全周および第1駆動用コイルの全周を利用して第1保持体を駆動することが可能になる。また、2個の第1駆動用磁石片同士の対向面の間において、第1駆動用コイルを通過する磁束の密度を高めることが可能になる。したがって、第1保持体を駆動するための磁気回路を効率良く形成することが可能になる。その結果、第1駆動用磁石および第1駆動用コイルを小型化してもレンズを光軸方向へ駆動するための駆動力を高めることが可能になり、レンズの焦点調整を行う際の応答性を高めることが可能になる。
本発明において、第1駆動用コイルは、第1保持体に固定され、第1駆動用磁石は、第2保持体に固定され、第1駆動機構は、第1駆動用磁石の少なくとも一部を覆うように配置され第2保持体とともに光軸方向に略直交する方向へ移動する磁性部材を備えることが好ましい。このように構成すると、第2保持体が光軸方向に略直交する方向へ移動したとしても、第1駆動用磁石と磁性部材との間の距離は変動しない。したがって、第2保持体が光軸方向に略直交する方向へ移動したとしても、第1駆動用磁石が発生させる磁束密度の変動を抑制することができる。その結果、第1駆動機構による光軸方向への第1保持体の駆動力を安定させることが可能になる。
本発明において、2個の第1駆動用磁石片同士の対向面は、たとえば、光軸方向において互いに離れている。また、この場合には、第1駆動用磁石は、磁性材料で形成され光軸方向における2個の第1駆動用磁石片の間に配置される第1磁性板を備えることが好ましい。このように構成すると、第1駆動用磁石が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。
本発明において、第2駆動機構は、略柱状に形成される第2駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が第2駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第2駆動用コイルとを備え、第2駆動用磁石は、第1方向で重なるように配置される略柱状の2個の第2駆動用磁石片を備え、第1方向における2個の第2駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていること、および/または、第3駆動機構は、略柱状に形成される第3駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が第3駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第3駆動用コイルとを備え、第3駆動用磁石は、第2方向で重なるように配置される略柱状の2個の第3駆動用磁石片を備え、第2方向における2個の第3駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていることが好ましい。
このように構成すると、第2駆動用磁石の全周および第2駆動用コイルの全周を利用して第2保持体を駆動することが可能になり、第3駆動用磁石の全周および第3駆動用コイルの全周を利用して第2保持体を駆動することが可能になる。また、2個の第2駆動用磁石片同士の対向面の間において、第2駆動用コイルを通過する磁束の密度を高めることが可能になり、2個の第3駆動用磁石片同士の対向面の間において、第3駆動用コイルを通過する磁束の密度を高めることが可能になる。したがって、第2保持体を駆動するための磁気回路を効率良く形成することが可能になる。その結果、第2駆動用磁石および第2駆動用コイルや、第3駆動用磁石および第3駆動用コイルを小型化してもレンズを光軸方向に略直交する方向へ駆動するための駆動力を高めることが可能になり、振れを補正する際の応答性を高めることが可能になる。
本発明において、2個の第2駆動用磁石片同士の対向面は、たとえば、第1方向において互いに離れている。また、この場合には、第2駆動用磁石は、磁性材料で形成され第1方向における2個の第2駆動用磁石片の間に配置される第2磁性板を備えることが好ましい。このように構成すると、第2駆動用磁石が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。また、本発明において、2個の第3駆動用磁石片同士の対向面は、たとえば、第2方向において互いに離れている。また、この場合には、第3駆動用磁石は、磁性材料で形成され第2方向における2個の第3駆動用磁石片の間に配置される第3磁性板を備えることが好ましい。このように構成すると、第3駆動用磁石が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、支持部材として、複数のワイヤを備えていることが好ましい。このように構成すると、複数のワイヤの弾性力を利用して、光軸方向に略直交する方向へ第2保持体を円滑に移動させ、かつ、所定の基準位置の第2保持体を復帰させることが可能になる。
また、この場合には、第1駆動機構は、第1保持体または第2保持体に固定される第1駆動用コイルを備え、第2駆動機構は、第2保持体に固定される第2駆動用コイルを備え、第3駆動機構は、第2保持体に固定される第3駆動用コイルを備え、第2保持体は、6本のワイヤ、あるいは、8本のワイヤによって固定体に支持されていることが好ましい。このように構成すると、1本の導線が順次巻回されることで2箇所に配置される第1駆動用コイルが形成されている場合には、第1保持体や第2保持体に固定される第1駆動用コイル、第2駆動用コイルおよび第3駆動用コイルのそれぞれに6本のワイヤを介して固定体側から電流を供給することが可能になり、2箇所に配置される第1駆動用コイルのそれぞれが個別に巻回される導線によって形成されている場合には、第1保持体や第2保持体に固定される第1駆動用コイル、第2駆動用コイルおよび第3駆動用コイルのそれぞれに8本のワイヤを介して固定体側から電流を供給することが可能になる。すなわち、第1駆動用コイル、第2駆動用コイルおよび第3駆動用コイルへの給電機能と第2保持体の支持機能とをワイヤに持たせることが可能になる。したがって、レンズ駆動装置の構成を簡素化することが可能になる。
また、6本のワイヤによって第2保持体が固定体に支持されている場合には、レンズ駆動装置は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、光軸方向から見たときに、第1駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、第2駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、第3駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構および第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、ワイヤは、光軸方向をその長手方向として配置され、光軸方向から見たときに第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されている側の外周面側に2本のワイヤが配置され、光軸方向から見たときに第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されていない側の外周面側に1本のワイヤが配置されるとともに、光軸方向から見たときに第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されている側の外周面側に2本のワイヤが配置され、光軸方向から見たときに第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されていない側の外周面側に1本のワイヤが配置されていることが好ましい。
このように構成すると、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第2駆動機構が配置されている場合であっても、第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されている側の外周面側に配置されている2本のワイヤによって、第2駆動機構が第2保持体を第1方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。また、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第3駆動機構が配置されている場合であっても、第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されている側の外周面側に配置されている2本のワイヤによって、第3駆動機構が第2保持体を第2方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。
なお、第2保持体が8本のワイヤによって固定体に支持されている場合には、光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状となるようにレンズ駆動装置が構成されていれば、第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面側のそれぞれに2本のワイヤを配置し、第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面側のそれぞれに2本のワイヤを配置することが可能になる。したがって、8本のワイヤによって、第2保持体をバランス良く支持することが可能になる。
本発明において、第2駆動機構は、第2駆動用コイルを備え、第2駆動用コイルには、第3駆動機構が第2保持体を第2方向へ移動させるときに、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制するための電流が供給されること、および/または、第3駆動機構は、第3駆動用コイルを備え、第3駆動用コイルには、第2駆動機構が第2保持体を第1方向へ移動させるときに、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制するための電流が供給されることが好ましい。このように構成すると、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第2駆動機構が配置されている場合であっても、第2駆動機構が第2保持体を第1方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。また、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第3駆動機構が配置されている場合であっても、第3駆動機構が第2保持体を第2方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、支持部材として、複数のバネ部材を備え、バネ部材は、略U形状または略V形状に形成され、略U形状または略V形状に形成されるバネ部材の2個の先端部の一方は、第2保持体に固定され、2個の先端部の他方は、固定体に固定されていることが好ましい。このように構成すると、略U形状または略V形状に形成されたバネ部材の厚さ方向の弾性力および厚さ方向に直交する方向の弾性力を利用して、光軸方向に略直交する方向へ第2保持体を円滑に移動させ、かつ、所定の基準位置の第2保持体を復帰させることが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、4個のバネ部材を備え、4個のバネ部材のうちの2個のバネ部材は、光軸方向から見たときに第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のそれぞれに沿って配置されるとともに、第2方向をその厚さ方向として配置され、4個のバネ部材のうちの残りの2個のバネ部材は、光軸方向から見たときに第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のそれぞれに沿って配置されるとともに、第1方向をその厚さ方向として配置されていることが好ましい。このように構成すると、4個のバネ部材によって、第2保持体をバランス良く支持することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、光軸方向から見たときに、第1駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、第2駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、第3駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅のうちの第1駆動機構および第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、光軸方向から見たときに第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置されるバネ部材の第1方向におけるバネ定数は、光軸方向から見たときに第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されていない側の外周面に沿って配置されるバネ部材の第1方向におけるバネ定数よりも大きいこと、および/または、光軸方向から見たときに第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置されるバネ部材の第2方向におけるバネ定数は、光軸方向から見たときに第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されていない側の外周面に沿って配置されるバネ部材の第2方向におけるバネ定数よりも大きいことが好ましい。
このように構成すると、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第2駆動機構が配置されている場合であっても、第1方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第2駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置されているバネ部材によって、第2駆動機構が第2保持体を第1方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。また、レンズ駆動装置の四隅の1箇所に第3駆動機構が配置されている場合であっても、第2方向に略平行な第2保持体の2個の外周面のうちの第3駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置されているバネ部材によって、第3駆動機構が第2保持体を第2方向へ移動させるときの、光軸方向を回転軸の方向とする第2保持体の回転を抑制することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、第1方向および第2方向における第2保持体の位置を検出するためのセンサを備えていることが好ましい。このように構成すると、第2保持体の位置を確認しながら、第2保持体を駆動することが可能になる。したがって、振れの補正を精度良く行うことが可能になる。
以上のように、本発明のレンズ駆動装置では、レンズを光軸方向へ駆動するとともに、振れを補正することが可能になる。また、本発明のレンズ駆動装置では、レンズの光軸の傾きを抑制することが可能になる。さらに、本発明では、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の概略構成を説明するための平面図である。 図2に示す第2スリーブを基板が支持している状態を示す斜視図である。 図3に示す第1駆動機構の側面図である。 図5のE−E方向から第1駆動用磁石片および第1駆動用コイルを示す図である。 図3に示す第2駆動機構の平面図である。 図7のF−F方向から第2駆動用磁石片および第2駆動用コイルを示す図である。 図3に示す第3駆動機構の平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるレンズ駆動装置のカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図10に示す板バネの配置を説明するための平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(レンズ駆動装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1の概略構成を説明するための平面図である。図4は、図2に示す第2スリーブ17を基板19が支持している状態を示す斜視図である。なお、図3では、図2に示す板バネ11、カバー部材18、基板19および磁性部材34を取り外した状態のレンズ駆動装置1の平面図が図示されている。
以下の説明では、図1等に示すように、互いに略直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1等のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。また、X方向とY方向とから形成される平面をXY平面、Y方向とZ方向とから形成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とから形成される平面をZX平面とする。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話、ドライブレコーダあるいは監視カメラシステム等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として略四角柱状に形成されている。具体的には、レンズ駆動装置1は、レンズ2を含む複数の撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略長方形状または略正方形状となるように形成されている。本形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。また、本形態では、レンズ駆動装置1の4つの側面は、YZ平面またはZX平面と略平行になっている。
レンズ駆動装置1は、図1〜図3に示すように、レンズ2を含む撮影用のレンズと、撮像素子3と、撮影用のレンズを保持し光軸方向へ移動可能な第1保持体4と、光軸方向へ第1保持体4が移動可能となるように第1保持体4を保持する第2保持体5と、光軸方向に略直交する方向へ第2保持体5が移動可能となるように第2保持体5を保持する固定体6と、光軸方向へ第1保持体4を駆動するための第1駆動機構7と、左右方向へ第2保持体5を駆動するための第2駆動機構8と、前後方向へ第2保持体5を駆動するための第3駆動機構9とを備えている。
また、レンズ駆動装置1は、第1保持体4と第2保持体5とを繋ぐための板バネ11、12と、第2保持体5と固定体6とを繋ぐための支持部材としての6本のワイヤ13とを備えている。すなわち、本形態では、第1保持体4は、板バネ11、12を介して、第2保持体5に光軸方向へ移動可能に支持され、第2保持体5は、ワイヤ13を介して、固定体6に光軸方向に略直交する方向へ移動可能に支持されている。なお、レンズ駆動装置1は、第1駆動機構7、第2駆動機構8および第3駆動機構9を駆動、制御するための駆動回路や制御回路等も備えている。
本形態では、Z方向(上下方向)が光軸方向と一致している。また、本形態では、X方向(左右方向)は、光軸方向に略直交する第1方向であり、Y方向(前後方向)は、光軸方向と第1方向とに略直交する第2方向である。また、本形態では、レンズ駆動装置1の下側(Z2方向側)に撮像素子3が配置されており、上側(Z1方向側)に配置される被写体が撮影される。すなわち、本形態では、上側は被写体側(物体側)であり、下側は反被写体側(撮像素子側、像側)である。
第1保持体4は、レンズ2を含む撮影用のレンズが固定されたレンズホルダ15を保持する第1スリーブ16を備えている。第2保持体5は、板バネ11、12を介して第1スリーブ16を保持する第2スリーブ17を備えている。固定体6は、レンズ駆動装置1の前後および左右の側面を構成するカバー部材18と、レンズ駆動装置1の下側面を構成する基板19と、後述の第2駆動用磁石25および第3駆動用磁石27が固定される磁石固定部材20とを備えている。
レンズホルダ15は、略円筒状に形成されている。このレンズホルダ15の内周側には、撮影用のレンズが固定されている。
第1スリーブ16は、たとえば、樹脂材料で形成されている。この第1スリーブ16は、略円筒状に形成されており、その内周側でレンズホルダ15を保持している。すなわち、第1スリーブ16の内周面にレンズホルダ15の外周面が固定されている。第1スリーブ16の外周面には、第1駆動機構7を構成する後述の第1駆動用コイル24が固定されるコイル固定部16aが形成されている。具体的には、第1スリーブ16の外周面の右後端側と左前端側との2箇所に光軸Lを中心とする略180°ピッチでコイル固定部16aが形成されている。
第2スリーブ17は、たとえば、樹脂材料で形成されている。第2スリーブ17は、上下方向から見たときの外形が略正方形状となるブロック状に形成されている。また、第2スリーブ17の外周面は、YZ平面またはZX平面と略平行になっている。この第2スリーブ17の中心には、第1スリーブ16が配置される円形の配置孔17aが上下方向に貫通するように形成されている。また、第2スリーブ17は、第2スリーブ17の下側面を構成する底面部17bと、底面部17bから上側に向かって立ち上がるように形成される2個の立上部17c、17dとを備えている。
底面部17bは、略正方形の板状に形成されている。立上部17cは、第2スリーブ17の左後端の角部を除く第2スリーブ17の左後ろ側部分に形成されている。この立上部17cの左側面は、第2スリーブ17の左側面の一部を構成し、立上部17cの後側面は、第2スリーブ17の後側面の一部を構成している。また、立上部17dは、第2スリーブ17の右前端の角部を除く第2スリーブ17の右前側部分に形成されている。この立上部17dの右側面は、第2スリーブ17の右側面の一部を構成し、立上部17dの前側面は、第2スリーブ17の前側面の一部を構成している。
第2スリーブ17の周方向における立上部17cと立上部17dとの間の2箇所は、第1駆動機構7が配置される配置部17eとなっている。すなわち、第2スリーブ17の右後端の角部と左前端の角部とは、第1駆動機構7が配置される配置部17eとなっている。また、第2スリーブ17の左後端の角部は、第2駆動機構8が配置される配置部17fとなっており、第2スリーブ17の右前端の角部は、第3駆動機構9が配置される配置部17gとなっている。
カバー部材18は、磁性材料で形成されている。また、カバー部材18は、底部18aと筒部18bとを有する底付きの略四角筒状に形成されている。具体的には、カバー部材18は、上下方向から見たときの形状が略正方形状となる底付きの略四角筒状に形成されている。上側に配置される底部18aには、貫通孔18cが形成されている。また、筒部18bを構成する4個の側面は、YZ平面またはZX平面と略平行になっている。カバー部材18は、第1保持体4、第2保持体5、第1駆動機構7、第2駆動機構8および第3駆動機構9の外周側を囲むように配置されている。
基板19は、略正方形の板状に形成された回路基板である。この基板19の中心には、撮像素子3が実装されている。また、基板19には、後述の第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28へ電流を供給するための給電用の回路パターンが形成されている。基板19は、カバー部材18の下端側に固定されている。
磁石固定部材20は、たとえば、樹脂材料で形成されている。また、磁石固定部材20は、略四角筒状に形成されている。具体的には、上下方向から見たときの形状が略正方形状となる略四角筒状に形成されている。磁石固定部材20の左側面の上後端側には、第2駆動機構8を構成する後述の第2駆動用磁石25が固定される固定孔20aが左右方向に貫通するように形成されている。磁石固定部材20の前側面の上右端側には、第3駆動機構9を構成する後述の第3駆動用磁石27が固定される固定孔20bが前後方向に貫通するように形成されている。
磁石固定部材20は、第1保持体4、第2保持体5、第1駆動機構7、第2駆動機構8および第3駆動機構9の外周側を囲むように配置されるとともに、カバー部材18の内側に配置されている。また、磁石固定部材20の下端は、基板19の上面に固定されている。
板バネ11は、第1スリーブ16の上端側に固定される第1固定部と、第2スリーブ17の立上部17c、17dの上面に固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。板バネ12は、第1スリーブ16の下端側に固定される第1固定部と、第2スリーブ17の下面に固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。本形態では、2個の板バネ12が第1スリーブ16の下端側に配置されている。
ワイヤ13は、導電性を有するとともに弾性を有する金属材料で形成されている。また、ワイヤ13は、直線状に形成されている。このワイヤ13は、上下方向を長手方向として配置されている。ワイヤ13の下端側は、基板19に固定されている。また、ワイヤ13の下端側は、基板19に形成される給電用の回路パターンに接続されている。ワイヤ13の上端側は、第2スリーブ17の立上部17c、17dに固定されている。具体的には、上下方向に貫通するように立上部17c、17dに形成される貫通孔にワイヤ13の上端側が挿入された状態で、立上部17c、17dにワイヤ13の上端側が固定されている。
本形態では、図3に示すように、立上部17cの後ろ側部分に2本のワイヤ13が左右方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17cの左側部分に1本のワイヤ13が配置されている。また、立上部17dの前側部分に2本のワイヤ13が左右方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17dの右側部分に1本のワイヤ13が配置されている。
なお、ワイヤ13の上端側には、後述の第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28の端部が接続されており、ワイヤ13は、第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28に基板19から電流を供給する給電機能を果たしている。
第1駆動機構7は、略三角柱状に形成される第1駆動用磁石23と、略三角筒状に巻回されて形成される第1駆動用コイル24とを備えている。第2駆動機構8は、略四角柱状に形成される第2駆動用磁石25と、略四角筒状に巻回されて形成される第2駆動用コイル26とを備えている。第3駆動機構9は、略四角柱状に形成される第3駆動用磁石27と、略四角筒状に巻回されて形成される第3駆動用コイル28とを備えている。以下、第1駆動機構7、第2駆動機構8および第3駆動機構9の詳細な構成について説明する。
(第1駆動機構、第2駆動機構および第3駆動機構の構成)
図5は、図3に示す第1駆動機構7の側面図である。図6は、図5のE−E方向から第1駆動用磁石片32および第1駆動用コイル24を示す図である。図7は、図3に示す第2駆動機構8の平面図である。図8は、図7のF−F方向から第2駆動用磁石片39および第2駆動用コイル26を示す図である。図9は、図3に示す第3駆動機構9の平面図である。
第1駆動機構7は、上下方向から見たときに、レンズ駆動装置1の四隅のうちの右後端の角部と左前端の角部との2箇所に配置されている。すなわち、第1駆動機構7は、上下方向から見たときに、レンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置されている。また、上下方向から見たときに、第2駆動機構8は、レンズ駆動装置1の四隅のうちの左後端の角部に配置され、第3駆動機構9は、レンズ駆動装置1の四隅のうちの右前端の角部に配置されている。すなわち、第2駆動機構8および第3駆動機構9は、上下方向から見たときに、第1駆動機構7が配置されていないレンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置されている。
第1駆動機構7は、上述のように、第1駆動用磁石23と第1駆動用コイル24とを備えている。
第1駆動用磁石23は、上述のように、略三角柱状に形成されており、その長手方向が上下方向と略平行になるように、第2スリーブ17の配置部17eに配置されている。また、第1駆動用コイル24は、上述のように、略三角筒状に形成されており、その内周面が第1駆動用磁石23の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置されている。
第1駆動用磁石23は、図5に示すように、上下方向で重なるように配置される略三角柱状の2個の第1駆動用磁石片31、32と、第1駆動用磁石片31、32の間に配置される略三角形状の第1磁性板33とを備えている。本形態では、第1駆動用磁石片31が上側に配置され、第1駆動用磁石片32が下側に配置されている。また、第1駆動用磁石片31の下端面と第1磁性板33の上端面とが固定され、第1駆動用磁石片32の上端面と第1磁性板33の下端面とが固定されている。
第1駆動用磁石片31、32は、上下方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形となるように形成されており、第1駆動用磁石片31、32は、上下方向から見たときに、その斜辺を除く2辺がカバー部材18の筒部18bの内周面および磁石固定部材20の内周面と略平行になるように配置されている。すなわち、上下方向から見たときに、レンズ駆動装置1の対角線上に配置される第1駆動用磁石片31、32の斜辺同士が互いに対向するように、第1駆動用磁石片31、32が配置されている。第1磁性板33は、磁性材料で形成されている。この第1磁性板33は、上下方向から見たときの形状が第1駆動用磁石片31、32と同様の略直角三角形状となる平板状に形成されている。
第1駆動用磁石片31の上端面には、磁性材料によって平板状に形成された磁性部材34が固定されている。第1駆動用磁石片32の下端面には、磁性材料によって平板状に形成された磁性部材35が固定されている。磁性部材35の下面は、第2スリーブ17の配置部17eにおける底面部17bの上面に固定されている。
図3に示すように、レンズ駆動装置1の左前端の角部に配置される第1駆動用磁石23の左側および前側は、磁性材料によって形成された磁性部材36に覆われている。また、レンズ駆動装置1の右後端の角部に配置される第1駆動用磁石23の右側および後ろ側も、磁性部材36に覆われている。磁性部材36は、平板状部材が略L形状に折り曲げられることで形成されている。この磁性部材36は、磁性部材35の上面に接するように固定されている。すなわち、磁性部材36は、磁性部材35を介して第2スリーブ17に固定されている。また、磁性部材36は、磁性部材34の下面に接するように固定されている。また、第1駆動用磁石23と磁性部材36との間に第1駆動用コイル24が配置可能となるように、第1駆動用磁石23と磁性部材36との間には、所定の隙間が形成されている。本形態では、磁性部材34〜36が第1駆動用磁石23のヨークとしての機能を果たしている。
第1駆動用コイル24は、図3、図6に示すように、上下方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となるように巻回されている。第1駆動用コイル24は、第1スリーブ16のコイル固定部16aに固定されている。具体的には、第1駆動用コイル24は、第1駆動用コイル24の内周面と第1駆動用磁石23の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、コイル固定部16aに固定されており、第1駆動用コイル24は、磁性部材36の内側に配置されている。なお、第1駆動用コイル24と磁性部材36との間には所定の隙間が形成されており、第1駆動用コイル24は、第2スリーブ17に対して第1スリーブ16と一緒に軸方向へ移動可能となっている。
本形態では、第1駆動用コイル24の下端が、第1駆動用磁石片32の上端よりも上側へ移動することがなく、かつ、第1駆動用コイル24の上端が、第1駆動用磁石片31の下端よりも下側へ移動することがないように、第1駆動用磁石23および第1駆動用コイル24が形成され、配置されている。また、本形態では、2個の第1駆動用コイル24は、1本の導線が順次巻回されて形成されている。また、たとえば、第1駆動用コイル24の巻き始め側の端部は、立上部17cの後ろ側部分に配置される2本のワイヤ13のうちの右側に配置されるワイヤ13の上端側に固定され、第1駆動用コイル24の巻き終わり側の端部は、立上部17dの前側部分に配置される2本のワイヤ13のうちの左側に配置されるワイヤ13の上端側に固定されている。
図5に示すように、第1駆動用磁石23を構成する2個の第1駆動用磁石片31、32は、上下方向において、同じ磁極同士(S極とS極、あるいは、N極とN極)が対向するように配置されている。すなわち、第1駆動用磁石片31、32同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。たとえば、第1駆動用磁石片31、32同士の対向面はいずれもN極に着磁されている。そのため、第1駆動用磁石片31、32の間には、図5、図6の矢印のように、第1駆動用コイル24の全周を通過する磁束が発生している。すなわち、第1駆動用磁石23は、第1駆動用コイル24との対向位置で第1駆動用コイル24を通過する磁束が発生するように着磁されている。
第2駆動機構8は、上述のように、第2駆動用磁石25と第2駆動用コイル26とを備えている。
第2駆動用磁石25は、上述のように、略四角柱状に形成されており、その長手方向が左右方向と略平行になるように、第2スリーブ17の配置部17fに配置されている。また、第2駆動用コイル26は、上述のように、略四角筒状に形成されており、その内周面が第2駆動用磁石25の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置されている。
第2駆動用磁石25は、図7に示すように、左右方向で重なるように配置される略四角柱状の2個の第2駆動用磁石片38、39と、第2駆動用磁石片38、39の間に配置される略四角形状の第2磁性板40とを備えている。本形態では、第2駆動用磁石片38が左側に配置され、第2駆動用磁石片39が右側に配置されている。また、第2駆動用磁石片38の右端面と第2磁性板40の左端面とが固定され、第2駆動用磁石片39の左端面と第2磁性板40の右端面とが固定されている。
第2駆動用磁石片38、39は、左右方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されており、第2駆動用磁石片38、39は、その側面がXY平面またはZX平面と略平行になるように配置されている。第2磁性板40は、磁性材料で形成されている。この第2磁性板40は、左右方向から見たときの形状が第2駆動用磁石片38、39と同様の略長方形状となる平板状に形成されている。
第2駆動用磁石片38の左端側は、磁石固定部材20の固定孔20aに固定されている。第2駆動用磁石片39の右端面には、図3、図7に示すように、磁性材料によって平板状に形成された磁性部材41が固定されている。本形態では、磁石固定部材20を囲むように配置されるカバー部材18と磁性部材41とが第2駆動用磁石25のヨークとしての機能を果たしている。なお、図2では、磁性部材41の図示を省略している。
第2駆動用コイル26は、左右方向から見たときの形状が略長方形状となるように巻回されている。第2駆動用コイル26は、第2スリーブ17の立上部17cに固定されている。具体的には、第2駆動用コイル26は、第2駆動用コイル26の内周面と第2駆動用磁石25の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、立上部17cの、配置部17fに面する後側面に固定されており、第2駆動用コイル26は、固定体6に対して第2スリーブ17と一緒に移動可能となっている。
本形態では、第2駆動用コイル26の右端が、第2駆動用磁石片39の左端よりも左側へ移動することがなく、かつ、第2駆動用コイル26の左端が、第2駆動用磁石片38の右端よりも右側へ移動することがないように、第2駆動用磁石25および第2駆動用コイル26が形成され、配置されている。また、本形態では、たとえば、第2駆動用コイル26の巻き始め側の端部は、立上部17cの後ろ側部分に配置される2本のワイヤ13のうちの左側に配置されるワイヤ13の上端側に固定され、第2駆動用コイル26の巻き終わり側の端部は、立上部17cの左側部分に配置されるワイヤ13の上端側に固定されている。
図7に示すように、第2駆動用磁石25を構成する2個の第2駆動用磁石片38、39は、左右方向において、同じ磁極同士が対向するように配置されている。すなわち、第2駆動用磁石片38、39同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。たとえば、第2駆動用磁石片38、39同士の対向面はいずれもN極に着磁されている。そのため、第2駆動用磁石片38、39の間には、図7、図8の矢印のように、第2駆動用コイル26の全周を通過する磁束が発生している。すなわち、第2駆動用磁石25は、第2駆動用コイル26との対向位置で第2駆動用コイル26を通過する磁束が発生するように着磁されている。
第3駆動機構9は、上述のように、第3駆動用磁石27と第3駆動用コイル28とを備えている。
第3駆動用磁石27は、上述のように、略四角柱状に形成されており、その長手方向が前後方向と略平行になるように、第2スリーブ17の配置部17gに配置されている。また、第3駆動用コイル28は、上述のように、略四角筒状に形成されており、その内周面が第3駆動用磁石27の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置されている。
第3駆動用磁石27は、第2駆動用磁石25と同様に構成されている。すなわち、第3駆動用磁石27は、第2駆動用磁石25の第2駆動用磁石片38、39に相当する第3駆動用磁石片43、44と、第2駆動用磁石25の第2磁性板40に相当する第3磁性板45を備えている。図9に示すように、第3駆動用磁石片43は前側に配置され、第3駆動用磁石片44は後ろ側に配置されている。また、第3駆動用磁石片43の後端面と第3磁性板45の前端面とが固定され、第3駆動用磁石片44の前端面と第3磁性板45の後端面とが固定されている。
第3駆動用磁石片43の前端側は、磁石固定部材20の固定孔20bに固定されている。第3駆動用磁石片44の後端面には、図3、図9に示すように、磁性材料によって平板状に形成された磁性部材46が固定されている。本形態では、磁石固定部材20を囲むように配置されるカバー部材18と磁性部材46とが第3駆動用磁石27のヨークとしての機能を果たしている。なお、図2では、磁性部材46の図示を省略している。
第3駆動用コイル28は、第2駆動用コイル26と同様に巻回されている。この第3駆動用コイル28は、第2スリーブ17の立上部17dに固定されている。具体的には、第3駆動用コイル28は、第3駆動用コイル28の内周面と第3駆動用磁石27の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、立上部17dの、配置部17gに面する右側面に固定されており、第3駆動用コイル28は、固定体6に対して第2スリーブ17と一緒に移動可能となっている。
本形態では、第3駆動用コイル28の後端が、第3駆動用磁石片44の前端よりも前側へ移動することがなく、かつ、第3駆動用コイル28の前端が、第3駆動用磁石片43の後端よりも後ろ側へ移動することがないように、第3駆動用磁石27および第3駆動用コイル28が形成され、配置されている。また、本形態では、たとえば、第3駆動用コイル28の巻き始め側の端部は、立上部17dの前側部分に配置される2本のワイヤ13のうちの右側に配置されるワイヤ13の上端側に固定され、第3駆動用コイル28の巻き終わり側の端部は、立上部17dの右側部分に配置されるワイヤ13の上端側に固定されている。
第2駆動用磁石25と同様に、第3駆動用磁石27を構成する2個の第3駆動用磁石片43、44は、前後方向において、同じ磁極同士が対向するように配置されている(図9参照)。たとえば、第3駆動用磁石片43、44同士の対向面はいずれもN極に着磁されている。そのため、第3駆動用磁石片43、44の間には、第2駆動用磁石片38、39の間と同様に、第3駆動用コイル28の全周を通過する磁束が発生している。すなわち、第3駆動用磁石27は、第3駆動用コイル28との対向位置で第3駆動用コイル28を通過する磁束が発生するように着磁されている。
(レンズ駆動装置の概略動作)
以上のように構成されたレンズ駆動装置1では、このレンズ駆動装置1が搭載されるカメラで撮影が行われる際に、第1駆動用コイル24に電流が供給され、第1保持体4が光軸方向に移動して、レンズの焦点調整が行われる。また、ジャイロスコープ(角速度センサ)等の振れを検出するセンサ(図示省略)によって、カメラの振れが検出されると、このセンサでの検出結果に基づいて、第2駆動用コイル26および/または第3駆動用コイル28に電流が供給され、第2保持体5が第1保持体4とともに左右方向および/または前後方向に移動して、振れが補正される。
たとえば、本形態では、センサで検出されたカメラの振れ量に基づいて、第2保持体5を左右方向および/または前後方向へ移動させて振れを補正するために必要となる電流を第2駆動用コイル26や第3駆動用コイル28へ供給するオープン制御によって、第2駆動用コイル26や第3駆動用コイル28への電流の供給量が制御されている。
ここで、上述のように、本形態では、第2駆動機構8がレンズ駆動装置1の左後端の角部に配置されている。そのため、第2保持体5を左右方向へ移動させるときに第2駆動用コイル26のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする回転が第2保持体5に生じる。たとえば、第2保持体5を右方向へ移動させるときに第2駆動用コイル26のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする時計方向の回転が第2保持体5に生じ、第2保持体5を左方向へ移動させるときに第2駆動用コイル26のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする反時計方向の回転が第2保持体5に生じる。
また、本形態では、第3駆動機構9がレンズ駆動装置1の右前端の角部に配置されている。そのため、第2保持体5を前後方向へ移動させるときに第3駆動用コイル28のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする回転が第2保持体5に生じる。たとえば、第2保持体5を前方向へ移動させるときに第3駆動用コイル28のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする時計方向の回転が第2保持体5に生じ、第2保持体5を後ろ方向へ移動させるときに第3駆動用コイル28のみに電流が供給されると、上側から見たときに、上下方向を回転軸の方向とする反時計方向の回転が第2保持体5に生じる。
したがって、本形態では、第2保持体5を左右方向へ移動させるときに、第2保持体5の回転を抑制するための電流が第3駆動用コイル28にも供給され、第2保持体5を前後方向へ移動させるときに、第2保持体5の回転を抑制するための電流が第2駆動用コイル26にも供給されている。具体的には、第2保持体5を左右方向へ移動させるときには、第2駆動用コイル26に供給される電流の一定割合の電流が第3駆動用コイル28に供給され、第2保持体5を前後方向へ移動させるときには、第3駆動用コイル28に供給される電流の一定割合の電流が第2駆動用コイル26に供給されている。
たとえば、第2保持体5を右方向へ移動させるときには、第2保持体5を後ろ側へわずかに移動させる方向の電流が第3駆動用コイル28にも供給され、第2保持体5を左方向へ移動させるときには、第2保持体5を前側へわずかに移動させる方向の電流が第3駆動用コイル28にも供給されている。また、第2保持体5を前方向へ移動させるときには、第2保持体5を左側へわずかに移動させる方向の電流が第2駆動用コイル26にも供給され、第2保持体5を後ろ方向へ移動させるときには、第2保持体5を右側へわずかに移動させる方向の電流が第2駆動用コイル26にも供給されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、撮影用のレンズを保持する第1保持体4は光軸方向へ移動可能となるように第2保持体5に保持され、第2保持体5は前後方向および左右方向(前後左右方向)へ移動可能となるように固定体6に保持されている。そのため、第1駆動機構7によって、第1保持体4とともにレンズを光軸方向へ移動させることができる。すなわち、本形態では、第1駆動機構7を用いて、焦点調整動作を行うことができる。また、第2駆動機構8および第3駆動機構9によって、第1保持体4および第2保持体5とともに前後左右方向へレンズを駆動することができる。したがって、本形態では、前後左右方向へレンズを駆動することで、振れによる撮影像の、光軸方向に略直交する方向でのずれの補正が可能となり、その結果、レンズ駆動装置1が搭載されるカメラで撮影が行われる際の振れを補正することが可能になる。
また、本形態では、第1保持体4が光軸方向へ移動可能となるように第2保持体5に保持され、第2保持体5が前後左右方向へ移動可能となるように固定体6に保持されているため、第2駆動機構8および/または第3駆動機構9と第1駆動機構7とが同時に作用しても、第1保持体4は第2保持体5に対して光軸方向へのみ相対移動し、第2保持体5は固定体6に対して前後左右方向へのみ相対移動する。したがって、本形態では、振れを補正する際の第1保持体4および第2保持体5の上下方向に対する傾きを抑制することができる。すなわち、本形態では、振れを補正する際のレンズの光軸Lの傾きを抑制することができる。
本形態では、第1駆動機構7は、レンズ駆動装置1の右後端の角部と左前端の角部との2箇所に配置され、第2駆動機構8は、レンズ駆動装置1の左後端の角部に配置され、第3駆動機構9は、レンズ駆動装置1の右前端の角部に配置されている。そのため、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されたレンズ駆動装置1の、デッドスペースとなりやすい四隅に第1駆動機構7、第2駆動機構8および第3駆動機構9を配置することができる。したがって、本形態では、焦点調整動作と振れ補正動作が可能になっていても、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、第1駆動機構7は、光軸方向から見たときに、レンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置されている。そのため、レンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置される第1駆動機構7によって、第1保持体4をバランス良く光軸方向へ移動させることが可能になる。したがって、焦点調整動作を行う際のレンズLの光軸の傾きを抑制することが可能になる。
本形態では、第1駆動用磁石23の外周面と第1駆動用コイル24の内周面とが所定の隙間を介して対向配置されている。また、光軸方向で重なるように配置される第1駆動用磁石片31、32同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されている。そのため、第1駆動用磁石23の全周および第1駆動用コイル24の全周を利用して第1保持体4を駆動することができる。また、第1駆動用磁石片31、32同士の対向面の間において、第1駆動用コイル24を通過する磁束の密度を高めることができる。したがって、第1保持体4を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができる。その結果、本形態では、第1駆動用磁石23および第1駆動用コイル24を小型化してもレンズを光軸方向へ駆動するための駆動力を高めることができ、焦点調整を行う際の応答性を高めることが可能になる。
また、本形態では、第2駆動用磁石25の外周面と第2駆動用コイル26の内周面とが所定の隙間を介して対向配置され、左右方向で重なるように配置される第2駆動用磁石片38、39同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されている。そのため、第2駆動用磁石25の全周および第2駆動用コイル26の全周を利用して第2保持体5を駆動することができ、また、第2駆動用磁石片38、39同士の対向面の間において、第2駆動用コイル26を通過する磁束の密度を高めることができる。同様に、本形態では、第3駆動用磁石27の外周面と第3駆動用コイル28の内周面とが所定の隙間を介して対向配置され、前後方向で重なるように配置される第3駆動用磁石片43、44同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されているため、第3駆動用磁石27の全周および第3駆動用コイル28の全周を利用して第2保持体5を駆動することができ、また、第3駆動用磁石片43、44同士の対向面の間において、第3駆動用コイル28を通過する磁束の密度を高めることができる。したがって、第2保持体5を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができる。その結果、本形態では、第2駆動用磁石25、第2駆動用コイル26、第3駆動用磁石27および第3駆動用コイル28を小型化してもレンズを前後左右方向へ駆動するための駆動力を高めることができ、振れを補正する際の応答性を高めることが可能になる。
本形態では、2個の第1駆動用磁石片31、32の間に第1磁性板33が配置されている。そのため、第1駆動用磁石片31、32の間に空間が形成されている場合や非磁性板が配置されている場合と比較して、第1駆動用磁石23が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。同様に、本形態では、第2駆動用磁石片38、39の間に第2磁性板40が配置されているため、第2駆動用磁石25が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。また、第3駆動用磁石片43、44の間に第3磁性板45が配置されているため、第3駆動用磁石27が発生させる磁束の密度を効果的に高めることが可能になる。
本形態では、カバー部材18が第2駆動用磁石25のヨークとしての機能を果たすとともに、第3駆動用磁石27のヨークとしての機能を果たしている。そのため、第2保持体5が前後左右方向へ移動しても、第2駆動用磁石25とヨークとの距離は一定であり、第3駆動用磁石27とヨークとの距離は一定である。また、本形態では、第2駆動用磁石片38、39同士の対向面はいずれも同じ磁極に着磁され、第3駆動用磁石片43、44同士の対向面はいずれも同じ磁極に着磁されている。そのため、第2駆動用磁石25とヨークとの間の磁束密度はほぼ一定であり、第3駆動用磁石27とヨークとの間の磁束密度はほぼ一定である。さらに、本形態では、第2駆動用磁石25の全周および第2駆動用コイル26の全周を利用して左右方向への駆動力を発生させ、第3駆動用磁石27の全周および第3駆動用コイル28の全周を利用して前後方向への駆動力を発生させている。
したがって、本形態では、第2保持体5が前後方向へ移動して、第2駆動用磁石25の外周面と第2駆動用コイル26の内周面との隙間が変化しても、第2駆動機構8の駆動力の変動を抑制することができる。また、第2保持体5が左右方向へ移動して、第3駆動用磁石27の外周面と第3駆動用コイル28の内周面との隙間が変化しても、第3駆動機構9の駆動力の変動を抑制することができる。その結果、本形態では、第2駆動用コイル26と第3駆動用コイル28とが第2スリーブ17に固定されている場合であっても、前後左右方向への第2保持体5の駆動を安定させることが可能になり、レンズ駆動装置1の小型化を図りつつ、安定した振れ補正を行うことが可能になる。
本形態では、第1駆動用磁石23のヨークとして機能する磁性部材36は、磁性部材35の上面に接するように固定されている。すなわち、磁性部材36は、磁性部材35を介して第2スリーブ17に固定されており、第2保持体5とともに移動する。そのため、第2保持体5が前後左右方向へ移動したとしても、第1駆動用磁石23と磁性部材36との間の距離は変動しない。したがって、本形態では、第2保持体5が前後左右方向へ移動したとしても、第1駆動用磁石23が発生させる磁束密度の変動を抑制することができ、その結果、第1駆動機構7による光軸方向への第1保持体4の駆動力を安定させることが可能になる。
本形態では、第2保持体5は、6本のワイヤ13によって前後左右方向へ移動可能に固定体6に支持されている。そのため、ワイヤ13の弾性力を利用して、前後左右方向へ第2保持体5を円滑に移動させ、かつ、所定の基準位置に第2保持体5を復帰させることが可能になる。また、本形態では、ワイヤ13の上端側に、第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28の端部が接続されており、ワイヤ13は、第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28に基板19から電流を供給する機能を果たしている。そのため、第2保持体5を支持するための構成と、第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28に電流を供給するための構成を別途、設ける必要がない。したがって、本形態では、レンズ駆動装置1の構成を簡素化することが可能になる。
本形態では、第2保持体5を左右方向へ移動させるときに、第3駆動用コイル28にも第2保持体5の回転を抑制するための電流が供給され、第2保持体5を前後方向へ移動させるときに、第2駆動用コイル26にも第2保持体5の回転を抑制するための電流が供給されている。そのため、第2駆動機構8がレンズ駆動装置1の左後端の角部に配置され、第3駆動機構9がレンズ駆動装置1の右前端の角部に配置されている場合であっても、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することができる。
なお、本形態では、立上部17cの後ろ側部分に2本のワイヤ13が左右方向に所定の間隔をあけた状態で配置されているため、第2駆動機構8がレンズ駆動装置1の左後端の角部に配置されている場合であっても、この2本のワイヤ13によって、第2保持体5を左右方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することが可能になる。
(第2保持体の支持構造の変形例)
図10は、本発明の他の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1のカバー部材18を取り外した状態を示す斜視図である。図11は、図10に示す板バネ51の配置を説明するための平面図である。
上述した形態では、第2保持体5は、6本のワイヤ13によって固定体6に支持されている。この他にもたとえば、図10、図11に示すように、レンズ駆動装置1が、第2保持体5と固定体6とを繋ぐための支持部材としての4個の板バネ(バネ部材)51を備え、この板バネ51とワイヤ13とによって、第2保持体5が固定体6に支持されても良い。以下、板バネ51の構成および板バネ51の周辺部分の構成を図10、図11を参照しながら説明する。
板バネ51は、弾性を有する金属材料で形成されている。また、板バネ51は、全体として、略U形状または略V形状に形成されている。板バネ51の2個の先端部51a、51bは、図10に示すように、略四角形状に形成されている。先端部51aは、第2スリーブ17の4つの側面のそれぞれに形成されるバネ固定部17hに固定されている。先端部51bは、磁石固定部材20の4つの側面のそれぞれに形成されるバネ固定部20cに固定されている。
バネ固定部17hは、略直方体のブロック状に形成されるとともに、図11に示すように、第2スリーブ17の4つの側面から前後左右の外側に向かって突出するように形成されている。また、バネ固定部17hは、光軸Lを中心にして略90°ピッチで形成されている。具体的には、第2スリーブ17の前側面に形成されるバネ固定部17hは、左右方向における第2スリーブ17の前側面の中心よりも右側に形成され、第2スリーブ17の後側面に形成されるバネ固定部17hは、左右方向における第2スリーブ17の後側面の中心よりも左側に形成され、第2スリーブ17の右側面に形成されるバネ固定部17hは、前後方向における第2スリーブ17の右側面の中心よりも後ろ側に形成され、第2スリーブ17の左側面に形成されるバネ固定部17hは、前後方向における第2スリーブ17の左側面の中心よりも前側に形成されている。また、第2スリーブ17の前側面に形成されるバネ固定部17hは、立上部17dの前側面に形成され、第2スリーブ17の後側面に形成されるバネ固定部17hは、立上部17cの後側面に形成されている。第2スリーブ17の右側面に形成されるバネ固定部17hは、第2スリーブ17の右側面の、立上部17dが形成されていない箇所に形成され、第2スリーブ17の左側面に形成されるバネ固定部17hは、第2スリーブ17の左側面の、立上部17cが形成されていない箇所に形成されている。
バネ固定部20cは、磁石固定部材20の4つの側面のそれぞれの略中心に形成される開口部20dの縁に薄板状に形成されている。また、バネ固定部20cは、光軸Lを中心にして略90°ピッチで形成されている。具体的には、磁石固定部材20の前側面に形成されるバネ固定部20cは、左右方向における磁石固定部材20の前側面の中心よりも左側に形成され、磁石固定部材20の後側面に形成されるバネ固定部20cは、左右方向における磁石固定部材20の後側面の中心よりも右側に形成され、磁石固定部材20の右側面に形成されるバネ固定部20cは、前後方向における磁石固定部材20の右側面の中心よりも前側に形成され、磁石固定部材20の左側面に形成されるバネ固定部20cは、前後方向における磁石固定部材20の左側面の中心よりも後ろ側に形成されている。また、磁石固定部材20の前側面に形成されるバネ固定部20cは、磁石固定部材20の前側面の開口部20dの左側の縁に形成され、磁石固定部材20の後側面に形成されるバネ固定部20cは、磁石固定部材20の後側面の開口部20dの右側の縁に形成され、磁石固定部材20の右側面に形成されるバネ固定部20cは、磁石固定部材20の右側面の開口部20dの前側の縁に形成され、磁石固定部材20の左側面に形成されるバネ固定部20cは、磁石固定部材20の左側面の開口部20dの後ろ側の縁に形成されている。
なお、バネ固定部17hには、先端部51aを位置決めするための位置決め突起17jが形成されており、位置決め突起17jは、先端部51aに形成される貫通孔に挿通されている。また、バネ固定部20cには、先端部51bを位置決めするための位置決め突起20eが形成されており、位置決め突起20eは、先端部51bに形成される貫通孔に挿通されている。
4個の板バネ51は、第2スリーブ17の外周面のそれぞれに沿って配置されている。また、4個の板バネ51は、前後方向または左右方向におけるレンズ駆動装置1の略中心位置に配置されている。具体的には、第2スリーブ17の左右の側面に沿って配置される板バネ51は、左右方向をその厚さ方向として配置され、第2スリーブ17の前後の側面に沿って配置される板バネ51は、前後方向をその厚さ方向として配置されている。また、板バネ51は、先端部51a、51bが上側に配置されるように配置されている。
以上のように、板バネ51とワイヤ13とによって、第2保持体5が固定体6に支持されている場合には、ワイヤ13の弾性力と、板バネ51の厚さ方向の弾性力および厚さ方向に直交する方向の弾性力とを利用して、前後左右方向へ第2保持体5を円滑に移動させ、かつ、所定の基準位置に第2保持体5を復帰させることが可能になる。また、この場合には、落下等に起因する衝撃がレンズ駆動装置1に加わっても、板バネ51の弾性力によって、ワイヤ13の塑性変形を防止することが可能になる。また、図10、図11に示す変形例のように、第2スリーブ17の左右の側面、および、前後の側面のそれぞれに沿って板バネ51が配置されていると、4個の板バネ51によって、第2保持体5をバランス良く支持することが可能になる。
なお、板バネ51のみによって、第2保持体5が固定体6に支持されても良い。この場合には、たとえば、板バネ51を介して、第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28へ基板19から電流が供給されても良い。
また、図10、図11に示す変形例では、4個の板バネ51は同じ形状に形成されているが、板バネ51とワイヤ13とによって第2保持体5が固定体6に支持される場合や、板バネ51のみによって第2保持体5が固定体6に支持される場合には、第2スリーブ17の後側面に沿って配置される板バネ51の左右方向におけるバネ定数が、第2スリーブ17の前側面に沿って配置される板バネ51の左右方向におけるバネ定数よりも大きくなるように、板バネ51が形成されても良い。このようにすると、第2駆動機構8がレンズ駆動装置1の左後端の角部に配置されている場合であっても、第2スリーブ17の後側面に沿って配置される板バネ51によって、第2駆動機構8が第2保持体5を左右方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することができる。
同様に、板バネ51とワイヤ13とによって第2保持体5が固定体6に支持される場合や、板バネ51のみによって第2保持体5が固定体6に支持される場合には、第2スリーブ17の右側面に沿って配置される板バネ51の前後方向におけるバネ定数が、第2スリーブ17の左側面に沿って配置される板バネ51の前後方向におけるバネ定数よりも大きくなるように、板バネ51が形成されても良い。このようにすると、第3駆動機構9がレンズ駆動装置1の右前端の角部に配置されている場合であっても、第2スリーブ17の右側面に沿って配置される板バネ51によって、第3駆動機構9が第2保持体5を前後方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することができる。
なお、図10、図11に示す変形例では、第2スリーブ17の右側面に形成されるバネ固定部17hは、前後方向における第2スリーブ17の右側面の中心よりも後ろ側に形成されているため、第2駆動機構8が第2保持体5を左右方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制しやすくなる。また、図10、図11に示す変形例では、第2スリーブ17の後側面に形成されるバネ固定部17hは、左右方向における第2スリーブ17の後側面の中心よりも左側に形成されているが、第2スリーブ17の後側面に形成されるバネ固定部17hが、左右方向における第2スリーブ17の後側面の中心よりも右側に形成されていれば、第3駆動機構9が第2保持体5を前後方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制しやすくなる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、立上部17dの前側部分に2本のワイヤ13が左右方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17dの右側部分に1本のワイヤ13が配置されている。この他にもたとえば、立上部17dの右側部分に2本のワイヤ13が前後方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17dの前側部分に1本のワイヤ13が配置されても良い。この場合には、第3駆動機構9がレンズ駆動装置1の右前端の角部に配置されている場合であっても、立上部17dの右側部分に配置される2本のワイヤ13によって、第2保持体5を前後方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することが可能になる。
上述した形態では、第2保持体5は、6本のワイヤ13によって固定体6に支持されている。この他にもたとえば、第2保持体5は、7本以上のワイヤ13によって固定体6に支持されても良いし、5本以下のワイヤ13によって固定体6に支持されても良い。たとえば、上述した形態では、2個の第1駆動用コイル24は、1本の導線が順次巻回されて形成されているが、1本の導線がそれぞれ個別に巻回されて2個の第1駆動用コイル24が形成される場合には、2個の第1駆動用コイル24、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28への個別の給電が可能となるように、第2保持体5は、8本のワイヤ13によって固定体6に支持されても良い。
なお、第2保持体5が8本のワイヤ13によって支持される場合には、たとえば、立上部17cの後ろ側部分および左側部分と、立上部17dの前側部分および右側部分とのそれぞれに2本のワイヤ13が配置される。この場合には、8本のワイヤ13によって、第2保持体5をバランス良く支持することが可能になる。
また、第2保持体5が8本のワイヤ13によって支持される場合には、立上部17cの後ろ側部分に3本のワイヤ13が左右方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17cの左側部分に1本のワイヤ13が配置されるとともに、立上部17dの右側部分に3本のワイヤ13が前後方向に所定の間隔をあけた状態で並ぶように配置され、立上部17dの前側部分に1本のワイヤ13が配置されても良い。この場合には、立上部17cの後ろ側部分に配置される3本のワイヤ13によって、第2保持体5を左右方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することが可能になり、また、立上部17dの右側部分に配置される3本のワイヤ13によって、第2保持体5を前後方向へ移動させるときの、上下方向を回転軸の方向とする第2保持体5の回転を抑制することが可能になる。
上述した形態では、ジャイロスコープ等の振れを検出するセンサで検出されたカメラの振れ量に基づいて、振れを補正するために必要となる電流を第2駆動用コイル26や第3駆動用コイル28へ供給するオープン制御が行われている。この他にもたとえば、前後左右方向における第2保持体5の位置を検出するためのホール素子等のセンサを設け、このセンサの検出結果をモニタしながら、振れを補正するために必要となる電流を第2駆動用コイル26や第3駆動用コイル28へ供給するフィードバック制御(クローズド制御)を行っても良い。この場合には、第2保持体5の位置を確認しながら、第2保持体5を移動させることができるため、振れの補正を精度良く行うことが可能になる。
上述した形態では、上下方向から見たときに、第1駆動機構7は、レンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置され、第2駆動機構8および第3駆動機構9は、第1駆動機構7が配置されていないレンズ駆動装置1の対角線上の2箇所に配置されている。この他にもたとえば、上下方向から見たときに、一方の第1駆動機構7および第2駆動機構8がレンズ駆動装置1の対角線上に配置され、一方の第1駆動機構7および第2駆動機構8が配置されていないレンズ駆動装置1の対角線上に他方の第1駆動機構7および第3駆動機構9が配置されても良い。また、第1駆動機構7、第2駆動機構8および/または第3駆動機構9は、上下方向から見たときに、レンズ駆動装置1の四隅に配置されていなくても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。この他にもたとえば、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良いし、その他の略四角形状となるように形成されても良い。また、レンズ駆動装置1は、略四角形状以外の略多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が略円形状あるいは略楕円形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、第1駆動用磁石23は、略三角柱状に形成されているが、第1駆動用磁石23は、略三角柱状以外の略多角柱状に形成されても良いし、略円柱状や略楕円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、第1駆動用コイル24は、略三角筒状に巻回されて形成されているが、第1駆動用コイル24は、略三角筒状以外の略多角筒状に巻回されても良いし、略円筒状や略楕円筒状に巻回されても良い。
上述した形態では、第2駆動用磁石25および第3駆動用磁石27は、略四角柱状に形成されているが、第2駆動用磁石25および/または第3駆動用磁石27は、略四角柱状以外の略多角柱状に形成されても良いし、略円柱状や略楕円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、第2駆動用コイル26および第3駆動用コイル28は、略四角筒状に巻回されて形成されているが、第2駆動用コイル26および/または第3駆動用コイル28は、略四角筒状以外の略多角筒状に巻回されても良いし、略円筒状や略楕円筒状に巻回されても良い。
上述した形態では、第1駆動機構7は、略三角柱状に形成された第1駆動用磁石23、および、その内周面が第1駆動用磁石23の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置された第1駆動用コイル24等によって構成されている。この他にもたとえば、略平面状に巻回された駆動用コイル、および、この駆動用コイルに対向するように配置される駆動用磁石等によって第1駆動機構が構成されても良い。また、コイルが巻回された鉄芯と永久磁石とを備える電磁石によって、第1駆動機構が構成されても良い。
同様に、第2駆動機構8および/または第3駆動機構9は、略平面状に巻回された駆動用コイル、および、この駆動用コイルに対向するように配置される駆動用磁石等によって構成されても良いし、コイルが巻回された鉄芯と永久磁石とを備える電磁石によって構成されても良い。なお、第2駆動機構8および/または第3駆動機構9が、略平面状に巻回された駆動用コイル、および、この駆動用コイルに対向するように配置される駆動用磁石等によって構成される場合には、この駆動用コイルと駆動用磁石とは、前後方向または左右方向で対向するように配置されても良いし、上下方向で対向するように配置されても良い。
上述した形態では、第1駆動用磁石片31、32の対向面の間には、第1磁性板33が配置されている。この他にもたとえば、第1駆動用磁石片31、32の対向面の間に第1磁性板33が配置されずに、第1駆動用磁石片31、32の対向面の間に隙間が形成されても良いし、第1駆動用磁石片31、32の対向面の間に非磁性板が配置されても良いし、第1駆動用磁石片31、32の対向面同士が当接していても良い。同様に、第2駆動用磁石片38、39の対向面の間に第2磁性板40が配置されずに、第2駆動用磁石片38、39の対向面の間に隙間が形成されても良いし、第2駆動用磁石片38、39の対向面の間に非磁性板が配置されても良いし、第2駆動用磁石片38、39の対向面同士が当接していても良い。また、第3駆動用磁石片43、44の対向面の間に第3磁性板45が配置されずに、第3駆動用磁石片43、44の対向面の間に隙間が形成されても良いし、第3駆動用磁石片43、44の対向面の間に非磁性板が配置されても良いし、第3駆動用磁石片43、44の対向面同士が当接していても良い。
上述した形態では、第1駆動機構7は、第1駆動用磁石23のヨークとしての機能を果たす磁性部材36を備えている。この他にもたとえば、磁性部材36を配置せずに、カバー部材18を第1駆動用磁石23のヨークとして機能させても良い。
上述した形態では、第1スリーブ16に第1駆動用コイル24が固定され、第2スリーブ17に第1駆動用磁石23が固定されているが、第1スリーブ16に第1駆動用磁石23が固定され、第2スリーブ17に第1駆動用コイル24が固定されても良い。また、上述した形態では、第2スリーブ17に第1駆動用磁石23が固定されているが、カバー部材18または磁石固定部材20に第1駆動用磁石23が固定されても良い。
上述した形態では、第2スリーブ17に第2駆動用コイル26が固定され、磁石固定部材20に第2駆動用磁石25が固定されているが、第2スリーブ17に第2駆動用磁石25が固定され、磁石固定部材20に第2駆動用コイル26が固定されても良い。また、上述した形態では、第2スリーブ17に第3駆動用コイル28が固定され、磁石固定部材20に第3駆動用磁石27が固定されているが、第2スリーブ17に第3駆動用磁石27が固定され、磁石固定部材20に第3駆動用コイル28が固定されても良い。また、カバー部材18に、第2駆動用磁石25および/または第3駆動用磁石27が固定されても良い。
上述した形態では、ワイヤ13の上端側は、第2スリーブ17の立上部17c、17dに固定されている。この他にもたとえば、ワイヤ13の上端側は、第2スリーブ17の立上部17c、17dの上面に固定される板バネ11の第2固定部に固定されても良い。
1 レンズ駆動装置
2 レンズ
4 第1保持体
5 第2保持体
6 固定体
7 第1駆動機構
8 第2駆動機構
9 第3駆動機構
13 ワイヤ(支持部材)
23 第1駆動用磁石
24 第1駆動用コイル
25 第2駆動用磁石
26 第2駆動用コイル
27 第3駆動用磁石
28 第3駆動用コイル
31、32 第1駆動用磁石片
33 第1磁性板
36 磁性部材
38、39 第2駆動用磁石片
40 第2磁性板
43、44 第3駆動用磁石片
45 第3磁性板
51 板バネ(バネ部材、支持部材)
51a、51b 先端部
L 光軸
X 第1方向
Y 第2方向
Z 光軸方向

Claims (19)

  1. レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な第1保持体と、前記光軸方向へ前記第1保持体が移動可能となるように前記第1保持体を保持する第2保持体と、前記光軸方向に略直交する方向へ前記第2保持体が移動可能となるように前記第2保持体を保持する固定体と、前記光軸方向へ前記第1保持体を駆動するための第1駆動機構と、前記光軸方向に略直交する所定の第1方向へ前記第2保持体を駆動するための第2駆動機構と、前記光軸方向と前記第1方向とに略直交する第2方向へ前記第2保持体を駆動するための第3駆動機構と、前記第2保持体と前記固定体とを繋ぐための支持部材とを備え、
    前記支持部材は、弾性材料で形成され、
    前記第2保持体は、前記支持部材によって前記光軸方向に略直交する方向へ移動可能に前記固定体に支持されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、
    前記光軸方向から見たときに、前記第1駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、前記第2駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、前記第3駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構および前記第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第1駆動機構は、前記光軸方向から見たときに、前記レンズ駆動装置の対角線上の2箇所に配置され、
    前記第2駆動機構および前記第3駆動機構は、前記光軸方向から見たときに、前記第1駆動機構が配置されていない前記レンズ駆動装置の対角線上の2箇所に配置されていることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記第1駆動機構は、略柱状に形成される第1駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が前記第1駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第1駆動用コイルとを備え、
    前記第1駆動用磁石は、前記光軸方向で重なるように配置される略柱状の2個の第1駆動用磁石片を備え、
    前記光軸方向における2個の前記第1駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記第1駆動用コイルは、前記第1保持体に固定され、
    前記第1駆動用磁石は、前記第2保持体に固定され、
    前記第1駆動機構は、前記第1駆動用磁石の少なくとも一部を覆うように配置され前記第2保持体とともに前記光軸方向に略直交する方向へ移動する磁性部材を備えることを特徴とする請求項4記載のレンズ駆動装置。
  6. 2個の前記第1駆動用磁石片同士の対向面は、前記光軸方向において互いに離れていることを特徴とする請求項4または5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1駆動用磁石は、磁性材料で形成され前記光軸方向における2個の前記第1駆動用磁石片の間に配置される第1磁性板を備えることを特徴とする請求項6記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記第2駆動機構は、略柱状に形成される第2駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が前記第2駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第2駆動用コイルとを備え、
    前記第2駆動用磁石は、前記第1方向で重なるように配置される略柱状の2個の第2駆動用磁石片を備え、
    前記第1方向における2個の前記第2駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていること、および/または、
    前記第3駆動機構は、略柱状に形成される第3駆動用磁石と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が前記第3駆動用磁石の外周面と所定の隙間を介して対向配置される第3駆動用コイルとを備え、
    前記第3駆動用磁石は、前記第2方向で重なるように配置される略柱状の2個の第3駆動用磁石片を備え、
    前記第2方向における2個の前記第3駆動用磁石片同士の対向面はいずれも、同じ磁極に着磁されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  9. 2個の前記第2駆動用磁石片同士の対向面は、前記第1方向において互いに離れていること、および/または、
    2個の前記第3駆動用磁石片同士の対向面は、前記第2方向において互いに離れていることを特徴とする請求項8記載のレンズ駆動装置。
  10. 前記第2駆動用磁石は、磁性材料で形成され前記第1方向における2個の前記第2駆動用磁石片の間に配置される第2磁性板を備えること、および/または、
    前記第3駆動用磁石は、磁性材料で形成され前記第2方向における2個の前記第3駆動用磁石片の間に配置される第3磁性板を備えることを特徴とする請求項9記載のレンズ駆動装置。
  11. 前記支持部材として、複数のワイヤを備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  12. 前記第1駆動機構は、前記第1保持体または前記第2保持体に固定される第1駆動用コイルを備え、
    前記第2駆動機構は、前記第2保持体に固定される第2駆動用コイルを備え、
    前記第3駆動機構は、前記第2保持体に固定される第3駆動用コイルを備え、
    前記第2保持体は、6本の前記ワイヤによって前記固定体に支持されていることを特徴とする請求項11記載のレンズ駆動装置。
  13. 前記光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、
    前記光軸方向から見たときに、前記第1駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、前記第2駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、前記第3駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構および前記第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、
    前記ワイヤは、前記光軸方向をその長手方向として配置され、
    前記光軸方向から見たときに前記第1方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第2駆動機構が配置されている側の外周面側に2本の前記ワイヤが配置され、前記光軸方向から見たときに前記第1方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第2駆動機構が配置されていない側の外周面側に1本の前記ワイヤが配置されるとともに、
    前記光軸方向から見たときに前記第2方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第3駆動機構が配置されている側の外周面側に2本の前記ワイヤが配置され、前記光軸方向から見たときに前記第2方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第3駆動機構が配置されていない側の外周面側に1本の前記ワイヤが配置されていることを特徴とする請求項12記載のレンズ駆動装置。
  14. 前記光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、
    前記第1駆動機構は、前記第1保持体または前記第2保持体に固定される第1駆動用コイルを備え、
    前記第2駆動機構は、前記第2保持体に固定される第2駆動用コイルを備え、
    前記第3駆動機構は、前記第2保持体に固定される第3駆動用コイルを備え、
    前記第2保持体は、8本の前記ワイヤによって前記固定体に支持されていることを特徴とする請求項11記載のレンズ駆動装置。
  15. 前記第2駆動機構は、第2駆動用コイルを備え、
    前記第2駆動用コイルには、前記第3駆動機構が前記第2保持体を前記第2方向へ移動させるときに、前記光軸方向を回転軸の方向とする前記第2保持体の回転を抑制するための電流が供給されること、および/または、
    前記第3駆動機構は、第3駆動用コイルを備え、
    前記第3駆動用コイルには、前記第2駆動機構が前記第2保持体を前記第1方向へ移動させるときに、前記光軸方向を回転軸の方向とする前記第2保持体の回転を抑制するための電流が供給されることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  16. 前記支持部材として、複数のバネ部材を備え、
    前記バネ部材は、略U形状または略V形状に形成され、
    略U形状または略V形状に形成される前記バネ部材の2個の先端部の一方は、前記第2保持体に固定され、2個の前記先端部の他方は、前記固定体に固定されていることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  17. 4個の前記バネ部材を備え、
    4個の前記バネ部材のうちの2個の前記バネ部材は、前記光軸方向から見たときに前記第1方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のそれぞれに沿って配置されるとともに、前記第2方向をその厚さ方向として配置され、
    4個の前記バネ部材のうちの残りの2個の前記バネ部材は、前記光軸方向から見たときに前記第2方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のそれぞれに沿って配置されるとともに、前記第1方向をその厚さ方向として配置されていることを特徴とする請求項16記載のレンズ駆動装置。
  18. 前記光軸方向から見たときの形状が略長方形状または略正方形状であり、
    前記光軸方向から見たときに、前記第1駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの2箇所に配置され、前記第2駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、前記第3駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅のうちの前記第1駆動機構および前記第2駆動機構が配置されていない1箇所に配置され、
    前記光軸方向から見たときに前記第1方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第2駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置される前記バネ部材の前記第1方向におけるバネ定数は、前記光軸方向から見たときに前記第1方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第2駆動機構が配置されていない側の外周面に沿って配置される前記バネ部材の前記第1方向におけるバネ定数よりも大きいこと、および/または、
    前記光軸方向から見たときに前記第2方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第3駆動機構が配置されている側の外周面に沿って配置される前記バネ部材の前記第2方向におけるバネ定数は、前記光軸方向から見たときに前記第2方向に略平行な前記第2保持体の2個の外周面のうちの前記第3駆動機構が配置されていない側の外周面に沿って配置される前記バネ部材の前記第2方向におけるバネ定数よりも大きいことを特徴とする請求項17記載のレンズ駆動装置。
  19. 前記第1方向および前記第2方向における前記第2保持体の位置を検出するためのセンサを備えることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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