JP2010191331A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズを駆動するために必要な駆動力を確保しつつ小型化を図ることが可能なレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置は、レンズ3、4を保持し光軸方向へ移動可能な可動体6、7と、可動体6、7を光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、可動体6、7を光軸方向へ駆動する駆動機構9とを備え、駆動機構9は、略柱状に形成され保持体に固定される駆動用磁石部24と、略筒状に巻回されて形成され可動体6、7に固定される駆動用コイル25、26とを備えている。駆動用コイル25、26は、光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されるとともに、その内周面が駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置されている。駆動用磁石部24には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束を発生させる磁束発生部が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】レンズ駆動装置は、レンズ3、4を保持し光軸方向へ移動可能な可動体6、7と、可動体6、7を光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、可動体6、7を光軸方向へ駆動する駆動機構9とを備え、駆動機構9は、略柱状に形成され保持体に固定される駆動用磁石部24と、略筒状に巻回されて形成され可動体6、7に固定される駆動用コイル25、26とを備えている。駆動用コイル25、26は、光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されるとともに、その内周面が駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置されている。駆動用磁石部24には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束を発生させる磁束発生部が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、レンズの光軸方向から見たときの形状が長方形状となるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。この特許文献1および2に記載のレンズ駆動装置は、光学ズーム用レンズを保持する第1レンズホルダと、フォーカスレンズを保持する第2レンズホルダと、第1レンズホルダを光軸方向へ駆動する第1駆動機構と、第2レンズホルダを光軸方向へ駆動する第2駆動機構とを備えている。
このレンズ駆動装置では、第1駆動機構は、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側に配置され、第2駆動機構は、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の他端側に配置されている。また、第1駆動機構は、レンズ駆動装置の筺体に固定される磁石およびヨークと、第1レンズホルダに固定されるコイルとから構成され、第2駆動機構は、第1駆動機構と同様に、レンズ駆動装置の筺体に固定される磁石およびヨークと、第2レンズホルダに固定されるコイルとから構成されている。
また、このレンズ駆動装置では、ヨークは、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略直交する一方側壁部、他方側壁部および中間壁部の3つの壁部を備え、一方側壁部と他方側壁部との間に中間壁部が形成されている。また、中間壁部と対向する一方側壁部の対向面に磁石が固定され、中間壁部と対向する他方側壁部の対向面にも磁石が固定されている。さらに、駆動用コイルは、略角筒状に形成されており、駆動用コイルの内周面に中間壁部が挿通されている。
近年、携帯電話等に搭載されるカメラの市場では、カメラの小型化の要求が一段と高まっており、カメラに搭載されるレンズ駆動装置の小型化の要求も一段と高まっている。しかしながら、特許文献1および2に記載のレンズ駆動装置において、この小型化の要求に応えるため、第1駆動機構および第2駆動機構を小型化していくと、レンズを駆動するために必要な駆動力を得ることが困難になるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、レンズを駆動するために必要な駆動力を確保しつつ小型化を図ることが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な複数の可動体と、複数の可動体を光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、複数の可動体を光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、駆動機構は、略柱状に形成され保持体に固定される駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され複数の可動体のそれぞれに固定される駆動用コイルとを備え、複数の駆動用コイルは、光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されるとともに、その内周面が駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置され、駆動用磁石部には、複数の駆動用コイルのそれぞれとの対向位置で複数の駆動用コイルのそれぞれを通過する磁束を発生させる複数の磁束発生部が光軸方向で互いに所定の間隔をあけた状態で形成されていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、略筒状に巻回されて形成された複数の駆動用コイルの内周面が略柱状の駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置され、かつ、駆動用磁石部には、複数の駆動用コイルのそれぞれとの対向位置で複数の駆動用コイルのそれぞれを通過する磁束を発生させる複数の磁束発生部が形成されている。そのため、磁束発生部において、駆動用磁石部の全周および駆動用コイルの全周を利用して可動体を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができる。したがって、駆動用磁石部および駆動用コイルを小型化しても、レンズを駆動するために必要な駆動力を得ることが可能になる。
また、本発明のレンズ駆動装置では、駆動用磁石部に、複数の磁束発生部が光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で形成され、複数の駆動用コイルは、光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されている。すなわち、複数の可動体を駆動するための構成が光軸方向で直列に配置されている。そのため、特許文献1および2に記載のレンズ駆動装置と比較して(すなわち、第1駆動機構が光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側に配置され、第2駆動機構が光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の他端側に配置されているレンズ駆動装置と比較して)、本発明のレンズ駆動装置では、駆動用磁石部および駆動用コイルの配置スペース(すなわち、駆動機構の配置スペース)を小さくすることが可能になる。
このように、本発明では、レンズを駆動するために必要な駆動力を確保しつつ、駆動用磁石部および駆動用コイルを小型化することが可能になるとともに、駆動用磁石部および駆動用コイルの配置スペースを小さくすることが可能になる。その結果、本発明では、レンズを駆動するために必要な駆動力を確保しつつレンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明において、駆動用磁石部は、光軸方向で重なるように配置される略柱状の複数の駆動用磁石片を備え、複数の駆動用磁石片のそれぞれは、磁束発生部において光軸方向で対向するように配置され、互いに対向する駆動用磁石片同士の対向面は、同じ磁極に着磁されていることが好ましい。このように構成すると、互いに対向する駆動用磁石片同士の対向面の間において(すなわち、磁束発生部において)、駆動用コイルを通過する磁束の密度を高めることができる。したがって、可動体を駆動するための磁気回路をより効率良く形成することができ、駆動用磁石部および駆動用コイルをさらに小型化することが可能になる。
本発明において、光軸方向における複数の磁束発生部の間のそれぞれに配置される駆動用磁石片の数は1個であることが好ましい。本願発明者の検討によると、複数の磁束発生部の間のそれぞれに複数の駆動用磁石片が配置されている場合と比較して、複数の磁束発生部の間のそれぞれに配置される駆動用磁石片の数が1個である場合には、磁束発生部において、駆動用コイルを通過する磁束の密度をより高めることが可能になる。
本発明において、駆動用磁石部は、磁性材料で形成され光軸方向における複数の駆動用磁石片の間のそれぞれに配置される磁性板を備えることが好ましい。本願発明者の検討によると、複数の駆動用磁石片の間のそれぞれに隙間が形成されている場合と比較して、複数の駆動用磁石片の間のそれぞれに磁性板が配置されている場合には、駆動用コイルを通過する磁束の密度をより高めることが可能になる。
本発明において、磁束発生部における駆動用磁石部の磁極は、たとえば、光軸方向で隣り合う他の磁束発生部における駆動用磁石部の磁極と異なっている。
本発明において、レンズ駆動装置は、磁性材料で形成され駆動機構および複数の可動体を囲むように配置されるケース体を備えることが好ましい。また、本発明において、レンズ駆動装置は、磁性材料で形成され駆動用磁石部の被写体側の端面に当接する被写体側磁性部材と、磁性材料で形成され駆動用磁石部の反被写体側の端面に当接する反被写体側磁性部材とを備えることが好ましい。このように構成すると、駆動用磁石部が発生させる磁束の漏れを抑制して、効率的な磁気回路を形成することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、複数の可動体を光軸方向へ案内するためのガイド軸を備え、少なくとも2個の可動体が共通のガイド軸に係合していることが好ましい。このように構成すると、可動体とともに光軸方向へ移動する複数のレンズ間の同軸度や平行度等の相対位置精度を維持することが可能になる。したがって、レンズの移動に伴う光学性能の低下を抑制することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、光軸方向における複数の可動体のそれぞれの位置を検出するための位置検出機構を備え、位置検出機構は、複数の位置検出用磁石と1個の磁気抵抗効果素子とを備え、複数の位置検出用磁石のそれぞれは、複数の可動体のそれぞれに固定され、磁気抵抗効果素子は、複数の位置検出用磁石に対向するように保持体に固定されていることが好ましい。このように構成すると、共通の磁気抵抗効果素子を用いて、複数の可動体の位置を検出することができ、複数の可動体の相対位置の検出精度を上げることが可能になる。すなわち、複数の位置検出用磁石ごとに磁気抵抗効果素子が配置される場合には、複数の磁気抵抗効果素子の特性のばらつき等に起因して、複数の可動体の相対位置の検出精度が低下するおそれがあるが、共通の磁気抵抗効果素子で複数の可動体の位置を検出する場合には、磁気抵抗効果素子の特性のばらつき等に起因する複数の可動体の相対位置の検出精度の低下を防止することが可能になる。また、共通の磁気抵抗効果素子で複数の可動体の位置を検出することができるため、位置検出機構の構成を簡素化して、コストを低減することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置では、位置検出機構での検出結果に基づいて駆動用コイルに電流が供給されて、光軸方向における複数の可動体の位置が制御されることが好ましい。このように構成すると、レンズを光軸方向へ精度良く移動させることが可能になる。また、光軸方向における所定の位置でレンズを適切に保持することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、たとえば、レンズの光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成され、駆動用磁石部および複数の駆動用コイルは、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の少なくとも一端側に配置されている。この場合には、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の短辺に略平行な方向でレンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
また、この場合には、駆動用磁石部は、略四角柱状に形成され、駆動用コイルは、略四角筒状に巻回されて形成されていることが好ましい。このように構成すると、駆動用磁石部の外周面と駆動用コイルの内周面との対向面積を大きくすることが可能になり、可動体を駆動する駆動機構の駆動力を向上させることが可能になる。また、レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側あるいは両端側にデッドスペースが形成されにくくなり、レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向でレンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明において、駆動用磁石部および複数の駆動用コイルは、たとえば、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側に配置されている。本発明では、駆動用磁石部の全周および駆動用コイルの全周を利用して可動体を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができるため、レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側のみに駆動用磁石部および複数の駆動用コイルが配置されている場合であっても、レンズを駆動するために必要な駆動力を得ることが可能になる。
また、この場合には、レンズ駆動装置は、光軸方向における複数の可動体のそれぞれの位置を検出するための位置検出機構を備え、位置検出機構は、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の他端側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、駆動用磁石部および複数の駆動用コイルが配置されないスペースを利用して位置検出機構を容易に配置することが可能になる。
以上のように、本発明では、レンズを駆動するために必要な駆動力を確保しつつレンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(レンズ駆動装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を示す平面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を一方向から示す斜視図である。図4は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を他方向から示す斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を示す平面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を一方向から示す斜視図である。図4は、図1に示すレンズ駆動装置1からケース体11を取り外した状態を他方向から示す斜視図である。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として扁平な略直方体状(略四角柱状)に形成されている。具体的には、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズ2〜4(図3、図4参照)の光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が扁平な略長方形状となるように形成されている。
本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、被写体からの光は、図2の上側(すなわち、Z1方向側)からレンズ2〜4に入射する。したがって、以下の説明では、Z1方向側を被写体側(物体側)、Z2方向側を反被写体側(撮像素子側、像側)とする。また、以下の説明では、レンズ駆動装置1の光軸Lに直交するとともに互いに直交する2方向をX方向、Y方向とする。さらに、以下の説明では、図1等のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「上」側、Y2方向側を「下」側とする。本形態では、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置1の長辺は左右方向と略平行になっており、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置1の短辺は上下方向と略平行になっている。
レンズ駆動装置1は、上述のように、撮影用のレンズ2〜4を備えている。レンズ2〜4は、被写体側から反被写体側に向かってこの順番で配置されている。レンズ2は、光軸方向へ移動しない固定レンズであり、レンズ3、4は、光軸方向へ移動する移動レンズである。以下では、レンズ2を「固定レンズ2」、レンズ3、4を「移動レンズ3」、「移動レンズ4」と表記する。なお、本形態では、移動レンズ3は、ズームレンズであり、移動レンズ4は、フォーカスレンズである。
また、レンズ駆動装置1は、CMOSあるいはCCD等の撮像素子5と、移動レンズ3、4を保持し光軸方向へ移動可能な可動体6、7と、可動体6、7を光軸方向へ移動可能に保持する保持体8と、可動体6、7を光軸方向へ駆動するための駆動機構9と、光軸方向における可動体6、7のそれぞれの位置を検出するための位置検出機構10とを備えている。また、保持体8は、レンズ駆動装置1の上下および左右の側面を構成するケース体11と、可動体6、7を光軸方向へ案内するためのガイド軸12、13とを備えている。
固定レンズ2の上下の端面は、上下方向に略直交する平面状に形成されている。また、固定レンズ2の左右の端面は、凸曲面状に形成されている。具体的には、固定レンズ2の左右の端面は、光軸方向から見たときの形状が略円弧状となる凸曲面状に形成されている。固定レンズ2は、保持体8を構成するレンズ固定部材(図示省略)に固定されている。
固定レンズ2と同様に、移動レンズ3、4の上下の端面は、上下方向に略直交する平面状に形成されている。また、移動レンズ3、4の左右の端面は、凸曲面状に形成されている。具体的には、移動レンズ3、4の左右の端面は、光軸方向から見たときの形状が略円弧状となる凸曲面状に形成されている。本形態では、移動レンズ3が可動体6に保持され、移動レンズ4が可動体7に保持されている。
可動体6は、移動レンズ3の右端面に当接して移動レンズ3の右端側を保持するブロック状の第1保持部材16と、移動レンズ3の左端面に当接して移動レンズ3の左端側を保持するブロック状の第2保持部材17と、移動レンズ3の上端面、下端面に当接して移動レンズ3の上端側、下端側を保持する薄い平板状の第3保持部材18とを備えている。
第1保持部材16の右端側には、駆動機構9を構成する後述の駆動用コイル25が固定されるコイル固定部16aが被写体側に突出するように形成されている。また、第1保持部材16の右端側には、後述の駆動用コイル25の反被写体側の端面に当接して光軸方向での駆動用コイル25の位置決めを行う位置決め突起16bが右側へ突出するように形成されている。さらに、第1保持部材16の上端側には、ガイド軸12が挿通される挿通孔が形成されている。
コイル固定部16aは、図4に示すように、光軸方向と上下方向とから形成される平面に略平行な平板状に形成されており、コイル固定部16aの右側面に後述の駆動用コイル25が固定されている。位置決め突起16bは、光軸方向と左右方向とから形成される平面に略平行な平板状に形成されるとともに、第1保持部材16の上下両端側に形成されている。また、位置決め突起16bは、上下方向から見たときの形状が略三角形状となるように形成されている。
第2保持部材17には、ガイド軸13が係合する係合溝を有する係合部17aが形成されている。この係合部17aは、図4に示すように、第2保持部材17の左端側かつ下端側に形成されている。
可動体7は、可動体6とほぼ同様に構成されている。すなわち、可動体7は、移動レンズ4の右端面に当接して移動レンズ4の右端側を保持するブロック状の第1保持部材19と、移動レンズ4の左端面に当接して移動レンズ4の左端側を保持するブロック状の第2保持部材20と、移動レンズ4の上端面、下端面に当接して移動レンズ4の上端側、下端側を保持する薄い平板状の第3保持部材21とを備えている。
第1保持部材19の右端側には、駆動機構9を構成する後述の駆動用コイル26が固定されるコイル固定部19aが反被写体側に突出するように形成されている。また、第1保持部材19の右端側には、後述の駆動用コイル26の被写体側の端面に当接して光軸方向での駆動用コイル26の位置決めを行う位置決め突起19bが右側へ突出するように形成されている。さらに、第1保持部材19の上端側には、ガイド軸12が挿通される挿通孔が形成されている。
コイル固定部19aは、光軸方向と上下方向とから形成される平面に略平行な平板状に形成されており、コイル固定部19aの右側面に後述の駆動用コイル26が固定されている。位置決め突起19bは、光軸方向と左右方向とから形成される平面に略平行な平板状に形成されるとともに、第1保持部材19の上下両端側に形成されている。また、位置決め突起19bは、上下方向から見たときの形状が略三角形状となるように形成されている。
第2保持部材20には、ガイド軸13が係合する係合溝を有する係合部20aが形成されている。この係合部20aは、第2保持部材20の左端側かつ下端側に形成されている。
ケース体11は、磁性材料で形成されるとともに、略四角筒状に形成されている。具体的には、ケース体11は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となる略四角筒状に形成されている。上述のように、ケース体11は、レンズ駆動装置1の上下および左右の側面を構成しており、可動体6、7および駆動機構9の外周側を囲むように配置されている。
ガイド軸12、13は、光軸方向を軸方向として、保持体8を構成する軸固定部(図示省略)に固定されている。また、ガイド軸12は、レンズ2〜4の右上方に配置され、ガイド軸13は、レンズ2〜4の左下方に配置されており、レンズ駆動装置1の略対角線上に配置されている。本形態では、ガイド軸12に、可動体6と可動体7との両者が係合している。また、ガイド軸13に、可動体6と可動体7との両者が係合している。すなわち、2個の可動体6、7の両者が共通のガイド軸12、13に係合している。
駆動機構9は、保持体8に固定される駆動用磁石部24と、可動体6、7のそれぞれに固定される駆動用コイル25、26とを備え、レンズ駆動装置1の右端側に配置されている。この駆動機構9の詳細な構成については後述する。
位置検出機構10は、可動体6、7のそれぞれに固定される位置検出用磁石27、28と、磁気抵抗効果素子(MR素子)29とを備え、レンズ駆動装置1の左端側に配置されている。位置検出用磁石27は、可動体6の第2保持部材17の左側面に固定され、位置検出用磁石28は、可動体7の第2保持部材20の左側面に固定されている。位置検出用磁石27、28の左側面には、N極とS極とが、光軸方向で交互にかつ等間隔に着磁されている。
MR素子29は、位置検出用磁石27、28と対向するように保持体8に固定されている。本形態では、MR素子29は、フレキシブルプリント基板(FPC)30に実装されており、FPC30の、MR素子29が実装された部分は、保持体8を構成するFPC固定部材31に固定されている。具体的には、光軸方向と上下方向とから形成される平面と略平行な平板状に形成され、レンズ駆動装置1の左端側に配置されるFPC固定部材31の右側面に、FPC30の、MR素子29が実装された部分が固定されている。
なお、FPC30の一部は、可動体6、7の第2保持部材17、20の左側面に固定されている。本形態では、駆動用コイル25、26の端部が第2保持部材17、20の左側面まで引き回されており、第2保持部材17、20の左側面で、駆動用コイル25、26の端部がFPC30に接続されている。
(駆動機構の構成)
図5は、図2に示す駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の平面図である。図6は、図5のE−E方向から駆動用磁石片34および駆動用コイル25を示す図である。
図5は、図2に示す駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の平面図である。図6は、図5のE−E方向から駆動用磁石片34および駆動用コイル25を示す図である。
駆動用磁石部24は、略四角柱状に形成されている。具体的には、駆動用磁石部24は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となる略四角柱状に形成されている。この駆動用磁石24は、その長手方向と光軸方向とが一致するように、レンズ駆動装置1の右端側に配置されている。また、駆動用磁石部24は、図6に示すように、光軸方向から見たときの駆動用磁石部24の長辺が上下方向(Y方向)と略平行になり、光軸方向から見たときの駆動用磁石部24の短辺が左右方向(X方向)と略平行になるように配置されている。
駆動用磁石部24は、図5に示すように、光軸方向で重なるように配置される略四角柱状の3個の駆動用磁石片34〜36と、駆動用磁石片34と駆動用磁石片35との間に配置される磁性板37と、駆動用磁石片35と駆動用磁石片36との間に配置される磁性板38とを備えている。
本形態では、駆動用磁石片34〜36は、被写体側から反被写体側に向かってこの順番で配置されている。また、駆動用磁石片34の反被写体側の端面に、磁性板37の被写体側の面が固定され、駆動用磁石片35の被写体側の端面に、磁性板37の反被写体側の面が固定されている。また、駆動用磁石片35の反被写体側の端面に、磁性板38の被写体側の面が固定され、駆動用磁石片36の被写体側の端面に、磁性板38の反被写体側の面が固定されている。
駆動用磁石片34〜36は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されている。本形態では、光軸方向における駆動用磁石片34の長さと駆動用磁石片36の長さはほぼ同じになっている。また、光軸方向における駆動用磁石片35の長さは、光軸方向における駆動用磁石片34、36の長さよりも長くなっている。たとえば、光軸方向における駆動用磁石片35の長さは、光軸方向における駆動用磁石片34、36の長さの約2倍になっている。
磁性板37、38は、磁性材料で形成されるととともに、光軸方向から見たときの形状が駆動用磁石片34〜36と同様の略長方形状となる平板状に形成されている。
駆動用磁石片34の被写体側の端面には、磁性材料で形成された平板状の磁性板39が固定されている。磁性板39は、光軸方向から見たときの形状が駆動用磁石部24よりも大きな略長方形状となるように形成されており、その短辺が左右方向と略平行になり、かつ、その長辺が上下方向と略平行になるように、駆動用磁石片34に固定されている。本形態の磁性板39は、駆動用磁石部24の被写体側の端面に当接する被写体側磁性部材である。
同様に、駆動用磁石片36の反被写体側の端面には、磁性材料で形成された平板状の磁性板40が固定されている。磁性板40は、光軸方向から見たときの形状が駆動用磁石部24よりも大きな略長方形状となるように形成されており、その短辺が左右方向と略平行になり、かつ、その長辺が上下方向と略平行になるように、駆動用磁石片36に固定されている。本形態の磁性板40は、駆動用磁石部24の反被写体側の端面に当接する反被写体側磁性部材である。
磁性板39、40は、ケース体11の内周面に固定されている。すなわち、駆動用磁石部24は、磁性板39、40を介してケース体11の内周面に固定されている。また、磁性板39、40の上下の両端面および右端面は、ケース体11の内周面に当接している。本形態の磁性板39、40は、駆動用磁石部24をケース体11に固定する機能を果たすとともに駆動用磁石部24のヨークとしての機能を果たしている。
駆動用コイル25、26は、略四角筒状に巻回されている。具体的には、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように巻回されて形成されており、光軸方向から見たときの駆動用コイル25、26の長辺が上下方向と略平行になり、光軸方向から見たときの駆動用コイル25、26の短辺が左右方向と略平行になるように配置されている。また、本形態では、駆動用コイル25、26は、それぞれ別個の導線が巻回されて形成されており、駆動用コイル25、26のそれぞれに個別に電流を供給することが可能になっている。
駆動用コイル25は、その内周側が駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向配置されるように、可動体6のコイル固定部16aに固定されている。すなわち、駆動用コイル25の内周面と駆動用磁石部24の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、駆動用コイル25の左側面がコイル固定部16aの右側面に固定されており、駆動用コイル25は、可動体6とともに光軸方向へ移動可能となっている。
駆動用コイル25と同様に、駆動用コイル26は、その内周側が駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向配置されるように、可動体7のコイル固定部19aに固定されている。すなわち、駆動用コイル26の内周面と駆動用磁石部24の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、駆動用コイル26の左側面がコイル固定部19aの右側面に固定されており、駆動用コイル26は、可動体7とともに光軸方向へ移動可能となっている。また、駆動用コイル25と駆動用コイル26とは、光軸方向に所定の隙間をあけた状態で配置されている。
本形態では、光軸方向における駆動用コイル25の幅H1(図5参照)は、光軸方向で対向する駆動用磁石片34、35の対向面同士の間の距離(すなわち、磁性板37の厚さ)と、可動体6の可動距離との和以上となっている。また、本形態では、可動体6の可動範囲内において、磁性板37が駆動用コイル25の内周側に常に配置されるように、駆動用磁石部24と駆動用コイル25とが配置されている。すなわち、本形態では、駆動用コイル25の反被写体側端が、駆動用磁石片35の被写体側端よりも被写体側へ移動することがなく、かつ、駆動用コイル25の被写体側端が、駆動用磁石片34の反被写体側端よりも反被写体側へ移動することがないように、駆動用磁石部24と駆動用コイル25とが配置されている。
同様に、光軸方向における駆動用コイル26の幅H2(図5参照)は、光軸方向で対向する駆動用磁石片35、36の対向面同士の間の距離(すなわち、磁性板38の厚さ)と、可動体7の可動距離との和以上となっている。また、本形態では、可動体7の可動範囲内において、磁性板38が駆動用コイル26の内周側に常に配置されるように、駆動用磁石部24と駆動用コイル26とが配置されている。すなわち、本形態では、駆動用コイル26の反被写体側端が、駆動用磁石片36の被写体側端よりも被写体側へ移動することがなく、かつ、駆動用コイル26の被写体側端が、駆動用磁石片35の反被写体側端よりも反被写体側へ移動することがないように、駆動用磁石部24と駆動用コイル26とが配置されている。
本形態では、光軸方向における駆動用コイル25の幅H1と、光軸方向における駆動用コイル26の幅H2とが略等しくなっているが、駆動用コイル25の幅H1と駆動用コイル26の幅H2とは異なっていても良い。
図5に示すように、駆動用磁石片34、35は、光軸方向において、同じ磁極同士が対向するように配置されている。すなわち、光軸方向で互いに対向する駆動用磁石片34、35同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。本形態では、駆動用磁石片34、35同士の対向面は、いずれもN極に着磁されている。そのため、図5、図6に示すように、駆動用磁石片34、35の間には、駆動用コイル25の内周側から外周側に向かって駆動用コイル25の全周を通過するように磁束Fが発生している。
同様に、駆動用磁石片35、36は、光軸方向において、同じ磁極同士が対向するように配置されている。すなわち、光軸方向で互いに対向する駆動用磁石片35、36同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。本形態では、駆動用磁石片35、36同士の対向面は、いずれもS極に着磁されている。そのため、駆動用磁石片35、36の間には、駆動用コイル26の外周側から内周側に向かって駆動用コイル26の全周を通過するように磁束Fが発生している。
このように、駆動用磁石部24は、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で、駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束Fが発生するように着磁されている。すなわち、駆動用磁石部24には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で、駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束Fを発生させる2個の磁束発生部41、42が光軸方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。具体的には、磁性板37が配置される駆動用磁石片34、35の間に磁束発生部41が形成され、磁性板38が配置される駆動用磁石片35、36の間に磁束発生部42が形成されている。すなわち、駆動用磁石片34〜36は、磁束発生部41、42において、磁性板37、38を介して光軸方向で対向するように配置されている。
本形態では、磁束発生部41における駆動用磁石部24の磁極はN極であり、磁束発生部42における駆動用磁石部24の磁極はS極である。すなわち、磁束発生部41における駆動用磁石部24の磁極は、光軸方向で隣り合う他の磁束発生部42における駆動用磁石部24の磁極と異なっている。また、本形態では、2個の磁束発生部41、42間には、1個の駆動用磁石片35が配置されている。さらに、本形態では、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の上下両側面および右側面は、ケース体11によって覆われている(図6参照)。
なお、本形態では、光軸方向における駆動用コイル25の幅H1、駆動用コイル26の幅H2、磁性板37、38の厚さを適宜変更することで、可動体6、7の駆動距離や感度等の特性を適用する用途に合わせて設定することが可能である。
(可動体の位置制御)
図7は、図1に示すレンズ駆動装置1における可動体6、7の位置制御を説明するためのブロック図である。
図7は、図1に示すレンズ駆動装置1における可動体6、7の位置制御を説明するためのブロック図である。
以上のように構成されたレンズ駆動装置1では、閉ループ制御(フィードバック制御)によって、光軸方向における可動体6、7の位置が制御される。すなわち、位置検出機構10での検出結果に基づいて駆動用コイル25、26に電流が供給されて、光軸方向における可動体6、7の位置が制御される。具体的には、以下のように、可動体6、7の位置が制御される。
まず、上述のように、本形態では、MR素子29がFPC30に実装され、かつ、駆動用コイル25、26の端部がFPC30に接続されており、FPC30は、レンズ駆動装置1が搭載されるカメラ、あるいは、このカメラが搭載される携帯電話等の上位装置の制御部45に接続されている。
可動体6、7が光軸方向へ移動すると、位置検出機構10を構成する位置検出用磁石27、28とMR素子29とによって可動体6、7の位置が検出される。すなわち、光軸方向における可動体6、7の位置に応じた検出信号がMR素子29から制御部45へ出力される。
制御部45は、MR素子29から検出信号が入力されると、まず、フィルタ回路46で、MR素子29からの入力信号のうちの特定の周波数成分を取り出し、その後、ゲイン調整回路47で、フィルタ回路46からの出力信号のゲイン調整を行う。また、制御部45は、位相補償回路48で、ゲイン調整回路47からの出力信号の位相補償を行い、位相補償回路48からの出力信号をレンズ駆動装置1のドライバ49へ入力する。ドライバ49では、位相補償回路48からの入力信号から、可動体6、7の現在位置と目標位置とのずれが算出され、そのずれ量に基づいて、ドライバ49から駆動用コイル25、26に電流が供給される。
駆動用コイル25、26に電流が供給されて、可動体6、7が移動すると、再び、位置検出機構10を構成する位置検出用磁石27、28とMR素子29とによって、光軸方向における可動体6、7の位置が検出されて、制御部45で、上述と同様の処理が行われる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、略四角筒状に巻回されて形成された駆動用コイル25、26の内周面が略四角柱状に形成された駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置され、かつ、駆動用磁石部24には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で、駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束Fを発生させる磁束発生部41、42が形成されている。
以上説明したように、本形態では、略四角筒状に巻回されて形成された駆動用コイル25、26の内周面が略四角柱状に形成された駆動用磁石部24の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置され、かつ、駆動用磁石部24には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で、駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束Fを発生させる磁束発生部41、42が形成されている。
そのため、磁束発生部41、42において、駆動用磁石部24の全周および駆動用コイル25、26の全周を利用して可動体6、7を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができる。したがって、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26を小型化しても、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を得ることが可能になる。また、可動体6、7を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができるため、レンズ駆動装置1の右端側のみに駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26が配置されている場合であっても、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を得ることが可能になる。
また、本形態では、駆動用磁石部24に、複数の磁束発生部41、42が光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で形成され、複数の駆動用コイル25、26は、光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されている。すなわち、可動体6、7を駆動するための構成が光軸方向において直列に配置されている。そのため、特許文献1および2に記載のレンズ駆動装置と比較して、本形態のレンズ駆動装置1では、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の配置スペースを小さくすることが可能になる。
このように、本形態では、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を確保しつつ、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26を小型化することが可能になるとともに、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の配置スペースを小さくすることが可能になる。その結果、本形態では、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を確保しつつレンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
特に本形態では、レンズ駆動装置1の右端側のみに駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26が配置されている場合であっても、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を得ることが可能になるため、移動レンズ3、4を駆動するために必要な駆動力を確保しつつ、上下方向および左右方向において、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、駆動用磁石部24は略四角柱状に形成され、駆動用コイル25、26は略四角筒状に巻回されて形成されている。そのため、駆動用磁石部24の外周面と駆動用コイル25、26の内周面との対向面積を大きくすることが可能になり、可動体6、7を駆動する駆動機構9の駆動力を向上させることができる。また、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるレンズ駆動装置1の右端側にデッドスペースが形成されにくくなり、左右方向において、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、駆動機構9がレンズ駆動装置1の右端側に配置され、位置検出機構10がレンズ駆動装置1の左端側に配置されている。そのため、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26が配置されないスペースを利用して位置検出機構10を容易に配置することができる。
本形態では、光軸方向で互いに対向する駆動用磁石片34、35同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁され、また、光軸方向で互いに対向する駆動用磁石片35、36同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。そのため、駆動用磁石片34、35同士の対向面の間(すなわち、磁束発生部41)において、駆動用コイル25を通過する磁束Fの密度を高めることができ、また、駆動用磁石片35、36同士の対向面の間(すなわち、磁束発生部42)において、駆動用コイル26を通過する磁束Fの密度を高めることができる。したがって、可動体6、7を駆動するための磁気回路をより効率良く形成することができ、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26を小型化することができる。
本形態では、2個の磁束発生部41、42間に、1個の駆動用磁石片35が配置されている。そのため、本願発明者の検討によると、2個の磁束発生部41、42の間に2個以上の駆動用磁石片が配置されている場合と比較して、磁束発生部41、42において、駆動用コイル25、26を通過する磁束Fの密度をより高めることが可能になる。
本形態では、光軸方向における駆動用磁石片34と駆動用磁石片35との間に磁性板37が配置され、光軸方向における駆動用磁石片35と駆動用磁石片36との間に磁性板38が配置されている。そのため、本願発明者の検討によると、駆動用磁石片34、35の間および駆動用磁石片35、36の間に隙間が形成されている場合と比較して、駆動用コイル25、26を通過する磁束Fの密度を効果的に高めることができる。
本形態では、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26は、ケース体11の内周側に配置され、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26の上下両側面および右側面は、ケース体11によって覆われている。また、本形態では、駆動用磁石片34の被写体側の端面は、磁性板39に当接し、駆動用磁石片36の反被写体側の端面は、磁性板40に当接している。そのため、駆動用磁石部24が発生させる磁束Fの漏れを抑制して、効率的な磁気回路を形成することができる。すなわち、ケース体11および磁性板39、40が、磁束発生部41、42で発生する磁束Fを駆動用コイル25、26とより多く鎖交させるためのヨークとして機能するため、効率的な磁気回路を形成することができる。
本形態では、2個の可動体6、7の両者が共通のガイド軸12、13に係合している。そのため、可動体6、7とともに光軸方向へ移動する移動レンズ3、4間の同軸度や平行度等の相対位置精度を維持することが可能になる。したがって、移動レンズ3、4の移動に伴う光学性能の低下を抑制することが可能になる。
本形態では、可動体6、7のそれぞれに位置検出用磁石27、28が固定され、MR素子29は、位置検出用磁石27、28に対向するように保持体8に固定されている。すなわち、本形態では、共通のMR素子29を用いて、可動体6、7の位置が検出されている。そのため、可動体6、7の相対位置の検出精度を上げることが可能になる。すなわち、位置検出用磁石27、28ごとにMR素子29が配置される場合には、2個のMR素子29の特性のばらつき等に起因して、可動体6、7の相対位置の検出精度が低下するおそれがあるが、本形態では、MR素子29の特性のばらつき等に起因する可動体6、7の相対位置の検出精度の低下を防止することが可能になる。また、共通のMR素子29を用いて、可動体6、7の位置を検出することができるため、位置検出機構10の構成を簡素化して、コストを低減することができる。
本形態では、位置検出機構10での検出結果に基づいて駆動用コイル25、26に電流が供給されて、光軸方向における可動体6、7の位置が制御されている。そのため、移動レンズ3、4を光軸方向へ精度良く移動させることができる。また、光軸方向における所定の位置で移動レンズ3、4を適切に保持することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、駆動用磁石片34、35の間に磁性板37が配置され、駆動用磁石片35、36の間に磁性板38が配置されている。この他にもたとえば、光軸方向における駆動用磁石片34、35の間および/または駆動用磁石片35、36の間に所定の隙間が形成されても良いし、駆動用磁石片34、35同士の対向面および/または駆動用磁石片35、36同士の対向面が当接していても良い。
上述した形態では、駆動用磁石部24は、3個の駆動用磁石片34〜36によって構成されている。この他にもたとえば、駆動用磁石部24は、1個の駆動用磁石片のみによって構成されても良い。この場合には、駆動用コイル25、26のそれぞれとの対向位置で、駆動用コイル25、26のそれぞれを通過する磁束Fが発生するようにこの1個の駆動用磁石片が着磁される。
また、駆動用磁石部24は、4個以上の駆動用磁石片によって構成されても良い。たとえば、上述した形態では、2個の磁束発生部41、42間に、1個の駆動用磁石片35が配置されているが、2個の磁束発生部41、42間に、複数の駆動用磁石片が配置されても良い。すなわち、たとえば、図8に示すように、2個の磁束発生部41、42間に、2個の駆動用磁石片35、55が配置されても良い。この場合には、たとえば、図8に示すように、駆動用磁石片35の反被写体側の端面および駆動用磁石片55の被写体側の端面がともにS極に着磁され、駆動用磁石片55、36同士の対向面は、いずれもN極に着磁される。また、この場合には、たとえば、駆動用磁石片35と駆動用磁石片55との間には、磁性板39、40と同様の磁性板59が配置される。なお、駆動用磁石片35の反被写体側の端面がS極に着磁され、駆動用磁石片55の被写体側の端面がN極に着磁されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、2枚の移動レンズ3、4を備えるとともに、移動レンズ3、4が固定される2個の可動体6、7を備えている。また、可動体6、7のそれぞれに、駆動用コイル25、26が固定され、駆動用磁石部24に、2個の磁束発生部41、42が形成されている。この他にもたとえば、レンズ駆動装置1は、3枚以上の移動レンズを備えていても良い。この場合には、レンズ駆動装置1は、移動レンズの数と同じ数の可動体を備え、可動体のそれぞれには、駆動用コイルが固定される。また、この場合には、たとえば、駆動用磁石部24は、駆動用コイルの数より1個多い駆動用磁石片を備え、駆動用磁石部24では、複数の駆動用磁石片の間に、駆動用コイルの数と同じ数の磁束発生部が形成される。
上述した形態では、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26は、レンズ駆動装置1の右端側に配置されている。この他にもたとえば、駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26は、左右方向におけるレンズ駆動装置1の両端側のそれぞれに配置されても良い。また、略直方体状に形成されるレンズ駆動装置1の四隅のそれぞれに駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26が配置されても良い。この場合には、レンズ駆動装置1は、たとえば、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成される。
上述した形態では、駆動用磁石部24は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となる略四角柱状に形成され、駆動用コイル25、26は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となる略四角筒状に巻回されて形成されている。この他にもたとえば、駆動用磁石部24は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となる略四角柱状に形成され、駆動用コイル25、26は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となる略四角筒状に巻回されて形成されても良い。また、駆動用磁石部24は、光軸方向から見たときの形状が略三角形状等の略多角形状となる略多角柱状に形成され、駆動用コイル25、26は、光軸方向から見たときの形状が略三角形状等の略多角形状となる略多角筒状に巻回されて形成されても良い。また、駆動用磁石部24は、略円柱状または略楕円柱状に形成され、駆動用コイル25、26は、略円筒状または略楕円筒状に巻回されて形成されても良い。
上述した形態では、駆動用磁石部24の、光軸Lに直交する断面の形状は、光軸方向において一定の形状となっている。この他にもたとえば、駆動用磁石部24の、光軸Lに直交する断面の形状は、光軸方向において変化しても良い。たとえば、駆動用磁石片34、35の光軸Lに直交する断面の形状と、駆動用磁石片36の光軸Lに直交する断面の形状とが異なっていても良いし、駆動用磁石片34の光軸Lに直交する断面の形状と、駆動用磁石片35、36の光軸Lに直交する断面の形状とが異なっていても良い。また、駆動用磁石片34、36の光軸Lに直交する断面の形状と、駆動用磁石片35の光軸Lに直交する断面の形状とが異なっていても良いし、駆動用磁石片34〜36のそれぞれの光軸Lに直交する断面の形状が互いに異なっていても良い。また、駆動用磁石片34〜36の少なくともいずれか1個の光軸Lに直交する断面の形状が光軸方向において変化しても良い。
上述した形態では、保持体8は、2本のガイド軸12、13を備えているが、可動体6、7を光軸方向へ適切に案内することができるのであれば、保持体8が備えるガイド軸の数は1本でも良い。また、たとえば、左右方向におけるレンズ駆動装置1の両端側のそれぞれに駆動用磁石部24および駆動用コイル25、26が配置される場合には、保持体8は、ガイド軸を備えていなくても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、略直方体状(略四角柱状)に形成されているが、レンズ駆動装置1は、略多角柱状に形成されても良いし、略円柱状あるいは略楕円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、位置検出機構10は、位置検出用磁石27、28とMR素子29とを備える磁気的な検出機構であるが、位置検出機構10は、発光素子と受光素子とを備える光学的な検出機構であっても良い。
1 レンズ駆動装置
3、4 移動レンズ(レンズ)
6、7 可動体
8 保持体
9 駆動機構
10 位置検出機構
11 ケース体
12、13 ガイド軸
24 駆動用磁石部
25、26 駆動用コイル
27、28 位置検出用磁石
29 MR素子(磁気抵抗効果素子)
34〜36、55 駆動用磁石片
37、38 磁性板
39 磁性板(被写体側磁性部材)
40 磁性板(反被写体側磁性部材)
41、42 磁束発生部
F 磁束
L 光軸
X レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向
Z1 被写体側
Z2 反被写体側
3、4 移動レンズ(レンズ)
6、7 可動体
8 保持体
9 駆動機構
10 位置検出機構
11 ケース体
12、13 ガイド軸
24 駆動用磁石部
25、26 駆動用コイル
27、28 位置検出用磁石
29 MR素子(磁気抵抗効果素子)
34〜36、55 駆動用磁石片
37、38 磁性板
39 磁性板(被写体側磁性部材)
40 磁性板(反被写体側磁性部材)
41、42 磁束発生部
F 磁束
L 光軸
X レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向
Z1 被写体側
Z2 反被写体側
Claims (14)
- レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な複数の可動体と、複数の前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、複数の前記可動体を前記光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、
前記駆動機構は、略柱状に形成され前記保持体に固定される駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され複数の前記可動体のそれぞれに固定される駆動用コイルとを備え、
複数の前記駆動用コイルは、前記光軸方向で互いに所定の隙間をあけた状態で配置されるとともに、その内周面が前記駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置され、
前記駆動用磁石部には、複数の前記駆動用コイルのそれぞれとの対向位置で複数の前記駆動用コイルのそれぞれを通過する磁束を発生させる複数の磁束発生部が前記光軸方向で互いに所定の間隔をあけた状態で形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記駆動用磁石部は、前記光軸方向で重なるように配置される略柱状の複数の駆動用磁石片を備え、
複数の前記駆動用磁石片のそれぞれは、前記磁束発生部において前記光軸方向で対向するように配置され、
互いに対向する前記駆動用磁石片同士の対向面は、同じ磁極に着磁されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記光軸方向における複数の前記磁束発生部の間のそれぞれに配置される前記駆動用磁石片の数は1個であることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
- 前記駆動用磁石部は、磁性材料で形成され前記光軸方向における複数の前記駆動用磁石片の間のそれぞれに配置される磁性板を備えることを特徴とする請求項2または3記載のレンズ駆動装置。
- 前記磁束発生部における前記駆動用磁石部の磁極は、前記光軸方向で隣り合う他の前記磁束発生部における前記駆動用磁石部の磁極と異なっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
- 磁性材料で形成され前記駆動機構および複数の前記可動体を囲むように配置されるケース体を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
- 磁性材料で形成され前記駆動用磁石部の被写体側の端面に当接する被写体側磁性部材と、磁性材料で形成され前記駆動用磁石部の反被写体側の端面に当接する反被写体側磁性部材とを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
- 複数の前記可動体を前記光軸方向へ案内するためのガイド軸を備え、
少なくとも2個の前記可動体が共通の前記ガイド軸に係合していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ駆動装置。 - 前記光軸方向における複数の前記可動体のそれぞれの位置を検出するための位置検出機構を備え、
前記位置検出機構は、複数の位置検出用磁石と1個の磁気抵抗効果素子とを備え、
複数の前記位置検出用磁石のそれぞれは、複数の前記可動体のそれぞれに固定され、
前記磁気抵抗効果素子は、複数の前記位置検出用磁石に対向するように前記保持体に固定されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のレンズ駆動装置。 - 前記位置検出機構での検出結果に基づいて前記駆動用コイルに電流が供給されて、前記光軸方向における複数の前記可動体の位置が制御されることを特徴とする請求項9記載のレンズ駆動装置。
- 前記レンズの光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成され、
前記駆動用磁石部および複数の前記駆動用コイルは、前記光軸方向から見たときの前記レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向における前記レンズ駆動装置の少なくとも一端側に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズ駆動装置。 - 前記駆動用磁石部は、略四角柱状に形成され、
前記駆動用コイルは、略四角筒状に巻回されて形成されていることを特徴とする請求項11記載のレンズ駆動装置。 - 前記駆動用磁石部および複数の前記駆動用コイルは、前記光軸方向から見たときの前記レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向における前記レンズ駆動装置の一端側に配置されていることを特徴とする請求項11または12記載のレンズ駆動装置。
- 前記光軸方向における複数の前記可動体のそれぞれの位置を検出するための位置検出機構を備え、
前記位置検出機構は、前記光軸方向から見たときの前記レンズ駆動装置の長辺に略平行な方向における前記レンズ駆動装置の他端側に配置されていることを特徴とする請求項13記載のレンズ駆動装置。
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