JP2007121727A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を図りつつ位置調整用の開口部を大きくしてレンズの位置調整の作業性を向上できるレンズ駆動装置を得る。
【解決手段】略直方体の筐体2と、筐体2内に収容された第1レンズホルダ3と、第1案内部材13aと、第1駆動機構7と、第1レンズホルダ3の光軸方向の位置を検知する第1検知センサ4aと、第2レンズホルダ5と、第2案内部材13bと、第2駆動機構9と、第2レンズホルダ5の光軸方向の位置を検知する第2検知センサ4bと、筐体側面に形成されたレンズ調整用の開口部10を備え、第1駆動機構7は筐体2の断面四角形における任意の第1辺側に配置し、第2駆動機構9は第1辺に対向する第2辺側に配置しており、第1及び第2案内部材13は第1辺の隣りに位置する第3辺側に配置し、第1及び第2検知センサ4は第3辺に対向する第4辺に配置し、レンズ調整用の開口部10は第3辺側の側面に形成している。
【選択図】図1
【解決手段】略直方体の筐体2と、筐体2内に収容された第1レンズホルダ3と、第1案内部材13aと、第1駆動機構7と、第1レンズホルダ3の光軸方向の位置を検知する第1検知センサ4aと、第2レンズホルダ5と、第2案内部材13bと、第2駆動機構9と、第2レンズホルダ5の光軸方向の位置を検知する第2検知センサ4bと、筐体側面に形成されたレンズ調整用の開口部10を備え、第1駆動機構7は筐体2の断面四角形における任意の第1辺側に配置し、第2駆動機構9は第1辺に対向する第2辺側に配置しており、第1及び第2案内部材13は第1辺の隣りに位置する第3辺側に配置し、第1及び第2検知センサ4は第3辺に対向する第4辺に配置し、レンズ調整用の開口部10は第3辺側の側面に形成している。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラや携帯電話等に内蔵される携帯型小型カメラ等において用いられるレンズを駆動させるためのレンズ駆動装置に関し、特にレンズを電磁力によってリニアに移動させることができるレンズ駆動装置に関する。
特許文献1には、コイルに流される電流とマグネットが形成する磁界とによって誘起される電磁力により、レンズホルダを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が開示されている。
一方、特許文献2に記載の従来技術には、第1レンズホルダと、第1レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第1案内部材と、第2レンズホルダと、第2レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第2案内部材と、レンズ調整用の開口部とを筐体内に設けたレンズ駆動装置が開示されている。
係るレンズ駆動装置においては、第1レンズホルダ及び第2レンズホルダをギア駆動により光軸方向に移動させていると共に第1案内部材と第2案内部材とを断面四角形の対角線上の位置にそれぞれ設けている。
ところで上述の特許文献2に記載のレンズ駆動装置において、例えばレンズホルダを電磁力により駆動させる場合、筐体内にレンズホルダを電磁力により駆動する駆動機構を設ける必要がある。この場合、筐体の断面四角形における任意の第1辺側に第1レンズホルダを電磁力により駆動する第1駆動機構、第1辺に対向する第2辺側に第2レンズホルダを電磁力により駆動する第2駆動機構をそれぞれ設ける必要がある。
また、レンズホルダを電磁力により駆動させているので、レンズホルダの光軸方向の位置を検知する検知センサを筐体に設ける必要がある。この場合、第1辺側及び第2辺側にはそれぞれ駆動機構を配置してあるので、第1辺に隣接する第3辺又は第3辺に対向する第4辺に検知センサを配置する必要がある。
しかし、2つの検知センサ(第1検知センサ、第2検知センサ)を対向する2つの辺(第3辺、第4辺)にそれぞれ配置すると、第1検知センサ又は第2検知センサがじゃまになって位置調整用の開口部を大きく取り難くなるという問題があった。このように、開口部が大きく取り難いと開口部からのレンズの位置調整がし難くなるという問題があった。
更に、レンズ駆動装置の小型化を図る要請から筐体自体は大きくできないという事情があった。
本発明は、小型化を図りつつ位置調整用の開口部を大きくしてレンズの位置調整の作業性を向上させることができるレンズ駆動装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、略直方体の筐体と、筐体内に収容された第1レンズホルダと、第1レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第1案内部材と、第1レンズホルダを電磁力により駆動する第1駆動機構と、第1レンズホルダの光軸方向の位置を検知する第1検知センサと、第2レンズホルダと、第2レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第2案内部材と、第2レンズホルダを電磁力により駆動する第2駆動機構と、第2レンズホルダの光軸方向の位置を検知する第2検知センサと、筐体側面に形成されたレンズ調整用の開口部を備え、第1駆動機構は筐体の断面四角形における任意の第1辺側に配置し、第2駆動機構は第1辺に対向する第2辺側に配置しており、第1案内部材及び第2案内部材は第1辺の隣りに位置する第3辺側に配置し、第1検知センサ及び第2検知センサは第3辺に対向する第4辺に配置しており、レンズ調整用の開口部は第3辺側の側面に形成していることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、筐体には第1レンズホルダ及び第2レンズホルダの移動方向に沿って略平行に設けた外側ヨークと内側ヨークとが設けられており、外側ヨークと筐体の第3辺側の側面、内側ヨークと筐体の第4辺側の側面とをそれぞれ一体成形していることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、第1レンズホルダ及び第2レンズホルダにはコイルがそれぞれ取り付けられており、各コイルにはフレキシブル給電部材が接続されており、各フレキシブル給電部材は各検知センサを配置した第4辺側の側面から筐体の外部に引き出していると共に各検知センサに入出力される電気信号のケーブル部材が筐体の第4辺側の側面から筐体の外部に引き出していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1案内部材及び第2案内部材を筐体の断面四角形における第3辺側に配置し、第3辺に対向する第4辺に第1検知センサ及び第2検知センサを配置して、第3辺側の側面にレンズ調整用の開口部を形成している。このように、検知センサを配置しない第3辺側の側面にレンズ調整用の開口部を形成したので、第1検知センサ又は第2検知センサが邪魔にならず、小型化を図りつつ位置調整用の開口部を広くとることができる。よって、開口部からレンズ調整用の器具の操作がし易くなり且つレンズの状態も見やすくなるので、レンズの位置調整(光軸合わせ)の作業性が向上する。
レンズ調整用の開口部を広くとることができるので、第1レンズホルダ及び第2レンズホルダに対して後付けによるレンズの組み付けがし易くなる。
第1検知センサ及び第2検知センサを筐体の同一辺(第4辺)に配置してあるので、検知センサから導出される配線の集約化を図ることができ、スペースの省略化を図ることができる。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏すると共に、外側ヨークと筐体の第3辺側の側面、内側ヨークと筐体の第4辺側の側面とをそれぞれ一体成形してあるので、例えば接続部材等を用いてヨークと筐体とを固定する場合のように接続部材の脱落や変形が生じ難く、ヨークと筐体との間の接続強度やヨークの筐体に対する位置精度を向上することができる。
外側ヨークと筐体の第3辺側の側面、内側ヨークと筐体の第4辺側の側面とをそれぞれ一体成形してあるので、ヨークと筐体とを組み付ける製造工数が低減されて製造が容易である。
請求項3に記載された発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を奏すると共に、コイルに接続したフレキシブル給電部材と各検知センサのケーブル部材とが共に筐体の同一側面(第4辺側の側面)から筐体の外部に引き出されているので、配線の集約化を図ることができ、筐体の外部に引き出された配線の取り付けスペースの省略化を図ることができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係るレンズ駆動装置の横断面図、図2は図1に示すレンズ駆動装置の縦断面図、図3は本実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図、図4は図3に示すレンズホルダを抜き出して示す斜視図、図5はコイルの給電部材と検知センサのケーブル部材の配線図、図6はコイルの給電部材の動作を示す断面図、図7は本実施の形態に係るレンズ駆動装置を他方側側面側から見た斜視図、図8は本実施の形態に係るレンズ駆動装置を一方側側面側から見た斜視図である。
本実施形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれる光学ズーム付きオートフォーカスカメラのものである。レンズ駆動装置1は、略直方体形状の筐体2と、筐体2内に収容された第1レンズホルダ3と、第1レンズホルダ3の光軸方向の移動を案内する第1案内部材13aと、第1レンズホルダ3を電磁力により駆動する第1駆動機構7と、第1レンズホルダ3の光軸方向の位置を検知する第1検知センサ4aと、第2レンズホルダ5と、第2レンズホルダ5の光軸方向の移動を案内ずる第2案内部材13bと、第2レンズホルダ5を電磁力により駆動する第2駆動機構7と、第2レンズホルダ5の光軸方向の位置を検知する第2検知センサ4bと、第2レンズホルダ5を電磁力により駆動する第2駆動機構9と、第2レンズホルダ5の光軸方向の位置を検知する第2検知センサ4bと、位置調整用の開口部10とを備えている。
筐体2は光軸方向に配置された一方側側面(第3辺側の側面)2aと、一方側側面2aに対向して配置された他方側側面(第4辺側の側面)2bと、光軸方向の前方側に配置された樹脂製のカバー部材2cと、光軸方向の後方側に配置された樹脂製のベース部材(底部)2dとを備えている。筐体2の一方側側面2aに略四角形状の開口部10が形成されており、他方側側面2bに第1検知センサ4a及び第2検知センサ4bを取り付ける取付孔20と、後述する後方側壁部25eに係合する2つの係合片21が形成されている。
ベース部材2dには第1案内部材13aと第2案内部材13bの嵌合穴29がそれぞれ形成されており、第1案内部材13aの一端及び第2案内部材13bの一端が嵌合穴29内に嵌合固定されている。
カバー部材2cには第1案内部材13aと第2案内部材13bの嵌合溝31がそれぞれ形成されており、第1案内部材13aの他端及び第2案内部材13bの他端が嵌合溝31内に嵌合固定されている。
第1駆動機構7の構成について説明する。尚、第1駆動機構7と第2駆動機構9とは略同じ構成であるので、第2駆動機構9の構成については第1駆動機構7と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略する。
第1駆動機構7は、ヨーク17と、マグネット19と、コイル23とから構成されている。コイル23は第1レンズホルダ3に取り付けており、コイル23に流される電流とマグネット19が形成する磁界とによって誘起される電磁力により、第1レンズホルダ3を光軸方向に移動するようにしている。
ヨーク17は断面略矩形を成して磁界を閉じており、レンズホルダ3、5の移動方向と略平行に設けられた一方側壁部(内側ヨーク)25aと、筐体2の第1辺側及び第2辺側に位置する他方側壁部(外側ヨーク)25bと、一方側壁部25aと他方側壁部25bとの間に設けた中間壁部(内側ヨーク)25cを有し、各壁部25a、25b、25cはそれぞれ略平行に設けてある。また、各壁部25a、25b、25cの光軸方向の両端部には前方側壁部25dと後方側壁部25eとがそれぞれ設けられており、磁束漏れが生じ難くなっている。また、前方側壁部25dには一方側壁部25aと中間壁部25cとの間の空間を閉塞する閉塞壁部25fが前方側壁部25dと一体成形されている。尚、閉塞壁部25fには後述するフレキシブル基板(フレキシブル給電部材)50を筐体内から外部に引き出すための第1スリット33が形成されている。尚、後方側壁部25eには他方側側面2bの係合片21が係合する被係合部22が設けられており、筐体2の一方側側面2aと他方側側面2bとが組み付けた際に、係合片21と被係合部22との間に検知センサのケーブル部材51が引き出される第2スリット34が形成される。
ヨーク17の他方側壁部25bと筐体2の一方側側面2aとは一体成形されており、ヨーク17の後方側壁部25eと筐体2の一方側側面2aも一体成形されている。また、ヨーク17の一方側壁部25aと中間壁部25cとは筐体2の他方側側面2bと一体成形されている。
一方側壁部25aの中間壁部25cに対向する面に一方のマグネット19が貼り付けてあり、他方側壁部25bには中間壁部25cに対向する面に他方のマグネット19が貼り付けてある。
次に第1レンズホルダ3の構成について説明する。尚、第1レンズホルダ3と第2レンズホルダ5とは略同じ構成であるので、第2レンズホルダ5の構成については第1レンズホルダ3と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略する。
第1レンズホルダ3は樹脂製であり、ズーム用レンズ15が取り付けられるレンズ開口孔30と、コイル23が取り付けられるコイル取付面37と、第1案内部材13が挿通するシャフト挿通孔35と、ヨーク17の中間壁部25cが挿通する壁部挿通孔39と、第2レンズホルダ5の第2案内部材13bに係合する係合部41と、フレキシブル基板50の給電端子部50aが取り付けられる基板取付面43と、N極とS極とが光軸方向に交互に配置された磁気スケール47が取り付けられる磁石取付部45とを備えている。尚、磁石取付部45が設けられる位置はシャフト挿通孔35の形成位置よりもレンズの取付孔側にある。
コイル23は略角筒状で且つ横断面環状であり、環の内周側に中間壁部25cが挿通するようになっており、給電端子部50aがコイル23のリード線に接続されている。
第2レンズホルダ5はレンズ開口孔29にフォーカス用レンズ16を保持しており、案内部材13により光軸方向にスライド自在に設けている。尚、ズーム用レンズ15とフォーカス用レンズ16とは光軸を同一にしてある。
第1案内部材13aは、内側ヨークの一方側壁部25aに貼り付けた一方のマグネット19と筐体2の一方側側面2aとの間に配置してあり、第2案内部材13bも内側ヨークの一方側壁部25aに貼り付けた一方のマグネット19と筐体2の一方側側面2aとの間に配置してある。
検知センサ(第1検知センサ4a、第2検知センサ4b)は磁気センサであり、レンズホルダ3、5に設けられた磁気スケール47の磁束の変化を検知することで、レンズホルダ3、5の光軸方向の位置を検出している。
次にコイル23に給電を行なう給電部材と、検知センサに入出力される電気信号のケーブル部材の配線について説明する。コイル23に給電を行なう給電部材は変形自在なフレキシブル基板50であり、フレキシブル基板50の給電端子部50aが第1レンズホルダ3及び第2レンズホルダ5の基板取付面43に接着固定されており、給電端子部50aからコイル23に給電している。そして、フレキシブル基板50はコイル23の移動スペース(一方側壁部25aと中間壁部25cとの間に形成される空間)内から閉塞壁部25fに形成した第1スリット33を通して、フレキシブル基板50を筐体2内から外部に引き出している。筐体2内から外部に引き出したフレキシブル基板50はスリット部分で基板を山折りにして、筐体2の側面に沿ってベース部材2d側に配線を導いて、フレキシブル基板50の他端部50bは筐体側面のベース部材側に配置された結合位置50cには半田付けされる。
尚、第1レンズホルダ3が光軸方向の最後方の位置にあるとき、フレキシブル基板50の給電端子部50aは図6中Aに示す位置にあり、このときフレキシブル基板50は弛んで図6中波線で示すように筐体2の内周面に沿った位置にある。一方、第1レンズホルダ3が光軸方向の最前方の位置にあるとき、フレキシブル基板50の給電端子部50aは図6中Bに示す位置にあり、このときフレキシブル基板50は図6中一点鎖線で示すような前方(上方)に持ち上がった状態となり、コイル23の移動スペース内にフレキシブル基板50は位置している。
検知センサ4a、4bには電気信号が入出力するケーブル部材51が導出しており、ケーブル部材51は他方側側面2bに形成された第2スリット34から筐体2の外に引き出される。
第1スリット33から筐体外に引き出されたフレキシブル基板50及び第2スリット34から筐体外に引き出されたケーブル部材51は筐体2の他方側側面2bの下方位置において配線が集約される。
次に、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1の作用効果を説明する。レンズ駆動装置1の組み立ては、ベース部材2dに第1案内部材13a及び第2案内部材13bをインサート成形し、ベース部材2dに外側ヨーク(他方側壁部)25bを一体成形した筐体2の一方側側面2aと、内側ヨークを一体成形した筐体2の他方側側面2bとを組み付ける。そして、内側ヨーク及び外側ヨークにマグネット19を貼り付け、レンズホルダ3、5を第1案内部材13a及び第2案内部材13bに挿通させる。次いで、ヨーク17の前方側壁部25及びカバー部材2cを取り付ける。
その後、レンズ調整用の開口部10からズーム用レンズ15を第1レンズホルダ3に装着し、フォーカス用レンズ16を第2レンズホルダ5に装着する。そして、レンズ調整用の開口部10からホルダに装着したズーム用レンズ15及びフォーカス用レンズ16の光軸合わせを行い、レンズ駆動装置1の組み付けが終了する。
組み付け終了後のレンズ駆動装置1において、コイル23に電圧を印加するとコイル23に流れる電流とマグネット19が形成する磁界とにより誘起される電磁力により、第1レンズホルダ3及び第2レンズホルダ5が光軸方向に移動する。
本実施の形態では、第1案内部材13a及び第2案内部材13bを筐体2の断面四角形における一方側側面2a側に配置し、他方側側面2bに第1検知センサ4a及び第2検知センサ4bを配置して、一方側側面2aにレンズ調整用の開口部10を形成している。このように、検知センサ4a、4bを配置しない一方側側面2aにレンズ調整用の開口部10を形成したので、第1検知センサ4a又は第2検知センサ4bが邪魔にならず、小型化を図りつつ位置調整用の開口部10を広くとることができる。よって、開口部10からレンズ調整用の器具の操作がし易く且つズーム用レンズ15及びフォーカス用レンズ16の状態も見やすくなるので、レンズの位置調整(光軸合わせ)の作業性が向上する。
レンズ調整用の開口部10を広くとることができるので、レンズホルダ3、4に対して後付けによるズーム用レンズ15及びフォーカス用レンズ16の組み付けがし易くなる。
第1検知センサ4a及び第2検知センサ4bを筐体の同一側面に配置してあるので、検知センサから導出される配線の集約化を図ることができ、スペースの省略化を図ることができる。
外側ヨーク(他方側壁部)25bと筐体の一方側側面(第3辺側の側面)2a、内側ヨーク(一方側壁部25a、中間壁部25c)と筐体の他方側側面(第4辺側の側面)2bとをそれぞれ一体成形してあるので、例えば接続部材等を用いてヨーク17と筐体2とを固定する場合のように接続部材の脱落や変形が生じ難く、ヨーク17と筐体2との間の接続強度やヨーク17の筐体2に対する位置精度を向上させることができる。
外側ヨーク25bと筐体の一方側側面2a、内側ヨーク25a、25cと筐体の他方側側面2bとをそれぞれ一体成形したので、ヨーク17と筐体2とを組み付ける製造工数が低減されて製造が容易である。
フレキシブル基板50と検知センサのケーブル部材51とが共に筐体2の同一側面から筐体2の外部に引き出されているので、配線の集約化を図ることができ、筐体の外部に引き出された配線の取り付けスペースの省略化を図ることができる。
案内部材13a、13bをベース部材2dに嵌合固定してあるので、筐体2に衝撃が加わった場合においても、案内部材13a、13bに軸芯のズレを生じ難い。
フレキシブル基板50はコイル23の移動スペース(一方側壁部25aと中間壁部25cとの間に形成される空間)内を移動するので、別途にフレキシブル基板50の移動空間を設ける必要がなく、筐体の小型化を図ることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。
レンズ駆動装置1は携帯電話に係るカメラに限らず、デジタルカメラに用いるものであっても良い。
1 レンズ駆動装置
2 筐体
2a 一方側側面(第3辺側の側面)
2b 他方側側面(第4辺側の側面)
3 第1レンズホルダ
4a 第1検知センサ
4b 第2検知センサ
5 第2レンズホルダ
7 第1駆動機構
9 第2駆動機構
10 位置調整用の開口部
13a 第1案内部材
13b 第2案内部材
17 ヨーク
25a 一方側壁部(内側ヨーク)
25b 他方側壁部(外側ヨーク)
25c 中間壁部(内側ヨーク)
50 フレキシブル基板(フレキシブル給電部材)
51 ケーブル部材
2 筐体
2a 一方側側面(第3辺側の側面)
2b 他方側側面(第4辺側の側面)
3 第1レンズホルダ
4a 第1検知センサ
4b 第2検知センサ
5 第2レンズホルダ
7 第1駆動機構
9 第2駆動機構
10 位置調整用の開口部
13a 第1案内部材
13b 第2案内部材
17 ヨーク
25a 一方側壁部(内側ヨーク)
25b 他方側壁部(外側ヨーク)
25c 中間壁部(内側ヨーク)
50 フレキシブル基板(フレキシブル給電部材)
51 ケーブル部材
Claims (3)
- 略直方体の筐体と、筐体内に収容された第1レンズホルダと、第1レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第1案内部材と、第1レンズホルダを電磁力により駆動する第1駆動機構と、第1レンズホルダの光軸方向の位置を検知する第1検知センサと、第2レンズホルダと、第2レンズホルダの光軸方向の移動を案内する第2案内部材と、第2レンズホルダを電磁力により駆動する第2駆動機構と、第2レンズホルダの光軸方向の位置を検知する第2検知センサと、筐体側面に形成されたレンズ調整用の開口部を備え、第1駆動機構は筐体の断面四角形における任意の第1辺側に配置し、第2駆動機構は第1辺に対向する第2辺側に配置しており、第1案内部材及び第2案内部材は第1辺の隣りに位置する第3辺側に配置し、第1検知センサ及び第2検知センサは第3辺に対向する第4辺に配置しており、レンズ調整用の開口部は第3辺側の側面に形成していることを特徴とするレンズ駆動装置。
- 筐体には第1レンズホルダ及び第2レンズホルダの移動方向に沿って略平行に設けた外側ヨークと内側ヨークとが設けられており、外側ヨークと筐体の第3辺側の側面、内側ヨークと筐体の第4辺側の側面とをそれぞれ一体成形していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 第1レンズホルダ及び第2レンズホルダにはコイルがそれぞれ取り付けられており、各コイルにはフレキシブル給電部材が接続されており、各フレキシブル給電部材は各検知センサを配置した第4辺側の側面から筐体の外部に引き出していると共に各検知センサに入出力される電気信号のケーブル部材が筐体の第4辺側の側面から筐体の外部に引き出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
Priority Applications (2)
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- 2006-03-30 KR KR1020060028966A patent/KR20070045892A/ko not_active Application Discontinuation
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