JP5082934B2 - カメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は例えば携帯用の電子機器などに組み込まれるカメラモジュールに関する。
近年、カメラモジュールが組み込まれた携帯電話機、あるいはPDA(Personal Digital Assistants)などの電子機器が提供されている。
このようなカメラモジュールの具体的構成として、後鏡筒と、この後鏡筒に組みつけられ後鏡筒と共に収容空間を形成する前鏡筒と、撮像光学系を保持し収容空間に収容されたレンズ保持部と、レンズ保持部を撮像光学系の光軸に沿って移動可能に支持する案内機構と、レンズ保持部を撮像光学系の光軸に沿って移動させる駆動部とを備えたものが提供されている(特許文献1参照)。
このカメラモジュールでは、案内機構は、レンズ保持部が後鏡筒に臨む後部と後鏡筒とにわたって設けられた後スプリングと、レンズ保持部が前鏡筒に臨む前部と前鏡筒とにわたって設けられた前スプリングとを含んで構成されている。
ここで、レンズ保持部を光軸方向に沿って正確に移動させるためには、撮像光学系の光軸と直交する平面上における前スプリング、後スプリングの位置決めを正確に行うことが必要となる。
そのため、前スプリングが取着された前鏡筒と後鏡筒との位置決めを、前鏡筒に設けられた第1の位置決めピンを後鏡筒に設けられた第1の位置決め孔に挿入することで行うと共に、後スプリングが取着されたレンズ保持部と後鏡筒との位置決めを、後スプリングに設けられた第2の位置決め孔に後鏡筒に設けられた第2の位置決めピンを挿入することで行っている。
特開2007−108597
しかしながら上述した従来のカメラモジュールでは、第1の位置決めピンと第1の位置決め孔からなる位置決め機構と、第2の位置決めピンと第2の位置決め孔からなる位置決め機構との2つの位置決め機構を用いることから位置決め精度の向上を図る上で不利があるばかりでなく、2つの位置決め機構を設けるためのスペースを確保しなくてはならず小型化を図る上で不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は位置決め精度の向上および小型化を図る上で有利なカメラモジュールを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、後鏡筒と、前記後鏡筒に組みつけられ前記後鏡筒と共に収容空間を形成する前鏡筒と、撮像光学系を保持し前記収容空間に収容され、前記撮像光学系の光軸方向で前記後鏡筒側に位置する後部を有するレンズ保持部と、前記レンズ保持部を前記撮像光学系の光軸に沿って移動可能に支持し、前記レンズ保持部の前記後部と、前記後鏡筒とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる後スプリングと、前記レンズ保持部の前部と、前記前鏡筒とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる前スプリングとを有する案内機構とを備えたカメラモジュールであって、前記後鏡筒の前記光軸を挟んで対向する2箇所に前記光軸と平行し前方に突出する位置決めピンがそれぞれ設けられ、前記スプリングに、前記2本の位置決めピンが挿通される挿通孔が設けられ、前記前鏡筒に、前記2本の位置決めピンが係合される係合部が設けられ、前記2本の位置決めピンが、前記スプリングの挿通孔に挿通されることで前記後鏡筒と前記レンズ保持部との光軸と直交する面内の位置決めがなされ、前記2本の位置決めピンが、前記前鏡筒の係合部に係合されることで前記前鏡筒と前記後鏡筒との光軸と直交する面内の位置決めがなされ、前記レンズ保持部は前記撮像光学系を保持する筒部を有し、前記筒部の外周に前方に向いたスプリング当接面が設けられ、前記前スプリングは前記スプリング当接面に当接可能な環板部を有し、前記前スプリングの前記収容空間に臨む箇所を挟んだ2箇所が前記前鏡筒に取着され、前記前スプリングの環板部が前記スプリング当接面に当接されることで前記前スプリンが配設され、前記レンズ保持部は前記撮像光学系を保持する筒部を有し、前記レンズ保持部の後部で前記筒部の半径方向外側の箇所に後方に向いたスプリング当接面が形成され、前記後スプリングは前記スプリング当接面に当接可能な環板部を有し、前記後スプリングの環板部が前記スプリング当接面に取着され、前記後スプリングの前記収容空間に臨む箇所を挟んだ2箇所が前記前鏡筒と前記後鏡筒とに挟持されることで前記後スプリングが配設されていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、2本の位置決めピンにより後鏡筒とレンズ保持部と前鏡筒との3つの部材が位置決めされるので、位置決め精度の向上を図る上で有利となり、また、小型化を図る上で有利となる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A)、(B)は本実施の形態に係るカメラモジュール20が組み込まれた電子機器の一例を示す外観図である。
図1に示すように電子機器10は携帯電話機であり、ヒンジ部12によって揺動可能に連結された第1、第2の筐体14、16を有している。
第1の筐体14の内面には液晶表示パネル1402が設けられ、第2の筐体16の内面にはテンキーや機能キーなどの操作スイッチ1602が設けられている。
カメラモジュール20は被写体像を捉える撮像光学系28を有している。
カメラモジュール20は、撮像光学系28を第1の筐体14に設けられた開口1410に臨ませた状態で第1の筐体14の内部に組み込まれ、カメラモジュール20で撮像した画像は液晶表示パネル1402に表示される。
次に、本発明に係るカメラモジュール20の構成について詳細に説明する。
図2(A)、(B)はカメラモジュール20の斜視図、図3、図4はカメラモジュール20の分解斜視図である。
図5は、前鏡筒22、レンズ保持部30、後鏡筒24の組み立て説明図である。
図34は図2のXX線断面図、図35は図2のYY線断面図である。
なお、本実施の形態では、被写体側を前方、その反対側を後方として説明する。
カメラモジュール20は、図3、図4に示すように、上記の撮像光学系28に加えて、前鏡筒22と、後鏡筒24と、カバー26と、レンズ保持部30と、前スプリング32と、後スプリング34と、撮像素子36と、駆動部38(図34、図35)などを含んで構成されている。
(前鏡筒22)
図6は前鏡筒22を前方から見た斜視図、図7は前鏡筒22を後方から見た斜視図、図8は前鏡筒22の平面図、図9は図8のA矢視図、図10は図8のB矢視図、図11は前鏡筒22の後面図、図12は前スプリング32が組み込まれた前鏡筒22の後面図である。
前鏡筒22は、後鏡筒24に組みつけられ後鏡筒24と共に収容空間Sを形成するものである。
図6乃至11に示すように、前鏡筒22は筒状を呈し、前鏡筒22は周壁40を含んで構成され、この周壁40の内面は、撮像光学系28(図5)の光軸の周囲に位置する収容空間S(図34、図35)の側面を仕切っている。
周壁40は、互いに対向する1組の第1側壁42と、互いに対向する他の1組の第2側壁44とを有し、矩形枠状を呈している。
それら側壁42、44は前記光軸方向に沿った高さとこの高さに直交する方向の幅を有し、本実施の形態では、2つの第1側壁42の内面で幅方向の中央に膨出壁46が高さ方向に沿ってそれぞれ延在形成されている。
前鏡筒22は合成樹脂材料を金型で成形することで形成されている。
図7に示すように、2つの第1側壁42が後方に臨む後端面は第1、第2合わせ面4202、4204として形成されている。
また、2つの第2側壁44が後方に臨む後端面は第3、第4合わせ面4402、4404として形成されている。
(第1、第2コイル58、60)
駆動部38は第1、第2コイル58、60を含んで構成されている。
第1、第2コイル58、60は、それらコイルを構成する巻線の巻回中心軸方向に薄い厚さを有すると共にこの厚さと直交する方向で前記光軸方向に沿った高さと、前記高さと直交する幅とを有するほぼ同一形状の扁平な板状を呈している。
本実施の形態では、第1、第2コイル58、60は、図19、図20に示すように、2つの平行する直線部と、直線部の両端を接続する2つの湾曲部とを有する長円状を呈し、中央に細長い中央開口が形成されている。
第1コイル58を構成する巻線と第2コイル60を構成する巻線とは、中継線62を介して電気的に接続されることで直列接続されている。
本実施の形態では、第1、第2コイル58、60、中継線62は単一の巻線で形成されている。
(後鏡筒24)
図13は後鏡筒24を前方から見た斜視図、図14は後鏡筒24を後方から見た斜視図、図15は後鏡筒24の平面図、図16は図15のA矢視図、図17は図15のB矢視図、図18は後鏡筒24の後面図である。
図19、図20はコイルが取着された後鏡筒24を前方から見た斜視図、図21はコイルが取着された後鏡筒24を後方から見た斜視図、図22はコイルが取着された後鏡筒24の平面図、図23は図22のA矢視図、図24は図22のB矢視図、図25はコイルが取着された後鏡筒24の後面図、図26は後鏡筒24の後部に後スプリング34が当て付けられた状態を示す説明図である。
図13乃至18に示すように、後鏡筒24は、底壁48と、開口50と、係合突起52と、コイル取り付け部54を有している。
底壁48は、前記光軸と直交する面上を延在し収容空間Sの前記光軸方向の後端を閉塞する矩形状に形成され、したがって、底壁48の前面は収容空間Sに臨んでいる。
底壁48は、互いに対向する2組の辺4802、4804を有し、一方の1組の辺4802に、後スプリング34を取り付けるためのピン56がそれぞれ突設されている。
そして、残りの1組の辺4804にコイル取り付け部54が設けられ、言い換えると、コイル取り付け部54は、前記光軸を挟んだ底壁48の2箇所に設けられている。
第1、第2コイル58、60は、コイル取り付け部54にそれらの厚さ方向の面を平行させ、高さ方向の両端および幅方向の両端を揃えて取着されている。
これにより、第1、第2コイル58、60は、図3、図35に示すように、収容空間S内で光軸を挟んだ後鏡筒24の箇所に対向して配設され、また、前記光軸を通る単一の仮想平面に対して平行させて配設される。
各コイル取り付け部54は、2つの柱部5402と起立壁5404などを含んで構成されている。
2つの柱部5402は、第1、第2コイル58、60の幅方向の両端に位置するように底壁48から互いに間隔をおいて突設されている。
2つの柱部5402に、収容空間Sの外側に臨む同一面上を延在するように形成され、第1、第2コイル58、60の厚さ方向の一方の面が当て付けられるコイル当て付け面5402Aが設けられている。
起立壁5404は、2つの柱部5402の間の底壁48から突設されそれら2つの柱部5402間に延在している。
起立壁5404に、一方の面がコイル当て付け面5402Aに当て付けられた第1、第2コイル58、60の厚さ方向の他方の面に臨むように接着剤充填用壁面5404Aが設けられている。
接着剤充填用壁面5404Aは、底壁48から離れるにつれて第1、第2コイル58、60の厚さ方向の他方の面から次第に離れる傾斜面で形成されている。
また、図13に示すように、2つの柱部5402のコイル当て付け面5402Aの互いに離れた箇所から膨出壁5410が突設され、この膨出壁5410に前鏡筒22の内面に係合するガイド面5412が形成されている。
図13、図15に示すように、底壁48の1組の辺4802のうちの一方の辺4802に沿った底壁48の前面箇所に第1合わせ面4810が形成されている。
また、底壁48の1組の辺4802のうちの他方の辺4802に沿った底壁48の前面箇所に第2合わせ面4812が形成されている。
底壁48の残りの1組の辺4804のうちの一方の辺4804に沿った底壁48の前面箇所の両端に第3合わせ面4814が形成されている。
底壁48の残りの1組の辺4804のうちの他方の辺4804に沿った底壁48の前面箇所の両端に第4合わせ面4816が形成されている。
これら後鏡筒24の第1乃至第4合わせ面4810、4812、4814、4816は、図7に示す前鏡筒22の第1乃至第4合わせ面4202、4204、4402、4404にそれぞれ合わせられ対向している。
このように、前鏡筒22と後鏡筒24との合わせ面をそれぞれ合わせることで収容空間Sが密閉され防塵性が確保されている。
また、図14に示すように、底壁48は、第2合わせ面4812と反対に位置する後面4818を有し、この後面4818に後述する中継線62(図20)が配設される。
図19、図20、図21、図25に示すように、第2合わせ面4812よりも底壁48の内側の箇所で、かつ、第1、第2コイル58、60の幅方向の同じ側の一端に臨む底壁48の箇所に、該底壁48を貫通し巻線の挿通を可能とした欠部4820がそれぞれ設けられている。
欠部4802は、底壁48の外側に開放状に形成されている。
中継線62は、第1コイル58を構成する巻線が第1コイル58から離され欠部4802から後面4818に引き出される第1巻線部分と、第2コイル60を構成する巻線が第2コイル60から離され欠部4802から後面4818に引き出される第2巻線部分と、収容空間Sと反対側に位置する底壁48の後面4818に沿って第1コイル58と第2コイル60との間を直線状に延在する部分(接続部分)を有している。
後面4818には、中継線62に当接可能で光軸から離れる方向への中継線62の動きを阻止するストッパ壁4822が膨出形成されている。
(撮像素子36)
撮像素子36は撮像光学系28によって導かれる被写体像を撮像するものである。
図34、図35に示すように、撮像素子36は矩形板状の基板56の前面に設けられている。
開口50内に撮像素子36が位置した状態で、基板56が底壁48の後面に接着されるとともに、底壁48の前面に開口50を覆う光学フィルター51を接着することで撮像素子36が封止され、したがって、撮像素子36は後鏡筒52に設けられている。
(カバー26)
図2、図5に示すように、カバー26は、前面部2602と、側面部2604とを備えている。
前面部2602は矩形板状を呈し、前鏡筒22の前面を覆うものである。
前面部2602が撮像光学系28に臨む箇所に開口2606が形成されている。
側面部2604は前面部2602の対向する2辺から屈曲形成され、前鏡筒22および後鏡筒24の両側を覆うものである。
各側面部2604には後鏡筒24の各係合突起52に係合する係合溝2608が設けられている。
カバー26の各係合溝2608が各係合突起52に係合することで、カバー26の前面部2602と後鏡筒24の底壁48との間に前鏡筒22が挟持され、これにより前鏡筒22と後鏡筒80とが結合されている。
(レンズ保持部30)
図27は後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30を前方から見た斜視図、図28は後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30を後方から見た斜視図、図29は後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30の平面図、図30は図29のA矢視図、図31は図29のB矢視図、図32は後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30の後面図である。
レンズ保持部30は、図34、図35に示すように、撮像光学系28を保持して収容空間Sに収容され、撮像光学系28は複数のレンズ群を含んで構成されている。
図27乃至図32に示すように、レンズ保持部30は筒部3002を有し、筒部3002は撮像光学系28が配置される内面と、前記内面と反対に位置する外面とを有している。
筒部3002の外面の前後には、それぞれ前フランジ3004、後フランジ3006が形成されている。
また、図27に示すように、筒部3002の外側に周方向に等間隔をおいた4箇所には前フランジ3004よりも前方に位置するようにスプリング当接面3008が形成されており、これらスプリング当接面3008は前記光軸と直交する平面上を延在している。
図27、図28に示すように、筒部3002の前記外面の対向する2箇所に、前記光軸を通る単一の仮想平面に平行するマグネット取り付け用の取り付け面3010が形成されている。
また、図28に示すように、後フランジ3006の後面の4隅には、前記光軸と直交する単一の平面上を延在する4つのスプリング当接面3012がそれぞれ形成されている。
レンズ保持部30は合成樹脂材料を金型で成形することで形成されている。
(前スプリング32、後スプリング34)
図33は後スプリング34の平面図である。
前スプリング32、後スプリング34は、図34、図35に示すように、収容空間Sに配設されレンズ保持部30を撮像光学系28の前記光軸に沿って移動可能に支持する案内機構を構成している。
前スプリング32は前鏡筒22とレンズ保持部30の間に配設され、後スプリング34は後鏡筒24とレンズ保持部30の間に配設されるものである。
図3に示すように、前スプリング32、後スプリング34は、薄く小さい幅の片体から中央に撮像光学系28の光路用の開口3202、3402がそれぞれ確保されるように環状に形成されている。
より詳細に説明すると、図12に示すように、前スプリング32は、内側に開口3202が形成された環板部3204と、環板部3204の外周に接続された2つの支持片3206とを有し、前記光軸方向に弾性変形可能に形成されている。
前スプリング32は、各支持片3206の外周部分が前鏡筒22の各膨出壁46の前部4602に取着され、開口3202にレンズ保持部30の筒部3002の前部が挿通され環板部3204がレンズ保持部30の4つのスプリング当接面3008(図27)に当接されて前鏡筒22とレンズ保持部30の間に配設されている。
本実施の形態では、図12に示すように、2つの支持片3206の外周部分は前鏡筒22の成形時に埋め込まれるインサート成形によって膨出壁46の前部4602に取着されている。
図33に示すように、後スプリング34は、内側に開口3402が形成された環板部3404と、環板部3404の外周に接続された2つの支持片3406とを有している。
後スプリング34は、図28に示すように、環板部3404がレンズ保持部30のスプリング当接面3012に接着されている。
そして、後スプリング34の2つの支持片3406に形成された孔3410が後鏡筒24のピン56(図34)に挿通され、支持片3406の孔3410の周囲の部分が、前鏡筒22と後鏡筒24との間で挟持され、これにより、後スプリング34は、後鏡筒24とレンズ保持部30の間に配設されている。
また、本実施の形態では、後スプリング34は2つの支持片3406で支持されることから2つの支持片3406と環板部3404との間に延在するばね部の長さを確保する上で有利である。
そのため、ばね部の撓み量と反力とのリニアリティを広く確保する上で有利となり、したがって、駆動部38によってレンズ保持部30を光軸方向に移動させる際の位置制御の負担が軽減されると共に、レンズ保持部30の位置制御の特性の向上を図る上でも有利となる。
(第1、第2マグネット70、72)
駆動部38は、レンズ保持部30を前記光軸に沿って移動させるものであり、図3に示すように、第1、第2コイル58、60に加えて第1、第2マグネット70、72を有している。
本実施の形態では、図3、図35に示すように、第1、第2マグネット70、72は、前記光軸方向に沿って延在する高さとこの高さよりも大きな寸法でこの高さと直交する方向に沿って延在する幅を有する長方形の板状に形成されている。
第1、第2マグネット70、72は、前記光軸を挟んだレンズ保持部30の箇所で前記光軸を通る単一の仮想平面に対して平行させて配設されている。
具体的には、第1、第2マグネット70、72は、レンズ保持部30の各取り付け面3010上に配置され接着されている。
本実施の形態では、第1、第2マグネット70、72は前記光軸に沿った両端にN極とS極が位置するように着磁されており、第1、第2マグネット70、72は、図35に示すように、それらの磁束を効率よく第1、第2コイル58、60に導くための板状のヨーク73を介して取り付け面3010に接着されている。
図22乃至図24に示すように、第1、第2コイル58、60の巻線の端部63は、底壁48から突設された軸部4850にそれぞれ巻回され、それら巻回部分63Aが半田付けにより基板56(図5)の表面の図示しない半田付けパッドに半田付けで接続されている。
巻線には、基板56から前記各半田付けパッドを介して駆動信号が供給され、これにより、第1、第2コイル58、60から磁界が発生する。
したがって、第1、第2コイル58、60によって発生する磁界と、第1、第2マグネット70、72の磁極から発生する磁界との相互作用によって第1、第2マグネット70、72に前記光軸方向への力(推力)が発生し、これにより、前スプリング32、後スプリング34によって保持されたレンズ保持部30および撮像光学系28が前記光軸方向に移動し、撮像光学系28によって撮像素子36の撮像面に結像される被写体像の合焦動作がなされる。
(組み立て方法)
次に、後鏡筒24への第1、第2コイル58、60、基板56の取り付けについて説明する。
予め、第1、第2コイル58、60は単一の巻線で巻回されて構成され、第1、第2コイル58、60が中継線62で接続され、第1、第2コイル58、60のそれぞれから端部63が導出されているものとする。
なお、第1、第2コイル58、60を後鏡筒24に位置決めした状態で第1、第2コイル58、60を接続する中継線62に十分な弛みが発生するように該中継線62の長さが予め設定されている。
まず、調整治具を用いて第1、第2コイル58、60を把持して、中継線62を欠部4820を通して後面4818に引き出し、中継線62の中間部をストッパ壁4822よりも内側に位置させる。
次に、第1、第2コイル58、60の厚さ方向の一方の面を各コイル当て付け面5402Aに当て付けた状態で位置決めを行い、第1、第2コイル58、60の厚さ方向の面を平行させ、高さ方向の両端および幅方向の両端を揃える。
位置決めが完了したならば、次に説明するように中継線62の弛みを除去する。
すなわち、第1コイル58を構成する巻線が第1コイル58から離され欠部4802から後面4818に引き出される第1巻線部分P、あるいは、第2コイル60を構成する巻線が第2コイル60から離され欠部4802から後面4818に引き出される第2巻線部分Pを、図37に示すように、コイル当て付け面5402Aに沿ってピンセットなどの治具を用いてS字型に軽くひねり弛みを除去するための屈曲部を形成することで、中継線62の弛みを除去する。
あるいは、図38に示すように、巻線部分Pをコイル当て付け面5402Aに沿ってピンセットなどの治具を用いてU字型に軽くひねり弛みを除去するための屈曲部を形成することで中継線62の弛みを除去する。
あるいは、図39に示すように、巻線部分Pをコイル当て付け面5402Aに沿ってピンセットなどの治具を用いてM字型に軽くひねり弛みを除去するための屈曲部を形成することで中継線62の弛みを除去する。
その状態で、軽くひねった巻線部分である屈曲部を、接着剤によりコイル当て付け面5402Aに接着固定する。
すなわち、第1、第2コイル58、60を後鏡筒24に位置決めした状態で中継線62に弛みが発生するように設定したので、第1、第2コイル58、60をコイル当て付け面5402Aに当て付けつつ、中継線62を欠部4820を通して後面4818に引き出し、中継線62の中間部をストッパ壁4822よりも内側に位置させるといった配線作業を簡単かつ確実に行える。
また、第1、第2コイル58、60を後鏡筒24に位置決めした状態で中継線62に弛みが発生するように設定したので、中継線62を誤って後鏡筒24の部分に引っ掛けることを防止できるので、作業性の向上を図る上で有利となる。
また、中継線62の中間部をストッパ壁4822よりも内側に位置させた状態で中継線62の弛みを除去することによって、中継線62を後面4818の所望の位置に正確に位置させ、かつ、後面4818に沿って弛むことなく直線状に延在させて配置させることができ有利となる。
なお、コイル当て付け面5402Aに沿ってピンセットなどの治具を用いて軽くひねることで中継線62の弛みを除去する代わりに、後鏡筒24に形成した弛み除去用の構造を利用して巻線部分Pを三次元的に変形させることで、中継線62の弛みを除去するようにしてもよい。
すなわち、図40に示すように、後鏡筒24が巻線部分Pに臨む箇所に巻線部分Pの延在方向に沿って延在する当て付け面7402を有する起立壁74を設ける。
この起立壁74に、巻線部分Pと交差する方向に延在する2つの溝部76と、溝部76の間に位置する中間壁78とを設ける。
中間壁78にはV溝7802を設ける。
そして、2つの溝部76に臨む巻線部分P箇所を、例えば、マイナスドライバーなどのような治具で溝部76内に押し込むことで弛みを除去するための2つの屈曲部を形成し、また、それらの中間部をV溝7802に当て付ける。
これにより第1、第2コイル58、60を接続する中継線62の弛みを除去する。
中継線62の弛みが除去されたならば、中継線62の適宜箇所を接着剤により当て付け面7402に接着固定する。
あるいは、図41に示すように、後鏡筒24が巻線部分Pに臨む箇所に巻線部分Pの延在方向に沿って延在する当て付け面7402を有する起立壁74を設ける。
この起立壁74に、巻線部分Pと交差する方向に延在する溝部80を設ける。
そして、溝部80に臨む巻線部分Pの箇所を、マイナスドライバーなどのような治具で溝部80内に押し込むことで弛みを除去するための屈曲部を形成する。
次いで、屈曲部を形成したのち、屈曲部内で治具を回転させることで屈曲部の輪郭を拡張させ、これにより中継線62の弛みを除去する。
中継線62の弛みが除去されたならば、中継線62の適宜箇所を接着剤により当て付け面7402に接着固定する。
このように弛み除去用の構造を利用して巻線部分Pを三次元的に変形させるようにすれば、より簡単な治具でより容易な作業によって、中継線62の弛みを確実に除去すると同時に、中継線62を所望の位置に配置することができ、作業性の向上を図る上で有利となる。
このようにして中継線62の弛みが除去されたのち、第1、第2コイル58、60と各コイル当て付け面5402Aとの間に接着剤を充填して接着材を硬化させ、第1、第2コイル58、60を仮止めする。
次いで、仮止めされた第1、第2コイル58、60の厚さ方向の他方の面と接着剤充填用壁面5404Aとの間に接着剤を充填して接着剤を硬化させ、第1、第2コイル58、60を接着、固定する。
また、第1、第2コイル58、60の巻線の端部63を底壁48から突設された軸部4850にそれぞれ巻回し巻回部分63Aを形成する。
次いで、後鏡筒24の後面と基板56の前面とを接着剤を用いて接着し、巻回部分63Aを半田付けにより基板56の図示しない半田付けパッドに半田付けで接続する。
これにより、後鏡筒24に第1、第2コイル58、60と撮像素子36と基板56が組み付けられた第3ユニットU3(図5)が完成する。
次に、カメラモジュール20の組み立て方法について説明する。
図5に示すように、前鏡筒22に前スプリング32が組み込まれた第1ユニットU1と、レンズ保持部30に撮像光学系28と第1、第2マグネット70、72と後スプリング34とが組み込まれた第2ユニットU2と、上述のように構成された第3ユニットU3とを、それぞれ別々に組み立てて用意する。
そして、第2ユニットU2を第3ユニットU3に組み付ける。詳細には、図26に示すように、後スプリング34の孔3410に後鏡筒24のピン56を挿通して第2ユニットU2と第3ユニットU3とを合わせる。
次いで、その組み付けたものに第1ユニットU1を組み付ける。詳細には、前スプリング32の開口3202にレンズ保持部30の筒部3002の前部を挿通し環板部3204をレンズ保持部30の4つのスプリング当接面3008に当接させて第1ユニットU1と第3ユニットU3とを合わせる。
最後に、カバー26を第1ユニットU1の上に被せて、その係合溝2608を係合突起52に係合させる。詳細には、カバー26を第1ユニットU1の上に被せて、カバー26の上面部2602と後鏡筒24の底壁48との間に前鏡筒22を挟持させる。
これにより第1ユニットU1と、第2ユニットU2と、第3ユニットU3とが結合され、カメラモジュール20が完成する。
上述の構成によれば、第1、第2コイル58、60を電気的に接続する中継線62を、収容空間Sと反対側に位置する底壁48のデッドスペースである後面4818を利用して配設したので、中継線62を配置するためのスペースを底壁48の収容空間Sの臨む面に確保する必要が無く、底壁48の小型化を図れ、ひいては、カメラモジュール20の小型化を図る上で有利となる。
また、第2合わせ面4812よりも底壁48の内側の箇所で、かつ、第1、第2コイル58、60の幅方向の同じ側の一端に臨む底壁48の箇所に、底壁48を貫通し巻線の挿通を可能とした欠部4820をそれぞれ設けたので、第1、第2コイル58、60の巻線をそれぞれ欠部4820を通り後面4818に引き出すことで、中継線62を後面4818に沿って容易に配設することができ、作業性の向上を図る上で有利となる。
また、中継線62に当接可能で光軸から離れる方向への中継線62の動きを阻止するストッパ壁4822を後面4818に形成したので、中継線62の配線作業の効率化を図れることは無論のこと、ストッパ壁4822を収容空間Sと反対側に位置する底壁48のデッドスペースである後面4818を利用して配設したので、底壁48の小型化を図れ、ひいては、カメラモジュール20の小型化を図る上で有利となる。
また、前鏡筒42の第2合わせ面4204が合わせられる底壁48の第2合わせ面4812の反対側に位置する後面4818を利用して中継線62を配設したので、カメラモジュール20の組み立て作業において、前鏡筒42の第2合わせ面4204と中継線62とが接触するなどして中継線62に無理な力が加わり中継線62が切断されるといった不具合を確実に防止できるため、作業性の効率化を図る上で有利となる。
また、コイル取付部54の接着剤充填用壁面5404Aは、底壁48から離れるにつれて第1、第2コイル58、60の厚さ方向の他方の面から次第に離れる傾斜面で形成されている。
したがって、接着剤充填用壁面5404Aの上縁と第1、第2コイル58、60の厚さ方向の他方の面との間にスペースが確保されることになるため、このスペースを利用して接着剤を効率的に充填する上で有利となり、また、第1、第2コイル58、60のコイル取り付け部54への接着強度を確保でき耐振動性、耐衝撃性の向上を図る上で有利となる。
(比較例)
次に比較例について説明する。
図36は比較例における後鏡筒24の斜視図である。
比較例が上述の実施の形態と異なるのは第1、第2コイル58、60の中継線62の配置のみであり、その他の構成は実施の形態と同様であるため、実施の形態と同様な箇所には図面に同一の符号を付してその説明を省略する。
比較例では、前鏡筒22の第2合わせ面4204(図7)と後鏡筒24の第2合わせ面4812との間に中継線62が挟み込まれて断線するなどの不都合を防止するために、中継線62は、後鏡筒24の底壁48の前面のうち第2合わせ面4812の内側の箇所に延在して配設される。
この際、中継線62を第2合わせ面4812の内側箇所に案内するための2つのガイド突起74が底壁48の前面に突設されている。
したがって、比較例においては、中継線62を底壁48の前面に配設することから、中継線62を配置するためのスペースを底壁48が収容空間に臨む前面の第2合わせ面4812の内側箇所に確保しなくてはならず、底壁48を小型化する上で不利がある。
また、ガイド突起74を底壁48の第2合わせ面4812よりも内側に設けることから、より大きなスペースを底壁48の前面の第2合わせ面4812の内側箇所に確保しなくてはならず、底壁48を小型化する上で不利がある。
また、前鏡筒42の第2合わせ面4204が合わせられる底壁48の第2合わせ面4812の内側の箇所に中継線62を配設したので、カメラモジュールの組み立て作業において、前鏡筒42の第2合わせ面4204と中継線62とが接触するなどして中継線62に無理な力が加わり中継線62が切断されることが懸念され、作業性の効率化を図る上で不利となる。
このように、比較例では、カメラモジュールの小型化を図る上で、また、作業性の効率化を図る上で不利があるのに対し、上述の構成によると、底壁48の後面4818に中継線62を配設するという極めて簡素な構成により、カメラモジュールの小型化を図れ、作業性の効率化を図ることができ有利となっている。
次に本発明の要部について説明する。
上述のようにカメラモジュール20は、後鏡筒24と、後鏡筒24に組みつけられ後鏡筒24と共に収容区間Sを形成する前鏡筒22と、撮像光学系28を保持し収容区間Sに収容されたレンズ保持部30と、後鏡筒24に支持され撮影光学系で導かれた被写体像を撮像する撮像素子36と、レンズ保持部30を撮像光学系28の光軸に沿って移動可能に支持する案内機構と、レンズ保持部30を撮像光学系28の光軸に沿って移動させる駆動部38とを備えている。
レンズ保持部30は、光軸方向で撮像素子側に位置する後部と、光軸方向で後部と反対側の前部とを有している。
案内機構は、レンズ保持部30の後部と、後鏡筒24とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる後スプリング34と、レンズ保持部30の前部と、前鏡筒22とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる前スプリング32とを含んで構成されている。
そして、図13に示すように、後鏡筒24の光軸を挟んで対向する2箇所に光軸と平行し前方に突出する位置決めピン56が設けられている。
本実施の形態では、後鏡筒24は、光軸と交差する方向に延在し収容区間Sに臨む底壁48を有し、位置決めピン56は、収容区間Sに臨む箇所を挟んだ底壁48の2箇所に設けられている。
図26に示すように、後スプリング34に、2本の位置決めピン56がそれぞれ挿通される2つの挿通孔3410が設けられている。
2つの挿通孔3410のうちの一方は、位置決めピン56に合致した円形に形成され、他方は長孔状に形成され、円形の挿通孔3410に一方の位置決めピン56が挿通された状態で、長孔状の挿通孔3410に他方の位置決めピン56が挿通されることで、円形の挿通孔3410を中心とする後スプリング34の回転が阻止され、後スプリング34が位置決めされることになる。
図7、図34に示すように、前鏡筒22に、2本の位置決めピン56が係合される係合部80が設けられている。
各係合部80は互いに向かい合う箇所が開放されている。
2本の位置決めピン56が、後スプリング34の挿通孔3410に挿通されることで後鏡筒24とレンズ保持部30との光軸と直交する面内の位置決めがなされる。
2本の位置決めピン56が、前鏡筒22の係合部80に係合されることで前鏡筒22と後鏡筒24との光軸と直交する面内の位置決めがなされる。
本実施の形態では、図27に示すように、レンズ保持部30は撮像光学系28を保持する筒部3002を有している。
筒部3002の外周に前方を向いたスプリング当接面3008が設けられている。
図12に示すように、前スプリング32はスプリング当接面3008に当接可能な環板部3204を有している。
前スプリング32の収容空間Sに臨む箇所を挟んだ2箇所が前鏡筒22に取着され、前スプリング32の環板部3204がスプリング当接面3008に当接されることで前スプリング32が配設されている。
また、図28に示すように、レンズ保持部30の後部で筒部3002の半径方向外側の箇所に後方を向いたスプリング当接面3012が形成されている。
図33に示すように、後スプリング34はスプリング当接面3012に当接可能な環板部3404を有している。
後スプリング34の環板部3404がスプリング当接面3012に取着されている。
後スプリング34の収容空間Sに臨む箇所を挟んだ2箇所が前鏡筒22と後鏡筒24とに挟持されることで後スプリング34が配設されている。
このような実施の形態によれば、2本の位置決めピン56により後鏡筒24とレンズ保持部30と前鏡筒22との3つの部材が位置決めされるので、位置決め精度の向上を図る上で有利となり、また、小型化を図る上で有利となる。
なお、本実施の形態では、カメラモジュール20が組み込まれる電子機器10が携帯電話機である場合について説明したが、本発明の撮像装置は、例えば、PDA、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯情報端末、あるいは、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどの種々の電子機器に広く適用可能である。
また本実施の形態では、駆動部38がレンズ保持部30に取着された第1、第2マグネット70、72と、後鏡筒24に取着された第1、第2コイル58、60とで構成されているいわゆるムービングマグネット方式である場合について説明したが、本発明は、駆動部が、レンズ保持部に取着されたコイルと、後鏡筒24に取着されたマグネットとで構成されたいわゆるムービングコイル方式のカメラモジュールにも無論適用可能である。
(A)、(B)は本実施の形態に係るカメラモジュール20が組み込まれた電子機器の一例を示す外観図である。 (A)、(B)はカメラモジュール20の斜視図である。 カメラモジュール20の分解斜視図である。 カメラモジュール20の分解斜視図である。 前鏡筒22、レンズ保持部30、後鏡筒24の組み立て説明図である。 前鏡筒22を前方から見た斜視図である。 前鏡筒22を後方から見た斜視図である。 前鏡筒22の平面図である。 図8のA矢視図である。 図8のB矢視図である。 前鏡筒22の後面図である。 前スプリング32が組み込まれた前鏡筒22の後面図である。 後鏡筒24を前方から見た斜視図である。 後鏡筒24を後方から見た斜視図である。 後鏡筒24の平面図である。 図15のA矢視図である。 図15のB矢視図である。 後鏡筒24の後面図である。 コイルが取着された後鏡筒24を前方から見た斜視図である。 コイルが取着された後鏡筒24を前方から見た斜視図である。 コイルが取着された後鏡筒24を後方から見た斜視図である。 コイルが取着された後鏡筒24の平面図である。 図22のA矢視図である。 図22のB矢視図である。 コイルが取着された後鏡筒24の後面図である。 後鏡筒24の後部に後スプリング34が当て付けられた状態を示す説明図である。 後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30を前方から見た斜視図である。 後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30を後方から見た斜視図である。 後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30の平面図である。 図29のA矢視図である。 図29のB矢視図である。 後スプリング34が当て付けられたレンズ保持部30の後面図である。 後スプリング34の平面図である。 図2のXX線断面図である。 図2のYY線断面図である。 比較例における後鏡筒24の斜視図である。 中継線62の弛みを除去するための屈曲部の一例を示す説明図である。 中継線62の弛みを除去するための屈曲部の他の例を示す説明図である。 中継線62の弛みを除去するための屈曲部のさらに他の例を示す説明図である。 中継線62の弛みを除去するための構造の一例を示す説明図である。 中継線62の弛みを除去するための構造の他の例を示す説明図である。
符号の説明
20……カメラモジュール、22……前鏡筒、24……後鏡筒、28……撮像光学系、30……レンズ保持部、32……前スプリング、34……後スプリング、38……駆動部、58……第1コイル、60……第2コイル、62……中継線、70……第1マグネット、72……第2マグネット、48……底壁、4818……後面、56……位置決めピン、80……係合部、3410……挿通孔、S……収容空間。

Claims (3)

  1. 後鏡筒と、
    前記後鏡筒に組みつけられ前記後鏡筒と共に収容空間を形成する前鏡筒と、
    撮像光学系を保持し前記収容空間に収容され、前記撮像光学系の光軸方向で前記後鏡筒側に位置する後部を有するレンズ保持部と、
    前記レンズ保持部を前記撮像光学系の光軸に沿って移動可能に支持し、前記レンズ保持部の前記後部と、前記後鏡筒とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる後スプリングと、前記レンズ保持部の前部と、前記前鏡筒とにわたって設けられた薄い板ばね材からなる前スプリングとを有する案内機構とを備えたカメラモジュールであって、
    前記後鏡筒の前記光軸を挟んで対向する2箇所に前記光軸と平行し前方に突出する位置決めピンがそれぞれ設けられ、
    前記スプリングに、前記2本の位置決めピンが挿通される挿通孔が設けられ、
    前記前鏡筒に、前記2本の位置決めピンが係合される係合部が設けられ、
    前記2本の位置決めピンが、前記スプリングの挿通孔に挿通されることで前記後鏡筒と前記レンズ保持部との光軸と直交する面内の位置決めがなされ、
    前記2本の位置決めピンが、前記前鏡筒の係合部に係合されることで前記前鏡筒と前記後鏡筒との光軸と直交する面内の位置決めがなされ、
    前記レンズ保持部は前記撮像光学系を保持する筒部を有し、
    前記筒部の外周に前方に向いたスプリング当接面が設けられ、
    前記前スプリングは前記スプリング当接面に当接可能な環板部を有し、
    前記前スプリングの前記収容空間に臨む箇所を挟んだ2箇所が前記前鏡筒に取着され、
    前記前スプリングの環板部が前記スプリング当接面に当接されることで前記前スプリンが配設され、
    前記レンズ保持部は前記撮像光学系を保持する筒部を有し、
    前記レンズ保持部の後部で前記筒部の半径方向外側の箇所に後方に向いたスプリング当接面が形成され、
    前記後スプリングは前記スプリング当接面に当接可能な環板部を有し、
    前記後スプリングの環板部が前記スプリング当接面に取着され、
    前記後スプリングの前記収容空間に臨む箇所を挟んだ2箇所が前記前鏡筒と前記後鏡筒とに挟持されることで前記後スプリングが配設されている、
    ことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記後鏡筒は、前記光軸と交差する方向に延在し前記収容空間に臨む底壁を有し、
    前記2本の位置決めピンは、前記収容空間に臨む箇所を挟んだ前記底壁の2箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記駆動部は、
    前記レンズ保持部に設けられたマグネットと、
    前記後鏡筒に取着され前記マグネットに臨むコイルとを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
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