JP2011101664A - 抗菌消臭装置及びそれを用いた抗菌消臭方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消耗品の交換等によるランニングコストを抑えることを可能にした抗菌消臭装置を提供すること。
【解決手段】上部を開口3にした有底の本体部2と本体部2における開口3を取り外し自在に閉鎖した蓋部5を具備して、本体部2は、底部に抗菌消臭剤を貯留可能にするとともに側壁に排気窓4が形成され、蓋部5は、吸気孔7が形成された蓋本体6と、吸気孔7を閉鎖したファン8と、蓋本体6の下方に連設した、下方に行くに従って径が小さくなるようにテーパー状にするとともに、下端が本体部2の底部分との間に空間が形成される長さとした円筒形状の吸気ガイド9とを具備し、ファン8を介して装置の外部の空気を本体部2の内部に取り込み、取り込んだ外気を、本体部2の底部に貯留した抗菌消臭剤に衝突、接触させて抗菌及び消臭し、その後に排気窓4より外部に排気することを可能にした。
【選択図】図3

Description

本発明は、抗菌消臭装置及びそれを用いた抗菌消臭方法に係り、より詳しくは、室内、飲食店における店内や厨房内等の空気の抗菌消臭に用いる抗菌消臭装置において、特にランニングコスト等を抑えることを可能にした抗菌消臭装置及びそれを用いた抗菌消臭方法に関する。
従来、特に焼肉点等の飲食店においては、店内や厨房内に漂う臭いを無くするために消臭装置を用いることが行われている。
ここで、従来から用いられている消臭装置としては、香料によりマスキングする方法を採用したものや、活性炭等を用いて臭いを吸収する方法を採用したものが存在する。
そしてその他、近年になり、抗菌消臭用溶剤を用いて、この溶剤を気化シートに浸透させるとともに、この気化シートに臭いを伴った外気を通過させることにより、室内等の空気の抗菌消臭を行う方法を採用した気化式の抗菌消臭装置が提案されている。
図4は、この従来の抗菌消臭装置31の構成を示した一部縦断正面図であり、この従来の抗菌消臭装置31ではハウジング32を有しており、このハウジング32は、内部に抗菌消臭用溶剤を蓄えたタンク37を収納し、ハウジング32の底部に前記タンク37の下部より抗菌消臭用溶剤を供給し、これによりハウジング32は、底部に抗菌消臭用溶剤を貯留させることが可能となっている。
また、前記ハウジング32は、その側壁に吸気口33が形成されるとともに、上部には排気口34が形成され、更に、排気口34の下方にはファン35が配設されており、ファン35を駆動することで、前記吸気口33を介して外部の空気をハウジング32内に取り込むとともに、排気口34を介して内部の空気を排気可能としている。
また、前記ハウジング32内には気化シート36が配設されており、この気化シート36は、下方部分が、ハウジング32の底部に貯留させた抗菌消臭用溶剤の中に位置するとともに、前記吸気口33を閉鎖する配置とされている。
そして、この構成において、ハウジング32内に抗菌消臭用溶剤を貯留させると、その抗菌消臭用溶剤は気化シート36に浸透していき、これにより気化シート36の全体が抗菌消臭用溶剤を含んだ状態になるとともに、気化シート36に浸透した抗菌消臭用溶剤は気化してハウジング32内が溶剤の雰囲気となる。
そうすると、この状態で前記ファン35を駆動すると、吸気口33、及び気化シート36を介して外部の空気がハウジング32内に取り込まれるとともに、このハウジング32内に取り込まれた空気は、気化シート36を通過する際に抗菌消臭用溶剤により抗菌及び消臭され、ハウジング32内の溶剤の雰囲気の中を、排気口34に向かって上昇し、その後は、抗菌及び消臭された空気が排気口34から排気される。また、ハウジング32内の溶剤の雰囲気の中を空気が通過することで、より確実に抗菌及び消臭された空気を排気することが可能となる。
従って、このような従来の抗菌消臭装置を用いることにより、面倒な工事等を行うことなく、臭いを含んだ空気の消臭及び抗菌を行うことができるという利点がある。
また、図5は、図4に示した抗菌消臭装置と同様に気化式とした抗菌消臭装置の他の形態であり、この図5に示した形態の抗菌消臭装置41では、下部ケース42とこの下部ケース42の上部に装備した上部ケース43とを有しており、上部ケース43内は、底部に水槽47が配設されるとともに上部にはファン49が備えられており、更に、水槽47内の周囲には、ラウンド状とした気化シート48が配設されている。
また、上部ケース43は、側壁に吸気口50が形成され、上部には排気口51が形成されており、これにより、ファン49を駆動することで、吸気口50より外気を取り入れるとともに、この取り入れた外気を排気口51より排気可能としている。
一方、下部ケース42内には、抗菌消臭用溶剤を蓄えた溶剤タンク44と、この溶剤タンク44内の抗菌消臭用溶剤を前記水槽47に供給するためのポンプ45、及び電源等の電装部品46が備えられている。
そしてこの構成において、前記ポンプ45を駆動して水槽47内に抗菌消臭用溶剤を供給すると、水槽47内の抗菌消臭用溶剤は気化シート48に浸透していき、これにより気化シート48の全体が抗菌消臭用溶剤を含んだ状態になるとともに、気化シート48に浸透した抗菌消臭用溶剤が気化して、上部ケース43内が溶剤の雰囲気となる。
従って、この状態で、前記ファン49を駆動すると、吸気口50を介して外部の空気が上部ケース43内に取り込まれるとともに、この取り込まれた空気は、上部ケース43内の溶剤の雰囲気の中で消臭及び抗菌されつつ排気口51に向かって上昇し、その後は、消臭及び抗菌された空気が排気口51から排気され、これにより、面倒な工事等を行うことなく、臭いを含んだ空気の消臭及び抗菌を行うことができる。
特開2000−60953号公報
しかしながら、前述のような、気化シートを用いてこの気化シートに抗菌消臭用溶剤を浸透させる方式では、定期的に気化シートを洗浄する必要があるとともに、気化シートの汚れが激しい場合には気化シートを交換する必要があるという問題点が指摘できる。
即ち、前述の従来の方式では、気化シートに抗菌消臭用溶剤を浸透させることで気化シートが汚れるためにこの汚れを定期的に取り除く必要があり、更に、汚れがひどい場合には気化シートを交換しなければならなくなる。そのため、気化シートは消耗品となってしまい、その交換のための費用、及び交換作業等が必要になってしまう。
また、気化シートに抗菌消臭用溶剤を浸透させる前述の方式では、抗菌消臭用溶剤の消耗が激しい一方、一般的に抗菌消臭用溶剤は高額であるために、それにより、従来の抗菌消臭装置では、購入の際のコストのみならず、使用に際して必要になるランニングコストも上がってしまうという問題点が指摘できる。
そこで、本発明は、消耗品の交換等によるランニングコストを抑えることを可能にした抗菌消臭装置及びそれを用いた抗菌消臭方法を提供することを課題としている。
本発明における抗菌消臭装置は、
上部を開口にした有底の本体部と、該本体部における前記開口を取り外し自在に閉鎖した蓋部と、を具備して、
前記本体部は、底部に抗菌消臭剤を貯留可能にするとともに、側壁の任意の部分に排気窓が形成され、
前記蓋部は、
中央部分に吸気孔が形成された蓋本体と、
該蓋本体における前記吸気孔を閉鎖したファンと、
前記蓋本体の下方に連設した、下方に行くに従って径が小さくなるようにテーパー状にするとともに、下端が前記本体部の底部分との間に空間が形成される長さとした、円筒形状の吸気ガイドと、を具備し、
前記ファンを介して装置の外部の空気を前記本体部の内部に取り込み、該取り込んだ外気空気を、前記本体部の底部に貯留した抗菌消臭剤に衝突させることで抗菌消臭剤に接触させるとともに排気窓より外部に排気する、ことを可能にしたことを特徴としている。
本発明の抗菌消臭装置では、本体部の底部に抗菌消臭剤を貯留しており、本体部内に取り込んだ外気をこの抗菌消臭剤に衝突させて、それにより外気を抗菌消臭剤に接触させることで、外気の消臭及び抗菌を行うこととしている。
従って、本発明の抗菌消臭装置では、従来の抗菌消臭装置で必要としていた気化シートを用いることなく外気の抗菌消臭を可能にしているため、気化シートの洗浄交換のためのコストを削減することができる。
また、本発明の抗菌消臭装置では、気化シートを用いないために、従来の抗菌消臭装置と比較して、抗菌消臭剤の消耗を少なくすることができ、それによって、抗菌消臭剤の交換に伴うコストを抑えることが可能である。
従って、本発明の抗菌消臭装置では、消耗品の交換等によるランニングコストを抑えることが可能である。
本発明の抗菌消臭装置の実施例の斜視図である。 本発明の抗菌消臭装置の実施例の分解斜視図である。 本発明の抗菌消臭装置の実施例の構造を示す一部断面図である。 従来の抗菌消臭装置を説明するための図である。 従来の抗菌消臭装置の他の形態を説明するための図である。
本発明の抗菌消臭装置では本体部を有しており、この本体部は、上部を開口にした有底の形態とし、箱形、円筒型、あるいは球体形状としている。
そして、本体部は、底部に抗菌消臭剤を貯留可能にするとともに、側壁の任意の部分には、排気窓が形成されている。
また、本発明の抗菌消臭装置では、本体部の上部開口を閉鎖するための蓋部を有しており、この蓋部は、取り外し自在にして本体部に装着されている。
そして、前記蓋部は、プレート状とした蓋本体を有しており、この蓋本体の中央部分には、吸気孔が形成されている。
また、前記蓋本体にはファンが装着されており、このファンは、前記吸気孔を閉鎖する配置で蓋本体に装着されており、装置の外の空気を本体部の内部に取り込むことを可能としている。
更に、前記蓋本体の下方には、吸気ガイドが連設されており、この吸気ガイドは、円筒形状とし、下方に行くに従って径が小さくなるようにテーパー状にしている。
また、吸気ガイドは、その下端が前記本体部の底部分との間に空間が形成される長さとしており、具体的には、下端が、前記本体部の底部分に貯留させた抗菌消臭剤の水面との間に僅かな空間が形成される長さとしている。
そして、この構成により、前記ファンを駆動することで、装置の外部の空気を前記本体部の内部に取り込み、この取り込んだ空気を、吸気ガイドによって本体部の底部に貯留させている抗菌消臭剤に衝突させ抗菌消臭剤に接触させるとともに排気窓より外部に排気し、これにより、装置内部に取り入れた空気の抗菌及び消臭を可能にしている。
ここで、前記蓋本体は、その外径を前記本体部の上端の外径よりも大きくするとよく、これにより、前記排気窓から排気された空気が本体部の上方に行ってしまい、そのまま本体部に吸気されてしまうことを阻止することが可能である。
本発明の抗菌消臭装置の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の抗菌消臭装置の外観を示す概略斜視図であり、また、図2は本実施例の抗菌消臭装置の分解斜視図であり、更に、図3は、本実施例の抗菌消臭装置の縦断正面構造を示す一部断面図であり、図において1が、本実施例の抗菌消臭装置である。
そして、図において、本実施例の抗菌消臭装置は、内部の底に抗菌消臭剤を貯留させた本体部と、この本体部内に外部の空気を取り込むための蓋部とを具備して構成され、外部の空気を本体部内に取り込んだ後に、この取り込んだ空気を、本体部内の抗菌消臭剤に接触させて抗菌消臭し、その後に外部に排気することとしている。
ここで、まず本体部について説明すると、図において2が本体部であり、本実施例において前記本体部2は、縦長の有底の箱型形状としている。そして、上部を開口3としており、底部には抗菌消臭剤を貯留可能としている。なお、本体部2の素材は特に限定されないが、本実施例においては、透明あるは半透明の樹脂製としている。また、その寸法は特に限定されず、使用する部屋等の大きさに応じて任意である。
次に、図において4は排気窓である。即ち、本発明において前記本体部2は、側壁の任意の部分に排気窓4が形成されており、本実施例においては、4枚の側壁のそれぞれに、四角形状の排気窓4を形成している。
また、本実施例における前記排気窓4はそれぞれ、本体部2の側壁において、上端部からやや下がった箇所に形成されており、僅かに横長とした四角形状としている。
次に、前記蓋部について説明すると、図において5が蓋部である。そして、本実施例において前記蓋部5は、四角形の平板状の蓋本体6を有しており、この蓋本体6は、図3からも明らかなように、中央部分を開口として、この開口を吸気孔7としている。
また、図からも明らかなように、前記蓋本体6の外径は、前記本体部2の上端の外径よりも大きくしており、これにより、蓋本体6の外縁部分が、前記本体部2の上部のひさしとしての機能を有しているとともに、蓋本体6を本体部2上に載置することのみで蓋部5を装着可能としている。
次に、図において8はファンである。即ち、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記蓋本体6における中央部分の吸気孔7を閉鎖する配置で、蓋本体6の上部にファン8を装着している。
そして、本実施例において前記ファン8は、装置の外側の空気を本体部2の内部に取り込むことを可能な吸気ファンとしており、これにより、ファン8を駆動することで、吸気孔7を介して、室内等の汚れた空気を本体部2内に取り込むことを可能としている。
なお、図示を省略するが、前記ファン8には、電源コード及びスイッチを連結しており、電源コードを電源に接続し、この状態でスイッチを操作することで、ファン8を駆動可能にしている。
また、前記ファン8は、外部の空気を装置の内部に取り込むことが可能なものであればいずれの形態、種類でもよく、通常のプロペラ型のファンの他に、シロッコファン等でもよい。
次に、図において9は吸気ガイドである。即ち、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記蓋本体6の下面側に吸気ガイド9を連設している。そして、これによって、前記吸気孔7より本体部2の内部に取り込んだ空気を、本体部2の底部に導くとともに、本体部2の底部に貯留させた抗菌消臭剤に衝突させることを可能としている。
ここで、前記吸気ガイド9について説明すると、本実施例において前記吸気ガイド9は、円筒形状にするとともに、下方に行くに従ってテーパー状に径を小さくしており、漏斗に似た形状としている。
そして、上端部は、前記吸気孔7の周辺部分において前記蓋本体6の下面に連設しており、これにより、吸気孔7から取り込んだ空気を、本体部2の底部に導くことを可能にしている。
また、本実施例において前記吸気ガイド9は、下方に行くに従ってテーパー状に径を小さくしているために、吸気孔7から取り込んだ空気を本体部2の底部に導くに際して、吸気孔7から取り込まれた空気は、ベンチュリー効果によって、流速を上げながら本体部2の底部に導かれるので、それによって、吸気孔7から取り込んだ空気を、本体部の底部に貯留した抗菌消臭剤に、勢い良く衝突させながら接触させることを可能にしている。
更に、本実施例において前記吸気ガイド9は、その下端が前記本体部2の底部分との間に空間が形成される長さとしている。具体的には、その下端が、前記本体部2の底部分に貯留させた抗菌消臭剤の水面との間に僅かな空間が形成される長さとしている。そのため、これによって、より効果的に、吸気孔7から取り込んだ空気を本体部の底部に貯留した抗菌消臭剤に勢い良く衝突させながら接触させることを可能にしている。
次に、このように構成される本実施例の抗菌消臭装置1を用いた本発明の抗菌消臭方法の実施例について説明すると、本実施例の抗菌消臭装置1によって室内等の空気の抗菌消臭を行う場合には、まず、本体部2内の底部に、前記吸気ガイド9の下端が接触しない程度の深さで抗菌消臭剤を貯留させ、その後蓋部5を本体部2の上部に装着し、その状態でファン8を駆動させる。
そうすると、本実施例の抗菌消臭装置1の外部にある空気はまず、ファン8によって吸気されて、吸気孔7を介して本体部2に取り込まれる。
次に、この本体部2の内部に取り込まれた空気は、吸気ガイド9によって本体部2の底部まで導かれ、その後、本体部2の底部に貯留させている抗菌消臭剤に衝突して接触し、それにより、抗菌及び消臭される。
そして、抗菌消臭剤に接触して抗菌及び消臭された空気は、順次吸気されて本体部2の内部に取り込まれて吸気ガイド9によって本体部2の底部に導かれてくる空気に押されることで、本体部2の内部において、吸気ガイド9の外側を回りこんだ後に排気窓4から外部に排気され、これにより、室内の空気の抗菌及び消臭が可能となる。図3において矢印で示した経路が、この空気の流れの状態を示したものである。
そのために、本実施例の抗菌消臭装置及びそれを用いた本実施例の抗菌消臭方法では、従来の抗菌消臭装置で必要としていた気化シートを用いることなく外気の抗菌消臭を可能にし、気化シートの洗浄交換のためのコストを削減することができる。
また、本発明では、気化シートを用いないために、従来の抗菌消臭装置と比較して、抗菌消臭剤の消耗を少なくすることができ、それによって、抗菌消臭剤の交換に伴うコストを抑えることが可能である。
さらにこのとき、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記吸気ガイド9を漏斗に似た形状として、下方に行くに従ってテーパー状に径を小さくしているため、この吸気ガイド9によって本体部2の内部に導かれる空気は、ベンチュリー効果によって徐々に流速が増していく。
そうすると、吸気ガイド9に導かれて本体部2の底部に移動する空気は、強い勢いで抗菌消臭剤に衝突するため、この衝突によって抗菌消臭剤の水面が波立つことで、空気と抗菌消臭剤との接触面積を大きくすることも可能となる。
また、空気が吸気ガイド9内を移動する過程において、空気には、吸気ガイド9の内壁との接触によって静電気が発生するが、本実施例では、ベンチュリー効果によって空気の流速が上がっていくために、空気に帯電する静電気の量が多くなる。
そうすると、抗菌消臭剤に接触する空気はマイナスに帯電するため、それによって抗菌消臭剤と強力に接触することができ、それによって、空気の抗菌及び消臭の効果を高めることが可能となる。
一方、抗菌消臭剤に接触して抗菌及び消臭された空気は、前述したように、順次本体部2の底部に導かれて抗菌消臭剤に衝突してくる空気によって押し出されて排気窓4から排気されるが、このとき、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記蓋本体6の外径を前記本体部2の上端の外径よりも大きくし蓋本体6の外縁部分に前記本体部2の上部のひさしとしての機能を持たせているため、装置から排気された空気が上方に上昇して再び直ぐに装置内に吸気されることを有効に防止することができる。
このように、本実施例の抗菌消臭装置では、本体部の底部に抗菌消臭剤を貯留しており、本体部に取り入れた外気をこの抗菌消臭剤に衝突させて、それにより外気を抗菌消臭剤に接触させることで、外気の消臭及び抗菌を行うこととし、これにより、従来の抗菌消臭装置で用いていた気化シートを用いることなく外気の抗菌消臭を可能にしているため、気化シートの洗浄交換のためのコストを削減することができるとともに、気化シートを用いないために、従来の抗菌消臭装置と比較して、抗菌消臭剤の消耗を少なくすることができ、それによって、抗菌消臭剤の交換に伴うコストを抑えることが可能である。
また、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記吸気ガイド9を漏斗に似た形状として、下方に行くに従ってテーパー状に径を小さくし、この吸気ガイド9によって本体部2の内部に導かれる空気をベンチュリー効果によって徐々に流速が増すようにしているため、吸気ガイド9に導かれて本体部2の底部に移動する空気は、強い勢いで抗菌消臭剤に衝突するため、抗菌消臭剤の水面が波立つことで、空気と抗菌消臭剤との接触面積を大きくすることも可能となる。
さらに、空気が吸気ガイド9内を移動する過程において、空気には、吸気ガイド9の内壁との接触によって静電気が発生するが、本実施例では、ベンチュリー効果によって空気の流速が上がっていくために発生する静電気の量が多くなり、それによって抗菌消臭剤と強力に接触することができ、空気の抗菌及び消臭の効果を高めることが可能となる。
更にまた、本実施例の抗菌消臭装置1では、前記蓋本体6の外径を前記本体部2の上端の外径よりも大きくし蓋本体6の外縁部分に前記本体部2の上部のひさしとしての機能を持たせているため、装置から排気された空気が上方に上昇して再び直ぐに装置内に吸気されることを有効に防止することができる。
本発明の抗菌消臭装置では、気化シートを用いることなく室内等の空気の抗菌及び消臭を可能として、これにより消耗品の交換等によるランニングコストを抑えることを可能にしているため、抗菌消臭剤を用いる抗菌消臭装置の全般に適用可能である。
1 抗菌消臭装置
2 本体部
3 開口部
4 排気窓
5 蓋部
6 蓋本体
7 吸気孔
8 ファン
9 吸気ガイド

Claims (3)

  1. 上部を開口(3)にした有底の本体部(2)と、
    該本体部(2)における前記開口(3)を取り外し自在に閉鎖した蓋部(5)と、を具備して、
    前記本体部(2)は、底部に抗菌消臭剤を貯留可能にするとともに、側壁の任意の部分に排気窓(4)が形成され、
    前記蓋部(5)は、
    中央部分に吸気孔(7)が形成された蓋本体(6)と、
    該蓋本体(6)における前記吸気孔(7)を閉鎖したファン(8)と、
    前記蓋本体(6)の下方に連設した、下方に行くに従って径が小さくなるようにテーパー状にするとともに、下端が前記本体部(2)の底部分との間に空間が形成される長さとした、円筒形状の吸気ガイド(9)と、を具備し、
    前記ファン(8)を介して装置(1)の外部の空気を前記本体部(2)の内部に取り込み、該取り込んだ外気を、前記本体部(2)の底部に貯留した抗菌消臭剤に衝突させることで抗菌消臭剤に接触させて抗菌及び消臭するとともに前記排気窓(4)より外部に排気する、ことを可能にしたことを特徴とする抗菌消臭装置。
  2. 前記蓋本体(6)は、その外径を前記本体部(2)の上端の外径よりも大きくし、前記排気窓(4)から排気された空気が前記ファン(8)側に上昇することを阻止可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の抗菌消臭装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の抗菌消臭装置を用いた抗菌消臭方法であって、
    前記ファン(8)を介して装置の外部の空気を前記本体部(2)の内部に取り込み、該取り込んだ外気を、前記本体部(2)の底部に貯留した抗菌消臭剤に衝突させることで抗菌消臭剤に接触させて抗菌及び消臭するとともに、前記排気窓(4)より外部に排気する、ことを特徴とする抗菌消臭方法。
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