JPS60188162A - 脱臭方法および脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 る方法およびそのための装置に関するものである。

居室内、車内、工場内などの悪臭を除去する方法として
は、空調機のフィルターに活性炭、その他の脱臭剤を装
備し、空調機を作動させて空気がこのフィルターを通過
する間に空気中の悪臭成分を除去干る方法が知られてい
るが、脱臭効果の点で必ずしも満足のゆくものではなか
った。

また、悪臭を含む雰囲気を脱臭剤溶液中にパブリングす
ることにより悪臭を除去する方法も考えられるが、この
方法は装置が大規模になること、飛沫により周囲を汚し
やすいこと、圧の変動による脱臭剤溶液の逆流のおそれ
があることなど種々の不利があり、家庭用または小規模
用の脱臭方法としては適当でない。

本発明はこのような現状に鑑み、脱臭効果の高い新規な
脱臭方法および脱臭装置を提供することを目的とするも
のである。

すなわち、本発明は、 １、悪臭を含む気体を脱臭剤溶液の液面に強く吹き付け
ることにより該液面を波立たせながら、１−記悪臭を含
む気体を脱臭剤溶液と接触させることを特徴とする脱臭
方法。

２、小室内に脱臭剤溶液を導入し、該溶液の−ｈ部空間
に開通して気体導入口および気体排出口を設け、さらに
この気体導入口の先端を脱臭剤溶液の静画に向けて近接
して設置し、この気体導入口より吠、き出す気体の圧力
により液面を波立たせながら、小室内に導入した悪臭を
含む気体を脱臭剤溶液と接触させることを特徴とする上
記１記載の脱臭方法。

３　脱臭剤溶液を導入する小室、この小室内の溶液の」
二部空間に連通しかつその先端を溶液の液面に向けて近
接して設けた気体導入口、この小室内の溶液の上部空間
に連通した気体排出口、および」−記気体導入口より小
室内に気体を導入するための送風機構より構成されてな
る脱臭装置。

をその要旨とするものである。

本発明は、上記のように、悪臭を含む気体を脱臭剤溶液
の液面にたたきつけるように強く吹き付けることにより
該液面を波立たせながら、上記悪臭を含む気体を脱臭剤
溶液と接触させるという一見簡単なものでありながら、
その脱臭効果は後述の実施例のように極めて大きく１合
わせて気体中の微生物も効果的に除かれ、またそのため
の装置も、たとえば真空掃除機のファン機構を利用する
などしてコンパクト化できる上、前述のバブリング法に
おけるような飛沫による周囲の汚染や圧の変動による脱
臭剤溶液の逆流のおそれもなく、民生用にも産業用にも
有用である。

第１図は本発明の方法および装置を説明するための模式
説明図である。

（１）は脱臭剤溶液（２）を導入した小室であり、（３
）は小室（１）の上部空間に連通して設けた気体導入口
、（４）は同じく小室（１）の上部空間に連通して設け
た気体排出口である。気体導入口（３）はその先端が曲
げられて脱臭剤溶液（２）の液面近くにまで近接させて
あり、送風機構の一例であるファン（５）を作動させる
と、この気体導入口（３）の先端から小室（１）内に吹
き出した悪臭を含む気体は、脱臭剤溶液（２）の液面に
たたきつけられるように衝突し、この液面を波立たせる
ようにしである。またこの際、ファン（５）の回転に伴
なう振動によっても液面の波立ちは増１４］される。す
なわち、外部の悪臭を含む雰囲気は、気体導入口（３）
より小室（１）内に吸引されて波立った脱臭剤溶液（２
）と接触し、その際雰囲気中の悪臭成分は脱臭剤溶液（
２）中に効率良く吸収されるのである。

第２図は他のより簡単な態様を示した模式説明図である
。

この例では、容器（１ａ）に脱臭剤溶液（２）を入れ、
上方にヘヤドライヤー型の送風機（５ａ）をセットし、
その吹き出し口（３ａ）を脱臭剤溶液（２）の！夜回に
近接して位置させである。送風機（５ａ）を作動させる
と、周辺の悪臭を含む雰囲気は容器（Ｉａ）内の脱臭剤
溶液（２）の液面にたたきつけられるように吹き付けら
れてこの液面を波スｌただせ、その際雰囲気中の悪臭成
分は脱臭剤溶液（２）中に効率良く吸収される。

第３図は第１図に示した例の変形であって、小室（ＩＡ
）　、（ＩＢ）を２つ直列に結んである。

気体導入口（３Ａ）から第３−室（ＩＡ）に導入された
気体は脱臭剤溶液（２Ａ）の液面にぶつかった後、火室
に対する気体導入口兼用の連通管（３Ｂ）を経て第２室
（ＩＢ）においても脱臭剤溶液（２Ｂ）の液面にぶつか
り、一段と強力な脱臭効果が奏される。しかもファン（
５）は−っで足りるので装置全体もそれほど複雑にはな
らない。この場合、第１零（ＩＡ）に導入した脱臭剤溶
液（２Ａ）と＄２室（ＩＢ）に導入した脱臭剤溶液（２
Ｂ）の種類を異なったものから選べば、第１の脱臭剤溶
液（２Ａ）によっては除去しにくい悪臭成分も第２の脱
臭剤溶液（２Ｂ）によって除去されることになる。

本発明においては、気体を吸引または送風する機構を要
するので、脱臭専用の目的だけでなく、たとえば掃除機
やドライヤーのような目的と兼ねることができる。

本発明における脱臭剤溶液としては、ツバキ科植物の留
分よりなる消臭剤の水溶液が特に効果が大きいが、他の
植物抽出物系消臭剤の溶液、グリーオキザール、ラウリ
ルメタクリレート、亜鉛面ケン、ジアルキルアミノアリ
ールスルフォネート等の溶液をはしめ、各種の有機性、
無機性の消臭剤の溶ノ夜を用いることができる。

本発明の方法および装置は、室内、車内、庫内、便所内
、工場内、下水処理場、畜舎、塵芥処理場、倉庫内をは
じめ、あらゆる悪臭発生個所における悪臭の除去に適用
できる。

次に実施例をあげて、本発明をさらに説明する。

実施例 真空掃除機を改造した第４図のような装置を準備した。

第４図中、（１）は小室、（２）は脱臭剤溶液、（３）
は気体導入口、（４）は気体排出口、（５）はターボフ
ァン、（６）はモーター、（７）はフィルター、（８）
は二重消音装置、（９）は下ケース、（１０）は上ケー
スである。

（Ａ　アンモニアの　去 上記真空掃除機の小室（１）内に、脱臭剤溶液（２）と
して茶菓乾燥粉末の１８０〜２００°Ｃ／２０　＋ｎｍ
Ｈｇの留分の４％水溶液１０ｍ１を水で希釈して２文と
した水溶液を入れた。

ｌｒｎ’の悪臭実験室に上記の真空掃除機とカスを採取
するための洗浄ビンとを設置し、次に２８％アンモニア
水２＋＋＋ｌを入れ、２分間上記の真空掃除機を作動後
、２分間洗浄ビン中に悪臭カスを／ζブリングした。

同じ操作を３回繰り返し、洗浄ビン中に回収したアンモ
ニアをフェノールフタレイン試薬で呈色後、５５０ｎｍ
の吸光度を測定した。

なお、電源は１００Ｖまたは５０Ｖとし、それぞれ２分
後、４分後、６分後の吸光度を調べた。

結果を第１表に示す。

第１表 末　比較例１は、脱臭剤溶液として水を用いたほかは実
施例と同様にして試験を行った場合。

＊　比較例２は、気体導入口を横に向けて、気体を脱臭
剤溶液の液面には吹き付けないように１２．他は実施例
と同様にして試験を行った場合。

＊　比較例３は、活性炭を不織布で包んだものを１−記
掃除機の気体採り入れ口にフィルターとして取り伺け、
掃除機を作動させた場合。

（Ｂトリメチルアミンの、去 アンモニア水に代えてＩ・リメチルアミン２ｍｌを用い
て、に記（Ａ）と同様に脱臭試験を行った。

結果を第２表に示す。

第２表 ＊　比較例１、？、３は、第１表の注と同様。

Ｃｆ化、−１，去 （Ａ）で述べた装置において、硫化ナトリウム水溶液に
希塙酸を加えることにより硫化水素を発生させた。

次に電源５０Ｖで真空掃除機を作動後、酢酸鉛紙を２分
間実験室に静置して呈色し、色差計で白色度を測定した
。

結果を第３表に示す。

第　３　表 ＊　硫化水素と反応前の酢酸鉛紙の白色度は９０．５．
５ 作動前に硫化水素と反応した酢酸鉛紙の白色度は　５４
．Ｂ５ ＊　比較例１．２．３は、第１表の注と同様。

Ｄ　ニコチンの、去 １−記（Ａ）で述べた実験室内でタバコ（セブンスター
）５木を１０分間燃焼後、電源５０Ｖで真空掃除機を作
動し、洗浄ビン中にガスをバブリングした。バブリング
液を濃縮後、ガスクロマトグラフィーにより残留濁度を
測定した。

結果を第４表に示す。

第　４　表 本　初期ピーク面積は１８２８２゜ ＊１ヒ較例１．２．３は、第１表の注と同様。

（Ｅ　）；　ゴ　ミ　、の　去 トー記（Ａ）で述べた実験室内に台所から発生した生ゴ
ミを入れて８時間放置し、ついで電源５０Ｖで真空掃除
機を作動し、作動前後の臭気の感知を６人の訓練された
パネラ−により行った。なお臭気強度は次の６段階で判
定した。

０・・・無臭 ｌ・・・やっと感知できるにおい ２・・・何のにおいかがわかる弱いにおい３・・・楽に
感知できるにおい ４・・・強いにおい ５・・・強烈なにおい 結果を第５表に示す。

第　５　表

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法および装置を説明するための模式
説明図、第２図および第３図は他の態様を示した模式説
明図、第４図は実施例で用いた装訪を示し、た断面説明
図である。 （１）・・・小室、（ＩＡ）・・・第１室、（ＩＢ）・
・・第２室、（ｌａ）・−・容器、（２）　、（２Ａ）
　、　（２Ｂ）　・・・脱臭剤溶液、（３）　、（３Ａ
）・・・気体導入「ゴ、（３ａ）・・・吹き出（７０、
（３Ｂ）・・・気体導入口兼用の連通管、（４）・・・
気体排出口、（５）・・・送風機構、ファン　ターボフ
ァン、（５ａ）・・・送風機、（６）・・・モーター、
（７）・・・フィルター、（８）・・・二重消音装置、
（９）・・・下ケース、（ｌＯ）・・・Ｌケース第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、悪臭を含む気体を脱臭剤溶液の液面に強く吹き付け
   ることにより該液面を波立たせながら、」−記悪臭を含
   む気体を脱臭剤溶液と接触させることを特徴とする脱臭
   方法。 ２、小室内に脱臭剤溶液を運込し、該溶液の上部空間に
   ｉ重連して気体導入口および気体排出口を設け、さらに
   この気体導入口の先端を脱臭剤溶液の液面に向けて近接
   して設置し、この気体導入口より吹き出す気体の圧力１
   により液面を波立たせながら、小室内に導入した悪臭を
   含む気体を脱臭剤溶液と接触させることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の脱臭方法。 ３、脱臭剤溶液を導入する小室、この小室内の溶液の上
   部空間に連通しかつその先端を溶液の液面に向けて近接
   して設けた気体導入口、この小室内の溶液の上部空間に
   連通した気体排出口、および上記気体導入口より小室内
   に気体を導入するための送風機構より構成されてなる脱
   臭装置。