JPH1052623A - オゾンによる廃ガス脱臭装置 - Google Patents

オゾンによる廃ガス脱臭装置

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Publication number
JPH1052623A
JPH1052623A JP8211487A JP21148796A JPH1052623A JP H1052623 A JPH1052623 A JP H1052623A JP 8211487 A JP8211487 A JP 8211487A JP 21148796 A JP21148796 A JP 21148796A JP H1052623 A JPH1052623 A JP H1052623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste gas
ozone
reaction tower
introduction pipe
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8211487A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Hayashi
文男 早矢仕
Masanori Watanabe
正典 渡辺
Keiji Dazai
啓至 太宰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH1052623A publication Critical patent/JPH1052623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は狭いスペースでも容易に設置
でき、かつ安価に製造することができる新規なオゾンに
よる廃ガス脱臭装置を提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明は、上
端部に排気口2が形成された縦型筒状の反応塔1の底部
側面部に、悪臭成分を含む廃ガスを上記反応塔内に導入
する廃ガス導入管3と、オゾンガスを上記反応塔内に導
入するオゾンガス導入管4を上記反応塔1のそれぞれ接
線方向に接続する。これによって、反応塔を小型化する
ことが可能となり、製造コストの低減及び狭いスペース
への設置も容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は悪臭成分を含む廃ガ
スをオゾンガスによって脱臭するための廃ガス脱臭装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾンガス(O3 )には強力な殺
菌、酸化分解力を有することから、これらの性質を利用
して任意空間の消毒、脱臭を行う方法が用いられてい
る。例えば、食品倉庫や病院等の無臭無菌状態が望まれ
る空間においては、その窓やドアーの部分に目張りをし
た後、オゾナイザー等と称されるオゾン発生装置によ
り、これらの空間にオゾンガスを発生させてその空間内
を消毒すると共に悪臭成分を脱臭するようにしている。
また、ゴミ焼却施設のゴミビットや汚泥処理場、化学工
場等の悪臭成分が連続して発生する場所においては、発
生した悪臭ガスをその空間内の空気と共に廃ガスとして
ブロア等によってチャンバー内に引き込み、ここでオゾ
ンガスと混合させて脱臭した後、大気中に放出すること
で悪臭ガスの拡散による周辺環境の悪化を未然に防止す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
悪臭ガスをその空間内の空気と共に廃ガスとして吸引し
て脱臭する方法では、廃ガス中の悪臭成分とオゾンガス
とを充分に接触反応させるために長い滞留時間が必要と
なり、そのためにはチャンバーも大型なものが必要とな
る。しかしながら、広い設置スペースが確保できない施
設の場合にはこのような方式を容易に適用することがで
きないといった欠点がある。また、充分な反応時間を稼
ぐために、チャンバー等の形状を複雑化すると製造コス
トが高くなってしまうといった不都合がある。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その主な目的は
狭いスペースでも容易に設置でき、かつ安価に製造する
ことができる新規なオゾンによる廃ガス脱臭装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、上端部に排気口が形成された縦型筒状の反
応塔の底部側部に、悪臭成分を含む廃ガスを上記反応塔
内に導入する廃ガス導入管と、オゾンガスを上記反応塔
内に導入するオゾンガス導入管を上記反応塔のそれぞれ
接線方向に接続してなるものである。従って、反応塔内
に導入された廃ガスとオゾンガスは反応塔の内壁面に沿
って反応塔内を旋回しながら流れることになるため、充
分な脱臭効果を得ることが可能となり、反応塔を小型化
することができる。また、廃ガスの旋回流時の遠心力に
よって廃ガス中の脱塵も同時に達成されることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適実施の形態を
添付図面を参照しながら説明する。
【0007】図1は本発明に係る廃ガス脱臭装置の実施
の一形態を示したものである。図示するように、この廃
ガス脱臭装置は、上端部に排気口2が形成された縦型筒
状の反応塔1の底部側部に、悪臭成分を含む廃ガスをこ
の反応塔1内に導入する廃ガス導入管3と、オゾンガス
を同じく反応塔1内に導入するオゾンガス導入管4とを
この反応塔1の接線方向にそれぞれ接続してなるもので
ある。
【0008】また、この反応塔1の排気口2側にはダク
ト5が接続されると共に、廃ガス導入管3には廃ガスを
吸引するブロア6が、またオゾンガス導入管4には空気
中の酸素を利用してオゾンを生成するオゾナイザー7が
設けられている。また、さらに、この反応塔1の底部に
は集塵部8が形成されており、この集塵部8には排出管
9が接続されている。
【0009】以上において、先ず、悪臭成分を含む廃ガ
スをブロア6で吸引し、廃ガス導入管3から反応塔1内
底部側に流す。この時、図2に示すようにこの廃ガス導
入管3は反応塔1の接線方向に接続されていることか
ら、反応塔1内に導入された廃ガスは図示するように反
応塔1内壁面に沿って旋回しながら上昇し、排気口2か
らダクト5側へ流れることになる。次に、この廃ガスの
導入と同時にオゾナイザー7で発生したオゾンガスをオ
ゾンガス導入管4から反応塔1内へ注入すると、このオ
ゾンガスは廃ガスの流れに伴って同じく旋回しながら反
応塔1内を上昇する際に廃ガスと充分混合される、これ
によってオゾンガスと廃ガスとの反応塔1内の滞留時間
が長くなる。
【0010】従って、反応塔1内におけるオゾンガスと
廃ガスとの反応時間も長くなるため、反応塔1の高さを
低くしても効果的な脱臭を行うことが可能となる。ま
た、このように廃ガスを旋回流で流すことにより、廃ガ
ス中に含まれている煤塵が遠心力によって廃ガス中から
分離され、反応塔1の内壁面を伝って落下し、図示する
ように反応塔1底部の集塵部8に集められることにな
る。
【0011】このように、本発明は悪臭成分を含む廃ガ
スを筒状の反応塔1内に旋回させながらオゾンガスと共
に流すようにしたことから、反応塔1の高さを低くする
ことが可能となり、かつ、脱塵も同時に達成できる。
【0012】尚、本実施の形態では、図1に示すよう
に、オゾンガスを廃ガスとは別経路で供給した場合で説
明したが、図3に示すように、廃ガス導入管3側にオゾ
ンガス導入管4を接続して予め廃ガスと合流させてから
反応塔1内へ流すようにしても良い。また、余剰のオゾ
ンガスあるいは反応塔1内で除塵されなかった埃等がそ
のまま放出されないようにダクト4内に集塵フィルター
10やオゾン分解触媒11を設けるようにしても良い。
【0013】なお、本文ではオゾナイザー7から発生さ
れたオゾンを、そのままオゾンガス導入管4を通して反
応塔1またはブロア6の直前へ供給(乾式オゾン法とい
う。)した場合を記したが、オゾンガスを予め水シャワ
ー塔などにより水分を含んだオゾンガスにした後(湿式
オゾン法という。)で、悪臭ガスと混合してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、脱臭と脱
塵を効果的に達成することができるため、反応塔を小型
化することが可能となって、狭い設置スペースでも容易
に設置することができる。しかも、全体の構造が比較的
簡単であるため製造コストの低減も達成できる等といっ
た優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 反応塔 2 排気口 3 廃ガス導入管 4 オゾンガス導入管 5 ダクト 6 ブロア 7 オゾナイザー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に排気口が形成された縦型筒状の
    反応塔の底部側面部に、悪臭成分を含む廃ガスを上記反
    応塔内に導入する廃ガス導入管と、オゾンガスを上記反
    応塔内に導入するオゾンガス導入管を上記反応塔のそれ
    ぞれ接線方向に接続してなることを特徴とするオゾンに
    よる廃ガス脱臭装置。
  2. 【請求項2】 上端部に排気口が形成された縦型筒状の
    反応塔の底部側面部に、悪臭成分を含む廃ガスを上記反
    応塔内に導入する廃ガス導入管をこの反応塔の接線方向
    に接続すると共に、この廃ガス導入管に、オゾンガスを
    注入するためのオゾンガス導入管を合流して接続してな
    ることを特徴とするオゾンによる廃ガス脱臭装置。
  3. 【請求項3】 上記筒状の反応塔の底部を重力方向に延
    出して上記廃ガス中のダストを集める集塵部を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾンによる
    廃ガス脱臭装置。
JP8211487A 1996-08-09 1996-08-09 オゾンによる廃ガス脱臭装置 Pending JPH1052623A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010069629A (ko) * 2001-04-23 2001-07-25 조효석 오존(o3)과 선회기류를 이용한 악취와 분진제거 장치
JP2014054625A (ja) * 2012-08-10 2014-03-27 Jfe Steel Corp 循環水冷却塔の排気の消臭方法
CN110652854A (zh) * 2018-06-29 2020-01-07 福建爱溥环保设备有限公司 Voc废气治理装置及其治理方法

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