JP2011100652A - 基板コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の接続端子を備えた基板コネクタ装置であって、それに対する基板の差込みを極めて小なる操作力をもって行うことができ、かつ、各接続端子が基板における端子部に対して確実に押圧接触する状態が得られるものを提供する。
【解決手段】第1のスライダ(15)が、複数の端子部が設けられた基板(31)が第2のスライダ(20)内における複数の接続端子(13A)と複数の接続端子(13B)との間に差し込まれたもとで、絶縁ハウジング(11)に対して複数の接続端子(13A,13B)の配列方向に移動するとき、第2のスライダ(20)に、第1のスライダ(15)の移動方向に直交する方向に移動して、各接続端子(13A/13B)における弾性導電コンタクト部(133)を、弾性変形を生じて基板(31)に配された端子部に押圧当接する状態もしくは押圧当接する状態から解放される状態におく、動作位置をとらせる。
【選択図】図11

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、カード状に形成される配線基板(以下、カード基板という。)等の基板に設けられた複数の端子部を、複数のケーブルに夫々連結されたもの等とされる複数の接続端子に夫々電気的に接続された状態とするために用いられる、当該複数の接続端子を保持するとともに基板差込部が設けられた基板コネクタ装置に関する。
電子制御ユニット(ECU)等の電子部品もしくは電子機器を構成するカード基板等の基板に配された複数の端子部を、複数のケーブルに夫々連結されたもの等とされる複数の接続端子に電気的に接続するにあたっては、当該複数の接続端子を保持する絶縁ハウジングもしくは絶縁ハウジングに係合した可動部材を備えた基板コネクタ装置が用いられることが多い。このような基板コネクタ装置にあっては、絶縁ハウジングまたは絶縁ハウジングに係合した可動部材に基板差込部が設けられ、基板差込部を通じて差し込まれた状態におかれる基板における複数の端子部に、絶縁ハウジングもしくは絶縁ハウジングに係合した可動部材により保持された複数の接続端子が押圧接触するものとされて、基板に配された複数の端子部についての複数の接続端子との電気的接続がなされる。
上述のような基板コネクタ装置に、カード基板等の基板を、それに配された複数の端子部を複数の接続端子に夫々接続すべく差し込まれた状態におくにあたっては、基板が直接的に基板コネクタ装置に差し込まれる状態、もしくは、基板コネクタ装置が基板に対して移動せしめられて相対的に基板が基板コネクタ装置に差し込まれる状態がとられる。いずれの場合においても、通常、基板の基板コネクタ装置への差込み過程において、複数の接続端子が基板における複数の端子部に押圧接触を開始する状態がとられる。
そのため、基板コネクタ装置に差し込まれる基板もしくは基板に対して移動せしめられる基板コネクタ装置が、複数の接続端子の基板における複数の端子部に対する押圧接触に起因する抵抗力を受け、基板の基板コネクタ装置への差込み、もしくは、基板コネクタ装置の基板に対しての移動に、斯かる抵抗力に打ち勝つだけの比較的大なる操作力が要される。その結果、基板に基板コネクタ装置に差し込まれた状態をとらせるにあたっての作業性の低下や、基板もしくは基板コネクタ装置に加えられる比較的大なる操作力によりもたらされる接続端子の不所望な変形等を生じることになってしまう。
そこで、従来においても、基板に基板コネクタ装置に差し込まれた状態をとらせるにあたって、基板コネクタ装置に差し込まれる基板もしくは基板に対して移動せしめられる基板コネクタ装置が受ける、複数の接続端子の基板における複数の端子部に対する押圧接触に起因する抵抗力を低減できるようにした基板コネクタ装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示される基板コネクタ装置(カードエッジコネクタ)は、各々が複数の接続端子(端子金具)を収容した一対の可動部材(インナーハウジング)が、基板差込部(挿入口)が設けられた筐形の絶縁ハウジング(アウターハウジング)の内部において回動可能に支持されたものとされている。一方、基板(プリント基板)を収容した電子回路筐体には、各々が傾斜面を形成する一対の導入カムが設けられている。そして、基板に基板コネクタ装置に差し込まれた状態をとらせるべく、基板コネクタ装置が基板差込部を通じて差し込まれる基板に対して移動せしめられる際には、その移動の完了直前まで、一対の可動部材が絶縁ハウジングに対して回動自在とされて、各可動部材に収容された複数の接続端子が基板における複数の端子部(端子)に夫々接触する状態におかれ、移動の完了直前に、一対の可動部材の夫々が、基板を収容した電子回路筐体に設けられた導入カムに当接して基板に近接する方向に変位して、複数の接続端子に基板における複数の端子部に対する押圧を開始させ、移動の完了時には、各可動部材に収容された複数の接続端子が基板における複数の端子部に夫々押圧接触する状態におかれる。その結果、基板に対して移動せしめられる基板コネクタ装置は、その移動の完了直前までにおいては、複数の接続端子の基板における複数の端子部に対する押圧接触に起因する抵抗力を殆ど受けない。
特開平7−142128号公報 (3〜5頁、図1〜5)
上述の特許文献1に示される基板コネクタ装置、即ち、基板差込部(挿入口)が設けられた筐形の絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングの内部において回動可能に支持された、各々が複数の接続端子を収容した一対の可動部材とを備えて成り、電子回路筐体内に収容された基板に対して移動せしめられ、電子回路筐体に設けられた各々が傾斜面を形成する一対の導入カムに一対の可動部材を夫々当接させることにより、各可動部材に収容された複数の接続端子を基板における複数の端子部に夫々押圧接触する状態におく基板コネクタ装置にあっては、基板に対して移動せしめられるとき、各可動部材に収容された複数の接続端子が、常時、基板における複数の端子部に接触する状態におかれ、移動の完了直前から複数の接続端子による基板における複数の端子部に対する押圧が開始されて、移動の完了時に、複数の接続端子が基板における複数の端子部に押圧接触する状態におかれる。
それゆえ、基板に対して移動せしめられる基板コネクタ装置に作用する、複数の接続端子の基板における複数の端子部に対する押圧接触に起因する抵抗力は、基板に対する移動の完了直前までは、他の従来知られた基板コネクタ装置の場合に比して低減されたものとなるが、特に、基板に対する移動の完了直前以降においては、比較的大なるものとなってしまい、それゆえ、基板コネクタ装置の基板に対する移動を完了させるにあたって、比較的大なる操作力が要されることになる。
また、特許文献1に示される基板コネクタ装置においては、各可動部材に収容された複数の接続端子が基板における複数の端子部に押圧接触する状態におかれるとき、複数の接続端子に、それらを基板における複数の端子部に押圧接触する状態におくための押圧力が、直接的に加えられるのではなく、可動部材を介して加えられることになる。それゆえ、複数の接続端子が、局部的に、十分な押圧力が加えられない部分を含むことになり、複数の接続端子のうちの一部のものについては、基板における複数の端子部に対する押圧接触が確実に行われないという事態がまねかれる虞がある。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、絶縁ハウジングに係合した可動部材に基板差込部が設けられ、基板差込部を通じて差し込まれた状態におかれる基板における複数の端子部の夫々に、絶縁ハウジングにより保持された複数の接続端子の夫々における導電コンタクトが押圧接触するものとされて、基板に配された複数の端子部についての複数の接続端子との電気的接続がなされる基板コネクタ装置であって、基板差込部を通じて基板が差し込まれるにあたり、基板の差込み移動中には、当該基板が複数の接続端子の夫々における導電コンタクトの基板における複数の端子部に対する押圧接触に起因する抵抗力を受けず、基板の差込み移動が完了した後に、複数の接続端子の夫々における導電コンタクトの当該基板における複数の端子部に対する押圧接触が確実に行われることになるものを提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係る基板コネクタ装置は、各々が弾性導電コンタクト部を有して第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第1の組と各々が弾性導電コンタクト部を有して第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第2の組とを、第1の方向に直交する第2の方向において相互対向させて保持する絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングの外側に、その絶縁ハウジングによる案内を受けるもとで第1の方向に移動可能とされて配される第1のスライダと、基板差込部が設けられて、第1のスライダに第1の方向及び第2の方向の夫々に直交する第3の方向に移動可能な状態をもって係合し、内側において第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部に当接する第2のスライダと、を備えて構成され、第1のスライダが、基板が基板差込部を通じて第2のスライダ内における第1の組を成す複数の接続端子と第2の組を成す複数の接続端子との間に差し込まれたもとで、絶縁ハウジングに対して第1の方向に移動するとき、第2のスライダに、第3の方向に移動して、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部を、弾性変形を生じて基板に配された複数の端子部のうちの対応するものに押圧当接する状態もしくはその押圧当接する状態から解放される状態におく、動作位置をとらせることを特徴とするものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係る基板コネクタ装置にあっては、第2のスライダの内部に第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部もしくは自由端部の近傍部分に当接するコンタクト当接部が設けられ、その当接部が、第2のスライダが第3の方向に移動するとき、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部を、第2の方向に変位させるものとされる。
上述のように構成される本発明に係る基板コネクタ装置にあっては、絶縁ハウジングが、第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第1の組と同じく第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第2の組とを、絶縁ハウジングの外側に配された第1のスライダに係合した第2のスライダの内部において、第1の方向に直交する第2の方向に相互対向する状態をもって保持しており、第1のスライダが、絶縁ハウジングに対して第1の方向に移動可能とされ、また、第2のスライダが、その内部において第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部に当接したもとで、絶縁ハウジングに対して第1の方向及び第2の方向の夫々に直交する第3の方向に移動可能とされている。
このようなもとで、カード基板等の基板に配された複数の端子部を第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部に電気的に接続するにあたっては、先ず、第2のスライダが、第1の組を成す複数の接続端子と第2の組を成す複数の接続端子とを第2の方向に所定の間隔をおいて相互離隔させる位置に置かれたもとで、基板が第2のスライダに設けられた基板差込部を通じて第2のスライダ内における第1の組を成す複数の接続端子と第2の組を成す複数の接続端子との間に差し込まれる。このとき、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部は、基板に配された複数の端子部に対して非接触状態もしくは実質的に押圧力を作用させない接触状態をとる。
そして、基板の差込み移動が完了した後、第1のスライダが絶縁ハウジングに対して第1の方向において第1の向きに移動せしめられる。それに伴って、第1のスライダに係合した第2のスライダが、第3の方向において絶縁ハウジングに近づく向きに移動せしめられ、第2のスライダの内部において、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部が、第2のスライダによって弾性変形を生じるものとされ、基板に配された複数の端子部のうちの対応するものを比較的大なる押圧力をもって押圧し、それにより、基板に配された端子部に確実に押圧当接する状態におかれることになる位置をとるものとされる。その結果、基板に配された複数の端子部が第1及び第2の組を成す複数の接続端子に電気的に接続される。
また、カード基板等の基板に配された複数の端子部が第1及び第2の組を成す複数の接続端子に電気的に接続された状態を解除するにあたっては、第2のスライダが、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部が基板に配された複数の端子部に夫々押圧当接する状態におかれることになる位置をとるもとで、第1のスライダが絶縁ハウジングに対して第1の方向において第1の向きとは反対の第2の向きに移動せしめられる。それに伴って、第1のスライダに係合した第2のスライダが、第3の方向において絶縁ハウジングから遠ざかる向きに移動せしめられ、第2のスライダの内部において、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部が、第2のスライダによる弾性変形から解放されて、基板に配された端子部に押圧当接する状態から解放されることになる位置をとるものとされる。それにより、第1の組を成す複数の接続端子と第2の組を成す複数の接続端子とが、第2の方向に所定の間隔をおいて相互離隔する位置におかれ、複数の接続端子の弾性導電コンタクト部が、基板に配された複数の端子部に対して非接触状態もしくは実質的に押圧力を作用させない接触状態をとるものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係る基板コネクタ装置においては、第2のスライダがその内部において第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部に当接する状態が、第2のスライダの内部に設けられたコンタクト当接部が第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部もしくは自由端部の近傍部分に当接することにより得られ、第2のスライダが第3の方向に移動するとき、コンタクト当接部が、各弾性導電コンタクト部の自由端部を第2の方向に変位させる。それにより、各弾性導電コンタクト部が、弾性変形を生じた状態もしくは弾性変形から開放された状態におかれる。
本発明に係る基板コネクタ装置においては、上述のように、カード基板等の基板に配された複数の端子部を第1及び第2の組を成す複数の接続端子に電気的に接続するにあたって、基板が第2のスライダに設けられた基板差込部を通じて第2のスライダ内における第1の組を成す複数の接続端子と第2の組を成す複数の接続端子との間に差し込まれるとき、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の弾性導電コンタクト部は、基板に配された複数の端子部に対して非接触状態もしくは実質的に押圧力を作用させない接触状態におかれる。その結果、基板の差込み移動中には、当該基板が、複数の接続端子の弾性導電コンタクト部が基板における複数の端子部に押圧接触することに起因する抵抗力を受けることがなく、基板の差込みを極めて小なる操作力をもって行うことができる。さらに、複数の接続端子の弾性導電コンタクト部と基板における複数の端子部との接触によるメッキ削れ等の発生を抑制することができる。
そして、基板の差込みが完了した後において、第1のスライダ及び第2のスライダの夫々の移動により、第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部が、弾性変形を生じて、基板に配された複数の端子部のうちの対応するものを比較的大なる押圧力をもって押圧する状態におかれる。それにより、複数の接続端子の弾性導電コンタクト部が基板における複数の端子部に対して確実に押圧接触する状態が得られることになる。
本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブルと共に示す斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブルと共に示す斜視図である。 複数のケーブルが連結された本発明に係る基板コネクタ装置の一例についての分解斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例を構成する接続端子とケーブルとの連結状態を示す斜視図である。 複数のケーブルが連結された本発明に係る基板コネクタ装置の一例についての断面構造を示す斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれる基板を内蔵した電子部品の部分と共に示す斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれる基板を内蔵した電子部品の部分と共に示す断面図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれた基板を内蔵した電子部品の部分と共に示す斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれた基板を内蔵した電子部品の部分と共に示す断面図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれた基板を内蔵する電子部品の部分と共に示す斜視図である。 本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブル及びそれに差し込まれた基板を内蔵する電子部品の部分と共に示す断面図である。
本発明を実施するための形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1(斜視図),図2(斜視図)及び図3(分解斜視図)は、本発明に係る基板コネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブルと共に示す。
図1,図2及び図3において、本発明に係る基板コネクタ装置の一例を成す基板コネクタ装置10は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング11を備えており、絶縁ハウジング11は、その内部において、複数のケーブル12Aに夫々連結されたもとで、絶縁ハウジング11の長手方向である第1の方向に配列配置された複数の接続端子13Aの組(第1の組)と、同じく複数のケーブル12Bに夫々連結されたもとで第1の方向に配列配置された複数の接続端子13Bの組(第2の組)とを、第1の方向に直交する第2の方向において相互対向させて保持している。絶縁ハウジング11による複数の接続端子13Aの組及び複数の接続端子13Bの組の保持は、全体としてコ字状に形成されて第1の方向に伸び、複数の接続端子13A及び複数の接続端子13Bについての位置決めを行うとともに抜止めの役割を果たす保持部材であるリテーナ14を介して行われる。
接続端子13Aもしくは13Bのケーブル12Aもしくは12Bとの連結は、図4に示されるようにしてなされる。図4においては、ケーブル12Aもしくは12Bは、芯線導体121が絶縁被覆122によって覆われて構成されている。ケーブル12Aもしくは12Bの一端部においては、絶縁被覆122が部分的に除去されて芯線導体121が露出する状態がとられる。そして、接続端子13Aもしくは13Bに設けられた“かしめ”部131が、ケーブル12Aもしくは12Bにおける露出した芯線導体121に“かしめ”接続されて、芯線導体121が接続端子13Aもしくは13Bに電気的に接続される。また、接続端子13Aもしくは13Bに設けられた係合保持部132が、ケーブル12Aもしくは12Bにおける絶縁被覆122にその外側から巻き付くようにして係合し、接続端子13Aもしくは13Bを、その“かしめ”部131にケーブル12Aもしくは12Bの芯線導体121に“かしめ”接続された状態を維持させるべく保持する。なお、接続端子13Aもしくは13Bは、その内部に弾性導電コンタクト部133を有している。
絶縁ハウジング11の外側には、第1のスライダ15が配されている。第1のスライダ15には、各々が第1の方向に伸びるスリット16及び17が形成されていて、スリット16には、絶縁ハウジング11に設けられた一対の係合突起部18がスリット16内において第1の方向に移動可能に係合しており、また、スリット17には、絶縁ハウジング11に設けられた一対の係合突起部19がスリット17内において第1の方向に移動可能に係合している。それにより、第1のスライダ15は、スリット16と一対の係合突起部18との係合による案内及びスリット17と一対の係合突起部19との係合による案内、即ち、絶縁ハウジング11による案内を受けるもとで、絶縁ハウジング11に対して第1の方向に移動可能とされている。
第1のスライダ15には、第2のスライダ20が、第1のスライダ15に対して上述の第1の方向及び第2の方向の夫々に直交する第3の方向、即ち、複数のケーブル12A及び複数のケーブル12Bに対して近接もしくは離隔する方向における移動が可能とされて係合している。第2のスライダ20には、一対の係合ピン21及び一対の係合ピン22が外方に突出するものとして設けられている。一対の係合ピン21は第1のスライダ15に設けられた一対の係合溝23に夫々係合しており、各係合ピン21は、それが係合する係合溝23内において係合溝23に沿った移動が可能とされている。また、一対の係合ピン22は第1のスライダ15に設けられた一対の係合溝24に夫々係合しており、各係合ピン22は、それが係合する係合溝24内において係合溝24に沿った移動が可能とされている。
一対の係合溝23の夫々は、第1の方向に伸びる部分とそれに連なる第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分とを有しており、また、一対の係合溝24の夫々も、係合溝23と同様に、第1の方向に伸びる部分とそれに連なる第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分とを有している。それにより、係合溝23に係合する係合ピン21及び係合溝24に係合する係合ピン22の各々は、係合溝23及び係合溝24の夫々に沿って、第1の方向及び第3の方向に移動可能とされている。
このように、一対の係合ピン21が一対の係合溝23に夫々係合しているとともに、一対の係合ピン22が一対の係合溝24に夫々係合していることにより、第1のスライダ15が絶縁ハウジング11に対して第1の方向に移動するとき、第2のスライダ20は、係合ピン21の係合溝23との係合による案合及び係合ピン22の係合溝24との係合による案合を受けるもとで、絶縁ハウジング11及び第1のスライダ15に対して第3の方向に移動するものとなる。
また、第2のスライダ20には、その正面側端面部26に、第1の方向に伸びる開口部を形成する基板差込部27が設けられている。この基板差込部27を通じて、カード基板等の基板が基板コネクタ装置10に差し込まれる。
図5に示されるように、複数のケーブル12Aに夫々連結されたもとで絶縁ハウジング11により保持された第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々と、複数のケーブル12Bに夫々連結されたもとで絶縁ハウジング11により保持された第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々とは、第2のスライダ20の内部において、予め設定された所定の間隔をおいて相互対向する状態におかれている。斯かるもとでは、各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133と各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133とが、各々の中間部133aを所定の間隔をおいて相互対向させる位置に配されている。各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133の中間部133a及び各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133の中間部133aは、後述されるように、各弾性導電コンタクト部133の基板における端子部に当接する部分を形成している。
そして、図5に示されるように、第2のスライダ20には、その内部に、各々が接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133の自由端部133bもしくは自由端部133b近傍部分に当接する複数のコンタクト当接部28Aが第1の方向に配列配置されて設けられているとともに、各々が接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133の自由端部133bもしくは自由端部133b近傍部分に当接する複数のコンタクト当接部28Bが第1の方向に配列配置されて設けられている.
上述のように構成される基板コネクタ装置10には、図6及び図7に示されるように、第2のスライダ20の正面側端面部26に対して、例えば、電子部品である電子制御ユニット30が対向配置され、その後、電子制御ユニット30が備えるカード基板を形成する基板31が、第2のスライダにおける正面側端面部26に設けられた基板差込部27を通じて差し込まれる。
図6及び図7に示される電子制御ユニット30は、開口部32を有した筐体33を備えていて、基板31を含む各部が筐体33内に収容されている。そして、基板31は、その一端部に複数の端子部が配列配置されて設けられたものとされており、その複数の端子部が配列配置されて設けられた一端部が、筐体33に設けられた開口部32を通じて外部に臨んでいる。基板31の一端部に配列配置されて設けられた複数の端子部は、従来知られた一般的な態様をとるものであり、それらの図示は省略される。
また、電子制御ユニット30の筐体33には、図6及び図7に示される状態のもとで上方側となる外面から突出する一対の突起34と、図6及び図7に示される状態のもとで下方側となる外面から突出する一対の突起35とが、設けられている。
図6及び図7に示されるように、相互対向するものとされた基板コネクタ装置10及び電子制御ユニット30は、その後、図8及び図9に示されるように、基板コネクタ装置10において、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン21の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝23の夫々における第1の方向に伸びる部分に係合する状態をとるとともに、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン22の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝24の夫々における第1の方向に伸びる部分に係合する状態をとるもとで、基板コネクタ装置10の第2のスライダ20が、電子制御ユニット30の筐体33内に、筐体33に設けられた開口部32を通じて挿入される状態をもって、相互係合せしめられる。その際、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起34が、基板コネクタ装置10の第1のスライダ15に設けられた一対の溝36に夫々係合し、また、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起35が、基板コネクタ装置10の第1のスライダ15に設けられた一対の溝37に夫々係合する。それにより、基板コネクタ装置10と電子制御ユニット30との相互に接近する移動が、突起34及び溝36と突起35及び溝37とによる案内を受けるもとで行われる。
そして、このとき、図9に示されるように、電子制御ユニット30が備える基板31における複数の端子部が配列配置されて設けられた一端部が、基板コネクタ装置10の第2のスライダ20に設けられた基板差込部27を通じて第2のスライダ20の内部に差し込まれ、所定の間隔をおいて相互対向する状態におかれた第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々と第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々との間、さらに詳細には、各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133の中間部133aと各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133の中間部133aとの間に配される。斯かるもとにあっては、各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133及び各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133は、各々の中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対して非接触となる状態、もしくは、実質的に押圧力を作用させない接触状態をとらせる。
続いて、各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133及び各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133の各々の中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対する押圧当接状態をとらせるべく、図10及び図11に示されるように、第1のスライダ15が、絶縁ハウジング11に対し、第1の方向において図8に示される基板コネクタ装置10における右下から左上に向う向きをもって移動せしめられる。このとき、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン21の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝23の夫々における第1の方向に伸びる部分からそれに連なる第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分の端部へと、係合溝23に対する係合位置を当該斜め方向に伸びる部分に沿って変化させるとともに、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン22の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝24の夫々における第1の方向に伸びる部分からそれに連なる第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分の端部へと、係合溝24に対する係合位置を当該斜め方向に伸びる部分に沿って変化させる。また、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起34の夫々が、第1のスライダ15に設けられた溝36の夫々における第1の方向に伸びる部分の端部へと、溝36に対する係合位置を変化させるとともに、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起35の夫々が、第1のスライダ15に設けられた溝37の夫々における第1の方向に伸びる部分の端部へと、溝37に対する係合位置を変化させる。
それに伴って、電子制御ユニット30の筐体33内に挿入された第2のスライダ20が、第1のスライダ15に設けられた係合溝23及びそれに係合する係合ピン21と第1のスライダ15に設けられた係合溝24及びそれに係合する係合ピン22とによる案内を受けるもとで、第3の方向において複数のケーブル12A及び12Bに近づく向きをもって移動する。このとき、図11に示されるように、第2のスライダ20の内部に設けられた複数のコンタクト当接部28Aの夫々が、第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々における弾性導電コンタクト部133の自由端部133bを、第3の方向において基板31に近づく向きをもって変位させ、また、第2のスライダ20の内部に設けられた複数のコンタクト当接部28Bの夫々が、第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々における弾性導電コンタクト部133の自由端部133bを、第3の方向において基板31に近づく向きをもって変位させる。
それにより、第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々における弾性導電コンタクト部133が弾性変形を生じて、その中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対する押圧当接状態をとらせ、また、第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々における弾性導電コンタクト部133が弾性変形を生じて、その中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対する押圧当接状態をとらせる。斯かる各弾性導電コンタクト部133の中間部133aの基板31における端子部に対する押圧当接は、各弾性導電コンタクト部133の弾性変形により生じる弾性力が比較的大なる押圧力として作用するもとで行われるので、確実かつ安定に行われる。
その結果、基板31に配された複数の端子部が、基板コネクタ装置10における第1及び第2の組を成す複数の接続端子13A及び13Bとの電気的接続が確実になされた状態におかれる。
その後、各接続端子13Aにおける弾性導電コンタクト部133及び各接続端子13Bにおける弾性導電コンタクト部133の各々の中間部133aが、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対する押圧当接状態をとるもとで、第1のスライダ15が、絶縁ハウジング11に対し、第1の方向において図10に示される基板コネクタ装置10における左上から右下に向う向きをもって移動せしめられると、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン21の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝23の夫々における第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分の端部から第1の方向に伸びる部分へと、係合溝23に対する係合位置を当該斜め方向に伸びる部分に沿って変化させるとともに、第2のスライダ20に設けられた一対の係合ピン22の夫々が、第1のスライダ15に設けられた係合溝24の夫々における第1の方向に対して所定の角度を成す斜め方向に伸びる部分の端部から第1の方向に伸びる部分へと、係合溝24に対する係合位置を当該斜め方向に伸びる部分に沿って変化させる。また、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起34の夫々が、第1のスライダ15に設けられた溝36の夫々における第1の方向に伸びる部分との係合位置を変化させるとともに、電子制御ユニット30の筐体33に設けられた一対の突起35の夫々が、第1のスライダ15に設けられた溝37の夫々における第1の方向に伸びる部分との係合位置を変化させる。
それに伴って、電子制御ユニット30の筐体33内に挿入された第2のスライダ20が、第1のスライダ15に設けられた係合溝23及びそれに係合する係合ピン21と第1のスライダ15に設けられた係合溝24及びそれに係合する係合ピン22とによる案内を受けるもとで、第3の方向において複数のケーブル12A及び12Bから遠ざかる向きをもって移動する。このとき、第2のスライダ20の内部に設けられた複数のコンタクト当接部28Aの夫々が、第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々における弾性導電コンタクト部133の自由端部133bを、第3の方向において基板31から遠ざかる向きをもって変位させ、また、第2のスライダ20の内部に設けられた複数のコンタクト当接部28Bの夫々が、第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々における弾性導電コンタクト部133の自由端部133bを、第3の方向において基板31から遠ざかる向きをもって変位させる。
それにより、第1の組を成す複数の接続端子13Aの夫々における弾性導電コンタクト部133が弾性変形から解放されて、その中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対して非接触となる状態、もしくは、実質的に押圧力を作用させない接触状態をとらせ、また、第2の組を成す複数の接続端子13Bの夫々における弾性導電コンタクト部133が弾性変形から解放されて、その中間部133aに、基板31における複数の端子部のうちの対応するものに対して非接触となる状態、もしくは、実質的に押圧力を作用させない接触状態をとらせる。
そして、電子制御ユニット30が、基板コネクタ装置10との係合状態を解除することができる状態におかれる。
上述のような基板コネクタ装置10によれば、基板31に配された複数の端子部を第1及び第2の組を成す複数の接続端子13A及び13Bに電気的に接続するにあたって、基板31が、第2のスライダ20に設けられた基板差込部27を通じて、第2のスライダ20内における第1の組を成す複数の接続端子13Aと第2の組を成す複数の接続端子13Bとの間に差し込まれるとき、第1及び第2の組を成す複数の接続端子13A及び13Bの弾性導電コンタクト部133は、基板31に配された複数の端子部に対して非接触状態もしくは実質的に押圧力を作用させない接触状態におかれる。その結果、基板31の差込み移動中には、当該基板31が、複数の接続端子13A及び13Bの弾性導電コンタクト部133が基板31における複数の端子部に押圧接触することに起因する抵抗力を受けることがなく、基板31の差込みを極めて小なる操作力をもって行うことができる。
そして、基板31の差込みが完了した後において、第1のスライダ15及び第2のスライダ20の夫々の移動により、第1及び第2の組を成す複数の接続端子13A及び13Bの夫々における弾性導電コンタクト部133が、弾性変形を生じて、基板31に配された複数の端子部のうちの対応するものを比較的大なる押圧力をもって押圧する状態におかれる。それにより、複数の接続端子13A及び13Bの弾性導電コンタクト部133が基板31における複数の端子部に対して確実に押圧接触する状態が得られることになる。
以上のような本発明に係る基板コネクタ装置は、カード基板等の基板に配された複数の端子部を基板コネクタ装置における複数の接続端子に電気的に接続するにあたり、基板の基板コネクタ装置への差込みを極めて小なる操作力をもって行うことができ、かつ、複数の接続端子が基板における複数の端子部に対して確実に押圧接触する状態が得られるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
10・・・基板コネクタ装置, 11・・・絶縁ハウジング, 12A,12B・・・ケーブル, 13A,13B・・・接続端子, 14・・・リテーナ, 15・・・第1のスライダ, 16,17・・・スリット, 18,19・・・係合突起部, 20・・・第2のスライダ, 21,22・・・係合ピン, 23,24・・・係合溝, 27・・・基板差込部, 28A,28B・・・コンタクト当接部, 30・・・電子制御ユニット, 32・・・開口部, 33・・・筐体

Claims (5)

  1. 各々が弾性導電コンタクト部を有して第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第1の組と各々が弾性導電コンタクト部を有して上記第1の方向に配列配置された複数の接続端子の第2の組とを、上記第1の方向に直交する第2の方向において相互対向させて保持する絶縁ハウジングと、
    該絶縁ハウジングの外側に、該絶縁ハウジングによる案内を受けるもとで上記第1の方向に移動可能とされて配される第1のスライダと、
    基板差込部が設けられて、上記第1のスライダに上記第1の方向及び上記第2の方向の夫々に直交する第3の方向に移動可能な状態をもって係合し、内側において上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部に当接する第2のスライダと、
    を備えて構成され、
    上記第1のスライダが、複数の端子部が設けられた基板が上記基板差込部を通じて上記第2のスライダ内における上記第1の組を成す複数の接続端子と上記第2の組を成す複数の接続端子との間に差し込まれたもとで、上記絶縁ハウジングに対して上記第1の方向に移動するとき、上記第2のスライダに、上記第3の方向に移動して、上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部を、弾性変形を生じて上記基板に配された複数の端子部のうちの対応するものに押圧当接する状態もしくは該押圧当接する状態から解放される状態におく、動作位置をとらせることを特徴とする基板コネクタ装置。
  2. 上記第1のスライダ及び上記第2のスライダのうちの一方に所定の方向に伸びる係合溝が設けられるとともに他方に上記係合溝に係合する係合ピンが設けられ、上記第1のスライダが上記第1の方向に移動するとき、上記第2のスライダが上記第3の方向に移動せしめられることを特徴とする請求項1記載の基板コネクタ装置。
  3. 上記第2のスライダの内部に上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部もしくは該自由端部の近傍部分に当接するコンタクト当接部が設けられ、該当接部が、上記第2のスライダが上記第3の方向に移動するとき、上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部を、上記第2の方向に変位させることを特徴とする請求項1記載の基板コネクタ装置。
  4. 上記コンタクト当接部が、上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の夫々における弾性導電コンタクト部の自由端部を上記第2の方向に変位させることにより、該弾性導電コンタクト部の中間部に、上記基板に配された端子部に押圧当接する状態または該押圧当接する状態から解放される状態をとらせることを特徴とする請求項3記載の基板コネクタ装置。
  5. 上記絶縁ハウジングが、内部において上記第1及び第2の組を成す複数の接続端子の位置決めを行うとともに抜止めの役割りを果たす保持部材を備えることを特徴とする請求項1記載の基板コネクタ装置。
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