JP2011095699A - ウィンドー、該ウィンドーの製作方法、及び該ウィンドーを用いる電子装置 - Google Patents

ウィンドー、該ウィンドーの製作方法、及び該ウィンドーを用いる電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、良好な装飾効果を有するウィンドー、該ウィンドーの製作方法、及び該ウィンドーを用いる電子装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るウィンドーは、第一表面、及び前記第一表面に対向設置され且つ表示エリア及び前記表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面を有するガラス基体と、前記装飾エリアの部分的な表面に形成される紫外線硬化層と、少なくとも前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面に形成される底色層と、を備える。前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面は粗末面である。
【選択図】図３

Description

本発明はウィンドー、該ウィンドーの製作方法、及び該ウィンドーを用いる電子装置に関するものである。
パソコン、携帯電話、個人用携帯情報端末（ＰＤＡ）などのような電子装置は、一般的にウィンドーと表示装置を含む表示システムを備える。前記ウィンドーが透明な材質で製作され、前記表示装置を保護し且つより良い視覚効果を提供する役割を果たしている。前記表示装置が表示する時、前記表示装置の光線は前記ウィンドーを透過してユーザーの視野に入って、ユーザーに表示内容を読み取らせる。もっと良い視覚効果を得るために、人々は通常前記ウィンドーの周縁に、装飾用又は商標用のインクを印刷する。前記インク層は、一般的に平面図案であって、立体感に乏しい。従って前記ウィンドーの装飾効果が悪く、電子製品の吸引力も下がる。
上述した問題に鑑みて、本発明は、良好な装飾効果を有するウィンドー、該ウィンドーの製作方法、及び該ウィンドーを用いる電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係るウィンドーは、第一表面、及び前記第一表面に対向設置され且つ表示エリア及び前記表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面を有するガラス基体と、前記装飾エリアの部分的な表面に形成される紫外線硬化層と、少なくとも前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面に形成される底色層と、を備える。前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面は粗末面である。
また、本発明に係るウィンドーの製作方法は、第一表面と、前記第一表面に対向設置され且つ表示エリア及び該表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面と、を有するガラス基体を提供するステップと、前記装飾エリアの部分的な表面に紫外線硬化層を形成してから、紫外光で照射して前記紫外線硬化層を固化するステップと、保護マスクで前記表示エリアを遮蔽するステップと、前記基体の第二表面に対してサンドブラストして、前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面を粗末面に形成するステップと、少なくとも前記粗末面に底色層を形成するステップと、を備える。
また、本発明に係る電子装置は、本体と、前記本体に収納される表示パネルと、前記表示パネルに隣接し且つ前記本体に嵌め込まれるウィンドーとを備える。前記ウィンドーは第一表面、及び前記第一表面に対向設置され且つ表示エリア及び前記表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面を有するガラス基体と、前記装飾エリアの部分的な表面に形成される紫外線硬化層と、少なくとも前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面に形成される底色層と、を備える。前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面は粗末面である。
従来の技術と比べて、本発明に係るウィンドーにおいて、基体の第二表面の装飾エリアにおける紫外線硬化層に覆われる表面は滑らかであるため、前記基体の第一表面から明るく見えるが、前記基体の第二表面の装飾エリアにおける紫外線硬化層に覆われない表面は粗末面であるため、前記基体の第一表面から見ると、霧面の効果に達する。
前記紫外線硬化層は一定の高度を有するから、前記基体の第一表面から見ると、立体感に富む画面を呈する。前記底色層と前記紫外線硬化層を異なる色に形成して、いろいろな色の組み合わせを形成してもよい。
本発明のウィンドーの製作方法は、紫外線硬化層を用いて装飾図案を形成するとともに、前記紫外線硬化層を遮蔽手段として、前記紫外線硬化層に覆われない表面に対してサンドブラストを行って霧面効果を形成するため、製作過程が簡単であって、コストも低い。
本発明の実施形態に係る電子装置の平面図である。 本発明の実施形態に係るウィンドーの平面図である。 図２に示すウィンドーのＩＩＩ−ＩＩＩ方向に沿う断面拡大図である。
以下、図１乃至図３を参照しながら、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の好ましい実施形態に係る電子装置１００は、携帯電話、パソコン、携帯音楽プレーヤーなどである。図１に示すように、前記電子装置１００は、本体３０、表示パネル２０及びウィンドー１０を具備する。前記表示パネル２０は前記本体３０内に収納され、前記ウィンドー１０は前記表示パネル２０に隣接し且つ前記本体３０に嵌め込まれる。前記表示パネル２０から射出される光線は前記ウィンドー１０を透過してユーザーの視野に入って、ユーザーに前記表示パネル２０の表示する情報を読み取らせる。
図３に示すように、前記ウィンドー１０は、基体１１、前記基体１１の上に形成されている紫外線硬化層１２及び底色層１４を含む。
前記基体１１の材料は、普通のガラスであって、その厚さは需要に応じて任意に調整できる。前記基体１１は、対向して形成された第一表面１１１及び第二表面１１３を含む。前記紫外線硬化層１２は、前記第二表面１１３上に形成され、且つ前記第二表面１１３から一定の高さに突出される。
図２を共に参照すると、前記ウィンドー１０の第二表面１１３は、表示エリア１０３及び該表示エリア１０３の周囲に形成された装飾エリア１０１を含む。前記紫外線硬化層１２は、前記装飾エリア１０１に形成され、且つ前記装飾エリア１０１の部分の表面を覆っている。前記紫外線硬化層１２によって、前記装飾エリア１０１に文字、標識又は図案などを形成する。前記紫外線硬化層１２に粉状の着色料等を添加することにより色付けられる。前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われる表面は滑らかな面であり、前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われない表面はサンドブラストによって粗末面１０５に磨かれる。
前記底色層１４は、少なくとも前記第二表面１１３の装飾エリア１０１の粗末面１０５の上に形成されるとともに、前記紫外線硬化層１２を覆ってもよい。本実施形態において、前記底色層１４は、前記粗末面１０５及び前記紫外線硬化層１２の表面に形成される。前記底色層１４は、インク又はペイントからなり、且つ前記紫外線硬化層１２と異なる色を有する。
前記ウィンドー１０を前記本体３０に嵌め込む時、前記基体１１の第二表面１１３を前記表示パネル２０に向かせる。前記表示エリア１０３の形状とサイズは、前記表示パネル２０に対応する。前記表示パネル２０から射出する光線は前記表示エリア１０３を透過してユーザーの視野に入って、ユーザーに前記表示パネル２０の表示する情報を読み取らせる。
前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われる表面は滑らかな面であるため、前記基体１１の第一表面１１１から明るく見える。前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われない表面は粗末面１０５であるため、前記基体１１の第一表面１１１から見ると、霧面の効果に達する。また、前記紫外線硬化層１２は一定の高さを有するから、前記第一表面１１１から見ると、立体感に富む画面を呈する。前記底色層１４及び前記紫外線硬化層１２を異なる色に形成して、いろいろな色の組み合わせを形成してもよい。
前記ウィンドー１０の製作方法は、以下のステップを備える。
第一ステップでは、清潔なガラス材質からなる基体１１を提供する。
第二ステップでは、前記基体１１の第二表面１１３の装飾エリア１０１に印刷等の方式で前記紫外線硬化層１２を形成してから、紫外光を線照して前記紫外線硬化層１２を固化する。前記紫外線硬化層１２が一定の高度を有するため、後のサンドブラスト過程で割られない。
第三ステップでは、保護マスクで前記基体１１の第二表面１１３の表示エリア１０３を遮蔽して、前記表示エリア１０３がサンドブラスト過程で損傷を受けることを防ぐ。
第四ステップでは、前記基体１１の第二表面１１３に対してサンドブラストを行って、前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われない表面に粗末面１０５を形成する。
第五ステップでは、ペイントを吹き付ける方式またはインクを印刷する方式によって、少なくとも前記粗末面１０５上に前記底色層１４を形成する。
本発明のウィンドー１０の製作方法は、紫外線硬化層１２によって前記ウィンドー１０の装飾エリア１０１に装飾図案を形成するとともに、前記紫外線硬化層１２を遮蔽手段として、前記装飾エリア１０１の前記紫外線硬化層１２に覆われない部分に対してサンドブラストを行って霧面効果を形成するため、製作過程が簡単であって、コストも低い。
なお、前記基体１１の表面硬度を高めるために、前記基体１１に対して化学的な強化処理を行ってもよい。一般に、前記基体１１を硝酸カリウム等の塩カリウム溶液に浸して、前記基体１１の表面のナトリウムイオンをカリウムイオンに代わって、前記基体１１の表面にカリウムイオンを有する浸透層を形成させて、前記基体１１の硬度を高める。
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形、又は修正が可能であり、該変形、又は修正も本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
１００ 電子装置
１０ ウィンドー
１１ 基体
１２ 紫外線硬化層
１４ 底色層
２０ 表示パネル
３０ 本体
１０１ 装飾エリア
１０３ 表示エリア
１０５ 粗末面
１１１ 第一表面
１１３ 第二表面

Claims (6)

  1. 第一表面、及び前記第一表面に対向して形成され且つ表示エリア及び前記表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面を有するガラス基体と、
    前記装飾エリアの部分的な表面に形成される紫外線硬化層と、
    せめて前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面に形成される底色層と、
    を備え、前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面は粗末面であることを特徴とするウィンドー。
  2. 前記紫外線硬化層は、前記装飾エリアに文字、標識又は図案を形成することを特徴とする請求項１に記載のウィンドー。
  3. 前記紫外線硬化層の中に粉状の着色料が添加されていることを特徴とする請求項２に記載のウィンドー。
  4. 前記底色層はインク又はペイントからなり、且つ前記紫外線硬化層と異なる色を有することを特徴とする請求項３に記載のウィンドー。
  5. 第一表面と、前記第一表面に対向設置され且つ表示エリア及び該表示エリアの周囲に設置される装飾エリアを含む第二表面と、を有するガラス基体を提供するステップと、
    前記装飾エリアの部分的な表面に紫外線硬化層を形成してから、紫外光で照射して前記紫外線硬化層を固化するステップと、
    保護マスクで前記表示エリアを遮蔽するステップと、
    前記基体の第二表面に対してサンドブラストして、前記装飾エリアの前記紫外線硬化層に覆われない表面を粗末面に形成するステップと、
    少なくとも前記粗末面に底色層を形成するステップと、
    を備えることを特徴とするウィンドーの製作方法。
  6. 本体と、
    前記本体に収納される表示パネルと、
    前記表示パネルに隣接し且つ前記本体に嵌め込まれる請求項１に記載のウィンドーと、
    を備えることを特徴とする電子装置。
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