JP2011091885A - ブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニット - Google Patents

ブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニット Download PDF

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Abstract

【課題】巻線の占積率を確実に向上させることができると共に、小型化を図ることができ、かつ巻線の作業性を向上させることができるブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニットを提供する。
【解決手段】複数のティース8の個数と同じ数だけ設けられた複数のノズル54から、各ティース8間のスロット21にそれぞれ巻線12を同時に繰出し、各ノズル54に対応する所定の2つのスロット21の間に、それぞれ同時に巻線12を巻装する巻装工程と、巻装工程が終了した後、ステータ2の軸方向端部にバスバーをセットし、巻線12の巻き始め端、および巻き終わり端をバスバーに接続する接続工程とを有する。
【選択図】図13

Description

この発明は、車両等に搭載されるブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニットに関するものである。
例えば、車両等に搭載されるモータとしては、ブラシレスモータがある。このブラシレスモータは、モータハウジングに内嵌固定されているステータと、ステータの径方向内側に回転自在に設けられたロータとを有している。
ステータは、モータハウジングに内嵌される円筒状のコア本体と、このコア本体の内周面から径方向内側に向かって放射状に突設された複数のティースとを有している。各ティース間には、径方向内側が開口されたスロットがそれぞれ形成される。これらスロットを介して、複数のティースに集中巻方式や分布巻方式によって巻線が巻装される。
ところで、モータの高効率化や小型化などを図るために、ステータ巻線の占積率を向上させることが有効である。とりわけ、インナロータ型のブラシレスモータのように、ステータの径方向内側が開口されているスロット形状にあっては、アウタロータ型のブラシレスモータのように径方向外側が開口されたスロット形状と比較して開口幅が小さく、巻線の占積率を向上させにくい。このため、インナロータ型のブラシレスモータのステータにおいて、巻線の占積率を向上させるべく、さまざまな技術が提案されている。
例えば、ステータをコア本体と、ティースとで分割可能に構成し、コア本体からティースを分離させた状態で巻線を巻装する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようにすることで、各ティース間に、径方向外側が開口された状態のスロットを形成することができる。このため、巻線を巻装する際、スロットの開口幅を大きくすることができ、巻線の占積率を向上させやすい。そして、所定のスロット間に巻線を巻装した後は、再度コア本体とティースとを結合するようになっている。
特開2006−191789号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、巻線を分布巻方式にて巻装する場合、2つのスロット間に跨る巻線の渡り線部がそれぞれ重なり合ってしまう。すなわち、最初に2つのスロット間に巻線を巻装した後、他の2つのスロット間に巻線を巻装する際、最初に巻装されている巻線の渡り線部を避けるようにして他の2つのスロット間に巻線を巻装する必要がある。これが繰り返されることにより、巻線の占積率を効果的に向上しにくいと共に、モータが大型化してしまう虞があるという課題がある。
また、モータの小型化を図るために渡り線部の高さを抑える作業として、渡り線部のフォーミング作業を行うことがある。しかしながら、巻線の渡り線部が嵩張るので、渡り線部のフォーミング作業性が悪化するという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、巻線の占積率を確実に向上させることができると共に、小型化を図ることができるブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニットを提供するものである。
また、渡り線部のフォーミング作業性させ、この結果、巻線の作業性を向上させることができるブラシレスモータの巻線方法、およびブラシレスモータのバスバーユニットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ステータコアに形成されている複数のティースに巻装された巻線に、バスバーを介して外部電力を供給するブラシレスモータの巻線方法であって、前記複数のティースの個数と同じ数だけ設けられた複数のノズルから、各ティース間のスロットにそれぞれ前記巻線を同時に繰出し、各ノズルに対応する所定の2つのスロットの間に、それぞれ同時に前記巻線を巻装する巻装工程と、前記巻装工程が終了した後、前記ステータコアの軸方向端部に前記バスバーをセットし、前記巻線の巻き始め端、および巻き終わり端を前記バスバーに接続する接続工程と、を有することを特徴とする。
このような巻線方法とすることで、従来のように、最初に巻装された巻線の渡り線部を避けるようにして次の巻線の巻装作業を行う必要がなく、渡り線部の嵩張りを抑えることができる。このため、巻線の占積率を確実に向上させることができると共に、占積率を向上させる分、ブラシレスモータの小型化を図ることが可能になる。
また、渡り線部の嵩張りを抑えることができるので、渡り線部のフォーミング作業を容易に行うことができ、この結果、巻線の作業性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明は、前記巻装工程は、前記複数のノズルをそれぞれ前記ステータコアの一端側から他端側へ移動させながら前記2つのスロットのうちの一方に前記巻線を挿入する巻線往路工程と、前記巻線往路工程が終了した後、前記複数のノズルをそれぞれ前記2つのスロットのうちの他方に移動させ、前記巻線の渡り線部を形成する渡り線部形成工程と、前記複数のノズルをそれぞれ径方向内側、および径方向外側の何れか一方に移動し、この移動方向に向かって前記渡り線部を変位させる渡り線部変位工程と、前記渡り線部形成工程、および前記渡り線部変位工程とが終了した後、前記複数のノズルをそれぞれ前記ステータコアの他端側から一端側へ移動させながら他方の前記スロットに前記巻線を挿入する巻線復路工程と、を有することを特徴とする。
このような巻線方法とすることで、分布巻方式による巻線の巻装作業性を容易化することができると共に、渡り線部のフォーミング作業をさらに容易に行うことができる。このため、ブラシレスモータの小型化を図りつつ、製造コストを削減することが可能になる。
請求項3に記載した発明は、ステータコアに形成されている複数のティースに巻装された巻線に、外部電力を供給するためのブラシレスモータのバスバーユニットにおいて、樹脂モールド体に、相毎に設けられ各々相のコイルに給電を行うための相用バスバーと、中性点を成す中性点用バスバーとをそれぞれ積層し、これら相用バスバーと中性点用バスバーとが互いに絶縁した状態で埋設され、前記相用バスバー、および中性点用バスバーには、径方向内側と径方向外側とに、それぞれ前記巻線の端末部を接続するための接続端子が突設されていることを特徴とするブラシレスモータのバスバーユニットとした。
ここで、2つのスロット間に巻装された巻線は、ティースの周囲に巻回されるほどスロット内の隙間を埋めることになるので、巻き始め端の位置と巻き終わり端の位置とがそれぞれ径方向にずれることになる。このため、本発明のように、各バスバーの径方向内側と径方向外側とに接続端子を設けることにより、巻線の端末部を曲折することなく、巻線とバスバーとを接続させることが可能になる。よって、巻線を曲折させない分、巻線抵抗を低減することができると共に、巻線の作業性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、最初に巻装された巻線の渡り線部を避けるようにして次の巻線の巻装作業を行う必要がなく、渡り線部の嵩張りを抑えることができる。このため、巻線の占積率を確実に向上させることができると共に、占積率を向上させる分、ブラシレスモータの小型化を図ることが可能になる。
また、渡り線部の嵩張りを抑えることができるので、渡り線部のフォーミング作業を容易に行うことができ、この結果、巻線の作業性を向上させることができる。
さらに、各バスバーの径方向内側と径方向外側とに接続端子を設けることにより、巻線の端末部を曲折することなく、巻線とバスバーとを接続させることが可能になる。このため、巻線を曲折させない分、巻線抵抗を低減することができると共に、巻線の作業性をさらに向上させることができる。
本発明の第一実施形態におけるブラシレスモータの横断面図である。 本発明の第一実施形態におけるブラシレスモータの縦断面図である。 本発明の第一実施形態におけるステータを示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 本発明の第一実施形態における連結プレートの平面図である。 本発明の第一実施形態におけるバスバーユニットの斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるバスバーユニット4の樹脂モールド体23を取り除いた状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるステータ、およびバスバーユニットの展開図である。 図7のコイルの結線図である。 本発明の第一実施形態におけるステータの状態を示す平面図であって、(a)は巻線を巻装する前の状態、(b)は巻線を巻装した後の状態を示す。 本発明の第一実施形態における巻線装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態におけるステータ固定治具の一部平面図である。 本発明の第一実施形態におけるティース嵌合部とティースの根元部の形状を示し、(a)、(b)、(c)は一例を示す要部拡大図である。 本発明の第一実施形態におけるノズルの配置状態を示す説明図である。 本発明の第一実施形態における巻線装置の動作説明図であって、(a)、(b)はガイド部、およびノズルの挙動を示す。 本発明の一実施形態における巻線装置、および巻線の挙動を示す説明図である。 本発明の第二実施形態におけるステータ、およびバスバーユニットの展開図である。 図16のコイルの結線図である。 本発明の第三実施形態におけるステータ、およびバスバーユニットの展開図である。 図18のコイルの結線図である。 本発明の第四実施形態におけるステータ、およびバスバーユニットの展開図である。 図20のコイルの結線図である。 本発明の第五実施形態におけるバスバーユニットの斜視図である。 本発明の第五実施形態におけるバスバーユニットの斜視図である。 本発明の第五実施形態におけるステータ、およびバスバーユニットの展開図である。 図24のコイルの結線図である。 本発明の第五実施形態におけるバスバーユニットの他の配置例を示す説明図である。
(第一実施形態)
(ブラシレスモータ)
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図15に基づいて説明する。
図1は、ブラシレスモータ1の横断面図、図2は、ブラシレスモータ1の縦断面図である。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング装置(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものであって、巻線12が巻装されているステータ2と、ステータ2内に配置されたロータ3とを有し、ステータ2の軸方向一端側(図2における上側)にバスバーユニット4が設けられている。
ロータ3は、不図示の回転軸に外嵌固定される略円柱状のロータコア6を有している。ロータコア6は、磁性材料の板材をプレス等で打ち抜いた金属板を軸方向に積層したり、軟磁性粉末を加圧成型したりして成るものであって、径方向中央に、不図示の回転軸を圧入可能な軸孔5が形成されている。ロータコア6の外周面には、瓦状に形成された永久磁石61が複数(この実施形態では4つ)設けられている。また、各永久磁石61は、周方向に磁極が順番に変わるように配設されている。
図3は、ステータ2を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
図1、図3(a)、図3(b)に示すように、ステータ2は、磁性材料の板材をプレス等で打ち抜いた金属板9を軸方向に積層して成るものであって、略円筒状のコア本体7と、コア本体7の内周面から径方向中央に向かって放射状に突設された複数個(この実施形態では24個)のティース8とを有している。
コア本体7は、ステータ2の環状の磁路を形成する部分である。コア本体7の内周面には、各ティース8に対応するように、複数のダブテール溝10が周方向に等間隔で形成されている。これらダブテール溝10にティース8の根元部11が軸方向に沿って勘合するようになっている。
ティース8は巻線12が巻装されるものであって、軸方向平面視で略T字状に形成されている。すなわち、ティース8は、巻線12が巻装される巻胴部13と、巻胴部13の先端に一体成形され周方向に沿って延在する内周部14とで構成されている。巻胴部13の基端は、ティース8の根元部11を構成している。根元部11は、コア本体7のダブテール溝10に対応するように、軸方向平面視で略等脚台形状に形成されている。これにより、ティース8は、コア本体7に対し軸方向に沿って着脱自在になっている。
図4は、連結プレート15の平面図である。
ここで、図3(a)、図3(b)、図4に示すように、ステータ2を構成する複数の金属板9が積層されている途中には、連結プレート15が2枚組み込まれている。2枚の連結プレート15は、ステータ2の軸方向中央からそれぞれ軸方向両端側に等間隔に振り分け配置された状態になっている。
連結プレート15は、コア本体7から複数のティース8を軸方向に沿って脱着させた際、各ティース8を一体的に保持するためのものであって、リング部16を有している。
リング部16の外周面には、ティース8の一部を構成するティースプレート17が一体成形されている。すなわち、ティースプレート17は、ティース8の巻胴部13の一部を構成する巻胴プレート18と、ティース8の内周部14の一部を構成する内周プレート19とが一体成形されたものである。そして、リング部16は、各内周プレート19を連結した状態になっている。
このように形成された連結プレート15を複数の金属板9の積層途中に組み込むことによって、コア本体7から複数のティース8を軸方向に沿って脱着させた際、各ティース8を一体的に保持することが可能になる。
図1、図2に示すように、ステータ2は、略円筒状のコア本体7の内周面に、複数のティース8が放射状に突設されているので、各ティース8間に、内周面側に開口部20を有するスロット21が複数(この実施形態では24個)形成される。各ティース8には、それぞれインシュレータ31が装着される。
そして、このインシュレータ31の上から所定の2つのスロット21,21間(この実施形態では4つ置きのスロット21,21間)に跨るように巻線12が巻装される。すなわち、ステータ2には、巻線12が分布巻方式によって巻装され、3相構造(U相、V相、W相)のコイル24が形成されている(図7参照)。
ステータ2に巻装されている巻線12の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bは、ステータ2の軸方向一端側に引き出され、バスバーユニット4に接続されている。
図5は、バスバーユニット4の斜視図、図6は、バスバーユニット4の樹脂モールド体23を取り除いた状態を示す斜視図、図7は、ステータ2とバスバーユニット4を展開した図面であり、隣接するティース8間の空隙がスロット21に相当している。図8は、図7のコイル24(巻線12)の結線図である。
図2、図5〜図8に示すように、バスバーユニット4は巻線12をスター結線にて結線すると共に、巻線12に外部からの電力を給電するためのものである。バスバーユニット4は、ステータ2に対応するように形成された略円環状の樹脂モールド体23を有している。
樹脂モールド体46には、各相のコイル24に給電を行うための複数の相用バスバー25と、中性点Cを成す1つの中性点用バスバー26とが6層に積層された状態で、かつ互いに絶縁された状態で埋設されている。
ここで、各バスバー25,26において、バスバーユニット4のステータ2側(図2、図5、図6における下側)を1層目、バスバーユニット4のステータ2とは反対側(図2、図5、図6における上側)を6層目とした場合、相用バスバー25は、1層目から3層目、5層目、および6層目に配置されている。
1層目から3層目、および5層目に配置されている相用バスバー25は、結線用の相用バスバー25aとして構成されている。これら結線用の相用バスバー25aは、それぞれ軸方向平面視で略円弧状に形成されており、同相同士のコイル24を並列回路数が2回路になるように結線している(図7、図8参照)。
各結線用の相用バスバー25aの周方向両端には、それぞれ対応する相のコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bの引き出し位置に応じて巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bが径方向に沿って突設されている。
これら巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bは、結線用の相用バスバー25aと、それぞれ対応する相のコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bとを接続するためのものである。すなわち、巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bは、樹脂モールド体23から突出した状態になっている。
巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bの先端には、それぞれ二又状に設けられた1対の舌片部28,28が一体成形されており、これら舌片部28,28によりコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを挟持可能になっている。
本実施形態においては、コイル24の巻き始め端22aはスロット21の径方向内側に位置する一方、コイル24の巻き終わり端22bはスロット21の径方向外側に位置する(詳細は後述する)。このため、各結線用の相用バスバー25aの巻き始め端子27aは径方向内側に向かって突設し、巻き終わり端子27bは径方向外側に向かって突設している。
また、6層目に配置されている相用バスバー25は、給電用の相用バスバー25bとして構成されている。給電用の相用バスバー25bは、各相のコイル24に対応するように3つで構成されており、不図示の外部電源と電気的に接続される。
各給電用の相用バスバー25bは、径方向に沿って延在する結線部29と、結線部29の径方向略中央から軸方向ステータ2とは反対側(図2、図5、図6における上側)に向かって曲折延出された給電部30とで構成されている。給電部30の先端側は、樹脂モールド体23のステータ2側とは反対側の端面から軸方向に沿って突出した状態になっており、この突出した部位に、不図示の外部電源が電気的に接続される。
結線部29は、コイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを接続するためのものである。すなわち、結線部29の径方向両端側は、樹脂モールド体23から突出した状態になっている。この突出した端部には、結線部29の径方向両端にも結線用の相用バスバー25aの巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bと同様に、1対の舌片部28,28が一体成形されている。つまり、結線部29は、径方向内側の端部にコイル24の巻き始め端22aを、径方向外側の端部にコイル24の巻き終わり端22bを接続可能に構成されている。
一方、中性点用バスバー26は、4層目に配置されている。中性点用バスバー26は、樹脂モールド体46の形状に対応するように、略円環状に形成されている。中性点用バスバー26の内周縁には、それぞれ対応する相のコイル24の巻き始め端22aの引き出し位置に応じて巻き始め端子26aが径方向に沿って突設されている。また、中性点用バスバー26の外周縁には、それぞれ対応する相のコイル24の巻き終わり端22bの引き出し位置に応じて巻き終わり端子26bが径方向に沿って突設されている。
これら巻き始め端子26a、および巻き終わり端子26bも樹脂モールド体23から突出した状態になっている。この突出した先端には、それぞれ1対の舌片部28,28が一体成形されており、コイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを挟持可能になっている。
このように構成された相用バスバー25、および中性点用バスバー26に、それぞれ各相のコイル24が所定位置に接続されることにより、各相のコイル24は、並列回路数を2回路形成した状態でスター結線される。
(巻線方法)
次に、図9〜図15に基づいて、ステータ2への巻線12の巻線方法を説明する。
図9は、ステータ2の状態を示す平面図であって、(a)は巻線12を巻装する前の状態、(b)は巻線12を巻装した後の状態を示す。
図9(a)に示すように、ステータ2に巻線12を巻装するにあたって、まず、ステータ2のコア本体7から各ティース8を軸方向に脱着させる。このとき、各ティース8は、複数の金属板9の積層途中に連結プレート15が組み込まれているので、コア本体7から脱着させても一体的に保持された状態になる。
このため、各ティース8は、連結プレート15のリング部16から径方向外側に放射状に突設した状態となる。そして、隣接するティース8間には、外周面側に開口部32を有するスロット21が形成される。
隣接するティース8間の外周面側に形成された開口部32の開口幅は、内周面側に形成された開口部20の開口幅よりも大きく設定される。したがって、隣接するティース8間の外周面側に形成された開口部32を利用することにより、所定のスロット21間に巻線12を容易に挿入することができる。
(巻線装置)
ここで、図10〜図15に基づいて、巻線装置40を用いた巻線12の巻装手順についてより具体的に説明する。
図10は、ティース8に巻線12を巻装するための巻線装置40の概略構成図である。
同図に示すように、巻線装置40は、同軸上に対向配置されティース8を保持するための1対のシャフト41,42を有している。
1対のシャフト41,42は、回転自在に設けられており、不図示の電動モータ等の駆動源を介して回転運動するように構成されている。
また、1対のシャフト41,42は、それぞれ対向している先端側に向かうに従って段差により徐々に縮径するように段付形状に形成されている。各シャフト41,42の先端には、ステータ固定治具50が設けられており、ここにティース8が保持される。
図11は、ステータ固定治具50の一部平面図である。
図10、図11に示すように、ステータ固定治具50は、各シャフト41,42の先端部41a,42aよりも段差により縮径された形で形成されている。ステータ固定治具50は、隣接するティース8間の先端側、つまり、内周部14側に介挿される複数の爪部51により構成されている。
各爪部51は、周方向に長く形成されティース8の内周部14の径方向外側の面に当接する本体部57と、本体部57の径方向内側に設けられ、隣接する内周部14,14間に介装される凸部58とが一体成形されたものである。本体部57は、ステータ固定治具50の外形状を構成している。
ティース8には、この軸方向両端から複数の爪部51が各ティース8,8間に介装され、ティース8の軸方向両端に各シャフト41,42の先端部41a,42aが当接する。これにより、ティース8は、シャフト41,42に対して相対回転不能、かつ軸方向に移動不能に保持される。そして、巻線装置40にセットされたティース8は、1対のシャフト41,42と一体となって共回りするようになっている。
また、一対のシャフト41,42のうち、一方の(図10における右側の)シャフト41には、先端部41aに略円筒状の巻線固定部45が外嵌固定されている。巻線固定部45の一端は、先端部41aよりも拡径された拡径部41bに当接しており、これによって巻線固定部45の軸方向への移動が規制されている。
巻線固定部45は、ティース8に巻装される巻線12の巻き始め端22aを保持するためのものである。巻線固定部45の外周面には、軸方向全体に渡って形成された複数の固定溝46が周方向に等間隔に配置されている。これら固定溝46のうちの1つに巻線12の巻き始め端22aが挿入され、固定されるようになっている。
さらに、1対のシャフト41,42の外周面には、それぞれ略円筒状のガイド部43,43が軸方向に沿ってスライド自在、かつ各シャフト41,42に対して相対回転不能に設けられている。ガイド部43,43は、互いに対向する先端側に間隙Sを形成した状態で配置されている。
1対のシャフト41,42は、それぞれ段付形状に形成されているので、巻線固定部45が設けられているシャフト41の先端部41aと、ガイド部43との間には、空隙Kが形成される。このため、ガイド部43の内周面と巻線固定部45との干渉を防止できる。
ガイド部43,43の先端側には、それぞれ内周面にティース嵌合部44が形成されている。ティース嵌合部44は、ティース8の根元部11、つまり、巻線装置40にティース8をセットした状態にあってはティース8の外周部を軸方向にスライド自在、かつ周方向に変位不能に保持するためのものである。
図12(a)、図12(b)、および図12(c)は、ティース嵌合部44におけるティース8の根元部11に対応する位置の形状の一例を示す要部拡大図である。
ここで、図11(a)に示すように、ティース8の根元部11には、周方向中央に凸部47が形成されている。
一方、ティース嵌合部44には、ティース8の凸部47に対応する位置に、この凸部47を受け入れるスライド溝48が軸方向に沿って形成されている。ティース嵌合部44のスライド溝48にティース8の凸部47が嵌ることによって、ティース8の根元部11の周方向への変位が規制され、かつガイド部43がティース8に対してスライド移動自在になる。
なお、図11(a)に、ティース8の根元部11に凸部47を形成する一方、ティース嵌合部44にスライド溝48を形成した場合について説明したが、これに限られるものではない。
例えば、図11(b)に示すように、ティース嵌合部44におけるティース8の根元部11に対応する位置に、凸部47を形成する一方、ティース8の根元部11に、凸部47を受け入れ可能なスライド溝48を形成してもよい。
また、図11(c)に示すように、ティース嵌合部44におけるティース8の根元部11に対応する位置に、この根元部11と嵌合可能な嵌合溝49を形成してもよい。
図10に示すように、1対のガイド部43の先端側には、それぞれ外周面に段差により縮径された縮径部52,52が形成されている。これら縮径部52,52により、1対のガイド部43の外周面上には、括れ部53が形成された状態になっている。
括れ部53には、巻線12を繰出すための複数のノズル54が径方向に移動可能、かつ軸方向に移動可能に設けられている。
また、括れ部53には、コイルエンドフォーミング部56が径方向に移動可能、かつ軸方向に移動可能に設けられている。コイルエンドフォーミング部56は、ティース8の軸方向両端に形成される巻線12の渡り線部33(図2参照)をシャフト41,42に押さえ付けるためのものである。
ここで、一対のガイド部43は、互いに対向する先端側に間隙Sを形成した状態で配置されている。このため、ノズル54、およびコイルエンドフォーミング部56は、間隙Sを介してティース8に対して近接・離反することができる。
図13は、ノズル54の配置状態を示す説明図である。
同図に示すように、ノズル54は、ティース8の数に対応するように、24個設けられており、周方向に等間隔に配置されている。そして、ノズル54の巻線繰出し口55を径方向内側に向けた状態で配置されている。
次に、図14、図15に基づいて、巻線装置40の動作について説明する。
図14(a)、および図14(b)は、巻線装置40のガイド部43、およびノズル54の挙動を示す説明図である。
図14(a)、および図14(b)に示すように、巻線装置40は、ガイド部43、およびノズル54がティース8に対して軸方向に沿って移動しながら各ノズル54から同時に巻線12が繰り出される。これにより、ティース8の各スロット21に同時に巻線12が挿入される。
より具体的に、図9、図15に基づいて、巻線装置40を用いた巻線12の巻装工程について説明する。図15は、巻線装置40、および巻線12の挙動を示す説明図である。
図9(a)に示すように、ステータ2に巻線12を巻装するにあたって、まず、ステータ2のコア本体7から各ティース8を軸方向に脱着させる。そして、各ティース8にインシュレータ31を装着する。
続いて、巻線装置40にティース8をセットする。このとき、巻線装置40の1対のシャフト41,42は、それぞれのステータ固定治具50,50間にティース8を配置可能な距離だけ互いに離反している。
そして、ステータ固定治具50,50間にティース8を配置し、このティース8の各スロット21の位置をステータ固定治具50の爪部51の位置に合わせた後、ティース8の軸方向両端側からステータ固定治具50,50を挿入する。これにより、巻線装置40へのティース8のセットが完了する。
次に、図15(a)に示すように、シャフト41に設けられている巻線固定部45に、巻線12の巻き始め端22aを固定する。このとき、複数のノズル54は、ティース8の根元部11(ティース8の外周部)よりも外側に位置している。
この状態で、ガイド部43、およびノズル54をティース8の軸方向一端側(巻線固定部45側端)から軸方向他端側へとスライド移動させながら複数のノズル54から同時に巻線12を繰出す。これにより、所定の2つのスロット21,21間(この実施形態では4つ置きのスロット21,21間)のうちの一方に巻線12が挿入される(巻線往路工程)。
次に、図15(b)に示すように、ティース8の軸方向他端側において、複数のノズル54を径方向内側へと移動させる(図15(b)における矢印Y1参照)。
続いて、図15(c)に示すように、シャフト41,42を回転させながら(図15(c)における矢印Y2参照)複数のノズル54から同時に巻線12を繰出す。このとき、ティース8は、ステータ固定治具50,50によってシャフト41,42に対して相対回転不能に固定されているので、シャフト41,42と共に回転する。
シャフト41,42は、所定の2つのスロット21,21間のうちの他方の位置が対応するノズル54の位置に合うまで回転する。これにより、ティース8の軸方向他端側には、所定の2つのスロット21,21間に渡り線部33が形成される(渡り線部形成工程)。
ここで、複数のノズル54からは、それぞれ同時に巻線12が繰出されているので、シャフト41,42の回転方向前方に位置しているノズル54から繰出される巻線12が、シャフト41,42の回転方向後方に位置しているノズル54から繰出される巻線12に覆い被さるような状態で渡り線部33が形成される(図2参照)。
また、渡り線部33を形成するにあたって、図15(b)に示すように、複数のノズル54が径方向内側へと移動するので、各渡り線部33が径方向内側へと押さえつけられ、互いに徐々に径方向内側に変位しながら絡み合った状態になる(渡り線部変位工程、渡り線部33のフォーミング作業)。
さらに、渡り線部33を形成するにあたって、巻線12の張力が作用し、各ティース8に周方向への荷重がかかる。しかしながら、各ティース8の根元部11は、ガイド部43のティース嵌合部44によって保持されているので、周方向への変位が規制される。
ティース8の軸方向他端側(図15における右側)に渡り線部33を形成した後、図15(d)に示すように、複数のノズル54が径方向外側へと移動する(図15(d)における矢印Y3参照)。そして、各ノズル54は、ティース8の根元部11よりも外側に位置した状態になる。
続いて、図15(e)に示すように、ガイド部43、およびノズル54をティース8の軸方向他端側から軸方向一端側へとスライド移動させながら複数のノズル54から同時に巻線12を繰出す。
このとき、図15(f)に示すように、コイルエンドフォーミング部56が径方向内側に移動し(図15(f)における矢印Y4参照)、巻線12の渡り線部33をシャフト42に押さえ付ける。このため、ティース8に巻線12の張力が作用し、ティース8に余計な負荷がかかることを防止できる。
そして、図15(g)に示すように、所定の2つのスロット21,21間のうちの他方に巻線12が挿入される(巻線復路工程)。
このような工程を繰り返し行い、巻線12を巻装していくことにより、ティース8に3相構造のコイル24が形成される(図2参照)。
図2、図9(b)に示すように、ティース8に3相構造のコイル24を形成した後、巻線装置40からティース8を取り外す。このとき、コイル24(巻線12)の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bは、同一方向に引き出されている。すなわち、コイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bは、巻線装置40にティース8をセットした状態で、巻線固定部45側に引き出されている。
また、ティース8には、巻線12が径方向内側から巻回され、径方向外側で巻線12の巻装作業が終了する。このため、巻き始め端22aはティース8の径方向内側、つまり、ティース8の内周部14側から引き出され、巻き終わり端22bはティース8の径方向外側、つまり、ティース8の根元部11側から引き出された状態になる。
続いて、ティース8を再びコア本体に取り付ける。これにより、巻線12が巻装されたステータ2が完成する(図1参照)。
次に、ステータ2の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bが引き出されている一端側に、バスバーユニット4をセットする。そして、バスバーユニット4の樹脂モールド体23から突出している結線用の相用バスバー25aの巻き始め端子27a、および巻き終わり端子27bと、給電用の相用バスバー25bの結線部29と、中性点用バスバー26の巻き始め端子26a、および巻き終わり端子26bとに、コイル24の所定の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを接続する(接続工程)。
ここで、結線用の相用バスバー25aの巻き始め端子27a、給電用の相用バスバー25bの結線部29、および中性点用バスバー26の巻き始め端子26aは、それぞれ径方向内側に向かって突出している。このため、コイル24の巻き始め端22aを曲折させることなく、この巻き始め端22aを各端子27a,26a、および結線部29にそれぞれ接続させることができる。
また、結線用の相用バスバー25aの巻き終わり端子27b、給電用の相用バスバー25bの結線部29、および中性点用バスバー26の巻き終わり端子26bは、それぞれ径方向外側に向かって突出している。このため、コイル24の巻き終わり端22bを曲折させることなく、この巻き終わり端22bを各端子27b,26b、および結線部29にそれぞれ接続させることができる。
(効果)
したがって、上述の第一実施形態によれば、巻線装置40に、ノズル54をステータ2のティース8の数に対応するように24個設け、各ノズル54から巻線12を同時に繰出してティース8に巻線12を巻装しているので、従来のように、最初に巻装された巻線12の渡り線部33を避けるようにして次の巻線12の巻装作業を行う必要がなく、渡り線部33の嵩張りを抑えることができる。このため、巻線12の占積率を確実に向上させることができると共に、占積率を向上させる分、ブラシレスモータ1の小型化を図ることが可能になる。
また、渡り線部33の嵩張りを抑えることができると共に、渡り線部33を形成するにあたって、図15(b)に示すように、複数のノズル54が径方向内側へと移動するので、各渡り線部33が径方向内側へと押さえつけることができる。このため、複数の渡り線部33が互いに徐々に径方向内側に変位しながら絡み合った状態になるので、渡り線部のフォーミング作業を容易に行うことができ、かつ確実に渡り線部33の軸方向高さを抑えることができる。
さらに、巻線12の巻装工程を巻線往路工程(図15(a)参照)と、渡り線部形成工程(図15(c)参照)と、渡り線部形成工程(図15(b)参照)と、巻線復路工程(図15(g)参照)とにより構成することで、分布巻方式による巻線12の巻装作業性を容易化することができると共に、渡り線部33のフォーミング作業をより容易に行うことができる。このため、ブラシレスモータ1の小型化を図りつつ、製造コストを削減することが可能になる。
そして、バスバーユニット4の相用バスバー25と巻線12の巻き始め端22aとを接続するための巻き始め端子27a、および結線部29を樹脂モールド体23から径方向内側に向かって突設させている。また、相用バスバー25と巻線12の巻き終わり端22bとを接続するための巻き終わり端子26a、および結線部29を樹脂モールド体23から径方向外側に向かって突設させている。さらに、中性点用バスバー26と巻線12の巻き始め端22aとを接続するための巻き始め端子26aを樹脂モールド体23から径方向内側に向かって突設させている。また、中性点用バスバー26と巻線12の巻き終わり端22bとを接続するための巻き終わり端子26bを樹脂モールド体23から径方向外側に向かって突設させている。
このため、巻線12の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを曲折することなく、巻線12とバスバーユニット4との結線作業を容易に行うことができる。よって、巻線12の巻装作業性をさらに向上させることができる。
さらに、樹脂モールド体23に、相用バスバー25と中性点用バスバー26とを6層に積層して埋設しているので、3相構造のコイル24を図8に示すようなスター結線とすることができる。このため、各相のコイル24間の電位差による循環電流の発生を防止することが可能になる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図1を援用し、図16、図17に基づいて説明する。
図16は、ステータ2、および第二実施形態のバスバーユニット204の展開図、図17は、第二実施形態のバスバーユニット204を用いたコイル24(巻線12)の結線図である。
なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第二実施形態において、ブラシレスモータ201は、例えば、電動パワーステアリング装置(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものであって、巻線12が巻装されているステータ2と、ステータ2内に配置されたロータ3とを有している点、ステータ2には、巻線12が分布巻方式によって巻装され、3相構造(U相、V相、W相)のコイル24が形成されている点、各相のコイル24には、バスバーユニット204を介して外部電源の電力が供給される点等基本的構成は、上述の第一実施形態と同様である(以下の実施形態についても同様)。
ここで、各相のコイル24は、バスバーユニット204の相用バスバー225、および中性点用バスバー226を介して結線されているので、各相用バスバー225の積層数を変更すると共に、各相のコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bと、相用バスバー225、および中性点用バスバー226との結線位置を変更することにより、各相のコイル24の結線方法を変化させることが可能になる。
すなわち、図16に示すように、上述の第一実施形態のバスバーユニット4が1つの樹脂モールド体23に、5層の相用バスバー25と、1層の中性点用バスバー26とにより、6層構造になっているバスバー25,26を埋設しているのに対し、この第二実施形態のバスバーユニット204では、1つの樹脂モールド体23に、複数の相用バスバー225と1つの中性点用バスバー226とが7層構造で埋設されている。
そして、図17に示すように、各相のコイル24は、並列回路数を1回路形成した状態でスター結線されている。
なお、この第二実施形態では、特に図示しないが、バスバーユニット204の樹脂モールド体23に埋設されている各相用バスバー225は、上述の第一実施形態の相用バスバー25と同様に、内周縁にコイル24の巻き始め端22aを接続するための巻き始め端子が突設されている。また、各相用バスバー225の外周縁に、コイル24の巻き終わり端22bを接続するための巻き終わり端子が突設されている。さらに、中性点用バスバー226も内周縁に巻き始め端子が突設され、外周縁に巻き終わり端子が突設されている(以下の第三実施形態、および第四実施形態も同様)。
したがって、上述の第二実施形態によれば、ブラシレスモータ201の仕様に応じて、各相のコイル24をさまざまな態様で結線することができるので、ブラシレスモータ201のモータ特性のバリエーションを増大させることが可能になる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図18、図19に基づいて説明する。
図18は、第三実施形態のブラシレスモータ301のステータ2、およびバスバーユニット304の展開図、図19は、第三実施形態のバスバーユニット304を用いたコイル24(巻線12)の結線図である。
図18に示すように、この第三実施形態のバスバーユニット304は、3相の相用バスバー325と、1層の中性点用バスバー326とにより、4層構造になっている。そして、図19に示すように、各相のコイル24は、並列回路数を4回路形成した状態でスター結線されている。
したがって、上述の第三実施形態によれば、コイル24全体として抵抗値を小さく設定することができるので、巻線12の細径化が可能になる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図20、図21に基づいて説明する。
図20は、第四実施形態のブラシレスモータ401のステータ2、およびバスバーユニット404の展開図、図21は、第四実施形態のバスバーユニット404を用いたコイル24(巻線12)の結線図である。
図20に示すように、この第四実施形態のバスバーユニット404は、前述の第三実施形態のバスバーユニット304と同様に、3相の相用バスバー425と、1層の中性点用バスバー426とにより、4層構造になっている。しかしながら、バスバーユニット404の相用バスバー425は、同相同士のコイル24全てを並列接続するように構成されている。このため、図21に示すように、各相のコイル24は、並列回路数を8回路形成した状態でスター結線されている。
したがって、上述の第四実施形態によれば、コイル24全体の抵抗値をさらに小さく設定することができるので、巻線12をさらに細径化することが可能になる。
(第五実施形態)
次に、この発明の第五実施形態を図22〜図26に基づいて説明する。
図22、図23は、第五実施形態のブラシレスモータ501におけるバスバーユニット504の斜視図である。図24は、ステータ2、およびバスバーユニット504の展開図である。図25は、バスバーユニット504を用いたコイル24(巻線12)の結線図である。
図22〜図24に示すように、バスバーユニット504は、上段モールド体71と下段モールド体72との2つのモールド体71,72を有し、互いに軸方向に積層されている。各モールド体71,72は、それぞれ略円環状に形成されている。また、各モールド体71,72の内径、外径、および軸方向の厚さは、それぞれ略同一に設定されている。
上段モールド体71には、下段モールド体72との合わせ面に、位置決め用ボス73が周方向に等間隔で3箇所突設されている。一方、下段モールド体72には、上段モールド体71との合わせ面に、位置決め用ボス73と嵌合可能な嵌合孔74が形成されている。嵌合孔74に位置決め用ボス73が嵌合することにより、上段モールド体71と下段モールド体72との相対位置が決定する。
上段モールド体71には、複数の相用バスバー525と、1つの中性点用バスバー526とが2層に積層された状態で、かつ互いに絶縁された状態で埋設されている。
上段モールド体71に埋設されている複数の相用バスバー525は、結線用の相用バスバー525aと、給電用の相用バスバー525bとで構成されている。
これら結線用の相用バスバー525a、および給電用の相用バスバー525bの外周縁には、それぞれコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bと接続可能な接続端子75が径方向外側に向かって複数突設されている。接続端子75の先端には、それぞれ二又状に設けられた1対の舌片部28,28が一体成形されており、これら舌片部28,28によりコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bを挟持可能になっている。
また、給電用の相用バスバー525bは、各相のコイル24に対応するように3つで構成されている。給電用の相用バスバー525bには、上段モールド体71の下段モールド体72とは反対側の端面から軸方向に沿って突出する給電部76が一体成形されている。この給電部76に、不図示の外部電源が電気的接続され、各相のコイル24に電力が供給されるようになっている。
一方、中性点用バスバー526の外周縁にも各相のコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bと接続可能な接続端子75が径方向外側に向かって複数突設されている。
下段モールド体72には、複数の相用バスバー527が2層構造となるように配置された状態で埋設されている。下段モールド体72に埋設されている複数の相用バスバー527には、外周縁にそれぞれコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bと接続可能な接続端子77が径方向外側に向かって複数突設されている。各接続端子77の先端にもそれぞれ二又状に設けられた1対の舌片部28,28が一体成形されている。
ここで、上段モールド体71の外周面から突出する複数の接続端子75は、周方向に等間隔に配置されていると共に、下段モールド体72の外周面から突出する複数の接続端子77も周方向に等間隔に配置されている。さらに、各接続端子75,77は、互いに軸方向で同一直線状に位置しないように互い違いに配置された状態になっている。
このように構成されたバスバーユニット504は、ステータ2の軸方向一端側に配置され、ステータ2から引き出されたコイル24の巻き始め端22a、および巻き終わり端22bと接続されるようになっている。
図25に示すように、バスバーユニット504によって結線された各相のコイル24は、並列回路数を2回路形成した状態になる。
したがって、上述の第五実施形態によれば、バスバーユニット504が上段モールド体71と下段モールド体72の2段構造になっているので、コイル24と接続するための接続端子75,77の数が多い場合(例えば、結線箇所が24箇所)であっても全てバスバーユニット504の外周面に設けることができる。
また、全てのバスバー525,526,527を1つの樹脂モールド体に埋設する必要がなくなるので、バスバーユニット504を容易に製造することが可能になる。
なお、上述の第五実施形態では、上段モールド体71に位置決め用ボス73を突設する一方、下段モールド体72に位置決め用ボス73と嵌合可能な嵌合孔74が形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、下段モールド体72に位置決め用ボス73を突設する一方、上段モールド体71に嵌合孔74を形成してもよい。
また、上述の第五実施形態では、ステータ2の軸方向一端側にバスバーユニット504を配置する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図26に示すように、ステータ2の軸方向一端に上段モールド体71を配置し、軸方向他端に下段モールド体72を配置してもよい。
このように、バスバーユニット504は、上段モールド体71と下段モールド体72とを一体化せずに、それぞれ別々に設けることもできるので、バスバーユニット504のレイアウト性を高めることが可能になる。
さらに、上述の第五実施形態では、バスバーユニット504を用いて図25に示すように、各相のコイル24を結線した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、上段モールド体71に埋設されている相用バスバー525、および下段モールド体72に埋設されている相用バスバー527の積層数や結線位置を変更することにより、各相のコイル24を図8、図17、図21、および図19に示すような状態でスター結線することができる。
一方、上述の第一実施形態のバスバーユニット4においても各相用バスバー25の積層数を変更すると共に、結線位置を変更することにより、各相のコイル24を図25に示すような状態でスター結線することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ブラシレスモータ1,201,301,401,501のステータ2に、巻線装置40を用いて巻線12を巻装した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまなブラシレスモータのステータに巻線装置40を用いて巻線12を巻装することが可能である。
また、上述の実施形態では、ステータ2に、巻線装置40を用いて巻線12を分布巻方式によって巻装した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ステータ2に、巻線装置40を用いて巻線12を集中巻方式によって巻装することも可能である。
さらに、上述の実施形態では、ステータ2を構成する複数の金属板9が積層されている途中に連結プレート15を2枚組み込み、コア本体7から複数のティース8を脱着させた際、各ティース8を一体的に保持する場合について説明した。しかしながら、連結プレート15の枚数は2枚に限られるものではなく、コア本体7から複数のティース8を脱着させた際、各ティース8を一体的に保持可能な枚数であればよい。
また、上述の実施形態では、ステータ2への巻線方法として、まず、ステータ2のコア本体7からティース8を脱着し、ティース8の外周面側に形成された開口部32を利用して巻線12を巻装する場合について説明した(図9(a)、図9(b)参照)。しかしながら、巻線方法としてはこれに限られるものではなく、ステータ2の各スロット21に同時に巻線12を挿入し、所定のスロット21,21間に同時に巻線12を巻装する方法であればよい。
すなわち、例えば、コア本体7とティース8とを一体化したままの状態で、ティース8の内周面側に形成された開口部20を利用して巻線12を巻装する方法としてもよい。この場合、巻線12は、ティース8の根元部11から巻き始め、ティース8の内周部14側で巻き終わることになる。
このため、上述の実施形態では、図15(b)に示すように、渡り線部33を形成するにあたって、複数のノズル54を径方向内側へと移動させ、各渡り線部33を径方向内側へと押さえつけた場合について説明したが(渡り線部変位工程)、ティース8の内周面側に形成された開口部20を利用して巻線12を巻装する方法にあっては、複数のノズル54を径方向外側へと移動させ、各渡り線部33を径方向外側へと押さえつける。
なお、このような巻線方法とする場合、巻線装置40を用いず、別途巻線装置を用意することはいうまでもない。
1,201,301,401,501 ブラシレスモータ
2 ステータ(ステータコア)
3 ロータ
4,204,304,404,504 バスバーユニット
8 ティース
11 根元部
12 巻線
13 巻胴部
14 内周部
21 スロット
22a 巻き始め端(端末部)
22b 巻き終わり端(端末部)
23 樹脂モールド体
24 コイル
25,225,325,425,525,527 相用バスバー(バスバー)
25a,525a 結線用の相用バスバー
25b,525b 給電用の相用バスバー
26,226,326,426,526 中性点用バスバー(バスバー)
26a,27a 巻き始め端子(接続端子)
26b,27b 巻き終わり端子(接続端子)
33 渡り線部
40 巻線装置
43 ガイド部
44 ティース嵌合部
45 巻線固定部
50 ステータ固定治具
54 ノズル
71 上段モールド体(樹脂モールド体)
72 下段モールド体(樹脂モールド体)
75,77 接続端子
C 中性点

Claims (3)

  1. ステータコアに形成されている複数のティースに巻装された巻線に、バスバーを介して外部電力を供給するブラシレスモータの巻線方法であって、
    前記複数のティースの個数と同じ数だけ設けられた複数のノズルから、各ティース間のスロットにそれぞれ前記巻線を同時に繰出し、各ノズルに対応する所定の2つのスロットの間に、それぞれ同時に前記巻線を巻装する巻装工程と、
    前記巻装工程が終了した後、前記ステータコアの軸方向端部に前記バスバーをセットし、前記巻線の巻き始め端、および巻き終わり端を前記バスバーに接続する接続工程と、
    を有することを特徴とするブラシレスモータの巻線方法。
  2. 前記巻装工程は、
    前記複数のノズルをそれぞれ前記ステータコアの一端側から他端側へ移動させながら前記2つのスロットのうちの一方に前記巻線を挿入する巻線往路工程と、
    前記巻線往路工程が終了した後、前記複数のノズルをそれぞれ前記2つのスロットのうちの他方に移動させ、前記巻線の渡り線部を形成する渡り線部形成工程と、
    前記複数のノズルをそれぞれ径方向内側、および径方向外側の何れか一方に移動し、この移動方向に向かって前記渡り線部を変位させる渡り線部変位工程と、
    前記渡り線部形成工程、および前記渡り線部変位工程とが終了した後、前記複数のノズルをそれぞれ前記ステータコアの他端側から一端側へ移動させながら他方の前記スロットに前記巻線を挿入する巻線復路工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータの巻線方法。
  3. ステータコアに形成されている複数のティースに巻装された巻線に、外部電力を供給するためのブラシレスモータのバスバーユニットにおいて、
    樹脂モールド体に、相毎に設けられ各々相のコイルに給電を行うための相用バスバーと、中性点を成す中性点用バスバーとをそれぞれ積層し、これら相用バスバーと中性点用バスバーとが互いに絶縁した状態で埋設され、
    前記相用バスバー、および中性点用バスバーには、径方向内側と径方向外側とに、それぞれ前記巻線の端末部を接続するための接続端子が突設されていることを特徴とするブラシレスモータのバスバーユニット。
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