JP2011091856A - 携帯情報機器、制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】外見上で電源オフ操作したのみでは実際に電源がオフされず、正規のユーザのみが、実際の電源オフ操作をすることが可能な携帯型通信端末装置を提供する。
【解決手段】携帯電話機100は、外部の基地局との間で通信情報を送受信するための無線部4と、表示部150,152,160,162とを備える。主制御部10は、電源オフボタン122Bのみの操作によっては、表示部への電力供給を選択的に停止するとともに、操作部12からの入力受付を禁止する仮停止状態へ遷移させ、一方、入力される認証情報が正規であると判断した場合においては、電源オフボタン122Bの操作されることに応じて、電源部54から各部への電力の供給を停止する。
【選択図】図3
【解決手段】携帯電話機100は、外部の基地局との間で通信情報を送受信するための無線部4と、表示部150,152,160,162とを備える。主制御部10は、電源オフボタン122Bのみの操作によっては、表示部への電力供給を選択的に停止するとともに、操作部12からの入力受付を禁止する仮停止状態へ遷移させ、一方、入力される認証情報が正規であると判断した場合においては、電源オフボタン122Bの操作されることに応じて、電源部54から各部への電力の供給を停止する。
【選択図】図3
Description
この発明は、携帯情報機器に関する。
従来、子供や老人が携帯する携帯電話機において、電源が不慮および故意の電源キー操作により携帯電話機の電話機の電源がオフされることを防止する技術が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
これは、子供や老人が外出するときに携帯電話機を持たせ、保護者が必要なときに連絡を取ってその居場所や状況を確認したい場合に、保護者側が常に連絡をとれる状態としておくには、当該電話機の電源が不慮及び故意の電源キー操作によりオフされることを防止する必要があるからである。
さらに、近年、たとえば、子供の安全確保のために、GPS(Global Positioning System)機能を有する携帯電話機を子供に持たせる場合なども多くなっている。
この場合、子供が、万一、誘拐等の犯罪に巻き込まれてしまったときであっても、子供位置を追跡できることが期待される。仮にGPS機能を有しない携帯電話機であっても、一般に、基地局との交信記録などにより、携帯電話機の概略の位置を特定することも可能である。
しかしながら、携帯電話機の電源が切られてしまうと、上記のようなGPS機能も、基地局との交信記録も利用できないこととなってします。一方で、上記の特許文献1に記載のように、電源を切ろうとするたびにパスワードの入力を求められる場合には、犯人により携帯電話機自体が捨てられてしまうなど、期待される機能が発揮されない可能性がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、外見上で電源オフ操作したのみでは実際に電源がオフされず、正規のユーザのみが、実際の電源オフ操作をすることが可能な携帯型通信端末装置を提供することである。
本発明の1つの局面に従うと、携帯情報機器であって、電力を供給するための電源部と、外部から入力を受け付けるための入力手段と、表示手段と、携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段と、携帯情報機器の動作を制御するための制御手段とを備える。制御手段は、表示手段による表示が行われず位置特定手段が動作する仮停止状態へと遷移する場合には認証を条件とせず、表示手段による表示が行われず位置特定手段が動作しない本停止状態へと遷移する場合には認証を条件とする。
不正に電源がオフされた場合には、仮停止状態に遷移し、外見上は、あたかも電源オフの状態となっているように見える。これにより不正利用者は携帯電話から何も情報が提示されていないと理解する。しかし、位置情報の検出機能または通信機能が動作していることにより場所が特定できるので、不正に使用されている携帯情報機器の追尾が可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
また、以下では、携帯電話機を、本発明の「携帯情報機器」の一例として説明を行なうこととする。ただし、本発明は、PDAなどの他の携帯情報機器やその他の携帯型通信端末装置にも適用可能なものである。
図1および図2を参照して、本発明の携帯情報機器の一実施の形態である携帯電話機100について説明する。携帯電話機100は、特に限定はされないが、ここでは折畳式携帯電話で説明する。そして、図1は、携帯電話機100の筐体を開いた状態での正面側の斜視図であり、図2は、当該筐体を開いた状態での背面側の斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機100は、第1の筐体104と、第2の筐体106と、スピーカ174と、メインディスプレイ150と、サブカメラ142と、メイン操作部120と、マイク172とを含む。第1の筐体104と第2の筐体106とは、接続部105で折畳み可能に接続されている。
メイン操作部120は、機能キー122A,122B等の複数のキーを含む複数のキーを含む機能キー群122と、数字等の入力のためのテンキーを含む12キー124とを備える。機能キー群122は、メインディスプレイ150上の表示の少なくとも一部(表示全体、または、メインディスプレイ150上に表示されたカーソル等)を上下左右それぞれに所定の距離だけ移動させるための上キー121A,下キー121B,左キー121C,右キー121Dと、移動したカーソル等に対応する処理に決定したことを入力するための決定キー122Aと、電源オフのためのとの機能表示がなされているボタン(以下、「電源オフボタン」)122Bと、電源オンのためとの機能表示がなされているボタン(以下、「電源オンボタン」)122Cとを含む。
後に説明するように、本発明では、単純に、電源オフボタン122Bを操作したのみでは、携帯電話機の各部への電力供給が完全にはオフ状態とはならない。このような「単純に電源オフボタンを操作したことにより遷移する、電力供給が完全にはオフとはなっていない仮停止状態」を「ダミー電源オフ状態」と呼ぶ。
このダミー電源オフ状態では表示部での表示が行なわれていない状態(ハード的に電源が供給されていない状態でもソフト的に表示を消している、または黒い画面を表示するような状態、もしくはバックライトを消す等でもよい。
また、さらに、後に説明するように、このような「ダミー電源オフ状態」から、単純に電源オンボタン122Cを操作したのみでは、正規のユーザ以外のユーザに許される制限された機能のみが動作可能なモードとなる。このような動作モードを「ダミー電源オン状態」と呼ぶことにする。
また、以下の説明では、説明の便宜のために、上述のとおり、電源オンボタンと電源オフボタンとが別々のボタンであるものとして説明するが、これらのボタンは必ずしも別々のボタンである必要はなく、同一ボタンが押下されるときの状態に応じて、電源オンボタンとして機能したり、電源オフボタンとして機能するものとしてもよい。したがって、電源オンボタンと電源オフボタンとは、総称して「電源ボタン」と呼ぶ。
さらに、図2に示すように、携帯電話機100は、第1の筐体104に、サブディスプレイ160と、サブ操作部130と、メインカメラ140と、LED(Light Emitting Diode)176とを含む。また、携帯電話機100は、第2の筐体106にアンテナ108を有する。サブ操作部130は、サブディスプレイ160に表示されるカーソルの移動キー130A,130Cと、決定キー130Bとを含む。
なお、以下では、メイン操作部120とサブ操作部130とを総称して「操作部」と呼び、メイン操作部120およびサブ操作部130において、電源オフボタン122Bおよび電源オンボタン122C以外の操作キーを総称して「入力キー」と呼ぶ。
また、本実施の形態の携帯電話機100では、サブカメラ142がメインディスプレイ150近傍に設けられ、後述するメインカメラ140が第1の筐体104の外面側(メインディスプレイ150を設けられた面の裏側面)に設けられているが、本発明に従った携帯情報機器は、このような構成に限定されるものではなく、サブカメラ142とメインカメラ140の設置位置や搭載の有無は、任意である。
図3は、携帯電話機100の機能ブロック図である。
図3を参照して、携帯電話機100のアンテナ108は、無線電波を介して基地局と無線通信を行なうときに、音声データ、文字データおよび画像データなどを送受信する。無線部4は、受信時は、基地局からアンテナ108を介して受信したデータを復調し通信制御部6を介して主制御部10に送り、送信時は、主制御部10から通信制御部6を介して送られてくる音声データ、メールなどの文字データおよびメールに添付された画像データ等を所定のプロトコルに基づいてアンテナ108から送出する。
図3を参照して、携帯電話機100のアンテナ108は、無線電波を介して基地局と無線通信を行なうときに、音声データ、文字データおよび画像データなどを送受信する。無線部4は、受信時は、基地局からアンテナ108を介して受信したデータを復調し通信制御部6を介して主制御部10に送り、送信時は、主制御部10から通信制御部6を介して送られてくる音声データ、メールなどの文字データおよびメールに添付された画像データ等を所定のプロトコルに基づいてアンテナ108から送出する。
主制御部10は、携帯電話機100の各部の動作を制御し、ROM(Read Only Memory)8には、主制御部10の動作のためのプログラム等が格納される。RAM(Random Access Memory)30は、主制御部10が動作する際に、ROM8内のプログラムが展開されたり、ワーキングメモリとして使用されるなど一時記憶用のメモリとして機能する。不揮発性メモリ32は、たとえば、フラッシュメモリなどで構成され、後に説明するように、携帯電話機100の各動作状態と動作可能な機能とを対応付けた状態機能テーブル34や、送受信履歴データ36や、ダミー電源オフ状態やダミー状態オン状態での表示を行なうためのデータを格納したダミー状態表示用データ38等を格納している。さらに、不揮発性メモリ32には、主制御部10により参照される、現在の動作状態を示すフラグ情報なども格納される。
撮像部20は、カメラ140およびサブカメラ142を含む。画像処理部22は、増幅部、A/D(アナログ/デジタル)変換部、信号処理部からなる。増幅部は、撮像部20から送られてくるRGB等の画像信号に対応した電気信号を増幅し、A/D変換部に送る。A/D変換部は増幅部で変換された画像信号に対応した電気信号(アナログ)をデジタル信号に変換して画像データを出力し、信号処理部に送る。信号処理部は、A/D変換部から送られてくる画像データに対して、画素の補間処理などの信号処理を行なう。また信号処理部は、主制御部10から送られてくる制御信号に基づいて、信号処理を施した画像データを、RAM30に送る。
RAM30内の画像メモリ領域は、信号処理部から連続的に送られてくる画像データを一時的に記憶している。たとえば、時間的に古い画像データは消去する、あるいは最も新しい画像データを上書きすることで一時的に記憶する。また、RAM30内の画像メモリ領域には、撮像部20からの画像データばかりでなく、主制御部10の制御により、表示しようとする画像データが、たとえば、不揮発性メモリ32等からよみだされて書き込まれる場合もある。
主制御部10は、表示ドライバ部42に制御信号を送信するとともに、RAM30内の画像メモリ領域に記憶された画像データを、表示ドライバ部42に送る。表示ドライバ部42は、メイン画面150またはサブ画面160に表示しようとする画像データに従って、メイン画面150またはサブ画面160の各画素電極に対して駆動電圧を印加する。
メインバックライト152およびサブバックライト162は、発光素子である発光ダイオードなどから構成され、メイン画面150またはサブ画面160に光を当てて輝度を増加させる。メインバックライト152およびサブバックライト162の点灯、消灯の制御(電源供給のオン/オフの制御)および輝度調整などの制御は、主制御部10によって行なわれる。また、メインバックライト152およびサブバックライト162は各々独立して制御することが可能であり、画像がメイン画面150に表示されている時はメインバックライト152が、サブ画面160に表示されている場合はサブバックライト160が点灯するように制御される。
操作部12には、図1〜図2において上述したように、入力キー14と、電源オフボタン122Bおよび電源オンボタン122Cとが設けられる。
マイク26は、通話の際にユーザの音声を電気信号に変換して主制御部10に与え、主制御部10は、この電気信号を音声データとして通信制御部6に与える。一方、スピーカ28は、通話の際に、通信制御部6と主制御部10を介して与えられた音声の電気信号を音声に変換する他、不揮発性メモリ32に格納された音楽データの再生音声などの出力も行なう。
位置情報検出部50は、たとえば、周知のGPS(Global Positioning System)信号を受信して、携帯電話機100の位置情報を獲得する。
開閉検出部52は携帯電話機1が折り畳まれているか否かを検出する検出手段である。ヒンジ内部に図示しない検出スイッチが設けられており、開閉状態に応じて信号が主制御部10に送られ、主制御部10によって携帯電話機100が折り畳まれているかどうかを判断する。なお、図1〜図2では、携帯電話機100が折畳式の形状を有するものとしているので、このような開閉検出を行なうことになるものの、たとえば、携帯電話機100がスライド式などの他の機構により、ユーザが通常持ち歩くときの形態から通話時の形態に変形させた上で、通話を行なうような場合には、開閉検出部52の代わりに、このような形態の変化を検出する形態変化検出部が設けられる。
電源部54は、図示しないバッテリを含み、携帯電話機100の各部へ電力を供給する。携帯電話機100の各部分への電力供給のオン/オフについては、主制御部10により制御されるものとする。ただし、主制御部10への電源供給自体は、電源オンボタン122Cの操作により開始される。
図4は、携帯電話機100および携帯電話機102がメールのやり取りを行なう状態を示す概念図である。
図4を参照して、携帯電話機100は基地局BS1を介してインターネット網と接続し、一方、携帯電話機102は基地局BS2を介してインターネット網と接続することで、相互にメールのやり取りを行なうことができる。また、携帯電話機100は、GPS衛星からの測位信号を受けて、自身の位置情報を獲得する。
後に説明するように、たとえば、携帯電話機102のアドレスが事前に携帯電話機100の不揮発性メモリ32内に通知先として登録されている場合、「ダミー電源オフ状態」では、所定のタイミングで、携帯電話機100は、自身の位置情報を携帯電話機102にメールで通知する。
[携帯電話機100の電源制御]
以下、携帯電話機100の電源制御について説明する。
以下、携帯電話機100の電源制御について説明する。
本発明の携帯電話100は、電源オフボタン122Bおよび電源オンボタン122Cと通信機能を備えた携帯型通信端末装置であって、電源オフボタン122Bの操作のみを行った場合、表面上はユーザからみて電源オフ状態になるものの、実際には、主制御部10、無線部4、通信制御部6、ROM8、RAM30、位置情報検出部50については、電源は切れていないという仮停止状態(「ダミー電源オフ状態」)となる。一方で、個人認証手続きにより、正規ユーザであると認められた場合に、電源オフボタン122Bの操作をしたときには、電源部54からの携帯電話機100への電力供給が完全に停止した本停止状態となる。本停止状態で、電源オンボタン122Cが操作されると、主制御部10への電力供給が開始される。
[正規電源オフ処理]
以下、まず、携帯電話機100の待ち受け状態から、正規に電源をオフして、本停止状態とするための操作について、説明する。
以下、まず、携帯電話機100の待ち受け状態から、正規に電源をオフして、本停止状態とするための操作について、説明する。
図5は、このような正規の電源オフ操作を説明するためのフローチャートである。
まず、待ち受け状態(S100)において、主制御部10により、ユーザの操作により「電源オフメニュー」が呼び出されたかが判断され、呼び出しがあるまで電源オフメニューモードへの遷移については待ち状態となる(S102)。
まず、待ち受け状態(S100)において、主制御部10により、ユーザの操作により「電源オフメニュー」が呼び出されたかが判断され、呼び出しがあるまで電源オフメニューモードへの遷移については待ち状態となる(S102)。
主制御部10により「電源オフメニュー」へ入る操作が行なわれたと判断され(S104)、続いて、認証情報の入力、たとえば、暗証番号の入力が行なわれると(S104)、認証処理によりユーザが正規のユーザであるか否かが判断される(S106)。正規のユーザとの認証がされない場合は、処理はステップS102に復帰する。
一方、主制御部10により認証処理により正規のユーザであると判断され(S106、でY)、続いて、電源オフボタン122Bが操作された判断されると、主制御部10は、電源部54に対して指示を与えて、電源部54からの携帯電話機100への電力供給を完全に停止させ(S110)、処理が終了する(S112)。
図6は、図3に示した状態機能テーブル34内に含まれる「通常待ち受け状態」および「正規電源オフ状態」の状態機能テーブルの一例を示す図である。
主制御部10は、状態機能テーブルを参照して、ユーザの操作が行なわれた際に、現在の動作状態で、そのような操作が有効であるか否かを判断し、有効(利用可能)であれば、当該操作に対応した処理を行なうのに対して、無効(利用不可能)であると判断すると、当該操作に対応する処理は行なわない。
図6(a)は、「通常待受状態の機能テーブル」であり、通常の待受状態では、「電源操作(電源オフボタン122Bおよび電源オンボタン122Cの操作)」、「キー入力操作(電源キーの操作を除く)」、「(着呼やメール着信などを音などで知らせる)報知処理」、「表示処理」、「(通話の)発信」、「(通話の)着信」、「メール送信」、「メール受信」、「カメラ操作」、「電話帳の参照」、「メールBOXの照会」、「通話履歴の参照」、「データファイルの操作」、「位置情報の獲得」、「(時計、電卓、電子マネーなどの)付加機能」のいずれもが利用可能状態となっている。
なお、「電話帳の参照」とは、不揮発性メモリ32に格納された正規の電話帳の内容の参照(内容の参照およびそれに基づくワンタッチでの発信)およびこの正規の電話帳への登録処理を意味する。なお、このような正規の電話帳の内容の参照およびこの正規の電話帳への登録処理には、パスワード入力などの個人認証により正規ユーザと認証された場合にのみに許可されるものとしてもよい。
これに対して、図6(b)は、「正規電源オフ状態の機能テーブル」であり、正規電源オフ状態(本停止状態)では、「電源操作」のみが利用可能であって、他の操作または処理はいずれも利用不可能な状態となっている。
(正規の電源オフ処理のための認証処理)
図7は、図5のS102〜S106において、個人認証のための認証情報を入力する処理におけるメイン画面150の表示例を示す図である。
図7は、図5のS102〜S106において、個人認証のための認証情報を入力する処理におけるメイン画面150の表示例を示す図である。
まず、図7(a)に示すように、一般的に、携帯電話機100の操作を列挙したメインメニュー画面をユーザが呼び出す。続いて、図7(a)において、「管理機能」をユーザが選択すると、図7(b)の1つ下の階層のメニュー画面に移行する。さらに、図7(b)の画面において、ユーザが「パワーコントロール」を選択すると、図7(c)のようにパスワードの入力を促す画面に移行する。
ここで、入力されたパスワードが予め登録されていたものと一致すれば、主制御部10により正規のユーザと認証される。
このように、メインメニューよりも深い階層のメニュー内に、ステップS104の個人認証の入力画面を置くこととすれば、正規のユーザ以外では、正規電源オフのための処理を見つけにくいばかりか、そのような認証情報の入力が必要であることすら正規ユーザ以外では気づきにくいことになる。
なお、図7(c)では、パスワードの入力をすることで個人の認証をすることとしたが、たとえば、図7(b)から図7(c)の状態に移行すると、パスワードの入力の代わりに生体認証など個人を特定できる方法で行なっても良い。例えば認証が必要な場面ではカメラが自動的に起動し、顔画像の情報に基づいて認証するいわゆる「顔認証」を行なうこととしてもよい。または、他の個人認証の方法としては、携帯電話機100に指紋センサーを設けておき、指紋認証を行なうこととしてもよい。その他虹彩認証や体、衣装、持ち物等身近なものの一部または全体をカメラで撮影した画像データで認証してもよい。
なお、この指紋認証の場合は、電源オフボタン122Bそのものに指紋センサーを設けておき、図7(c)の画面で、電源オフボタン122Bの操作をユーザに促すメッセージを表示し、電源オフボタン122Bをユーザが押下することにより、自動的に指紋の検知をすることとしてもよい。
図8は、個人認証の処理の他の方法におけるメイン画面150の表示例を示す図である。
図8においては、端末に予め登録されている画像データの組み合わせを選択することで、それが登録された組み合わせと一致するかにより、個人の認証を行なう。
すなわち、まず、図8(a)に示すように、一般的に、携帯電話機100の操作を列挙したメインメニュー画面をユーザが呼び出す。続いて、図8(a)において、「ライブラリ」をユーザが選択すると、図8(b)の1つ下の階層のメニュー画面に移行する。さらに、図8(b)の画面において、ユーザが「グラフィックライブラリ」を選択すると、図8(c)のように、サムネイル表示の画面に移行する。ユーザは、図8(c)のように、たとえば、3×3に配置されたサムネイルの中から3つの画像を選択する。図8(c)では、選択された画像が枠で囲まれて表示されている。
ここで、選択された画像の組み合わせが予め登録されていた組み合わせと一致すれば、主制御部10により正規のユーザと認証される。なお、図8(c)のサムネイル表示では、登録された9つの画像が常に同じ位置に表示されるものとしてもよいが、図8(c)の画面が呼び出されるたびにランダムに表示位置を変更することとしてもよい。
[ダミー電源オフ処理]
次に、携帯電話機100の待ち受け状態から、電源オフボタン122Bの操作のみを行なって、ダミー電源オフ状態となる操作について説明する。
次に、携帯電話機100の待ち受け状態から、電源オフボタン122Bの操作のみを行なって、ダミー電源オフ状態となる操作について説明する。
図9は、このようなダミー電源オフ操作を説明するためのフローチャートである。
まず、待ち受け状態(S200)において、主制御部10により、ユーザの操作により「電源オフボタン122B」の操作が行なわれたかが判断され(S202)、電源オフボタン122Bの操作があるまでダミー電源オフ状態への遷移については待ち状態となる(S202)。
まず、待ち受け状態(S200)において、主制御部10により、ユーザの操作により「電源オフボタン122B」の操作が行なわれたかが判断され(S202)、電源オフボタン122Bの操作があるまでダミー電源オフ状態への遷移については待ち状態となる(S202)。
主制御部10により電源オフボタン122Bが操作されたと判断されると、主制御部10は、ダミー電源オフの処理を行ない(S204)、処理は終了する(S206)。ここで、図5で説明した正規電源オフの処理と、図9のダミー電源オフの処理とは、待受け状態においては、平行して待機状態となっているものである。
図10は、図3に示した状態機能テーブル34内に含まれる「キーロック状態」および「ダミー電源オフ状態」の状態機能テーブルの一例を示す図である。
図10の状態機能テーブルには、利用可能および利用不可能という状態以外に、限定利用可能との状態が存在する。
図10(c)は、「キーロック状態の機能テーブル」であり、キーロック状態では、「電源操作(電源オフボタン122Bおよび電源オンボタン122Cの操作)」、「キー入力操作(電源キーの操作を除く)」、「(着呼やメール着信などを音などで知らせる)報知処理」、「表示処理」、「(通話の)着信」、「メール受信」が利用可能状態となっているものの、「(通話の)発信」、「メール送信」、「カメラ操作」、「電話帳の参照」、「メールBOXの照会」、「通話履歴の参照」、「データファイルの操作」については利用不可能となっている。
一方、「位置情報の獲得」については、GPS信号の受信により位置情報の取得は行なわれるが、表示画面への表示は行なわれない。また、位置情報については、携帯電話機100の外部から予め許可された機器が外部から無線によりアクセスして位置情報を取得することも許可されている。
「(時計、電卓、電子マネーなどの)付加機能」については、電子マネーについてのみ処理が可能となる限定利用可能状態となっている。ただし、「(時計、電卓、電子マネーなどの)付加機能」のうち、「電子マネーについての付加機能」については、電子マネー不正利用防止を考慮してダミー電源OFFのときに電子マネーが利用可能とする必要は必ずしもない。
これに対して、図10(d)は、「ダミー電源オフ状態の機能テーブル」であり、ダミー電源オフ状態(仮停止状態)では、「電源操作」のみが利用可能であって、「キー入力操作(電源キーの操作を除く)」、「(着呼やメール着信などを音などで知らせる)報知処理」、「表示処理」、「(通話の)発信」、「カメラ操作」、「電話帳の参照」、「メールBOXの照会」、「通話履歴の参照」、「データファイルの操作」、「(時計、電卓、電子マネーなどの)付加機能」については、利用不可能な状態となっている。また「メール送信」については事前設定による定期的な位置情報送信処理のための動作が可能となる限定利用可能状態となっている。一方、「(通話の)着信」、「メール受信」については、これらの処理自体は行なわれるものの報知はされない、という限定利用可能状態となっている。さらに、「位置情報の獲得」については、事前設定による定期的な位置情報取得のための限定利用可能状態となっている。
(ダミー電源オフ状態からの位置情報の通知)
図11は、ダミー電源オフ状態における位置情報通知処理を説明するためのフローチャートである。
図11は、ダミー電源オフ状態における位置情報通知処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、携帯電話機100は、ダミー電源オフ状態においても機能している位置情報検出部50とメールの送信機能や電話での音声合成等を利用して、予め登録してある通信先に、随時取得した位置情報を送信する。
図11を参照して、ダミー電源オフ状態(S300)になってから、主制御部10は、一定時間が経過したと判断すると(S302)、位置情報検出部50を制御して。現在の位置情報を取得させ、取得が完了すると(S304)、取得された位置情報を、たとえば、不揮発性メモリ32に予め登録されている通信先にメールで送信する(S306)。なお、ステップS306の完了により処理が終了すると(S308)、処理は再び、ステップS302に復帰する。
このような位置情報の通信にあたっては、携帯電話機の外部には、外見上や音の通知としては、何ら出力が行なわれないものとする。
(ダミー電源オフ状態での着信処理)
図12は、ダミー電源オフ状態での着信処理を説明するためのフローチャートである。
図12は、ダミー電源オフ状態での着信処理を説明するためのフローチャートである。
発呼端末から携帯電話機100に対して発呼処理が行なわれると(S500)、着呼端末である携帯電話機100では、主制御部10が、現在がダミー電源オフ状態であるか否かを判断する(S502)。
主制御部10が、ダミー電源オフ状態であると判断した場合は、着呼を外部に通知することなく、着信側の電話番号と着信日時を送受信履歴データ36として不揮発性メモリ32の所定の領域に記録する。
なお、通常状態に復帰して送受信履歴データを参照する場合には仮停止状態での履歴という事が分かるように表示の色を変えたり、印をつけたりして区別して表示させてもよい。
一方、ステップS502において、主制御部10が、ダミー電源オフ状態でないと判断した場合は、着呼を外部に音や表示により報知して(S506)、ユーザの操作に応じて、応答処理を行なう(S508)。
なお、たとえば、発呼側で切断処理を行なうと(S510)通信が終了する。
(正規電源オフの場合とダミー電源オフの場合の画面表示)
一般に、電源オフの操作を行なうと、表示画面の表示を終了する前に、メッセージ画面が表示される。
(正規電源オフの場合とダミー電源オフの場合の画面表示)
一般に、電源オフの操作を行なうと、表示画面の表示を終了する前に、メッセージ画面が表示される。
この際のメッセージ画面として、正規電源オフの場合とダミー電源オフの場合とで異なるメッセージ画面を予め不揮発性メモリ32に登録しておき、電源が切れる際に、正規電源オフの状態とダミー電源オフの状態のいずれに遷移するのかを区別できるようにしておいてもよい。この場合は、画面表示が、これらの場合で異なることを知っている正規のユーザは、いずれの状態に遷移するのかを知ることができる。
また、メッセージに関わらず、音、発光色、パターン、振動などでいずれの状態に遷移するのか区別できるようにしておいてもよい。
(ダミー電源状態へ移行する他の例1)
以上の説明では、単に電源オフボタン122Bが操作されたのみでは、「ダミー電源オフ状態」にそのまま移行するとの処理が行なわれるものとして説明した。
以上の説明では、単に電源オフボタン122Bが操作されたのみでは、「ダミー電源オフ状態」にそのまま移行するとの処理が行なわれるものとして説明した。
しかしながら、単に電源オフボタン122Bの操作が行なわれた場合には、一旦、主制御部10が待機状態となりタイマーによる時間のカウント処理が行なわれることを除いて正規電源オフ状態と同等の状態となるが、一定時間後ダミー電源オフ状態へ遷移するものとしてもよい。
このようにすると、電源オフボタン122Bを操作した直後から一定期間は、外部から、たとえば、携帯電話機100から出力される電波の検知等によったのでは、携帯電話機100が正規の電源オフ状態であるのか、ダミーの電源オフ状態であるのかを知ることができない。
(ダミー電源状態へ移行する他の例2)
また、図13は、ダミー電源オフ状態への遷移の態様の他の例を示すフローチャートである。
また、図13は、ダミー電源オフ状態への遷移の態様の他の例を示すフローチャートである。
図13を参照して、携帯電話機1000では、待受け状態において(S400)、単に電源オフボタン122Bの操作が行なわれた場合には(S402)、一旦、主制御部10が待機状態となり開閉検出部52の検出処理が行なわれることを除いて正規電源オフ状態と同等の状態となる(S404)。続いて、開閉検出部52により端末の形状の変化が検出されると(S406)、一定時間経過後に(S408)、ダミー電源オフ状態へ遷移する(S410)。つまり、電源オフボタン122Bの操作後の形状変化を物理的スイッチとして認識し、形状変化から一定時間後にダミー電源オフ状態に遷移することになる。
なお、端末の形状の変化としては、スライド式などの他の機構による形状変化であってもよい。
(ダミー電源オフ状態からの復帰)
なお、正規ユーザはダミー電源オフ状態からの復帰条件を不揮発性メモリ32に予め登録できるものとしてもよい。
なお、正規ユーザはダミー電源オフ状態からの復帰条件を不揮発性メモリ32に予め登録できるものとしてもよい。
たとえば、事前に登録した場所ではダミー電源オフから通常の待機モードに入ることを登録しておき、主制御部10はこの条件に基づいて、復帰処理を行なう。このとき、現在、登録された位置に携帯電話機100が存在するか否かは、位置情報検出部50の検出結果によるものとしてもよいし、たとえば、携帯電話機100が無線タグからの信号の受信機能を備えている場合には、所定の場所に設置してそこの位置情報を発信できる無線タグからの信号を検知した結果得られた登録されている位置情報を受信できた場合に、復帰するものとしてもよい。
あるいは、図14に示すように、携帯電話機100が、充電器300に置かれると、主制御部10は、充電器との間で認証を行ない、事前に登録した充電器に置かれるとダミー電源オフ状態から通常の待機モードに復帰することとしてもよい。
その他、認証の方法としては、認証情報入力装置から入力される認証情報、例えばパスワードや指紋のような生体情報であってもよく、このような認証が成功した場合に、復帰することとしてもよい。
[ダミー電源オン状態への遷移の制御]
以上の説明では、待受状態からダミー電源オフ状態に遷移する制御について説明した。
以上の説明では、待受状態からダミー電源オフ状態に遷移する制御について説明した。
以下では、ダミー電源オフ状態において、電源オンボタン122Cが操作された場合に、ダミー電源オン状態に移行する制御について説明する。
これは、たとえば、正規のユーザ以外には、外見上は、電源オン状態に移行したように見えたとしても、制限された機能のみを許可する必要があるからである。
図15は、ダミー電源オン状態への移行の制御を説明するためのフローチャートである。
図15を参照して、ダミー電源オフ状態において(S600)で、電源オンボタン122Cが押下されると(S602)、ダミー電源オン状態に遷移し(S604)、参照できるデータを不揮発性メモリ32内のダミー状態履歴データ37およびダミー状態表示用データ38にのみ制限する。
つまり、端末内に記憶されている情報(電話帳、画像データ等)はダミーの情報のみにアクセス可能なため、電話及びメール発信は直接入力した発信先またはダミーの電話帳に基づく発信のみ可能となる。
図16は、「ダミー電源オン状態の機能テーブル」であり、ダミー電源オン状態では、「電源操作」、「キー入力操作(電源キーの操作を除く)」、「(着呼やメール着信などを音などで知らせる)報知処理」、「表示処理」、「(通話の)発信」、「(通話の)着信」、「メール送信」、「メール受信」、「カメラ操作」、「位置情報の獲得」については利用可能であるものの、「電話帳の参照」、「メールBOXの照会」、「通話履歴の参照」、「データファイルの操作」、「(時計、電卓、電子マネーなどの)付加機能」については、不揮発性メモリ32内のダミー状態履歴データ37およびダミー状態表示用データ38が表示される。このため、電子マネーなども見かけ上の残高を0とすることで実際の使用はできない。
図17は、ダミー電源オン状態での着信処理を説明するためのフローチャートである。
図17を参照して、ダミー電源オン状態において(S700)、電話またはメールが着信すると(S702)、主制御部10は、着信履歴情報を、不揮発性メモリ32内にダミー状態履歴データとして格納し(S704)、着信があった旨の報知を行なう(S706)。
図17を参照して、ダミー電源オン状態において(S700)、電話またはメールが着信すると(S702)、主制御部10は、着信履歴情報を、不揮発性メモリ32内にダミー状態履歴データとして格納し(S704)、着信があった旨の報知を行なう(S706)。
図18は、ダミー電源オン状態での発信処理を説明するためのフローチャートである。
図18を参照して、まず、ダミー電源オン状態において(S800)、発信のための処理が行なわれると、主制御部10は、発信内容の判別を行なう(S802)。
図18を参照して、まず、ダミー電源オン状態において(S800)、発信のための処理が行なわれると、主制御部10は、発信内容の判別を行なう(S802)。
発信内容が、メール発信である場合、ユーザにより発信先のアドレスが入力されると、メールには、ブラインドカーボンコピー(BCC)として事前に不揮発性メモリ32内に登録されていた連絡先を追加する。ただし、表示には、このBCCの宛先の内容は表示されないし、発信先にも表示されない(S806)。その上で、主制御部10は、発信処理を行ない(S808)、ダミー状態履歴記憶データ27として発信履歴を書き込んで(S810)、処理が終了する(S812)。なお、発信先への通信履歴は、ダミー状態履歴記憶データ27として書き込まれるものの、上記事前に不揮発性メモリ32内に登録されていた連絡先については、ダミー状態履歴記憶データ27には、書き込まれない。
一方、発信内容が、電話発信である場合、ユーザにより発信先の電話番号が入力されると(S824)、主制御部10は、発信処理を行ない(S826)、ダミー状態履歴記憶データ27として発信履歴を書き込んで(S828)、処理が終了する(S830)。
なお、以下のように、ダミー電源オン状態では、電話発信制限を行なってもよい。すなわち、1)ダイヤルロックがかかって発信できない、2)時間や回数などで、直接入力に発信制限をする、3)直接入力しても所定の場所にかかる、というような制御を行なってもよい。
以上のような構成および制御により、携帯情報機器において、正規でない処理で電源がオフされた場合には、ダミー電源オフ状態に遷移し、外見上は、あたかも電源オンの状態となっているように見える。しかし、位置情報の検出機能または通信機能が動作していることにより場所が特定できるので、不正に使用されている携帯情報機器の追尾が可能となる。
また、携帯電話機には、この位置にSIM(Subscriber Identity Module)カードまたはUIM(User Identity Module)カード機能搭載の携帯端末が存在する。この場合は、SIMカード、UIMカード搭載の携帯端末からカードを抜いたときは、ダミー電源OFFの状態のままであってもよいし、本電源OFFの状態に遷移してもよい。
あるいは、ダミー電源OFFの状態で交換しようとする時に、ダミー電源OFFでSIMカードまたはUIMカードの交換ができない、または無効としても良い。本電源OFFでしか正常に交換できなくても良い。
また、ダミー電源OFFの状態で交換した(できた)時には、ダミー電源OFFでSIMカードまたはUIMカードの交換をしたら本電源OFFの状態に遷移してもよいし、また、交換後に電源が投入された場合には通常の待機状態となってもよいし、ダミー電源ONの状態になってもよい。
上記のように通常もしくはダミー電源ONの状態になった場合には、ダミー電話帳を表示するモードとしてもよいし、交換されたSIMカード(またはUIMカード)の電話帳を表示するモードとしてもよい。
SIMカードに入っているデータが正常に表示される状態であれば、そのSIMカード上に格納してある電話帳にのみ電話番号を許容するような構造としてもよい。
また、SIMカードを装着して使用する端末では認証情報はSIMカード上にあってもよいし、端末自体にあってもよい。
変形例としては、携帯情報機器であって、電力を供給するための電源部と、電源部から電力の供給を受け、外部との間で通信情報を送受信するための送受信手段と、外部からの指示を受け付けるための指示入力手段とを備え、指示入力手段は、電源オフを指示するための第1の操作手段を含み、電源部から電力の供給を受け、携帯情報機器から出力される画像情報を表示するための表示手段と、携帯情報機器の動作を制御するための制御手段とをさらに備え、制御手段は、電源部が電力を供給する状態は維持して、第1の操作手段の操作に応じて、表示手段の表示を停止する仮停止状態へ遷移させるための仮停止制御手段を含むことを特徴とする。
好ましくは、携帯情報機器は、携帯情報機器のユーザからの認証情報を受け付けるための認証情報入力手段をさらに備え、認証情報入力手段からの認証情報が正規であると判断
した場合に、第1の操作手段の操作に応じて、電源部から、少なくとも送受信手段、指示入力手段、表示手段及び制御手段のいずれか1つへの電力の供給を停止するための本停止状態へ遷移させるための本停止制御手段とを含む。
した場合に、第1の操作手段の操作に応じて、電源部から、少なくとも送受信手段、指示入力手段、表示手段及び制御手段のいずれか1つへの電力の供給を停止するための本停止状態へ遷移させるための本停止制御手段とを含む。
好ましくは、仮停止制御手段は、仮停止状態への遷移にともなって第1の報知手段を起動させ、本停止制御手段は、電力の供給の停止にともなって、第1の報知手段とは異なる第2の報知手段を起動させる。
好ましくは、仮停止制御手段は、仮停止状態への遷移にともなって第1の報知手段に表示画面に第1のメッセージ画面を表示させ、本停止制御手段は、電力の供給の停止にともなって、第1の報知手段に表示画面に第1のメッセージ画面とは異なる第2のメッセージ画面を表示させる。
好ましくは、仮停止制御手段は、第1の操作手段の操作に応じて、電源部からの電力の供給を所定時間の間、一旦停止させる電源供給休止手段と、所定時間の経過後に仮停止状態へ遷移する制御を行なう遷移手段とを含む。
好ましくは、ユーザの操作に応じて、外部形態が可変である筐体と、筐体の外部形態の変化を検出するための形態検知手段とをさらに備え、仮停止制御手段は、第1の操作手段の操作に応じて、電源部からの電力の供給を一旦停止させる電源供給休止手段と、形態検知手段により筐体が所定の形態に変化したことを検知してから所定時間経過した後に、仮停止状態へ遷移する制御を行なう遷移手段とを含む。
好ましくは、所定の通信先を特定するための情報を記憶するための通信先記憶手段と、電源部から電力の供給を受け、外部から受信する測位信号に基づいて、携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段をさらに備え、仮停止制御手段は、仮停止状態においても、位置特定手段への電力供給を継続し、制御手段は、仮停止状態において、所定の通信先に送受信手段を介して、位置特定手段により特定された位置に関する情報を送信する。
好ましくは、送受信手段を介して行なわれる通信履歴を格納するための通信履歴記憶手段をさらに備え、仮停止制御手段は、仮停止状態における着信履歴を、通信履歴記憶手段の所定の領域に格納するための履歴記憶制御手段を含む。
好ましくは、条件記憶手段をさらに備え、制御手段は、仮停止状態に遷移する前に指示入力手段からの入力に基づいて、予め仮停止状態からの復帰条件を条件記憶手段に登録するための復帰条件設定手段と、仮停止状態において復帰条件が満たされることに応じて、仮停止状態から、指示入力部からの入力受付を開始する状態に遷移させるための状態復帰手段とを含む。
好ましくは、電源部から電力の供給を受け、外部から受信する測位信号に基づいて、携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段をさらに備え、仮停止制御手段は、仮停止状態においても、位置特定手段への電力供給を継続し、復帰条件は、携帯情報機器の位置が所定の領域内であることである。
好ましくは、電源部は、電力を蓄えるための蓄電手段と、外部から蓄電手段への充電電力の供給を受けるための充電受付手段とを含み、充電電力の供給時に、充電電力の供給元である充電器と通信するための通信手段をさらに備え、復帰条件は、通信手段により通信された認証情報により充電器が正規であると認証されることである。
好ましくは、通信先を特定するための通信先情報を格納する通信先記憶手段をさらに備え、通信先記憶手段は、第1および第2の記憶領域を含み、指示入力手段は、電源オンを指示するための第2の操作手段と、通信先情報を参照するための参照指示手段とをさらに含み、制御手段は、仮停止状態において、第2の操作手段が操作されることに応じて、表示部への表示を再開するとともに、参照指示手段からの入力によっては、第2の記憶領域に予め登録された仮の通信先情報の参照のみを許可する仮活性状態への遷移を制御する仮活性制御手段とをさらに含む。
好ましくは、本停止状態において、第2の操作手段が操作されることに応じて、第1の記憶領域に格納された情報の参照を許可する待機状態への遷移を制御する待機状態制御手段とをさらに含む。
好ましくは、待機状態において、第2の操作手段が操作された後、認証情報入力手段からの認証情報が正規であると判断した場合に、第1の記憶領域に格納された情報の参照を許可する待機状態への遷移を制御する待機状態制御手段とをさらに含む。
好ましくは、待機状態において、第2の操作手段が操作された後、認証情報入力手段からの認証情報が未入力あるいは不正であると判断した場合に参照指示手段からの入力によって、第2の記憶領域に予め登録された仮の通信先情報の参照のみを許可する仮活性状態への遷移を制御する仮活性制御手段とをさらに含む。
好ましくは、指示入力手段は、メール送信処理の指示を行なうためのメール処理指示手段をさらに含み、制御手段は、仮活性状態において、メール処理指示手段からの入力に応じてメールの送信が実行される際に、通信先記憶手段に予め登録された所定の通信先にもメールの送信を行なうメール送信制御手段をさらに含む。
好ましくは、送受信手段を介して行なわれる通信履歴を格納するための通信履歴記憶手段をさらに備え、仮活性制御手段は、所定の通信先への送信履歴については、通信履歴記憶手段への格納を停止するための履歴記憶制御手段を含む。
好ましくは、認証情報は、予め登録されたパスワードである。
好ましくは、画像を記憶するための画像記憶手段をさらに備え、認証情報は、予め登録された画像情報の組み合わせを指定する情報である。
好ましくは、画像を記憶するための画像記憶手段をさらに備え、認証情報は、予め登録された画像情報の組み合わせを指定する情報である。
好ましくは、生体情報を読み取るための生体情報読取手段をさらに備え、認証情報は、予め登録された生体情報である。
好ましくは、生体情報は、指紋情報であり、生体情報読取手段は、第1の操作手段に組み込まれている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4 無線部、6 通信制御部、8 ROM、10 主制御部、12 操作部、14 入力キー、20 撮像部、22 画像処理部、24 発光部、26 マイク、28 スピーカ、30 RAM、32 不揮発性メモリ、34 状態機能テーブル、36 送受信履歴記憶部、37 ダミー状態履歴記憶部、38 ダミー状態表示用データ、42 表示ドライバ、50 位置情報検出部、52 開閉検出部、54 電源部、100 携帯電話機、104 第1の筐体、106 第2の筐体、108 アンテナ、120 メイン操作部、121A 上キー、121B 下キー、121C 左キー、121D 右キー、122B 電源オンボタン、122C 電源オフボタン、124 12キー、130 サブ操作部、130A,130C カーソルの移動キー、130B 決定キー、140 メインカメラ、142 サブカメラ、150 メインディスプレイ、152 メインバックライト、160 サブディスプレイ、162 サブバックライト。
Claims (6)
- 携帯情報機器であって、
電力を供給するための電源部と、
外部から入力を受け付けるための入力手段と、
表示手段と、
前記携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段と、
前記携帯情報機器の動作を制御するための制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作する仮停止状態へと遷移する場合には認証を条件とせず、
前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作しない本停止状態へと遷移する場合には認証を条件とする、携帯情報機器。 - 通信手段を備え、
前記制御手段は、前記仮停止状態において、前記位置特定手段が特定した前記携帯情報機器の位置情報を、予め登録されている通信先へと前記通信手段により送信する、請求項1に記載の携帯情報機器。 - 前記制御手段は、前記電源部から前記表示手段への電力供給を停止する、または前記表示手段に表示を停止させる、または前記表示手段に黒い画面を表示させる、または前記表示手段のバックライトを消灯させる、ことによって前記表示手段による表示を停止する、請求項1または2に記載の携帯情報機器。
- 前記制御手段は、前記本停止状態に移行した後、所定時間の経過後に前記仮停止状態へと遷移する、請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯情報機器。
- 携帯情報機器における制御方法であって、
前記携帯情報機器は、電力を供給するための電源部と、外部から入力を受け付けるための入力手段と、表示手段と、前記携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段と、前記携帯情報機器の動作を制御するための制御手段とを備え、
前記制御手段が、認証を行うことなく、前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作する仮停止状態へと遷移するステップと、
前記制御手段が、前記入力手段を介して認証を行うステップと、
認証が成功した場合に、前記制御手段が、前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作しない本停止状態へと遷移するステップとを備える、制御方法。 - 携帯情報機器で実行させる制御プログラムであって、
前記携帯情報機器は、電力を供給するための電源部と、外部から入力を受け付けるための入力手段と、表示手段と、前記携帯情報機器の位置を特定するための位置特定手段と、前記携帯情報機器の動作を制御するための制御手段とを備え、
前記制御プログラムは、前記制御手段に、
認証を行うことなく、前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作する仮停止状態へと遷移するステップと、
前記入力手段を介して認証を行うステップと、
認証が成功した場合に、前記表示手段による表示が行われず前記位置特定手段が動作しない本停止状態へと遷移するステップとを実行させる、制御プログラム。
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JP2003101640A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Sharp Corp | 携帯端末 |
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JP2004320375A (ja) * | 2003-04-15 | 2004-11-11 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 電子機器 |
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-
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- 2010-12-28 JP JP2010292755A patent/JP2011091856A/ja active Pending
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