JP4322229B2 - 電話装置 - Google Patents
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Description
しかし、携帯電話を複数ある部屋で使う場合、何れかの部屋で充電中に着信があったり、発信するとき、敢えてその充電場所に出向く必要があった。
また、住宅の集合化が進み家の奥まったエリアでは携帯電話の電波が届かず、携帯電話が使えないなどの不便がある。
このように、コードレス電話機に携帯電話を接続するのみで、1台の携帯電話を利用して子機から発着信ができる。
移動端末が受けた着呼を別の部屋のコードレス端末で受けることができ、また、移動端末から発呼したほうが安い通話料金で済む場合などに、手元のコードレス電話から移動端末経由で発呼することが可能となる。
これにより、携帯電話が有する機能を固定電話機で使用できるようにするとともに、携帯電話の操作性を向上させることができる固定電話機を提供している。
これにより、通話相手が携帯電話であるかを判定し、通話ができなかった場合に、通常の電話回線への切り替えが自動的に行われるようにして操作性、利便性の向上を図っている。
(1)携帯電話を複数ある部屋で使う場合、何れかの部屋で充電中のときに着信があったり、発信するときには、敢えてその充電場所に出向く必要があった。
(2)携帯電話の受話部の耳と口の間隔が狭くなり通話状態に不安を感じたり、高機能化のあまり電話をするために慣れが必要になる。
(3)家の奥まったエリアでは携帯電話が使えない場合がある。
(1)使い慣れた携帯電話の電話帳等を利用することができない。
(2)固定電話機から携帯電話に電話すると、携帯電話から携帯電話に掛けた場合に比べて割高になる。
主装置と1台以上の子機から構成される電話装置において、通信機能を有する携帯端末を電気的に接続する少なくとも第一回線接続手段と、他回線を接続する第二回線接続手段と、前記子機と前記主装置とを無線で接続する通信制御手段と、前記第一回線接続手段に対応する電話番号情報を記録する第一記録手段と、前記第二回線接続手段に対応する電話番号情報を記録する第二記録手段と、発信電話番号により前記第一回線接続手段と前記第二回線接続手段とを切り替える回線選択手段と、を備える。
さらに、前記携帯端末と対応付けられた子機にも携帯端末の電話番号情報を転送するようにした。
また、この電話番号情報を、自動的なダウンロードとは別に、ユーザの指示で、メモリカードやインタフェースや短距離無線通信によって前記第一記録手段へ転送するようにしてもよい。
これらの電話番号情報は、前記携帯端末を通して発信した場合、発信した携帯端末で更新される。または、該電話装置内の電話番号情報を更新してから携帯端末に転送して更新する。
(1)前記第一記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記第一回線接続手段を選択する。
(2)前記第二記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記第二回線接続手段を選択する。
(3)電話番号を入力して発信する場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内に同じ電話番号があるか確認し、ある方の記録手段に対応した回線を選択する。
(4)電話番号を入力して発信する場合で、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内のいずれにも登録されていないときには、入力された電話番号の特徴を判断して、回線を選択する。例えば、入力された電話番号が携帯電話の場合は前記第一回線接続手段を選択し、有線系電話番号の場合には前記第二回線接続手段を選択する。
または、前記携帯端末を充電する充電手段に備えた回線接続手段と前記第一回線接続手段とを接続可能としてもよい。
この場合、前記携帯端末の充電量が少ない時に着信があったときは、該携帯端末を鳴動させないようにして、充電量を減らさないようにすることができる。
この電話装置によれば、次のような効果もある。
また、専用の子機ならば予め暗証番号を子機内に記憶し、自動的に受けることにより、暗証番号の入力の手間が省ける。
(2)携帯端末への着信と電話装置への着信とを区別して着信音を鳴り分けさせるとともに、携帯端末に対応する子機が鳴るようにすることで、誰当ての着信かが音などで判断できる。
(3)携帯端末のところへ行かなくても電話装置の子機または主装置から、携帯端末を使ったと同じように発信することができる。
(4)電話帳等を携帯端末に対応して電話装置の主装置や子機に置くことにより、電話装置でも携帯端末と同じ通信相手先に容易に発信することができる。また着信時ナンバーディスプレイ機能と連動することにより相手先名などが容易に視認することができる。
(5)携帯端末を電話装置より着脱することにより主装置及び子機の転送された携帯端末の電話番号情報を使えない状態にすることによりプライバシーの保護ができる。
使えない状態については、消去、パスワード管理、読み出し禁止、表示しない等の処理でもよい。
(6)電話装置の大きいダイヤルボタンと送受器で発信/着信できるため、ボタンが押しやすく、音声も聞きやすく、表示も見やすくなり、高齢者や子供でも使いやすくなる。
以下の実施形態では、電話装置は、公衆電話交換回線網を利用する電話装置の主装置(以下、親機という)に複数の子機が無線で接続されたものであり、親機あるいは子機によって通信相手と通話するようになっているものとして説明する。しかし、本発明の電話装置が利用する通信回線は、公衆電話交換回線に限ったものでなく、ローカルエリアネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、DSL技術による通信回線、光通信回線、インターネット回線、あるいは、無線回線のいずれであっても同様に適用することができる。
携帯端末Bは基地局を介して第3者の携帯端末と通信が行われるようになっている。また、電話装置は公衆電話交換回線網を介して他の電話装置と通信できるとともに、公衆電話交換回線網は第3者の携帯端末の基地局を介して接続され、携帯端末との通信が可能になっている。また、電話装置は、親機と1つ以上の子機A1〜Anとで構成されている。
また、この充電器Jと子機Aとは対応が付けられるようになっているので、充電器Jに置かれた携帯端末Bに着呼があった場合、自動的に親機や対応した子機Aで通話できる状態になる。子機Aから発呼する場合には、子機Aに対応した充電器Jに置かれた携帯端末Bを介して第3者の携帯端末と通話できるようになっている。
ユーザが携帯端末Bの代わりに子機Aを自室等へ持っていく場合には、携帯端末Bを置いた充電器Jと子機Aとを対応付けて親機へ登録する。この登録の際、ユーザの携帯端末Bの電話番号情報を子機Aへ転送して記憶する。しかし、充電器Jと子機Aとが対応付けられている場合には、充電器Jに携帯端末Bを置いたときに携帯端末Bの電話番号情報を転送して子機Aへ記憶する。
次に、本発明の電話装置に係る実施形態について詳細に説明する。
電源供給部102は、外部から供給される電源を親機100内の各部位へ供給する。
電源接続部104は、携帯端末200の電源接続部204と接続させる端子であり、接続することによって親機100から携帯端末200へ充電電流を供給する。
充電制御部103は、主制御部101からの充電電流の供給開始信号あるいは供給停止信号に応じて、電源供給部102からの電源を携帯端末200へ充電電流として供給する。
また、インタフェース部によって携帯端末が接続されていないときには、通常の公衆電話交換回線網で通話および発信を行える。
操作部107は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部101に送り、その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。
呼び出し音発生部109は、主制御部101からの呼び出し音開始/停止信号に基づいて、呼び出し音を発生する。この呼び出し音は、公衆電話交換回線網113からの着信と携帯端末200からの着信では呼び出し音を変えて鳴らされる。例えば、音程を変えたりメロディを変えたりするようにする。
電源接続部204は、親機100の電源接続部104と接続させる端子であり、接続することによって親機100からの充電電流が電源制御部203へ供給されて、携帯端末200の各部へ供給される。
操作部207は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部201に送り、その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。携帯端末200と親機100を電源接続部によって接続した場合には、操作部207を使った操作はできない。
電源接続部304は、子機300の充電器400と接続させる端子であり、接続することによって子機用充電器400から子機300へ充電電流を電源制御部303へ供給され、子機300の各部へ電源が供給される。
操作部307は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部301に送り、通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ転送される。その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。
呼び出し音発生部309は、主制御部101から送られてくる呼び出し音開始/停止信号に基づいて、呼び出し音を発生する。この呼び出し音は、公衆電話交換回線網113からの着信と携帯端末200からの着信では呼び出し音を変えて鳴らされる。例えば、音程を変えたりメロディを変えたりするようにしてもよい。
図5に示すように、携帯端末200を親機100の充電器に置く。即ち、携帯端末200のインタフェース部205と電源接続部204とを、親機100のインタフェース部105と電源接続部104とをそれぞれ対応させて接続させる。
携帯端末200を親機100に置くことによって、親機100の電源供給部102からの充電電流が携帯端末200へ供給され、携帯端末200に備えられているバッテリが充電される。
図6において、携帯端末用の電話帳、受信履歴および送信履歴は、携帯端末200から取り寄せられた電話帳、受信履歴および送信履歴である。これらの電話帳、受信履歴および送信履歴は、電話の利用に伴って更新され、携帯端末に関しては、随時携帯端末200のメモリ208へ更新状態が反映される。
子機IDと暗証番号は、携帯端末と子機との対応を取るためのものであり、携帯端末が置かれた当初ではクリアされた状態である。
また、親機100のメモリ108内に子機300に対応する暗証番号が記録されている場合、あるいは、子機のメモリ308内に暗証番号が記録されている場合、新たな暗証番号の代わりに利用すれば、暗証番号を入力する手間が省ける。また、暗証番号による認証を省くようにしてもよい。
または、ユーザが上記のいずれを利用するかを予め選択できるようにしてもよい。この場合には、携帯端末用の子機対応領域に「親機に記憶された暗証番号の利用、子機に記憶された暗証番号の利用、ユーザ入力の暗証番号の利用、あるいは暗証番号を利用しない」の区別を記憶する。
(1)ユーザが暗証番号を入力するとき:
子機のダイヤルボタンで暗証番号を入力して、子機に備えられた登録ボタンを押す。
子機300の主制御部301は、入力された暗証番号と子機の識別子(ID)とを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、これらを受信し、メモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、子機の識別子(ID)を通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、受信した子機の識別子と親機に記憶したその暗証番号とをメモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、子機の識別子(ID)と子機に記憶された暗証番号とを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、受信した子機の識別子と暗証番号とをメモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。
さらに、暗証番号を利用しないときには、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送るのみとする。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
携帯端末200が親機100のインタフェース部105に装着されたことを、主制御部101が検知すると(ステップS41のYES)、主制御部101は、携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求し、送られてきた電話番号情報をメモリ108の子機対応領域へ記憶する(ステップS42)。ここで、子機対応領域中の子機の識別子は、子機と携帯端末とが対応されていないときにはクリアの状態である。
ユーザから登録しないと指示されると、処理を終了する。
また、ユーザが子機300を取り上げて、登録すると指示されると(ステップS45のYES)、取り上げた子機300の識別子を子機対応領域へ記録し(ステップS46)、子機対応領域に記憶された携帯端末200の電話番号情報を子機300へ送る(ステップS44)。
公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200での着呼が検出される(ステップS1)。主制御部101は、通信接続制御部112からの着呼であったか、あるいは、携帯端末200が着呼したのかを判断する(ステップS2)。携帯端末200が着呼した場合、主制御部201は、インタフェース部205およびインタフェース部105を介して主制御部101に着信を知らせる。
ここでは、携帯端末200が充電中で充電量が少ない時に着信があった場合は、携帯端末200に呼び出し音の発生指示を送らない。また、着信のあった携帯端末200に対応する子機だけに呼び出し音の発生指示を与えるようにする。
さらに、親機や子機での呼び出し音は、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200のそれぞれからの着信を区別して音程やメロディで鳴り分けるようにする。
このように、接続される外部回線が複数ある場合には、着信先が容易に区別することができる。
一方、着信先が電話機でない場合(ステップS4の「携帯」)、ユーザがどの装置(ハンドセット、子機あるいは携帯端末)で応答したかを判定する(ステップS7)。
子機では、この指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする。このように親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
ここで、ハンドセット115によって応答した場合にも、暗証番号を入力するようにしてもよい。この場合、暗証番号が確認できなかった場合には、携帯端末のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、オンフック状態として、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
登録されている場合(ステップS14のYES)、この子機に対して暗証番号の入力が必要かを子機対応領域で調べる(ステップS15)。
暗証番号が必要ない場合には(ステップS15のNO)、子機300によって通話し(ステップS12)、子機対応領域の携帯端末の受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴を更新して(ステップS13)、処理を終了する。
上記のステップS10で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を子機対応領域に記憶した暗証番号と比較するようにする。
一方、暗証番号が確認できなかった場合には(ステップS11のNO)、または、応答した子機の子機IDが子機対応領域に登録されていない場合(ステップS14のNO)、携帯端末のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
ユーザの発信に利用した装置(オンフックされた装置)がハンドセット115なのか子機300なのかを判断する(ステップS20)。
子機対応領域に子機IDが登録されていなかった場合(ステップS30のNO)、通常の通話を子機で行うものとし、通常の通話として相手先の電話番号により呼び出し(ステップS22)、親機の送信履歴を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
一方、暗証番号の入力が必要な場合には(ステップS31のYES)、暗証番号の入力待ちとなり(ステップS32)、入力されるとステップS24へ進む。子機300から暗証番号を入力する場合には、子機300の操作部207でダイヤルボタンによって暗証番号を入力し、通話ボタンを押すと、子機IDと入力した暗証番号が親機100へ送信される。
ここで、子機対応領域に登録のない暗証番号が入力された場合(ステップS24のNO)、権利のないユーザが子機300を利用したとして処理を終了する。
電話番号から相手先の回線を判断するには、次のようにして行う。
(1)親機の電話帳や送受信履歴の中から選択した場合には、公衆電話交換回線を使用する。
(2)携帯端末の電話帳や送受信履歴の中から選択した場合には、携帯端末の回線を使用する。
(3)直接番号を入力した場合には、親機の電話帳および携帯端末の電話帳を参照して、親機の電話帳の中に登録されている場合には、公衆電話交換回線を使用する。あるいは、携帯端末の電話帳の中に登録されている場合には、携帯端末の回線を使用する。また、両方の電話帳に登録されている場合には、(4)の判断で回線を決める。
(4)(3)で回線が決まらない場合、相手先の電話番号の特徴から携帯端末の回線か公衆電話交換回線かを識別する。
例えば、電話番号の外線局番が「090」、「080」、「070」の場合には、携帯端末の回線とし、その他の番号の場合には、公衆電話交換回線と判断する。
ユーザが自分の携帯端末200を充電接続部104から外すと、親機100の主制御部101では、携帯端末200が切り離されたことを検出し(ステップS51のYES)、子機対応領域に記憶されている携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする(ステップS52)。
ここで、使用不能とは、次のいずれかである。
・削除する。
・パスワードを設定して、当人以外が読み出せない状態とする。
・読み出し禁止状態に設定する。
・非表示状態として、誰にも見えないようにする。
一方、主制御部101は、メモリ108の子機対応領域の子機の識別子がクリアされていなければ(ステップS53のYES)、子機の識別子に対応する子機300へ携帯端末200の電話番号情報を使用不可能となるように指示し、子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にし(ステップS54)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
また、携帯端末と子機の構成は図3および図4と同じである。図10において、図2と同一機能を有するものは同一符号を付け、繰り返しの説明を省略する。
他の機能については、実施形態1と同様に機能する。
本実施形態3では、図11に示すように、携帯端末200の充電器250と親機100とをケーブル260で接続することによって、通信キャリアまたは携帯端末の形状により異なる通信内容や接続端子などの接続条件を容易に満たすことができる。
携帯端末用充電器250は、インタフェース部255、電源接続部254とからなっている。また、携帯端末と子機の構成は、図3および図4と同じである。
図12において、図2と同一機能を有するものは同一符号を付け、繰り返しの説明を省略する。
インタフェース部255は、携帯端末200のインタフェース部205を接続する端子であり、インタフェース部205とインタフェース部105とをケーブル260で接続することによって、音声信号や電話番号情報等のデータ信号や制御信号等を親機100と携帯端末200間でやり取りする。
また、携帯端末用充電器250のインタフェース部255と親機100のインタフェース部105を接続したケーブル260を挿抜することによって、携帯端末200を携帯端末用充電器250に置くあるいは取り除くと同じ効果をもたせることができる。
即ち、携帯端末200を携帯端末用充電器250に置いたまま、ケーブル260によって携帯端末用充電器250と親機100とを接続することと、携帯端末200を載せない携帯端末用充電器250と親機100とをケーブル260で接続し、この携帯端末用充電器250に携帯端末200を置くことは同じ機能を示している。
親機に複数台の携帯端末を接続するための第1の方法は、親機に複数台の携帯端末用充電器を設け、実施形態1のように携帯端末を親機に直接置いて接続する方法である。
この方法は、携帯端末を親機に直接置くためのスペースが必要であり、多数の携帯端末をおくことができず、通信キャリアまたは携帯端末の形状により接続条件が異なる場合には利用できない場合がある。
その他、複数の携帯端末用充電器をハブによってまとめ、このハブを親機に接続する方法、あるいは、複数の携帯端末用充電器をデージーチェイン型に接続し、これを親機と接続する方法等もある。
また、本実施形態4の親機は、実施形態2のような表示部、操作部、ハンドセットを備えていないものとするが、これらを備えたものであっても構わない。
上記の各部の機能、携帯端末や子機については、上述の実施形態と同じであるから、以下では相違点についてだけ説明する。
携帯端末200を携帯用充電器250Bに置く。即ち、携帯端末200のインタフェース部205と電源接続部204とを、携帯用充電器250Bのインタフェース部255と電源接続部254とをそれぞれ対応させて接続させる。
携帯端末200を携帯用充電器250Bに置くことによって、充電電流が携帯端末200へ供給され、携帯端末200に備えられているバッテリが充電される。
主制御部101は、携帯端末用充電器250Bを介して携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求する。携帯端末200のメモリ208に記憶されている電話番号情報が送られてくると、主制御部101はメモリ108へ充電器識別子(ID)と対応付けて記憶する。
充電器IDは、電話番号情報(電話帳や送受信履歴)がどの充電器に置かれた携帯端末から取得したかを示す充電器の識別子である。
電話帳、受信履歴や送信履歴は、充電器に置かれた携帯端末から読み取られたものである。これらの電話帳、受信履歴および送信履歴は、電話の利用に伴って更新され、随時携帯端末200のメモリ208へ更新状態が反映される。
子機IDと暗証番号は、充電器に置かれた携帯端末と子機との対応を取るためのものであり、携帯端末が置かれた当初ではクリアされた状態である。
暗証番号の存在場所は、親機100のメモリ108内に子機300に対応する暗証番号を使用する場合は「親機」、子機300のメモリ308内に記録されている場合は「子機」、子機から入力する場合は「入力」、暗証番号を使用しない場合は「不使用」が設定される。
親機100では、これらを受信し、充電器・子機対応テーブルに充電器IDに対応付けて記録するとともに、充電器IDに対応する電話番号情報を子機300へ送る。
子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
携帯端末200が携帯端末用充電器250に装着されたことを、主制御部101が検知すると(ステップS41のYES)、主制御部101は、携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求し、送られてきた電話番号情報をメモリ108の充電器・子機対応テーブルへ記憶する(ステップS42)。ここで、テーブルの子機の識別子は、子機と携帯端末とが対応されていないときにはクリアの状態である。
ユーザから登録しないと指示されると、処理を終了する。
また、ユーザが子機300を取り上げて、登録すると指示されると(ステップS45のYES)、取り上げた子機300の識別子を充電器・子機対応テーブルへ記録し(ステップS46)、携帯端末200の電話番号情報を子機300へ送る(ステップS44)。
公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200での着呼が検出される(ステップS1)。主制御部101は、通信接続制御部112からの着呼であったか、あるいは、携帯端末200が着呼したのかを判断する(ステップS2)。
携帯端末200が着呼した場合、主制御部201は、インタフェース部205、携帯端末用充電器250のインタフェース部255、インタフェース部105を介して主制御部101に着信を知らせる。
ここでは、携帯端末200が充電中で充電量が少ない時に着信があった場合は、携帯端末200に呼び出し音の発生指示を送らない。また、着信のあった携帯端末200の置いてある充電器に対応する子機IDがある場合には、その子機だけに呼び出し音の発生指示を与えるようにする。
さらに、親機や子機での呼び出し音は、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200のそれぞれからの着信を区別して音程やメロディで鳴り分けるようにする。
このように、接続される外部回線が複数ある場合には、着信先が容易に区別できる。
一方、着信先が電話装置でない場合(ステップS4の「携帯」)、ユーザがどの装置(子機あるいは携帯端末)で応答したかを判定する(ステップS7)。
主制御部101では、携帯端末200が切り離された携帯端末用充電器250を検出し、この携帯端末用充電器250の充電器IDに対応する携帯端末200に関する電話番号情報を充電器・子機対応テーブルで使用不可能(例えば、消去、パスワード管理、読み出し禁止、あるいは、非表示等)にし、さらに、この携帯端末用充電器250に対応する子機300へ電話番号情報を使用不可能となるように指示し(ステップS9)、処理を終了する。子機では、この指示でメモリ308の携帯端末に関する電話番号情報を使用不可能にする。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
登録されている場合(ステップS14のYES)、この子機に対して暗証番号の入力が必要かを充電器・子機対応テーブルで調べる(ステップS15)。
上記のステップS10で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を充電器・子機対応テーブルに記憶した暗証番号と比較するようにする。
一方、暗証番号が確認できなかった場合には(ステップS11のNO)、あるいは、応答した子機の子機IDが充電器・子機対応テーブルに登録されていない場合(ステップS14のNO)、着信した携帯端末200のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
登録されていれば(ステップS30のYES)、充電器・子機対応テーブルを参照して暗証番号の入力が必要かを調べて、暗証番号の入力が必要な場合には(ステップS31のYES)、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS32)。子機300から暗証番号を入力する場合には、子機300の操作部207でダイヤルボタンによって暗証番号を入力し、通話ボタンを押すと、子機IDと入力した暗証番号が親機100へ送信される。
電話番号から相手先の回線の判断は、実施形態1で説明したように行う。
ユーザが自分の携帯端末200を携帯用充電器250から外すと、親機100の主制御部101では、携帯端末200が切り離された携帯端末用充電器250を検出し(ステップS51のYES)、この携帯端末用充電器250の充電器IDに対応する携帯端末200に関する電話番号情報を充電器・子機対応テーブルの子機対応領域において使用不可能にする(ステップS52)。
ここで、使用不能とは、次のいずれかである。
・削除する。
・パスワードを設定して、当人以外が読み出せない状態とする。
・読み出し禁止状態に設定する。
・非表示状態として、誰にも見えないようにする。
一方、主制御部101は、充電器IDに対応する充電器・子機対応テーブルの子機の識別子がクリアされていなければ(ステップS53のYES)、その子機の識別子に対応する子機300へ携帯端末200の電話番号情報を使用不可能となるように指示し、子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にし(ステップS54)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
しかし、このように自動的に行うのではなく、ユーザの指示に基づいてコピーするようにしてもよい。
例えば、上述の実施形態のように携帯端末と電話装置とを接続しておき、ユーザが電話装置の親機でダウンロード指示を行ったときに、携帯端末から電話機の方へダウンロードするようにしてもよい。
また、携帯端末の電話番号情報(電話帳や送受信履歴)をメモリカードに記憶させ、このメモリカードを親機に装着して読み取るようにしてもよい。
また、携帯端末と電話機とをインタフェースケーブルや短距離無線通信(例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等)によって接続して、携帯端末の電話番号情報を親機や子機にコピーするようにしてもよい。
このようにしてコピーされた電話番号情報は、携帯端末を充電器から取り外したときに使用不可能にされる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
Claims (7)
- 公衆回線を介して通信し、電話番号情報を記憶する第二記録手段を有する主装置に、無線通信回線を介して通信する携帯端末が装着され、該携帯端末に充電すると共に、前記主装置との通信を仲介する充電手段を備えた電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段に装着されたことを検出すると、当該携帯端末が持つ電話番号情報を前記主装置の第一記録手段に記録する電話情報取得手段と、前記第一記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記装着された携帯端末を選択し、前記第二記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は前記主装置を選択し発信する回線選択手段と、を備えることを特徴とする電話装置。
- 請求項1に記載の電話装置において、前記回線選択手段は、前記主装置の操作部より電話番号が入力されて、それに基づいて発信される場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内に同じ電話番号があるかを確認し、同じ電話番号がある方の記録手段に対応した回線接続手段を選択することを特徴とする電話装置。
- 請求項1または2に記載の電話装置において、前記回線選択手段は、前記主装置の操作部より電話番号が入力されて、それに基づいて発信される場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内のいずれにも登録されていないときには、入力された電話番号の特徴を判断して、回線を選択することを特徴とする電話装置。
- 公衆回線を介して通信し、電話番号情報を記憶する第二記録手段を有する主装置と、該主装置と無線で接続する1台以上の子機を有し、無線通信回線を介して通信する携帯端末が装着され、該携帯端末に充電すると共に、前記主装置との通信を仲介する充電手段を備えた電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段に装着されたことを検出すると、当該携帯端末が記憶している電話番号情報を前記主装置の第一記録手段に記録する電話情報取得手段と、前記主装置または子機から発呼する発信電話番号が前記第一記録手段に記憶されている場合は前記装着された携帯端末を選択し、前記第二記録手段に記憶されている場合は前記主装置を選択し発信する回線選択手段と、を備えることを特徴とする電話装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末を介して通信した場合、通信履歴を前記第一記録手段に記憶する電話番号情報更新手段を備えることを特徴とする電話装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末を介して通信した場合、通信履歴を前記第一記録手段に記憶すると共に、前記携帯端末に転送して通信履歴を更新する電話番号情報更新手段を備えることを特徴とする電話装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段から切り離されたことを検出すると、前記第一記録手段に記録された電話番号情報を利用不可能にする電話番号情報管理手段とを備えることを特徴とする電話装置。
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