JP4322229B2 - 電話装置 - Google Patents

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本発明は、電話装置に関し、特に、主装置と1台以上の子機とを無線で接続する電話装置に関する。
携帯電話はいつでも個人宛の連絡を直接受けることができる便利なものであるが、そのために、各個人は常に携帯電話を携帯するか自分の側に置いておく必要がある。
しかし、携帯電話を複数ある部屋で使う場合、何れかの部屋で充電中に着信があったり、発信するとき、敢えてその充電場所に出向く必要があった。
また、住宅の集合化が進み家の奥まったエリアでは携帯電話の電波が届かず、携帯電話が使えないなどの不便がある。
これに対して、特許文献1の技術では、複数台の子機を接続したコードレス親機と携帯電話とをインタフェースおよび16芯コネクタによって接続しておく。子機から外線発呼信号をコードレス親機が受信すると、親機は携帯電話を制御して相手先を発呼させる。相手先が応答すれば、ベースバンド部および無線回路部を介して、応答信号を子機に送信し、コードレス親機と携帯電話とを介して呼び出された相手先と該当子機との通信を可能とする。また、携帯電話に着信があると、子機に着呼信号が送信され、子機が応答すると、携帯電話を制御して、相手先と回線接続させ、応答した子機と相手先との通話を可能とする。
このように、コードレス電話機に携帯電話を接続するのみで、1台の携帯電話を利用して子機から発着信ができる。
また、固定電話機から携帯電話へ電話した場合、携帯電話から携帯電話に掛けるのと比べて割高になることが一般的である。
これに対して、特許文献2の技術は、外部と音声信号や制御信号を送受信する為の端子を備え、充電器を経由して外部と信号を接続可能な移動端末と信号を接続可能なコードレス電話装置により、移動端末への着呼を、コードレス電話親機を介して子機に転送し、子機または親機で着呼を受け、また、コードレス電話の親機または子機からそれらに接続された移動端末を経由して第3者に発信できる構成になっている。
移動端末が受けた着呼を別の部屋のコードレス端末で受けることができ、また、移動端末から発呼したほうが安い通話料金で済む場合などに、手元のコードレス電話から移動端末経由で発呼することが可能となる。
また、携帯電話のサイズが携帯性、デザイン性、付加機能を重視するため小型化や高機能化が進む一方で、本来の電話を掛けるという基本的な機能が軽視される傾向が少なからずある。特に、受話部の耳と口の間隔が狭くなり通話状態に不安を感じたり、電話をするために慣れが必要になる場合があった。
特許文献3の技術では、発信時にはダイヤル信号を電話回線へ送出し、交換機から応答があった場合には回線対応部を通話状態にし、交換機から応答がない場合にはインタフェース部を介して携帯電話に対して出力して該携帯電話によって発信して通話を行うようにする。また、着信時には携帯電話からの着信音を検出して、呼び出し音を発生し、固定電話機を通話状態にする。
これにより、携帯電話が有する機能を固定電話機で使用できるようにするとともに、携帯電話の操作性を向上させることができる固定電話機を提供している。
また、現在、電話ができる通信端末としては、一般公衆回線に接続される電話機(所謂、固定電話機)と自由に持ち運べる携帯電話及びそれら関連機器がある。ここで、携帯電話が普及して通常外出時に一般的になり、携帯電話に入れられた電話帳は使い慣らされていく。そのため固定電話機を利用して電話番号を入力する場合には、普段使い慣れた電話帳を見るために、携帯電話の画面に相手先の電話番号を表示させ、それを見ながら電話番号を入力することになり、不便であった。
これに対して、特許文献3の技術では、固定電話機と携帯電話とを接続したときに、携帯電話機に蓄えられている電話番号情報を固定電話機のメモリへコピーし、電話回線を使用して通話する場合に利用できるようにしている。
また、入力された電話番号から回線の種類を判別して、接続先を切り替えるものには、特許文献4の技術がある。この特許文献4の技術では、電話機と携帯電話とを接続しておき、電話機によりダイヤルされた電話番号が携帯電話に対するものであると判定されると、携帯電話がサービス圏外の状態にあるか否かが判定され、正常でないと判定されると、公衆電話回線を介して通話相手の携帯電話と通話が可能となる一方、正常と判定された場合は、携帯電話を介して、通話相手の携帯電話との通話を可能とする。
これにより、通話相手が携帯電話であるかを判定し、通話ができなかった場合に、通常の電話回線への切り替えが自動的に行われるようにして操作性、利便性の向上を図っている。
特開平9−55780号公報 特開2000−295660号公報 特開2003−134195号公報 特開平11−289572号公報
上述したように、携帯電話を使用するときには次のような問題点がある。
(1)携帯電話を複数ある部屋で使う場合、何れかの部屋で充電中のときに着信があったり、発信するときには、敢えてその充電場所に出向く必要があった。
(2)携帯電話の受話部の耳と口の間隔が狭くなり通話状態に不安を感じたり、高機能化のあまり電話をするために慣れが必要になる。
(3)家の奥まったエリアでは携帯電話が使えない場合がある。
また、固定電話機を使用するときには次のような問題点がある。
(1)使い慣れた携帯電話の電話帳等を利用することができない。
(2)固定電話機から携帯電話に電話すると、携帯電話から携帯電話に掛けた場合に比べて割高になる。
また、ナンバーディスプレイなどの発信者番号の表示が一般化しており、使用する電話機に電話番号や名前を登録していない場合、その着信に対して居留守扱いするケースも多々あり、相手に対しては通常使う通信手段で行うことが望まれている。
これらの問題点に対しては、上述の特許文献によって部分的には解決されているが、家庭や職場等にある固定電話やコードレス電話機がある環境で、携帯電話と固定電話機との両者の利点を共有できる電話装置はまだ存在していない。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、家庭や職場等に無線で接続された親機と子機からなる電話装置と携帯端末がある環境で、携帯端末と固定電話との両者の利点を共有できる電話装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では次のような構成とする。
主装置と1台以上の子機から構成される電話装置において、通信機能を有する携帯端末を電気的に接続する少なくとも第一回線接続手段と、他回線を接続する第二回線接続手段と、前記子機と前記主装置とを無線で接続する通信制御手段と、前記第一回線接続手段に対応する電話番号情報を記録する第一記録手段と、前記第二回線接続手段に対応する電話番号情報を記録する第二記録手段と、発信電話番号により前記第一回線接続手段と前記第二回線接続手段とを切り替える回線選択手段と、を備える。
ここで前記他回線とは、一般公衆網、ローカルエリアネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、DSL技術による通信回線、光通信回線、インターネット回線あるいは無線回線のいずれかもしくは組み合わせであってもよい。
このような電話装置において、前記携帯端末が前記第一回線接続手段に接続されたことを検出すると、この携帯端末が持つ電話番号情報を前記第一記録手段に記録する。
さらに、前記携帯端末と対応付けられた子機にも携帯端末の電話番号情報を転送するようにした。
また、この電話番号情報を、自動的なダウンロードとは別に、ユーザの指示で、メモリカードやインタフェースや短距離無線通信によって前記第一記録手段へ転送するようにしてもよい。
一方、前記携帯端末が前記第一回線接続手段から切り離されたことを検出すると、前記第一記録メモリに記録された電話番号情報を利用不可能にする。さらに、携帯端末に対応する子機に記憶された電話番号情報も利用不可能にする。
この前記電話番号情報としては、電話帳の内容、着信履歴あるいは発信履歴とする。
これらの電話番号情報は、前記携帯端末を通して発信した場合、発信した携帯端末で更新される。または、該電話装置内の電話番号情報を更新してから携帯端末に転送して更新する。
前記回線選択手段は、次のいずれかによって接続する回線を選択する。
(1)前記第一記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記第一回線接続手段を選択する。
(2)前記第二記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記第二回線接続手段を選択する。
(3)電話番号を入力して発信する場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内に同じ電話番号があるか確認し、ある方の記録手段に対応した回線を選択する。
(4)電話番号を入力して発信する場合で、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内のいずれにも登録されていないときには、入力された電話番号の特徴を判断して、回線を選択する。例えば、入力された電話番号が携帯電話の場合は前記第一回線接続手段を選択し、有線系電話番号の場合には前記第二回線接続手段を選択する。
また、指定された電話番号に予め回線選択情報が関連付けられていた場合には、この回線選択情報により回線を選択する。または、発信電話番号が入力されるたびに、ユーザに選択入力させるようにしてもよい。
上記電話装置において、前記携帯端末からの着信に対して前記子機から応答する場合、当該電話装置内に予め記録されている暗証番号と予め子機に登録または前記子機から入力された暗証番号によって、該携帯端末に対応する子機であることを認証する。
上記電話装置において、前記携帯端末を充電する充電手段を電話装置内に備えるようにしてもよい。
または、前記携帯端末を充電する充電手段に備えた回線接続手段と前記第一回線接続手段とを接続可能としてもよい。
このような電話装置において、前記第一回線接続手段あるいは前記第二回線接続手段からの着信であるかを判定し、判定された着信先に応じて着信音を鳴り分けるようにして、ユーザがどの装置に着信したかが容易に区別することができる。
この場合、前記携帯端末の充電量が少ない時に着信があったときは、該携帯端末を鳴動させないようにして、充電量を減らさないようにすることができる。
さらに、上記の電話装置において、前記第一回線接続手段を複数備えるようにして、携帯端末が複数のときでも利用できるようにした。
また、本発明は、上述した構成の電話装置の機能を実行させるためのプログラムまたはそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても上記課題を解決することができる。
本発明によれば、家庭や職場等に無線で接続された親機と子機からなる電話装置と携帯端末がある環境で、携帯端末と固定電話との両者の利点を共有できる電話装置を提供することができる。
この電話装置によれば、次のような効果もある。
(1)子機で携帯端末の着信を受けることができる。携帯端末への着信を子機でとる場合、暗証番号で確認することで、他の人が不用意に着信を受けることがなくなる。
また、専用の子機ならば予め暗証番号を子機内に記憶し、自動的に受けることにより、暗証番号の入力の手間が省ける。
(2)携帯端末への着信と電話装置への着信とを区別して着信音を鳴り分けさせるとともに、携帯端末に対応する子機が鳴るようにすることで、誰当ての着信かが音などで判断できる。
(3)携帯端末のところへ行かなくても電話装置の子機または主装置から、携帯端末を使ったと同じように発信することができる。
(4)電話帳等を携帯端末に対応して電話装置の主装置や子機に置くことにより、電話装置でも携帯端末と同じ通信相手先に容易に発信することができる。また着信時ナンバーディスプレイ機能と連動することにより相手先名などが容易に視認することができる。
(5)携帯端末を電話装置より着脱することにより主装置及び子機の転送された携帯端末の電話番号情報を使えない状態にすることによりプライバシーの保護ができる。
使えない状態については、消去、パスワード管理、読み出し禁止、表示しない等の処理でもよい。
(6)電話装置の大きいダイヤルボタンと送受器で発信/着信できるため、ボタンが押しやすく、音声も聞きやすく、表示も見やすくなり、高齢者や子供でも使いやすくなる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
以下の実施形態では、電話装置は、公衆電話交換回線網を利用する電話装置の主装置(以下、親機という)に複数の子機が無線で接続されたものであり、親機あるいは子機によって通信相手と通話するようになっているものとして説明する。しかし、本発明の電話装置が利用する通信回線は、公衆電話交換回線に限ったものでなく、ローカルエリアネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、DSL技術による通信回線、光通信回線、インターネット回線、あるいは、無線回線のいずれであっても同様に適用することができる。
また、携帯端末は、電話番号情報を有して無線通信方式によって通信する携帯電話、PHS電話やPDA等であり、且つ、充電可能なものとする。以下、電話番号情報とは、電話帳だけでなく、受信履歴や送信履歴も含んだ概念として使用する。これらの履歴があれば、履歴の中から選択して通話を指示することができる。
まず、図1を参照して、携帯端末に着信したとき、あるいは、発信するときの本発明の概略動作について説明する。
携帯端末Bは基地局を介して第3者の携帯端末と通信が行われるようになっている。また、電話装置は公衆電話交換回線網を介して他の電話装置と通信できるとともに、公衆電話交換回線網は第3者の携帯端末の基地局を介して接続され、携帯端末との通信が可能になっている。また、電話装置は、親機と1つ以上の子機A1〜Anとで構成されている。
さらに、親機には携帯端末Bを充電するための充電器Jが1台以上接続されている。この充電器Jのいずれかに携帯端末Bが置かれたときに、親機と音声信号や制御信号の授受を行うことができる構成になっている。
また、この充電器Jと子機Aとは対応が付けられるようになっているので、充電器Jに置かれた携帯端末Bに着呼があった場合、自動的に親機や対応した子機Aで通話できる状態になる。子機Aから発呼する場合には、子機Aに対応した充電器Jに置かれた携帯端末Bを介して第3者の携帯端末と通話できるようになっている。
上記構成のうち、いずれかの充電器Jに携帯端末Bが置かれると、置かれたことを親機が検出し、携帯端末Bに記憶されている電話番号情報を読み取って、親機のメモリへ充電器Jの識別子と対比して記憶させる。
ユーザが携帯端末Bの代わりに子機Aを自室等へ持っていく場合には、携帯端末Bを置いた充電器Jと子機Aとを対応付けて親機へ登録する。この登録の際、ユーザの携帯端末Bの電話番号情報を子機Aへ転送して記憶する。しかし、充電器Jと子機Aとが対応付けられている場合には、充電器Jに携帯端末Bを置いたときに携帯端末Bの電話番号情報を転送して子機Aへ記憶する。
これにより、携帯端末Bに着信した電話をユーザの持って行った子機Aで取ることができる。また、逆に、ユーザの持って行った子機Aから自分の携帯端末Bを介して第3者の携帯端末や電話装置に電話をかけることができる。この際、子機Aに自分の電話番号情報が記憶されるので、それを基に第3者の電話番号を簡単に調べることができる。
携帯端末Bが充電を完了したとき、充電器Jから取り外すと、充電器Jから携帯端末Bが取り外されたことを検出し、取り外した携帯端末Bに該当する電話番号情報を親機および子機で利用不可能な状態に、例えば削除する。これにより、個人情報を他の人に見られることがなくなる。
次に、本発明の電話装置に係る実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図2は、本実施形態1に係る電話装置の主装置(以下、親機という)の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態1で使用する既存の携帯端末の構成を示すブロック図である。図4は、本実施形態1に係る電話装置の子機(以下、子機という)の構成を示すブロック図である。図5は、親機、子機および携帯端末を接続したときの外観を示す斜視図である。
図2において、親機100の外観は図5に示される形状をしており、その構成は、主制御部101、電源供給部102、充電制御部103、電源接続部104、インタフェース部105、表示部106、操作部107、メモリ108、呼び出し音発生部109、子機通信制御部110、子機通信用アンテナ111、通信接続制御部112、公衆電話交換回線網113、音声送受部114、ハンドセット115とからなる。親機100は、公衆電話交換回線網113と接続して通常の電話として機能する。
主制御部101は、親機100の全体の制御を行う。
電源供給部102は、外部から供給される電源を親機100内の各部位へ供給する。
電源接続部104は、携帯端末200の電源接続部204と接続させる端子であり、接続することによって親機100から携帯端末200へ充電電流を供給する。
充電制御部103は、主制御部101からの充電電流の供給開始信号あるいは供給停止信号に応じて、電源供給部102からの電源を携帯端末200へ充電電流として供給する。
インタフェース部105は、携帯端末200のインタフェース部205と接続する端子であり、接続することによって、音声信号やデータ信号や制御信号等を親機100と携帯端末200間でやり取りする。このインタフェース部105と電源接続部104とで、携帯端末200の充電器を構成する。
また、インタフェース部によって携帯端末が接続されていないときには、通常の公衆電話交換回線網で通話および発信を行える。
表示部106は、ディスプレイから構成され、発信時においては、発信先の氏名や電話番号を表示し、また着信時においては、発信者が番号通知者であれば、発信者の電話番号や送信者の氏名等を表示する。さらには、携帯端末200への着信時には、携帯端末200に備えられている表示部206に表示される内容と同じ内容を表示する。
操作部107は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部101に送り、その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。
メモリ108は、親機100を制御するプログラムや、親機100自身の持つ電話番号情報および携帯端末200から読み出された電話番号情報を記憶する。
呼び出し音発生部109は、主制御部101からの呼び出し音開始/停止信号に基づいて、呼び出し音を発生する。この呼び出し音は、公衆電話交換回線網113からの着信と携帯端末200からの着信では呼び出し音を変えて鳴らされる。例えば、音程を変えたりメロディを変えたりするようにする。
子機通信制御部110は、子機通信用アンテナ111を介して子機300との通信を制御し、公衆電話交換回線網113からの着信あるいは携帯端末200への着信を子機300へ転送し、複数の子機300からの接続を制御する。
通信接続制御部112は、公衆電話交換回線網113とのインタフェース機能で、公衆電話交換回線網113から着信があった場合、呼び出し信号を主制御部101へ通知し、ハンドセット115や子機300で応答すると通話状態にする。また、発信する場合、主制御部101からのダイヤル信号をPB信号またはDP信号に変換し、公衆電話交換回線網113へ送出し、交換機からの応答があった場合、通話状態にする。
音声送受部114は、マイクとスピーカとからなるハンドセット115を持ち上げるとON信号が主制御部101へ通知され、ハンドセット115を戻すとOFF信号が主制御部101へ通知される。また、音声送受部114とハンドセット115間はコードで接続してもよいし、無線でもよい。また、ハンドセットの代わりにマイクとスピーカとを接続するようにしてもよい。
図3において、携帯端末200は、主制御部201、電源制御部203、電源接続部204、インタフェース部205、表示部206、操作部207、メモリ208、通信制御部212、通信用アンテナ211、音声送受部214、マイク215、スピーカ216とからなる。
主制御部201は、携帯端末200の全体の制御を行う。
電源接続部204は、親機100の電源接続部104と接続させる端子であり、接続することによって親機100からの充電電流が電源制御部203へ供給されて、携帯端末200の各部へ供給される。
インタフェース部205は、親機100のインタフェース部105と接続する端子であり、接続することによって、音声信号や電話番号情報等のデータ信号や制御信号等を親機100と携帯端末200間でやり取りする。また、電話装置にファクシミリ機能を持つ場合、携帯端末でファクシミリを受信し、電話装置へ転送して出力するようにしてもよい。この場合には、ファクシミリの画像データもまたインタフェース部を介して親機100へ送信することになる。
表示部206は、ディスプレイから構成され、発信時においては、発信先の氏名や電話番号を表示し、また着信時においては、発信者が番号通知者であれば、発信者の電話番号や送信者の氏名等を表示する。さらには、携帯端末200と親機100を電源接続部によって接続した場合、表示部206に表示される内容はインタフェース部205を介して親機100へ伝達して表示部106へ表示する。
操作部207は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部201に送り、その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。携帯端末200と親機100を電源接続部によって接続した場合には、操作部207を使った操作はできない。
メモリ208は、携帯端末200を制御するプログラムや、電話番号情報を記憶する。親機100と携帯端末200が電源接続部で接続されたときに、この電話番号情報は、親機100からの要求によって親機100に転送される。
音声送受部214は、通信用アンテナ211と通信制御部212を介して基地局から受信した音声信号をスピーカ216へ出力するとともに、マイク215で入力した音声を通信制御部212と通信用アンテナ211を介して基地局へ送信する。携帯端末200と親機100を電源接続部によって接続した場合には、音声送受部214は動作しない。
図4において、子機300は、主制御部301、電源制御部303、電源接続部304、表示部306、操作部307、メモリ308、呼び出し音発生部309、通信制御部312、通信用アンテナ311、音声送受部314、マイク315、スピーカ316とからなる。図5に示すように、子機300は、子機用充電器400を経由して電力を供給されている。
主制御部301は、子機300の全体の制御を行う。
電源接続部304は、子機300の充電器400と接続させる端子であり、接続することによって子機用充電器400から子機300へ充電電流を電源制御部303へ供給され、子機300の各部へ電源が供給される。
表示部306は、ディスプレイから構成され、発信時においては、発信先の氏名や電話番号を表示し、また着信時においては、発信者が番号通知者であれば、発信者の電話番号や送信者の氏名等を表示する。
操作部307は、ダイヤルボタンが押されたときに、ボタンに対応した数字のダイヤル信号を主制御部301に送り、通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ転送される。その他の機能ボタンが押されたときには、対応する機能が実行される。
メモリ308は、子機300を制御するプログラムや子機300に登録された電話番号情報を記録する。また、親機100と携帯端末200が電源接続部で接続されたときには、親機100から送られる親機100と携帯端末200の電話番号情報を記憶する。
呼び出し音発生部309は、主制御部101から送られてくる呼び出し音開始/停止信号に基づいて、呼び出し音を発生する。この呼び出し音は、公衆電話交換回線網113からの着信と携帯端末200からの着信では呼び出し音を変えて鳴らされる。例えば、音程を変えたりメロディを変えたりするようにしてもよい。
音声送受部314は、通信用アンテナ311と通信制御部312を介して親機100から受信した音声信号をスピーカ316へ出力するとともに、マイク315で入力した音声を通信制御部312と通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
上記の親機100、子機300および携帯端末200を制御する各プログラムは、ネットワーク経由でダウンロードしたり、メモリ媒体や相互に接続された他の装置やインタフェースを介してインストールすることができる。これにより、携帯端末に専用のプログラムをインストールして電話装置との接続条件を満たすことができる。
次に、携帯端末200を親機100に備えられた充電器に置いたときの動作について説明する。
図5に示すように、携帯端末200を親機100の充電器に置く。即ち、携帯端末200のインタフェース部205と電源接続部204とを、親機100のインタフェース部105と電源接続部104とをそれぞれ対応させて接続させる。
携帯端末200を親機100に置くことによって、親機100の電源供給部102からの充電電流が携帯端末200へ供給され、携帯端末200に備えられているバッテリが充電される。
主制御部101は、携帯端末200が親機100の充電器に置かれたことを検出し、携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求する。携帯端末200のメモリ208に記憶されている電話番号情報が送られてくると、主制御部101はメモリ108へ記憶する。
これらの読み取った情報は、親機100の電話番号情報を記憶する領域とは別に取られた領域(子機対応領域)に記憶される。例えば、携帯端末用の電話番号情報を図6に示すようなデータ項目(電話帳、受信履歴、送信履歴、子機ID、暗証番号)を子機対応領域に記憶する。
図6において、携帯端末用の電話帳、受信履歴および送信履歴は、携帯端末200から取り寄せられた電話帳、受信履歴および送信履歴である。これらの電話帳、受信履歴および送信履歴は、電話の利用に伴って更新され、携帯端末に関しては、随時携帯端末200のメモリ208へ更新状態が反映される。
子機IDと暗証番号は、携帯端末と子機との対応を取るためのものであり、携帯端末が置かれた当初ではクリアされた状態である。
また、親機100のメモリ108内に子機300に対応する暗証番号が記録されている場合、あるいは、子機のメモリ308内に暗証番号が記録されている場合、新たな暗証番号の代わりに利用すれば、暗証番号を入力する手間が省ける。また、暗証番号による認証を省くようにしてもよい。
または、ユーザが上記のいずれを利用するかを予め選択できるようにしてもよい。この場合には、携帯端末用の子機対応領域に「親機に記憶された暗証番号の利用、子機に記憶された暗証番号の利用、ユーザ入力の暗証番号の利用、あるいは暗証番号を利用しない」の区別を記憶する。
ユーザは、携帯端末の代わりに子機を持っていく場合、携帯端末のユーザが携帯端末を親機に置いたあと、次のいずれかの動作を行う。
(1)ユーザが暗証番号を入力するとき:
子機のダイヤルボタンで暗証番号を入力して、子機に備えられた登録ボタンを押す。
子機300の主制御部301は、入力された暗証番号と子機の識別子(ID)とを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、これらを受信し、メモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
(2)親機に記録されている暗証番号を使用するとき:
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、子機の識別子(ID)を通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、受信した子機の識別子と親機に記憶したその暗証番号とをメモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
(3)子機に記録されている暗証番号を使用するとき:
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、子機の識別子(ID)と子機に記憶された暗証番号とを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、受信した子機の識別子と暗証番号とをメモリ108の子機対応領域の子機IDと暗証番号に記録するとともに、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。
さらに、暗証番号を利用しないときには、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送るのみとする。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
(4)暗証番号を利用しないとき
充電器から子機を取り上げると、子機300の主制御部301は、携帯端末の電話番号情報を子機300へ送る。子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
次に、携帯端末を充電器に装着したときの携帯端末の電話番号情報の転送状況を図15のフローチャートを基に説明する。
携帯端末200が親機100のインタフェース部105に装着されたことを、主制御部101が検知すると(ステップS41のYES)、主制御部101は、携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求し、送られてきた電話番号情報をメモリ108の子機対応領域へ記憶する(ステップS42)。ここで、子機対応領域中の子機の識別子は、子機と携帯端末とが対応されていないときにはクリアの状態である。
次に、主制御部101は、メモリ108の子機対応領域に子機の識別子が記録されているかを調べ、記録されていれば(ステップS43のYES)、その子機の識別子に対応する子機へ携帯端末200の電話番号情報を送る(ステップS44)。これにより、親機や子機を使って、携帯端末に記憶されていた電話番号情報を利用することができる。
一方、主制御部101は、メモリ108の子機対応領域に記憶された子機の識別子がクリア状態であれば(ステップS43のNO)、子機を登録するかをユーザに問い合わせる。
ユーザから登録しないと指示されると、処理を終了する。
また、ユーザが子機300を取り上げて、登録すると指示されると(ステップS45のYES)、取り上げた子機300の識別子を子機対応領域へ記録し(ステップS46)、子機対応領域に記憶された携帯端末200の電話番号情報を子機300へ送る(ステップS44)。
次に、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200を介して着信があった場合の処理を図7のフローチャートを基に説明する。
公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200での着呼が検出される(ステップS1)。主制御部101は、通信接続制御部112からの着呼であったか、あるいは、携帯端末200が着呼したのかを判断する(ステップS2)。携帯端末200が着呼した場合、主制御部201は、インタフェース部205およびインタフェース部105を介して主制御部101に着信を知らせる。
主制御部101では、着信先に応じて呼び出し音を発生させるように、親機100、携帯端末200および子機300へ指示する(ステップS3)。これにより、親機100、携帯端末200および子機300でそれぞれ呼び出し音が鳴る。
ここでは、携帯端末200が充電中で充電量が少ない時に着信があった場合は、携帯端末200に呼び出し音の発生指示を送らない。また、着信のあった携帯端末200に対応する子機だけに呼び出し音の発生指示を与えるようにする。
さらに、親機や子機での呼び出し音は、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200のそれぞれからの着信を区別して音程やメロディで鳴り分けるようにする。
このように、接続される外部回線が複数ある場合には、着信先が容易に区別することができる。
着信先が電話機であれば(ステップS4の「電話機」)、ユーザが親機100のハンドセット115や子機300で応答したときに呼び出し音を止めて通常の通話を行って(ステップS5)、親機100の受信履歴を更新して処理を終了する(ステップS6)。
一方、着信先が電話機でない場合(ステップS4の「携帯」)、ユーザがどの装置(ハンドセット、子機あるいは携帯端末)で応答したかを判定する(ステップS7)。
着信を携帯端末200によって応答した場合(ステップS7の「携帯」)、呼び出し音をすべて止めさせて、携帯端末200を使って通話する(ステップS8)。主制御部101では、携帯端末200が親機100から切り離されたことを検出し、子機対応領域に記憶されている携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能(例えば、削除、パスワード管理、読み出し禁止、非表示等)にし、さらに、携帯端末200に対応する子機300へ電話番号情報を使用不可能となるように指示し(ステップS9)、処理を終了する。
子機では、この指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする。このように親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
着信を親機100のハンドセット115によって応答した場合(ステップS7の「ハンドセット」)、主制御部101では呼び出し音をすべて止めさせて、応答したハンドセット115によって通話し(ステップS12)、子機対応領域の携帯端末の受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴を更新して(ステップS13)、処理を終了する。
ここで、ハンドセット115によって応答した場合にも、暗証番号を入力するようにしてもよい。この場合、暗証番号が確認できなかった場合には、携帯端末のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、オンフック状態として、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
また、着信を子機300によって応答した場合(ステップS7の「子機」)、主制御部101では呼び出し音をすべて止めさせて、応答した子機の子機IDが子機対応領域に登録されているかを調べる(ステップS14)。
登録されている場合(ステップS14のYES)、この子機に対して暗証番号の入力が必要かを子機対応領域で調べる(ステップS15)。
暗証番号が必要ない場合には(ステップS15のNO)、子機300によって通話し(ステップS12)、子機対応領域の携帯端末の受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴を更新して(ステップS13)、処理を終了する。
一方、暗証番号が必要な場合には(ステップS15のYES)、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS10)。ここで、子機300で暗証番号をダイヤルボタンで入力し、通信ボタンを押すと、この暗証番号と子機IDとを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
上記のステップS10で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を子機対応領域に記憶した暗証番号と比較するようにする。
主制御部101では、受信した子機IDと暗証番号が子機対応領域に登録されているかを確認する(ステップS11)。
暗証番号が確認された場合(ステップS11のYES)、子機300によって通話し(ステップS12)、子機対応領域の携帯端末の受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴を更新して(ステップS13)、処理を終了する。
一方、暗証番号が確認できなかった場合には(ステップS11のNO)、または、応答した子機の子機IDが子機対応領域に登録されていない場合(ステップS14のNO)、携帯端末のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
次に、子機あるいは親機を使って、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200を介して発信する場合の処理を図8のフローチャートを基に説明する。
ユーザの発信に利用した装置(オンフックされた装置)がハンドセット115なのか子機300なのかを判断する(ステップS20)。
子機300で発信しようとした場合(ステップS20の「子機」)、子機対応領域に子機300の子機IDが登録されているかを調べる(ステップS30)。
子機対応領域に子機IDが登録されていなかった場合(ステップS30のNO)、通常の通話を子機で行うものとし、通常の通話として相手先の電話番号により呼び出し(ステップS22)、親機の送信履歴を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
一方、子機対応領域に子機IDが登録されていれば(ステップS30のYES)、子機対応領域を参照して暗証番号の入力が必要かを調べて、暗証番号の入力が必要でないときには(ステップS31のNO)、ステップS25へ進んで、相手先の電話番号の入力を行う。
一方、暗証番号の入力が必要な場合には(ステップS31のYES)、暗証番号の入力待ちとなり(ステップS32)、入力されるとステップS24へ進む。子機300から暗証番号を入力する場合には、子機300の操作部207でダイヤルボタンによって暗証番号を入力し、通話ボタンを押すと、子機IDと入力した暗証番号が親機100へ送信される。
上記のステップS32で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を子機対応領域に記憶した暗証番号と比較するようにする。
親機100では、入力された暗証番号と子機IDの対が子機対応領域に登録されているかを調べる(ステップS24)。
ここで、子機対応領域に登録のない暗証番号が入力された場合(ステップS24のNO)、権利のないユーザが子機300を利用したとして処理を終了する。
他方、子機対応領域に登録された暗証番号が入力された場合(ステップS24のYES)、ユーザに相手先の電話番号を入力させ(ステップS25)、その入力された番号から相手先の回線を判断する(ステップS26)。
電話番号から相手先の回線を判断するには、次のようにして行う。
(1)親機の電話帳や送受信履歴の中から選択した場合には、公衆電話交換回線を使用する。
(2)携帯端末の電話帳や送受信履歴の中から選択した場合には、携帯端末の回線を使用する。
(3)直接番号を入力した場合には、親機の電話帳および携帯端末の電話帳を参照して、親機の電話帳の中に登録されている場合には、公衆電話交換回線を使用する。あるいは、携帯端末の電話帳の中に登録されている場合には、携帯端末の回線を使用する。また、両方の電話帳に登録されている場合には、(4)の判断で回線を決める。
(4)(3)で回線が決まらない場合、相手先の電話番号の特徴から携帯端末の回線か公衆電話交換回線かを識別する。
例えば、電話番号の外線局番が「090」、「080」、「070」の場合には、携帯端末の回線とし、その他の番号の場合には、公衆電話交換回線と判断する。
あるいは、相手先の電話番号を入力するときに、どの回線(公衆電話交換回線あるいは携帯端末回線)で通話するのかも一緒に、ユーザに通話のたびに入力させてもよい。また、予め電話帳の各電話番号にどの回線を利用するかの区別を登録しておき、この区別によって相手先の回線を判断するようにしてもよい。
上記判断で相手先の回線が携帯端末の回線と判断された場合には(ステップS27の「携帯」)、入力された相手先の電話番号を携帯端末200の主制御部201へ送って、携帯端末200から回線の呼び出しを行わせる(ステップS28)。さらに、主制御部101は、子機対応領域の携帯端末200の送信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208の送信履歴を更新し(ステップS29)、処理を終了する。
上記判断で相手先の回線が携帯端末の回線と判断されなかった場合(ステップS27の「その他」)、通常の通話として相手先の電話番号により呼び出し(ステップS22)、親機の送信履歴を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
また、ハンドセット115で発信しようとした場合(ステップS20の「ハンドセット」)、ステップS25へ進んで、相手先の電話番号を入力する。
次に、携帯端末200を親機100から外したときの動作を図16のフローチャートを基に説明する。
ユーザが自分の携帯端末200を充電接続部104から外すと、親機100の主制御部101では、携帯端末200が切り離されたことを検出し(ステップS51のYES)、子機対応領域に記憶されている携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする(ステップS52)。
ここで、使用不能とは、次のいずれかである。
・削除する。
・パスワードを設定して、当人以外が読み出せない状態とする。
・読み出し禁止状態に設定する。
・非表示状態として、誰にも見えないようにする。
次に、主制御部101は、メモリ108の子機対応領域の子機の識別子がクリアされていないかを調べ、クリアされていれば(ステップS53のNO)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。
一方、主制御部101は、メモリ108の子機対応領域の子機の識別子がクリアされていなければ(ステップS53のYES)、子機の識別子に対応する子機300へ携帯端末200の電話番号情報を使用不可能となるように指示し、子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にし(ステップS54)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
<実施形態2>
実施形態1では、親機として、図5に示したように、ダイヤルボタンを備える操作部と表示部を備えたものであったが、本実施形態2の親機100は図9に示したような操作部、表示部およびハンドセットも持たず、携帯端末に対する充電器だけを持つものである。この場合、親機で表示される情報はすべて子機の方に表示される。
図10は、本実施形態2に係る親機の構成を示すブロック図である。図10において、親機100の外観は図9に示される形状をしており、その構成は、主制御部101、電源供給部102、充電制御部103、電源接続部104、インタフェース部105、メモリ108、呼び出し音発生部109、子機通信制御部110、子機通信用アンテナ111、通信接続制御部112、公衆電話交換回線網113とからなる。
また、携帯端末と子機の構成は図3および図4と同じである。図10において、図2と同一機能を有するものは同一符号を付け、繰り返しの説明を省略する。
本実施形態2は、実施形態1とは、操作部、表示部および音声送受信部(ハンドセット)が備えられていないので、携帯端末から着信があった場合に、携帯端末に表示される種々の情報の表示はない。また、親機のハンドセットを使って着信や通話は行われない。
他の機能については、実施形態1と同様に機能する。
<実施形態3>
実施形態1では、携帯端末の充電器を親機に備えるようにした。しかし、親機に携帯端末を置くスペースの不足や通信キャリアまたは携帯端末の形状により接続条件が異なる場合がある。
本実施形態3では、図11に示すように、携帯端末200の充電器250と親機100とをケーブル260で接続することによって、通信キャリアまたは携帯端末の形状により異なる通信内容や接続端子などの接続条件を容易に満たすことができる。
図12は、本実施形態3に係る親機の構成を示すブロック図である。図12において、親機100および携帯端末200の外観は図11に示される形状をしており、その親機100の構成は、主制御部101、電源供給部102、インタフェース部105、表示部106、操作部107、メモリ108、呼び出し音発生部109、子機通信制御部110、子機通信用アンテナ111、通信接続制御部112、公衆電話交換回線網113、音声送受部114、ハンドセット115とからなる。親機100は、公衆電話交換回線網113と接続して通常の電話として機能する。
携帯端末用充電器250は、インタフェース部255、電源接続部254とからなっている。また、携帯端末と子機の構成は、図3および図4と同じである。
図12において、図2と同一機能を有するものは同一符号を付け、繰り返しの説明を省略する。
電源供給部102は、外部から供給される電源を親機100内の各部位へ供給するだけであり、携帯端末200への充電は、携帯端末用充電器250の電源接続部254と携帯端末200の電源接続部204と接続させることによって携帯端末用充電器250から携帯端末200へ充電電流を供給する。
インタフェース部255は、携帯端末200のインタフェース部205を接続する端子であり、インタフェース部205とインタフェース部105とをケーブル260で接続することによって、音声信号や電話番号情報等のデータ信号や制御信号等を親機100と携帯端末200間でやり取りする。
また、インタフェース部255に携帯端末200が置かれていないときには、親機および子機は通常の公衆電話交換回線網で通話および発信を行える。
また、携帯端末用充電器250のインタフェース部255と親機100のインタフェース部105を接続したケーブル260を挿抜することによって、携帯端末200を携帯端末用充電器250に置くあるいは取り除くと同じ効果をもたせることができる。
即ち、携帯端末200を携帯端末用充電器250に置いたまま、ケーブル260によって携帯端末用充電器250と親機100とを接続することと、携帯端末200を載せない携帯端末用充電器250と親機100とをケーブル260で接続し、この携帯端末用充電器250に携帯端末200を置くことは同じ機能を示している。
<実施形態4>
上述の実施形態では、親機に接続する携帯端末を1台として説明してきた。本実施形態4では、複数の携帯端末を親機に接続できるようにした。
親機に複数台の携帯端末を接続するための第1の方法は、親機に複数台の携帯端末用充電器を設け、実施形態1のように携帯端末を親機に直接置いて接続する方法である。
この方法は、携帯端末を親機に直接置くためのスペースが必要であり、多数の携帯端末をおくことができず、通信キャリアまたは携帯端末の形状により接続条件が異なる場合には利用できない場合がある。
第2の方法は、親機に複数のインタフェース部を設け、実施形態3のように携帯端末用充電器と親機のインタフェース部をケーブルで接続する方法である。
その他、複数の携帯端末用充電器をハブによってまとめ、このハブを親機に接続する方法、あるいは、複数の携帯端末用充電器をデージーチェイン型に接続し、これを親機と接続する方法等もある。
本実施形態4では、上記の第2の方法を使って説明するが、他の方法であっても同様に適用することができる。
また、本実施形態4の親機は、実施形態2のような表示部、操作部、ハンドセットを備えていないものとするが、これらを備えたものであっても構わない。
図13は、本実施形態4に係る親機の構成を示すブロック図である。図13において、親機100の構成は、主制御部101、電源供給部102、インタフェース部(105A〜105N)、メモリ108、呼び出し音発生部109、子機通信制御部110、子機通信用アンテナ111、通信接続制御部112、公衆電話交換回線網113とからなる。各インタフェース部(105A〜105N)に携帯端末用充電器(250A〜250N)が対応している。
上記の各部の機能、携帯端末や子機については、上述の実施形態と同じであるから、以下では相違点についてだけ説明する。
携帯端末200を携帯端末用充電器のいずれかに置いたときの動作について説明する。
携帯端末200を携帯用充電器250Bに置く。即ち、携帯端末200のインタフェース部205と電源接続部204とを、携帯用充電器250Bのインタフェース部255と電源接続部254とをそれぞれ対応させて接続させる。
携帯端末200を携帯用充電器250Bに置くことによって、充電電流が携帯端末200へ供給され、携帯端末200に備えられているバッテリが充電される。
主制御部101は、携帯端末200がいずれの携帯端末用充電器に置かれたかを検出する。ここでは、携帯端末用充電器250Bに置かれたと仮定する。
主制御部101は、携帯端末用充電器250Bを介して携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求する。携帯端末200のメモリ208に記憶されている電話番号情報が送られてくると、主制御部101はメモリ108へ充電器識別子(ID)と対応付けて記憶する。
これらの読み取った情報は、例えば、図14に示すようなデータ項目(充電器ID、電話帳、受信履歴、送信履歴、子機ID、暗証番号、暗証番号の存在場所)を持つ充電器・子機対応テーブルとして記憶される。
充電器IDは、電話番号情報(電話帳や送受信履歴)がどの充電器に置かれた携帯端末から取得したかを示す充電器の識別子である。
電話帳、受信履歴や送信履歴は、充電器に置かれた携帯端末から読み取られたものである。これらの電話帳、受信履歴および送信履歴は、電話の利用に伴って更新され、随時携帯端末200のメモリ208へ更新状態が反映される。
子機IDと暗証番号は、充電器に置かれた携帯端末と子機との対応を取るためのものであり、携帯端末が置かれた当初ではクリアされた状態である。
暗証番号の存在場所は、親機100のメモリ108内に子機300に対応する暗証番号を使用する場合は「親機」、子機300のメモリ308内に記録されている場合は「子機」、子機から入力する場合は「入力」、暗証番号を使用しない場合は「不使用」が設定される。
次に、携帯端末の代わりに子機を持っていく場合、携帯端末のユーザが携帯端末を充電器に置いたあと、子機の操作部307のダイヤルボタンで充電器IDと暗証番号の存在場所の区別を入力して、子機に備えられた登録ボタンを押す。この入力で暗証番号の存在場所を「入力」とした場合には、新規の暗証番号を併せて入力してから登録ボタンを押すようにする。
子機300の主制御部301は、子機の識別子(ID)と、入力された充電器ID、暗証番号の存在場所、暗証番号とを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
親機100では、これらを受信し、充電器・子機対応テーブルに充電器IDに対応付けて記録するとともに、充電器IDに対応する電話番号情報を子機300へ送る。
子機300では、送られてきた電話番号情報をメモリ308へ記録する。
また、親機100の主制御部101は、受信した暗証番号の存在場所が「親機」や「子機」であった場合には、それぞれの存在場所から暗証番号を取り出して、充電器・子機対応テーブルに充電器IDに対応付けて記録する。
次に、携帯端末を充電器に装着したときの携帯端末の電話番号情報の転送状況を図15のフローチャートを基に説明する。
携帯端末200が携帯端末用充電器250に装着されたことを、主制御部101が検知すると(ステップS41のYES)、主制御部101は、携帯端末200に電話番号情報を送信するように要求し、送られてきた電話番号情報をメモリ108の充電器・子機対応テーブルへ記憶する(ステップS42)。ここで、テーブルの子機の識別子は、子機と携帯端末とが対応されていないときにはクリアの状態である。
次に、主制御部101は、メモリ108の充電器・子機対応テーブルに子機の識別子が記録されているかを調べ、記録されていれば(ステップS43のYES)、この子機の識別子に対応する子機へ携帯端末200の電話番号情報を送る(ステップS44)。これにより、親機や子機を使って、携帯端末に記憶されていた電話番号情報を利用することができる。
一方、主制御部101は、メモリ108の充電器・子機対応テーブルに記憶された子機の識別子がクリア状態であれば(ステップS43のNO)、子機を登録するかをユーザに問い合わせる。
ユーザから登録しないと指示されると、処理を終了する。
また、ユーザが子機300を取り上げて、登録すると指示されると(ステップS45のYES)、取り上げた子機300の識別子を充電器・子機対応テーブルへ記録し(ステップS46)、携帯端末200の電話番号情報を子機300へ送る(ステップS44)。
次に、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200を介して着信があった場合の処理を図7のフローチャートを基に説明する。
公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200での着呼が検出される(ステップS1)。主制御部101は、通信接続制御部112からの着呼であったか、あるいは、携帯端末200が着呼したのかを判断する(ステップS2)。
携帯端末200が着呼した場合、主制御部201は、インタフェース部205、携帯端末用充電器250のインタフェース部255、インタフェース部105を介して主制御部101に着信を知らせる。
主制御部101では、着信先に応じて呼び出し音を発生させるように、親機100、携帯端末200および子機300へ指示する(ステップS3)。これにより、親機100、携帯端末200および子機300でそれぞれ呼び出し音が鳴る。
ここでは、携帯端末200が充電中で充電量が少ない時に着信があった場合は、携帯端末200に呼び出し音の発生指示を送らない。また、着信のあった携帯端末200の置いてある充電器に対応する子機IDがある場合には、その子機だけに呼び出し音の発生指示を与えるようにする。
さらに、親機や子機での呼び出し音は、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200のそれぞれからの着信を区別して音程やメロディで鳴り分けるようにする。
このように、接続される外部回線が複数ある場合には、着信先が容易に区別できる。
着信先が電話装置であれば(ステップS4の「電話機」)、ユーザが子機300で応答したときに呼び出し音を止めて通常の通話となり(ステップS5)、親機100の受信履歴を更新して処理を終了する(ステップS6)。
一方、着信先が電話装置でない場合(ステップS4の「携帯」)、ユーザがどの装置(子機あるいは携帯端末)で応答したかを判定する(ステップS7)。
着信を携帯端末200によって応答した場合(ステップS7の「携帯」)、呼び出し音をすべて止めて、携帯端末200を使って通話する(ステップS8)。
主制御部101では、携帯端末200が切り離された携帯端末用充電器250を検出し、この携帯端末用充電器250の充電器IDに対応する携帯端末200に関する電話番号情報を充電器・子機対応テーブルで使用不可能(例えば、消去、パスワード管理、読み出し禁止、あるいは、非表示等)にし、さらに、この携帯端末用充電器250に対応する子機300へ電話番号情報を使用不可能となるように指示し(ステップS9)、処理を終了する。子機では、この指示でメモリ308の携帯端末に関する電話番号情報を使用不可能にする。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
着信を子機300によって応答した場合(ステップS7の「子機」)、主制御部101では呼び出し音をすべて止めさせて、応答した子機の子機IDが充電器・子機対応テーブルに登録されているかを調べる(ステップS14)。
登録されている場合(ステップS14のYES)、この子機に対して暗証番号の入力が必要かを充電器・子機対応テーブルで調べる(ステップS15)。
暗証番号が必要ない場合には(ステップS15のNO)、子機300によって通話し(ステップS12)、充電器・子機対応テーブルの携帯端末の受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴を更新して(ステップS13)、処理を終了する。
一方、暗証番号が必要な場合には(ステップS15のYES)、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS10)。ここで、子機300で暗証番号をダイヤルボタンで入力し、通信ボタンを押すと、この暗証番号と子機IDとを通信制御部312、通信用アンテナ311を介して親機100へ送信する。
上記のステップS10で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を充電器・子機対応テーブルに記憶した暗証番号と比較するようにする。
主制御部101では、充電器・子機対応テーブルを参照して、子機300から送られてきた暗証番号と子機IDが、着呼した携帯端末200の置かれている携帯端末用充電器250に対応したものであるかを確認する(ステップS11)。
暗証番号が確認された場合(ステップS11のYES)、子機300によって通話し(ステップS12)、携帯端末用充電器250に対応する充電器・子機対応テーブルの受信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208に記憶されている受信履歴も更新して(ステップS13)、処理を終了する。
一方、暗証番号が確認できなかった場合には(ステップS11のNO)、あるいは、応答した子機の子機IDが充電器・子機対応テーブルに登録されていない場合(ステップS14のNO)、着信した携帯端末200のユーザが応答したものではないとして処理を終了する。あるいは、ステップS3へ戻って、再度呼び出し音を鳴らすようにしてもよい。
次に、子機を使って、公衆電話交換回線網113あるいは携帯端末200を介して第3者の電話装置へ発信する場合の処理を図8のフローチャートを基に説明する。
子機300で発信しようとした場合(ステップS20の「子機」)、充電器・子機対応テーブルに子機300の子機IDが登録されているかを調べる(ステップS30)。
登録されていれば(ステップS30のYES)、充電器・子機対応テーブルを参照して暗証番号の入力が必要かを調べて、暗証番号の入力が必要な場合には(ステップS31のYES)、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS32)。子機300から暗証番号を入力する場合には、子機300の操作部207でダイヤルボタンによって暗証番号を入力し、通話ボタンを押すと、子機IDと入力した暗証番号が親機100へ送信される。
また、ステップS32で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を充電器・子機対応テーブルに記憶した暗証番号を比較するようにする。
入力された暗証番号と子機IDの対が充電器・子機対応テーブルに登録されているかを調べる(ステップS24)。ここで、充電器・子機対応テーブルに登録のない子機IDと暗証番号の対が入力された場合(ステップS24のNO)、携帯端末用充電器に置かれた携帯端末のユーザでない人が子機300を利用したとして発信処理をせずに終了する。
一方、充電器・子機対応テーブルに登録された子機IDと暗証番号の対が入力された場合(ステップS24のYES)、ユーザに相手先の電話番号を入力させ(ステップS25)、その入力された電話番号から相手先の回線を判断する(ステップS26)。
電話番号から相手先の回線の判断は、実施形態1で説明したように行う。
相手先の回線が携帯端末の回線と判断された場合には(ステップS27の「携帯」)、入力された相手先の電話番号を子機IDに対応する充電器に置かれた携帯端末200の主制御部201へ送って、携帯端末200から呼び出しを行わせ、子機300を使って通話を行う(ステップS28)。さらに、主制御部101は、この子機300に対応する充電器・子機対応テーブルの送信履歴を更新するとともに、携帯端末200のメモリ208の送信履歴も更新し(ステップS29)、処理を終了する。
他方、相手先の回線が携帯端末の回線でないと判断された場合には(ステップS27の「その他」)、通常の通話として相手先の電話番号により呼び出し(ステップS22)、親機用の送信履歴を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
一方、暗証番号の入力が必要でないときには(ステップS31のNO)、ステップS25へ進んで、相手先の電話番号の入力を行う。
また、充電器・子機対応テーブルに子機IDが登録されていなかった場合(ステップS30のNO)、通常の通話として相手先の電話番号により呼び出し(ステップS22)、親機用の送信履歴を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
上記のステップS32で暗証番号を入力するときに、親機や子機に記憶されている暗証番号を使用するときには、親機や子機から暗証番号を取り出し、その暗証番号を充電器・子機対応テーブルに記憶した暗証番号と比較するようにする。
次に、携帯端末200を親機100から外したときの動作を図16のフローチャートを基に説明する。
ユーザが自分の携帯端末200を携帯用充電器250から外すと、親機100の主制御部101では、携帯端末200が切り離された携帯端末用充電器250を検出し(ステップS51のYES)、この携帯端末用充電器250の充電器IDに対応する携帯端末200に関する電話番号情報を充電器・子機対応テーブルの子機対応領域において使用不可能にする(ステップS52)。
ここで、使用不能とは、次のいずれかである。
・削除する。
・パスワードを設定して、当人以外が読み出せない状態とする。
・読み出し禁止状態に設定する。
・非表示状態として、誰にも見えないようにする。
次に、主制御部101は、この携帯端末用充電器250の充電器IDに対応する充電器・子機対応テーブルの子機の識別子がクリアされていないかを調べ、クリアされていれば(ステップS53のNO)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。
一方、主制御部101は、充電器IDに対応する充電器・子機対応テーブルの子機の識別子がクリアされていなければ(ステップS53のYES)、その子機の識別子に対応する子機300へ携帯端末200の電話番号情報を使用不可能となるように指示し、子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にし(ステップS54)、携帯端末200を取り外し済みとして処理を終了する。子機300の主制御部301では、主制御部101からの指示でメモリ308に記憶された携帯端末200に関する電話番号情報を使用不可能にする。
このように、親機100や子機300に記憶された個人情報が使用不可能にされるので、他人や家族等から見られることがなくなり、携帯端末の所有者のプライバシーが守られる。
上記実施形態では、携帯端末に記憶されている電話番号情報(電話帳や送受信履歴)を電話装置の親機や子機にコピーするのに、電話装置に接続した充電器に携帯端末が置かれたときに親機からの制御信号で行っていた。
しかし、このように自動的に行うのではなく、ユーザの指示に基づいてコピーするようにしてもよい。
例えば、上述の実施形態のように携帯端末と電話装置とを接続しておき、ユーザが電話装置の親機でダウンロード指示を行ったときに、携帯端末から電話機の方へダウンロードするようにしてもよい。
また、携帯端末の電話番号情報(電話帳や送受信履歴)をメモリカードに記憶させ、このメモリカードを親機に装着して読み取るようにしてもよい。
また、携帯端末と電話機とをインタフェースケーブルや短距離無線通信(例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等)によって接続して、携帯端末の電話番号情報を親機や子機にコピーするようにしてもよい。
このようにしてコピーされた電話番号情報は、携帯端末を充電器から取り外したときに使用不可能にされる。
また、本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の携帯端末、電話装置の親機や子機の各機能をそれぞれプログラム化して、予めROMのような記録媒体に書き込んでおき、携帯端末、電話装置の親機や子機に記録媒体をそれぞれ装着して、これらのプログラムを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
なお、上述した実施形態の機能を実現するプログラムは、ディスク系(例えば、磁気ディスク、ミニディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。あるいは、ネットワークを介して記憶装置に格納された上記プログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このように、上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コストの低廉化、および可搬性や汎用性を向上させることができる。
携帯端末に着信したとき、あるいは、発信するときの本発明の概略動作について説明するための図である。 実施形態1に係る親機の構成を示すブロック図である。 実施形態1で使用する携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る子機の構成を示すブロック図である。 実施形態1に関する、親機、子機および携帯端末を接続したときの外観を示す斜視図である。 親機のメモリに記憶される親機用および携帯端末用の電話番号情報のデータ項目例である。 公衆電話交換回線網あるいは携帯端末を介して着信があった場合の処理を示すフローチャートである。 子機あるいは親機を使って、公衆電話交換回線網あるいは携帯端末を介して発信する場合の処理を示すフローチャートである。 実施形態2に関する、親機、子機および携帯端末を接続したときの外観を示す斜視図である。 実施形態2に係る親機の構成を示すブロック図である。 実施形態3に関する、親機、子機および携帯端末を接続したときの外観を示す斜視図である。 実施形態3に係る親機の構成を示すブロック図である。 実施形態4に係る親機の構成を示すブロック図である。 親機のメモリに記憶される親機用および携帯端末用の電話番号情報のデータ項目例である。 携帯端末を充電器に装着したときの携帯端末の電話番号情報の転送状況を説明するためのフローチャートである。 携帯端末を充電器から取り外したときの携帯端末の電話番号情報の消去状況を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100…電話装置の主装置(親機)、101…主制御部、102…電源供給部、103…充電制御部、104…電源接続部、105,105A〜105N…インタフェース部、106…表示部、107…操作部、108…メモリ、109…呼び出し音発生部、110…子機通信制御部、111…子機通信用アンテナ、112…通信接続制御部、113…公衆電話交換回線網、114…音声送受部、115…ハンドセット、200…携帯端末、201…主制御部、203…電源制御部、204…電源接続部、205…インタフェース部、206…表示部、207…操作部、208…メモリ、211…通信用アンテナ、212…通信制御部、214…音声送受部、215…マイク、216…スピーカ、250,250A〜250N…携帯端末用充電器、254…電源接続部、255…インタフェース部、260…ケーブル、300…電話装置の子機、301…主制御部、303…電源制御部、304…電源接続部、306…表示部、307…操作部、308…メモリ、309…呼び出し音発生部、311…通信用アンテナ、312…通信制御部、314…音声送受部、315…マイク、316…スピーカ、400…子機用充電器。

Claims (7)

  1. 公衆回線を介して通信し、電話番号情報を記憶する第二記録手段を有する主装置に、無線通信回線を介して通信する携帯端末が装着され、該携帯端末に充電すると共に、前記主装置との通信を仲介する充電手段を備えた電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段に装着されたことを検出すると、当該携帯端末が持つ電話番号情報を前記主装置の第一記録手段に記録する電話情報取得手段と、前記第一記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は、前記装着された携帯端末を選択し、前記第二記録手段から選択した電話番号を用いて発信する場合は前記主装置を選択し発信する回線選択手段と、を備えることを特徴とする電話装置。
  2. 請求項1に記載の電話装置において、前記回線選択手段は、前記主装置の操作部より電話番号が入力されて、それに基づいて発信される場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内に同じ電話番号があるかを確認し、同じ電話番号がある方の記録手段に対応した回線接続手段を選択することを特徴とする電話装置。
  3. 請求項1または2に記載の電話装置において、前記回線選択手段は、前記主装置の操作部より電話番号が入力されて、それに基づいて発信される場合、前記第一記録手段あるいは前記第二記録手段内のいずれにも登録されていないときには、入力された電話番号の特徴を判断して、回線を選択することを特徴とする電話装置。
  4. 公衆回線を介して通信し、電話番号情報を記憶する第二記録手段を有する主装置と、該主装置と無線で接続する1台以上の子機を有し、無線通信回線を介して通信する携帯端末が装着され、該携帯端末に充電すると共に、前記主装置との通信を仲介する充電手段を備えた電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段に装着されたことを検出すると、当該携帯端末が記憶している電話番号情報を前記主装置の第一記録手段に記録する電話情報取得手段と、前記主装置または子機から発呼する発信電話番号が前記第一記録手段に記憶されている場合は前記装着された携帯端末を選択し、前記第二記録手段に記憶されている場合は前記主装置を選択し発信する回線選択手段と、を備えることを特徴とする電話装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末を介して通信した場合、通信履歴を前記第一記録手段に記憶する電話番号情報更新手段を備えることを特徴とする電話装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末を介して通信した場合、通信履歴を前記第一記録手段に記憶すると共に、前記携帯端末に転送して通信履歴を更新する電話番号情報更新手段を備えることを特徴とする電話装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の電話装置において、前記携帯端末が前記充電手段から切り離されたことを検出すると、前記第一記録手段に記録された電話番号情報を利用不可能にする電話番号情報管理手段とを備えることを特徴とする電話装置。
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