JP5042009B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティ強化のために操作者の認証を行う携帯端末装置に関する。
携帯電話等の携帯端末装置には、例えば、自らの電話番号、Eメールアドレス、名前、住所等や、アドレス帳に登録した知人等の電話番号・Eメールアドレス等、個人情報が記憶されることが多い。
そのため、不特定の操作者による操作を受け付けてしまうことは、セキュリティの観点から好ましくない。
最近、セキュリティの向上を意図して顔認証を行うことのできる携帯端末が知られるようになった。
例えば、操作に応じてカメラにより操作者の顔を撮影し、撮影した顔画像における目、鼻、口の位置や形状・大きさ、或いは輪郭の形や大きさ等の特徴情報をメモリ内に予め記憶された正規ユーザの特徴情報と比較することにより顔認証処理を行う。
そして、特徴情報と正規ユーザの特徴情報との一致度が所定の値を超えた場合に操作者を正規ユーザであると判定し、当該操作に応じた処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
また、暗証番号(セキュリティコード)入力が所定回数連続して失敗するとカメラを起動して撮影を行い、撮影画像を予め登録済みのアドレスに送信することで、不正使用された場合にその使用者を速やかに特定できる携帯端末装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−36365号公報 特開2003−101640号公報
特許文献2に開示されているように、ロック解除に失敗した場合に、その操作者を不正ユーザであると判定し、その顔画像を特定のアドレスに送信することで、正規ユーザが、携帯端末装置を操作している不正ユーザを特定しやすくすることが要望される。
しかしながら、利用環境によっては撮影した画像を登録済みの送信先に送信できない場合が生じることがあり、したがって、撮影画像を送信できないようにさえしておけば、セキュリティコードの入力を機械的に何度でも試行することができ、いずれはロックが解除され、不正使用されてしまうことが想定される。
本発明は、ロック解除に失敗した際に撮影された不正使用者の顔画像が送信できない状態にある場合の、セキュリティの強化をはかった携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の携帯端末装置は、無線通信を行う通信部と、操作者の顔を撮影する撮像部と、画像認証を行う認証部と、操作部と、前記操作部での操作に応じた処理の少なくとも一部を規制するロックを解除するセキュリティコードを記憶する記憶部と、ロック状態にて前記操作部によりセキュリティコードが入力されると、入力されたセキュリティコードが前記記憶部に記憶されたセキュリティコードに一致するか否かを判定するセキュリティコード判定処理を行い、前記セキュリティコードの入力に基づいて前記撮像部による撮像を行って前記記憶部に記憶する制御部とを備え、前記制御部は、前記セキュリティコード判定処理を行う際に、前記通信部による通信可能な状態か否かを判定し、前記セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信可能状態の場合、撮影画像を所定のアドレスに送信してロックを継続し、前記セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信不可状態の場合、前記撮影画像を前記記憶部に記憶するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可としてロックを継続し、前記セキュリティコード判定処理にて合格の場合にはロックを解除する。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、自装置の電源がオンになった場合、前記通信部による通信が可能な状態か否かを判定するとともに、前記記憶部に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、通信可能、かつ前記記憶部に前記セキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、前記撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可として、ロックを継続するように構成してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、自装置が通信不可能な状態にあるとき、通信可能な状態に復帰したか否かを判定し続け、通信可能な状態に復帰したとき、前記記憶部に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、前記記憶部に前記セキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、前記撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可として、ロックを継続するように構成してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記記憶部に前記コード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されており、かつ前記通信部にて通信不可と判定すると、前記操作部によるセキュリティコードの入力の受け付け不可を継続した上で、通信可能なエリアへ移動するように表示、または音声にて報知するように構成してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記コード判定処理に合格すると、前記記憶部に格納されたセキュリティコード入力に基づいて行われた撮像画像を消去するように構成してもよい。
本発明の携帯端末装置によれば、ロック解除に失敗した際に撮影された不正使用者の顔画像が送信できない状態にある場合のセキュリティの強化をはかることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末の内部構成を示すブロック図である。ここでは、携帯端末装置として、携帯電話100が例示されている。
図1に示されるように、携帯電話100は、通信部11と、操作部12と、表示部13と、撮像部14と、認証部15と、記憶部16と、制御部17と、から構成され、上記した各ブロック11、12、13、14、15、16、17は、いずれも、データ、アドレス、コントロールのためのラインが複数本で構成される双方向バス18を介して接続されている。
通信部11は、無線通信システムを捕捉し、通信ネットワークに接続される図示しない基地局との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う。各種データとは、音声通話時の音声データ、メール送受信時のメールデータ、Web(World Wide Web)閲覧時のWebページデータ等である。
操作部12は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発呼キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーが操作者によって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これを操作者の指示として制御部17に出力する。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)や、多数の画素(複数色の発光素子の組み合わせ)を縦横に配して構成される、有機ELディスプレイ(OLED)を用いて構成されており、制御部17から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
表示部13は、例えば、通信部11による無線発呼時における発呼先の電話番号、着信時における発呼元の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発呼成否、待ち受け画面等を表示する。
撮像部14は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の光電変換素子とその制御回路等により構成される撮像手段である。
撮像部14は、後述するように、操作者自身(操作者側)を撮影するためのイン側カメラ41と、それ以外の被写体を撮影するためのアウト側カメラ(不図示)とを有する。
なお、イン側カメラ41は、筐体を操作する状態(すなわち開状態として、操作者が筐体を手に取り、表示部13に視線を向けた姿勢)において、操作者の顔に向けて光軸が設定される状態で、筐体に取り付けられており、テレビ電話等に用いられるカメラであることが好ましい。
認証部15は、イン側カメラ41が撮影した操作者の顔画像と、記憶部16に予め記憶された正規ユーザの顔画像とをそれぞれの特徴(例えば眼、鼻、口、顔の輪郭の位置、大きさ、形等)を抽出することにより比較し、操作者の顔画像と正規ユーザの顔画像との特徴の一致率が所定の閾値以上であった場合に認証合格であるとし、所定の閾値未満であった場合に認証不合格であるとする顔認証処理を実行する処理装置である。
なお、本実施の形態では、イン側カメラ41による顔画像の撮影と、認証部15の顔認証処理とを合わせて認証処理と称する。
記憶部16は、携帯電話100の各種処理に利用される各種データを記憶する。
記憶部16は、例えば、制御部17が実行するコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス及び顔画像等を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータ、認証部15の顔認証処理に使用される正規ユーザの顔画像、後述する非正規ユーザの顔画像、更にはロック解除のためのセキュリティコード等を記憶する。
記憶部16は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部17は、携帯電話100の全体的な動作を統括的に制御する。
すなわち、制御部17は、携帯電話100の各種処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWebサイトの閲覧など)が操作部12の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部11における信号の送受信、表示部13における画像の表示、撮像部14における撮像処理、認証部15における顔認証処理等)を制御する。
制御部17は、記憶部16に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、記憶部16に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
また、制御部17は、ロック状態にて操作部12によりセキュリティコードが入力されると、入力されたセキュリティコードが記憶部16に記憶されたセキュリティコードに一致するか否かを判定するセキュリティコード判定処理と、セキュリティコードの入力に基づいて撮像部14による撮像を行って記憶部16に記憶するとともに当該撮像画像に基づいて認証部15に画像認証を行わせる画像認証処理とを実行する。
制御部17はまた、上記したコード判定処理を行う際に、通信部11による通信可能な状態か否かを判定し、コード判定処理にて不合格かつ通信可能状態の場合、撮影画像を所定のアドレスに送信してロックを継続し、コード判定処理にて不合格かつ通信不可状態の場合、撮影画像を記憶部16に記憶するとともに、操作部12によるセキュリティコードの入力を受け付け不可としてロックを継続し、コード判定処理にて合格の場合にはロックを解除する制御も行う。この制御部17のセキュリティコード判定処理、画像認識処理についての詳細は後述する。
図2は、携帯電話100の外観の一例を示す図である。図2に示されるように、本実施の形態に係る携帯端末装置は、折り畳み型の携帯電話100を想定している。図2(a)(b)に示されるように、携帯電話100は、上部筐体101と、下部筐体102と、ヒンジ部103とを有する。
図2(a)は、携帯電話100が開かれた状態(開状態)を示した図であり、図2(b)は携帯電話100の折り畳まれた状態(閉状態)を示した図である。
図2(a)に示すように、上部筐体101には、図2(b)に示す携帯電話100の閉状態においては外部には露出しない一面に表示部13及びイン側カメラ41が配置されている。また、図2(a)に示すように、下部筐体102には、図2(b)に示す携帯電話100の閉状態において外部には露出しない一面に操作部12が配置されている。なお、下部筐体102の背面部(携帯電話100の閉状態において外部には露出しない一面)には不図示のアウト側カメラが配置されている。
すなわち、図2(a)に示す携帯電話100の開状態において、操作者が表示部13を見ながら操作部12を介した操作入力を行おうとするときには、イン側カメラ41により操作者の顔画像の撮影が可能である。
ヒンジ部103は、上部筐体101と下部筐体102とを開閉し、図2(a)に示す携帯電話100の開状態と図2(b)に示す閉状態とを遷移可能とする回転軸を有するヒンジ機構である。なお、携帯電話100の開状態/閉状態は、制御部17により監視されており、制御部17は携帯電話100の閉状態を検出することが可能である。
具体的には、例えば上部筐体101に配置した図示しない突起部により、下部筐体102の図示しない検出スイッチが押しているか否かを制御部17が監視することにより閉状態を検出している(すなわち検出スイッチが押下されていれば閉状態、そうでなければ開状態と判定)。
なお、開閉検出は、スイッチに限らず、各種センサにより行ってもよい。
また、イン側カメラ41は上部筐体101に限らず、下部筐体102やヒンジ部103に配設されていてもよい。
図3、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートであり、制御部17による、セキュリティコード判定処理と、画像認証処理についての処理の流れが示されている。
以下、図3のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示す本発明の実施の形態に係る携帯端末装置(制御部17)のセキュリティコード判定処理と画像認証処理について、処理の流れを詳細に説明する。
まず、携帯電話100がロックされた状態において、制御部17は、ロックを解除するために、表示部13に対しセキュリティコード入力画面を表示する。これを見た操作者が操作部12を操作することにより、制御部17はこれを取り込み、セキュリティコードの入力が開始されたか否かを判定する(ステップS301)。
セキュリティコードの入力が開始された場合(ステップS301“Yes”)、制御部17は、ユーザの顔画像を捉えられる位置で撮影を行うように促すメッセージを表示部13に表示する(ステップS302)。
続いて、制御部17はバックグランドで認証部15による顔認識処理を起動する。すなわち、撮像部14を起動して画像取得(プレビュー)を開始する。そして、認証部15にて操作者の顔を認識できた場合(ステップS303“Yes”)、撮像部14による操作者の顔画像の撮像を行ない、記憶部16の所定の領域に保存する(ステップS305)。
なお、ここで、認証部15にて行なわれる顔画像の認識は、撮影した顔画像における目、鼻、口の位置や形状・大きさ、或いは輪郭の形や大きさ等の特徴情報を記憶部16内に予め記憶された正規ユーザの特徴情報と比較することにより実現されるものである。
ここで、特徴情報と正規ユーザの特徴情報との一致度が所定の値を超えた場合に操作者を正規ユーザであると判定し、所定の値以下の場合は、不正使用者であると判定して、不正使用者の撮影画像を記憶部16の所定の領域に保存する。
なお、顔画像を認識できなかった場合(ステップS303“No”)、制御部17は、繰り返しステップS302、S303の処理を実行するが、顔画像の認識処理に許された時間のタイムオーバを検出した場合(ステップS304“Yes”)、ステップS301のセキュリティコード入力開始判定処理に戻る。
続いて、制御部17は、通信部11による送信が可能な状態か否かを判定する(ステップS306)。ここで、送信が可能な状態とは、携帯電話100に電源が供給され、かつ、携帯電話100が基地局からの圏内状態にあることをいう。
ここで、例えば、電源OFF、あるいは操作者が圏外にいて送信不可状態にあった場合(ステップS306“No”)、制御部17は、顔画像の送信が不可であることを記憶部16の所定の領域(例えば、フラグ領域)に保存(ON設定)するとともに(ステップS307)、表示部13に、送信可能な場所に移動することを促すメッセージを表示し、キー操作を受け付けないロック状態を継続する(ステップS308)。
なお、送信可能な場所に移動することを促すメッセージは表示に代え音声出力してもよい。
一方、送信可能状態にある場合(ステップS306“Yes”)、制御部17は、セキュリティコードの入力結果を取得し(ステップS309)、取得されたセキュリティコードが記憶部16に記憶されたセキュリティコードに一致するか否かを判定する(ステップS310)。
制御部17は、セキュリティコードが一致した場合(ステップS310“Yes”)、ロック状態を解除する(ステップS311)。一方、不一致の場合(ステップS310”No“)、顔画像の送信が可であることを記憶部16のフラグ領域に保存し(ステップS312)、通信部11を介して撮影した顔画像を所定の宛先へ送信して(ステップS313)、ステップS301のセキュリティコード入力判定処理に戻る。
なお、図3に示すフローチャートによれば、顔認識処理、セキュリティコード判定処理の順で処理が実行されているよう示されているが、実際には同時並行に実行される。
また、図3に示すフローチャートには図示されていないが、制御部17は、セキュリティコード判定処理(ステップS310)に合格すると、記憶部16に保存されてあるセキュリティコード入力に基づいて行われた撮像画像を消去する。
このため、撮影画像が保存されていた場合にのみ所定の宛先に送信する構成をとることができ、したがって、シンプルな構成で簡単な制御によりセキュリティの向上がはかれる利点がある。
上記したように、制御部17は、セキュリティコード判定処理を行う際に、通信部11による通信可能な状態か否かを判定し、セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信可能状態の場合、撮影画像を所定のアドレスに送信してロックを継続し、セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信不可状態の場合、撮影画像を記憶部16に記憶するとともに操作部12によるセキュリティコードの入力を受け付け不可としてロックを継続し、セキュリティコード判定処理にて合格の場合にはロックを解除するように制御する。
このため、操作者の顔画像を送信できない状態においてはロック解除を行なわせることなく、例えば、撮影して送信に入るまでの間に電池が抜かれる等の事態が発生しても顔画像を送信するまでの間はロックが解除されないため、ロック解除に失敗した場合に撮影された不正使用者の顔画像が送信できない状態にある場合のセキュリティの強化がはかれる。
図4は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートであり、送信待ち状態で電源がOFFされた場合の次回起動時の処理の流れが示されている。
以下、図4のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示す携帯端末装置の送信待ち状態で電源がOFFされた場合の次回起動時の処理の流れについて詳細に説明する。
電源がONされて再起動された場合、制御部17は、まず、記憶部16のフラグ領域を参照し、画像送信不可状態を示すフラグの状態をチェックする。
このフラグがON設定されていた場合(ステップS401“Yes”)、制御部17は、更に、通信部11が通信可能状態にあるか否かを判定する(ステップST402)。
なお、上記したフラグがON設定されていなければ(ステップST401“No”)、制御部17は、携帯電話100を操作部12によるキー操作を受け付けないロック状態に設定する(ステップS404)。
制御部17は、通信部11が、圏外状態から圏内状態に遷移した等により、通信可能状態にあると判定された場合は(ステップS402“Yes”)、記憶部16の所定の領域に保存されている操作者の顔画像を所定の宛先に送信して(ステップS403)、操作部12によるキー操作を受け付けないロック状態に設定する(ステップS404)。
一方、通信不可状態にある場合(ステップS402“No”)、制御部17は、表示部13に、送信可能な場所に移動することを促すメッセージを表示し、操作部12によるキー操作を受け付けないロック状態を継続し(ステップS405)、ステップS402の送信可能状態判定処理に戻る。
すなわち、制御部17は、自装置の電源がオンになった場合、通信部11による通信が可能な状態か否かを判定するとともに、記憶部16に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、通信可能、かつ記憶部16にセキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、当該撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに操作部12によるコードの入力を受け付け不可としてロックを継続する。
このように、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置によれば、制御部17は、電源ON時、認証に用いた顔画像が記憶部16に保存されているか否かに基づいて前回判定処理に失敗していることを特定しているため、最終的な判定まで待つことなく電源がOFFされた場合でも、次回電源起動時に不正使用者の顔画像の送信が可能になる。
図5は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートであり、顔画像送信時の処理の流れが示されている。
以下、図5のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示す携帯端末装置の顔画像送信時の処理の流れについて詳細に説明する。
図3に示す、制御部17によるセキュリティコード判定処理ならびに画像認証処理を経て操作者の顔画像の送信が開始されるが、このとき、制御部17は、記憶部16の所定の領域に保存されている不正使用者の顔画像を通信部11経由で所定の宛先に送信するように制御する(ステップS501)。
ここで、画像送信が失敗した場合(ステップS502“No”)、制御部17は、通信部11が送信可能状態にあるか否かを判定し(ステップS503)、例えば、携帯電話100が圏外にいるとき、圏内復帰したか否かを判定し続け、圏外状態から圏内状態に遷移した等により通信可能状態に遷移した場合は(ステップS503“Yes”)、ステップS501に示す撮影画像の送信処理に戻り、記憶部16の所定の領域に保存されている不正使用者の顔画像を所定の宛先に送信し、撮影画像を消去する。
一方、通信部11が送信不可状態にある場合(ステップS503“No”)、制御部17は、表示部13に、送信可能な場所に移動することを促すメッセージを表示し、操作部12によるキー操作を受け付けないロック状態を維持し(ステップS504)、ステップS503の通信可能状態判定処理に戻る。
すなわち、制御部17は、自装置が圏外状態にあるとき、圏内復帰したか否かを判定し続け、圏内復帰したとき、記憶部16に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、記憶部16にセキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、当該前記撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに、操作部12によるセキュリティコードの入力を受け付け不可として、ロックを継続する。
また、制御部17は、記憶部16にセキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されており、かつ通信部11にて通信不可と判定すると、操作部12によるセキュリティコードの入力の受け付け不可を継続した上で、通信可能なエリアへ移動するように表示、または音声にて報知する。このため、圏内復帰した場合に撮影された不正使用者の顔画像を送信することができる他に、初心者に優しい携帯端末装置を提供することができる。また、セキュリティコードの入力に基づいた撮影画像が存在するか否かのみに基づいて電源ONや圏内復帰時に画像送信する構成であるため、ソフトウェア処理上も非常にシンプルにすることができる。
以上説明のように、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置によれば、不正使用者の画像が送信されるまでは継続してロック解除ができない構成としたため、機械的にセキュリティコード入力の試行を繰り返すことによるロック解除を困難にすることができる。
また、セキュリティコードの入力判定結果が合格しない限り、不正使用を試みた操作者に通話や通信機能の使用を許可しないため、課金による被害を未然に防ぐことができる。勿論、電話帳や送受信メール等を閲覧されることによる個人情報の流出被害についても未然に防げる。また、送信される不正使用者の顔画像を音声付き動画とすることや、GPS(Global Positioning System)等の位置情報を付加することにより、正規の使用者が自身の携帯端末装置を発見する際の一助とすることも可能である。
なお、上記した本発明の実施形態に係る携帯端末装置によれば、携帯端末装置として携帯電話100のみ例示したが、同様の構成を有する、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、や電子手帳、ゲーム機、あるいはノートPC等に搭載される場合も同様に適用が可能である。
また、図1に示す認証部15、制御部17が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、制御部17が、セキュリティコード判定処理を行う際に、通信部11による通信可能な状態か否かを判定し、セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信可能状態の場合、撮影画像を所定のアドレスに送信してロックを継続し、セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信不可状態の場合、撮影画像を記憶部16に記憶するとともに操作部12によるセキュリティコードの入力を受け付け不可としてロックを継続し、セキュリティコード判定処理にて合格の場合にはロックを解除する一連のデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の外観構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作(セキュリティコード判定と顔認証判定)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作(送信待ち状態で電源がOFFされた場合の次回起動時の処理)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作(送信動作の流れ)を示すフローチャートである。
符号の説明
11…通信部、12…操作部、13…表示部、14…撮像部、15…認証部、16…記憶部、17…制御部、18…双方向バス、41…イン側カメラ、100…携帯電話。

Claims (5)

  1. 無線通信を行う通信部と、
    操作者の顔を撮影する撮像部と、
    画像認証を行う認証部と、
    操作部と、
    前記操作部での操作に応じた処理の少なくとも一部を規制するロックを解除するセキュリティコードを記憶する記憶部と、
    ロック状態にて前記操作部によりセキュリティコードが入力されると、入力されたセキュリティコードが前記記憶部に記憶されたセキュリティコードに一致するか否かを判定するセキュリティコード判定処理を行い、前記セキュリティコードの入力に基づいて前記撮像部による撮像を行って前記記憶部に記憶する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記セキュリティコード判定処理を行う際に、前記通信部による通信可能な状態か否かを判定し、
    前記セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信可能状態の場合、撮影画像を所定のアドレスに送信してロックを継続し、
    前記セキュリティコード判定処理にて不合格かつ通信不可状態の場合、前記撮影画像を前記記憶部に記憶するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可としてロックを継続し、
    前記セキュリティコード判定処理にて合格の場合にはロックを解除する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御部は、
    自装置の電源がオンになった場合、前記通信部による通信が可能な状態か否かを判定するとともに、前記記憶部に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、通信可能、かつ前記記憶部に前記セキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、前記撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可として、ロックを継続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御部は、
    自装置が通信不可能な状態にあるとき、通信可能な状態に復帰したか否かを判定し続け、通信可能な状態に復帰したとき、前記記憶部に撮影画像が記憶されているか否かを判定し、前記記憶部に前記セキュリティコード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されていれば、前記撮影画像を所定のアドレスに送信するとともに前記操作部によるセキュリティコードの入力を受け付け不可として、ロックを継続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御部は、
    前記記憶部に前記コード入力に基づいて撮影された撮影画像が記憶されており、かつ前記通信部にて通信不可と判定すると、前記操作部によるセキュリティコードの入力の受け付け不可を継続した上で、通信可能なエリアへ移動するように表示、または音声にて報知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記制御部は、
    前記セキュリティコード判定処理に合格すると、前記記憶部に格納されたセキュリティコード入力に基づいて行われた撮像画像を消去する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
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