JP2009129419A - 電子機器及び認証方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作部20と生体情報を検出する検出部6と所定の生体情報を記憶する記憶部108と検出部6により検出された生体情報と記憶部108に記憶されている所定の生体情報との照合処理を行う照合処理部と照合処理部での照合処理の結果に応じ機能制限を制御する制御部110とを有し照合処理部は検出部6により生体情報が検出された場合に照合処理を行い制御部110は照合処理により検出された生体情報と所定の生体情報とが合致すると判断された場合に機能制限を解除し照合処理により検出された生体情報と所定の生体情報とが相違すると判断された場合には操作部20での入力操作による機能制限の解除を可能とし検出部6にて生体情報が検出されない場合には操作部20での入力操作による機能制限の解除を抑制する。
【選択図】図4
Description
例えば、通話回数が極端に減ったり増えたりしたことを検出して、携帯電話機は、ユーザへ顔認証によるロック解除を要求する。同時に、携帯電話機に備え付けられたカメラを起動し、ユーザの顔認証を開始する。以下、カメラによって顔のデータを抽出して、携帯電話機のロックを解除する一連の処理を、「顔認証処理」と記載する。
カメラによるユーザの顔の撮影が開始される。以下、カメラによってユーザの顔の特徴を検出し、顔として判断してデータを取得する処理のことを「顔検出処理」と記載する。一定時間内にこの顔検出処理により顔の検出が出来なかった場合は(ステップS502/Yes)、ステップS507の処理を行う。ステップS501から、一定時間経過していない場合には(ステップS502/No)、携帯電話機はステップS503の処理を行う。
ステップS502において、携帯電話機によって顔検出処理が継続される。
顔検出処理が失敗した場合(ステップS504/No)、再びステップS502の処理に戻る。顔検出処理が成功したら(ステップS504/Yes)、携帯電話機はステップS505の処理を開始する。
顔検出処理によって得られた顔データを、記憶部に予め記憶されていた顔データと照合する処理が開始される。以下、この処理のことを「顔照合処理」と記載する。
顔照合処理の結果、記憶部に記憶されていた顔データと顔検出処理で検出した顔データが合致した場合(ステップS506/Yes)、ステップS509に進み、記憶部に記憶されていた顔データと顔検出処理で検出した顔データが合致しない場合(ステップS506/No)、ステップS507に進む。
顔検出処理が成功しなかった場合又は顔照合処理が成功しなかった場合、パスワード入力がユーザに求められて、パスワード入力による認証が開始される。
ユーザが入力したパスワードを記憶部に記憶されている正規のパスワードと照合し、パスワードが合っていれば(ステップS508/Yes)、ステップS509に進む。そして、もしユーザが入力したパスワードが間違っていたら(ステップS508/No)、ロックを解除せずに、顔認証処理を終了する。
ステップS506において“Yes”の処理が行われたとき又はステップS507において“Yes”の処理が行われたとき、ロックが解除されて、ユーザが携帯電話機を使用できるようにする。
第2筐体3の内面3aの、長手方向のヒンジ部4とは反対側の端部(以下、上端部という)には、ユーザの顔を検出する検出部6が設けられている。検出部6については後に詳述する。
操作部20、メイン表示部30、検出部6は前述したとおりである。これらの構成部品は、第1筐体2内に配されている制御部110によって制御されている。
制御部110は、検出部6にユーザの顔を検出させる処理を開始させる。この検出処理は、ユーザの顔が検出されるまで、又は所定の時間(一定時間内)が経過するまで行われ続ける。なお、この所定の時間は、ユーザが操作部20を操作することにより設定できるようにされていてもよいし、工場出荷時に予め設定されていてもよい(ステップS402)。このステップS402では、検出部6による顔検出の処理が所定時間以上継続されたか否かを判定する。顔検出処理が所定時間以上継続していないと判定されると、ステップS403へ進む。もし、検出部6による検出の処理がタイムアウト(所定時間以上継続)してしまうと(ステップS402/Yes)、認証処理を終了させて、機能制限を継続させた状態とする。
検出部6(カメラ処理部)によって、撮影された画像を取得し、取得した撮影画像のデータを制御部110内の照合処理部111へ送る。
照合処理部111は、ステップS403において取得された撮影画像の電子データ(顔データ)が、ステップS405において行われる照合処理を実行可能なものか否かを、判断する。例えば、外界が暗いところでの撮影であった為に目、鼻、口等の形状が検出部6によって撮影された画像から認識できなかったり、撮影されたユーザの顔が検出部6に対して正面を向いていなかったために、輪郭の形状等正確に検出されなかった場合などには、撮影画像に顔が含まれている(顔の検出が成功した)とは判定されずに、照合処理部111による照合処理が実行不可能と判定される。このような場合は(ステップS404/No)、照合処理を行うことが出来ないために、制御部110は、ステップS402に戻って顔の検出処理を継続させる。
そして、顔データの検出に成功した場合には(ステップS404/Yes)、制御部110は、ステップS405へと進む。
検出部6によって撮影された画像から顔の検出が成功して顔データでの照合処理を行うことが可能である場合、照合処理部111は、この顔データの照合処理を実行する。このとき、照合処理部111は、記憶部108に記憶(登録)されている当該携帯電話機1の所有者の顔データと、検出部6での撮影によって検出された顔データを照合する。
この照合処理では、照合処理部111が、記憶部108に記憶されている携帯電話機1の所有者の顔データと検出部6によって検出された顔データが合致するか否かを判断する。もし、記憶部108に記憶されている顔データと検出部6によって検出された顔データとが合致すると照合処理部111が判断したならば(ステップS406/Yes)、ステップS411に進む。
ステップS406における照合処理において、携帯電話機1の現在のユーザが真の所有者でない可能性があると判断すると、制御部110は検出部6によって撮影されて検出された顔データを記憶部108に保存する。
ステップS407において、検出部6より検出した顔データを記憶部108へ保存した後、制御部110はパスワード入力をユーザへ求める。このとき、例えば制御部110は、メイン表示部30に「パスワードを入力してください」といった表示を行わせ、ユーザによる操作部20での入力操作が行われるのを待ち受ける。
ステップS408においてパスワードの入力操作が行われた後、操作部20からの入力操作に基づくパスワードが記憶部108に予め記憶(登録)されている正規のパスワード(文字列や数列など)と同じだった場合(ステップS409/Yes)、ステップS411にすすむ。また、操作部20からの入力操作に基づくパスワードが記憶部108に記憶されている正規のパスワードと同じでなかった場合(ステップS410/No)、ステップS410に進む。
顔検出は成功したが顔認証もパスワード認証も失敗した場合、制御部110は、現在携帯電話機1のロック(機能制限)を解除しようとしているものが真の所有者ではないと判断する。このとき、制御部110は、ステップS407にて記憶したユーザの顔データを、通信部102(送信部)を介して例えばインターネット(外部ネットワーク)上に存在する所定のサーバなどの外部通信機器へ、送信する。この所定のサーバは、例えば真の所有者がパーソナルコンピュータ等の携帯電話機1以外の通信装置からアクセス出来るようになっている。従って、真の所有者は、自身の携帯電話機1を不正に利用しようとした第3者の存在を認識することが出来るとともに、送信された画像に基づき第3者の顔を知ることが可能となり、その不正をはたらこうとしたユーザをその顔データを手がかりにして捕まえることが可能となる。
ステップS406において照合処理が成功した場合、もしくはステップS409においてパスワード認証が成功した場合、使用者が正規のユーザと判断し、制御部110は携帯電話機1のロック(機能制限)を解除して、所定の機能を動作させることを可能とする。
2・・・第1筐体
2a・・・内面
3・・・第2筐体
3a・・・内面
3b・・・外面
4・・・ヒンジ部
6・・・検出部
20・・・操作部
20a・・・テンキー部
30・・・メイン表示部
104・・・音声処理部
105・・・スピーカ
106・・・マイク部
108・・・記憶部
110・・・制御部
111・・・照合処理部
112・・・機能制限部
Claims (5)
- 操作部と、
生体情報を検出する検出部と、
所定の生体情報を記憶する記憶部と、
前記検出部により検出された前記生体情報と前記記憶部に記憶されている前記所定の生体情報との照合処理を行う照合処理部と、
前記照合処理部での前記照合処理の結果に応じて機能制限を制御する制御部と、
を有する電子機器であって、
前記照合処理部は、前記検出部により前記生体情報が検出された場合に、前記照合処理を行い、
前記制御部は、
前記照合処理により前記検出された生体情報と前記所定の生体情報とが合致すると判断された場合に前記機能制限を解除し、
前記照合処理により前記検出された生体情報と前記所定の生体情報とが相違すると判断された場合に前記操作部での入力操作による前記機能制限の解除を可能とし、
前記検出部にて生体情報が検出されない場合には、前記操作部での入力操作による前記機能制限の解除を抑制する
ことを特徴とする電子機器。 - 前記検出部は、検出処理の開始から所定時間が経過するまでの間に前記生体情報を認知した場合に前記生体情報の検出と判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 外部通信機器と通信可能な通信部を備え、
前記制御部は、検出された前記生体情報と前記所定の生体情報とが相違すると前記照合処理部によって判断されたとき、前記検出された生体情報を、前記通信部を介して前記外部通信機器へ送信する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 外部通信機器と通信可能な通信部と、
位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記制御部は、検出された前記生体情報とを有し、前記所定の生体情報とが相違すると前記照合処理部によって判断されたとき、前記位置情報取得部によって取得された位置情報を、前記通信部を介して前記外部通信機器へ送信する
ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。 - 生体情報を検出し、
前記検出された前記生体情報と予め記憶されている所定の生体情報との照合処理を行い、
前記照合処理の結果に応じて機能制限を制御する、
認証方法であって、
前記照合処理は、前記生体情報が検出された場合に実行され、
前記機能制限は、前記照合処理により前記検出された生体情報と前記所定の生体情報とが合致すると判断された場合に解除され、前記照合処理により前記検出された生体情報と前記所定の生体情報とが相違すると判断された場合には入力操作により解除可能とされ、生体情報が検出されない場合には、前記入力操作による前記解除を抑制される
ことを特徴とする認証方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007307195A JP2009129419A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 電子機器及び認証方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=40820227
Family Applications (1)
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JP2007307195A Pending JP2009129419A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 電子機器及び認証方法 |
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-
2007
- 2007-11-28 JP JP2007307195A patent/JP2009129419A/ja active Pending
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