JP2008066832A - 携帯端末装置 - Google Patents

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大介 山本
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康治 柄谷
Hiroyuki Murata
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Abstract

【課題】従来の携帯端末装置を利用した盗難対策や防犯手段では、防犯システム設定でのON処理および通報処理の選択が必要で、簡単な構成は実現困難である。また、緊急事態の音声や画像の防犯データの送信には、信頼性に難点がある。
【解決手段】開閉認識部11が携帯端末装置1の使用開始操作を検出すると、CPU3は、カメラ6、マイク8、指紋識別部9、暗証番号・キーワード識別部10のいずれかを起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能を有するとともに、認証機能で認証されなかったときに送受信部2を起動して非正規使用をあらかじめ設定した通報先へ通報する通報機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、防犯のための認証機能を有する携帯端末装置に関する。
従来の防犯機能を備えた携帯端末装置として、必要に応じてON処理操作を行うことにより、周辺の音声を集音するとともに周辺を撮影し、得られた音声データや画像データを防犯データとして犯罪通報サーバに送信し、事態が切迫すればさらに、通報処理操作を行うことにより、犯罪通報サーバから防犯データを特定機関に送信させるための信号を犯罪通報サーバに送信するように構成したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−322009号公報(第5−7頁、第1−3図)
従来の携帯端末装置では、防犯に際してON処理操作、通報処理操作が必要で、緊急時には簡易な対応が困難である。また、緊急事態の音声や画像の防犯データの送信には、信頼性に難点がある。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、携帯端末装置の現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能を簡易に実現する携帯端末装置を提供することを目的としている。
本発明による携帯端末装置は、使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、前記認証機能で認証されなかったときに非正規使用をあらかじめ設定した通報先へ通報する通報機能とを備えたものである。
この構成において、正規使用者(正当な所持者や登録者)についての情報をあらかじめ当該の携帯端末装置に登録しておく。また、非正規使用を通報すべき相手先である通報先をあらかじめ当該の携帯端末装置に登録しておく。使用開始操作が行われると、その使用開始操作を検出して認証機能が起動し、現使用者の情報を取得した上で、取得した現使用者の情報をあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する。正規使用者であれば、携帯端末装置の使用を許容するが、非正規使用者であれば、自動的に通報機能を起動させ、非正規使用である旨を通報先へ通報する。したがって、携帯端末装置の現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能を簡易に実現することが可能となる。
なお、使用開始操作とは、折り畳み式の携帯端末装置の場合には、回動または揺動によって開くことであり、スライド式の携帯端末装置の場合には蓋部を摺動させて開くことである(以下同様)。
上記の通報機能に言及した携帯端末装置において、前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記通報機能を起動させるという態様がある。
この構成においては、現使用者に対する認証機能を複数種類とする。例えば、カメラ機能、マイク機能、指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能などのなかから、いずれか2つ以上を選択して組み合わせる。すべての認証機能で正規使用者と判定したときには携帯端末装置の使用を許容するが、複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者であると判定したときには、前述の通報機能を自動的に起動させ、非正規使用である旨を通報先へ通報する。その結果、現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能をさらに高めることができる。
また、本発明による携帯端末装置は、使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、前記認証機能で認証されなかったときに当該携帯端末装置の機能使用制限を行う使用制限機能とを備えたものである。
この構成において、使用開始操作が行われると、その使用開始操作を検出して認証機能が起動し、現使用者の情報を取得した上で、取得した現使用者の情報をあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する。正規使用者であれば、携帯端末装置の使用を許容するが、非正規使用者であれば、使用制限機能を起動し、当該携帯端末装置の全部または一部に機能について使用制限を与える。したがって、携帯端末装置の現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能を簡易に実現することが可能となる。
上記の使用制限機能に言及した携帯端末装置において、前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記使用制限機能を起動させるという態様がある。
この構成においては、上記同様に、現使用者に対する認証機能を複数種類とし、すべての認証機能で正規使用者と判定したときには携帯端末装置の使用を許容するが、複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者であると判定したときには、前述の使用制限機能を自動的に起動させ、全部または一部に機能について使用制限を与える。その結果、現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能をさらに高めることができる。
また、本発明による携帯端末装置は、使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、前記認証機能で認証されなかったときにモータを駆動して当該携帯端末装置を自動的に閉じる自動閉じ機能とを備えたものである。
この構成において、使用開始操作が行われると、その使用開始操作を検出して認証機能が起動し、現使用者の情報を取得した上で、取得した現使用者の情報をあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する。正規使用者であれば、携帯端末装置の使用を許容するが、非正規使用者であれば、自動閉じ機能を起動し、モータを駆動して当該携帯端末装置を自動的に閉じさせる。したがって、携帯端末装置の現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能を簡易に実現することが可能となる。
上記の自動閉じ機能に言及した携帯端末装置において、前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記自動閉じ機能を起動させるという態様がある。
この構成においては、上記同様に、現使用者に対する認証機能を複数種類とし、すべての認証機能で正規使用者と判定したときには携帯端末装置の使用を許容するが、複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者であると判定したときには、前述の自動閉じ機能を自動的に起動させ、モータを駆動して当該携帯端末装置を自動的に閉じさせる。その結果、現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能をさらに高めることができる。
また、上記の自動閉じ機能に言及した携帯端末装置において、さらに、当該携帯端末装置の閉じ状態にロックをかけるという態様がある。この場合、契約者本人を証明するパスワードを入力すればロックを解除できるが、そうでない場合、携帯端末装置に閉じ状態のロックがかかり、再び開くことができなくなる。したがって、不正使用に対するセキュリティ性を高めることが可能となる。
上記のいずれかの携帯端末装置において、前記認証機能は、カメラ機能を起動して現使用者を撮影し、現使用者の撮影画像情報を当該携帯端末装置の正規使用者の画像情報と比較して正規使用者か否かを判定するという態様がある。これは、人物の画像情報を中心に認証を行うものであり、認証の精度が高い。
また上記のいずれかの携帯端末装置において、前記カメラ機能は、人物センサ機能を起動して、カメラに対する現使用者の方向を測定し、カメラの向きを現使用者捕捉の方向に変更するという態様がある。このようにすれば、カメラによる現使用者の撮影が行いやすくなる。
また前記人物センサ機能は、現使用者がカメラの前に存在せず、現使用者の撮影が不可能であると判定したときに、GPS(Global Positioning System)機能を起動して当該携帯端末装置の現在の位置情報を前記通報先に通報するという態様がある。このようにすれば、非正規使用者がどこにいるのかを遠隔的に高精度に確認することが可能で、高いセキュリティ性をもたせることが可能となる。
また上記のいずれかの携帯端末装置において、前記認証機能は、マイク機能を起動して現使用者の音声を取得し、現使用者の取得音声情報を当該携帯端末装置の正規使用者の声紋情報と比較して正規使用者か否かを判定するという態様がある。これは、人物の声紋情報を中心に認証を行うものであり、認証の精度が高い。
また上記のいずれかの携帯端末装置において、前記認証機能は、指紋識別機能を起動して現使用者の指紋情報を取得し、現使用者の取得指紋情報を当該携帯端末装置の正規使用者の指紋情報と比較して正規使用者か否かを判定するという態様がある。これは、指紋情報を中心に認証を行うものであり、認証の精度がきわめて高い。
また上記のいずれかの携帯端末装置において、前記認証機能は、暗証番号・キーワード識別機能を起動して現使用者の暗号番号・キーワード情報を取得し、現使用者の取得暗号番号・キーワード情報を当該携帯端末装置の正規使用者の暗号番号・キーワード情報と比較して正規使用者か否かを判定するという態様がある。
上記の通報機能に言及した携帯端末装置において、前記通報機能は、前記認証機能の起動が圏外範囲で行われかつ認証結果が非正規使用者であるときは、圏内範囲に移動した時点で、あらかじめ設定した通報先へ通報するという態様がある。このようにすれば、不正使用が圏外で行われても、通報を確実化することが可能になる。
また、上記のいずれかの携帯端末装置において、前記使用開始操作によって前記認証機能を起動させることを代えて、当該携帯端末装置の電源のON操作によって前記認証機能を起動させるという態様がある。
また、上記のいずれかの携帯端末装置において、着脱自在なバッテリのほか内蔵式の予備バッテリを備えており、前記バッテリを外された場合の前記認証機能の起動に際しては、前記予備バッテリを使用して前記認証機能を起動するという態様がある。このようにすれば、たとえバッテリを外された場合でも、不正使用の確認を遂行することが可能になる。
また、上記のいずれかの携帯端末装置において、着脱自在なバッテリのほか内蔵式の予備バッテリを備えており、前記使用開始操作によって前記認証機能を起動させることを代えて、当該携帯端末装置の電源のON操作によって前記認証機能を起動させ、かつ電源のOFF操作によって前記予備バッテリを用いて前記認証機能を起動させるという態様がある。このようにすれば、非正規使用者が犯罪隠蔽等のため電源をOFFしても、内蔵の予備バッテリによって認証機能を働かせるので、高いセキュリティ性をもたせることが可能になる。
また、上記のいずれかの携帯端末装置において、前記認証機能を起動させるモードと起動させないモードとが選択切り替え可能なモード機能を備えたという態様がある。このようにすれば、安全性が十分に高いと認められる使用条件では、認証機能を起動させないモードにして操作性を高めることが可能になる。あるいは、意図的に認証機能を起動させないモードにして操作性を高めることが可能になる。
本発明における携帯端末装置は、携帯電話に限らず、一般に携帯として持ち歩くことのできる端末を指し、通信会社、通信方式等も特に制限されるものではない。
本発明によれば、携帯端末装置において、あらかじめ登録されていない人物の不正使用を通報したり、使用禁止にしたりすることによって、犯罪や盗難に対する高いセキュリティ性を確保することができる。
以下、本発明にかかわる携帯端末装置の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の携帯端末装置1は、アンテナを伴う送受信部2と、全体の制御を行うCPU(制御部)3と、プログラムおよび各種情報を格納するメモリ4と、表示部5と、カメラ6と、人物センサ7と、マイク8と、指紋識別部9と、暗証番号・キーワード識別部10と、当該の携帯端末装置の開き閉じ状態を識別する開閉認識部11と、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)機能を伴う位置情報部12と、操作部13と、モータ制御部14と、モータ15と、当該の携帯端末装置の開き閉じの駆動を行う開閉部16と、閉じ状態を固定化するロック部17と、バッテリ制御部18と、着脱自在なバッテリ19と、内蔵式の予備バッテリ20と、各部を電気的に接続するバス21とを有している。人物センサ7には、焦電式の熱センサや赤外線センサなどが用いられる。
使用者は、操作部13を操作して携帯端末装置1の各機能を使用する。操作部13に入力された操作内容はCPU3に伝達され、CPU3では入力された操作内容に従い、指定された機能を実行する。
図2は携帯端末装置1の外観を示す。この携帯端末装置1は折り畳み式となっている。ここでは、カメラ6が表示部5の上側に設けられた例を示しているが、必ずしもこれに限定されず、カメラ6は携帯端末装置1のどの箇所に設けてもよい。表示部5、人物センサ7、マイク8、操作部13についても同様である。
携帯端末装置1は、この端末1を開く操作を検出した際に認証機能を使用して認証を行い、正規使用者でないと判定したときに、あらかじめ設定した通報先へ通報・転送を行う機能を備えている。
次に、上記のように構成された本実施の形態の携帯端末装置1の動作を図3のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS1において、携帯端末装置1を開く操作が開閉認識部11によって検出される。
次いでステップS2において、CPU3は認証機能を起動する。
次いでステップS3において、CPU3は、カメラ6を起動して認証機能の1つであるカメラ機能を使用し、カメラ6によって撮像した使用者の画像情報をメモリ4にあらかじめ格納した正規使用者の画像情報と比較して、正規使用者か否かを判定する。
認証機能としてカメラ機能以外のマイク機能、指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能を使用する場合、またはそれらを組み合わせて使用する場合も同様である。マイク8を起動してマイク機能を使用する場合には、メモリ4に格納された声紋情報と比較して正規使用者であるかどうかを判定する。また、指紋識別部9を起動して指紋識別機能を使用する場合には、メモリ4に格納された指紋情報と比較して正規使用者であるかどうかを判定する。また、暗証番号・キーワード識別部10を起動して暗証番号・キーワード識別機能を使用する場合には、メモリ4に格納された暗証番号、キーワードと比較して正規使用者であるかどうかを判定する。
ステップS3における認証によって正当でないと判定したときは、ステップS4に進んで、カメラ6によって撮影された静止画像または動画像、あるいはマイク機能によって取得された音声、指紋識別機能による指紋情報等の必要な情報を、あらかじめ設定した通報先へ通報・転送し、次いでステップS5に進む。指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能で認証した場合も、同様に、画像、音声等の情報を転送することが可能である。あらかじめ設定した通報先への情報の通報・転送は、送受信部2を介して行われる。
ここで、カメラ6を起動した場合には、図4に示すフローチャートに従って処理が行われる。すなわち、まずステップS11において、CPU3は人物センサ7を起動して人物センサ機能を利用し、人物の顔、人物がカメラ6に対してどの方向に位置するのかを見極め、カメラ6の向きを変更することによって撮影を容易にする。次いでステップS12において、人物センサ機能を利用して、人物の顔の確認を行う。人物がカメラ6に対してどの方向にも存在せず、撮影することが不可能な場合は、ステップS13に進んで、位置情報部12による位置情報を送受信部2によりあらかじめ設定した通報先へ通報し、次いで図3のステップS5に進む。
ステップS3における認証によって正当であると判定したときは、ステップS4をスキップして、ステップS5に進む。
ステップS5では、携帯端末装置1をノーマルモードで使用可能とする。
本実施の形態によれば、当該の携帯端末装置の使用開始操作が行われると、その使用開始操作を検出して認証機能が起動し、現使用者の情報を取得した上で、取得した現使用者の情報をあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定し、正規使用者であれば、携帯端末装置の使用を許容するが、非正規使用者であれば、通報機能を自動的に起動し、非正規使用である旨を通報先へ通報する。したがって、携帯端末装置の現使用者が非正規使用者である場合の防犯機能を簡易に実現できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、認証機能について、カメラ機能、マイク機能、指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能などの複数種類の認証機能の組み合わせとし、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、自動的に通報機能を起動させるものである。図1の構成は本実施の形態にも適用される。
図5は本発明の実施の形態2における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャートである。ここでは、第1認証機能を指紋識別機能、第2認証機能をカメラ機能として説明する。
まず、ステップS21において、携帯端末装置1を開く操作が検出される。
次いでステップS22において、第1認証機能である指紋識別機能を起動する。実際には、指紋識別部9が起動される。
次いでステップS23において、第1認証機能である指紋識別機能を使用し、携帯端末装置1のメモリ4に格納された正規使用者の指紋情報と比較して正規使用者か否かを判定する。
第1認証機能による認証のステップS23において正当でないと判定したときは、ステップS24に進んで、指紋識別機能による指紋情報をあらかじめ設定した通報先へ通報・転送し、次いでステップS28に進む。
一方、第1認証機能による認証のステップS23において正当であると判定された場合、ステップS25に進み、第2認証機能であるカメラ機能を起動する。
次いでステップS26において、第2認証機能であるカメラ機能を使用し、携帯端末装置1のメモリ4に格納された正規使用者の画像情報と比較して正規使用者か否かを判定する。
第2認証機能による認証によって正当でないと判定したときは、カメラ6によって撮影された静止画像、動画像をあらかじめ設定した通報先へ通報・転送し、次いでステップS28に進む。
一方、第2認証機能による認証によって正当であると判定したときは、ステップS27をスキップして、ステップS28に進む。
ステップS28においては、携帯端末装置1をノーマルモードで使用可能とする。
なお、認証機能の組み合わせについては、カメラ機能とマイク機能、カメラ機能と暗証番号・キーワード識別機能、マイク機能と指紋識別機能、マイク機能と暗証番号・キーワード識別機能、指紋識別機能と暗証番号・キーワード識別機能、カメラ機能とマイク機能と指紋識別機能、カメラ機能とマイク機能と暗証番号・キーワード識別機能、マイク機能と指紋識別機能と暗証番号・キーワード識別機能などがある。これらの組み合わせで、順番を入れ替えてもよい。
本実施の形態によれば、複数の認証機能で現使用者の認証を行うので、防犯機能をさらに高めることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、認証機能で認証されなかったときに携帯端末装置1の機能使用制限を行うものである。図1の構成は本実施の形態にも適用される。
図6は本発明の実施の形態3における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS31において、携帯端末装置1を開く操作が検出される。
次いでステップS32において、認証機能を起動する。
次いでステップS33において、認証機能であるカメラ機能を使用し、携帯端末装置1のメモリ4に格納された正規使用者の画像情報と比較して正規使用者か否かを判定する。カメラ機能以外のマイク機能、指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能を使用した場合、もしくはそれらを組み合わせて使用した場合については、上記の説明と同様である。また、カメラ6を起動した場合に限っては、図4のフローチャートの処理が行われる。
ステップS33における認証によって正当でないと判定したときは、ステップS34に進んで、携帯端末装置1の一部またはすべての機能を使用不可能にし、すべての動作を終了する。これが、使用制限機能である。
一方、ステップS33における認証によって正当であると判定したときは、ステップS34をスキップしてステップS35に進み、携帯端末装置1をノーマルモードで使用可能とする。
本実施の形態によれば、機能制限により、高い防犯性を確保することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、認証機能で認証されなかったときにモータを駆動して携帯端末装置1を自動的に閉じるように構成したものである。図1の構成は本実施の形態にも適用される。
図7は本発明の実施の形態4における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャートである。本実施の形態では、認証が不適であったときにモータ15を駆動して携帯端末装置1を強制的に閉じ状態にするが、そのあと、閉じ状態でロックをかけるか否かのモード設定が可能となっている。このモード設定はあらかじめ行われるものである。
まず、ステップS41において、携帯端末装置1を開く操作が検出される。
次いでステップS42において、認証機能を起動する。
次いでステップS43において、認証機能であるカメラ機能を使用し、携帯端末装置1のメモリ4に格納された正規使用者の画像情報と比較して正規使用者か否かを判定する。カメラ機能以外のマイク機能、指紋識別機能、暗証番号・キーワード識別機能を使用した場合、もしくはそれらを組み合わせて使用した場合については、上記の説明と同様である。また、カメラ6を起動した場合に限っては、図4のフローチャートの処理が行われる。
ステップS43における認証によって正当でないと判定したときは、ステップS44に進んで、モータ制御部14を起動してモータ15を駆動し、次いでステップS45において、開閉部16を介して携帯端末装置1を開いている状態から強制的に閉じる状態に戻す。
次いでステップS46において、携帯端末装置1を閉じ状態でロックするか否かを判定する。ロックをかけずに再度、開く状態にできるように設定されているときは、ステップS41に戻り、再度、携帯端末装置1を開ける状態を許可し、上記のステップを繰り返す。一方、閉じた状態でロックをかけて開くことができないように設定しているときは、ロック部17を動作させ、ステップS47に進む。ロック部17を動作させると、以降のステップS47をクリアしない限り、携帯端末装置の使用は不可能となる。
ステップS47において、契約者本人であるかの認証を行う。この認証は、携帯端末装置1を携帯端末装置店等に持っていき、そこでパスワード入力を行うなどする。契約者本人であると確認されたときは、ステップS41に戻るが、契約者本人と証明されないときは、ステップS48に進んで、携帯端末装置1の使用不可(開く操作不可)にする。
一方、ステップS43における認証によって正当であると判定したときは、ステップS49に進んで、携帯端末装置1をノーマルモードで使用可能とする。
本実施の形態によれば、正規使用者でなければ、モータを駆動して当該携帯端末装置を自動的に閉じ、非正規使用者による使用を禁止するとともに、閉じ状態にロックをかけるので、携帯端末装置を再度開く操作をも禁止するので、不正使用に対するセキュリティ性を高めることが可能となる。
上記の実施の形態1〜4の実施中に行われる可能性がある事象について以下に説明する。
携帯端末装置1を電波の届かない圏外範囲にて使用し、認証機能による認証で正規使用者と認証されない場合には、圏内範囲に移動した時点で、GPS機能を含む位置情報部12および送受信部2を起動して、あらかじめ設定した通報先へ非正規使用を通報・転送することが可能である。
また、認証機能による認証中に非正規使用によって犯罪隠蔽のためバッテリ19を外された場合、バッテリ制御部18にて予備バッテリ20を使用することを選択し、認証機能による認証を行う。さらに、正規使用者と認証されない場合、あらかじめ設定した通報先へ通報・転送することが可能である。
上記実施の形態の認証機能において、携帯端末装置1の電源をON、OFFにした場合も認証機能を起動させ認証を行う。また、電源をOFFにした場合は、予備バッテリ20を使用することで、認証機能を起動させて認証を行うこと、さらに正規使用者と認証されない場合、あらかじめ設定した通報先へ通報・転送することが可能である。
上記実施の形態の認証機能において、携帯端末装置1を開く操作を検出して認証機能を起動しているが、開く操作を検出しても認証機能が起動しないようにする切り換えモード機能を備え、携帯端末装置1をノーマルモードとしても利用できる。
上記の実施の形態1〜4の各機能を適宜に組み合わせて実施してもよい。すなわち、通報機能と使用制限機能、通報機能と自動閉じ機能、使用制限機能と自動閉じ機能、通報機能と使用制限機能と自動閉じ機能などの組み合わせがある。そして、これら複数の機能の順番についても、任意に入れ替えてよい。
本発明における携帯端末装置のデザイン、サイズ、材質、ボタンの配置等は、特に制限されるものではない。
本発明の携帯端末装置は、正規使用者・非正規使用を識別判定をする認証機能を有し、防犯対策、盗難防止等として有用である。
本発明の実施の形態1における携帯端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1〜4における携帯端末装置の外観図 本発明の実施の形態1における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1〜4における携帯端末装置のカメラ機能の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態4における携帯端末装置の動作手順を示すフローチャート
符号の説明
1 携帯端末装置
2 送受信部
3 CPU(制御部)
4 メモリ
5 表示部
6 カメラ
7 人物センサ
8 マイク
9 指紋識別部
10 暗証番号・キーワード識別部
11 開閉認識部
12 位置情報部
13 操作部
14 モータ制御部
15 モータ
16 開閉部
17 ロック部
18 バッテリ制御部
19 バッテリ
20 予備バッテリ
21 バス

Claims (18)

  1. 使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、
    前記認証機能で認証されなかったときに非正規使用をあらかじめ設定した通報先へ通報する通報機能とを備えた携帯端末装置。
  2. 前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記通報機能を起動させる請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、
    前記認証機能で認証されなかったときに当該携帯端末装置の機能使用制限を行う使用制限機能とを備えた携帯端末装置。
  4. 前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記使用制限機能を起動させる請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 使用開始操作を検出すると起動し、現使用者の情報を取得しあらかじめ登録しておいた情報と比較して正規使用者か否かを判定する認証機能と、
    前記認証機能で認証されなかったときにモータを駆動して当該携帯端末装置を自動的に閉じる自動閉じ機能とを備えた携帯端末装置。
  6. 前記認証機能は、複数種類の認証機能の組み合わせからなり、ある種類の認証機能で正規使用者と判定したときは次の認証機能を起動し、前記複数種類の認証機能のうちいずれか1つでも非正規使用者と判定したときは、前記自動閉じ機能を起動させる請求項5に記載の携帯端末装置。
  7. さらに、当該携帯端末装置の閉じ状態にロックをかける請求項5または請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記認証機能は、カメラ機能を起動して現使用者を撮影し、現使用者の撮影画像情報を当該携帯端末装置の正規使用者の画像情報と比較して正規使用者か否かを判定する請求項1から請求項7までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  9. 前記カメラ機能は、人物センサ機能を起動して、カメラに対する現使用者の方向を測定し、カメラの向きを現使用者捕捉の方向に変更する請求項8に記載の携帯端末装置。
  10. 前記人物センサ機能は、現使用者がカメラの前に存在せず、現使用者の撮影が不可能であると判定したときに、GPS機能を起動して当該携帯端末装置の現在の位置情報を前記通報先に通報する請求項9に記載の携帯端末装置。
  11. 前記認証機能は、マイク機能を起動して現使用者の音声を取得し、現使用者の取得音声情報を当該携帯端末装置の正規使用者の声紋情報と比較して正規使用者か否かを判定する請求項1から請求項10までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  12. 前記認証機能は、指紋識別機能を起動して現使用者の指紋情報を取得し、現使用者の取得指紋情報を当該携帯端末装置の正規使用者の指紋情報と比較して正規使用者か否かを判定する請求項1から請求項11までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  13. 前記認証機能は、暗証番号・キーワード識別機能を起動して現使用者の暗号番号・キーワード情報を取得し、現使用者の取得暗号番号・キーワード情報を当該携帯端末装置の正規使用者の暗号番号・キーワード情報と比較して正規使用者か否かを判定する請求項1から請求項12までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  14. 前記通報機能は、前記認証機能の起動が圏外範囲で行われかつ認証結果が非正規使用者であるときは、圏内範囲に移動した時点で、あらかじめ設定した通報先へ通報する請求項1または請求項2に記載の携帯端末装置。
  15. 前記使用開始操作によって前記認証機能を起動させることを代えて、当該携帯端末装置の電源のON操作によって前記認証機能を起動させる請求項1から請求項14までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  16. 着脱自在なバッテリのほか内蔵式の予備バッテリを備えており、前記バッテリを外された場合の前記認証機能の起動に際しては、前記予備バッテリを使用して前記認証機能を起動する請求項1から請求項15までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  17. 着脱自在なバッテリのほか内蔵式の予備バッテリを備えており、前記使用開始操作によって前記認証機能を起動させることを代えて、当該携帯端末装置の電源のON操作によって前記認証機能を起動させ、かつ電源のOFF操作によって前記予備バッテリを用いて前記認証機能を起動させる請求項1から請求項15までのいずれかに記載の携帯端末装置。
  18. 前記認証機能を起動させるモードと起動させないモードとが選択切り替え可能なモード機能を備えた請求項1から請求項17までのいずれかに記載の携帯端末装置。
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