JP2005027135A - 盗撮防止システム及び盗撮防止端末機 - Google Patents

盗撮防止システム及び盗撮防止端末機 Download PDF

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Taro Imagawa
太郎 今川
Masahiro Iwasaki
正宏 岩崎
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Abstract

【課題】盗撮など望ましくない画像の撮影や上記画像の配布・回覧を抑止する盗撮防止システム及び端末機の提供。
【解決手段】画像を撮影する撮影装置10と、撮影装置により撮影された画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段21と、情報取得手段により取得された撮影行為者の情報を画像に付加する付加手段30と、画像に付加された撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段40と、付加手段により撮影行為者の情報が付加された画像を表示する表示装置50と、情報抽出手段により抽出した撮影行為者の情報を提示する提示手段60とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影機器を用いた盗撮を防止するするシステム及び端末機に関し、より詳細には、好ましくない映像を撮影・送信することを抑止する盗撮防止システム及び盗撮防止端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】
盗撮を防止する従来技術として、発明の名称が「カメラ付き携帯端末機」の特許文献1や発明の名称が「カメラ等検知装置及び方法」の特許文献2に開示される技術が知られている。この特許文献1では、カメラ付きの携帯電話において、撮影時に点灯するタリーランプを備え、撮影時には上記タリーランプが点灯することで、撮影行為を被撮影者に知らしめ、盗撮を防止するものであった。
【0003】
また、特許文献2では、隠しカメラを検出するために、ユーザーが携帯して使用する隠しカメラ検出部を有し、上記隠しカメラ検出部がユーザーを撮影可能な位置のカメラを検出して、ユーザに対してアラームを発することで盗撮を防止しようとするものであった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−374444号公報
【特許文献2】
特開2002−197562号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載のような従来技術では、タリーランプを用いた場合、タリーランプ部分を隠蔽することや、被撮影者の死角から撮影することで、容易に被撮影者に撮影行為を知らしめることなく撮影が可能となる。また、照明の鮮やかな場所や昼間の屋外ではタリーランプの点灯の知覚が困難であり、被撮影者の意に関わらず、被撮影者を容易に撮影し、撮影した画像を携帯電話の通信機能を用いて自由に配布・回覧することが容易であるという課題を有していた。
【0006】
また、特許文献2に記載のような従来技術では、直径数ミリのレンズのみが露出しているような携帯用のカメラレンズの存在を検出する必要があるが、窓ガラスやビン、照明装置の部品、メガネ、装飾品など周囲に存在する他のあらゆるガラス等の類似素材との区別を遠隔より正確に行うことは、様々な照明条件下を想定すると非常に困難であるという課題を有する。また、観光地のように盗撮を意図しないカメラが付近に多数存在する場合には、悪意を持った撮影か否かの判定が出来ないため、通常の撮影に対しても、その都度アラームを発生させてしまい、アラーム発生のうち、盗撮を目的としないカメラに対するアラームが大部分を占めてしまうというような課題も有する。
【0007】
また、上記両特許文献に記載の従来技術では、撮影された後に気が付いても、画像の配布・閲覧を防ぐことが出来ず、盗撮行為が再度繰り返され得るという課題も有していた。
【0008】
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたものであり、望ましくない画像の撮影や上記画像の配布・回覧を抑止する盗撮防止システム及び盗撮防止端末機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
【0010】
本発明の第1態様によれば、画像を撮影する撮影装置と、
上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段と、
上記付加手段により上記画像に付加された上記撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段と、
上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を表示する表示装置と、
上記情報抽出手段により抽出した上記撮影行為者の情報を提示する提示手段とを備える盗撮防止システムを提供する。
【0011】
本発明の第4態様によれば、画像を撮影する撮影装置と、
上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段と、
上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を送信する送信手段とを備える盗撮防止端末機を提供する。
【0012】
本発明の第8態様によれば、画像情報を受信する受信手段と、
上記受信手段により受信した上記画像に付加された撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段と、
上記受信手段により受信した上記画像を表示する表示装置と、
上記情報抽出手段が抽出した上記撮影行為者の情報を、上記画像の表示に合せて提示するする提示手段とを備える盗撮防止端末機を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
【0014】
本発明の第1態様によれば、画像を撮影する撮影装置と、
上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段と、
上記付加手段により上記画像に付加された上記撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段と、
上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を表示する表示装置と、
上記情報抽出手段により抽出した上記撮影行為者の情報を提示する提示手段とを備える盗撮防止システムを提供する。
【0015】
本発明の第2態様によれば、上記情報抽出手段が、画像通信制限対象の撮影行為者の情報を抽出した場合、上記表示装置が正常に上記画像を取得しないように制御する通信制御手段をさらに備える第1の態様に記載の盗撮防止システムを提供する。
【0016】
本発明の第3態様によれば、上記情報抽出手段が画像撮影機能制限対象の撮影行為者の情報を抽出した場合、上記撮影装置の画像撮影機能を制限する撮影制御手段をさらに備える第1の態様に記載の盗撮防止システムを提供する。
【0017】
本発明の第4態様によれば、画像を撮影する撮影装置と、
上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段と、
上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段と、
上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を送信する送信手段とを備える盗撮防止端末機を提供する。
【0018】
本発明の第5態様によれば、上記情報取得手段が、上記撮影行為者を認証し、上記認証結果から上記撮影行為者の情報を取得する第4の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0019】
本発明の第6態様によれば、上記情報取得手段が、上記撮影行為者の情報を取得できない場合、上記撮影装置の撮影機能を制限する第4又は5の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0020】
本発明の第7態様によれば、上記付加手段が、上記撮影行為者の情報を電子透かしとして上記画像に付加する第4〜6のいずれか1つの態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0021】
本発明の第8態様によれば、画像情報を受信する受信手段と、
上記受信手段により受信した上記画像に付加された撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段と、
上記受信手段により受信した上記画像を表示する表示装置と、
上記情報抽出手段が抽出した上記撮影行為者の情報を、上記画像の表示に合せて提示するする提示手段とを備える盗撮防止端末機を提供する。
【0022】
本発明の第9態様によれば、上記受信手段が送信者の情報を受信し、上記撮影行為者の情報と上記送信者の情報とに基づき上記撮影行為者と上記送信者が異なる場合に、上記提示手段が上記撮影行為者の情報を提示する第8の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0023】
本発明の第10態様によれば、上記受信手段が受信した上記画像を、上記画像の送信者又は上記画像の撮影行為者とは異なる送信先に送信する場合に画像を転送することを通知する通知手段をさらに備える第8の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0024】
本発明の第11態様によれば、上記画像内で送信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段と、上記画像判定手段による画像判定結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には画像送信を不可と判定するとともに上記対象が上記画像中に無い場合には画像送信を許可と判定する送信判定手段とを備える第4の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0025】
本発明の第12態様によれば、上記受信された画像内で受信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段と、上記画像判定手段による画像判定結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には上記受信された画像を表示しないとともに上記対象が上記画像中に無い場合には上記受信された画像を表示する表示制御手段とを備える第8の態様に記載の盗撮防止端末機を提供する。
【0026】
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図面を参照して同一の構成要素には同一の参照番号を付し、重複した記載を省略する場合がある。
【0027】
(第1実施形態)
以下、図1、図7を参照して、本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の構成と原理を説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示す盗撮防止システム、及び、上記盗撮防止システムを構成する送信側の盗撮防止端末機80と受信側の盗撮防止端末機90の構成図である。
【0028】
まず、送信側の盗撮防止端末機80は、以下のような構成となっている。
【0029】
図1において、10はCCDカメラなどの撮影装置であり、ここでは、被撮影者100を撮影装置10で撮影する場合を考える。21は情報取得手段で、上記撮影装置10を用いて撮影行為を行う撮影行為者の情報を取得する。30は付加手段で、上記撮影装置10に接続可能であるとともに情報取得手段21に接続されており、かつ、上記撮影装置10で撮影した画像に、上記情報取得手段21で得た撮影行為者の情報を付加する。71は送信手段で、上記付加手段30に接続され、上記付加手段30で撮影行為者の情報を付加した画像及び送信者の情報を端末機外に電波や光信号として送信する。300は撮影装置10と情報取得手段21と付加手段30と送信手段71のそれぞれの動作を制御する送信側端末機制御部、301は、制御部300に接続されて、盗撮防止端末機80への必要な情報の入力を行う入力装置、302は、制御部300に接続されて、盗撮防止端末機80での必要な情報の表示が行われる表示装置である。
【0030】
ここで、本発明において、盗撮とは、許可無く個人のプライバシーに関わる対象を撮影することであり、例えば体全体や顔などの体の一部や、着衣若しくは所有物などを本人の意に反して撮影することなどを意味する。また、上記以外にも公序良俗に反する対象を撮影することなども含める。例えば、紙幣や有価証券、盗品などの撮影することも含む。
【0031】
第1実施形態では、撮影装置10と、情報取得手段21と、付加手段30と、送信手段71と、これらの動作を制御する送信側端末機制御部300とにより盗撮防止端末機80を構成しており、盗撮防止端末機80のより具体的な形態としては、カメラ付き携帯電話や通信機能付きデジタルカメラなど、撮影装置10と通信手段とを有した機器類に相当する。上記送信者の情報としては、携帯電話の場合、携帯電話の電話番号や、電話機端末機固有の識別番号や、メールアドレスや、あらかじめ登録した名称などを用いることが出来る。
【0032】
上記付加手段30による付加の形態としては、画像書式のヘッダ領域に記録しても良いし、画像の周辺部に記録しても良いし、電子透かしの手法を用いて画像全体に埋め込んでも良い。ヘッダ領域に付加する場合、付加と抽出が容易であり、かつ、画像に影響を与えないという利点がある。画像周辺に記録する場合には、専用のヘッダ領域を必要とせず、情報の付加・抽出が容易である利点がある。電子透かしの手法を用いる場合、撮影行為者の情報を容易に修正・削除できなくなる為、盗撮抑止の効果がより高まる効果がある。
【0033】
なお、付加する際に、撮影行為者の情報を暗号化して付加しても良い。暗号化を行う場合、復号化に必要な手段は警察などの公的機関や通信会社等の第三者機関が管理し、必要に応じて上記復号化手段を提供するあるいは復号化処理を代行することで、撮影行為者のプライバシーも保護できる。この場合、情報抽出手段は、撮影行為者の情報が付加されている事を抽出し、提示手段は、撮影行為者の情報が付加されている事のみを盗撮防止端末機90の操作者に提示すればよい。盗撮行為による画像や望ましくない画像と判断される場合には、上記復号化手段を提供する機関を通じて、上記画像から撮影行為者を特定すればよい。なお、上記の電子透かしの手法を用いる場合、暗号化の効果も同時に得られる利点がある。
【0034】
図8に示されるように、上記付加手段30の具体的な構成として、撮影行為者や送信者などの盗撮防止端末機80を操作する人の情報を画像のヘッダ情報として画像に付加する場合の例を示す。上記付加手段30は、図8に示されるように、ヘッダ情報を作成するヘッダ情報作成部32と、ヘッダ情報作成部32により作成したヘッダ情報を画像のヘッダに書き込むヘッダ書込み部31とを備えて構成されている。ヘッダ情報作成部32では、制御部300での制御下に、情報取得手段21で取得した撮影行為者の情報や送信者の情報をヘッダ用の書式に変換してヘッダ情報を作成する。制御部300での制御下に、ヘッダ情報作成部32で作成したヘッダ情報を、ヘッダ書込み部31が画像のヘッダに書き込む。
【0035】
図8の上記付加手段30の構成に代えて、図9に示されるように上記付加手段30の別の例として、撮影行為者や送信者などの盗撮防止端末機80を操作する人の情報を画像に直接付加する場合の例を示す。上記付加手段30は、図9に示されるように、制御部300での制御下に書き込み用データを作成する書込みデータ作成部34と、書込みデータ作成部34により作成した書き込み用データを制御部300での制御下に画像に書き込む画像書込み部33とを備えて構成されている。書込みデータ作成部34では、制御部300での制御下に、情報取得手段21で取得した盗撮防止端末機80を操作する人の情報を符号化(又は暗号化)し、画像中の一部の画素の輝度値として表現する書き込み用データを作成する。書込みデータ作成部34により作成した書き込み用データを、制御部300での制御下に、画像書込み部33が画像に書き込む。ここで、画像中にデータを書き込むため、書き込む位置は画像の周辺が望ましい。
【0036】
図8又は図9の上記付加手段30の構成に代えて、図10に示されるように上記付加手段30のさらに別の例として、撮影行為者や送信者などの盗撮防止端末機80を操作する人の情報を電子透かしとして画像に付加する場合の例を示す。上記付加手段30は、図10に示されるように、制御部300での制御下に書込み用データを作成する書込みデータ作成部36と、書込みデータ作成部36により作成された書込み用データを制御部300での制御下に電子透かしとして画像に書き込む電子透かし書込み部35とを備えて構成されている。書込みデータ作成部36は、制御部300での制御下に、情報取得手段21で取得した盗撮防止端末機80を操作する人の情報から書込み用データを作成する。書込みデータ作成部36により作成した書込み用データを、制御部300での制御下に、電子透かし書込み部31が電子透かしとして画像に書き込む。
【0037】
なお、送信者の情報を付加する場合、画像を転送するたびに転送者の情報を全て付加しても良いし、最後に送信又は転送した人の情報だけを付加するようにしても良い。また、画像撮影後に最初に送信した人の情報と、最後に送信した人の情報とを付加するようにしておいても良い。
【0038】
また、情報取得手段21について詳細に説明する。
【0039】
図7に示されるように、上記情報取得手段21の具体的な構成の一例を示す。図7において、21Aは制御部300での制御下に撮影行為者又は画像送信者として操作者を認証する操作者認証部、21Bは制御部300での制御下で操作者の情報記録を行う操作者情報記録部、21Cは制御部300での制御下で操作者情報を記憶しておく操作者情報記憶部、21Dは時計、21Eはカレンダ、21FはGPS(Global Positioning System)、21Gはアンテナ、21Hはカメラ、21Iはマイク、21Jはスキャナ、21Kはキーボード、21Lはカードリーダ又はRFタグリーダである。時計21D、カレンダ21E、GPS21F、アンテナ21G、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21J、キーボード21K、カードリーダやRFタグリーダ21Lは、制御部300での制御下に、それぞれ動作する。
【0040】
上記操作者認証部21Aは、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21J、キーボード21K、カードリーダやRFタグリーダ21Lが入力側に接続されて、出力側に上記付加手段30が接続されている。操作者認証部21Aは、顔、虹彩、指紋、若しくは、音声などのバイオメトリクスを用いた認証や、暗証番号や、ICカードなどの手法を用いて送信者又は撮影行為者などの操作者の認証を行い、操作者の情報を取得する。なお、認証に先立って予め本人を特定できる情報として、操作者の名前や住所、電話番号、メールアドレス、インターネット上のURLやIPアドレス、端末機の固有番号などと合せて、操作者本人のバイオメトリクスや暗証番号やICカードを登録しておく。上記操作者認証部21Aは、撮影行為者又は画像送信者として操作者を認証し、その結果を、操作者(撮影行為者又は画像送信者)の情報として出力する。このとき、制御部300での制御下に、カメラ21Hを用いて身体の一部例えば虹彩の画像や顔画像を得ることで、上記操作者認証部21Aは虹彩認証又は顔認証などを行い、マイク21Iを用いて音声を記録することで、上記操作者認証部21Aは音声による認証を行い、スキャナ21Jを用いて指紋などのパターン情報を得ることにより、上記操作者認証部21Aは指紋などの認証を行うか、又は、キーボード21Kを用いてパスワードを入力させることにより、上記操作者認証部21Aはパスワード認証を行うか、又は、カードリーダやRFタグリーダ21Lを用いて操作者のIDを登録したICカードや非接触型RFタグを認識して操作者のIDを得ることにより、上記操作者認証部21Aは操作者のIDを登録したICカードや非接触型RFタグを認証する。上記操作者認証部21Aとしては、これらの具体的な認証手段を全てを用いても良いし、それらの一部を用いても良く、それらのうちから操作者が任意に選択できるようにしても良い。顔や虹彩等を用いた認証を行う場合には、盗撮防止端末機80に付属の撮影装置10を用いて顔や虹彩等の情報を取得するときには、機器部品の共有化を図ることができて、部品削減の効果が得られる。
【0041】
上記操作者情報記録部21Bは、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21J、キーボード21K、カードリーダやRFタグリーダ21Lが入力側に接続されて、出力側に上記付加手段30が接続されている。操作者情報記録部21Bは、制御部300での制御下に、撮影行為者又は画像送信者として操作者の情報を、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21Jなどを用いて直接得る。このように、カメラ21Hやマイク21Iやスキャナ21Jなどから得た盗撮防止端末機80の操作者の顔画像や身体一部の画像、虹彩画像、音声の情報を、操作者情報記録部21Bは、操作者(撮影行為者又は画像送信者)の情報として出力する。なお、これらの画像や音声は全てを用いても良いし、一部を用いても良く、操作者が選択できるようにしても良い。画像を用いる場合には、盗撮防止端末機80に付属の撮影装置10を用いても良く、この場合には、機器部品の共有化を図ることができて部品削減の効果が得られる。ここで、記録した画像や音声は個人の区別を行いやすいように、個人の特徴を強調する画像処理や音声信号処理を行った後、記録しておいても良い。なお、適切に操作者の顔画像や身体の一部の画像、虹彩画像、音声を得るために、盗撮防止端末機80から音声又は文字等の表示による、撮影手順の指示を行うことが望ましい。
【0042】
上記操作者記憶部21Cは、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21J、キーボード21K、カードリーダやRFタグリーダ21Lが入力側に接続されて、出力側に上記付加手段30が接続されている。そして、操作者記憶部21Cは、制御部300での制御下に盗撮防止端末機80の操作者と成り得る人の情報(名前や住所、電話番号、メールアドレス、インターネット上のURLやIPアドレス、盗撮防止端末機の固有番号など)をあらかじめ記憶しておき、制御部300での制御下に、上記記憶内容を操作者記憶部21Cから上記付加手段30に読み出すことで、撮影行為者や画像送信者の情報とする。
【0043】
上記時計21Dやカレンダ21Eは、制御部300での制御下に、操作の日時の情報を出力し、付加手段30が操作者情報と合せて付加情報に使用する。上記GPS21Fは、制御部300での制御下に、測位情報を付加手段30に出力し、アンテナ21Gは、制御部300での制御下に、基地局との通信から電波強度を利用して基地局との距離や基地局の位置を得て付加手段30に出力する。GPS21Fやアンテナ21Gで得た位置の情報は、付加手段30が操作者情報と合せて付加情報に使用する。
【0044】
操作者認証部21Aと操作者情報記録部21Bと操作者記憶部21Cは、いずれも、制御部300での制御下に、撮影を行う前、あるいは撮影モードに切り替える時、あるいは盗撮防止端末機80の電源を入れたとき、あるいは定期的に、操作者の情報を取得する。操作者の情報が取得できない場合には、制御部300により撮影機能を制限する。
【0045】
操作者の情報が取得できない場合の撮影機能の制限としては、撮影機能を不能とすることや、モザイク処理などを用いて低解像度の画像しか得られないようにするなどの制限を行う。
【0046】
このように、上記撮影装置10、上記情報取得手段21(操作者認証部21A、上記操作者情報記録部21B、上記操作者記憶部21C、カメラ21H、マイク21I、スキャナ21J、キーボード21K、カードリーダやRFタグリーダ21Lなど)、上記付加手段30、上記送信手段71、入力装置301、表示装置302などのそれぞれの動作は、制御部300により制御されている。
【0047】
次に、図11及び図12のフローチャートを基に、盗撮防止端末機80における、情報取得から送信までの処理を説明する。
【0048】
図11に示すように、撮影装置10による撮影開始時に撮影行為者の情報を取得する処理の流れを示す。
【0049】
最初に、撮影行為者が撮影モードへの切り替え(言い換えれば、撮影装置10による撮影を可能とするモード)を、盗撮防止端末機80に、制御部300の制御の下で入力装置301を通じて指示する(ステップC11)。
【0050】
次に、制御部300の制御により、撮影行為者の情報の種類を上記入力装置301により選択するように表示装置302により撮影行為者に促す(ステップC12)。ここで、撮影行為者の情報の中で認証情報を用いる場合には、使用する認証情報の種類や、撮影行為者の情報を得る場合には顔画像にするか音声にするかなどを制御部300の制御の下で上記入力装置301により選択するように表示装置302により撮影行為者に促す。
【0051】
次に、制御部300の制御の下で、上記入力装置301により選択された種類の撮影行為者の情報を、情報取得手段21から付加手段30に出力して取得する(ステップC13)。
【0052】
次に、情報取得手段21からの撮影行為者の情報が付加手段30で取得できたか否かを制御部300により判定する(ステップC14)。ステップC14で撮影行為者の情報が付加手段30で取得できないと判定された場合は、制御部300の制御の下で、取得できないことをアラームや表示等で撮影行為者に提示し(ステップC16)、再度ステップC13に戻る。なお、再度ステップC13に戻ることを所定回数行っても撮影行為者の情報が取得できなかった場合には、制御部300の制御の下で撮影動作を中止する。
【0053】
ステップC14で撮影行為者の情報を付加手段30で取得できた場合には、制御部300の制御の下で、撮影可能状態に移行する(ステップC15)。なお、撮影行為者の情報の取得は、撮影開始時以外に盗撮防止端末機80の電源投入時や初期設定時や定期的な時間に制御部300の制御の下で行うようにしても良い。
【0054】
図12に、盗撮防止端末機80における画像送信時に送信者情報を取得する処理の流れを示す。
【0055】
最初に、送信者が画像送信の指示を、盗撮防止端末機80に、制御部300の制御の下で入力装置301を通じて指示する(ステップC21)。
【0056】
次に、制御部300の制御により、画像送信者情報の種類を上記入力装置301により選択するように表示装置302により送信者に促す(ステップC22)。ここで、送信者情報の中で認証情報を用いる場合には、使用する認証の種類を選択するように促す。また、送信者情報を得る場合には、顔画像にするか音声にするかなどを制御部300の制御の下で上記入力装置301により選択するように表示装置302により送信者に促す。
【0057】
次に、制御部300の制御の下で、上記入力装置301により選択された種類の送信者情報を、情報取得手段21から付加手段30に出力して取得する(ステップC23)。
【0058】
次に、情報取得手段21からの送信者情報が付加手段30で取得できたか否かを制御部300により判定する(ステップC24)。ステップC24で送信者情報が付加手段30で取得できないと判定された場合は、制御部300の制御の下で、取得できないことをアラームや表示等で送信者に提示し(ステップC26)、再度ステップC23に戻る。なお、再度ステップC23に戻ることを所定回数行っても送信者情報が取得できなかった場合には、制御部300の制御の下で画像送信動作を中止する。
【0059】
ステップC24で操作者情報を付加手段30で取得できた場合には、制御部300の制御の下で、画像送信を行う(ステップC25)。なお、画像送信者情報の取得は、画像送信時以外に盗撮防止端末機80の電源投入時や初期設定時や定期的な時間に制御部300の制御の下で行うようにしても良い。
【0060】
一方、受信側の盗撮防止端末機90は、以下のような構成となっている。
【0061】
図1において、72は盗撮防止端末機90の受信手段で、上記盗難防止端末機80の送信手段71が送信した画像及び送信者の情報を通信回線などを介して受信する。50は上記受信手段72に接続された表示装置で、受信手段72が受信した画像などを表示する。40は上記受信手段72に接続された情報抽出手段であり、上記受信手段72が受信した画像に付加してある撮影行為者の情報を上記画像から抽出する。60は上記情報抽出手段40に接続された提示手段で、上記情報抽出手段40が抽出した撮影行為者の情報の提示を行う。61は上記情報抽出手段40と上記受信手段72とにそれぞれ接続された通知手段で、受信手段72が受信した送信者の情報と情報抽出手段40が抽出した撮影行為者の情報とを用い、受信した上記画像を送信者又は撮影行為者と異なる相手に送信する際に、その旨を盗撮防止端末機90の操作者(送信者又は撮影行為者)に告知する。400は受信手段72と表示装置50と情報抽出手段40と提示手段60と通知手段61のそれぞれの動作を制御する受信側端末機制御部、401は、制御部400に接続されて、盗撮防止端末機90への必要な情報の入力を行う入力装置である。
【0062】
第1実施形態では、受信手段72と、表示装置50と、情報抽出手段40と、提示手段60と、通知手段61と、これらの動作を制御する受信側端末機制御部400とにより盗撮防止端末機90を構成しており、盗撮防止端末機90のより具体的な形態としては、カメラ付き携帯電話や通信機能付きデジタルカメラなど、撮影装置と液晶画面などの表示装置50と通信手段を有した機器類に相当する。
【0063】
上記受信手段72と、上記表示装置50と、上記情報抽出手段40と、上記提示手段60と、上記通知手段61と、入力装置401などのそれぞれの動作は、制御部400により制御されている。
【0064】
次に、図14に示すフローチャートを基に、受信側の盗撮防止端末機90において撮影行為者の情報を提示する処理について説明する。
【0065】
最初に、制御部400の制御の下に、受信手段72で受信された受信した画像に撮影行為者の情報が存在するかを情報抽出手段40により判定する(ステップE1)。
【0066】
受信した画像に撮影行為者の情報が存在しないと情報抽出手段40で判定された場合は、画像を上記表示装置50で表示する(ステップE5)。
【0067】
受信した画像に撮影行為者の情報が存在すると情報抽出手段40で判定された場合には、さらに、受信した画像に送信者情報が存在するかを情報抽出手段40で判定する(ステップE2)。
【0068】
ステップE2で受信した画像に送信者情報が存在すると情報抽出手段40で判定された場合には、撮影行為者と送信者が同一かを制御部400で判定し(ステップE3)、撮影行為者と送信者が同一であると制御部400で判定されれば、制御部400の制御により画像をそのまま上記表示装置50で表示する(ステップE5)。
【0069】
撮影行為者と送信者が一致しないと情報抽出手段40で判定された場合、又は、ステップE2において受信した画像に送信者情報が存在しないと制御部400で判定された場合は、制御部400の制御により、撮影行為者の情報と画像を合せて上記表示装置50で表示する(ステップE4)。ステップE4において、画像が動画の場合には、制御部400の制御により、図5のような撮影行為者の情報(例えば、撮影行為者の電話番号0123−4567)を常に表示する必要はなく、動画の一部(例えば最初と最後)において上記撮影行為者の情報を表示するだけでもよい。撮影行為者の情報の表示時間を抑えることで、画像の視認性を損なうことを抑える効果がある。
【0070】
上記提示(撮影行為者の情報の表示)は、表示装置50の画像表示と対応が付くように、図5のように画像表示の上に重ねて表示しても良い。図5では画像の表示の下の部分に、撮影行為者の電話番号を表示した例である。同様に、電話番号の代わりに、撮影行為者の名前や住所、メールアドレス、インターネット上のURLやIPアドレス、盗撮防止端末機の固有番号、顔画像や身体一部の画像、虹彩画像などを表示しても良い。また、図6のように、撮影行為者の情報が存在することだけを提示しても良い。図6では、表示画像の右下に「P」という文字を表示することで、撮影行為者の情報の存在を表現し、「P」の表示の最寄のボタン(太線の矩形)を押すことで、撮影行為者の詳細情報を表示する。表示装置50とは別にLEDなどを設け、その点灯により提示しても良いし、既存ボタンのバックライトの点滅パターンによって提示してもよい。また、撮影行為者の情報の有無やその内容は音声やアラームなどで提示しても良く、撮影行為者の音声を提示しても良い。上記のような撮影行為者の情報の有無やその内容の提示は画像の表示と時間的に合せることで、表示画像との対応付けが明確になる。
【0071】
なお、撮影行為者の情報と受信手段72が受信した送信者情報とを比較して、両者が異なる場合にのみ撮影行為者の情報を提示するようにしても良い。このようにすることで、提示が無い場合には送信者が撮影したと判断でき、頻繁に撮影行為者の情報を表示することを省略して、表示を簡潔に出来る利点がある。
【0072】
また、別途、撮影行為者の情報の提示を抑制したり、提示位置を変更できるようにしておいても良い。この場合、提示によって隠された画像部分を確認することが出来る。
【0073】
次に、第1実施形態にかかる盗撮防止システムの動作について説明する。以下の動作において、送信側の盗撮防止端末機80での動作は制御部300により動作制御され、受信側の盗撮防止端末機90での動作は制御部400により動作制御される。
【0074】
送信側の盗撮防止端末機80を用いて撮影を行う場合、盗撮防止端末機80を撮影可能な状態に切り替えたり電源を入れた時に、又は撮影用のシャッターを押す時、又は定期的に、情報取得手段21が撮影行為者の情報を取得する(図11の上記ステップC11〜C14参照)。情報取得手段21において、操作者認証部21Aは、操作者の認証に基づいて撮影行為者の情報を取得し、操作者情報記録部21Bは、操作者の画像や音声を記録して撮影行為者の情報とし、操作者記憶部21Cは、あらかじめ登録した操作者となり得る人の情報を撮影行為者の情報とする。操作者認証部21Aと操作者情報記録部21Bと操作者記憶部21Cとから得られる情報は、全ての情報を用いても良いし、その一部を用いても良い。認証結果を用いる場合、より正確な操作者の特定が可能となる利点がある。また、認証を用いる場合、盗撮防止端末機80を用いた電子商取引や盗撮防止端末機80の他人による不正使用や盗難使用防止等を目的とした本人確認の為の認証手続きを実現する機構・回路・処理ソフトウェアを共有化できる利点もある。操作者の画像や音声を用いる場合は、事前の登録が不要となる利点があり、盗撮防止端末機80に既存のカメラやマイクを活用できる利点もある。カメラ付き携帯電話やカメラ付きPHSの場合、盗撮防止端末機80の操作者に対して盗撮防止端末機80の手前向きと反対向きの少なくとも2カメラを有する盗撮防止端末機80を用いると、被撮影者100を撮影しながら撮影行為者の情報として盗撮防止端末機80の操作者の画像も撮影することが容易になる。あらかじめ登録した操作者の情報を用いる場合は、認証の手続や画像・音声の取得手続が不要となる利点がある。
【0075】
ここで、操作者認証部21Aと操作者情報記録部21Bと操作者記憶部21Cとのいずれにおいても撮影行為者の情報が正常に得られない場合には、撮影機能を制限してもよい(図11の上記ステップC16参照)。撮影行為者の情報が得られない場合に撮影機能を制限することで、操作者が撮影行為者の情報を得易いように盗撮防止端末機80を操作するように促すことが出来ると同時に、撮影行為者の情報を含まない画像が送信されることを防止することが可能となる。なお、撮影機能の制限を行わない場合にでも、本発明の効果は得られる。また、第1実施形態では、情報取得手段21は、操作者認証部21Aと操作者情報記録部21Bと操作者記憶部21Cとから構成されるが、操作者認証部21Aと操作者情報記録部21Bと操作者記憶部21Cの少なくとも1つ以上を有していれば、本発明の効果は得られる。
【0076】
情報取得手段21で撮影行為者の情報を得た後(図11の上記ステップC15参照)、被撮影者100を撮影装置10で撮影を行うと、付加手段30が上記撮影画像に上記撮影行為者の情報を付加する。画像に撮影行為者の情報を付加することで、任意の通信端末機を経由して画像が複数回転送されても撮影行為者の情報が失われない為、配布・送信を目的とした盗撮行為を抑止する効果が高まる。
【0077】
送信手段71は、撮影行為者の情報を付加した画像と送信者情報を送信する(図12の上記ステップC21〜C25参照)。携帯電話等の携帯端末機では、送信は電波や赤外線などを用いて行う。有線の送信であってもよい。送信者情報を取得できなかった場合には、取得できないことをアラームや表示等で送信者に提示して、再度取得を試みる。送信者情報を取得できない場合には、送信ができないようにすることが好ましい。
【0078】
次に、盗撮防止端末機90の受信手段72が、送信手段71から送信された上記画像と送信者情報を受信する。受信も送信同様、無線でも有線でもよい。受信した画像は、表示装置50で表示される。情報抽出手段40は、受信した画像から撮影行為者の情報を抽出し(図14の上記ステップE1参照)、提示手段60が、撮影行為者の情報を盗撮防止端末機90の操作者に提示する(言い換えれば、表示装置50に撮影行為者の情報を表示させる)とともに、表示装置50により画像を表示する(図14の上記ステップE4参照)。より具体的には、受信した画像に撮影行為者の情報が存在しない場合は画像を表示装置50に表示する(図14の上記ステップE5参照)。また、受信した画像に撮影行為者の情報が存在する場合であって撮影行為者と送信者が同一であれば画像をそのまま表示装置50に表示する(図14の上記ステップE2,E3,E5参照)。また、受信した画像に撮影行為者の情報が存在する場合であって撮影行為者と送信者が一致しない場合又は送信者情報が存在しない場合は、撮影行為者の情報と画像とを合せて表示装置50に表示する(図14の上記ステップE2〜E5参照)。なお、画像が動画の場合には、図5のような撮影行為者の情報を常に表示する必要はなく、動画の一部(例えば最初と最後)において表示装置50に表示する。
【0079】
次に、通知手段61は、受信手段72が受信した送信者の情報と情報抽出手段40が抽出した撮影行為者の情報とを用い、受信した上記画像を、送信者又は撮影行為者と異なる相手に、盗撮防止端末機90の操作者が送信する際に、送信の前に、その旨を盗撮防止端末機90の操作者に告知する(図14の上記ステップE4参照)。送信者又は撮影行為者と異なる相手に画像を送信することを盗撮防止端末機90の操作者に知らしめることで、被撮影者100の画像を新たな相手に転送して、不用意に被撮影者100のプライバシーの侵害を犯し得ることを未然に防止することが可能となる。
【0080】
なお、告知の方法は、上記提示手段の提示方法と同様に、表示装置50の一部を用いても良いし、既存のボタンのバックライト、LED等のインジケータ、音声、アラームなどを用いても良い。
【0081】
また、情報取得手段21が付加する情報として、撮影行為者の情報に加えて、撮影又は送信時の時刻や場所の情報を合わせて付加しても良い。場所の情報は、盗撮防止端末機80にGPS等の測位装置を設け、上記測位装置からの情報を得ても良いし、盗撮防止端末機80の送信情報を受信する基地局やアンテナの位置情報を用いて代替しても良い。付加情報に時間や位置情報を加えておくことで、撮影行為の区別・特定が容易になる利点があり、盗撮行為の抑止効果が高まる。
【0082】
このように、撮影行為者の情報を画像に付加して送信し、受信した画像を表示する際に撮影行為者の情報が提示されることにより、盗撮画像のように望ましくない画像を他者に送信すると、同時に撮影行為者の情報も送信する為、主に他者への送信や回覧を目的とした盗撮行為を抑止する効果が得られる。また、画像に撮影行為者の情報を付加しているため、画像の受信者が更に異なる送信先に画像を転送した場合にでも、撮影行為者の情報も合せて送信されるため、携帯電話網とインターネットのように異種の通信網間で盗撮写真が拡散することについても抑止力が働く効果がある。
【0083】
なお、通知手段61を省略した構成でも、本発明の効果は得られる。この場合、送信手段71は、送信者の情報を必ずしも送信する必要はなく、受信手段72も必ずしも送信者の情報を受信する必要は無い。
【0084】
上記第1実施形態によれば、上記のような構成の盗撮防止システム又は盗撮防止端末機80,90を用いることで、撮影行為者の情報を画像に付加して送信し、受信した画像を表示する際に撮影行為者の情報が提示されることにより、盗撮画像のように望ましくない画像を他者に送信すると、同時に撮影行為者の情報も送信する為、主に他者への送信や回覧を目的とした盗撮行為を抑止する効果が得られる。
【0085】
このとき、被撮影者からカメラの存在が分かりにくい場合や観光地のように無関係なカメラが多く、タリーランプや盗撮カメラ検出が有効に働きにくい場合にでも、盗撮行為及び盗撮画像の送信・回覧を抑止する効果がある。また、画像に撮影行為者の情報を付加しているため、画像の受信者が更に異なる送信先に画像を転送した場合にでも、撮影行為者の情報も合せて送信されるため、携帯電話網とインターネットのように異種の通信網間で盗撮写真が拡散することについても抑止力が働く効果がある。なお、送信側の盗撮防止端末機80と受信側の盗撮防止端末機90は同時に使用される必要は無く、盗撮防止端末機80から送信された画像が他の有線端末機などで受信され、後日、上記画像が転送され、盗撮防止端末機90で受信される可能性が存在するだけでも盗撮の抑止効果は得られる。
【0086】
(第2実施形態)
以下、図2を参照して、本発明の第2実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機を説明する。各構成要素ならびに各構成要素の各動作は第1実施形態とほぼ同様であるが、第2実施形態では、付加手段30が、画像を撮影・送信する盗撮防止端末機81の外部に設けてあり、情報抽出手段40が、画像を受信する盗撮防止端末機91の外部に設けてある点が異なる。さらに、盗撮防止端末機91の外部に配置された、特定画像検出処理部101と通信制御手段43とを有する点も異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。
【0087】
ここで、付加手段30、情報抽出手段40、特定画像検出処理部101、撮影制御手段44、通信制御手段43は、盗撮防止端末機81と盗撮防止端末機91が通信で接続可能な、通信情報の制御を行う通信網上のサーバ(図示せず)に配置する。
【0088】
特定画像検出処理部101は、出力側が撮影制御手段44と通信制御手段43とに接続されるとともに入力側が情報抽出手段40に接続された特定画像検出手段41と、出力側が特定画像検出手段41に接続され、かつ、画像の送信を制限するための撮影行為者の撮影画像又は所定の画像などの特定画像の情報を記憶する特定画像情報記憶手段42とを備えて構成されている。特定画像検出処理部101では、特定画像検出手段41が、情報抽出手段40が抽出した撮影行為者の情報と、特定画像情報記憶手段42に記憶してある所定の画像情報(画像通信制限対象となる画像の画像情報)とを照合し、あらかじめ特定画像情報記憶手段42に記憶してある撮影行為者の撮影画像又は特定の画像であるか否かの検出を行う。上記特定画像検出手段41が上記特定の画像を検出した場合、通信制御手段43が上記画像の送信を制限するように画像通信制限信号を上記特定画像検出手段41が通信制御手段43に出力して、通信制御手段43を動作制御して画像通信を制限するとともに、撮影制御手段44を動作制御して、撮影制御手段44が、上記画像の撮影行為者の所有する盗撮防止端末機81に対して制御信号(撮影機能制限信号)を送信し、上記盗撮防止端末機81の制御部300は上記盗撮防止端末機81の撮影機能を制限する。
【0089】
次に、図13は、特定画像検出時の処理の流れの一例を示す。
【0090】
最初に、送信手段71から画像が送信されると、情報抽出手段40が付加手段30により画像に付加された撮影行為者の情報を抽出する(ステップD1)。
【0091】
なお、情報抽出手段40は特に動作制御を受ける構成ではなく、画像が情報抽出手段40に送信されてくると、撮影行為者情報の抽出を自動的に行い、撮影行為者情報を出力するようにしている。しかしながら、別途、サーバ上に制御部を設けて、この制御部により各部を制御することにより、同様な動作を行うこともできる。
【0092】
次に、上記情報抽出手段40で抽出された撮影行為者の情報が入力されると、特定画像検出手段41が、特定画像情報記憶手段42で予め記憶して用意してある特定画像情報(画像通信制限対象の撮影行為者の情報又は画像撮影機能制限対象の撮影行為者の情報などをも含む情報)と前記撮影行為者の情報とを比較する(ステップD2)。上記特定画像情報と上記抽出された撮影行為者の情報とが一致しないと特定画像検出手段41で判定された場合は、通信制御手段43により画像の通信を正常に行う(ステップD3)。
【0093】
なお、情報抽出手段41は特に動作制御を受ける構成ではなく、情報抽出手段40から情報抽出手段41に撮影行為者情報が入力されると、特定画像情報と照合を行い、照合結果に応じて自動的に撮影制御手段44や通信制御手段43に撮影機能制限信号や一致信号を出力するようにしている。しかしながら、別途、サーバ上に制御部を設けて、この制御部により各部を制御することにより、同様な動作を行うこともできる。
【0094】
一方、上記特定画像情報と上記抽出された撮影行為者の情報とが一致すると特定画像検出手段41で判定された場合には、特定画像検出手段41からの一致信号(言い換えれば画像通信制限信号)を受けた通信制御手段43が画像通信を制限して画像送信不可とし(ステップD4)、上記画像を送信者へ返信する(ステップD5)。同時に、特定画像検出手段41から上記撮影制御手段44に撮影機能制限信号を出力する。
【0095】
次に、上記撮影制御手段44から撮影機能制限信号を受けるとともに上記画像の送信者への返信を確認した制御部300により、により盗撮防止端末機80に対して撮影機能の制限を行う(ステップD6)。
【0096】
なお、サーバに制御部を設けて、その制御部により各部を動作制御して、同様な動作を行うようにしてもよい。
【0097】
次に、第2実施形態にかかる盗撮防止システムの動作について説明する。
【0098】
撮影行為者の情報を情報取得手段21が取得し、被撮影者100を撮影装置10が撮影する動作は第1実施形態と同様であり、第2実施形態では撮影行為者の情報と画像の情報を送信手段71が送信する。
【0099】
付加手段30は盗撮防止端末機81の外部に設けてあり、例えば携帯電話等の場合、基地局や中継局、通信センタなどに設ける。なお、撮影行為者の情報は暗号化して送信し、付加手段が復号化しても良い。これにより、撮影行為者に関する情報の漏洩を防ぐ効果がある。付加手段30は、送信手段71から得た画像に撮影行為者の情報を付加する。情報付加の動作は第1実施形態と同様である。
【0100】
情報抽出手段40は、撮影行為者の情報が付加してある画像を得ると、上記画像から撮影行為者の情報を抽出し、通信制御手段43を介して、盗撮防止端末機91の提示手段60と受信手段72に送信する。受信手段72は、上記画像と情報抽出手段40により抽出された撮影行為者の情報とを受信し、受信手段72で受信された上記画像を表示装置50が表示する。提示手段60は、情報抽出手段40により抽出された撮影行為者の情報を提示する。提示の形態は第1実施形態と同様である。なお、情報抽出手段40が撮影行為者の情報を暗号化して送信し、受信手段が復号化しても良い。これにより、撮影行為者に関する情報の漏洩を防ぐ効果がある。
【0101】
更に、情報抽出手段40が抽出した撮影行為者の情報と特定画像情報記憶手段42にあらかじめ記憶してある所定の撮影行為者の撮影画像又は所定の画像とを特定画像検出手段41が比較し、所定の撮影行為者の撮影画像又は所定の画像を検出する。所定の撮影行為者の撮影した画像を全て検出しても良いし、特定の画像のみを検出しても良い。上記特定画像検出手段41が上記特定の画像を検出した場合、通信制御手段43が上記特定の画像の送信を制限する。画像送信の制限形態としては、画像以外の文字情報などは残して画像の送信のみ遮断しても良いし、同時に送信者から受信者に送信される情報を全て遮断しても良い。また、送信する画像にモザイク処理等施したり、無関係な画像と入れ替えて送信しても良い。同時に送信者に画像を返信しても良い。盗撮された画像を特定画像記憶手段42に登録しておくことで、上記画像の送信を制限し、上記画像が転送等で不特定多数に回覧されることを防止でき、盗撮行為の抑止の効果も得られる。
【0102】
また、上記特定画像検出手段41が上記特定の画像を検出した場合、撮影制御手段44は上記画像の撮影行為者の所有する盗撮防止端末機81に対して制御信号を送信し、上記盗撮防止端末機81の制御部300は上記盗撮防止端末機81の撮影機能を制限する。撮影機能の制限形態としては、撮影を機能を停止することや、撮影解像度を低下させることや、撮影画像に別途警告の表示を上書きすることなどを行っても良い。機能の制限はあらかじめ定めた期間でもよく、特別な解除手続きを行うまで継続しても良い。
【0103】
このように、撮影機能を制限することで、同じ撮影行為者による更なる盗撮行為を防止できるとともに、盗撮行為の抑止の効果も得られる。なお、通信制御手段43及び撮影制御手段44と制御部300は同時に用いても良いし、一方のみでも本発明の効果が得られる。
【0104】
また、付加手段30が付加する情報として、撮影行為者の情報に加えて、撮影又は送信時の時刻や場所の情報を合わせて付加しても良い。場所の情報は、盗撮防止端末機81にGPS等の測位装置を設け、上記測位装置からの情報を得ても良いし、盗撮防止端末機81の送信情報を受信する基地局やアンテナの位置情報を用いて代替しても良い。付加情報に時間や位置情報を加えておくことで、特定画像検出手段41が、同じ撮影行為者が撮影した異なる画像を区別及び特定することが容易になる利点がある。この場合、特定画像情報記憶手段42にも時間や位置の情報を含んだ画像情報を記憶しておく。
【0105】
第2実施形態によれば、上記のような構成の盗撮防止システム又は盗撮防止端末機81により、第1実施形態と同様の効果が得られると同時に、特定画像検出手段41を有することで、すでに撮影された後の画像が、転送等により不特定多数に回覧されることを防止できる利点がある。また、撮影制御手段44が、撮影行為者の所有する盗撮防止端末機81の撮影機能を制限することでも、盗撮行為の防止や抑止効果が得られる。
【0106】
なお、特定画像検出処理部101を省略した構成でも、本発明の効果は得られる。
【0107】
また、付加手段30を、例えば携帯電話等の場合、基地局や中継局、通信センタなどのように盗撮防止端末機81の外部に設けることで、画像に情報を付加する処理に必要な機構や処理プログラムを盗撮防止端末機81に設ける必要がなくなるため、盗撮防止端末機81のコストや消費電力、機器サイズを低減させられる利点がある。また、このような構成にすれば、付加に用いる手法を変更する場合、基地局等で変更するだけでよく、柔軟な処理の切り替えが可能になる利点もある。
【0108】
また、情報抽出手段40を盗撮防止端末機91の外部に設けることで、画像から情報を抽出する処理に必要な機構や処理プログラムを盗撮防止端末機に設ける必要がなくなるため、盗撮防止端末機のコストや消費電力、機器サイズを低減させる利点がある。
【0109】
以上の第1実施形態及び第2実施形態では、付加手段30と情報抽出手段40を共に盗撮防止端末機80,90にそれぞれ設けた場合と、共に盗撮防止端末機81,91外にそれぞれ設けた場合を説明したが、図3のように盗撮防止端末機80と盗撮防止端末機91とを用いた構成の盗撮防止システムや、図4のように盗撮防止端末機81と盗撮防止端末機90を用いた構成の盗撮防止システムでも、第1実施形態及び/又は第2実施形態と同様の効果が得られる。なお、図3では、盗撮防止端末機80と盗撮防止端末機91との間に情報抽出手段40が介在されている。図4では、盗撮防止端末機81と盗撮防止端末機90との間に付加手段30が介在されている。
【0110】
また、上記例では画像を送信する盗撮防止端末機80,81と画像を受信する盗撮防止端末機90,91を異なる盗撮防止端末機として説明したが、画像を送信する盗撮防止端末機の構成と画像を受信する構成の盗撮防止端末機の構成を単一の盗撮防止端末機で有していても良い。
【0111】
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態で説明した「画像」とは、静止画又は動画のいずれの場合も含み、どちらの場合においても同様の効果を得ることが可能である。
【0112】
また、上記盗撮防止端末機が行う盗撮防止処理の一部又は全部は専用の機器で行われても良いし、盗撮防止端末機や基地局等の通信機器やコンピュータに内蔵されるCPUが処理プログラムを実行することによって、行われても良い。
【0113】
また、撮影行為者の情報の画像中の表示位置を、画像に応じて変更するようにしてもよい。
【0114】
図5では、撮影行為者の情報を、提示手段60により、画像の下に表示しているが、画像に応じて表示位置を提示手段60により変えるようにしても良い。例えば、画像の周辺部のうち、画素の色や輝度が均一な領域を自動的に選択し、表示しても良い。色や輝度が均一な領域は背景である可能性の高く、情報を表示しても画像の視認性を低下させにくい効果がある。色や輝度が均一な領域の検出はエッジフィルタの出力などを用いて判定することができる。
【0115】
また、画像の送信以外の場合も含めて、画像に情報を付加するようにしてもよい。図15に、このような動作を行わせるための盗撮防止システム及び盗撮防止端末機80Aのブロック図を示す。図1の盗撮防止端末機80では、撮影行為者の情報付加は画像の送信前に行う場合を説明したが、図15のように、盗撮防止端末機80A内でかつ撮影装置10と付加手段30との間に内部メモリ11を設けて、撮影装置10で撮影した画像情報を内部メモリ11に記憶させて盗撮防止端末機80A内で保持する場合には、撮影行為者の情報を付加しなくてもよい。送信手段71は、付加手段30に入力側が接続されたメモリカードライタ710と、付加手段30に入力側が接続された赤外線送信部712と、付加手段30に入力側が接続された電波送信部713と、付加手段30に入力側が接続された有線接続部714とより構成され、かつ、メモリカードライタ710に出力側が接続可能なメモリカード711とを盗撮防止端末機80Aに対して着脱可能に装着している。内部メモリ11に保持した画像をメモリカードライタ710を通じてメモリカード711に書き込む場合や、赤外線送信部712にて盗撮防止端末機80A外に赤外線で送信する場合や、電波送信部713で盗撮防止端末機80A外に電波で送信する場合や、有線接続部714で盗撮防止端末機80A外に有線で送信する場合には、送信前に付加手段30において撮影行為者の情報等を画像に付加することで、本発明の効果が得られる。
【0116】
また、図16及び図17に示されるように、画像送信側の盗撮防止端末機80Bに、上記撮影装置10で撮影された画像内で送信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段12と、上記画像判定手段12による画像判定検出の結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には画像送信を不可と判定するとともに上記対象が上記画像中に無い場合には画像送信を許可と判定する送信判定手段13とを備えるようにしてもよい。
【0117】
図16は、図1の画像送信を行う盗撮防止端末機80に、画像判定手段12と、送信判定手段13と、判定提示部14と、入力装置301の一例としての機能するユーザ入力部15とを設けた盗撮防止端末機80Bの例を示す。画像判定手段12は、撮影装置10に接続されて撮影装置10で撮影された画像情報が入力される。送信判定手段13は、撮影装置10と画像判定手段12とユーザ入力部15と情報取得手段21とが入力側に接続されかつ判定提示部14が出力側に接続されて、撮影装置10からの撮影画像情報と、画像判定手段12の画像判定結果と、ユーザ入力部15からのユーザ入力情報と、情報取得手段21からの情報とに基づいて、上記撮影された画像の送信の可否について判定する。判定提示部14は、送信判定手段13での判定結果を表示装置302の画面などに提示する。ユーザ入力部15は、ユーザからの入力情報を送信判定手段13に入力する。情報取得手段21により取得された情報も送信判定手段13に入力する。これらの手段及び装置及び入力部などはすべて制御部300により動作制御されている。他の構成要素ならびに基本的な動作は、図1の盗撮防止端末機80と同じであるため、ここでは説明を省略するが、異なる点のみ、説明する。
【0118】
すなわち、制御部300の制御の下に、画像判定手段12が、撮像装置10で撮像した画像に、あらかじめ定めた対象が存在するか否かを判定する。あらかじめ定めた対象としては、盗撮やプライバシー侵害、公序良俗に反する画像の可能性がある対象であって、送信規制対象、言い換えれば、送信不可対象とする。この対象としては、例えば人や顔、身体の一部、紙幣、有価証券などを対象とする。また、人や顔の場合はその数を数えることで人数も検出する。人、顔、紙幣、有価証券などの画像からの画像判定手段12による検出は、画像判定手段12に接続されるメモリに、典型的な画像をテンプレート画像としてあらかじめ登録しておき、これを画像判定手段12による画像判定の際に利用することで、テンプレートマッチング等の画像認識処理を用いて実現できる。
【0119】
一方、送信判定手段13は、上記画像判定手段12の判定結果及び情報取得手段21が取得した情報に基づいて、上記撮影装置10で撮影した画像の送信の可否を判定する。判定基準としては、あらかじめ登録した対象が1つでも写っていると上記画像判定手段12により判定されている場合は否認するようにしても良いし、人や顔であれば一人であると上記画像判定手段12により判定されていれば送信を否認し、複数人であると上記画像判定手段12により判定されていれば送信可能としても良い。また、送信判定手段13は、情報取得手段21のGPSやアンテナから得た撮影位置の情報及びカレンダや時計の日時を用いて、夏季のプールや海水浴場などの場所で人を写している場合であると上記画像判定手段12により判定されているときは否認するように、上記撮影位置と日時と対象を組合わせて送信判定するようにしてもよい。
【0120】
画像送信が可能と送信判定手段13により判定された場合には、送信手段71で上記画像を送信する。一方、画像送信が送信判定手段13により否定された場合には、画像に不適切な対象が写っている可能性があることを、ユーザに判定提示部14により提示する。提示は、表示装置302の画面上に表示された文字や、別途、盗撮防止端末機80Bに設けられて制御部300の動作制御されるスピーカーからの音声などを用いて行う。次に、ユーザ入力部15は、送信判定手段13により判定された判定結果に対して、画像送信の可否をユーザに問い合わせ、ユーザ入力部15としてのキーボード使用によるキー入力やマイク使用による音声入力によって、画像の送信の可否をユーザより得る。画像の送信の可否を得た結果、ユーザの回答が送信許可と送信判定手段13により判定された場合には、撮影行為者の情報と送信者情報を画像に付加して、画像を送信手段71により送信する。一方、ユーザの回答が送信否認と送信判定手段13により判定された場合には、画像の送信を中止する。このような構成にすれば、画像判定手段12による画像判定の結果や情報取得手段21が得た情報のみで画像送信の可否を判定した送信判定手段13の判定結果により、画像送信の可否を最終的に決定するのではなく、ユーザの意思を反映させることができる。また、このような構成にすれば、画像判定手段12による画像判定に誤りが生じる場合にでも、画像の送信を可能とする。
【0121】
ここで、送信判定手段13が送信判定を行い、その結果を判定提示部14がユーザに提示することで、盗撮やプライバシー侵害、公序良俗に反する画像を撮影することを抑制する効果がある。
【0122】
図17に、制御部300の制御下での、画像判定手段12を設けた盗撮防止端末機80Bでの画像送信処理の流れを示す。最初に撮影装置10で画像を撮影する(ステップG21)。次に、撮影行為者の情報及び送信者情報を情報取得手段21により取得する(ステップG22)。次に、撮影装置10で撮影した画像内に、あらかじめ定めた対象が存在するか否か、存在する場合にはその数の検出を画像判定手段12により行う(ステップG23)。ステップG23の検出結果及び情報取得手段21で得た撮影場所や日時の情報があらかじめ定めた基準を満たすか否か送信判定手段13により判定する(ステップG24)。あらかじめ定める基準としては、人や顔、身体の一部、紙幣や有価証券などが写っていないことや、人や顔の場合は複数名写っていることや、撮影の日時や場所が指定の時間や場所と異なることなどを基準とする。上記基準を満たすと送信判定手段13により判定された場合には、画像を送信手段71で送信する(ステップG28)。上記基準を満たしていないと送信判定手段13により判定された場合には、撮影画像が基準に満たない為、画像に不適切な対象が写っている可能性があることをユーザに対して判定提示部14により提示する(ステップG25)。次に、ユーザに対して、表示装置302などにより、画像送信の可否を問い合わせ(ステップG26)、ユーザ入力部15から入力されたユーザの回答を送信判定手段13により判定する(ステップG27)。ユーザの回答が送信許可と送信判定手段13により判定された場合には、撮影行為者の情報と送信者情報を画像に付加して、画像を送信手段71により送信する(ステップG29)。ユーザの回答が送信否認と送信判定手段13により判定された場合には、画像の送信を中止する(ステップG210)。
【0123】
このように画像判定手段12及び送信判定手段13を設けることで、盗撮などの不適切な撮影行為ならびに盗撮画像などの送信行為そのものを直接防止できるという効果が得られる。従って、撮影行為者が意図せず、不適切な対象を撮影してしまうことを防止することなどが可能となる。
【0124】
また、図18及び図19に示されるように、画像受信側の盗撮防止端末機90Bに、上記受信された画像内で受信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段51と、上記画像判定手段51による画像判定結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には上記受信された画像を表示しないとともに上記対象が上記画像中に無い場合には上記受信された画像を表示する表示制御手段52とを備えるようにしてもよい。
【0125】
図18は、図1の画像受信を行う盗撮防止端末機90に、画像判定手段51と、表示制御手段52と、判定提示部53と、入力装置401の一例としての機能するユーザ入力部54とを設けた盗撮防止端末機90Bの例を示す。画像判定手段51は、受信手段72に接続されて、受信手段72で受信された画像情報が入力される。表示制御手段52は、画像判定手段51と情報抽出手段40とユーザ入力部54とが入力側に接続されかつ判定提示部53と提示手段60と表示手段50とが出力側に接続されて、画像判定手段51の画像判定結果と、ユーザ入力部54からのユーザ入力情報と、情報取得手段40からの情報とに基づいて、上記受信された画像を表示又は表示不可に制御する。判定提示部53は、表示制御手段52での表示制御結果を表示装置50の画面などに提示する。ユーザ入力部54は、ユーザからの入力情報を表示制御手段52に入力する。情報抽出手段40により抽出された情報も表示制御手段52に入力する。これらの手段及び装置及び入力部などはすべて制御部400により動作制御されている。他の構成要素ならびに基本的な動作は、図1の盗撮防止端末機90と同じであるため、ここでは説明を省略するが、異なる点のみ、説明する。
【0126】
すなわち、制御部300の制御の下に、画像判定手段51が、受信手段72で受信された画像に、あらかじめ定めた対象が存在するか否かを判定する。あらかじめ定めた対象としては、図16の画像送信側の盗撮防止端末機80Bの画像判定手段12の場合と同様であって、送信規制対象、言い換えれば、送信不可対象、さらに言い換えれば、受信規制対象又は受信不可対象である。なお、人、顔、紙幣、有価証券などの画像からの画像判定手段51による検出は、画像判定手段12と同様に画像判定手段51に接続されるメモリに、典型的な画像をテンプレート画像としてあらかじめ登録しておき、これを画像判定手段51による画像判定の際に利用することで、テンプレートマッチング等の画像認識処理を用いて実現できる。
【0127】
表示制御手段52は、上記画像判定手段51の判定結果及び情報抽出手段40が抽出して取得した情報に基づいて、上記受信した画像の表示の可否を判定して、表示動作を制御する。判定基準は、図16の画像送信側の盗撮防止端末機80Bの場合と同様である。
【0128】
画像表示が可能と表示制御手段52により判断した場合には、表示装置50が画像を表示する。一方、表示制御手段52により画像表示が否定された場合には、判定提示部53がユーザに画像に不適切な対象が写っている可能性があることを提示する。提示は、表示装置302の画面上に表示された文字や、別途、盗撮防止端末機90Bに設けられて制御部400の動作制御されるスピーカーからの音声などを用いて行う。次に、ユーザ入力部54は、表示制御手段52により判定された判定結果に対して、画像表示の可否をユーザに問い合わせ、ユーザ入力部54としてのキーボード使用によるキー入力やマイク使用による音声入力によって、画像の表示の可否をユーザより得る。画像の表示の可否を得た結果、ユーザの回答が表示許可と表示制御手段52により判定された場合には、撮影行為者の情報と送信者情報を画像に付加して、画像を表示装置50により表示する。一方、ユーザの回答が表示否認と表示制御手段52により判定された場合には、画像の表示を中止する。このような構成にすれば、画像判定手段51による画像判定の結果や情報抽出手段40が得た情報のみで画像表示の可否を判定した表示制御手段52の判定結果により、画像表示の可否を最終的に決定するのではなく、ユーザの意思を反映させることができる。また、このような構成にすれば、画像判定手段51による画像判定に誤りが生じる場合にでも、画像の表示を可能とする。
【0129】
ここで、表示制御手段52が表示判定を行い、その結果が判定提示部53によって受信ユーザに提示されることになるため、撮影行為者及び画像の送信者に対して盗撮やプライバシー侵害、公序良俗に反する画像を撮影することを抑制する効果がある。
【0130】
図19に、制御部400の制御下での、画像判定手段51を設けた盗撮防止端末機90Bでの画像受信処理の流れを示す。最初に、受信手段72で画像を受信する(ステップH21)。次に、先に述べたように、撮影行為者の情報及び送信者情報を情報抽出手段40により画像から抽出取得する(ステップH22)。次に、受信した画像内に、あらかじめ定めた対象が存在するか否か、存在する場合にはその数の検出を画像判定手段51により行う(ステップH23)。ステップH23の検出結果及び情報抽出手段40で得た撮影場所や日時の情報があらかじめ定めた基準を満たすか否か表示制御手段52により判定する(ステップH24)。あらかじめ定める基準は、図17の場合と同様である。上記基準を満たすと表示制御手段52により判定された場合には、画像を表示装置50で表示する(ステップH28)。上記基準を満たしていないと表示制御手段52により判定された場合には、受信画像が基準に満たない為、受信画像に不適切な対象が写っている可能性があることをユーザに対して提示手段60により提示する(ステップH25)。次に、ユーザに対して、表示装置50などにより、画像表示の可否を問い合わせ(ステップH26)、ユーザ入力部54から入力されたユーザの回答を表示制御手段52により判定する(ステップH27)。ユーザの回答が表示許可と表示制御手段52により判定された場合には、画像に合せて撮影行為者の情報と送信者情報とを表示装置50で表示する(ステップH29)。ユーザの回答が表示否認と表示制御手段52により判定された場合には、画像の表示を中止する(ステップH210)。
【0131】
このように画像判定手段51及び表示制御手段52を設けることで、盗撮画像などの不適切な画像の受信や表示を防止することで盗撮画像の拡散を直接的に防止できるという効果が得られる。
【0132】
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
【0133】
【発明の効果】
このように本発明によれば、撮影行為者の情報を画像に付加して送信し、受信した画像を表示する際に撮影行為者の情報が提示されることにより、盗撮画像のように望ましくない画像を他者に送信すると、同時に撮影行為者の情報も送信する為、主に他者への送信や回覧を目的とした盗撮行為を抑止する効果が得られる。このとき、被撮影者からカメラの存在が分かりにくい場合や観光地のように無関係なカメラが多く、タリーランプや盗撮カメラ検出が有効に働きにくい場合にでも、盗撮行為及び盗撮画像の送信・回覧を抑止する効果がある。また、画像に撮影行為者の情報を付加しているため、画像の受信者が更に異なる送信先に画像を転送した場合にでも、撮影行為者の情報も合せて送信されるため、携帯電話網とインターネットのように異種の通信網間で盗撮写真が拡散することについても抑止力が働く効果がある。
【0134】
また、特定画像検出手段を有することで、すでに撮影された後の画像が、転送等により不特定多数に回覧されることを防止できる利点がある。また、撮影制御手段が、撮影行為者の所有する盗撮防止端末機の撮影機能を制限することでも、盗撮行為の防止や抑止効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の構成図である。
【図3】本発明の第1及び第2実施形態の組み合わせにかかる盗撮防止システムの構成図である。
【図4】本発明の第1及び第2実施形態の別の組み合わせにかかる盗撮防止システムの構成図である。
【図5】本発明の第1及び第2実施形態にかかる提示手段の提示例を示す図である。
【図6】本発明の第1及び第2実施形態の変形例にかかる提示手段の提示例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の情報取得手段の構成図の一例である。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の上記付加手段の具体的な構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の上記付加手段の別の具体的な構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の上記付加手段のさらに別の具体的な構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機の撮影装置による撮影開始時に撮影行為者の情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機における画像送信時に送信者情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機における特定画像検出時の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1実施形態にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機における受信側の盗撮防止端末機において撮影行為者の情報を提示する処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1実施形態の変形例にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機において画像に情報を付加する盗撮防止システム及び盗撮防止端末機のブロック図である。
【図16】本発明の第1実施形態の変形例にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機において画像送信側の盗撮防止端末機に画像判定手段と送信判定手段などを備える構成のブロック図である。
【図17】図16の上記盗撮防止端末機での画像送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第1実施形態の変形例にかかる盗撮防止システム及び盗撮防止端末機において画像受信側の盗撮防止端末機に画像判定手段と表示制御手段などを備える構成のブロック図である。
【図19】図18の上記盗撮防止端末機での画像受信処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影装置
11 内部メモリ
12 画像判定手段
13 送信判定手段
14 判定提示部
15 ユーザ入力部
21 情報取得手段
21A 操作者認証部
21B 操作者情報記録部
21C 操作者情報記憶部
21D 時計
21E カレンダ
21F GPS
21G アンテナ
21H カメラ
21I マイク
21J スキャナ
21K キーボード
21L カードリーダ又はRFタグリーダ
30 付加手段
31 ヘッダ書込み部
32 ヘッダ情報作成部
33 画像書込み部
34 書込みデータ作成部
35 電子透かし書込み部
36 書込みデータ作成部
40 情報抽出手段
41 特定画像検出手段
42 特定画像情報記憶手段
43 通信制御手段
44 撮影制御手段
50 表示装置
51 画像判定手段
52 表示制御手段
53 判定提示部
54 ユーザ入力部
60 提示手段
61 通知手段
71 送信手段
72 受信手段
80,80A,80B 盗撮防止端末機
81 盗撮防止端末機
90,90B 盗撮防止端末機
91 盗撮防止端末機
100 被撮影者
101 特定画像検出処理部
300,400 制御部
301,401 入力装置
302 出力装置
710 メモリカードライタ
711 メモリカード
712 赤外線送信部
713 電波送信部
714 有線接続部

Claims (12)

  1. 画像を撮影する撮影装置(10)と、
    上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段(21)と、
    上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段(30)と、
    上記付加手段により上記画像に付加された上記撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段(40)と、
    上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を表示する表示装置(50)と、
    上記情報抽出手段により抽出した上記撮影行為者の情報を提示する提示手段(60)とを備える盗撮防止システム。
  2. 上記情報抽出手段が、画像通信制限対象の撮影行為者の情報を抽出した場合、上記表示装置が正常に上記画像を取得しないように制御する通信制御手段(43)をさらに備える請求項1に記載の盗撮防止システム。
  3. 上記情報抽出手段が画像撮影機能制限対象の撮影行為者の情報を抽出した場合、上記撮影装置の画像撮影機能を制限する撮影制御手段(44)をさらに備える請求項1に記載の盗撮防止システム。
  4. 画像を撮影する撮影装置(10)と、
    上記撮影装置により撮影された上記画像の撮影行為者の情報を取得する情報取得手段(21)と、
    上記情報取得手段により取得された上記撮影行為者の情報を上記画像に付加する付加手段(30)と、
    上記付加手段により上記撮影行為者の情報が付加された上記画像を送信する送信手段(71)とを備える盗撮防止端末機。
  5. 上記情報取得手段が、上記撮影行為者を認証し、上記認証結果から上記撮影行為者の情報を取得する請求項4に記載の盗撮防止端末機。
  6. 上記情報取得手段が、上記撮影行為者の情報を取得できない場合、上記撮影装置の撮影機能を制限する請求項4又は5に記載の盗撮防止端末機。
  7. 上記付加手段が、上記撮影行為者の情報を電子透かしとして上記画像に付加する請求項4〜6のいずれか1つに記載の盗撮防止端末機。
  8. 画像情報を受信する受信手段(72)と、
    上記受信手段により受信した上記画像に付加された撮影行為者の情報を抽出する情報抽出手段(40)と、
    上記受信手段により受信した上記画像を表示する表示装置(50)と、
    上記情報抽出手段が抽出した上記撮影行為者の情報を、上記画像の表示に合せて提示するする提示手段(60)とを備える盗撮防止端末機。
  9. 上記受信手段が送信者の情報を受信し、上記撮影行為者の情報と上記送信者の情報とに基づき上記撮影行為者と上記送信者が異なる場合に、上記提示手段が上記撮影行為者の情報を提示する請求項8に記載の盗撮防止端末機。
  10. 上記受信手段が受信した上記画像を、上記画像の送信者又は上記画像の撮影行為者とは異なる送信先に送信する場合に画像を転送することを通知する通知手段(61)をさらに備える請求項8に記載の盗撮防止端末機。
  11. 上記画像内で送信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段(12)と、上記画像判定手段による画像判定結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には画像送信を不可と判定するとともに上記対象が上記画像中に無い場合には画像送信を許可と判定する送信判定手段(13)とを備える請求項4に記載の盗撮防止端末機。
  12. 上記受信された画像内で受信規制対象の有無を検出して画像判定する画像判定手段(51)と、上記画像判定手段による画像判定結果に基づき上記対象が上記画像中に有る場合には上記受信された画像を表示しないとともに上記対象が上記画像中に無い場合には上記受信された画像を表示する表示制御手段(52)とを備える請求項8に記載の盗撮防止端末機。
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