JP2011089269A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを押さえる押え棒をバッテリの上方で着脱させるように構成することで、バッテリ設置空間の省スペース化を図る。
【解決手段】ボンネット2内にバッテリ3を保持するバッテリ設置装置4を備えた作業機であって、バッテリ設置装置4は、バッテリ3を載置する載置台5と、この載置台5の両端部から立設する一対の支持棒6と、この各支持棒6の上端部間で且つバッテリ3の液注入孔用キャップ7の両側に配置される一対の押え棒8と、この押え棒8の各端部を上方から押さえるために支持棒6の上端部に取付可能な押え板9とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボンネット内にバッテリを保持するバッテリ設置装置を備えた作業機に関する。
従来、バッテリをタンクルーム内に配置した旋回作業機が知られている。
この旋回作業機は、運転席の後方下部側にエンジンを配置するエンジンルームを設け、運転席の左右一方側に前記エンジンルームと連通するタンクルームを設け、このタンクルームにバッテリを設けており、前記タンクルーム内にバッテリを載置するバッテリ設置装置を有している。このバッテリ設置装置は、バッテリの外方上部に嵌合したアングル材を、斜めにわたされた棒状の係合部材で載置台に連結する固定具によって、載置台に固定している(特許文献1参照)。
特開2007−231636号公報
しかしながら、上記従来の旋回作業機は、斜めに配置された係合部材が、バッテリの外側縁から外方へ突出しているため、バッテリの外側方に余計なスペースを必要とする(特許文献1の図2、3参照)。
本発明は、このような点に鑑みて、バッテリを押さえる押え棒をバッテリの上方で着脱させるように構成することで、バッテリ設置装置がバッテリ外側縁から外側方へ突出することをなくし、バッテリ設置空間の省スペース化を図った作業機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、以下の技術的手段を採用した。
第1に、ボンネット2内にバッテリ3を保持するバッテリ設置装置4を備えた作業機であって、
前記バッテリ設置装置4は、前記バッテリ3を載置する載置台5と、この載置台5の両端部から立設する一対の支持棒6と、この各支持棒6の上端部間で且つ前記バッテリ3の液注入孔用キャップ7の両側に配置される一対の押え棒8と、この押え棒8の各端部を上方から押さえるために前記支持棒6の上端部に取付可能な押え板9とを有していることを特徴とする。
第2に、前記押え板9は、一側部に一方の押え棒8の一端を連結し、他側部に他方の押え棒8の一端を押さえる係合部10を形成し、
前記一方の押え棒8の他端側から樹脂チューブ11を嵌合していることを特徴とする。
第3に、前記ボンネット2内に、エンジン12と、ラジエータ13と、このラジエータ13の風吸込側13Aに設けられたオイルクーラ14とを有していて、
前記バッテリ設置装置4を、前記バッテリ3がオイルクーラ14の下方でラジエータ13の風吸込側13Aに近接する位置に設けていることを特徴とする。
これらの特徴により、バッテリ3の液注入孔用キャップ7の両側に配置される押え棒8と、この押え棒8をバッテリ3の上方から押さえるために、載置台5から立設する支持棒6に取付可能な押え板9とを有することで、バッテリ3をバッテリ設置装置4によって強固に保持しながら、バッテリ設置装置4がバッテリ3の外側縁からはみ出すことがないため、バッテリ3の外側方に余計なスペースを設けることなくバッテリ3を設置することが可能となる。
また、押え板9の一側部に一方の押え棒8を連結し、他側部に他方の押え棒8を押さえる係合部10を形成して、押え棒8及び押え板9を一度に取付け可能とすることで設置の容易化を図りながら、前記一方の押え棒8の他端から絶縁用の樹脂チューブ11を嵌合することが可能となり、押え棒8を安価に絶縁できる。
さらに、ボンネット2内でバッテリ3がオイルクーラ14の下方でラジエータ13の風吸込側13Aに近接する位置にバッテリ設置装置4を設けることで、バッテリ3を冷却可能となると同時に、バッテリ3とオイルクーラ14とのオーバラップによってさらなる省スペース化を図ることができる。
本発明によると、バッテリの上方で着脱可能な押え棒を設けることで、バッテリ設置装置におけるバッテリ外側縁からの外方突出をなくし、バッテリ設置スペースを小さくすることができる。
本発明に係る作業機のバッテリ設置装置の斜視図である。 バッテリ設置装置の平面図である。 バッテリ設置装置の側面図である。 バッテリ設置装置の背面図である。 作業機の左側面図である。 作業機の旋回フレームの平面図である。 バッテリ設置装置の使用態様を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜7には、本発明に係る作業機(旋回作業機)1が示されている。
図5において、旋回作業機1は、左右一対のクローラ走行体21を有する走行装置22の上部に、旋回ベアリング23を介して上下方向の旋回軸心X廻りに回動自在に旋回台24を搭載したものとなっている。また、走行装置22の前部にはドーザ25が設けられ、旋回台24の上部には運転席や操縦レバー等を取り囲むキャビン26が、旋回台24の前端部には掘削装置27が設けられている。
この掘削装置27は、旋回台24の前部に上下軸廻りに揺動自在に支持されたスイングブラケット28と、このスイングブラケット28に左右軸廻りに揺動自在に支持されたブーム29と、このブーム29の先端部に左右軸廻りに揺動自在に連結されたアーム30と、このアーム30の先端部に左右軸廻りに揺動自在に連結されたバケット31とを備えている。
ブーム29は、旋回台24との間に介装されたブームシリンダ32により上下に揺動駆動されている。アーム30は、ブーム29との間に介装されたアームシリンダ33により揺動駆動され、バケット31は、アーム30との間に介装されたバケットシリンダ34により掻き込み揺動駆動される。
前記旋回台24は、図5、6に示すように、骨格となる旋回フレーム35と、この旋回フレーム35の後部に取付固定された後部プロテクタ36と、この後部プロテクタ36の左右両側に設けられた左右一対の側部プロテクタ37L、37Rとを有している。これらの後部プロテクタ36及び側部プロテクタ37L、37Rによって旋回台24の後部が構成されている。この旋回台24の後部には、後述するボンネット2、仕切壁42、立上り壁46及び旋回基板40によって囲まれたエンジンルーム38が形成されていて、このエンジンルーム38の内部にはエンジン12が配備されている。
また、旋回台24は、左右側面の前後方向中途部から前面までを覆うフロントカバー体39を備えている。
前記旋回フレーム35は、旋回台24の底壁を構成する板材からなり且つ後部にエンジン12を搭載する旋回基板40と、この旋回基板40の前端部に前方突出状に設けられて掘削装置27のスイングブラケット28を支持する支持ブラケット41と、前記エンジン12の前方で前後に仕切るように旋回基板40から立設した仕切壁42と、旋回基板40上で支持ブラケット41と仕切壁42とを連結する左右一対の縦リブ43L、43Rとを有している。
旋回基板40は、前部側とその後側とで前板部44と後板部45とに分割されている。
前板部44の後部は、前記仕切壁42より後方突出している。
後板部45は、前板部44よりも薄板で形成され、前板部44と上面が面一になるように接合固着されている。後板部45の後端から屈曲して立上がり形成された立上り壁46が設けられ、後板部45上で前記仕切壁42と立上り壁46とを連結する左右一対の縦壁47L、47Rが突設されている。なお、左の縦壁47Lの左方では、後述の取付杆56によって仕切壁42と立上り壁46とが連結されている。
この左右縦壁47L、47Rの前部は、後板部45よりも前方に突出しており、前板部44の後部と仕切壁42とに固着されている。左右縦壁47L、47Rの後端が立上り壁46に固着されている。
左右一対の縦壁47L、47Rの前後方向両端部にエンジン取付部48が形成され、前側のエンジン取付部48の前端は仕切壁42に固着され、後側のエンジン取付部48の後端は立上り壁46に固着されている。
前記左右の縦リブ43L、43Rは前部側が支持ブラケット41から後方に向けて互いにハの字状に広がり、後部側が互いに平行になって後方に延出され、後端が仕切壁42に溶接等により固着されている。
なお、左縦リブ43Lの後端の仕切壁42への連結部と、左縦壁47Lのエンジン取付部48の仕切壁42への固着部とは左右方向でオーバラップされている。一方、右縦リブ43Rの後端の仕切壁42への連結部と、右縦壁47Rのエンジン取付部48の仕切壁42への固着部とは左右方向でオーバラップされている
図6に示す如く、旋回フレーム35は、仕切壁42前方に燃料タンク49、作動油タンク50、コントロールバルブ51等を搭載している。なお、コントロールバルブ51は、旋回作業機1に設けられた走行装置22、掘削装置27等の各種油圧機器を制御する制御バルブを連接してなる。
旋回フレーム35の後上部にはエンジン12を覆うボンネット2が設けられている。
このボンネット2は、エンジン12の後上方を覆うように前記後部プロテクタ36の上方に配置されたボンネット後部52と、このボンネット後部52の左右側方でエンジン12の側方を覆う左右一対のボンネット側部53L、53Rと、この左右ボンネット側部53L、53Rの前上方で前記キャビン26とエンジンルーム38とを仕切るボンネット前部54とを備えている。
なお、ボンネット後部52は、前端に設けられた左右軸廻りに上方開放自在に支持されている。また、左右のボンネット側部53L、53Rは、前述した左右側部プロテクタ37L、37Rの上端にそれぞれ連接されている。左側のボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lは、仕切壁42の左端に設けられた枢支部55を介して一体的に左右外方へ上下軸廻りに開放自在にとされ、後述するラジエータ13、オイルクーラ14、バッテリ3の点検や着脱を可能にしている(図1参照)。
なお、左側のボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lを閉じた際に、左側の側部プロテクタ37Lは、バッテリ3の左右外側方(左方)に位置し、バッテリ3左右外側面(左面)と近接状態となる。また、左側の側部プロテクタ37Lの内面には所定肉厚を持つクッション材37aが貼り付けられており、このクッション材37aの内面は側部プロテクタ37Lの閉塞時にバッテリ3の左右外側面(左面)と当接可能となっている。
前記仕切壁42の左端部と立上り壁46の左端部との間には、背面視で略L字形の取付杆56が前後にわたって連結固定されている。この取付杆56には、ラジエータ13を取り付けるラジエータ取付台57と、バッテリ3を保持するバッテリ設置装置4とが、ボルト等の締結具で固定されている。
ラジエータ取付台57は、ラジエータ13の底面を受け持つように配設された背面視で略L字形の部材であり、ラジエータ取付台57上のラジエータ13は、エンジン12の左右外方(左方)に位置するように配備される。また、ラジエータ13の風吸込側(つまり左外側方)13Aの上方寄りに、オイルクーラ14が取付具14aを介して取付固定されている。
よって、ラジエータファン(図示省略)によって吸い込まれる風によって、オイルクーラ14を冷却することができる。
また、オイルクーラ14の下方では、バッテリ3がラジエータ13の風吸込側13Aに近接するような位置に、前記バッテリ設置装置4が設けられている。
バッテリ3は、略直方体であって、バッテリ3長手方向(前後方向)の両端における上面に正負の電源端子3aが設けられ、バッテリ液を補充するための複数の液注入孔と、これらの液注入孔を開閉し且つ上方突出した略円柱状の液注入孔用キャップ7とが、長手方向全長にわたって複数(本実施形態では6つ)備えられている。
バッテリ設置装置4は、取付杆56に固定された縦板部材58と、この縦板部材58の左右外方(左方)側に設けられ且つバッテリ3を載置する載置台5と、この載置台5の両端部から立設する一対の支持棒6と、この各支持棒6の上端部間に配置される一対の押え棒8と、この押え棒8の各端部を上方から押さえるために支持棒6の上端部に取付可能な押え板9とを有している。
縦板部材58は、上端部が取付杆56の左外面に取り付けられ且つ下端部が旋回フレーム35まで垂下した板状体であって、左側面下端部から左外方に載置台5が延設されている。
載置台5は、略矩形状の底板5aと、この底板5aの前後端部からそれぞれ上方に延設された略矩形状の側板5bとを有した側面視で略コ字状の部材である。載置台5の底板5a上にはバッテリ3が長手方向を前後方向に沿わせて載置されていて、前後の側板5bは、バッテリ3の前後面に沿ってそれぞれ立設している。
載置台5の左右幅は、バッテリ3の短手方向長さよりも幅狭に形成されており、バッテリ3の外側縁から左外方へはみ出すことはない。
支持棒6は、載置台5における前後の側板5bからそれぞれ上方へ延びた棒状体であって、支持棒6の下端部が側板5bの左右方向中央部に溶接等によって固着されている。支持棒6は、バッテリ3の前後面に沿ってバッテリ3の上面よりも上方まで延設されている。
支持棒6の上端部は、雄ねじが形成されており、この雄ねじに螺合するナット等の固定具59によって、前記押え棒8及び押え板9が固定される。
押え棒8は、一対の棒状体(以下、「一方の押え棒8A」、「他方の押え棒8B」とする)であって、バッテリ3の上面で前記液注入孔用キャップ7の並び方向(前後方向)に沿って液注入孔用キャップ7を左右両側から挟み且つバッテリ3上面を上方から押さえるようにそれぞれ配置されている。各押え棒8A、8Bは、両端が平面視でバッテリ3から前後に突出するように、バッテリ3の前後長さよりも長く設定されている。
押え板9は、一対の板部材(以下、「一方の押え板9A」、「他方の押え板9B」とする)であって、各押え板9A、9Bは、平面視で略矩形の平板部材60を有しており、この平板部材60の一側部には押え棒8A、8Bの一端が連結固定されている。各押え板9A、9Bは、平板部材60の他側部(他端)から下方に延設した突片部材61とを有しており、全体として側面視で略L字形となっている。
平板部材60の長手方向中央部には、前記押え棒8A、8Bを挿通させる挿通孔62が設けられている。また、平板部材60は、各液注入孔用キャップ7の左右両側に配置された一対の押え棒8A、8B間をわたらせるのに十分である長さ、つまり、液注入孔用キャップ7の直径と押え棒8A、8Bの直径2本分とを足した長さよりも長く設定されている。
したがって、一方の押え板9Aが各液注入孔用キャップ7の左右両側に配置された一対の押え棒8A、8Bの両端上に配置された際には、平板部材60の一側部が一方の押え棒8Aの一端に連結され、平板部材60の他端部下面と突片部材61の内側面とで、他方の押え棒8Bの一端を押さえることとなる(つまり、平板部材60の他端部下面と突片部材61の内側面とで、他方の押え棒8Bの一端を押さえる係合部10が構成されている)。
また、他方の押え板9Bについては、平板部材60の一側部が他方の押え棒8Bの他端に連結され、平板部材60の他端部に一方の押え棒8Aの他端を押さえる係合部10が形成されている。
つまり、一方の押え棒8A及び押え板9Aと、他方の押え棒8B及び押え板9Bとは同一形状になっており、同一のものを左右対向配置している。
なお、各押え棒8は、一端側に押え板9が連結されているが、他端側は自由端となっている。よって、押え棒8の他端側から絶縁用の樹脂チューブ11を嵌合することが可能となっており、バッテリ3の上面を押さえて保持する部材を簡単に樹脂コーティングできる。これにより、バッテリ3の設置及び取外し時において、押え棒8がバッテリ3の電源端子3aに直接触れることを防ぎ、押え棒8の安価な絶縁が可能となる。
本発明に係る旋回作業機1におけるバッテリ設置装置4の使用態様について説明する。
バッテリ3を旋回作業機1に設置する際には、まず、左側のボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lを開く。
そして、バッテリ3の内側面(右面)が縦板部材58の外側面(左面)に略当接(可及的に近接)するように、載置台5上にバッテリ3を載せる。そして、載置したバッテリ3の真上から、複数の液注入孔用キャップ7が並んだ方向に沿うように、液注入孔用キャップ7の左右両側に各押え棒8を配置する。
図7に示すように、このとき、各押え棒8は、押え板9の係合部10が互いに押え棒8の端部を上方から押さえ且つ押え棒8が左右外方へ移動することを規制する位置に配置できる。また、互いを係合させた状態で押え板9の挿通孔62に支持棒6を挿通させることも可能となっている。つまり、押え棒8及び押え板9を一度に取付け可能となり、バッテリ3の設置が容易となる。
なお、従前のバッテリ3が保持されている場合は、支持棒6から押え棒8及び押え板9を取り外し、従前のバッテリ3を載置台5から取り除いた後、上記手順で新たなバッテリ3を載置する。
次に、押え板9の挿通孔62から上方へ突き出た支持棒6の上端部に固定具59を螺合させ、押え棒8及び押え板9でバッテリ3の上面は上方から押さえ付けられ、バッテリ3はバッテリ設置装置4に保持される。バッテリ3を保持した後、左側のボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lを閉じることができる。
このようにバッテリ3をバッテリ設置装置4に強固に保持できると同時に、支持棒6、押え棒8及び押え板9はバッテリ3の左側縁よりも左外側方へはみ出すことがないため、バッテリ3の左方側に余計なスペースを設ける必要がない。
したがって、バッテリ3の左面と、閉じた左側の側部プロテクタ37Lの内面とを可及的に近接させることが可能となり、バッテリ3の設置に必要なスペースをできるだけ小さくすることができる。
また、バッテリ3はラジエータ13の風吸込側13Aでオイルクーラ14の下方に配備されることとなるが、バッテリ3とオイルクーラ14とが左右及び前後方向でオーバラップするため、ラジエータ13の風吸込側13Aにバッテリ3及びオイルクーラ14の両方を設置しても左右及び前後方向に嵩張ることはない(つまり、設置空間のさらなる省スペース化が図れる)。
また、ラジエータ13の風吸込側13Aの上下に分散配置されたバッテリ3とオイルクーラ14とを冷却しながら、ラジエータ13とボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lとの間の空間効率を上げることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。作業機1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
作業機1は、旋回作業機に限らず、ボンネット2内部にバッテリ3、ラジエータ13、オイルクーラ14を備えるトラクタや、田植機、コンバインなどであってもよい。
バッテリ設置装置4は、取付杆56を介さずとも、直接仕切壁42、立上り壁46又は旋回基板40に取り付けられていてもよい。
図2、4に示す如く、載置台5の底板5a及び側板5bの一部がバッテリ3の左側面よりも左外方へ突出した部分を設けてもよい。この場合、突出した部分は、ボンネット側部53L及び側部プロテクタ37Lを閉じた際に、側部プロテクタ37L内面のクッション材37aにめり込んでクッション材37aとバッテリ3左面とが当接しうる突出長さに設定されている。
また、載置したバッテリ3と、載置台5又は縦板部材58との間にスペーサ5cを設けてもよい。
押え棒8と押え板9とは連結されていなくてもよく、押え板9の両側部に係合部10を設け、固定具59によって押え棒8及び押え板9をバッテリ3を上方から押さえ付ける構成としてもよい。
なお、固定具59は、ネジ構造でなくとも、支持棒6の上端部に取り付けて押え板9の位置固定可能なものであれば、嵌合、係合や、クリップ等の把持構造を有するものであってもよい。
また、押え板9の平板部材60は、挿通孔62のかわりに、液注入孔用キャップ7側が開口した切欠であってもよく、この場合、固定具59をゆるめるだけで、バッテリ3の長手方向外側方から押え板9を取り付けることができる。
樹脂チューブ11を用いずとも、押え棒8を直接樹脂コーティングして、絶縁するものとしてもよい。
1 作業機(旋回作業機)
2 ボンネット
3 バッテリ
4 バッテリ設置装置
5 載置台
6 支持棒
7 液注入孔用キャップ
8 押え棒
9 押え板
10 係合部
11 樹脂チューブ
12 エンジン
13 ラジエータ
13A ラジエータの風吸込側
14 オイルクーラ

Claims (3)

  1. ボンネット(2)内にバッテリ(3)を保持するバッテリ設置装置(4)を備えた作業機であって、
    前記バッテリ設置装置(4)は、前記バッテリ(3)を載置する載置台(5)と、この載置台(5)の両端部から立設する一対の支持棒(6)と、この各支持棒(6)の上端部間で且つ前記バッテリ(3)の液注入孔用キャップ(7)の両側に配置される一対の押え棒(8)と、この押え棒(8)の各端部を上方から押さえるために前記支持棒(6)の上端部に取付可能な押え板(9)とを有していることを特徴とする作業機。
  2. 前記押え板(9)は、一側部に一方の押え棒(8)の一端を連結し、他側部に他方の押え棒(8)の一端を押さえる係合部(10)を形成し、
    前記一方の押え棒(8)の他端側から樹脂チューブ(11)を嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記ボンネット(2)内に、エンジン(12)と、ラジエータ(13)と、このラジエータ(13)の風吸込側(13A)に設けられたオイルクーラ(14)とを有していて、
    前記バッテリ設置装置(4)を、前記バッテリ(3)がオイルクーラ(14)の下方でラジエータ(13)の風吸込側(13A)に近接する位置に設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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