JP2011088956A - アクリルエラストマー組成物およびその加硫物 - Google Patents

アクリルエラストマー組成物およびその加硫物 Download PDF

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【課題】2次加硫工程を省略し、かつ加工時の流動性および圧縮永久歪み性に優れるアクリルエラストマー組成物を提供する。
【解決手段】アクリルエラストマー組成物は、(A)(a1)アルキルアクリレートおよび/またはアルコキシアルキルアクリレートからなる化合物50〜99.9重量%と、(a2)ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンまたは不飽和カルボン酸のジシクロペンテニル基含有エステルからなる架橋用単量体20.0〜0.1重量%と、(a3)前記(a2)成分および(a3)成分の単量体と共重合可能な共重合性単量体30〜0重量%とからなるアクリル共重合体100重量部に対して、(B)加硫剤として有機過酸化物0.1〜10重量部と、(C)架橋助剤として少なくとも2以上の(メタ)アクリレートを有する重量平均分子量150〜2000のオリゴマー5〜30重量部とを含有してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクリルエラストマー組成物および該組成物を加硫して得られる加硫物に関する。
アクリルエラストマーは耐熱性、耐油性などの諸性質に優れるだけでなく、経済性にも優れることから、たとえば各種シール類(ガスケット、パッキング、Oリング、オイルシールなど)、各種ホース類、被覆材などのほか、各種ベルト、ロールなどのゴム材料として広く用いられている。
特許文献1には、不飽和カルボン酸のジヒドロジシクロペンテニル基含有エステルを架橋用単量体としたアクリル共重合体に、有機過酸化物を添加したアクリルエラストマー組成物は、2次加硫を省略できることが開示されている。
特開昭62−68842号公報
アクリルエラストマーは他の一般的なゴムと異なり、それ自体は不飽和基を有しないため、架橋点として、エポキシ基、ハロゲン基、カルボキシル基、不飽和基などの官能基を有する架橋用単量体を導入し、ゴムに必要とされる物性を得ている。しかし、エポキシ基による架橋システムは加硫が遅く、2次加硫を行わないと充分な加硫物を得ることができない。また、ハロゲン基によるものは石けん−イオウまたはトリアジン化合物で加硫されるが、石けん−イオウで加硫した場合、充分な圧縮永久歪み性を得るために2次加硫が必要であり、トリアジン化合物で加硫した場合、金属腐食性が問題になることがある。さらに、カルボキシル基によるものは2次加硫を行えばきわめて良好な圧縮永久歪み性を得られることから、2次加硫を省けない。
アクリルエラストマーに不飽和基を導入し、有機過酸化物を用いる架橋システムは、熱安定性に優れた有機過酸化物を選択することによりスコーチを防止することができる上に、加硫が迅速であり、2次加硫を省略することができる点で他の架橋システムよりも加工工程上優れている。しかし、アクリルエラストマー重合時にアクリル共重体に導入された不飽和基の反応が避けられず、一部に橋かけを起こすため、従来の技術の範疇でカーボンなどの配合剤を加えてアクリルエラストマー組成物を作製した場合、ムーニースコーチの最低値が高い値となり、流動性が不足する結果、加工性が悪化し、最悪の場合、加工が困難になるという問題がある。つまり、従来の不飽和基・有機過酸化物による架橋システムで、2次加硫などの加硫工程を省略したアクリルエラストマー組成物は、成形工程や加硫工程などにおける加工時の流動性を確保することが困難なため実用化できていないのが現状である。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のオリゴマーを架橋助剤として使用したアクリルエラストマー組成物が、優れた流動性、スコーチ安定性を有し、加工性が良好であることを見出し、さらに2次加硫の加硫工程を省略しても充分な物性、特に圧縮永久歪み性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のアクリルエラストマー組成物は、(A)(a1)炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレートならびに炭素数1〜4のアルコキシ基および炭素数1〜4のアルキレン基を有するアルコキシアルキルアクリレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物50〜99.9重量%と、(a2)ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンおよび不飽和カルボン酸のジシクロペンテニル基含有エステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋用単量体20.0〜0.1重量%と、(a3)前記(a1)成分および(a2)成分の単量体と共重合可能な共重合性単量体30〜0重量%とからなるアクリル共重合体100重量部に対して、(B)加硫剤として有機過酸化物0.1〜10重量部と、(C)架橋助剤として少なくとも2以上の(メタ)アクリレートを有する重量平均分子量150〜2000のオリゴマー5〜30重量部とを含有してなることを特徴としている。
また、架橋助剤(C)がアルカンジオールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、フェノールアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマー、イソシアヌル酸エチレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート系オリゴマーおよびグリセロール(メタ)アクリレート系オリゴマーよりなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明のアクリルエラストマー加硫物は、アクリルエラストマー組成物を加硫して得られることを特徴としている。
本発明によれば、2次加硫が不要になるため、加硫工程を省略することができる。また、加工時の流動性が良く、スコーチ安定性が良好であることから加工性に優れ、さらに、得られたアクリルエラストマー加硫物は圧縮永久歪み性に優れる。
実施例1〜4および比較例1の加硫曲線を示したグラフである。 実施例5および比較例2〜4の加硫曲線を示したグラフである。 実施例6〜14の加硫曲線を示したグラフである。 実施例15〜20の加硫曲線を示したグラフである。
本発明のアクリルエラストマー組成物は、(a1)アルキルアクリレートおよび/またはアルコキシアルキルアクリレートからなる化合物と、(a2)架橋用単量体と、(a3)前記(a1)成分および(a2)成分の単量体と共重合可能な共重合性単量体とからなり、(a1)成分、(a2)成分および(a3)成分の合計が100重量%となるアクリル共重合体(A)を含有する。
成分(a1)のアルキルアクリレートは、炭素数1〜8、好ましくは炭素数2〜4のアルキル基を有する。アルキル基の炭素数が8を超えると耐油性を損なう傾向がある。アルキルアクリレートの具体例としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレートなどがあげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
成分(a1)のアルコキシアルキルアクリレートは、炭素数1〜4のアルコキシ基および炭素数1〜4のアルキレン基を有する。アルコキシ基またはアルキレン基の炭素数が4を超えると耐油性を損なう傾向がある。アルコキシアルキルアクリレートの具体例としては、メトキシメチルアクリレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリレートなどがあげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
アクリル共重合体(A)中における成分(a1)の含量は、50〜99.9重量%であり、好ましくは75〜99重量%であり、より好ましくは85〜99重量%である。成分(a1)の含量が50重量%未満では得られるアクリルエラストマー加硫物のゴム弾性を損なう傾向があり、99.9重量%を超えると架橋用単量体が不足するため充分な架橋密度が得られず、アクリルエラストマー加硫物に必要な物理特性を満足しなくなる。
本発明で使用する成分(a2)は、アクリル共重合体の架橋点となる架橋用単量体である。成分(a2)の具体例としては、
ジシクロペンタジエン
Figure 2011088956
エチリデンノルボルネン
Figure 2011088956
または不飽和カルボン酸のジシクロペンテニル基含有エステルがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。上記の架橋用単量体(a2)と有機過酸化物(B)とを組み合わせた架橋システムは、他の架橋システムと比べて加硫が迅速であり、スコーチ安定性に優れ、圧縮永久歪み性も良好である。さらに架橋助剤としてオリゴマー(C)を組み合わせることにより加工時の流動性が向上し、圧縮永久歪み性を改善することができる。
不飽和カルボン酸のジシクロペンテニル基
Figure 2011088956
含有エステルの具体例としては、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、イタコン酸ジシクロペンテニル、マレイン酸ジシクロペンテニル、フマル酸ジシクロペンテニル、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、イタコン酸ジシクロペンテニルオキシエチル、マレイン酸ジシクロペンテニルオキシエチル、フマル酸ジシクロペンテニルオキシエチルなどがあげられ、なかでもジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートが好ましい。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
アクリル共重合体(A)中における架橋用単量体(a2)の含量は、20〜0.1重量%であり、好ましくは10〜0.5重量%であり、より好ましくは5〜1重量%である。成分(a2)の含量が0.1重量%未満では充分な架橋反応が起こらず、また20重量%を超えると架橋点が多くなりすぎてゴム弾性が悪化する。
本発明で使用する成分(a3)は、得られるアクリルエラストマー加硫物の諸性能を改良するために必要に応じて用いられるものである。成分(a3)は前記(a1)成分および(a2)成分の単量体と共重合性を有する単量体であれば特に限定されず、スチレン、ビニルトルエン、ビニルピリジン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ハロゲン化スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレートなどの芳香族、脂環式および脂肪族アルコールのアクリル酸エステル、ならびにメタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸と低級アルコールとのエステルなどをあげることができる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。なお、成分(a3)はアクリル共重合体(A)中において30重量%を超えない量で使用されるのが適切である。
成分(a1)、(a2)および(a3)とからなるアクリル共重合体(A)の共重合体の構造は特に限定されず、たとえばランダム共重合体やブロック共重合体とすることができる。アクリル共重合体(A)は、予熱1分、粘度測定時間4分、試験温度100℃におけるムーニー粘度(ML1+4(100℃))が20〜60であることが好ましい。上記ムーニー粘度が20未満では粘着性が高く、アクリルエラストマー組成物調製時の混練性が悪化する傾向があり、60を超えると流動性が劣るため、加工性が悪化する傾向がある。
本発明のアクリルエラストマー組成物は、成分(a1)、成分(a2)および成分(a3)からなるアクリル共重合体(A)に、さらに加硫剤として有機過酸化物(B)と、架橋助剤となるオリゴマー(C)とを含有する。
本発明で使用する有機過酸化物(B)は加硫剤として用いられるものであり、通常のゴムの過酸化物加硫で使用される有機過酸化物であれば特に限定されず、具体例としてはジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)バレレートがあげられる。なかでも、スコーチ安定性に優れ、加硫が迅速なジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3が好ましい。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
有機過酸化物(B)はアクリル共重合体(A)100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の範囲で使用される。有機過酸化物(B)の添加量が0.1重量部未満では加硫効果が認められず、10重量部を超えると加硫物の物性に悪影響を及ぼす。
本発明で使用する架橋助剤となるオリゴマー(C)は、一般に紫外線硬化などの用途に使用される2以上の(メタ)アクリレート(メタクリレートまたはアクリレート)を有する液状またはペースト状の架橋助剤である。このオリゴマー(C)を有機過酸化物加硫の架橋助剤として使用することにより、加硫が促進され、迅速な加硫がなされるだけでなく、架橋助剤となるオリゴマー(C)がアクリルエラストマー組成物の粘度を低下させるため、加工時の流動性およびスコーチ安定性を向上させることができる。
架橋助剤となるオリゴマー(C)は、1分子中に少なくとも2以上の(メタ)アクリレートを有し、好ましくは3つの(メタ)アクリレートを有し、より好ましくは(メタ)アクリレートはアクリレートである。(メタ)アクリレートの数が2未満では加硫の促進が充分ではなく、また充分な架橋密度が得られないため、得られるアクリルエラストマー加硫物は圧縮永久歪み性に優れた3次元構造にならない傾向がある。また、アクリルエラストマー組成物には通常、老化防止剤が配合されるが、老化防止剤はその性質上ラジカルを捕捉するものが多いため、過酸化物加硫を阻害することがある。架橋助剤として(メタ)アクリレートを複数有するオリゴマー(C)を使用することにより、老化防止剤によって加硫が損なわれることを防ぐことができる。
架橋助剤となるオリゴマー(C)の重量平均分子量(Mw)は150〜2000であり、好ましくは200〜1000、より好ましくは250〜500である。オリゴマー(C)の分子量が150未満では揮発性が高すぎるため、加工時にアクリルエラストマー組成物の一部が発泡するおそれがあり、分子量が2000を超えるとオリゴマー化合物が固形化し、流動性が劣る傾向がある。
架橋助剤となるオリゴマー(C)としては、アルカンジオールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、フェノールアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマー、イソシアヌル酸エチレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート系オリゴマーおよびグリセロール(メタ)アクリレート系オリゴマーがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
アルカンジオールジ(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、直鎖状化合物では一般式(1):
CH2=CR1COO(CH2nOCOCR1=CH2
(式中、nは1〜10の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるアルカンジオールジ(メタ)アクリレート(Mw:156〜310)があげられ、その具体例として、たとえば1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレートがあげられる。また、環状化合物ではシクロアルカンジオールジ(メタ)アクリレートがあげられ、その具体例として、たとえば1,4−シクロヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート(Mw:224、252)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、一般式(2):
CH2=CR1COO(C24O)nCOCR1=CH2
(式中、nは1〜6の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(Mw:170〜418)、一般式(3):
CH2=CR1COO(CH2C(CH2)HO)nCOCR1=CH2
(式中、nは1〜16の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート(Mw:184〜1082)、一般式(4):
Figure 2011088956
(式中、nは1〜18の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるイソブチレングリコールジ(メタ)アクリレート(Mw:198〜1450)、一般式(5):
Figure 2011088956
(式中、nは1〜18の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート(Mw:212〜1702)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
フェノールアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、一般式(6):
Figure 2011088956
(式中、mおよびnは同じかまたは異なる1〜6の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるビスフェノールAジ(メタ)アクリレートのエチレンオキサイド付加物(Mw:424〜892)、一般式(7):
Figure 2011088956
(式中、mおよびnは同じかまたは異なる1〜6の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるビスフェノールFジ(メタ)アクリレートのエチレンオキサイド付加物(Mw:396〜864)、一般式(8):
Figure 2011088956
(式中、mおよびnは同じかまたは異なる1〜6の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるビスフェノールAジ(メタ)アクリレートのプロピレンオキサイド付加物(Mw:452〜972)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、2官能を有するウレタンジアクリレート(Mw:334〜1500)があげられる。
ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、2官能または3官能を有するポリエステルジ(メタ)アクリレート(Mw:272〜1500)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
イソシアヌル酸エチレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、一般式(9):
Figure 2011088956
(式中、mおよびnは同じかまたは異なる1〜3の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるイソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレートのエチレンオキサイド付加物(Mw:369〜573)があげられる。
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、トリメチロールプロパントリアクリレート(Mw:296)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(Mw:338)、一般式(10):
Figure 2011088956
(式中、L、mおよびnは同じかまたは異なる1〜5の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表される、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートのエチレンオキサイド付加物(Mw:428〜998)、一般式(11):
Figure 2011088956
(式中、L、mおよびnは同じかまたは異なる1〜5の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表されるトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートのプロピレンオキサイド付加物(Mw:470〜1208)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、たとえばペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート(Mw:310、352)、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート(Mw:352、408)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
グリセロール(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、グリセロールトリ(メタ)アクリレート(Mw:268、310)、一般式(12):
Figure 2011088956
(式中、L、mおよびnは同じかまたは異なる1〜5の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表される、グリセロールトリ(メタ)アクリレートのエチレンオキサイド付加物(Mw:668〜1238)、一般式(13):
Figure 2011088956
(式中、L、mおよびnは同じかまたは異なる1〜5の整数であり、R1は水素原子またはメチル基である。)で表される、グリセロールトリ(メタ)アクリレートのプロピレンオキサイド付加物(Mw:442〜1180)があげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
架橋助剤となるオリゴマー(C)はアクリル共重合体(A)100重量部に対して5〜30重量部、好ましくは8〜25重量部、より好ましくは10〜20重量部の範囲で使用される。架橋助剤となるオリゴマー(C)の添加量が5重量部未満では加工時の流動性が劣る傾向があり、30重量部を超えるとアクリルエラストマー組成物が柔らかすぎて、混練作業が困難になる傾向がある。また、架橋助剤となるオリゴマー(C)の添加量によって、得られるアクリルエラストマー加硫物の架橋密度を制御することができる。
アクリルエラストマー組成物には、このほかにトリアリルイソシアヌレート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミドなどの粉末の架橋助剤を併用することができる。また、(メタ)アクリレートなどのビニル基を1以上有するオリゴマーまたはモノマーを併用することもできる。さらに、必要に応じて、補強剤、充填剤、老化防止剤、安定剤、可塑剤、顔料などの添加物を配合することができる。
本発明のアクリルエラストマー組成物の調製方法は特に限定されず、成分(a1)〜(a3)からなるアクリル共重合体(A)に、加硫剤として有機過酸化物(B)、架橋助剤となるオリゴマー(C)および必要に応じて上記添加物を配合し、バンバリー、ロールなどの通常の混練機を用いることによって調製することができる。また、こうして得られるアクリルエラストマー組成物は、ゴム工業に一般的に用いられる圧縮、射出、トランスファーなどの成形法により、通常140℃以上、好ましくは170〜200℃の温度で1〜60分間の条件で加硫することによって製造される。本発明のアクリルエラストマー組成物は短時間で充分な加硫が可能であるため、通常のアクリルエラストマーで必要とされている1〜5時間程度の2次加硫を省略することができる。
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、特に断りがない限り、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
はじめに、製造例、実施例および比較例で使用した成分を下記に示す。
架橋助剤
テトラエチレングリコールジアクリレート(TEGDA、商品名:ビスコート#355HP、大阪有機化学工業(株)製、官能基数:2、Mw:302)
トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA、商品名:アロニックスM−309、東亜合成(株)製、官能基数:3、Mw:296)
TMP(EO)3TA(商品名:ニューフロンティアTMP−3、第一工業製薬(株)製、官能基数:3、Mw:428)
TMP(EO)6TA(商品名:MiramarM3160、Miwon Commercial Co., Ltd.製、官能基数:3、Mw:560)
TMP(EO)9TA(商品名:MiramarM3190、Miwon Commercial Co., Ltd.製、官能基数:3、Mw:692)
TMP(PO)3TA(商品名:アロニックスM−310、東亜合成(株)製、官能基数:3、Mw:470)
ペンタエリストールテトラアクリレート(PETA、商品名:ビスコート#400、大阪有機化学工業(株)製、官能基数:4、Mw:352)
トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPTMA、商品名:ライトエステルTMP、共栄社化学(株)製、官能基数:3、Mw:338)
N,N’−m−フェニレンビスマレイミド(商品名:スミファインBM、住友化学工業(株)製)
有機過酸化物
ジクミルパーオキサイド(商品名:パークミルD−40、日油(株)製)
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(商品名:パーヘキサ25B−40、日油(株)製)
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(商品名:パーヘキシン25B−40、日油(株)製)
n−ブチル4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)バレレート(商品名:パーヘキサV−40(F)、日油(株)製)
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(商品名:パーカドックス 14−40、化薬アクゾ(株)製)
1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン(商品名:パーヘキサC−40、日油(株)製)
加硫剤および加硫促進剤
ジアミン系加硫剤(商品名:DIAK−1、昭和ディー・ディー・イー製造(株)製)
グアニジン系加硫促進剤(商品名:ノクセラーD、大内新興化学工業(株)製)
トリアジン系加硫剤(商品名:RF−3752、(株)トウペ製)
ジチオカルバミン酸塩系加硫促進剤(商品名:ノクセラーBZ、大内新興化学工業(株)製)
微粉末硫黄(鶴見化学(株)製、325メッシュ)
石けん系加硫剤1(商品名:ノンサールSK−1、日油(株)製、ステアリン酸カリウム)
石けん系加硫剤2(商品名:NSソープ、花王(株)製、ステアリン酸ナトリウム)
滑剤
ステアリン酸(商品名:ルナックS−30、花王(株)製)
マイクロクリスタリンワックス(商品名:Hi−Mic#1070、日本精蝋(株)製)
老化防止剤
老化防止剤1(商品名:ノクラックCD、大内新興化学工業(株)製、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン)
老化防止剤2(商品名:アンテージOD−P、川口化学工業(株)製、ジフェニルアミン誘導体)
可塑剤
商品名:アデカサイザーRS−735、(株)ADEKA製
補強剤
FEFカーボンブラック(商品名:シーストSO、東海カーボン(株)製)
SRFカーボンブラック(商品名:旭#50、旭カーボン(株)製)
MAFカーボンブラック(商品名:シースト116、東海カーボン(株)製)
ホワイトカーボン(商品名:トクシールGU、(株)トクヤマ製)
充填剤
焼成クレー(商品名:サテントンNo.5、竹原化学工業(株)製)
シランカップリング剤
ビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM−1003、信越化学工業(株)製)
製造例1〜7
表1に示す組成の単量体混合物A〜G100部、ポリオキシエチレンドデシルエーテル1部、ドデシル硫酸ナトリウム0.4部および水50部をホモミキサーを用いて攪拌乳化し、あらかじめ水100部を仕込んだ反応容器中に投入し、液温を5℃に保ちつつ攪拌しながら充分に窒素置換した。ついでクメンハイドロパーオキサイド0.05部、硫酸第一鉄0.002部およびナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.05部を順次添加して重合を開始した。内溶液の温度を30℃に保ちながら約3時間攪拌して共重合反応を完結させた。得られた共重合生成物を約80℃の15%食塩水中に投入して共重合体を凝析させ、水洗、乾燥して単量体混合物A〜Gを用いたアクリル共重合体A〜Gを得た。
Figure 2011088956
実施例1〜20および比較例1〜4
製造例1〜7によって得られたアクリル共重合体A〜Gを、表2〜4に示される配合処方にしたがって、8インチオープンロールで10分間混練し、実施例1〜20および比較例1〜4のアクリルエラストマー組成物を得た。得られたアクリルエラストマー組成物のムーニースコーチタイムを測定し、加硫特性をW型キュラストメーター(JSRトレーディング(株)製)を用いて測定した。また、アクリルエラストマー組成物を180℃で10分間加硫し、加硫物の物性を測定した。これらの測定方法を下記に示す。また、評価結果を表5〜7に示し、加硫曲線を図1〜4に示す。
Figure 2011088956
Figure 2011088956
Figure 2011088956
(ムーニースコーチタイム)
JIS K 6300−1:2001に準拠し、配合したゴム組成物のムーニースコーチ最低値(Vm)を125℃で測定し、ムーニースコーチ最低値より5ポイント(t5)および35ポイント(t35)上昇するまでの時間を測定した。ムーニースコーチ最低値(Vm)は、未加硫ゴムのムーニー粘度の最低値を示し、この値が低いほどアクリルエラストマー組成物の粘度が低く、加工時の流動性が向上し、加工性に優れることを意味する。また、ムーニースコーチタイム(t5)はムーニースコーチ最低値から5ポイント上昇するまでに要する時間を示し、この値が大きいほどアクリルエラストマー組成物の流動性を維持できる時間が長くなり、加工性に優れることを意味する。
(加硫速度)
JIS K 6300−2:2001に準拠し、W型キュラストメーター(JSRトレーディング(株)製)により180℃で15分間測定した。tc(10)、tc(50)およびtc(90)は、加硫が終息したトルク値から最低トルク値を引いた値に対して、それぞれ10%、50%、および90%に達する時間を示し、特にtc(10)は加硫が始まるまでの目安になり、tc(90)は最適加硫点の目安になる。また、最小トルク値(ML)および最大トルク値(MH)を測定した。
(加硫物の物性)
実施例1〜20および比較例1〜4で得られた加硫物について、硬さ、引張特性、空気加熱老化性および圧縮永久歪み性を測定した。硬さ(JIS K 6253:2006 タイプA)はポケットデュロメーター((株)アカシ製)で測定し、引張特性はJIS K 6251:2004に準拠してストログラフAE((株)東洋精機製作所製)により測定し、空気加熱老化性は175℃、72時間の試験条件で測定し、圧縮永久歪み性は150℃、72時間の試験条件で測定した。
Figure 2011088956
表5に示されるように、不飽和基を含むアクリルエラストマー組成物を有機過酸化物で加硫した実施例1〜5、比較例1では、t5が5(分)以上であり、良好なスコーチ安定性を有することがわかる。しかし、カルボキシル基を架橋点とした比較例2では、t5は4.3(分)という短い値であり、スコーチ安定性が劣ることがわかる。また、カルボキシル基によるものは2次加硫を行えば、最も圧縮永久歪み性に優れることが知られているが、2次加硫を行わなかった比較例2では、圧縮永久歪み性は不充分であった。さらに、ハロゲン基を架橋点とし、トリアジン系加硫剤で加硫した比較例3は、圧縮永久歪み性は良好であったが、使用される部位によっては金属汚染が生じることがある。さらに、比較例3と同様にハロゲン基架橋タイプで、石けん系加硫剤で加硫した比較例4は、2次加硫を行わなければ、圧縮永久歪み性に優れたものを得ることができないことがわかる。
また、実施例1〜5ではムーニースコーチ最低値(Vm)が48〜84(pts)であったが、架橋助剤を使用しなかった比較例1では90(pts)を超えた。そのため、流動性が悪く、成形加工性が劣ることがわかる。さらに、架橋助剤の含量が増加するにつれてムーニースコーチ最低値が低下する傾向にあり、またt5が長くなる傾向にあることがわかる。これらの結果から、アクリルエラストマー組成物にオリゴマーからなる架橋助剤を含有させることにより、成形加工時の流動性を改善できることがわかる。さらに、実施例1〜5は、いずれも圧縮永久歪み性に優れることがわかる。
さらに、図1、2および表5の加硫速度の測定結果に示されるように、実施例1〜5は加硫が迅速であり、2分以内にほぼ最大トルクに達しているのに対し、架橋助剤を使用していない比較例1では加硫開始からの曲線が緩やかであり、充分な最大トルクが得られないことがわかる。また、組成物に不飽和基を導入し、有機過酸化物を加硫剤とした実施例5は、他の架橋システムによる比較例2〜4に比べて加硫曲線の立ち上がりが速く、加硫が迅速であることがわかる。これらの結果から、不飽和基・有機過酸化物による加硫システムにおいて、架橋助剤としてオリゴマーを使用することにより、2次加硫の加硫工程を省略し、加硫時間を短縮できることがわかる。
Figure 2011088956
表6に示されるように、アクリレートまたはメタクリレートを2以上有するオリゴマーを用いた実施例6〜14のアクリルエラストマー組成物は、いずれもムーニースコーチ最低値が39〜73(pts)という低い値であり、t5が6.6(分)以上という長さを有した。これらの結果から、所定のオリゴマーを架橋助剤として使用することにより、得られるアクリルエラストマー組成物は成形加工時の流動性が良く、優れた加工性を有することがわかる。また、実施例6〜14はいずれも2次加硫をしていないにもかかわらず、圧縮永久歪み性に優れていることがわかる。
図3および表6の加硫速度の測定結果に示されるように、実施例の加硫曲線はいずれも加硫開始から2分以内にほぼ最大トルクに達していることから、2次加硫を必要とせず、加硫工程を省略できることがわかる。
Figure 2011088956
表7に示されるように、実施例15〜20のアクリルエラストマー組成物は、いずれもムーニースコーチ最低値が40〜47(pts)という低い値であり、t5が5.2(分)以上という長さを有した。これらの結果から、実施例15〜20の有機過酸化物を架橋剤として使用することにより、アクリルエラストマー組成物は成形加工時の流動性が良く、優れた加工性を有することがわかる。また、実施例15〜20はいずれも2次加硫をしていないにもかかわらず、圧縮永久歪み性が優れていることがわかる。
図4および表7の加硫速度の測定結果に示されるように、実施例15〜20のアクリルエラストマー組成物の加硫速度はいずれも迅速であり、短時間で加硫が充分に行われたことがわかる。これらの結果から、実施例15〜20の有機過酸化物を加硫剤として使用することにより、2次加硫を必要とせず、加硫工程を省略し、加硫時間を短縮できることがわかる。
本発明のアクリルエラストマー組成物は、2次加硫工程を省略することができ、また加工性および圧縮永久歪み性に優れる。そのため、本発明のアクリルエラストマー組成物を加硫して得られるアクリルエラストマー加硫物は各種シール類(ガスケット、パッキング、Oリング、オイルシールなど)、各種ホース類、被覆材などのほか、各種ベルト、ロールなどのゴム材料として幅広い用途に用いることができる。

Claims (3)

  1. (A)(a1)炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレートならびに炭素数1〜4のアルコキシ基および炭素数1〜4のアルキレン基を有するアルコキシアルキルアクリレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物50〜99.9重量%と、
    (a2)ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンおよび不飽和カルボン酸のジシクロペンテニル基含有エステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋用単量体20.0〜0.1重量%と、
    (a3)前記(a1)成分および(a2)成分の単量体と共重合可能な共重合性単量体30〜0重量%とからなるアクリル共重合体100重量部に対して、
    (B)加硫剤として有機過酸化物0.1〜10重量部と、
    (C)架橋助剤として少なくとも2以上の(メタ)アクリレートを有する重量平均分子量150〜2000のオリゴマー5〜30重量部とを含有してなるアクリルエラストマー組成物。
  2. オリゴマー(C)がアルカンジオールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、フェノールアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマー、イソシアヌル酸エチレンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート系オリゴマー、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート系オリゴマー、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート系オリゴマーおよびグリセロール(メタ)アクリレート系オリゴマーよりなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載のアクリルエラストマー組成物。
  3. 請求項1または2記載のアクリルエラストマー組成物を加硫して得られるアクリルエラストマー加硫物。
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