JP2011088544A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤノイズの発生を抑制しつつ、雪氷上性能をさらに向上できるタイヤの提供する。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向TCに延びる周方向溝12、14、16、18と、トレッド幅方向TWに延びる横溝24、26とによって区画される中央ブロック104、中央ブロック106、中央ブロック108を備え、中央ブロック104、中央ブロック106、中央ブロック108には、トレッド幅方向TWに沿って延びる幅方向溝60が複数形成され、幅方向溝60のトレッド幅方向TWの両端は、ブロック内で終端する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝と、トレッド幅方向に延びる横溝とによって区画されるブロックを備えたタイヤに関する。
従来、自動四輪車などの車両に装着されるタイヤでは、氷雪路における制動力やトラクションなどの雪氷上性能を向上させるため、トレッドに設けられたブロック状の陸部にタイヤ幅方向に延びる多数のサイプを形成したり、サイプの深さを深くしたりする方法が広く用いられている。
このようなタイヤでは、サイプに入った雪に働く雪柱せん断力や、サイプやトレッドパターンのエッジに働くエッジ効果(掘り起こし摩擦力)によって、雪氷上性能、具体的には、氷雪路における制動力やトラクションが向上する(例えば、特許文献1)。
特許第3964693号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、上述した従来のタイヤには、次のような問題があった。すなわち、ブロック状の陸部に多数のサイプを形成したり、サイプの深さを深くしたりすると、陸部の剛性(以下、ブロック剛性)が低下し、所望の制動性能の確保が困難になる。
そこで、ブロック剛性を低下させることなく、制動性能を確保するために、陸部を区画する横溝の数を増やしたり、横溝の幅を広くしたりすることで、雪柱せん断力を増大する方法が検討されてきた。しかしながら、トレッド幅方向に沿って形成される横溝の数を増やしたり、横溝の幅を広くしたりすると、路面と接地した際に溝(周方向溝や横溝など)と路面とによって区切られた細い管(いわゆる、気柱管)の影響を受けやすくなる。例えば、路面と接地した際に、気柱管内を空気が動く(通過する)ことにより、気柱管共鳴音が発生する問題がある。特に、連続した溝の体積が大きいと、気柱管共鳴音が大きくなりやすい。
そこで、本発明は、タイヤノイズの発生を抑制しつつ、雪氷上性能をさらに向上できるタイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、タイヤ周方向(タイヤ周方向TC)に延びる周方向溝(例えば、周方向溝12)と、トレッド幅方向(トレッド幅方向TW)に延びる横溝(例えば、横溝22)とによって区画されるブロック(例えば、中央ブロック106)を備えたタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、前記ブロックには、トレッド幅方向に沿って延びる幅方向溝(幅方向溝60)が複数形成され、前記幅方向溝のトレッド幅方向の両端は、前記ブロック内で終端することを要旨とする。
このようなタイヤによれば、ブロックには、トレッド幅方向の両端が、ブロック内で終端する幅方向溝が形成される。すなわち、幅方向溝のトレッド幅方向の両側では、ブロックが、タイヤ周方向に連続する。このため、ブロックの変形は、抑制され、タイヤの転動に伴いブロックが路面に接地する際においても、幅方向溝が、閉じることを防止できる。これにより、ブロック剛性の低下を抑制しつつ、雪柱せん断力を増大できる。また、幅方向溝のトレッド幅方向の両端は、ブロック内で終端するため、気柱管共鳴音の発生を抑制できる。従って、タイヤノイズの発生を抑制しつつ、雪氷上性能をさらに向上できるタイヤを提供できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記ブロックには、トレッド幅方向に沿って延びるサイプ(サイプ40)が、タイヤ周方向に複数並んで形成され、前記サイプのトレッド幅方向の両端は、前記周方向溝に連通し、前記幅方向溝は、タイヤ周方向に隣り合う前記サイプの間に形成されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1及び2の特徴に係り、前記幅方向溝は、前記ブロックにおいて、千鳥格子状に位置することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の特徴に係り、前記幅方向溝のタイヤ径方向(タイヤ径方向TD)の深さは、前記幅方向溝毎にそれぞれ異なることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至4の何れか一つの特徴に係り、前記ブロックは、トレッド幅方向の両端に位置するショルダーブロック(例えば、ショルダーブロック102)と、前記ショルダーブロックよりもタイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)側に位置する中央ブロック(例えば、中央ブロック106)とにより構成され、前記幅方向溝は、前記中央ブロックにのみ形成されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至5の何れか一つの特徴に係り、前記幅方向溝は、タイヤ径方向の深さ(深さD1)が、前記サイプのタイヤ径方向の深さ(深さD2)よりも浅い第1幅方向溝(第1幅方向溝62)と、タイヤ径方向の深さ(深さD3)が、前記第1幅方向溝よりも浅い第2幅方向溝(第2幅方向溝64)とにより構成されることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記ブロックにおいて、前記第1幅方向溝の数は、前記第2幅方向溝の数よりも少ないことを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第6及び7の特徴に係り、前記第2幅方向溝は、前記ブロックのトレッド幅方向の両側に位置し、前記第1幅方向溝は、前記第2幅方向溝よりも前記ブロックのトレッド幅方向の中央側に位置することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第6乃至8の何れか一つの特徴に係り、前記第2幅方向溝は、前記ブロックのタイヤ周方向の両側に位置し、前記第1幅方向溝は、前記第2幅方向溝よりも前記ブロックのタイヤ周方向の中央側に位置することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第6乃至9の特徴に係り、前記ブロックにおいて、前記第1幅方向溝及び前記第2幅方向溝は、トレッド幅方向及びタイヤ周方向において、交互に位置することを要旨とする。
本発明の特徴によれば、タイヤノイズの発生を抑制しつつ、雪氷上性能をさらに向上できるタイヤを提供できる。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1を構成するトレッドの展開図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1の中央ブロック106の斜視図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1の中央ブロック106の一部断面図である。図3(a)は、図2のA―A断面図である。図3(b)は、図2のB−B断面図である。
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態]
本実施形態においては、(1)タイヤの全体概略構成、(2)中央ブロックの詳細構成、(3)作用・効果、及び(4)その他の実施形態について説明する。
(1)タイヤの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態において空気入りタイヤ1を構成するトレッドの展開図である。空気入りタイヤ1は、氷雪路の走行に適したタイヤ、いわゆるスタッドレスタイヤである。なお、空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。
空気入りタイヤ1には、複数の周方向溝及び複数の横溝が形成される。具体的には、空気入りタイヤ1には、周方向溝12、14、16及び18が形成される。周方向溝12、14、16及び18は、タイヤ周方向TCに沿って延びる。また、空気入りタイヤ1には、横溝22、24、26、28、30が形成される。横溝22、24、26、28、及び、30は、トレッド幅方向TWに沿って延びる。空気入りタイヤ1は、周方向溝と、横溝とによって区画されたブロック100を備える。具体的には、ブロック100は、ショルダーブロック102、中央ブロック104、中央ブロック106、中央ブロック108、ショルダーブロック110により構成される。例えば、中央ブロック104は、周方向溝12と、周方向溝14と、横溝24とにより区画される。ショルダーブロック102及びショルダーブロック110は、トレッド幅方向TWの両端に位置する。また、ショルダーブロック102及びショルダーブロック110は、中央ブロック104、中央ブロック106、中央ブロック108よりもトレッド幅方向TWの外側に位置する。中央ブロック106は、タイヤ赤道線CL上に位置する。
(2)中央ブロックの詳細構成
次に、図2、3を用いて、中央ブロックについて説明する。具体的には、中央ブロック106について、主に説明する。なお、中央ブロック104、及び中央ブロック108は、中央ブロック106と同様であるため、詳細の説明を省略する。図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1の中央ブロック106の一部斜視図である。図3は、空気入りタイヤ1の中央ブロック106の断面図である。具体的には、図3(a)は、中央ブロック106のA−A断面図である。図3(b)は、中央ブロック106のB−B断面図である。
図2に示すように、中央ブロック106には、トレッド幅方向TWに沿って延びる幅方向溝60及びサイプ40が複数形成される。具体的には、幅方向溝60は、中央ブロック、すなわち、中央ブロック104、中央ブロック106、及び中央ブロック108にのみ形成される。
サイプ40は、タイヤ周方向TCに複数並んで形成される。サイプ40のトレッド幅方向TWの両端は、周方向溝14及び周方向溝16に連通する。具体的には、サイプ40は、タイヤ周方向TCに沿って並ぶサイプ42、44、46、48、50によって構成される。幅方向溝60のトレッド幅方向TWの両端は、中央ブロック106内で終端する。幅方向溝60の形状は、トレッド面視において、トレッド幅方向TWに延びる楕円形である。幅方向溝60は、タイヤ周方向TCに隣り合うサイプ40の間に形成される。具体的には、幅方向溝60は、タイヤ周方向TCに隣り合うサイプ40の間の略中央に形成される。また、幅方向溝60の幅は、2mm以上、10mm以下に設定される。
幅方向溝60は、中央ブロック106において、千鳥格子状に位置する。具体的には、幅方向溝60と、中央ブロック106の陸部とが、トレッド幅方向TW及びタイヤ周方向TCにおいて交互に位置する。幅方向溝60は、第1幅方向溝62と、第2幅方向溝64とにより構成される。図3(a)に示すように、第1幅方向溝62のタイヤ径方向TDの深さD1は、サイプ40のタイヤ径方向TDの深さD2よりも浅い。例えば、第1幅方向溝62の深さD1は、2mm以上、3mm以下に設定される。また、サイプ40の深さD2は、5mm以上、7.5mm以下に設定される。図3(b)に示すように、第2幅方向溝64のタイヤ径方向TDの深さD3は、第1幅方向溝62のタイヤ径方向TDの深さD1よりも浅い。例えば、第2幅方向溝64の深さD3は、1mm以上、2mm以下に設定される。
中央ブロック106において、第1幅方向溝62の数は、第2幅方向溝64の数よりも少ない。具体的には、第1幅方向溝62の数は、第2幅方向溝64の数に対して、20%以上、100%以下に設定される。
中央ブロック106において、第1幅方向溝62及び第2幅方向溝64は、トレッド幅方向TWに交互に位置する。中央ブロック106において、第1幅方向溝62及び第2幅方向溝64は、タイヤ周方向TCに交互に形成される。すなわち、中央ブロック106において、第1幅方向溝62及び第2幅方向溝64は、トレッド幅方向TW及びタイヤ周方向TCに交互に位置する。
中央ブロック106のトレッド幅方向TWの両側には、第2幅方向溝64が位置する。また、中央ブロック106のタイヤ周方向TCの両側には、第2幅方向溝64が位置する。すなわち、第1幅方向溝62は、第2幅方向溝64よりも中央ブロック106のトレッド幅方向TWの中央側に位置する。また、第1幅方向溝62は、前第2幅方向溝64よりも中央ブロック106のタイヤ周方向TCの中央側に位置する。
(3)作用・効果
以上説明したように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、中央ブロック106には、トレッド幅方向TWの両端が、中央ブロック106内で終端する幅方向溝60が形成される。すなわち、幅方向溝60のトレッド幅方向TWの両側では、中央ブロック106が、タイヤ周方向に連続する。このため、中央ブロック106の変形は、抑制され、タイヤの転動に伴い中央ブロック106が路面に接地する際においても、幅方向溝60が、閉じることを防止できる。これにより、ブロック剛性の低下を抑制しつつ、雪柱せん断力を増大できる。また、幅方向溝60のトレッド幅方向TWの両端は、中央ブロック106内で終端するため、気柱管共鳴音の発生を抑制できる。従って、タイヤノイズの発生を抑制しつつ、雪氷上性能をさらに向上できる空気入りタイヤ1を提供できる。具体的には、幅方向溝60のタイヤ周方向TCの幅は、2mm以上、10mm以下に設定される。このため、タイヤの転動に伴い中央ブロック106が路面に接地する際においても、幅方向溝60が、閉じることを確実に防止できる。
本実施形態では、中央ブロック106には、トレッド幅方向TWに沿って延びるサイプ40が、タイヤ周方向TCに沿って複数形成され、幅方向溝60は、タイヤ周方向TCに隣り合うサイプ40の間に形成される。すなわち、幅方向溝60は、サイプ40と交わることなく、中央ブロック106に形成される。このため、幅方向溝60は、中央ブロック106のブロック剛性を低下することを更に抑制できる。
本実施形態では、幅方向溝60は、中央ブロック106において、千鳥格子状に位置する。このため、中央ブロック106において、一部に応力が集中することを抑制できる。従って、中央ブロック106のブロック剛性を低下することを更に抑制しつつ、効果的に雪柱せん断力を増大できる。
本実施形態では、中央ブロック106は、トレッド幅方向TWの両端に位置するショルダーブロック102及びショルダーブロック110と、中央ブロック106(中央ブロック104、及び中央ブロック108)とにより構成される。幅方向溝60は、中央ブロック106(中央ブロック104、及び中央ブロック108)にのみ形成される。このため、制動時に特に接地圧が高くなるショルダーブロック102及びショルダーブロック110では、効果的に剛性を確保でき、制動力を向上できる。また、中央ブロック106(中央ブロック104、及び中央ブロック108)では、雪柱せん断力を増大して、効果的に雪氷上性能を向上できる。
本実施形態では、幅方向溝60は、第1幅方向溝62と、タイヤ径方向の深さが、第1幅方向溝62よりも浅い第2幅方向溝64とにより構成される。このため、中央ブロック106が路面に接地する際の接地圧を不均一にすることができる。これにより、エッジ効果を高め雪氷上性能をさらに向上できる。
第1幅方向溝62のタイヤ径方向TDの深さは、第2幅方向溝64のタイヤ径方向の深さよりも深い。本実施形態では、中央ブロック106において、第1幅方向溝62の数は、第2幅方向溝64の数よりも少ない。このため、第2幅方向溝64の数が、第1幅方向溝62の数より少ない場合と比べて、中央ブロック106のブロック剛性が、局部で低下することを抑制できる。これにより、中央ブロック106のブロック剛性を低下することを更に抑制し、制動力を向上できる。
本実施形態では、第2幅方向溝64は、中央ブロック106のトレッド幅方向TWの両側に位置し、第1幅方向溝62は、第2幅方向溝64よりも中央ブロック106のトレッド幅方向TWの中央側に位置する。このため、中央ブロック106のトレッド幅方向TWの端部は、中央ブロック106のトレッド幅方向TWの中央側よりも、剛性が高くなる。従って、中央ブロック106のエッジ効果を効果的に高め、雪氷上性能をさらに向上できる。
本実施形態では、第2幅方向溝64は、中央ブロック106のタイヤ周方向TCの両端に位置し、第1幅方向溝62は、第2幅方向溝64よりも中央ブロック106のタイヤ周方向TCの中央側に位置する。このため、中央ブロック106のタイヤ周方向TCの端部は、中央ブロック106のタイヤ周方向TCの中央側よりも、剛性が高くなり、接地圧を高くすることができる。これにより、制動力をさらに向上できる。
本実施形態では、中央ブロック106において、第1幅方向溝62及び第2幅方向溝64は、トレッド幅方向TW及びタイヤ周方向TCにおいて、交互に位置する。このため、中央ブロック106において、一部に応力が集中することを抑制できる。従って、中央ブロック106のブロック剛性を低下することを更に抑制しつつ、効果的に雪柱せん断力を増大できる。
なお、上記記載においては、中央ブロック106についてのみ作用・効果を記載しているが、幅方向溝60が形成されている中央ブロック104、及び中央ブロック108についても、同様の作用・効果を得ることができる。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、幅方向溝60は、第1幅方向溝62と、第2幅方向溝64とにより構成される。本発明は、これに限られず、例えば、幅方向溝60のタイヤ径方向TDの深さは、幅方向溝60毎にそれぞれ異なるっていてもよい。これによれば、中央ブロック106が路面に接地する際の接地圧を不均一にすることができる。従って、エッジ効果を高め雪氷上性能をさらに向上できる。
上述した実施形態では、幅方向溝60の形状は、トレッド面視において、トレッド幅方向TWに延びる楕円形としたが、形状については特に限定されず、例えば、長方形であってもよいし、トレッド幅方向TWに延びる菱形状などの角形であってもよい。
上述した実施形態では、中央ブロック106において、タイヤ周方向TCに隣り合うサイプ40の間には、タイヤ周方向TCに沿って一つの幅方向溝60が形成されているが、複数の幅方向溝60が形成されていてもよい。
上述した実施形態では、幅方向溝60は、中央ブロック106のみに形成されるとしたが、これには限定されず、例えば、必要とされる性能に応じて、ショルダーブロック102及びショルダーブロック110に形成されてもよい。
上述した実施形態では、空気入りタイヤ1には、空気が充填されているが、空気入りタイヤ1は、流体の充填が不要な中実構造のソリッドタイヤ等であってもよい。
本発明の幅方向溝60は、タイヤ周方向TCに隣り合うサイプ40の間に形成されなくても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
CL…タイヤ赤道線、TC…タイヤ周方向、TD…タイヤ径方向、TW…トレッド幅方向、1…空気入りタイヤ、12、14、16…周方向溝、22、24…横溝、40、42…サイプ、60…幅方向溝、62…第1幅方向溝、64…第2幅方向溝、100…ブロック、102、110…ショルダーブロック、104、106、108…中央ブロック

Claims (10)

  1. タイヤ周方向に延びる周方向溝と、トレッド幅方向に延びる横溝とによって区画されるブロックを備えたタイヤであって、
    前記ブロックには、トレッド幅方向に沿って延びる幅方向溝が複数形成され、
    前記幅方向溝のトレッド幅方向の両端は、前記ブロック内で終端する形成されるタイヤ。
  2. 前記ブロックには、トレッド幅方向に沿って延びるサイプが、タイヤ周方向に複数並んで形成され、
    前記サイプのトレッド幅方向の両端は、前記周方向溝に連通し、
    前記幅方向溝は、タイヤ周方向に隣り合う前記サイプの間に形成される請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記幅方向溝は、前記ブロックにおいて、千鳥格子状に位置する請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記幅方向溝のタイヤ径方向の深さは、前記幅方向溝毎にそれぞれ異なる請求項1乃至3の何れか一項に記載のタイヤ。
  5. 前記ブロックは、
    トレッド幅方向の両端に位置するショルダーブロックと、
    前記ショルダーブロックよりもタイヤ赤道線側に位置する中央ブロックとにより構成され、
    前記幅方向溝は、前記中央ブロックにのみ形成される請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイヤ。
  6. 前記幅方向溝は、
    タイヤ径方向の深さが、前記サイプのタイヤ径方向の深さよりも浅い第1幅方向溝と、
    タイヤ径方向の深さが、前記第1幅方向溝よりも浅い第2幅方向溝とにより構成される請求項1乃至5の何れか一項に記載のタイヤ。
  7. 前記ブロックにおいて、前記第1幅方向溝の数は、前記第2幅方向溝の数よりも少ない請求項6に記載のタイヤ。
  8. 前記第2幅方向溝は、前記ブロックのトレッド幅方向の両側に位置し、
    前記第1幅方向溝は、前記第2幅方向溝よりも前記ブロックのトレッド幅方向の中央側に位置する請求項6または7に記載のタイヤ。
  9. 前記第2幅方向溝は、前記ブロックのタイヤ周方向の両側に位置し、
    前記第1幅方向溝は、前記第2幅方向溝よりも前記ブロックのタイヤ周方向の中央側に位置する請求項6乃至8の何れか一項に記載のタイヤ。
  10. 前記ブロックにおいて、
    前記第1幅方向溝及び前記第2幅方向溝は、トレッド幅方向及びタイヤ周方向において、交互に位置する請求項6乃至9の何れか一項に記載のタイヤ。
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