JP2011087407A - 車両用制御装置および車両用制御方法 - Google Patents

車両用制御装置および車両用制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータの出力が制限された状態において、補機バッテリを適切に充電する。
【解決手段】ECUは、出力電圧、出力電流および温度を読み込むステップ(S100)と、パワーセーブ制御中であって(S102にてYES)、出力電圧が境界値V(1)以下であって(S104にてYES)、待機時間が経過した場合(S106にてYES)、出力電圧変動モードに変更するステップ(S108)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、DC/DCコンバータが搭載された車両の車両用制御装置に関し、特に、DC/DCコンバータのパワーセーブ制御の実行中の出力電圧の制御に関する。
近年、環境問題対策の1つとして、モータからの駆動力により走行するハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車などが注目されている。このような車両には、モータに電力を供給する高圧バッテリを用いて、モータ以外の電気機器に電力を供給したり、補機バッテリを充電したりするDC/DCコンバータが搭載される。
このようなDC/DCコンバータにおいて、その温度が上昇した場合には、出力電流および出力電圧を下げることによって、内部に設けられる半導体等の部品の温度上昇を防ぎ、誤動作等を生じないようにする技術が公知である。
このようなDC/DCコンバータとしては、たとえば、特開2006−271136号公報(特許文献1)は、回路構成の複雑化を抑止しつつ、DC/DCコンバータ装置の過熱抑止性を向上可能なDC/DCコンバータ装置を開示する。このDC/DCコンバータ装置は、内蔵する半導体パワースイッチング素子により入力直流電源からの給電電力を昇圧又は降圧して負荷系に出力するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの温度、或いはDC−DCコンバータを冷却する冷却系の温度の少なくともいずれか一つを検出する温度検出回路と、検出された温度に基づいて判定した非過熱状態時に半導体パワースイッチング素子をスイッチング制御してDC/DCコンバータの出力電圧を所定の目標値に制御するとともに、温度が所定の停止温度を超える場合に半導体パワースイッチング素子の動作を停止する制御部と、を備えるDC/DCコンバータ装置において、制御部は、検出された温度に基づいて判定した過熱状態時に、非過熱状態時の最大許容電流値である非過熱時制限電流値よりも小さい所定の過熱時制限電流値をDC/DCコンバータの出力電流が超えないように半導体パワースイッチング素子を規制するとともに、非過熱状態時の最大許容電圧値である非過熱時制限電圧値よりも小さくしかも負荷系が要求する最低要求電圧値以上のよりも大きい範囲で設定された所定の過熱時制限電圧値をDC/DCコンバータの出力電圧が超えないように半導体パワースイッチング素子を規制することを特徴とする。
上述した公報に開示されたDC/DCコンバータ装置によると、停止温度近傍の過熱温度領域において、従来の出力電流制限に加えて出力電圧の制限も合わせて行なう。その結果、単純に出力電流のみを制限する場合に比べて半導体パワースイッチング素子の損失の他、出力電流に依存しないトランスやチョークコイルの鉄損を過熱領域において良好に低減することができる。
特開2006−271136号公報
しかしながら、DC/DCコンバータの出力を制限した状態が継続される場合には、制限の程度によっては、補機バッテリの充電を行なうことができず、補機バッテリの電力を用いたエンジンの始動性が悪化するという問題がある。
上述した公報に開示されたDC/DCコンバータ装置においては、このような問題について何ら考慮されておらず解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、DC/DCコンバータの出力が制限された状態において、補機バッテリを適切に充電できる車両用制御装置を提供することである。
この発明のある局面に係る車両用制御装置は、駆動源に電力を供給する第1の蓄電装置と、第1の蓄電装置よりも電圧が低い第2の蓄電装置と、第1の蓄電装置の電圧を降圧して第2の蓄電装置に出力することによって第2の蓄電装置を充電するためのDC/DCコンバータとを搭載した車両を制御する車両用制御装置である。DC/DCコンバータは、出力電流がしきい値よりも大きくなる場合もしくは加熱保護の場合に、パワーセーブ制御によって出力電圧を低下させる。この車両用制御装置は、DC/DCコンバータの出力電流を検出するための電流検出部と、DC/DCコンバータの出力電圧を検出するための電圧検出部と、パワーセーブ制御の実行中に、出力電圧が、第2の蓄電装置が充電できない状態となる境界値以下であるか否かを判定するための判定部と、パワーセーブ制御の実行中に、出力電圧が境界値以下であると判定された場合に、出力電圧が、パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低くなるようにDC/DCコンバータに対して第1の制御を実行し、第1の制御が開始してから第1の時間が経過した場合に、出力電圧が境界値よりも高くなるようにDC/DCコンバータに対して第2の制御を実行するための制御部とを含む。
好ましくは、制御部は、第2の制御を開始してから第2の時間が経過した場合に第1の制御を再び実行する。
さらに好ましくは、車両には、灯火装置が設けられる。制御部は、第1の制御において、出力電圧がパワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低い電圧になるまで、灯火装置の明滅が生じない程度の出力電圧の変動速度で出力電圧が低下するように出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータを制御する。
さらに好ましくは、制御部は、第1の制御において、出力電圧がパワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低い電圧になるまで、DC/DCコンバータからの電圧の出力が停止しない程度の入力電圧もしくは出力電圧の変動速度で出力電圧が低下するように出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータを制御する。
さらに好ましくは、制御部は、第2の制御において、出力電圧が境界値よりも高い電圧になるまで、DC/DCコンバータからの電圧の出力が停止しない程度の入力電圧もしくは出力電圧の変動速度で出力電圧が上昇するように出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータを制御する。
さらに好ましくは、DC/DCコンバータは、入力電圧もしくは出力電圧の時間変化量の絶対値が予め定められた値よりも大きい場合に、DC/DCコンバータの内部に設けられる素子もしくはDC/DCコンバータと接続されている灯火装置等の素子を保護するために電圧の出力を停止する、あるいは、出力を停止後一定時間内に停止前の状態に自動復帰する。
この発明の他の局面に係る車両用制御方法は、駆動源に電力を供給する第1の蓄電装置と、第1の蓄電装置よりも電圧が低い第2の蓄電装置と、第1の蓄電装置の電圧を降圧して第2の蓄電装置に出力することによって第2の蓄電装置を充電するためのDC/DCコンバータとを搭載した車両の車両用制御方法である。DC/DCコンバータは、出力電流がしきい値よりも大きくなる場合もしくは加熱保護の場合に、パワーセーブ制御によって出力電圧を低下させる。この車両用制御方法は、DC/DCコンバータの出力電流を検出するステップと、DC/DCコンバータの出力電圧を検出するステップと、パワーセーブ制御の実行中に、出力電圧が、第2の蓄電装置が充電できない状態となる境界値以下であるか否かを判定するステップと、パワーセーブ制御の実行中に、出力電圧が境界値以下であると判定された場合に、出力電圧が、パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低くなるようにDC/DCコンバータに対して第1の制御を実行し、第1の制御を開始してから第1の時間が経過した場合に、出力電圧が境界値よりも高くなるようにDC/DCコンバータに対して第2の制御を実行するステップとを含む。
車両に搭載された電源システムの構成を示す図である。 DC/DCコンバータの出力電圧と出力電流との関係を示す図である。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUの機能ブロック図である。 出力電圧変動モード時の出力電圧の変化を説明するためのタイミングチャートである。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、車両に搭載された電源システム2は、主バッテリ10と、補機バッテリ20と、DC/DCコンバータ30と、DC/DCコンバータ制御回路40と、電流センサ60と、温度センサ70と、電圧センサ80と、駆動源92と、灯火装置90とを含む。
本実施における電源システム2は、少なくとも主バッテリ10と補機バッテリ20とを含む車両に搭載される。車両は、たとえば、少なくとも回転電機を駆動源とするハイブリッド車両、電気自動車あるいは燃料電池自動車等である。
主バッテリ10は、車両の走行用エネルギーを蓄電し、駆動源92である回転電機に対して、昇圧コンバータおよびインバータ(いずれも図示せず)を経由して電力を供給する蓄電装置である。DC/DCコンバータ30は、主バッテリ10の電力を用いて補機バッテリ20を充電したり、車両に対応された補機に対して電力を供給したりする。
補機バッテリ20は、主バッテリよりも電圧の低い蓄電装置であって、回転電機以外の電気機器に電力を供給する。補機バッテリ20は、たとえば、12Vバッテリを一例として説明するが、24Vバッテリであってもよいし、その他の電圧のバッテリであってもよく、特に12Vバッテリに限定されるものではない。
電流センサ60は、DC/DCコンバータ30の出力電流を検出する。電流センサ60は、検出した出力電流の検出値を示す信号をECU(Electronic Control Unit)44に送信する。
温度センサ70は、DC/DCコンバータ30の温度を検出する。温度センサ70は、検出したDC/DCコンバータ30の温度の検出値を示す信号をECU44に送信する。本実施の形態において、温度センサ70は、同期整流回路34近傍に設けたが、特に同期整流回路34近傍の位置に限定して設けられるものではなく、たとえば、温度センサ70をDC/DCコンバータ30の内部温度が検出可能な箇所あるいはDC/DCコンバータ30を冷却する冷却システムの温度が検出可能な箇所に設けられるようにしてもよい。あるいは、電流センサ60の検出結果の履歴と外気温とによってDC/DCコンバータ30の温度を推定するようにしてもよい。
電圧センサ80は、DC/DCコンバータ30の出力電圧を検出する。電圧センサ80は、検出したDC/DCコンバータ30の出力電圧の検出値を示す信号をECU44に送信する。
灯火装置90は、ヘッドライト、室内灯などであって、補機バッテリ20あるいはDC/DCコンバータ30から電力の供給を受けて点灯する。
DC/DCコンバータ30は、入力平滑コンデンサ31と、フルブリッジ型のインバータ回路32と、降圧トランス33と、同期整流回路34と、チョークコイル35と、出力平滑コンデンサ36とを含む。なお、DC/DCコンバータ30は、周知の回路構成を適用すればよく、特に、図1に示す回路構成に限定されるものではない。
DC/DCコンバータ制御回路40は、DC/DCコンバータ30のスイッチング動作を制御する。DC/DCコンバータ制御回路40は、ECU44と、駆動回路42と、補助電源50とを含む。
駆動回路42は、ECU44から入力された制御信号によりPWM制御用のゲート電圧を形成し、これらゲート電圧をインバータ回路32の各MOSトランジスタや同期整流回路34の各MOSトランジスタに出力する。補助電源50は、ECU44および駆動回路42に電源電圧を供給する。
ECU44は、電流センサ60から受信した出力電流の検出値と、温度センサ70から受信したDC/DCコンバータ30の温度の検出値と、電圧センサ80から受信した出力電圧の検出値とに基づいて、DC/DCコンバータ30のスイッチング素子を動作させたり、スイッチング素子の動作を停止させたりする機能を有する。ECU44は、プログラムやマップ等を記憶するメモリ46を含む。
ECU44は、DC/DCコンバータ30のスイッチング素子を動作させたり、停止させたりすることにより、出力電圧と目標電圧との偏差がゼロとなるように制御信号を生成して、生成した制御信号を駆動回路42に送信する。
駆動回路42は、ECU44から受信した制御信号に基づいて、インバータ回路32の各MOSトランジスタにゲート電圧を入力して各MOSトランジスタをスイッチング駆動させる。これにより、インバータ回路32の平均出力電圧は、DC/DCコンバータ30の出力電圧と目標電圧との偏差がゼロとなるようにPWM(Pulse Width Modulation)制御される。
同期整流回路34を構成する一つのトランジスタは、インバータ回路32の各MOSトランジスタと同期してスイッチング制御されて、降圧トランス33の二次電圧を同期整流する。同期整流回路34の出力電圧は、チョークコイル35と出力平滑コンデンサ36とを含む出力平滑回路によって平滑された後に、補機バッテリ20を充電する。
以上のような構成を有する電源システム2において、ECU44は、出力電流がしきい値よりも大きくなる場合にDC/DCコンバータ30の出力電圧を低下させるパワーセーブ制御を実行する。出力電流がしきい値よりも大きくなる場合に、出力電圧を制限することにより、DC/DCコンバータ30に含まれる部品を熱の影響から保護することができる。出力電流が定格電流よりも増加する要因としては、たとえば、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターを作動させた場合、純正部品以外の電気部品(たとえば、電飾やイモビライザーなど)がユーザによって追加された場合、あるいは、上述の場合に加えて、登坂路を長時間走行しているなど通常走行よりも大きい駆動トルクが必要な場合である。
ECU44は、たとえば、図2に示すようなDC/DCコンバータ30における出力電圧と出力電流との関係を示すマップをメモリ46に記憶させる。図2の縦軸は出力電圧を示し、図2の横軸は出力電流を示す。また、出力電圧の目標値として、たとえば、補機バッテリ20の充電時に設定される上限電圧V(0)が設定されている場合を想定する。
ECU44は、図2に示すように、出力電流がしきい値A(0)に増加するまでは、目標電圧と同一の上限電圧V(0)が出力されるようにDC/DCコンバータ30を制御する。このとき、DC/DCコンバータ30によって補機バッテリ20の充電が可能となる。しきい値A(0)が定格電流である。
ECU44は、出力電流がしきい値A(0)よりも大きい場合もしくは加熱保護の場合には、目標電圧として上限電圧V(0)よりも小さい値を設定して、出力電圧がV(0)よりも小さくなるようにDC/DCコンバータ30を制御する。
本実施の形態において、V(0)からの出力電圧の低下量は、出力電流としきい値A(0)との差に対して線形であるとして説明するが、特に線形であることに限定されるものではなく、たとえば、非線形であってもよい。
ECU44は、出力電流がA(1)まで増加した場合に、目標電圧として上限電圧V(0)よりも小さいV(1)を設定して、出力電圧がV(1)になるようにDC/DCコンバータ30を制御する。具体的には、ECU44は、DC/DCコンバータ30の半導体パワースイッチング素子のデューティ比を低下させて、DC/DCコンバータ30の出力電圧をV(1)まで低下させる。
DC/DCコンバータ30の出力電圧がV(1)である場合、DC/DCコンバータ30と補機バッテリ20との充電と放電とは釣り合っている。以下の説明においては、このV(1)を境界値V(1)とも記載する。すなわち、この境界値V(1)未満では補機バッテリ20へ充電ができないことを意味する。
ECU44は、出力電流がA(2)になるまで増加した場合、DC/DCコンバータ30による電圧の出力を停止する。DC/DCコンバータ30は、出力電流がしきい値A(0)よりも大きくなる場合に、以上のようなパワーセーブ制御を実行することによって出力電流がしきい値A(0)以下である場合よりも出力電圧を低下させて、DC/DCコンバータ30に含まれる半導体の素子等の部品の劣化を防止したり、所望の機能を発揮できない状態になることを防止したりすることができる。
しかしながら、このようなパワーセーブ制御が継続される場合には、出力電圧の制限の程度によっては、補機バッテリ20の充電を行なうことができず、補機バッテリ20の電力を用いたエンジン等の始動性が悪化する場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU44が、パワーセーブ制御が実行中に、出力電圧が境界値以下であると判定された場合に、出力電圧が、パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低くなるようにDC/DCコンバータ30に対して第1の制御を実行し、第1の制御を開始してから第1の時間が経過した場合に、出力電圧が境界値よりも高くなるように前記DC/DCコンバータ30に対して第2の制御を実行する点に特徴を有する。
図3に、本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU44の機能ブロック図を示す。ECU44は、パワーセーブ判定部100と、電圧判定部102と、経過時間判定部104と、モード変更部106とを含む。
パワーセーブ判定部100は、パワーセーブ制御の実行中であるか否かを判定する。パワーセーブ判定部100は、たとえば、電流センサ60によって検出される出力電流の検出値がしきい値A(0)よりも大きい場合に、パワーセーブ制御の実行中であると判定する。なお、パワーセーブ判定部100は、たとえば、パワーセーブ制御の実行中であると判定された場合には、パワーセーブ判定フラグをオンするようにしてもよい。また、パワーセーブ判定部100は、出力電流の検出値に代えてまたは加えて温度センサ70による温度の検出値がしきい値よりも大きい場合に、パワーセーブ制御の実行中であると判定するようにしてもよい。
電圧判定部102は、パワーセーブ判定部100によってパワーセーブ制御の実行中であると判定された場合に、DC/DCコンバータ30の出力電圧が境界値V(1)以下であるか否かを判定する。
電圧判定部102は、電圧センサ80による出力電圧の検出値が境界値V(1)以下であるか否かを判定してもよいし、あるいは、電流センサ60による出力電流の検出値と図2に示すマップとから特定される出力電圧が境界値V(1)以下であるか否かを判定するようにしてもよい。
なお、電圧判定部102は、たとえば、パワーセーブ判定フラグがオンである場合に、出力電圧が境界値V(1)以下であるか否かを判定し、出力電圧が境界値V(1)以下である場合に、電圧判定フラグをオンするようにしてもよい。
経過時間判定部104は、パワーセーブ判定部100によってパワーセーブ制御の実行中であると判定され、かつ、電圧判定部102によって出力電圧が境界値V(1)以下であると判定された場合に、パワーセーブ制御が開始されてから待機時間が経過したか否かを判定する。待機時間は、予め定められた時間であってもよいし、DC/DCコンバータ30の状態に応じて変化する時間であってもよい。
経過時間判定部104は、たとえば、パワーセーブ判定フラグがオンであって、かつ、電圧判定フラグがオンである場合に、パワーセーブ制御が開始されてから待機時間が経過したか否かを判定し、待機時間が経過した場合に、経過判定フラグをオンするようにしてもよい。
モード変更部106は、パワーセーブ制御の実行中であって、出力電圧が境界値V(1)以下であって、かつ、パワーセーブ制御が開始されてから待機時間が経過した場合に、DC/DCコンバータ30の制御モードを通常モードから出力電圧変動モードに変更する。
なお、通常モードとは、図2に示すマップに従って出力電流の増加に応じて出力電圧が線形に低下するように目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30を制御する制御モードである。
一方、出力電圧変動モードとは、DC/DCコンバータ30の過熱を防止しつつ、補機バッテリ20の充電が可能となるように出力電圧の目標値を設定し、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30を制御する制御モードである。
たとえば、図4に出力電圧変動モード時のDC/DCコンバータ30の出力電圧の変化を示す。図4の縦軸は、DC/DCコンバータ30の出力電圧であって、図4の横軸は、経過時間を示す。
図4に示すように、たとえば、通常モードにおいてDC/DCコンバータ30が電圧Vaを継続して出力している場合を想定する。この電圧Vaは、出力電流と図2に示したマップとに基づいて算出された出力電圧の目標値と一致する電圧であって、境界値V(1)以下であって、下限電圧V(2)よりも大きい電圧である。
なお、図4に示す下限電圧V(2)は、少なくとも灯火装置90や空調装置等の車両に搭載される電気機器を作動させることが可能な電圧の下限値を示す。そのため、DC/DCコンバータ30の出力電圧が下限電圧V(2)以上である場合にDC/DCコンバータ30によって電気機器を作動させる電力を供給することができる。
時間T(0)にて、パワーセーブ制御が開始されてから待機時間が経過して、DC/DCコンバータ30の制御モードが通常モードから出力電圧変動モードに変更された場合に、出力電圧が電圧Vaから電圧Vbになるまで変化量ΔVaで低下するように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。
時間T(1)にて、出力電圧が電圧Vbになった場合には、電圧Vbが維持されるように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。これにより、通常モードよりも出力電圧が低下させられるためDC/DCコンバータ30の温度は、通常モードよりも低くなる。なお、このようなDC/DCコンバータ30の出力電圧の制御は、スイッチング素子に対するDuty比を変動させることにより実現される。
時間T(2)にて、時間T(0)から第1の時間が経過した場合に、出力電圧がVbから電圧Vcになるまで変化量ΔVbで上昇するように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。電圧Vcは、境界値V(1)よりも大きい電圧であり、かつ素子破壊に至る電圧よりも低く、補機バッテリ20を最適に充電することができる電圧とする。また、この充電に最適な電圧は補機バッテリ20の充電量や補機バッテリ20の温度によって異なるがそれを考慮するパラメータを追加してもよい。
時間T(3)にて、出力電圧が電圧Vcになった場合には、電圧Vcが維持されるように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。これにより、DC/DCコンバータ30の出力電圧が補機バッテリ20の充電が可能な電圧となるため、補機バッテリ20の充電が開始される。
時間T(4)にて、時間T(2)から第2の時間が経過するまで補機バッテリ20が充電された後、出力電圧がVcから再度電圧Vbになるまで変化量ΔVcで低下するように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。
時間T(5)にて、出力電圧がVbになった場合には、電圧Vbが維持されるように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。そして、時間T(6)にて、時間T(4)から第1の時間が経過した場合に、出力電圧がVbから電圧Vcになるまで変化量ΔVbで上昇するように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御され、時間T(7)にて、出力電圧がVcになった場合には、電圧Vcが維持されるように目標値が設定され、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータ30が制御される。
なお、第1の時間および第2の時間は、予め定められた時間であってもよいし、DC/DCコンバータ30の状態に応じて変化する時間であってもよい。第1の時間は、たとえば、DC/DCコンバータ30において通常モードの場合よりも熱的余裕を生じさせる時間である。第2の時間は、当該時間が経過するまで出力電圧を継続した場合に、DC/DCコンバータ30において生じる熱がDC/DCコンバータ30の作動に対して影響をおよぼさない程度の時間であれば特に限定されるものではない。たとえば、第2の時間は、出力電圧が電圧VcになってからDC/DCコンバータ30の温度がしきい値を超えるまでの時間としてもよい。さらに、本実施の形態において、第1の時間の始点は、第1の制御の開始時点としたが、たとえば、出力電圧がVbになった時点としてもよい。同様に、本実施の形態において、第2の時間の始点は、第2の制御の開始時点としたが、たとえば、出力電圧がVcになった時点としてもよい。
また、DC/DCコンバータ30は、急激に入力電圧もしくは出力電圧が変動した場合(すなわち、その変化量が予め定められた値よりも大きくなる場合)に、内部に設けられる素子もしくはDC/DCコンバータ30に接続されている灯火装置等の素子を保護するために電圧の出力を停止するように制御される。そのため、変化量ΔVa、ΔVbおよびΔVcは、少なくともDC/DCコンバータ30が電圧の出力を停止しない程度の変化量であることが望ましい。なお、DC/DCコンバータ30は、素子保護のために出力を停止した後一定時間内に停止前の状態に自動復帰するようにしてもよい。
また、DC/DCコンバータ30の出力電圧が急激に変動した場合には、灯火装置90が明滅する場合がある。そのため、変化量ΔVaおよびΔVbは、灯火装置90の明滅をユーザが感じない程度の変化量であることが望ましい。
また、電圧Vcは、出力電圧変動モードへの変更時の初期電圧Vaに関係なく予め定められた値に設定するようにしてもよい。あるいは、初期電圧Vaが第1の値の場合に設定される電圧Vcの値が初期電圧Vaが第1の値よりも小さい第2の値の場合に設定される電圧Vcの値よりも大きくなるように設定するようにしてもよい。
なお、モード変更部106は、たとえば、パワーセーブ判定フラグ、電圧判定フラグおよび経過判定フラグがいずれもオンである場合に、DC/DCコンバータ30の制御モードを出力電圧変動モードに変更するようにしてもよい。
本実施の形態において、パワーセーブ判定部100と、電圧判定部102と、経過時間判定部104と、モード変更部106とは、いずれもECU44のCPUがメモリ46に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
また、本実施の形態において、出力電圧が電圧VbになるようにするDC/DCコンバータ30の制御が「第1の制御」に対応し、出力電圧が電圧VcになるようにするDC/DCコンバータ30の制御が「第2の制御」に対応する。
図5を参照して、本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU44で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図5に示す計算ルーチンは予め定められたサンプル時間毎に実行されるものとする。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU44は、出力電圧、出力電流および温度を読み込む。ECU44は、たとえば、出力電流、出力電圧および温度を読み込んだ後に、予め定められた時間の平均値を各々算出する平均化処理を実行するようにしてもよい。
S102にて、ECU44は、パワーセーブ制御の実行中であるか否かを判定する。パワーセーブ制御の実行中であるか否かの判定方法は、上述したとおりであるためその詳細な説明は繰返さない。パワーセーブ制御の実行中である場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)、処理はS102に戻される。
S104にて、ECU44は、出力電圧が境界値V(1)以下であるか否かを判定する。出力電圧が境界値V(1)以下である場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでない場合(S104にてNO)、処理はS102に戻される。
S106にて、ECU44は、パワーセーブ制御の実行時間が待機時間以上であるか否かを判定する。パワーセーブ制御の実行時間が待機時間以上である場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでない場合(S106にてNO)、処理はS102に戻される。
S108にて、ECU44は、DC/DCコンバータ30の制御モードを通常モードから出力電圧変動モードに変更する。なお、通常モードから出力電圧変動モードに変更された場合のDC/DCコンバータ30の制御については上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰返さない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU44の動作について説明する。
たとえば、パワーセーブ制御の実行によりDC/DCコンバータ30の出力電圧が境界値V(1)よりも小さいVaである場合を想定する。このとき、DC/DCコンバータ30の制御モードは、通常モードである。
電流センサ60、温度センサ70および電圧センサ80によって検出されたDC/DCコンバータ30の出力電流、出力電圧および温度が読み込まれ(S100)、読み込まれた出力電流、出力電圧および温度に基づいて、パワーセーブ制御が実行中であると判定された場合(S102にてYES)、出力電圧が境界値V(1)以下であるか否かが判定される(S104)。
出力電圧が境界値V(1)以下になるまで低下した場合であって(S104にてYES)、かつ、パワーセーブ制御の実行時間が待機時間を経過した場合(S106にてYES)、DC/DCコンバータ30の制御モードが通常モードから出力電圧変動モードに変更される(S108)。
そのため、図4に示したように、時間T(0)において通常モードから出力電圧変動モードに変更された場合、変化量ΔVaで出力電圧がVaからVbまで低下させられる。時間T(0)から時間T(2)までの第1の時間が経過するまでVbが維持された後に、変化量ΔVbで出力電圧がVbからVcまで上昇させられる。時間T(2)から時間T(4)までの第2の時間が経過するまでVcが維持されることにより、補機バッテリ20の充電が行なわれる。時間T(4)にて、第2の時間が経過した後に、変化量ΔVcで出力電圧がVcからVbまで再度低下させられる。このようなDC/DCコンバータ30の制御が実行されることにより、パワーセーブ制御の実行中に、補機バッテリ20の充電が行なわれる。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用制御装置によると、ECUはパワーセーブ制御の実行中に、出力電圧が境界値V(1)以下であると判定された場合に、出力電圧が、境界値V(1)およびパワーセーブ制御によって低下した状態の電圧Vaよりも低い電圧VbになるようにDC/DCコンバータを制御するとともに、電圧VbになるようにDC/DCコンバータの制御を開始してから第1の時間が経過した場合に、出力電圧が境界値V(1)よりも高い電圧VcになるようにDC/DCコンバータを制御する。これにより、出力電流の増加に対して内部の部品等を保護するためにDC/DCコンバータの出力が制限された状態において、補機バッテリを充電することができる。したがって、DC/DCコンバータの出力が制限された状態において、補機バッテリを適切に充電できる車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
また、ECUは、第2の制御を開始してから第2の時間が経過した場合に、第1の制御を実行することにより、DC/DCコンバータの作動によって生じた熱がDC/DCコンバータの動作に影響をおよぼすことを防止することができる。
さらに、ECUは、灯火装置が出力電圧の変動に起因して明滅しない程度の速度(変化量ΔVaあるいはΔVc)で出力電圧が電圧Vbまで低下するように目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータを制御するようにしてもよい。これにより、ユーザが灯火装置が異常であると認識することを防止しつつ、補機バッテリを充電することができる。
さらに、ECUは、C/DCコンバータからの電圧の出力が停止しない程度の速度(変化量ΔVa、ΔVbあるいはΔVc)で出力電圧が電圧Vbまで低下(または上昇)するように目標値を設定して、設定された目標値に基づいてDC/DCコンバータを制御するようにしてもよい。これにより、DC/DCコンバータの出力を停止することなく、速やかにDC/DCコンバータの出力電圧を電圧Vb(またはVc)まで低下(または上昇)させることができる。
さらに、従来、出力電流が定格電流を超えてパワーセーブ制御が実行された場合、補機バッテリを充電することができなかったため、定格電流は、通常の車両の使用においての最大の電流値よりも大きくする必要があるが、本実施の形態においては、出力電流が定格電流を超えた場合においても、DC/DCコンバータによって補機バッテリを充電することができるため、定格電流を通常の車両の使用においての最大の電流値よりも小さい値に設定することができる。これにより、DC/DCコンバータの体格を縮小して、生産コストを低下させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 電源システム、10 主バッテリ、20 補機バッテリ、30 DC/DCコンバータ、31 入力平滑コンデンサ、32 インバータ回路、33 降圧トランス、34 同期整流回路、35 チョークコイル、36 出力平滑コンデンサ、40 コンバータ制御回路、42 駆動回路、44 ECU、46 メモリ、50 補助電源、60 電流センサ、70 温度センサ、80 電圧センサ、90 灯火装置、92 駆動源、100 パワーセーブ判定部、102 電圧判定部、104 経過時間判定部、106 モード変更部。

Claims (7)

  1. 駆動源に電力を供給する第1の蓄電装置と、前記第1の蓄電装置よりも電圧が低い第2の蓄電装置と、前記第1の蓄電装置の電圧を降圧して前記第2の蓄電装置に出力することによって前記第2の蓄電装置を充電するためのDC/DCコンバータとを搭載した車両を制御する車両用制御装置であって、
    前記DC/DCコンバータは、出力電流がしきい値よりも大きくなる場合もしくは加熱保護の場合に、パワーセーブ制御によって出力電圧を低下させ、
    前記車両用制御装置は、
    前記DC/DCコンバータの前記出力電流を検出するための電流検出部と、
    前記DC/DCコンバータの前記出力電圧を検出するための電圧検出部と、
    前記パワーセーブ制御の実行中に、前記出力電圧が、前記第2の蓄電装置が充電できない状態となる境界値以下であるか否かを判定するための判定部と、
    前記パワーセーブ制御の実行中に、前記出力電圧が前記境界値以下であると判定された場合に、前記出力電圧が、前記パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低くなるように前記DC/DCコンバータに対して第1の制御を実行し、前記第1の制御が開始してから第1の時間が経過した場合に、前記出力電圧が前記境界値よりも高くなるように前記DC/DCコンバータに対して第2の制御を実行するための制御部とを含む、車両用制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の制御を開始してから第2の時間が経過した場合に前記第1の制御を再び実行する、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記車両には、灯火装置が設けられ、
    前記制御部は、前記第1の制御において、前記出力電圧が前記パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低い電圧になるまで、前記灯火装置の明滅が生じない程度の出力電圧の変動速度で前記出力電圧が低下するように前記出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいて前記DC/DCコンバータを制御する、請求項1または2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の制御において、前記出力電圧が前記パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低い電圧になるまで、前記DC/DCコンバータからの電圧の出力が停止しない程度の入力電圧もしくは出力電圧の変動速度で前記出力電圧が低下するように前記出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいて前記DC/DCコンバータを制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の制御において、前記出力電圧が前記境界値よりも高い電圧になるまで、前記DC/DCコンバータからの電圧の出力が停止しない程度の入力電圧もしくは出力電圧の変動速度で前記出力電圧が上昇するように前記出力電圧の目標値を設定して、設定された目標値に基づいて前記DC/DCコンバータを制御する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記DC/DCコンバータは、入力電圧もしくは出力電圧の時間変化量の絶対値が予め定められた値よりも大きい場合に、DC/DCコンバータの内部に設けられる素子もしくはDC/DCコンバータに接続されている灯火装置等の素子を保護するために電圧の出力を停止する、あるいは、出力を停止後一定時間内に停止前の状態に自動復帰する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用制御装置。
  7. 駆動源に電力を供給する第1の蓄電装置と、前記第1の蓄電装置よりも電圧が低い第2の蓄電装置と、前記第1の蓄電装置の電圧を降圧して前記第2の蓄電装置に出力することによって前記第2の蓄電装置を充電するためのDC/DCコンバータとを搭載した車両の車両用制御方法であって、
    前記DC/DCコンバータは、出力電流がしきい値よりも大きくなる場合もしくは加熱保護の場合に、パワーセーブ制御によって出力電圧を低下させ、
    前記DC/DCコンバータの出力電流を検出するステップと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧を検出するステップと、
    前記パワーセーブ制御の実行中に、前記出力電圧が、前記第2の蓄電装置が充電できない状態となる境界値以下であるか否かを判定するステップと、
    前記パワーセーブ制御の実行中に、前記出力電圧が前記境界値以下であると判定された場合に、前記出力電圧が、前記パワーセーブ制御によって低下した状態の出力電圧よりも低くなるように前記DC/DCコンバータに対して第1の制御を実行し、前記第1の制御を開始してから第1の時間が経過した場合に、前記出力電圧が前記境界値よりも高くなるように前記DC/DCコンバータに対して第2の制御を実行するステップとを含む、車両用制御方法。
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