JP2011085442A - 組合せ秤の電力消費量を監視する方法 - Google Patents

組合せ秤の電力消費量を監視する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者に対して組合せ秤の電力消費量を効率よく削減するための電力消費指標を提供する。
【解決手段】被計量物を振動フィーダの振動によって複数のホッパへと搬送し、当該ホッパの中から排出すべき目標重量に応じた当該ホッパの組合せを決定し、当該決定した組合せに含まれる当該ホッパのホッパゲートを開き当該被計量物を排出する、という動作を繰り返す組合せ秤の電力消費量を監視する方法であって、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの駆動により消費された消費電力を測定し、測定された前記消費電力に基づいて電力消費量削減のための電力消費指標を算定し、算定された前記電力消費指標を表示器に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、組合せ秤の電力消費量を監視する方法に関する。
近年、地球温暖化防止のための二酸化炭素の排出量削減策が様々な分野において急務な課題となっており、組合せ秤の分野においても例外なくその対策が求められている。組合せ秤の振動フィーダのような搬送装置における二酸化炭素の排出量削減策の一般的な手法である電力消費量の削減に関する技術としては、以下の特許文献1乃至4に開示された技術が挙げられる。
特許文献1には、エンドレスベルトと定荷重物との間に低摩擦シートと中間シートとが介在する消費電力測定用試験装置が開示されている。この装置によれば、コンベヤベルトの駆動に際して、エンドレスベルトと定荷重物との間には殆ど摩擦力が作用することがないので、エンドレスベルトの上面には常に一定の荷重が積載された状態で消費電力を測定でき、積載荷重の変動に伴う消費電力の誤差が生じないと記載されている。
特許文献2には、コンベヤベルトをベルトコンベヤ装置に装着した後、経過時間情報と、コンベヤベルトの消費電力情報と、コンベヤベルトの設置地域の気温情報と、を用いて、コンベヤベルトの消費特性を表す特性値を求める、コンベヤベルトの消費電力特性の評価方法が開示されている。
特許文献3には、搬送用駆動ローラの駆動を要しない制御ゾーン、即ち、下流側への被搬送物の搬送や上流側からの被搬送物の受入れを行わない制御ゾーンでは、搬送用駆動ローラの駆動が行われず、不必要な電力消費を削減できる、ゾーンコントローラが開示されている。
特許文献4には、粉粒体搬送時の搬送負荷に応じてルーツブロアの出力を変更し、常に最小限度の出力でルーツブロアを作動させることにより、例えば搬送負荷が大きい場合には定格出力で運転し、搬送負荷が小さい場合にはルーツブロア駆動モータの回転出力を低減させ、電力消費量を減らして搬送させる、粉粒体搬送システムが開示されている。
特開2006−225150公報 特開2008−74525号公報 特許第4122392号公報 特許第4244145号公報
ところで、特許文献1乃至4に開示された技術は、あくまで一般的な搬送装置の電力消費量の削減に関する技術にすぎないので、組合せ秤の分野にそのまま適用できたとしても次のような問題が考えられる。つまり、組合せ秤においては、振動フィーダの駆動とホッパゲートの駆動とに組合せ秤のほとんどの電力が消費されるという特有の事情がある。このため、組合せ秤の分野にそのまま適用できたとしても、上記のような組合せ秤の特有の事情が何ら考慮されていないため、組合せ秤の分野における抜本的な対策とはならず、効率よく電力消費量を削減できないと考えられる。
上記のとおり、組合せ秤においては、振動フィーダ及びホッパゲートの駆動に組合せ秤のほとんどの電力が消費されるという特有の事情がある。そこで、振動フィーダ及びホッパゲートの駆動に際して運転パラメータ(振動フィーダの振動幅や動作時間、被計量物の目標重量、ホッパの組合せ重量、運転速度(例えば、単位時間あたりの組合せ重量)、ホッパゲート駆動機構(例えば、ステッピングモータ等)の駆動電流等)を適切に設定又は調整することにより、電力消費量を効率的に削減できる。
なお、組合せ秤の運転パラメータの設定又は調整は、品種毎に若しくは目標重量毎に行う必要がある。例えば、品種が異なれば(例えば、キャンディとポテトチップスの場合)、振動フィーダの振動幅やホッパゲート駆動機構の駆動電流等を当然調整する必要がある。また、同一品種であっても目標重量が異なれば(例えば、100g包装のキャンディと200g包装のキャンディの場合)、同様に振動フィーダの振動幅やホッパゲート駆動機構の駆動電流等を調整する必要がある。
ホッパへ適量の被計量物を投入することが組合せ秤の組合せ精度の向上と運転速度の向上に繋がることが知られている。そこで、ホッパへの投入量を調整すべく、振動フィーダの振動幅の調整が通常行われている。しかし、振動フィーダへの供給量が少ない場合、振動フィーダの振動幅をたとえ大きくしたところで、フィーダ搬送量は瞬間的に増加しても次第に減少することになるので、組合せ秤の全体的な組合せ精度及び運転速度の向上に寄与するとは必ずしも言いきれない。
そこで、本発明に係る組合せ秤の電力消費量を監視する方法は、被計量物を振動フィーダの振動によって複数のホッパへと搬送し、当該ホッパの中から排出すべき目標重量に応じた当該ホッパの組合せを決定し、当該決定した組合せに含まれる当該ホッパのホッパゲートを開き当該被計量物を排出する、という動作を繰り返す組合せ秤の電力消費量を監視する方法であって、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの駆動により消費された消費電力を測定し、測定した前記消費電力に基づいて電力消費量削減のための電力消費指標を算定し、算定した前記電力消費指標を表示器に表示する、こととする。
上記の方法によれば、振動フィーダ及びホッパゲートの駆動に組合せ秤のほとんどの電力が消費されるという組合せ秤の特有の事情を最大限に考慮することができ、作業者に対して、振動フィーダ及び/又はホッパゲートの駆動に際して電力消費の無駄が生じていないか否かを報知させることが可能となる。これにより、組合せ秤の省エネルギー運転を容易に実現することができる。
上記の組合せ秤の電力消費量を監視する方法において、前記電力消費指標は、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの待機中の消費電力、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの消費電力量、及び前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの前記組合せ秤の運転時間中の平均消費電力の中の少なくともいずれかである、としてもよい。
上記の方法によれば、作業者は、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの待機中の消費電力、消費電力量、又は平均消費電力を監視して、組合せ秤の電力消費量を削減するための適切かつ迅速な対策をとることができる。
上記の組合せ秤の電力消費量を監視する方法において、前記被計量物毎に算定された前記電力消費指標を前記被計量物毎に付与された被計量物IDと対応付けて記憶し、記憶された前記電力消費指標の中で、複数の前記被計量物IDにそれぞれ対応づけられている前記電力消費指標を対比可能となるように前記表示器に表示する、としてもよい。
上記の方法によれば、作業者は、被計量物ID毎の電力消費指標を対比することにより、被計量物ID毎の組合せ秤の運転パラメータの設定又は調整について検証することができる。例えば、ある被計量物IDの電力消費指標がその他の被計量物IDの電力消費指標と比べて電力消費量の無駄が突出して悪いことを反映しているようであれば、作業者は、電力消費量を削減すべく、当該ある被計量物IDの組合せ秤の運転パラメータの再設定又は再調整といった対策をとることができる。
上記の組合せ秤の電力消費量を監視する方法において、前記電力消費指標は、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの前記組合せ秤の運転時間中の平均消費電力であり、前記被計量物の被計量物ID毎に、前記組合せ秤の運転時間の間に排出された前記被計量物の総重量を算定し、算定された前記総重量を前記被計量物IDと対応付けて記憶し、記憶された前記被計量物ID毎の総重量の大小関係と、記憶された前記被計量物ID毎の前記平均消費電力の大小関係と、を照合した結果に基づいて、記憶された前記被計量物ID毎の前記平均消費電力が妥当か否かを判定し、妥当でないと判定された前記平均消費電力を前記表示器に強調表示する、としてもよい。
上記の方法により、作業者は、平均消費電力が妥当でなかった被計量物IDに関する組合せ秤の運転を容易に特定することが可能となる。例えば、被計量物IDが品種(1)である被計量物(1)に関する組合せ秤の運転と被計量物IDが品種(2)である被計量物(2)の組合せ秤の運転との間において、被計量物(1)の排出総重量が被計量物(2)の排出総重量よりも大きい場合には、被計量物(1)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力は被計量物(2)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力よりも大きいことが予想される。そこで、被計量物(2)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力の方が、被計量物(1)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力よりも大きくなる場合には、被計量物(2)に関する組合せ秤の運転パラメータの設定又は調整に何らかの問題があったものと考えられるので、電力消費指標表示器において被計量物(2)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力を強調表示する。そうすると、作業者は、当該強調表示によって、被計量物(2)に関する組合せ秤の運転時の平均消費電力が妥当ではないことを容易に把握することができるため、電力消費量を削減すべく、被計量物(2)に関する運転パラメータの再設定又は再調整といった対策をとることができる。
上記の組合せ秤の電力消費量を監視する方法において、前記被計量物毎に算定された前記電力消費指標を、前記被計量物の被計量物ID及び前記電力消費指標を算定した日付と対応付けて記憶し、記憶された前記電力消費指標の中で、ある前記被計量物ID及び複数の前記日付にそれぞれ対応づけられている前記電力消費指標を、対比可能となるように前記表示器に表示する、としてもよい。
上記の方法により、作業者は、ある被計量物IDについて日付毎の電力消費指標を対比することにより、日付毎の組合せ秤の運転パラメータの設定又は調整について検証することができる。例えば、ある日付の電力消費指標がその他の日付の電力消費指標と比べて電力消費の無駄が突出して悪いことを反映しているようであれば、作業者は、当該ある日付の組合せ秤の運転パラメータの設定又は調整には問題があったと容易に想定することができ、今後の組合せ秤の運転に役立てることが可能となる。
本発明によれば、作業者に対して組合せ秤の電力消費量を効率よく削減するための電力消費指標を提供することができ、ひいては電力消費量を効率的に削減できる。
図1は本発明の実施の形態に係る組合せ秤の全体構成を示した図である。 図2は本発明の実施の形態に係る組合せ秤の消費電力測定システムの構成を示した図である。 図3は図1の組合せ秤における消費電力報知画面の構成を示した図である。 図4は図1の組合せ秤における品種別平均消費電力報知画面の構成を示した図である。 図5は図1の組合せ秤における平均消費電力経時変化報知画面の構成を示した図である。 図6は本発明の実施の形態に係る平均消費電力検証処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
[組合せ秤の全体構成]
以下では、図1、図2を用いて、本発明の実施の形態に係る組合せ秤の全体構成について説明する。なお、図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ秤の全体構成を示した図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る組合せ秤200の消費電力測定システムの構成を示した図である。
組合せ秤200は、供給装置1から供給される被計量物を振動フィーダ(メインフィーダ4、リニアフィーダ6等)の振動によって複数のホッパ(供給ホッパ10、計量ホッパ12等)へと搬送し、当該複数のホッパの中から排出すべき目標重量に応じた最適なホッパの組合せを決定し、当該決定した組合せに参加するホッパゲートを開き被計量物を包装機(図示せず)へ排出する、という動作を繰り返す計量装置である。
供給装置1は、組合せ秤200の円錐形のトップコーン3の上方に配置され、組合せ秤200に被計量物を供給する装置である。供給装置1は、例えば、振動器を取り付けた大型の細長い容器であるトラフ(trough)等により構成される。このトラフに被計量物が入れられ、振動器を用いて被計量物が加振されると、被計量物はトラフ内を振動によって搬送される。なお、供給装置1は、複数の容器が列上に配置されたベルトコンベアにより構成されてもよい。また、供給装置1は、トップコーン3の円錐頂点と対向する位置に被計量物の排出口1Aを有する。この排出口1Aから、トラフ内で搬送された被計量物がトップコーン3の円錐頂点に向けて排出される。
組合せ秤200は、制御器7と、レベル検出器2と、トップコーン3と、メインフィーダ4と、複数のリニアフィーダパン5と、複数のリニアフィーダ6と、複数の供給ホッパ10と、複数の重量センサ8と、複数の計量ホッパ12と、複数のメモリホッパ15と、集合シュート17と、排出シュート18と、操作設定表示器9と、を有する。なお、図1には、簡略化のため、リニアフィーダ6、供給ホッパ10、重量センサ8、計量ホッパ12、メモリホッパ15に関して1つの組(ヘッド)のみを示しており、その他の組を省略している。
制御器7は、組合せ秤200全体の制御を司るものである。制御器7は、A/D変換部、CPUなどの演算処理部、RAMやROMなどのメモリ部、フィーダ及びホッパの駆動部から構成されている。なお、図2には、制御器7の構成の一部として、CPU70、メモリ71、A/D変換回路72が示されている。制御器7は、一のCPU70による集中型の構成としてもよいし、複数のCPU70による分散型の構成としてもよい。
レベル検出器2は、トップコーン3に近接する位置に配置され、トップコーン3上の被計量物の量(レベル)を検出する光電式の検出器である。レベル検出器2の検出結果は制御器7に送信される。制御器7は、レベル検出器2の検出結果をもとに、トップコーン3上の被計量物を一定量に保つように、供給装置1による被計量物の供給動作を制御する。
メインフィーダ4は、振動機41の上に載置されたトップコーン3を振動させる円錐型の振動フィーダである。さらに、メインフィーダ4は、図2に示すように、振動機41を駆動するメインフィーダ駆動回路40で駆動される。供給装置1の排出口1Aからトップコーン3に供給される被計量物は、メインフィーダ4の振動エネルギーによって、トップコーン3において放射状に均等に分散される。なお、被計量物を均一に分散させるために、制御器7は、作業者による操作設定表示器9の操作指示に基づいて、メインフィーダ4の振動幅と動作時間とを自動的に制御する。
リニアフィーダパン5は、トップコーン3の周囲に円状に複数配置され、トップコーン3から被計量物を受け取って下流へと供給するトラフの一種である。
リニアフィーダ6は、このリニアフィーダパン5と、メインフィーダ4の周囲においてリニアフィーダパン5毎に配置され、リニアフィーダパン5を振動させる振動機61とを備えたフィーダである。さらに、リニアフィーダ6は、図2に示すように、振動機61を駆動するリニアフィーダ駆動回路60で駆動される。リニアフィーダ6(正確には振動機61)の振動エネルギーにより、リニアフィーダパン5上に載置した被計量物の直進搬送が行われて、被計量物が供給ホッパ10に供給される。なお、適量の被計量物を供給ホッパ10に供給するため、制御器7は、作業者による操作設定表示器9の操作指示に基づいて、リニアフィーダ6の振動幅と動作時間とを自動制御する。
供給ホッパ10は、リニアフィーダパン5の下流に円状に配置され、リニアフィーダパン5から送り込まれた被計量物を受け取り、さらに下流に配置された計量ホッパ12に供給するホッパである。供給ホッパ10は、図1、図2に示すように、ホッパゲートと、該ホッパゲートを開閉させるモータ101と、モータ101を駆動する供給ホッパ駆動回路100とにより駆動される。供給ホッパ10は、制御器7の指示に基づき、計量ホッパ12が空になるとホッパゲートを開き、計量ホッパ12へ被計量物を排出する。
計量ホッパ12は、供給ホッパ10の下流に配置され、供給ホッパ10から供給された被計量物を受け取り、さらに下流に配置されたメモリホッパ15又は集合シュート17に供給するホッパである。計量ホッパ12は、図1、図2に示すように、内側ホッパゲート13と、外側ホッパゲート14と、内側及び外側ホッパゲート13、14を開閉させるモータ121と、モータ121を駆動する計量ホッパ駆動回路120とを備えている。計量ホッパ12は、制御器7の指示に基づき、メモリホッパ15に被計量物を供給する場合には内側ホッパゲート13を開き、集合シュート17に被計量物を供給する場合には外側ホッパゲート14を開く。また、計量ホッパ12には、計量ホッパ12内の被計量物の重量を測定する重量センサ8が取り付けられる。重量センサ8の検出結果は制御器7に送信される。制御器7は、重量センサ8の現状の検出結果及びメモリホッパ15に保持されている被計量物について予め測定された重量に基づいて、複数の計量ホッパ12の中から被計量物を排出すべき計量ホッパ12の組合せを求め、該組合せに選ばれた計量ホッパ12のホッパゲートを開く制御を行う。
メモリホッパ15は、計量ホッパ12に加えて組合せ演算に参加可能なホッパ数を増やすために計量ホッパ12の内側ホッパゲート13の下流に配設され、計量ホッパ12の内側ホッパゲート13から計量された被計量物を保持するホッパである。メモリホッパ15は、図1、図2に示すように、内側ホッパゲート13と、内側ホッパゲート13を開閉させるモータ151と、モータ151を駆動するメモリホッパ駆動回路150とにより構成されている。メモリホッパ15は、制御器7の指示に基づき、自身が排出すべき組合せに参加する場合には、内側ホッパゲート16を開いて被計量物を集合シュート17へと供給する。
集合シュート17は、計量ホッパ12の外側ホッパゲート14の下流に配設され、外側ホッパゲート14から排出された被計量物を集合させ、さらに下流の排出シュート18へと供給する。排出シュート18は、集合シュート17から供給される被計量物を受け取り、図示されない包装機へと排出する。
操作設定表示器9は、制御器7と通信可能に接続されており、組合せ秤200の運転パラメータを設定できる。なお、作業者により設定可能な「運転パラメータ」とは、振動フィーダの振動幅や動作時間、被計量物の目標重量等が挙げられる。また、操作設定表示器9は、作業者により設定された運転パラメータや、組合せ秤200の運転状況を表示することができる。なお、表示可能な「運転状況」とは、組合せ状況、ホッパの組合せ重量、運転速度、組合せ結果の集計値が挙げられる。
さらに、操作設定表示器9は、図3に示す消費電力報知画面301、図4に示す品種別平均消費電力報知画面401、及び図5に示す平均消費電力経時変化報知画面501を表示することができる。これらの画面表示の詳細については後述する。
[組合せ秤の消費電力測定システムの構成]
以下では、図2を用いて本発明の実施の形態に係る組合せ秤200の消費電力測定システムの構成について説明する。
同図に示す消費電力測定システムは、組合せ秤200の全体の消費電力と、振動フィーダ(メインフィーダ駆動回路40、リニアフィーダ駆動回路60)の消費電力と、ホッパ(供給ホッパ駆動回路100、計量ホッパ駆動回路120、メモリホッパ駆動回路150)の消費電力とを測定するシステムである。
組合せ秤200の電源系統は、一次側(図示せず)に印加される元電源を二次側に接続された各駆動回路(40、60、100、120、15)に向けて電源分配する電源回路50によって構成されている。なお、電源回路50は、例えば、元電源が接続される一次側巻線と、分配される電源数に応じた二次側巻線(図示せず)とを有するトランスあるいは電源装置により構成されている。
電源回路50の一次側には電流計A1及び電圧計V1が配設されている。電源回路50の二次側と各駆動回路(40、60、100、120、15)との間には、それぞれ電流計A2乃至A6及び電圧計V2乃至V6が配設されている。
制御器7は、CPU70と、メモリ71と、A/D変換回路72とを備えている。電源回路50の一次側及び二次側に設けられた電流計A1乃至A6及び電圧計V1乃至V6の各測定値は、A/D変換回路72に取り込まれ、A/D変換された後にメモリ71に記憶される。CPU70は、メモリ71に記憶された電流計A1乃至A6及び電圧計V1乃至V6の各測定値に基づいて、組合せ秤200の全体の消費電力と、メインフィーダ駆動回路40、リニアフィーダ駆動回路60、供給ホッパ駆動回路100、計量ホッパ駆動回路120、及びメモリホッパ駆動回路150の各消費電力を算定してメモリ71に記憶する。なお、メモリ71に記憶された各消費電力は、後述の消費電力量及び平均消費電力の算定等に利用される。
なお、電圧は略一定であるため、電圧計V1乃至V6を省略してもよい。この場合には、電流計A1乃至A6により測定される電流値に基づいて各駆動回路の消費電力を算定すればよい。また、電流計A1乃至A6としてクランプ式電流計を採用すれば、組合せ秤200の電源系統において電流計A1乃至A6を予め組み込まないで構成できる。
また、組合せ秤200の全体の制御を司る制御器7により消費電力の算定を行うようにしたが、制御器7とは別の専用の制御器により消費電力の算定を行ってもよい。
[消費電力報知画面]
図3は、図1の組合せ秤における操作設定表示器9に表示させる消費電力報知画面の一例を示した図である。
同図に示す消費電力報知画面301は、作業者に対して、振動フィーダとホッパゲートの消費電力量と平均消費電力とを報知する画面を表している。なお、消費電力報知画面301には、品種番号設定・表示部302、製品名表示部303、待機中消費電力表示部305、運転時間表示部306、消費電力量表示部307、及び平均消費電力表示部308が設けられている。
品種番号設定・表示部302では、被計量物に付与される品種番号(「被計量物ID」の一態様)の設定及び表示が行われる。具体的には、作業者が品種番号設定・表示部302をタッチすると所定の設定画面が出現するので、該設定画面において品種番号を変更することができる。なお、組合せ秤200では、100品種程度の設定を行うことが可能である。
製品名表示部303では、品種番号設定・表示部302に表示される品種番号の被計量物に対応づけられた製品名(「被計量物ID」の一態様)が表示される。
待機中消費電力表示部305では、制御器7のメモリ71に記憶されている各消費電力に基づいて得られる、元電源部(電源回路50の一次側)、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ10、計量ホッパ12、及びメモリホッパ15の待機中の消費電力(「電力消費指標」の一態様)が表示される。
運転時間表示部306では、組合せ秤200の運転時間が表示される。
消費電力量表示部307では、制御器7のメモリ71に記憶されている消費電力に基づいて得られる、組合せ秤200の運転中に元電源部、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ10、計量ホッパ12、及びメモリホッパ15において消費された消費電力量(「電力消費指標」の一態様)が表示される。なお、消費電力量は、制御器7のメモリ71に記憶されている消費電力に、組合せ秤200の運転時間を乗算することによって算定される。図3に示す消費電力量表示部307の数値例において、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ10、計量ホッパ12、メモリホッパ15の総計した消費電力量は「6.215Wh」であり、元電源の消費電力量である「8.104kWh」の約72%を占めていることが分かる。
平均消費電力表示部308では、制御器7のメモリ71に記憶されている消費電力量に基づいて得られる、組合せ秤200の運転中に元電源部(電源回路50の一次側)、メインフィーダ4、リニアフィーダ6、供給ホッパ10、計量ホッパ12、及びメモリホッパ15の平均消費電力(「電力消費指標」の一態様)が表示される。なお、平均消費電力は、制御器7のメモリ71に記憶されている消費電力に対応している。
消費電力報知画面301の下部には、タッチスイッチである、記録スイッチ304と復帰スイッチ309とが設けられている。作業者が記録スイッチ304にタッチすると、平均消費電力表示部308に表示されている平均消費電力が、品種番号設定・表示部302に表示されている品種番号や年月日時刻表示部310に表示されている年月日等と対応づけられて所定の記憶器(例えば、メモリ71)に記憶される。なお、この記憶器に記憶されたデータに基づいて、図4に示す品種別平均消費電力報知画面401において品種毎の平均消費電力が表示されるとともに、図5に示す平均消費電力経時変化報知画面501において年月日毎の平均消費電力データが表示される。復帰スイッチ309は、本画面を呼び出した画面に戻る場合に用いられる。
上記の消費電力報知画面301の構成により、作業者は、品種毎の振動フィーダ及びホッパの消費電力量及び平均消費電力を監視することができ、品種毎に電力消費量に無駄が生じていないかを容易に判別できる。また、品種毎の振動フィーダ及びホッパの消費電力量及び平均消費電力は、品種毎の振動フィーダ及びホッパの運転パラメータの設定に大きく影響されるものであるため、品種毎の振動フィーダ及びホッパの消費電力量及び平均消費電力を監視することにより、品種毎の振動フィーダ及びホッパの運転パラメータの設定に問題があったか否かを容易に把握することができる。
また、待機中の消費電力を監視することにより、例えば、待機中の消費電力が通常の組合せ秤の運転時の数値と比べて突出して高い数値であれば、モータ101、121、151の脱調や噛み込みが発生したものと予測することができる。この結果、モータ101、121、151の駆動電流や駆動周波数等を調整する等として、その後の組合せ秤の運転に役立てることが可能となる。
[品種別平均消費電力報知画面]
図4は、図1の組合せ秤における操作設定表示器9に表示させる品種別平均消費電力報知画面の一例を示した図である。
同図に示す品種別平均消費電力報知画面401は、作業者に対して、被計量物の品種毎の振動フィーダ及びホッパの平均消費電力を報知する画面を表している。なお、品種別平均消費電力報知画面401は、品種番号表示部420、年月日時刻表示部422、品種別元電源部平均消費電力表示部402、品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403、品種別リニアフィーダ平均消費電力表示部404、品種別供給ホッパ平均消費電力表示部405、品種別計量ホッパ平均消費電力表示部406、及び品種別メモリホッパ平均消費電力表示部407が設けられている。
品種番号表示部420では、品種別平均消費電力報知画面401のページ制約上表示可能な数(図4に示す例では「6」)の被計量物の品種番号が表示される。
品種別元電源部平均消費電力表示部402では、制御器7のメモリ71に記憶されている元電源部の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎の元電源部の平均消費電力が表示される。
品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403では、制御器7のメモリ71に記憶されているメインフィーダ4の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎のメインフィーダ4の平均消費電力が表示される。
品種別リニアフィーダ平均消費電力表示部404では、制御器7のメモリ71に記憶されているリニアフィーダ6の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎のリニアフィーダ6の平均消費電力が表示される。
品種別供給ホッパ平均消費電力表示部405では、制御器7のメモリ71に記憶されている供給ホッパ10の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎の供給ホッパ10の平均消費電力が表示される。
品種別計量ホッパ平均消費電力表示部406では、制御器7のメモリ71に記憶されている計量ホッパ12の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎の計量ホッパ12の平均消費電力が表示される。
品種別メモリホッパ平均消費電力表示部407では、制御器7のメモリ71に記憶されているメモリホッパ15の消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部420に表示される被計量物の品種番号毎のメモリホッパ15の平均消費電力が表示される。
品種別平均消費電力報知画面401の下部には、表示切替スイッチ408、409と、記録スイッチ410と、復帰スイッチ411とが設けられている。作業者が表示切替スイッチ408又は409にタッチすると、品種番号表示部420に表示される品種番号及びそれに対応して各表示部に表示される平均消費電力が切り替わる。例えば、表示切替スイッチ408又は409が作業者によりタッチされる毎に品種番号が1つずつ切り替わるようにしてもよいし、表示切替スイッチ408又は409が作業者によりタッチされると品種別平均消費電力報知画面401がページ単位で切り替わるようにしてもよい。また、作業者が記録スイッチ410にタッチすると、品種別平均消費電力報知画面401に表示されている平均消費電力データの全部又は一部が、所定の記憶器(例えば、メモリ71)に記憶される。復帰スイッチ411は、本画面を呼び出した画面に戻る場合に用いられる。
なお、図4に示す品種別平均消費電力報知画面401において、品種(8)と品種(9)とに関して平均消費電力が表示されていないのは、品種(8)と品種(9)とに関して組合せ秤200の運転が行われなかったことを表している。
また、図4に示す品種別平均消費電力報知画面401において品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403の品種(7)に関する欄内が斜線により表現されているのは、後述の平均消費電力検証処理によって品種(7)のメインフィーダ4の平均消費電力が妥当ではないと判定されて、強調表示されていることを表している。なお、上記の強調表示は、例えば、上記の欄内の数値とそれ以外の箇所との反転表示、又は上記の欄内の数値の表示色の変更等である。
上記の品種別平均消費電力報知画面401の構成により、作業者は、品種毎の振動フィーダ及びホッパの平均消費電力を対比することができ、品種毎に電力消費量に無駄が生じていないかを判別できる。具体的には、図4に示す例を用いて説明すると、品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403において、品種(7)のメインフィーダ4の平均消費電力は、品種(5)、(6)についてのメインフィーダ4の平均消費電力「160(W)、162(W)」と比べて突出した「174(W)」となっている。このため、品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403の品種(7)の欄内は強調表示されており、作業者は、品種(7)に関するメインフィーダ4の平均消費電力は通常の組合せ秤200の運転上妥当な値ではなく、品種(7)に関してメインフィーダ4の運転パラメータの設定に問題があったことを把握できる。
[平均消費電力経時変化報知画面]
図5は、図1の組合せ秤における操作設定表示器9に表示させる平均消費電力経時変化報知画面の一例を示した図である。
同図に示す平均消費電力経時変化報知画面501は、作業者に対して、被計量物の品種毎の振動フィーダ及びホッパの平均消費電力の年月日別履歴情報を報知する画面を表している。なお、平均消費電力経時変化報知画面501には、品種番号表示部506、製品名表示部507、年月日時刻表示部508、及び年月日別平均消費電力表示部502が設けられている。
品種番号表示部506では、被計量物の品種番号の表示が行われる。製品名表示部507では、品種番号表示部506に表示される品種番号の被計量物に対応づけられた製品名が表示される。年月日時刻表示部508では、現在の年月日及び時刻が表示される。
年月日別平均消費電力表示部502では、制御器7のメモリ71に記憶されている消費電力量に基づいて得られる、品種番号表示部506に表示される被計量物の品種番号に対応づけられた平均消費電力が各々測定された年月日の順に表示される。なお、品種番号平均消費電力は、平均消費電力経時変化報知画面501の制約上表示可能な数(図5に示す例では「6」)だけ表示される。
平均消費電力経時変化報知画面501の下部には、表示切替スイッチ504、505と、消去スイッチ503と、復帰スイッチ505とが設けられている。作業者が表示切替スイッチ504又は505にタッチすると、年月日別平均消費電力表示部502に表示される平均消費電力が切り替わる。例えば、表示切替スイッチ504又は505が作業者によりタッチされる毎に年月日別平均消費電力が切り替わるようにしてもよいし、表示切替スイッチ504又は505が作業者によりタッチされると、平均消費電力経時変化報知画面501がページ単位で切り替わるようにしてもよい。また、作業者が年月日別平均消費電力表示部502に表示される年月日別平均消費電力のうちの一つをタッチして選択するとともに消去スイッチ503にタッチすると、その選択された年月日別平均消費電力が、所定の記憶器(例えば、メモリ71)から消去される。復帰スイッチ505は、本画面を呼び出した画面に戻る場合に用いられる。
また、図5に示す平均消費電力経時変化報知画面501において、品種(7)に関する年月日別平均消費電力表示部502のうちメインフィーダ4の欄内が強調表示(図5において斜線により表現)されているのは、後述の平均消費電力検証処理によって、品種(7)のメインフィーダ4の平均消費電力が妥当でないと判定されたことを表している。
上記の平均消費電力経時変化報知画面501の構成により、作業者は、年月日毎の振動フィーダ及びホッパの平均消費電力を容易に対比することができ、電力消費に無駄が生じていないかを判別することができる。具体的には、図5に示す例を用いて説明すると、年月日別平均消費電力表示部502において、品種(7)のメインフィーダ4の平均消費電力に関し、「2009年06月22日」の平均消費電力は、その他の年月日の平均消費電力と比べて突出した「174(W)」となっている。このため、年月日別平均消費電力表示部502のうち「2009年06月22日」のメインフィーダ4の欄内は強調表示されており、作業者は、品種(7)に関するメインフィーダ4の平均消費電力は通常の組合せ秤200の運転上妥当な値ではなく、品種(7)に関してメインフィーダ4の運転パラメータの設定に問題があったことを把握することができる。
[平均消費電力検証処理]
本実施形態の平均消費電力検証処理は、電流計A1乃至A6及び電圧計V1乃至V6の各測定値に基づいて算定された品種毎の平均消費電力を、品種毎の単位時間あたりの被計量物の処理量と照らし合わせることで、品種毎の平均消費電力が通常の組合せ秤200の運転上妥当なものであったか否か、さらには組合せ秤200の運転パラメータが適切であったか否かを自動的に検証する処理である。以下では、図6に示すフローチャートを用いて平均消費電力検証処理の流れを説明する。なお、図6に示される平均消費電力検証処理は、説明を簡略化するため、メインフィーダ4及びリニアフィーダ6の平均消費電力の検証のみを対象としている。
制御器7は、被計量物の計量(組合せ秤200の運転)が行われる毎に、図2に示される電流計A1、A2及び電圧計V1、V2の各測定値に基づいて、メインフィーダ駆動回路40及びリニアフィーダ駆動回路60の各消費電力量及び各平均消費電力を算定している。
さらに、制御器7は、被計量物の計量(組合せ秤200の運転)が行われる毎に、品種(ここでは、n品種あるものとする。)毎に、単位時間あたりに処理した被計量物の総重量を算定する(ステップS601)。なお、かかる被計量物の総重量は、ある品種プログラムの運転パラメータとして設定される目標重量に、該ある品種プログラムの運転状況として測定される運転速度を乗算して算定されるものである。
つぎに、制御器7は、品種(1)の被計量物の総重量が品種(2)の総重量よりも大きい(重い)か否かを判定する(ステップS602)。品番(1)の被計量物の総重量が品種(2)の総重量よりも大きい(重い)場合には(ステップS602:YES)、品種(1)のメインフィーダ4の平均消費電力が品種(2)のメインフィーダ4の平均消費電力よりも大きいか否かを判定する(ステップS603)。
ここで、品種(1)のメインフィーダ4の平均消費電力が品種(2)のメインフィーダ4の平均消費電力よりも大きい場合には(ステップS603:YES)、被計量物の総重量の上記の関係(ステップS602:YES)と整合性がとれているため、品種(2)のメインフィーダ4の平均消費電力は組合せ秤200の通常の運転上妥当であったと判定する。そして、ステップS605に移行する。一方、品種(1)のメインフィーダ4の平均消費電力が品種(2)のメインフィーダ4の平均消費電力よりも小さい場合には(ステップS603:NO)、被計量物の総重量の上記の関係(ステップS602:YES)と整合性がとれていないため、品種(2)のメインフィーダ4の平均消費電力は組合せ秤200の通常の運転上妥当ではなかったと判定する。そして、メインフィーダ4に関する所定の警告フラグをセットする(ステップS604)。当該所定の警告フラグは、図4に示される品種別平均消費電力報知画面401の品種別メインフィーダ平均消費電力表示部403における強調表示のトリガーとなるフラグである。
つぎに、制御器7は、品種(1)のリニアフィーダ6の平均消費電力が品種(2)のリニアフィーダ6の平均消費電力よりも大きいか否かを判定する(ステップS605)。ここで、品種(1)のリニアフィーダ6の平均消費電力が品種(2)のリニアフィーダ6の平均消費電力よりも大きい場合には(ステップS605:YES)、被計量物の総重量の上記の関係(ステップS602:YES)と整合性がとれているため、品種(2)のリニアフィーダ6の平均消費電力は組合せ秤200の通常の運転上妥当であったと判定する。一方、品種(1)のリニアフィーダ6の平均消費電力が品種(2)のリニアフィーダ6の平均消費電力よりも小さい場合には(ステップS605:NO)、被計量物の総重量の上記の関係(ステップS602:YES)と整合性がとれていないため、品種(2)のリニアフィーダ6の平均消費電力は組合せ秤200の通常の運転上妥当ではなかったと判定する。そして、リニアフィーダ6に関する所定の警告フラグをセットする(ステップS606)。当該所定の警告フラグは、図4に示される品種別平均消費電力報知画面401の品種別リニアフィーダ平均消費電力表示部404における強調表示のトリガーとなるフラグである。
なお、品番(1)の被計量物の総重量が品種(2)の総重量よりも小さい(軽い)場合には(ステップS602:NO)、上記のステップS602〜S606までの処理と同様の処理が、n品種の中から選ばれる残りの2品種の組合せ全てに関して行われる。図6においては、品種(n−1)と品種(n)との組合せに関するステップS607〜S611を示している。
上記の平均消費電力検証処理によって、作業者は、平均消費電力が妥当でなかった品種番号に関する組合せ秤の運転を即座に把握することができるようになる。また、作業者は、平均消費電力が妥当ではなかった品種番号に関する運転パラメータの再設定又は再調整といった対策をとることができるようになる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、電力消費量を効率よく削減すべき組合せ秤にとって有用であり、特に運転パラメータの設定・調整が煩雑である少量多品種の包装工場に採用される組合せ秤にとって有用である。
1 供給装置
10 供給ホッパ
100 供給ホッパ駆動回路
101 モータ
12 計量ホッパ
120 計量ホッパ駆動回路
121 モータ
13 内側ホッパゲート
14 外側ホッパゲート
15 メモリホッパ
150 メモリホッパ駆動回路
151 モータ
16 内側ホッパゲート
17 集合シュート
18 排出シュート
2 レベル検出器
3 トップコーン
4 メインフィーダ
40 メインフィーダ駆動回路
41 振動機
5 リニアフィーダパン
50 電源回路
6 リニアフィーダ
60 リニアフィーダ駆動回路
61 振動機
7 制御器
70 CPU
71 メモリ
72 A/D変換回路
8 重量センサ
9 操作設定表示器
200 組合せ秤
301 消費電力報知画面
302 品種番号設定・表示部
303 製品名表示部
304 記録スイッチ
305 待機中消費電力表示部
306 運転時間表示部
307 消費電力量表示部
308 平均消費電力表示部
309 復帰スイッチ
310 年月日時刻表示部
401 品種別平均消費電力報知画面
402 品種別元電源部平均消費電力表示部
403 品種別メインフィーダ平均消費電力表示部
404 品種別リニアフィーダ平均消費電力表示部
405 品種別供給ホッパ平均消費電力表示部
406 品種別計量ホッパ平均消費電力表示部
407 品種別メモリホッパ平均消費電力表示部
408 表示切替スイッチ
410 記録スイッチ
411 復帰スイッチ
420 品種番号表示部
422 年月日時刻表示部
501 平均消費電力経時変化報知画面、
502 年月日別平均消費電力表示部
503 消去スイッチ
504 表示切替スイッチ
505 復帰スイッチ
506 品種番号表示部
507 製品名表示部
508 年月日時刻表示部
V1〜V6 電圧計(消費電力測定器)
A1〜A6 電流計(消費電力測定器)

Claims (5)

  1. 被計量物を振動フィーダの振動によって複数のホッパへと搬送し、当該ホッパの中から排出すべき目標重量に応じた当該ホッパの組合せを決定し、当該決定した組合せに含まれる当該ホッパのホッパゲートを開き当該被計量物を排出する、という動作を繰り返す組合せ秤の電力消費量を監視する方法であって、
    前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの駆動により消費された消費電力を測定し、
    測定した前記消費電力に基づいて電力消費量削減のための電力消費指標を算定し、
    算定した前記電力消費指標を表示器に表示する、
    組合せ秤の電力消費量を監視する方法。
  2. 前記電力消費指標は、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの待機中の消費電力、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの消費電力量、及び前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの前記組合せ秤の運転時間中の平均消費電力の少なくともいずれかである、
    請求項1に記載の組合せ秤の電力消費量を監視する方法。
  3. 前記被計量物毎に算定された前記電力消費指標を前記被計量物毎に付与された被計量物IDと対応付けて記憶し、
    記憶された前記電力消費指標の中で、複数の前記被計量物IDにそれぞれ対応づけられている前記電力消費指標を対比可能となるように前記表示器に表示する、
    請求項1に記載の組合せ秤の電力消費量を監視する方法。
  4. 前記電力消費指標は、前記振動フィーダ及び/又は前記ホッパの前記組合せ秤の運転時間中の平均消費電力であり、
    前記被計量物の被計量物ID毎に、前記組合せ秤の運転時間の間に排出された前記被計量物の総重量を算定し、
    算定された前記総重量を前記被計量物IDと対応付けて記憶し、
    記憶された前記被計量物ID毎の総重量の大小関係と、記憶された前記被計量物ID毎の前記平均消費電力の大小関係と、を照合した結果に基づいて、記憶された前記被計量物ID毎の前記平均消費電力が妥当か否かを判定し、
    妥当でないと判定された前記平均消費電力を前記表示器に強調表示する、
    請求項3に記載の組合せ秤の電力消費量を監視する方法。
  5. 前記被計量物毎に算定された前記電力消費指標を、前記被計量物の被計量物ID及び前記電力消費指標を算定した日付と対応付けて記憶し、
    記憶された前記電力消費指標の中で、ある前記被計量物ID及び複数の前記日付にそれぞれ対応づけられている前記電力消費指標を、対比可能となるように前記表示器に表示する、
    請求項1に記載の組合せ秤の電力消費量を監視する方法。
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