JP2011084249A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤操作を適切に抑制する。
【解決手段】シフトレバー装置10では、スイッチ20が操作されずにシフトレバー16がA方向に操作された際、スイッチ20がα方向に操作されながらシフトレバー16がA方向に操作された際及びスイッチ20がβ方向に操作されながらシフトレバー16がB方向に操作された際に、それぞれ車両のシフトレンジが「N」レンジ、「D」レンジ及び「R」レンジに変更される。ここで、スイッチ20が操作されない際及びα方向に操作された際には、規制板30が第2規制体32Bに干渉して、シフトレバー16のB方向への操作が規制される。さらに、スイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30が第1規制体32Aに干渉して、シフトレバー16のA方向への操作が規制される。このため、シフトレバー16の誤操作を適切に防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1操作部材及び第2操作部材が操作可能にされたシフト装置に関する。
シフトレバー装置としては、シフトレバー及び回動レバーが操作可能にされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このシフトレバー装置では、シフトレバーが正方向及び負方向へ操作可能にされると共に、回動レバーが正方向及び負方向へ操作可能にされており、シフトレバーが正方向又は負方向へ操作されると共に、回動レバーが正方向又は負方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが「D」レンジ又は「R」レンジに変更される。
このように、車両のシフトレンジを「D」レンジ又は「R」レンジに変更するためには、シフトレバーのみならず回動レバーの正方向又は負方向への操作が必要であるため、車両のシフトレンジの意図しない変更が抑制されている。
特開2008−44394公報
本発明は、上記事実を考慮し、誤操作を適切に抑制できるシフトレバー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが変更される第2操作部材と、前記第2操作部材が操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、操作されない際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、前記第2操作部材が操作された際及び前記第2操作部材が操作されない際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、を備えている。
請求項3に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、操作されない際に前記第1操作部材が第2方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、前記第2操作部材が操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、前記第2操作部材が操作されない際に前記第1操作部材の第1方向への操作を規制する規制手段と、を備えている。
請求項4に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、第3方向及び第4方向へ操作可能にされ、第3方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、第4方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、前記第2操作部材が第3方向へ操作された際及び前記第2操作部材が第4方向へ操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、を備えている。
請求項5に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、第3方向及び第4方向へ操作可能にされ、第3方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、第4方向へ操作された際に前記第1操作部材が第2方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、前記第2操作部材が第3方向へ操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、前記第2操作部材が第4方向へ操作された際に前記第1操作部材の第1方向への操作を規制する規制手段と、を備えている。
請求項6に記載のシフト装置は、第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、第3方向及び第4方向へ操作可能にされた第2操作部材と、前記第1操作部材及び第2操作部材の少なくとも一方が操作されることで変更される車両のシフトレンジを表示する表示手段と、を備えている。
請求項1に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が操作可能にされている。
さらに、第2操作部材が操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが変更される。
ここで、第2操作部材が操作された際に、規制手段が第1操作部材の第2方向への操作を規制する。このため、第1操作部材の誤操作を適切に抑制できる。
請求項2に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が操作可能にされている。
さらに、第2操作部材が操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第1レンジに変更される。また、第2操作部材が操作されない際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第2レンジに変更される。
ここで、第2操作部材が操作された際及び第2操作部材が操作されない際に、規制手段が第1操作部材の第2方向への操作を規制する。このため、第1操作部材の誤操作を適切に抑制できる。
請求項3に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が操作可能にされている。
さらに、第2操作部材が操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第1レンジに変更される。また、第2操作部材が操作されない際に、第1操作部材が第2方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第2レンジに変更される。
ここで、第2操作部材が操作された際に、規制手段が第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、第2操作部材が操作されない際に、規制手段が第1操作部材の第1方向への操作を規制する。このため、第1操作部材の誤操作を適切に抑制できる。
請求項4に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が第3方向及び第4方向へ操作可能にされている。
さらに、第2操作部材が第3方向へ操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第1レンジに変更される。また、第2操作部材が第4方向へ操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第2レンジに変更される。
ここで、第2操作部材が第3方向へ操作された際及び第2操作部材が第4方向へ操作された際に、規制手段が第1操作部材の第2方向への操作を規制する。このため、第1操作部材の誤操作を適切に抑制できる。
請求項5に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が第3方向及び第4方向へ操作可能にされている。
さらに、第2操作部材が第3方向へ操作された際に、第1操作部材が第1方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第1レンジに変更される。また、第2操作部材が第4方向へ操作された際に、第1操作部材が第2方向へ操作されることで、車両のシフトレンジが第2レンジに変更される。
ここで、第2操作部材が第3方向へ操作された際に、規制手段が第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、第2操作部材が第4方向へ操作された際に、規制手段が第1操作部材の第1方向への操作を規制する。このため、第1操作部材の誤操作を適切に抑制できる。
請求項6に記載のシフト装置では、第1操作部材が第1方向及び第2方向へ操作可能にされると共に、第2操作部材が第3方向及び第4方向へ操作可能にされている。
ここで、第1操作部材及び第2操作部材の少なくとも一方が操作されることで変更される車両のシフトレンジを表示手段が表示する。このため、第1操作部材及び第2操作部材の少なくとも一方の誤操作を適切に抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置を示す車両右方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の操作状況を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置における規制板と第1規制体及び第2規制体との関係を示す平面図であり、(A)は、車両のシフトレンジを「N」レンジに変更する際を示し、(B)は、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際を示し、(C)は、車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際を示している。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置において車両のシフトレンジを変更するためのシフトレバー及びスイッチの操作パタンを示す表である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置を示す車両右方から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置における規制板と第1規制体及び第2規制体との関係を示す平面図であり、(A)は、車両のシフトレンジを「N」レンジに変更する際を示し、(B)は、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際を示し、(C)は、車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際を示している。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置における規制板と第1規制体、第2規制体及び第3規制体との関係を示す平面図であり、(A)は、車両のシフトレンジを「N」レンジに変更する際を示し、(B)は、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際を示し、(C)は、車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際を示している。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置において車両のシフトレンジを変更するためのシフトレバー及びスイッチの操作パタンを示す表である。 本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバー装置における規制板と第1規制体、第2規制体及び第3規制体との関係を示す平面図であり、(A)は、車両のシフトレンジを「N」レンジに変更する際を示し、(B)は、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際を示し、(C)は、車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際を示している。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置における車両のシフトレンジを「N」レンジに変更する際の主要部を示す図であり、(A)は、車両後側から見た正面図であり、(B)は、上側から見た断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置における車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際の主要部を示す図であり、(A)は、車両後側から見た正面図であり、(B)は、上側から見た断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置における車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際の主要部を示す図であり、(A)は、車両後側から見た正面図であり、(B)は、上側から見た断面図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10が車両右方から見た断面図にて示されており、図2には、シフトレバー装置10の主要部が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
図1に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置10は、設置部材としての箱状のハウジング12を備えており、ハウジング12は、例えば、車両の車室における床部(フロア)の車両前側部かつ車両左右方向(車幅方向)中央部に設置されている。ハウジング12の上壁には、貫通孔14が貫通形成されており、貫通孔14は、車両前後方向に長尺にされている。
ハウジング12の上側は、第1操作部材としての長尺板状のシフトレバー16(レバー)が設けられており、シフトレバー16は、起立されると共に、上端が車両前側へ屈曲されている(図2及び図3参照)。
シフトレバー16内には、操作部材としての円軸状の回転軸18が配置されており、回転軸18は、シフトレバー16の長手方向に沿って配置されると共に、シフトレバー16に対し軸周りに回転可能にされている。回転軸18は、シフトレバー16の下端から下側へ延出しており、回転軸18は、ハウジング12上壁の貫通孔14を貫通して、ハウジング12内に挿入されている。回転軸18は、ハウジング12内において、軸周りに回転可能かつ下端を中心として車両前後方向へ回動可能に支持されている。
シフトレバー16は、回転軸18と一体に所定範囲で車両前後方向へ回動可能にされており、シフトレバー16は、基準位置(回動方向中間位置)からA方向(車両後側、第1方向又は第2方向)及びB方向(車両前側、第2方向又は第1方向)に操作(回動操作)可能にされている。シフトレバー16は、車両の乗員(運転手)が把持することで、操作可能にされており(図3参照)、シフトレバー16の基準位置への操作(復帰)、A方向への操作及びB方向への操作は、全て手動で行われる。
回転軸18の上端近傍には、第2操作部材としての円柱状のスイッチ20(ホイールスイッチ)が固定されており、スイッチ20の車両前側部及び車両後側部は、それぞれシフトレバー16の車両前側面及び車両後側面から突出している。スイッチ20は、回転軸18と同軸上に配置されて、回転軸18と一体に所定範囲で回転可能にされており、スイッチ20は、基準位置(回転方向中間位置)からα方向(第3方向又は第4方向)及びβ方向(第4方向又は第3方向)に操作(回転操作)可能にされている。スイッチ20は、所謂モーメンタリ式のものにされており、スイッチ20は、基準位置に付勢力によって配置されると共に、α方向に操作された後及びβ方向に操作された後には付勢力によって基準位置に復帰可能にされている。また、スイッチ20は、シフトレバー16を把持する乗員の手指によって、操作可能にされている(図3参照)。
回転軸18は、制御手段としての制御装置22を介して、車両の自動変速機(図示省略)に接続されており、シフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方が操作されて、回転軸18が回動及び回転の少なくとも一方の動作をされることで、車両(自動変速機)のシフトレンジが第1レンジ又は第2レンジとしての「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「D」レンジ(ドライブレンジ)及び「R」レンジ(リバースレンジ)に変更可能にされている。
具体的には、図5のAパタンに示す如く、スイッチ20が操作されずにシフトレバー16がA方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「N」レンジに変更される。また、スイッチ20がα方向に操作されながら(スイッチ20がα方向に操作された状態で)シフトレバー16がA方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「D」レンジに変更される。さらに、スイッチ20がβ方向に操作されながら(スイッチ20がβ方向に操作された状態で)シフトレバー16がB方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「R」レンジに変更される。
図1に示す如く、回転軸18の上端には、表示手段を構成する円柱状の表示体24が固定されており、表示体24は、回転軸18と同軸上に配置されて、回転軸18と一体に回転可能にされている。表示体24の外周面には、「N」表示、「D」表示及び「R」表示が設けられており、「N」表示のβ方向側に「D」表示が配置されると共に、「N」表示のα方向側に「R」表示が配置されている。
シフトレバー16には、表示手段を構成する表示窓26が設けられており、表示窓26は、表示体24の外周面に対向している。表示窓26は、シフトレバー16の外部からの表示体24の外周面の視認を可能にしており、表示体24が回転されることで、表示窓26が表示体24外周面の「N」表示、「D」表示及び「R」表示の何れか1つを表示可能にされている(図2参照)。
具体的には、スイッチ20が基準位置に配置された際には、表示窓26が表示体24の「N」表示を表示する。また、スイッチ20がα方向に操作された際には、表示窓26が表示体24の「D」表示を表示する。さらに、スイッチ20がβ方向に操作された際には、表示窓26が表示体24の「R」表示を表示する。
シフトレバー16内には、保持手段としての保持装置28が固定されており、保持装置28は、回転軸18の周囲に配置されている。保持装置28は、制御装置22に接続されており、保持装置28は、制御装置22の制御により、回転軸18の回転を制限することで、回転軸18の回転位置を保持可能にされている。
回転軸18の下端近傍には、規制手段を構成する被規制部材としての半円形板状の規制板30が固定されており、規制板30は、回転軸18と一体に回動及び回転可能にされている。規制板30は、回転軸18から車両前側及び車両後側へ突出しており、規制板30は、ハウジング12内に配置されている。
ハウジング12内には、規制板30の下側において、規制手段を構成する規制部材としての矩形柱状の第1規制体32A及び第2規制体32Bが固定されており、第1規制体32A及び第2規制体32Bは、それぞれ回転軸18の車両後側(A方向側)及び車両前側(B方向側)に配置されている。第1規制体32A及び第2規制体32Bは、規制板30が干渉することで、規制板30の回動を規制(ロック)可能にされている。
図4(A)に示す如く、スイッチ20が操作されない際(基準位置に配置される際)には、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)への回動が許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)への回動が規制されてシフトレバー16のB方向への操作が規制される。
図4(B)に示す如く、スイッチ20がα方向に操作された際には、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)への回動が許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)への回動が規制されてシフトレバー16のB方向への操作が規制される。
図4(C)に示す如く、スイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉不能にされると共に、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)への回動が許可されてシフトレバー16のB方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)への回動が規制されてシフトレバー16のA方向への操作が規制される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、シフトレバー16が基準位置に配置されており、シフトレバー16がA方向又はB方向に操作されることで、回転軸18、スイッチ20、表示体24及び規制板30が一体に車両前後方向へ回動される。さらに、スイッチ20が付勢力により基準位置に配置されており、スイッチ20がα方向又はβ方向に操作されることで、回転軸18、表示体24及び規制板30が一体に回転される。
スイッチ20が操作されずにシフトレバー16がA方向に操作された際には、制御装置22の制御により車両のシフトレンジが「N」レンジに変更される。
車両のシフトレンジが「N」レンジに変更された際には、スイッチ20が操作されていないため、スイッチ20が付勢力により基準位置に配置される。このため、シフトレバー16の表示窓26が表示体24外周面の「N」表示を表示する。
スイッチ20がα方向に操作されながらシフトレバー16がA方向に操作された際には、制御装置22の制御により車両のシフトレンジが「D」レンジに変更される。
車両のシフトレンジが「D」レンジに変更された際には、制御装置22の制御により保持装置28が回転軸18の回転を制限することで、スイッチ20がα方向に操作された状態が保持される。このため、表示体24がα方向に回転された状態が保持されて、シフトレバー16の表示窓26が表示体24外周面の「D」表示を表示した状態が保持される。その後、シフトレバー16が基準位置に操作(復帰)された際には、制御装置22の制御により保持装置28が回転軸18の回転を許可して、スイッチ20が付勢力により基準位置に復帰される。
スイッチ20がβ方向に操作されながらシフトレバー16がB方向に操作された際には、制御装置22の制御により車両のシフトレンジが「R」レンジに変更される。
車両のシフトレンジが「R」レンジに変更された際には、制御装置22の制御により保持装置28が回転軸18の回転を制限することで、スイッチ20がβ方向に操作された状態が保持される。このため、表示体24がβ方向に回転された状態が保持されて、シフトレバー16の表示窓26が表示体24外周面の「R」表示を表示した状態が保持される。その後、シフトレバー16が基準位置に操作(復帰)された際には、制御装置22の制御により保持装置28が回転軸18の回転を許可して、スイッチ20が付勢力により基準位置に復帰される。
ここで、車両のシフトレンジを「N」レンジに変更するためにスイッチ20が操作されない際及び車両のシフトレンジを「D」レンジに変更するためにスイッチ20がα方向に操作された際には、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉することで、シフトレバー16が誤ってA方向とは異なるB方向に操作されることが規制される。さらに、車両のシフトレンジを「R」レンジに変更するためにスイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉することで、シフトレバー16が誤ってB方向とは異なるA方向に操作されることが規制される。このため、シフトレバー16の誤操作を適切に防止できる。
さらに、スイッチ20と一体に回転する表示体24によって、シフトレバー16の表示窓26が車両のシフトレンジを表示する。このため、シフトレバー16を操作する前にスイッチ20を操作しないか操作することで、変更しようとする車両のシフトレンジを認識でき、シフトレバー16の誤操作を一層適切に防止できる。
[第2の実施の形態]
図6には、本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置40が車両右方から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置40は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置40では、シフトレバー16内の回転軸18が、ハウジング12内において、軸周りに回転可能かつ車両前後方向へスライド可能に支持されている。
シフトレバー16は、回転軸18と一体に所定範囲で車両前後方向へスライド可能にされており、シフトレバー16は、基準位置(スライド方向中間位置)からA方向(車両後側、第1方向又は第2方向)及びB方向(車両前側、第2方向又は第1方向)に操作(スライド操作)可能にされている。シフトレバー16は、車両の乗員(運転手)が把持することで、操作可能にされており(図3参照)、シフトレバー16の基準位置への操作(復帰)、A方向への操作及びB方向への操作は、全て手動で行われる。
このため、図5のAパタンに示す如く、シフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方が操作されて、回転軸18がスライド及び回転の少なくとも一方の動作をされることで、車両(自動変速機)のシフトレンジが第1レンジ又は第2レンジとしての「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「D」レンジ(ドライブレンジ)及び「R」レンジ(リバースレンジ)に変更可能にされている。
回転軸18の下端近傍の規制板30は、回転軸18と一体にスライド及び回転可能にされている。
ハウジング12内の第1規制体32A及び第2規制体32Bは、それぞれ規制板30の車両後側(A方向側)及び車両前側(B方向側)に配置されており、第1規制体32A及び第2規制体32Bは、規制板30が干渉することで、規制板30のスライドを規制(ロック)可能にされている。
図7(A)に示す如く、スイッチ20が操作されない際(基準位置に配置される際)には、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のB方向への操作が規制される。
図7(B)に示す如く、スイッチ20がα方向に操作された際には、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のB方向への操作が規制される。
図7(C)に示す如く、スイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30の車両前側部が第2規制体32Bに干渉不能にされると共に、規制板30の車両後側部が第1規制体32Aに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のB方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のA方向への操作が規制される。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、図5のAパタンに示すシフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方の操作により車両のシフトレンジを変更する構成としたが、図5のBパタン〜Hパタンの何れか1つのパタンに示すシフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方の操作により車両のシフトレンジを変更する構成としてもよい。
[第3の実施の形態]
図8(A)には、本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置50の主要部が平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシフトレバー装置50では、ハウジング12の上壁の貫通孔14がT字状にされており、貫通孔14は、車両前後方向に延伸されると共に、車両右方(車幅方向一側)に延出されている。
シフトレバー16内の回転軸18は、ハウジング12内において、軸周りに回転可能かつ下端を中心として車両前後方向及び車両右方へ回動可能に支持されており、シフトレバー16は、回転軸18と一体に所定範囲で車両前後方向及び車両右方へ回動可能にされている。
図8(A)に示す如く、シフトレバー16は、基準位置(車両前後方向中間位置)からA方向(車両後側、第1方向又は第2方向又は第5方向)、B方向(車両前側、第2方向又は第5方向又は第1方向)及びC方向(車両右側、第5方向又は第1方向又は第2方向)に操作(回動操作)可能にされており、シフトレバー16の基準位置への操作(復帰)、A方向への操作、B方向への操作及びC方向への操作は、全て手動で行われる。
図9のAパタンに示す如く、スイッチ20が操作されずにシフトレバー16がC方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「N」レンジに変更される。また、スイッチ20がα方向に操作されながら(スイッチ20がα方向に操作された状態で)シフトレバー16がA方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「D」レンジに変更される。さらに、スイッチ20がβ方向に操作されながら(スイッチ20がβ方向に操作された状態で)シフトレバー16がB方向に操作されることで、車両のシフトレンジが「R」レンジに変更される。
図8(A)に示す如く、回転軸18の下端近傍の規制板30は、略3/4円形板状にされている。
ハウジング12内には、規制板30の下側において、規制手段を構成する規制部材としての略矩形柱状の第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cが固定されており、第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cは、それぞれ回転軸18の車両後側(A方向側)、車両前側(B方向側)及び車両右側(C方向側)に配置されている。第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cの回転軸18側部分は、それぞれ三角柱状にされており、第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cは、規制板30が干渉することで、規制板30の回動を規制(ロック)可能にされている。
図8(A)に示す如く、スイッチ20が操作されない際(基準位置に配置される際)には、規制板30が、車両右側の第3規制体32Cに干渉不能にされると共に、車両後側の第1規制体32A及び車両前側の第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両右側(C方向)への回動が許可されてシフトレバー16のC方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)及び車両前側(B方向)への回動が規制されてシフトレバー16のA方向及びB方向(C方向以外の方向)への操作が規制される。
図8(B)に示す如く、スイッチ20がα方向に操作された際には、規制板30が、車両後側の第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、車両前側の第2規制体32B及び車両右側の第3規制体32Cに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)への回動が許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)及び車両右側(C方向)への回動が規制されてシフトレバー16のB方向及びC方向(A方向以外の方向)への操作が規制される。
図8(C)に示す如く、スイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30が、車両前側の第2規制体32Bに干渉不能にされると共に、車両後側の第1規制体32A及び車両右側の第3規制体32Cに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)への回動が許可されてシフトレバー16のB方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)及び車両右側(C方向)への回動が規制されてシフトレバー16のA方向及びC方向(B方向以外の方向)への操作が規制される。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[第4の実施の形態]
図10(A)には、本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバー装置60の主要部が平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置60は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図10(A)に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置60では、シフトレバー16内の回転軸18が、ハウジング12内において、軸周りに回転可能かつ車両前後方向及び車両右方へスライド可能に支持されている。
シフトレバー16は、回転軸18と一体に所定範囲で車両前後方向及び車両右方へスライド可能にされており、シフトレバー16は、基準位置(車両前後方向中間位置)からA方向(車両後側、第1方向又は第2方向又は第5方向)、B方向(車両前側、第2方向又は第5方向又は第1方向)及びC方向(車両右側、第5方向又は第1方向又は第2方向)に操作(スライド操作)可能にされている。シフトレバー16は、車両の乗員(運転手)が把持することで、操作可能にされており(図3参照)、シフトレバー16の基準位置への操作(復帰)、A方向への操作及びB方向への操作は、全て手動で行われる。
このため、図9のAパタンに示す如く、シフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方が操作されて、回転軸18がスライド及び回転の少なくとも一方の動作をされることで、車両(自動変速機)のシフトレンジが第1レンジ又は第2レンジとしての「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「D」レンジ(ドライブレンジ)及び「R」レンジ(リバースレンジ)に変更可能にされている。
回転軸18の下端近傍の規制板30は、回転軸18と一体にスライド及び回転可能にされている。
ハウジング12内の第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cは、それぞれ規制板30の車両後側(A方向側)、車両前側(B方向側)及び車両右側(C方向側)に配置されており、第1規制体32A、第2規制体32B及び第3規制体32Cは、規制板30が干渉することで、規制板30のスライドを規制(ロック)可能にされている。
図10(A)に示す如く、スイッチ20が操作されない際(基準位置に配置される際)には、規制板30が、車両右側の第3規制体32Cに干渉不能にされると共に、車両後側の第1規制体32A及び車両前側の第2規制体32Bに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両右側(C方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のC方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)及び車両前側(B方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のA方向及びB方向(C方向以外の方向)への操作が規制される。
図10(B)に示す如く、スイッチ20がα方向に操作された際には、規制板30が、車両後側の第1規制体32Aに干渉不能にされると共に、車両前側の第2規制体32B及び車両右側の第3規制体32Cに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のA方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)及び車両右側(C方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のB方向及びC方向(A方向以外の方向)への操作が規制される。
図10(C)に示す如く、スイッチ20がβ方向に操作された際には、規制板30が、車両前側の第2規制体32Bに干渉不能にされると共に、車両後側の第1規制体32A及び車両右側の第3規制体32Cに干渉可能にされる。このため、回転軸18と一体の規制板30の車両前側(B方向)へのスライドが許可されてシフトレバー16のB方向への操作が許可されると共に、回転軸18と一体の規制板30の車両後側(A方向)及び車両右側(C方向)へのスライドが規制されてシフトレバー16のA方向及びC方向(B方向以外の方向)への操作が規制される。
ここで、本実施の形態でも、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、図9のAパタンに示すシフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方の操作により車両のシフトレンジを変更する構成としたが、図9のBパタン〜Dパタンの何れか1つのパタンに示すシフトレバー16及びスイッチ20の少なくとも一方の操作により車両のシフトレンジを変更する構成としてもよい。
[第5の実施の形態]
図11(A)には、本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置70の主要部が車両後側から見た正面図にて示されており、図11(B)には、シフトレバー装置70の主要部が上側から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置70は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図11(B)に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置70では、シフトレバー16内の回転軸18が円筒状にされており、回転軸18内には、円軸状の中心軸72が配置されている。中心軸72は、回転軸18と同軸上に配置されており、回転軸18は、中心軸72を中心として、軸周りに回転可能にされている。中心軸72の外周面には、付勢手段を構成する矩形板状の支持板74が一体に設けられており、支持板74は、中心軸72から車両後側へ突出している。
回転軸18の内周面には、車幅方向両側部分において、付勢手段を構成する矩形板状の付勢板76が一体に設けられており、付勢板76は、回転軸18の径方向内側へ突出している。各付勢板76と中心軸72の支持板74との間には、付勢手段を構成するコイルスプリング78が架け渡されており、一対のコイルスプリング78の付勢力によって回転軸18が基準位置(回転方向中間位置)に配置されている。
回転軸18の外周面には、車幅方向両側部分において、規制手段を構成する矩形板状の回転板80が一体に設けられており、回転板80は、回転軸18の径方向外側へ突出している。
回転軸18の上端近傍の外周面には、一対の回転板80より車両後側の部分において、変換手段を構成する回転ギヤ82が形成されており、回転ギヤ82は、回転軸18の周方向に沿って配置されている。
シフトレバー16内には、回転軸18の車両前側において、規制手段を構成する矩形板状の規制板84が固定されており、規制板84は、回転軸18の回転板80が当接されることで、回転軸18の回転を規制可能にされている(図12(B)及び図13(B)参照)。
図11の(A)及び(B)に示す如く、シフトレバー16には、回転軸18の回転ギヤ82の車両後側において、長尺矩形状の露出孔86が形成されており、露出孔86は、長手方向を車幅方向にされている。
スイッチ20(スライドスイッチ)は、長尺矩形板状にされて、シフトレバー16の露出孔86部分に支持されており、スイッチ20は、長手方向を車幅方向にされると共に、車両後側面の長手方向中間部が露出孔86から露出されている。スイッチ20は、車幅方向両側へスライド可能にされており、スイッチ20は、基準位置(スライド方向中間位置)からα方向(第3方向又は第4方向)及びβ方向(第4方向又は第3方向)に操作(スライド操作)可能にされている(図12の(A)及び(B)、図13の(A)及び(B)参照)。スイッチ20の車両後側面には、長手方向中央部において、操作部20Aが突出形成されており、スイッチ20は、シフトレバー16を把持する乗員の手指によって操作部20Aが操作されることで、操作可能にされている。
スイッチ20の車両前側面には、変換手段を構成するスライドギヤ88が形成されており、スライドギヤ88は、スイッチ20の長手方向に沿って配置されている。スライドギヤ88は、回転軸18の回転ギヤ82に噛合されており、スライドギヤ88がスライドされることで、回転ギヤ82が回転可能にされている。このため、スイッチ20が基準位置からα方向及びβ方向に操作されることで、それぞれ回転軸18が基準位置からα方向及びβ方向に回転可能にされている。
また、スイッチ20(スライドギヤ88)に回転軸18(回転ギヤ82)を介して一対のコイルスプリング78の付勢力が作用することで、スイッチ20が、所謂モーメンタリ式のものにされている。これにより、スイッチ20は、基準位置に一対のコイルスプリング78の付勢力によって配置されると共に、α方向に操作された後及びβ方向に操作された後には一対のコイルスプリング78の付勢力によって基準位置に復帰可能にされている。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、スライド操作式のスイッチ20を第1の実施の形態に適用した構成としたが、スライド操作式のスイッチ20を第2の実施の形態〜第4の実施の形態に適用した構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際と車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際とでシフトレバー16の操作方向を反対方向にした構成としたが、車両のシフトレンジを「D」レンジに変更する際と車両のシフトレンジを「R」レンジに変更する際とでシフトレバー16の操作方向を同一方向にした構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、シフトレバー16を基準位置から2方向又は3方向へ操作可能にした構成としたが、シフトレバー16を基準位置から4方向以上へ操作可能にした構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、スイッチ20を基準位置から2方向へ操作可能にした構成としたが、スイッチ20を基準位置から3方向以上へ操作可能にした構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、回転軸18に制御装置22を接続した構成としたが、シフトレバー16、スイッチ20、表示体24及び規制板30の少なくとも1つに制御装置22を接続した構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、保持装置28が回転軸18の回転を制限する構成としたが、保持装置28がスイッチ20の回転又はスライド、表示体24の回転又は規制板30の回転を制限する構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、スイッチ20の回転又はスライドにより表示体24を回転させてシフトレバー16の表示窓26が車両のシフトレンジを表示する構成としたが、制御装置22の制御により表示体24を回転させてシフトレバー16の表示窓26が車両のシフトレンジを表示する構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、第1操作部材(シフトレバー16)を回動操作式又はスライド操作式のものにした構成としたが、第1操作部材(シフトレバー16)を回転操作式のものにした構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、第2操作部材(スイッチ20)を回転操作式又はスライド操作式のものにした構成としたが、第2操作部材(スイッチ20)を回動操作式のものにした構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、シフトレバー装置10、40、50、60、70を車室の床部に設置した構成としたが、シフトレバー装置10、40、50、60、70を車両のステアリングコラムに設置した構成や、シフトレバー装置10、40、50、60、70を車両のインストルメントパネルに設置した構成としてもよい。
10 シフトレバー装置
16 シフトレバー(第1操作部材)
20 スイッチ(第2操作部材)
24 表示体(表示手段)
26 表示窓(表示手段)
30 規制板(規制手段)
32A 第1規制体(規制手段)
32B 第2規制体(規制手段)
32C 第3規制体(規制手段)
40 シフトレバー装置
50 シフトレバー装置
60 シフトレバー装置
70 シフトレバー装置

Claims (6)

  1. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが変更される第2操作部材と、
    前記第2操作部材が操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、
    を備えたシフト装置。
  2. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、操作されない際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、
    前記第2操作部材が操作された際及び前記第2操作部材が操作されない際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、
    を備えたシフト装置。
  3. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    操作可能にされ、操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、操作されない際に前記第1操作部材が第2方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、
    前記第2操作部材が操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、前記第2操作部材が操作されない際に前記第1操作部材の第1方向への操作を規制する規制手段と、
    を備えたシフト装置。
  4. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    第3方向及び第4方向へ操作可能にされ、第3方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、第4方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、
    前記第2操作部材が第3方向へ操作された際及び前記第2操作部材が第4方向へ操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制する規制手段と、
    を備えたシフト装置。
  5. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    第3方向及び第4方向へ操作可能にされ、第3方向へ操作された際に前記第1操作部材が第1方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第1レンジに変更されると共に、第4方向へ操作された際に前記第1操作部材が第2方向へ操作されることで車両のシフトレンジが第2レンジに変更される第2操作部材と、
    前記第2操作部材が第3方向へ操作された際に前記第1操作部材の第2方向への操作を規制すると共に、前記第2操作部材が第4方向へ操作された際に前記第1操作部材の第1方向への操作を規制する規制手段と、
    を備えたシフト装置。
  6. 第1方向及び第2方向へ操作可能にされた第1操作部材と、
    第3方向及び第4方向へ操作可能にされた第2操作部材と、
    前記第1操作部材及び第2操作部材の少なくとも一方が操作されることで変更される車両のシフトレンジを表示する表示手段と、
    を備えたシフト装置。
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CN107923518A (zh) * 2015-07-01 2018-04-17 康斯博格汽车股份公司 用于切换车辆的变速器的线控换档单元

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