JP2011084100A - 鉄道車両用サン板の保持構造 - Google Patents
鉄道車両用サン板の保持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011084100A JP2011084100A JP2009236287A JP2009236287A JP2011084100A JP 2011084100 A JP2011084100 A JP 2011084100A JP 2009236287 A JP2009236287 A JP 2009236287A JP 2009236287 A JP2009236287 A JP 2009236287A JP 2011084100 A JP2011084100 A JP 2011084100A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sun plate
- sun
- state
- stopper
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 23
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
【解決手段】サン板1を水平状態から垂直状態にした場合には、サン板止め4の基部41の第二側部41dが、被支持部42が非対向状態となるようサン板止め4の回転をその自重によって付勢するとともに、固定部43の連結部43cが、基部41の第二側部41dによる付勢力によって被支持部42が非対向状態であるときに第二側部41dによる付勢力に抗してサン板止め4の基部41の回転を阻止する。よって、誤ってサン板1を水平状態から垂直状態にした場合でも、サン板止め支え5がサン板止め4の被支持部42を支持する状態にはならず、サン板1を垂直状態から水平状態に手動で戻すことができる。一方、サン板1を垂直状態で保持したい場合には、サン板止め4を手動で回転させてサン板止め4の被支持部42を対向状態にすればよい。
【選択図】図2
Description
具体的には、このサン板の保持構造は、図4(a)に例示するように、サン板止めと、サン板止め支えと、を有している。このうちのサン板止めは、板状に形成され、サン板の裏面に回転可能に取り付けられ、サン板が水平状態から垂直状態になった際にその先端が自重によって下方に位置するように回転可能になっている(図4(b)・(c)参照)。一方、サン板止め支えは、同様に鉄道車両の妻面に取り付けられ、サン板が垂直状態にある際に自重で回転して下方に位置するサン板止めの先端を支持することでサン板を垂直状態に保持するようになっている(図4(c)参照)。
(1)すなわち、サン板を水平状態から垂直状態にした場合には、サン板止めの被支持部がサン板止め支えと対向しない非対向状態にあるときにはサン板への取付点の両側が均衡するためにサン板止めが自重で回転せず、サン板止めの被支持部とサン板止め支えとが対向した状態にはならない。よって、誤ってサン板を水平状態から垂直状態にした場合でも、サン板止め支えがサン板止めの被支持部を支持する状態にはならず、サン板を垂直状態から水平状態に手動で戻すことができる。
(1)すなわち、サン板を水平状態から垂直状態にした場合には、第一付勢部が、被支持部が非対向状態となるようサン板止めの回転を付勢するとともに、第一回転阻止部が、第一付勢部による付勢力によって被支持部が非対向状態であるときに第一付勢部による付勢力に抗してサン板止めの回転を阻止する。つまり、第一付勢部および第一回転阻止部が協働して、サン板止めの被支持部を非対向状態とすることで、サン板止めが回転することで被支持部が対向状態になることを阻止する。よって、誤ってサン板を水平状態から垂直状態にした場合でも、サン板止め支えがサン板止めの被支持部を支持する状態にはならず、サン板を垂直状態から水平状態に手動で戻すことができる。
(1)第一回転阻止部については、第一付勢部による付勢力によって被支持部が非対向状態であるときに第一付勢部による付勢力に抗してサン板止めの回転を確実に阻止することができる。
(1)第一付勢部については、例えばばねなどを用いて第一付勢部をサン板止めとは別体に構成する場合に比べて部品点数を低減することができるとともに、製造コストを低減することができる。
[実施形態]
図1に示すように、鉄道車両用サン板(以下サン板)1は、隣接する鉄道車両同士を連結する際に両者の貫通路(妻入口)同士を行き来可能とするために鉄道車両の妻面に取り付けられる。
次に、保持構造3の構成について説明する。
この保持構造3は、図2に示すように、サン板止め4と、サン板止め支え5と、を有している。
図2(a)に示すように、サン板止め4は、サン板1の裏面に回転可能に取り付けられている。より具体的には、サン板止め4は、板状の基部41と、サン板止め支え5に支持される板状の被支持部42と、サン板1の裏面に当該サン板止め4を回転可能に取り付けるための固定部43と、を有し、被支持部42が基部41の一端から略直角に延出する形状となっている。
[1.2.サン板止め支え5の構成の説明]
サン板止め支え5は、図1に示すように、板状に形成され、水平状態で鉄道車両の妻面に取り付けられる。より具体的には、サン板止め支え5は、サン板1が垂直状態にある際に取付点41bの鉛直下方に位置するサン板止め4の被支持部42に対向する位置に配置されている(図2(c)参照)。このことにより、サン板止め支え5は、サン板1が垂直状態にある際に、対向するサン板止め4の被支持部42を支持することでサン板1を垂直状態に保持可能である。
(1)このように本実施形態の保持構造3によれば、次のような作用効果を奏する。
(1−1)図2(b)に例示するように、サン板1を水平状態から垂直状態にした場合には、サン板止め4の基部41の第二側部41dが、被支持部42が非対向状態となるようサン板止め4の回転をその自重によって付勢するとともに、固定部43の連結部43cが、基部41の第二側部41dによる付勢力によって被支持部42が非対向状態であるときに第二側部41dによる付勢力に抗してサン板止め4の基部41の回転を阻止する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1−1)すなわち、サン板1を水平状態から垂直状態にした場合には、サン板止め4の被支持部42が非対向状態にあるときにはサン板止め4の取付点41bの両側(第三側部41fおよび第四側部41g)が均衡するためにサン板止め4の基部41が自重で回転せず、サン板止め4の被支持部42とサン板止め支え5とが対向した状態にはならない。よって、誤ってサン板1を水平状態から垂直状態にした場合でも、サン板止め支え5がサン板止め4の被支持部42を支持する状態にはならず、サン板1を垂直状態から水平状態に手動で戻すことができる。
Claims (6)
- 隣接する鉄道車両同士を連結する際に両者の貫通路同士を行き来可能とするために鉄道車両の妻面に取り付けられて水平状態と垂直状態との間でその姿勢を変更可能な板状のサン板を垂直状態に保持可能な保持構造において、
前記サン板の裏面に回転可能に取り付けられたサン板止めと、
前記サン板が垂直状態にある際に前記サン板の裏面への取付点の鉛直下方に位置する前記サン板止めの一部である被支持部に対向するよう前記鉄道車両に取り付けられ、対向する前記被支持部を支持することで前記サン板を垂直状態に保持可能なサン板止め支えと、を備え、
前記取付点については、前記サン板が垂直状態にある場合に前記サン板止めの前記被支持部が前記サン板止め支えと対向する対向位置にあるときに当該取付点の両側が均衡する点であり、且つ前記サン板が垂直状態にある場合に前記サン板止めの前記被支持部が前記サン板止め支えと対向しない非対向位置にあるときに当該取付点の両側が均衡する点であることを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。 - 隣接する鉄道車両同士を連結する際に両者の貫通路同士を行き来可能とするために鉄道車両の妻面に取り付けられて水平状態と垂直状態との間でその姿勢を変更可能な板状のサン板を垂直状態に保持可能な保持構造において、
前記サン板の裏面に回転可能に取り付けられたサン板止めと、
前記サン板が垂直状態にある際に前記サン板の裏面への取付点の鉛直下方に位置する前記サン板止めの一部である被支持部に対向するよう前記鉄道車両に取り付けられ、対向する前記被支持部を支持することで前記サン板を垂直状態に保持可能なサン板止め支えと、を備え、
さらに、
前記サン板が垂直状態である場合に、前記被支持部が前記サン板止め支えと対向しない非対向状態となるよう前記サン板止めの回転を付勢する第一付勢部と、
前記サン板が垂直状態である場合に、前記第一付勢部による付勢力によって前記被支持部が前記非対向状態であるときに前記第一付勢部による付勢力に抗して前記サン板止めの回転を阻止する第一回転阻止部と、
前記サン板が垂直状態である場合に、前記被支持部が前記サン板止め支えと対向する対向状態から前記非対向状態となるよう前記サン板止めの回転を付勢する第二付勢部と、
前記サン板が垂直状態である場合に、前記第二付勢部による付勢力によって前記被支持部が前記対向状態から前記非対向状態へ付勢されるときに前記第二付勢部による付勢力に抗して前記サン板止めの回転を阻止する第二回転阻止部と、を備え、
前記第一付勢部および前記第一回転阻止部が協働して、前記サン板が水平状態から垂直状態となった場合に前記被支持部を前記非対向状態とすることで、前記サン板止めの回転によって前記被支持部が前記対向状態になることを阻止するとともに、前記第二付勢部および前記第二回転阻止部が協働して、前記サン板が垂直状態である場合に、前記サン板止めの回転によって前記対向状態にある前記被支持部が前記非対向状態になることを阻止することを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。 - 請求項2に記載の鉄道車両用サン板の保持構造において、
前記第一回転阻止部または前記第二回転阻止部は、前記サン板が垂直状態である場合の前記サン板止めの回転時の軌跡上に位置し、回転する前記サン板止めに当接して前記サン板止めの回転を停止させることを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。 - 請求項2または請求項3の何れか1項に記載の鉄道車両用サン板の保持構造において、
前記第一付勢部または前記第二付勢部は、前記サン板止めの一部として構成され、自重によって前記サン板止めの回転を付勢することを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。 - 請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の鉄道車両用サン板の保持構造において、
前記サン板が水平状態である場合に、前記サン板止めが回転するのを阻止する第三回転阻止部を備えることを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。 - 請求項5に記載の鉄道車両用サン板の保持構造において、
前記第三回転阻止部は、前記サン板止め支えの一部として構成され、前記サン板が水平状態である場合の前記サン板止めの回転時の軌跡上に位置し、回転する前記サン板止めに当接して前記サン板止めの回転を停止させることを特徴とする鉄道車両用サン板の保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009236287A JP5453042B2 (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | 鉄道車両用サン板の保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009236287A JP5453042B2 (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | 鉄道車両用サン板の保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011084100A true JP2011084100A (ja) | 2011-04-28 |
JP5453042B2 JP5453042B2 (ja) | 2014-03-26 |
Family
ID=44077406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009236287A Active JP5453042B2 (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | 鉄道車両用サン板の保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5453042B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113799814A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-17 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种轨道交通车体裙板及其连接结构 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128107U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-11 | ||
JPH07172307A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-11 | East Japan Railway Co | 鉄道車輌用連結幌装置 |
JPH09254618A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 車輌連結幌装置 |
JP2002274371A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Nippon Mektron Ltd | 鉄道車両の渡り板保護装置 |
JP2003063387A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Narita Seisakusho:Kk | 鉄道車両用渡り板装置 |
-
2009
- 2009-10-13 JP JP2009236287A patent/JP5453042B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128107U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-11 | ||
JPH07172307A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-11 | East Japan Railway Co | 鉄道車輌用連結幌装置 |
JPH09254618A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 車輌連結幌装置 |
JP2002274371A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Nippon Mektron Ltd | 鉄道車両の渡り板保護装置 |
JP2003063387A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Narita Seisakusho:Kk | 鉄道車両用渡り板装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113799814A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-17 | 常州市新创智能科技有限公司 | 一种轨道交通车体裙板及其连接结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5453042B2 (ja) | 2014-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5632727B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
CN102328623A (zh) | 框体安装构造 | |
JP4986036B2 (ja) | 車両用シートのスライド機構 | |
JP4631327B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5647507B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5734890B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP2012508132A (ja) | 車両シート用の縦方向アジャスタ | |
WO2021002204A1 (ja) | 客室内における座席配列の変更構造 | |
WO2014054512A1 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
WO2016129090A1 (ja) | キャスタの取付構造 | |
JP5453042B2 (ja) | 鉄道車両用サン板の保持構造 | |
JP2009286524A (ja) | エレベータの操作表示装置 | |
JP5647506B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP7235432B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2008265519A (ja) | ロック装置 | |
JPS5897307A (ja) | 旋回運動可能なバツクフレ−ムを有する車輛シ−ト | |
JP2004322692A (ja) | 車両用シートトラックスライド装置におけるロック機構 | |
JP2005297946A (ja) | 車両用クロスバーアセンブリ装着構造 | |
WO2018139268A1 (ja) | 座席移動装置 | |
JP2007050784A (ja) | 車両用シートの取付構造 | |
JP2010095040A (ja) | 車載用機器の組付け構造 | |
JP5184906B2 (ja) | ヘッドレスト | |
JP5594767B2 (ja) | 車両における荷室用デッキボード | |
ES2317203T3 (es) | Acoplamiento de tope amortiguador central para vehiculos ferroviarios que puede pivotar entre una posicion operativa y no aperativa. | |
JP5728247B2 (ja) | 乗り物用物入れ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130924 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5453042 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |