JP2011083569A - 磁石装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手の親指と人差し指との間の付け根にある合谷というツボを刺激する永久磁石を確実に手に止着できる磁石装着具を提供する。
【解決手段】 平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンド1と、 これも平たい紐状で、両端がこのリストバンド1に止着された態様で、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められる装着バンド2と、この装着バンドの内面に合谷のツボを挟むようにして装着された一対の永久磁石4、4とを有し、合谷のツボを挟む一対の永久磁石を異磁極で対向させる。
【選択図】図4

Description

この発明は、磁石装着具(以下単に装着具という)に係り、特に、手の親指と人差し指との間の付け根にある壺(ツボ:急所或いは灸を据えるべき場所)に磁石を装着するのに好適な装着具に関する。
上記合谷というツボを刺激すると肩凝りに顕著な効果があることは良く知られている。そして、ツボを刺激する手段として小さな永久磁石が好適である。
人体には沢山のツボがあり、広い場所、例えば背中などのツボを刺激するための永久磁石は接着シートと共に市販されている。
しかしながら、合谷は手指の付け根にあり、しかも手は日常種々の作業を休みなく行っているものであるから、永久磁石を小さい接着シートで手指部に貼着しても直ぐに剥がれてしまう。
一方、永久磁石を大きな接着シートで貼着すると、今度はその大きな接着シートが手指の動きを拘束する、等種々の不都合がある。
そこで、この発明は、永久磁石を確実に、しかも手指の動きを拘束せずに合谷のツボを刺激する部位に装着できる装着具を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンドと、これも平たい紐状で、両端がこのリストバンドに止着された態様で、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められる装着バンドと、この装着バンドの内面に合谷のツボを挟むようにして装着された一対の永久磁石とを有し、合谷のツボを挟む一対の永久磁石が異磁極で対向するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンドと、これも平たい紐状で、両端がこのリストバンドに止着された態様で、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められる装着バンドと、この装着バンドの掌側、及び手裏側の内面に夫々装着バンドの長さ方向に沿って複数の永久磁石を装着し、合谷のツボを挟んで相互に対向する一の複数の永久磁石、及び他の複数の永久磁石が異磁極で対向するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された本願発明は、請求項1に記載に記載されたものも、また、請求項2に記載されたものも、装着バンドの中央部が人差し指と親指との間の谷部に、装着バンドの両端がリストバンドにそれぞれ確りと固定されるので、装着バンドの内面に装着された一対の永久磁石も、ずれることなく、合谷のツボを挟むようにして確りと固定される。
したがって、肩凝りや目の疲れが有効に防止され、特にパソコンを多用する現代のビジネスマンの作業効率を向上させることができる。
また、リストバンド及び装着バンドは平たい紐状体なので、手指の動きを拘束することがない。
更にまた、請求項2に記載の発明によれば、ツボの両側に夫々複数の永久磁石を配設したので、その分磁束密度が増してツボをより強く刺激できるし、加えて、ツボの位置及びツボの大きさに対応して磁束がツボを外すことが無い、等種々の効果を奏する。
この発明の一実施例による装着具の外観斜視図。 この発明の一実施例による装着具の装着状態を示す掌側から見た外観斜視図。 手の裏側から見た。 手の一部を透かして表示した図2と同様の外観斜視図。
平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンドと、 これも平たい紐状で、両端がこのリストバンドに止着された態様で人差し指と親指との間の谷部に掛け止められる装着バンドと、この装着バンドの内面に合谷のツボを挟むようにして装着された一対の永久磁石とを有し、合谷のツボを挟む一対の永久磁石が異磁極で対向するようにしたことを特徴とする。
図1において符号1はリストバンドを示し、図示の実施例におけるリストバンド1は、例えば時計の革バンドと同様の革製の平たい紐状である。
このリストバンド1は、例えば時計の革バンドと同様のバックル装置により、手首を包囲するようにして着脱可能に装着される(図2乃至図4参照)。
このリストバンド1の所定の2か所には、所定の間隔を保って、装着バンド2の両端が止着されている。
図示の実施例における装着バンド2は、上記リストバンド1と同様の革製の平たい紐状で、その両端は例えば鳩目状のフランジ付の止めピン3によってリストバンド1に少し回動可能に止着されている。
なお、装着バンド2の長さは、図2乃至図4に示すように手首部に装着されたとき、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められるような長さであることが望ましい。
それは、後述するようにこの装着バンド2の内面に永久磁石を装着した場合、上記谷部と装着バンドとの間に隙間があると装着バンド2及びこれと一体の永久磁石が動いてしまうからである。
この装着バンドの手指側の内面の2ヶ所には、夫々永久磁石4が装着されている。
図1のように永久磁石4を装着バンド4の内面に装着するには、例えば布製の短い筒体5を永久磁石4と装着バンド1を包囲するように被せ、当該筒体5の両端開口を装着バンド4に縫着する。
或いは、永久磁石4に1個又は複数の穴を形成し、この穴を利用してボタンを服に止着する要領で永久磁石4を装着バンドに縫着する(図示せず)。
また、各永久磁石4の装着バンド2の長さ方向における位置は、図4に示すように、人差し指と親指との間の合谷のツボ(図示せず)を挟むように設定する。
更にまた、合谷のツボを挟んで相互に対向する一対の永久磁石4、4は、対向する磁極が相互に異磁極になるようにそれらの向きを設定する。
それは、磁石を出た磁束は磁気抵抗がなるべく小さくなるように空気中の磁路を選択するので、永久磁石4、4が相互に異磁極で対向すると、一方の磁石から出た磁束がツボを通って他方の磁石に多く入る結果、ツボを通る磁束密度が大きくなるからである。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による装着具は、親指を装着バンド2に通し、リストバンド1のバックルを止めることにより、図2乃至図4に示すように、手首部に確りと装着される。
すると、上記した構成により、図4に示すように、一対の永久磁石4、4がツボを挟んで手首にしっかりと固定されると共に、相互に異磁極で対向することになり、その結果、磁束が多くツボを流れ、肩凝りや目の疲れが有効に防止され、あるいは軽減される。
図示の実施例ではリストバンド及び装着バンド共革製としたが、これは塩化ビニールなどのやわらかな合成樹脂製であっても良い。
この場合には、リストバンド1を手首部に装着するため、バックル装置の代わりに面ファスナーを用いることができる。この場合、面ファスナーをリストバンドに縫着すると良い。
実施例1及び実施例2においては装着バンド2の長さを一定にするものとしたが、これはリストバンド1と同様に長さを調節可能とすることができる。
この場合、装着バンド2にバックル装置或いは面ファスナーを装着してながさを調節可能とすることができる。
以上述べた装着具においては、掌側及び手裏側に夫々1個の永久磁石を配設する者としたが、これは掌側及び手裏側に夫々複数の永久磁石を装着バンド2の長さ方向に沿って列設しても良い。
この場合、永久磁石の表面積が装着バンド2の長さ方向に沿って増大するから、ツボの位置が少しずれてもツボを外すことぼ無いし、また、ツボを通る磁束密度が高くなってその分ツボの刺激量が増大する、という別の利点が生じる。
1 リストバンド
2 装着バンド
3 ピン
4 永久磁石
5 筒体

Claims (2)

  1. 平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンドと、これも平たい紐状で、両端がこのリストバンドに止着された態様で、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められる装着バンドと、この装着バンドの内面に合谷のツボを挟むようにして装着された一対の永久磁石とを有し、合谷のツボを挟む一対の永久磁石が異磁極で対向するようにしたことを特徴とする磁石装着具。
  2. 平たい紐状で、手首を包囲するようにしてこれに着脱可能に装着されるリストバンドと、これも平たい紐状で、両端がこのリストバンドに止着された態様で、人差し指と親指との間の谷部に隙間なく掛け止められる装着バンドと、この装着バンドの掌側、及び手裏側の内面に夫々装着バンドの長さ方向に沿って複数の永久磁石を装着し、合谷のツボを挟んで相互に対向する一の複数の永久磁石、及び他の複数の永久磁石が異磁極で対向するようにしたことを特徴とする磁石装着具。
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