JP2011083106A - 車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一次電池と二次電池の両方を搭載することが可能な車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】車両100は、交換可能なバッテリBと、バッテリBからの電力を受け、車輪2を駆動するモータM1と、車輪2に制動力を与えるためのブレーキ36と、モータM1およびブレーキ36を制御する制御装置30とを備える。制御装置30は、バッテリBが再充電可能な種類の装置(二次電池やキャパシタ)である場合には、車両の制動時にモータM1による回生制動を併用して制動力を発生させ、バッテリBが再充電不可能な種類の装置(一次電池)である場合には、車両の制動時にモータM1による回生制動を禁止しブレーキ36により制動力を発生させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両の駆動装置であって、特に交換可能な蓄電装置を搭載した車両の駆動装置に関する。
近年、環境に配慮した自動車として電気自動車、ハイブリッド自動車および燃料電池自動車等の電気モータおよびそれを駆動するバッテリを使用する車両が大きな注目を集めている。
ガソリンエンジンを搭載する車両に比べ、バッテリに充電でエネルギ補給をすると時間がかかるという観点から、電気自動車においてバッテリを交換してエネルギ補給を行なうことが検討されている。
たとえば、国際公開第97/10967号パンフレット(特許文献1)には、バッテリ交換可能な車両が記載されている。
国際公開第97/10967号パンフレット 特開2007−113542号公報 特開2006−228526号公報
電気自動車の普及のためには、一度のエネルギ補給で走行可能な距離を延ばすことが望ましい。現状の電気自動車は、再充電可能な蓄電装置(二次電池)を搭載し、充電スタンドで充電する形式を採用しているものが多い。つまり、電気自動車は再充電可能な二次電池を用いて、充電を行なうことを前提として設計されているのが通常である。
充電するには時間がかかるので、エネルギ補給に不便である。短時間でエネルギを補給するには、蓄電装置を充電済みのものと交換するということも考えられる。ここで、蓄電装置を交換する方式を採用するならば、蓄電装置としてエネルギ密度が高い一次電池を用いての走行も可能となり、無補給走行距離の点でメリットがある。
しかし、一次電池と二次電池とでは充電の可否という大きな特性の違いがあるので、電気自動車に一次電池を搭載することは種々の検討が必要である。
この発明の目的は、一次電池と二次電池の両方を搭載することが可能な車両の駆動装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の駆動装置であって、交換可能な蓄電装置と、蓄電装置からの電力を受け、車輪を駆動するモータと、車輪に制動力を与えるためのブレーキと、モータおよびブレーキを制御する制御装置とを備える。制御装置は、蓄電装置が再充電可能な種類の装置である場合と、蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合とで、モータおよびブレーキに対する制御を変更する。
好ましくは、制御装置は、蓄電装置が再充電可能な種類の装置である場合には、車両の制動時にモータによる回生制動を併用して制動力を発生させ、蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合には、車両の制動時にモータによる回生制動を禁止しブレーキにより制動力を発生させる。
好ましくは、車両の駆動装置は、再充電可能な補助蓄電装置と、蓄電装置と補助蓄電装置との間の電力収支の配分を行なう電力配分部とをさらに備える。制御装置は、蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合には、車両の制動時にモータによる回生制動を併用し、発生した回生電力が補助蓄電装置に充電されるように電力配分部を制御する。
より好ましくは、補助蓄電装置は、車両から着脱可能であって、蓄電装置として一次電池が搭載される場合に車両に装着される。
本発明によれば、一次電池と二次電池の両方を搭載することが可能な車両が実現でき、各々の電池を採用した場合に適した制御を実行することができる。
実施の形態1に係る車両の駆動装置の主たる構成を示す回路図である。 車両100の蓄電装置の交換について説明するための図である。 一次電池使用時と二次電池使用時の制動力の配分の違いを説明するための図である。 実施の形態1で制御装置30によって実行される制動力の配分の切り替え制御を示したフローチャートである。 実施の形態2に係る車両の駆動装置の主たる構成を示す回路図である。 車両101の蓄電装置の交換について説明するための図である。 一次電池使用時と二次電池使用時の制動力の配分の違いを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両の駆動装置の主たる構成を示す回路図である。
図1を参照して、車両100は、バッテリBと、電圧センサ10,13と、システムメインリレーSMRP,SMRGと、コンデンサC1,C2と、昇圧コンバータ12と、インバータ14と、電流センサ11,24と、制御装置30とを備える。
交流モータM1は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。あるいは、このモータはエンジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そして、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、エンジン始動を行ない得るようなものとしてハイブリッド自動車に組み込まれるようにしてもよい。
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端はバッテリBの電源ラインPL1に接続され、他方端はNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとの間に接続される。
NPNトランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ1のコレクタは電源ラインPL2に接続され、NPNトランジスタQ2のエミッタは接地ラインSLに接続される。また、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ配置されている。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に設けられる。
U相アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4を含む。V相アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6を含む。W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8を含む。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ向けて電流を流すようにダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、交流モータM1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
なお、NPNトランジスタQ1〜Q8等に代えて、他のパワースイッチング素子たとえばIGBT(insulated gate bipolar transistor)やパワーMOSFETを用いることもできる。
バッテリBは、交換可能な電池パックのような態様で車両100に搭載される。直流電源としては、一次電池または二次電池が搭載される。二次電池としては、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池などを使用することができる。また二次電池に代えて、やはり充電が可能な大容量キャパシタを用いてもよい。一方、一次電池としては、マンガン乾電池、アルカリマンガン乾電池、ニッケル系一次電池、ニッケルマンガン電池、酸化銀電池、水銀電池、空気亜鉛電池、リチウム電池などを使用することができる。これら一次電池は、二次電池よりもエネルギ密度が高くすることができるため、同じ体積であれば走行距離を延ばすことができる。
時と場合によって、搭載する電池の種類を変えてもよい。たとえば、自宅の近隣を走行する場合には、1回あたりの走行距離が短いので、自宅で充電を行なうこととし二次電池を搭載しておく。二次電池であれば、下り坂や制動時にモータM1を使用して回生制動を行ない、そのとき発電される電力エネルギを二次電池に回収することが可能となり、エネルギ効率面で有利となる。他方、遠距離ドライブを行なう場合には、無補給走行可能距離を重視して、エネルギ密度の高い一次電池を搭載する。そうすれば、出先で充電や電池交換等を行なわずに自宅まで帰ってくることが可能となる。
電圧センサ10は、バッテリBから出力される直流電圧VBを検出し、その検出した直流電圧VBを制御装置30へ出力する。電流センサ11は、バッテリBから出力される直流電流Ibを検出し、その検出した直流電流Ibを制御装置30へ出力する。システムメインリレーSMRP,SMRGは、制御装置30からの信号SEによりオン/オフされる。
コンデンサC1は、バッテリBから供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を昇圧コンバータ12へ供給する。
昇圧コンバータ12は、コンデンサC1から供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2へ供給する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMUを受けると、信号PWMUによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。この場合、NPNトランジスタQ1は、信号PWMUによってオフされている。また、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMDを受けると、コンデンサC2を介してインバータ14から供給された直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
コンデンサC2は、昇圧コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ14へ供給する。電圧センサ13は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ12の出力電圧VH(インバータ14への入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した出力電圧VHを制御装置30へ出力する。
インバータ14は、コンデンサC2から直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMIに基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。これにより、交流モータM1は、トルク指令値TRによって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ14は、車両100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMCに基づいて直流電圧に変換する。その変換された直流電圧はコンデンサC2によって平滑化され昇圧コンバータ12へ供給される。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。そして、この回生制動は、後に図3で説明するように、搭載する電池が一次電池である場合には禁止される。
電流センサ24は、交流モータM1に流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTを制御装置30へ出力する。
車両100は、さらに、補機バッテリ44と、補機バッテリにより駆動される補機負荷46と、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧を変換して補機バッテリ44に充電を行なうDC/DCコンバータ42と、電源ラインPL1と接地ラインSLから電力の供給を受けるエアコン40とを含む。車両100は、さらに、交流100Vまたは200Vの外部電源8からインレットを介して電力を受け、バッテリBとして二次電池が搭載されている場合にこれを充電するためのバッテリ充電用コンバータ6とを含む。
制御装置30は、アクセル開度に基づいてトルク指令値TRを決定する。そしてトルク指令値TR、モータ回転数MRN、電圧センサ10からの直流電圧VB、電圧センサ13からの出力電圧VH、および電流センサ24からのモータ電流MCRTに基づいて、昇圧コンバータ12を駆動するための信号PWMUとインバータ14を駆動するための信号PWMIとを生成し、その生成した信号PWMUおよび信号PWMIをそれぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力する。
なお、車両100は、モータからの駆動力が伝達され得るように構成された車輪2と、摩擦力によって車輪2の制動力を発生させる油圧ブレーキ36と、制御装置30からの信号に基づいて油圧ブレーキ36の油圧の制御を行なう油圧制御部34とを含む。
信号PWMUは、昇圧コンバータ12がコンデンサC1からの直流電圧を出力電圧VHに変換する場合に昇圧コンバータ12を駆動するための信号である。そして、制御装置30は、昇圧コンバータ12が直流電圧を出力電圧VHに変換する場合に、出力電圧VHをフィードバック制御し、出力電圧VHが目標値と一致するように昇圧コンバータ12を駆動するための信号PWMUを生成する。
また、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号を外部ECUから受けると、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMCを生成してインバータ14へ出力する。この場合、インバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8は信号PWMCによってスイッチング制御される。これにより、インバータ14は、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12へ供給する。
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ると、インバータ14から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMDを生成し、その生成した信号PWMDを昇圧コンバータ12へ出力する。これにより、交流モータM1が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、降圧されてバッテリBに供給される。
さらに、制御装置30は、システムメインリレーSMRP,SMRGをオン/オフするための信号SEを生成して、システムメインリレーSMRP,SMRGへ出力する。
制御装置30は、搭載しているバッテリBの種類に応じて、ブレーキペダルセンサ32からの情報に基づき実行するインバータ14の制御を変更する。
図2は、車両100の蓄電装置の交換について説明するための図である。
図1、図2を参照して、車両100は、バッテリBとして、一次バッテリB1と二次バッテリB2のいずれか一方を搭載することが可能である。そしてバッテリBは、交換し易いようなバッテリパックのような態様で搭載されている。バッテリBの交換は、自宅で行なってもよいが、近隣のガソリンスタンドや自動車販売店などで行なってもよい。
ここで、バッテリの種類については、電子タグ、コネクタ形状、バッテリからの通信などで車両が自動的に認識してもよいし、また運転者や販売店、ガソリンスタンドの店員などによって車両に設定されるようにしてもよい。
一次電池が二次電池と大きく違うのは、制動時や下り坂での回生制動によるエネルギ回収をできない点である。したがって、運転者がブレーキペダルを踏んだ時やアクセルペダルを離したときの減速時の制御を、搭載する電池の種別によって変更する必要がある。
図3は、一次電池使用時と二次電池使用時の制動力の配分の違いを説明するための図である。
図3を参照して、車両100のバッテリBとして一次電池が搭載される時には、マップP1が適用される。マップP1では、ブレーキ踏力が増加するに従って増加するトータル制動力Ftotは、すべて油圧ブレーキによって生じる制動力F1である。これに対し、車両100のバッテリBとして二次電池が搭載される時には、マップP2が適用される。マップP2では、ブレーキ踏力が増加するに従って増加するトータル制動力Ftotは、モータM1の回生制動による制動力F2と、油圧ブレーキによって生じる制動力F1とに分担される。
図4は、実施の形態1で制御装置30によって実行される制動力の配分の切り替え制御を示したフローチャートである。
図1、図4を参照して、まず、車両が起動されると、ステップS1において制御装置30は、バッテリ種類の判別処理を行なう。たとえば、バッテリパックに取り付けられている電子タグによって制御装置30がバッテリ種類を判別してもよいし、バッテリパックに内蔵された記憶媒体などと通信を行なうことによって制御装置30がバッテリ種別を判別してもよい。また、運転者等がバッテリパック交換直後にスイッチやタッチパネル等の入力装置によって、制御装置30にバッテリ種別を入力するようにしてもよい。
続いて、ステップS2においてバッテリ種類が二次電池であるか否かが判断される。ステップS2においてバッテリ種類が二次電池であった場合には、ステップS3に処理が進む。ステップS3では、制動力の配分を図3のマップP2に基づいて実行するように、すなわち回生ブレーキを許可するように制御が行なわれる。
一方、ステップS2においてバッテリ種類が二次電池でなかった場合には、ステップS4に処理が進む。ステップS4では、バッテリ種類が一次電池であるか否かが判断される。ステップS4においてバッテリ種類が一次電池であった場合には、ステップS5に処理が進む。ステップS5では、制動力の配分を図3のマップP1に基づいて実行するように、すなわち回生ブレーキを禁止するように制御が行なわれる。なお、ステップS4において、バッテリ種類が一次電池でもなかったと判断された場合には、ステップS6において「電池の接続不良です。」などのエラーメッセージを表示装置に表示させる。
ステップS3,S5,S6のいずれかの処理が終了すると、ステップS7において制御はメインルーチンに移される。
電気自動車はモータM1による回生ブレーキだけではなく油圧ブレーキを併用することが一般的である。本実施の形態では、電池パック交換が可能な車両に対して、電池パックが一次電池の電池パックに交換されたときにはモータM1の回生を禁止し、油圧ブレーキを優先利用する。電池パックが二次電池の電池パックに交換されたときは、従来と同様、回生ブレーキによって電力を回収しつつ油圧ブレーキによって確実に車両を停止させる。
再び、図1を参照して、実施の形態1に示す車両の駆動装置は、交換可能なバッテリBと、バッテリBからの電力を受け、車輪2を駆動するモータM1と、車輪2に制動力を与えるためのブレーキ36と、モータM1およびブレーキ36を制御する制御装置30とを備える。制御装置30は、バッテリBが再充電可能な種類の装置である場合と、バッテリBが再充電不可能な種類の装置である場合とで、モータM1およびブレーキ36に対する制御を変更する。
好ましくは、制御装置30は、バッテリBが再充電可能な種類の装置(二次電池やキャパシタ)である場合には、車両の制動時にモータM1による回生制動を併用して制動力を発生させ、バッテリBが再充電不可能な種類の装置(一次電池)である場合には、車両の制動時にモータM1による回生制動を禁止しブレーキ36により制動力を発生させる。
これにより、エネルギ回収面で有利な二次電池と走行距離面で有利な一次電池との両方を蓄電装置として1つの車両に使用することができ、ユーザの使用状況に合わせて好ましい方を選択して用いることができる。
なお、DC/DCコンバータ42を双方向に電力の送電が可能な構成とし、補機バッテリ44を適切に容量を設定することで、補機バッテリ44およびDC/DCコンバータ42によってモータM1で生じた回生電力を回収し、モータM1の力行時に供給するようにしても良い。
この場合には、車両の駆動装置は、再充電可能な補機バッテリ44と、バッテリBと補機バッテリ44との間の電力収支の配分を行なう電力配分部として動作するDC/DCコンバータ42とをさらに備える。制御装置30は、バッテリBが再充電不可能な種類の装置(一次電池)である場合には、車両の制動時にモータM1による回生制動を併用し、発生した回生電力が補機バッテリ44に充電されるように電力配分部を制御する。
このようにすることによって、回生制動を行なって発生した電力をモータM1の力行時に使用できるので、エネルギ効率を高めることができる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2に係る車両の駆動装置の主たる構成を示す回路図である。
図5を参照して、車両101は、蓄電装置であるバッテリBA,BBと、接続部39A,39Bと、昇圧コンバータ12A,12Bと、平滑用コンデンサC1A,C1B,C2と、電圧センサ10A,10B,13,21A,21Bと、インバータ141,142と、エンジン4と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構3と、車輪2と、制御装置30とを含む。
この車両に搭載されるバッテリBAは外部から充電が可能である。このために、車両101は、さらに、たとえばAC100Vの外部電源8に接続するためのバッテリ充電用コンバータ6を含む。バッテリ充電用コンバータ6は、交流を直流に変換するとともに電圧を調圧してバッテリBAに与える。なお、外部充電可能とするために、他にも、モータジェネレータMG1,MG2のステータコイルの中性点を交流電源に接続する方式や昇圧コンバータ12A,12Bを合わせて交流直流変換装置として機能させる方式を用いても良い。
平滑用コンデンサC1Aは、電源ラインPL1Aと接地ラインSL2間に接続される。電圧センサ21Aは、平滑用コンデンサC1の両端間の電圧VLAを検出して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12Aは、平滑用コンデンサC1Aの端子間電圧を昇圧する。
平滑用コンデンサC1Bは、電源ラインPL1Bと接地ラインSL2間に接続される。電圧センサ21Bは、平滑用コンデンサC1Bの両端間の電圧VLBを検出して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12Bは、平滑用コンデンサC1Bの端子間電圧を昇圧する。
平滑用コンデンサC2は、昇圧コンバータ12A,12Bによって昇圧された電圧を平滑化する。電圧センサ13は、平滑用コンデンサCHの端子間電圧VHを検知して制御装置30に出力する。
インバータ141は、昇圧コンバータ12Bまたは12Aから与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1に出力する。インバータ142は、昇圧コンバータ12Bまたは12Aから与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2に出力する。
動力分割機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば、エンジン4の回転軸は、モータジェネレータMG1の中空のロータの軸心を貫通して動力分割機構3に接続される。たとえば動力分割機構3としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。遊星歯車機構は、3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転が定まれば、他の1つの回転軸の回転は強制的に定まる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。なおモータジェネレータMG2の回転軸は、図示しない減速ギヤや差動ギヤによって車輪2に結合されている。また動力分割機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んでもよい。
接続部39Aは、バッテリBAの正極と電源ラインPL1Aとの間に接続されるシステムメインリレーSMR2と、システムメインリレーSMR2と並列接続される直列に接続されたシステムメインリレーSMR1および制限抵抗Rと、バッテリBAの負極(接地ラインSL1)とノードN2との間に接続されるシステムメインリレーSMR3とを含む。
システムメインリレーSMR1〜SMR3は、制御装置30から与えられる制御信号CONT1〜CONT3にそれぞれ応じて導通/非導通状態が制御される。
電圧センサ10Aは、バッテリBAの端子間の電圧VBAを測定する。図示しないが、電圧センサ10AとともにバッテリBAの充電状態を監視するために、バッテリBAに流れる電流を検知する電流センサが設けられている。バッテリBAは交換可能な電池パックなどの態様で車両に搭載される。バッテリBAとしては、再充電可能な蓄電装置、たとえば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池や、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることができる。また、バッテリBAとして再充電ができないがエネルギ密度が高い一次電池、たとえば、マンガン乾電池、アルカリマンガン乾電池、ニッケル系一次電池、ニッケルマンガン電池、酸化銀電池、水銀電池、空気亜鉛電池、リチウム電池などを使用することができる。これら一次電池は、二次電池よりもエネルギ密度が高いため、同じ体積であれば走行距離を延ばすことができる。
接続部39Bは、電源ラインPL1Bおよび接地ラインSL2とバッテリBBとの間に設けられている。接続部39Bは、バッテリBBの正極と電源ラインPL1Bとの間に接続されるリレーSR1と、バッテリBBの負極と接地ラインSL2との間に接続されるリレーSR1Gとを含む。リレーSR1,SR1Gは、制御装置30から与えられる制御信号CONT4,CONT5にそれぞれ応じて導通/非導通状態が制御される。接地ラインSL2は、昇圧コンバータ12A,12Bの中を通ってインバータ141および142側に延びている。
電圧センサ10Bは、バッテリBBの端子間の電圧VBBを測定する。図示しないが、電圧センサ10BとともにバッテリBBの充電状態を監視するために、バッテリBBに流れる電流を検知する電流センサが設けられている。バッテリBAとして再充電できない一次電池が搭載されているときに回生電力を蓄えられるように、バッテリBBとしては、たとえば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池や、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを用いることができる。この場合、回生電力を一次的に吸収できれば良いので、バッテリBBの容量はバッテリBAの容量ほど大きくしなくてもよい。
なお、バッテリBAとして二次電池が搭載されている場合には、バッテリBAで回生電力を吸収可能であるのでバッテリBBは必ずしも搭載しなくてもよい。
インバータ141は、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ141は、昇圧コンバータ12Aおよび12Bから昇圧された電圧を受けて、たとえばエンジン4を始動させるために、モータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ141は、エンジン4から伝達される動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12Aおよび12Bに戻す。このとき昇圧コンバータ12Aおよび12Bは、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
あるいは、インバータ141は、エンジン4から伝達される動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力をインバータ142およびモータジェネレータMG2に送る。
電流センサ241は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ142は、インバータ141と並列的に、電源ラインPL2と接地ラインSL2に接続されている。インバータ142は車輪2を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12Aおよび12Bの出力する直流電圧を三相交流電圧に変換して出力する。またインバータ142は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12Aおよび12Bに戻す。このとき昇圧コンバータ12Aおよび12Bは、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ242は、モータジェネレータMG2に流れる電流をモータ電流値MCRT2として検出し、モータ電流値MCRT2を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、モータジェネレータMG1,MG2の各トルク指令値および回転速度、電圧VBA,VBB,VLA,VLB,VHの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および起動信号IGONを受ける。そして制御装置30は、昇圧コンバータ12Bに対して昇圧指示を行なう制御信号PWUB,降圧指示を行なう制御信号PWDBおよび動作禁止を指示するシャットダウン信号を出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ141に対して、昇圧コンバータ12A,12Bの出力である直流電圧をモータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12A,12B側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC1とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ142に対して、モータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に直流電圧を変換する駆動指示を行なう制御信号PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12A,12B側に戻す回生指示を行なう制御信号PWMC2とを出力する。
車両101は、さらに、補機バッテリ44と、補機バッテリにより駆動される補機負荷46と、電源ラインPL1Aと接地ラインSL2との間の電圧を変換して補機バッテリ44に充電を行なうDC/DCコンバータ42と、電源ラインPL1Aと接地ラインSL2から電力の供給を受けるエアコン40とを含む。車両101は、さらに、交流100Vまたは200Vの外部電源8からインレットを介して電力を受け、バッテリBAとして二次電池が搭載されている場合にこれを充電するためのバッテリ充電用コンバータ6とを含む。
なお、昇圧コンバータ12A,12Bの内部構成は、図1に示した昇圧コンバータ12と同様であり、また、インバータ141,142の内部構成は、図1に示したインバータ14と同様であるので説明は繰返さない。
車両101は、さらに、モータジェネレータMG2からの駆動力が伝達され得るように構成された車輪2と、摩擦力によって車輪2の制動力を発生させる油圧ブレーキ36と、制御装置30からの信号に基づいて油圧ブレーキ36の油圧の制御を行なう油圧制御部34とを含む。
制御装置30は、搭載しているバッテリBA,BBの種類に応じて、ブレーキペダルセンサ32からの情報に基づき実行する昇圧コンバータ12A,12B、インバータ141,142の制御を変更する。
図6は、車両101の蓄電装置の交換について説明するための図である。
図5、図6を参照して、車両101は、バッテリBAとして、一次バッテリBA1と二次バッテリBA2のいずれか一方を搭載することが可能である。そしてバッテリBAは、交換可能なバッテリパックのような態様で搭載されている。バッテリBAの交換は、自宅で行なってもよいが、近隣のガソリンスタンドや自動車販売店などで行なってもよい。また、一次電池BA1を搭載する場合には、回生電力を回収させ利用させるために、容量の小さい二次電池BBを搭載する。
ここで、バッテリの種類については、電子タグ、コネクタ形状、バッテリからの通信などで車両が自動的に認識してもよいし、また運転者や販売店、ガソリンスタンドの店員などによって車両に設定されるようにしてもよい。
一次電池が二次電池と大きく違うのは、制動時や下り坂での回生制動によるエネルギ回収をできない点である。したがって、運転者がブレーキペダルを踏んだ時やアクセルペダルを離したときの減速時の制御を搭載する電池の種別によって変更する必要がある。
図7は、一次電池使用時と二次電池使用時の制動力の配分の違いを説明するための図である。
図7を参照して、車両101のバッテリBAとして一次電池が搭載され、二次電池を搭載していない場合またはシフトポジションがN(ニュートラル)ポジションである場合には、マップP1が適用される。マップP1では、ブレーキ踏力が増加するに従って増加するトータル制動力Ftotはすべて油圧ブレーキによって生じる制動力F1である。
これに対し、車両101のバッテリBAとして二次電池が搭載される時には、マップP2が適用される。マップP2では、ブレーキ踏力が増加するに従って増加するトータル制動力Ftotは、モータMG2の回生制動による制動力F2と、油圧ブレーキによって生じる制動力F1とに分担される。バッテリBAとして一次電池を搭載した場合でも、回生電力回収用に二次電池のバッテリBBを搭載している場合にもマップP2を適用できる。
さらに、二次電池使用時であって、エンジン運転時には、マップP3が適用される。マップP3では、ブレーキ踏力が増加するに従って増加するトータル制動力Ftotは、モータMG2の回生制動による制動力F2と、油圧ブレーキによって生じる制動力F1と、エンジン4のフリクションによるエンジンブレーキF3とに分担される。
実施の形態の車両の駆動装置は、交換可能なバッテリBAと、バッテリBAからの電力を受け、車輪2を駆動するモータMG2と、車輪2に制動力を与えるためのブレーキ36と、モータM1およびブレーキ36を制御する制御装置30とを備える。制御装置30は、バッテリBAが再充電可能な種類の装置である場合と、バッテリBAが再充電不可能な種類の装置である場合とで、モータMG2およびブレーキ36に対する制御を変更する。
好ましくは、制御装置30は、バッテリBAが再充電可能な種類の装置(二次電池やキャパシタ)である場合には、車両の制動時にモータMG2による回生制動を併用して制動力を発生させ、バッテリBAが再充電不可能な種類の装置(一次電池)である場合には、バッテリBBとして二次電池が搭載されていなければ車両の制動時にモータM1による回生制動を禁止しブレーキ36により制動力を発生させる。
好ましくは、車両の駆動装置は、再充電可能なバッテリBBと、バッテリBAとバッテリBBとの間の電力収支の配分を行なう電力配分部として動作する昇圧コンバータ12A,12Bとをさらに備える。制御装置30は、バッテリBAが再充電不可能な種類の装置(一次電池)である場合には、車両の制動時にモータMG2による回生制動を併用し、発生した回生電力がバッテリBBに充電されるように昇圧コンバータ12A,12Bを制御する。
より好ましくは、バッテリBBは、車両から着脱可能な二次電池であって、バッテリBAとして一次電池が搭載される場合に車両に装着される。
実施の形態2の車両の駆動装置は、走行距離の点で有利な一次電池を搭載した場合でも、制動時にエネルギ回収をしてエネルギ効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、電気自動車やハイブリッド自動車を例示したが、本願発明は、交換可能な蓄電装置を搭載し搭載する蓄電装置の種類に応じてブレーキに関する制御を変更するものであればこれらの自動車に限定されず、他の車両(たとえば、燃料電池車)にも適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 車輪、3 動力分割機構、4 エンジン、5 CONT、6 バッテリ充電用コンバータ、8 外部電源、10,10A,10B,13,21A,21B 電圧センサ、11,24,241,242 電流センサ、12,12A,12B 昇圧コンバータ、14,141,142 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、30 制御装置、32 ブレーキペダルセンサ、34 油圧制御部、36 油圧ブレーキ、39A,39B 接続部、40 エアコン、42 DC/DCコンバータ、44 補機バッテリ、46 補機負荷、100,101 車両、B,BA,BB バッテリ、B1,BA1 一次バッテリ、B2,BA2 二次バッテリ、C1,C1A,C1B,C2,CH コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、M1 モータ、MG1,MG2 モータジェネレータ、PL1,PL1A,PL1B,PL2 電源ライン、Q1〜Q8 NPNトランジスタ、R 制限抵抗、SL,SL1,SL2 接地ライン、SMR1,SMR2,SMR3,SMRP システムメインリレー、SR1,SR1G リレー。

Claims (4)

  1. 交換可能な蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を受け、車輪を駆動するモータと、
    前記車輪に制動力を与えるためのブレーキと、
    前記モータおよび前記ブレーキを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記蓄電装置が再充電可能な種類の装置である場合と、前記蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合とで、前記モータおよび前記ブレーキに対する制御を変更する、車両の駆動装置。
  2. 前記制御装置は、前記蓄電装置が再充電可能な種類の装置である場合には、車両の制動時に前記モータによる回生制動を併用して前記制動力を発生させ、前記蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合には、車両の制動時に前記モータによる回生制動を禁止し前記ブレーキにより前記制動力を発生させる、請求項1に記載の車両の駆動装置。
  3. 再充電可能な補助蓄電装置と、
    前記蓄電装置と前記補助蓄電装置との間の電力収支の配分を行なう電力配分部とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記蓄電装置が再充電不可能な種類の装置である場合には、車両の制動時に前記モータによる回生制動を併用し、発生した回生電力が前記補助蓄電装置に充電されるように前記電力配分部を制御する、請求項1に記載の車両の駆動装置。
  4. 前記補助蓄電装置は、車両から着脱可能であって、前記蓄電装置として一次電池が搭載される場合に車両に装着される、請求項3に記載の車両の駆動装置。
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