JP7100508B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信対象との間で常時通信可能な無線通信装置に関する。
従来、無線通信装置として、非特許文献1に記載されたものが知られている。この無線通信装置は、車両に搭載され、無線通信サービスを提供する通信業者のネットワークを介して、3G規格(第3世代移動通信規格)などの高速無線通信及びSMS通信を車両メーカのサーバとの間で実行するものである。この無線通信装置は、無線回路、通信処理部及び制御回路などを備えており、これらの要素はいずれも、車両のバッテリからの電力によって作動する。
この無線通信装置の場合、エンジン運転中は、バッテリへの充電が実行されるので、3G規格の無線通信が常時実行可能であるものの、エンジン停止中は、バッテリへの充電が実行されないので、バッテリの放電を抑制するために、待機状態に保持される。具体的には、高速無線通信が停止され、プロトコルスタックが非活性化される。そして、エンジン停止中、ネットワークを介して、高速無線通信を要求するSMS信号を受信したときには、プロトコルスタックが活性化され、高速無線通信が可能な状態に復帰する。
"車載向けFOMAテレマティクスモジュールの開発とネットワークへの機能追加", [online], [平成30年3月6日検索], インターネット<URL:https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol16_2/vol16_2_054jp.pdf>
上記従来の無線通信装置によれば、SMS信号を受信し、待機状態から3G規格の無線通信が可能な状態に復帰するまでに時間を要するので、通信が一時的に停止状態となることで、無線通信サービスの品質低下を招いてしまうことになり、商品性が低いという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、通信対象との間で常時通信を実行することができ、無線通信サービスの品質及び商品性を向上させることができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置1は、所定の第1無線通信方式(5G)で通信対象(基地局31)と通信する第1通信処理部11と、所定の第2無線通信方式(5G)で通信対象(基地局31)と通信するとともに、通信時の消費電力が第1通信処理部11よりも小さくなるように構成された第2通信処理部12と、所定条件が満たされているときに、第1通信処理部11による通信対象との通信を停止するとともに、第2通信処理部12による通信対象との通信を実行し、所定条件が満たされていないときに、第1通信処理部11による通信対象との通信を実行するとともに、第2通信処理部12による通信対象との通信を停止する通信制御部(制御装置10、図3/STEP2,5)と、を備えた無線通信装置1であって、無線通信装置1は、車両2に搭載されており、車両2には、電力を少なくとも第1通信処理部11に供給する発電装置(ACG27)と、電力を少なくとも第2通信処理部12に供給する電源装置(バッテリ26)と、が搭載されており、所定条件は、車両2に乗員がいないと推定される状態で、かつ発電装置による発電が実行されていない状態である(図3/STEP1…NO,STEP3…YES)ことを特徴とする。
この無線通信装置によれば、通信制御部により、所定条件が満たされているときに、第1通信処理部による通信対象との通信が停止されるとともに、第2通信処理部による通信対象との通信が実行され、所定条件が満たされていないときに、第1通信処理部による通信対象との通信が実行されるとともに、第2通信処理部による通信対象との通信が停止される。この場合、第2通信処理部は、通信時の消費電力が第1通信処理部よりも小さくなるように構成されているので、通信時の消費電力を抑制すべき状態が発生したときに、この所定条件が満たされるように構成することによって、そのような所定条件下でも、消費電力を抑制しながら、第2通信処理部によって通信対象との通信を継続して実行することができる。それにより、通信対象との間で常時通信を実行することができ、無線通信サービスの品質及び商品性を向上させることができる。さらに、車両に乗員がいないと推定される状態で、かつ発電装置による発電が実行されていない状態ときには、第1通信処理部による通信対象との通信が停止されるとともに、第2通信処理部による通信対象との通信が実行される。それにより、車両に乗員がいないことで、消費電力を抑制すべき条件下で、消費電力を適切に抑制しながら、第2通信処理部によって通信対象との通信を継続して実行することができる。
本発明において、第1通信処理部11及び第2通信処理部12は、互いに異なる通信用半導体チップを備えていることが好ましい。
この無線通信装置によれば、互いに異なる通信用半導体チップによって、通信時の消費電力が異なる2つの通信処理部を実現することができる。
本発明において、第1通信処理部11及び第2通信処理部12は、共通の識別情報を用いて通信を実行することが好ましい。
この無線通信装置によれば、第1通信処理部及び第2通信処理部は、共通の識別情報を用いて通信を実行するので、2つの識別情報を区別して認識する必要がなくなることで、その分、通信制御時の手順を省略することができる。
本発明において、識別情報は、通信業者と契約済みの1つの電話番号であることが好ましい。
この無線通信装置によれば、第1通信処理部及び第2通信処理部は、通信業者と契約済みの1つの電話番号を用いて通信を実行するので、第1通信処理部用の電話番号と第2通信処理部用の電話番号を別個に通信業者と契約する場合と比べて、通信コストを削減することができる。
本発明において、所定の第1無線通信方式と所定の第2無線通信方式は同じ無線通信方式(5G)であることが好ましい。
この無線通信装置によれば、第1通信処理部及び第2通信処理部は、同じ無線通信方式を用いて通信対象と通信を実行するので、互いに異なる無線通信方式を用いる場合と比べて、通信プログラム及び通信プロトコルを簡略化することができ、その分、通信コストを削減することができる。
本発明において、第1通信処理部11は、通信対象との通信を第2通信処理部12よりも高速で実行することが好ましい。
この無線通信装置によれば、車両に乗員がいると推定される状態及び/又は第1通信処理部への電力供給が十分な状態にあるときに、高速通信を適切に実行することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置を適用した無線通信システムの構成を模式的に示す図である。 無線通信装置などの電気的な構成を示すブロック図である。 無線通信制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る無線通信装置について説明する。図1に示すように、本実施形態の無線通信装置(UE)1は、車両2に搭載されたものであり、この車両2は、ガソリンエンジンを動力源とするものである。無線通信装置1は、無線通信システム30を介して、車両メーカの管理サーバ41などとの間でデータ通信を実行するように構成されている。
この無線通信システム30は、所定規格の高速無線通信システム(5G:第5世代移動通信システム)であり、通信業者によって運営管理されている。この無線通信システム30は、多数(1つのみ図示)の基地局(eNB)31及び多数(1つのみ図示)の移動管理装置(MME:Mobility Management Entity)32などを備えている。
各基地局31は、無線通信装置1との間で所定の無線通信制御プロトコル(例えば、RRC(Radio Resource Control)プロトコル)によって通信を実行する。また、各移動管理装置32には、複数の基地局31が接続されており、これらの基地局31との間で、所定の通信プロトコル(例えば、TCP/IPプロトコルやIPプロトコル)を介して、データ通信を実行する。
さらに、移動管理装置32は、ネットワーク40(例えば、インターネット網)を介して、管理サーバ41に接続されている。以上の構成により、無線通信装置1は、管理サーバ40との間で、データ通信を常時実行可能になっている。
次に、図2を参照しながら、無線通信装置1の構成について説明する。同図に示すように、無線通信装置1は、制御装置10、第1通信処理部11、第2通信処理部12及び無線回路13などを備えており、これらの要素10~13はいずれも1枚の回路基板上に配置されている。
この制御装置10は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などを備えたマイクロコンピュータで構成されており、ROM内のプログラムに基づいて、第1通信処理部11及び第2通信処理部12の動作状態を制御する。すなわち、後述するように、無線通信制御処理を実行する。
また、第1通信処理部11は、所定規格(例えば、LTE カテゴリ16)のモデムチップを含む電気回路で構成されており、無線回路13を介して、無線通信データを送受信する。さらに、第2通信処理部12も、所定規格(例えば、NB-IoTやLTE カテゴリM)のモデムチップを含む電気回路で構成されており、無線回路13を介して、無線通信データを送受信する。
この場合、第2通信処理部12のモデムチップの規格(例えば、NB-IoTやLTE カテゴリM)は、第1通信処理部11のモデムチップの規格(例えば、LTE カテゴリ16)と比べて、通信速度が遅いものの、消費電力がかなり小さいものとなっている。言い換えれば、第1通信処理部11のモデムチップは、第2通信処理部12のモデムチップと比べて、より高速の無線通信が可能でかつ消費電力の大きいものとなっている。
また、無線回路13は、アンテナ13aを備えており、このアンテナ13aを介して、第1通信処理部11及び第2通信処理部12の一方と、基地局31との間で、前述した所定の通信プロトコルで無線通信を実行する。
さらに、この無線通信装置1には、通信業者と契約済みの1つのSIMカード(図示せず)が内蔵されており、このSIMカードは、1つの電話番号で通信業者と契約されている。それにより、無線通信装置1は、この電話番号を識別情報として、無線通信システム30との間で無線通信を実行する。
一方、図1に示すように、制御装置10には、ECU20が接続されている。このECU20は、車両2の各種制御を実行するものであり、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。
このECU2及び無線通信装置1には、鉛蓄電池タイプのバッテリ26が接続されており、このバッテリ26の電力が、ECU2及び無線通信装置1の各要素10~13に供給される。このバッテリ26には、ACG(交流発電機)27が接続されており、このACG27は、エンジン運転中、その動力で駆動されることによって発電を実行する。このACG27で発電された電力はバッテリ26に充電される。
また、ECU20には、クランク角センサ21、シフト位置センサ22、ドアセンサ23、バッテリセンサ24及びイグニッション・スイッチ(以下「IG・SW」という)25などが接続されている。
クランク角センサ21は、エンジンのクランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号をECU2に出力するものであり、ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジンの回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。
シフト位置センサ22は、車両2の自動変速機(図示せず)のシフト位置を検出して、それを表すシフト位置信号をECU2に出力する。ドアセンサ23は、車両2の各ドアの開閉状態を検出して、それを表すドア開閉信号をECU2に出力する。
また、バッテリセンサ24は、バッテリ26に入出力される電流・電圧値を表す電流・電圧信号をECU2に出力する。ECU2は、この電流・電圧信号に基づき、バッテリ26における電力の充電割合を表す充電率SOC(単位:%)を算出する。
さらに、IG・SW25は、イグニッションキー(図示せず)操作により、スタート位置、オン位置、アクセサリ位置及びオフ位置との間で切り換えられるとともに、その切り換えられた位置を表すキー位置信号をECU2に出力する。
ECU2は、以上のエンジン回転数NE及びキー位置信号に基づいて、エンジンがON状態/OFF状態のいずれにあるかを判定し、その判定結果を表すエンジンON/OFF判定信号を制御装置10に出力する。この場合、エンジンのON状態/OFF状態はそれぞれ、エンジンが運転状態/停止状態にあることを意味する。
また、ECU2は、シフト位置信号及びドア開閉信号などに基づいて、乗員が車両2内に存在しているか否かを判定し、その判定結果を表す乗員存在判定信号を制御装置10に出力する。
次に、図3を参照しながら、制御装置10によって実行される無線通信制御処理について説明する。この無線通信制御処理は、ECU2から入力される上述したデータ及び信号に基づいて、第1通信処理部11及び第2通信処理部12の動作状態を制御するものであり、所定の制御周期で実行される。
同図に示すように、まず、上述したエンジンON/OFF判定信号に基づき、エンジンがON状態であるか否かを判定する(図3/STEP1)。
この判定が肯定であるとき(図3/STEP1…YES)には、エンジン運転中であることで、バッテリ26への充電が実行されていると判定して、第1通信制御処理を実行する(図3/STEP2)。この第1通信制御処理では、第1通信処理部11による無線通信が実行されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が停止される。以上のように、第1通信制御処理を実行した後、本処理を終了する。
一方、上述した判定が否定であるとき(図3/STEP1…NO)、すなわちエンジンがOFF状態にあって、ACG27による発電が実行されていないときには、前述した乗員存在判定信号に基づき、乗員が車両2内に不在であるか否かを判定する(図3/STEP3)。
この判定が肯定であるとき(図3/STEP3…YES)、すなわち乗員が車両2内に不在であるときには、充電率SOCが第1所定値SREF1よりも大きいか否かを判定する(図3/STEP4)。この第1所定値SREF1は、エンジン停止中、後述する第2通信制御処理を継続して実行した場合でも、バッテリ上がりを確実に回避できるとともに、極低温時にエンジンを確実に始動できるような値(例えば20%)に設定されている。
この判定が肯定であるとき(図3/STEP4…YES)には、バッテリ26が第1通信制御処理を実行可能な電力量を備えていると判定して、前述したように、第1通信制御処理(図3/STEP2)を実行した後、本処理を終了する。
一方、この判定が否定であるとき(図3/STEP4…NO)、すなわちSOC≦SREF1が成立しているときには、バッテリ26が第1通信制御処理を実行可能な電力量を備えておらず、無線通信による消費電力を抑制すべきであると判定して、第2通信制御処理を実行する(図3/STEP5)。この第2通信制御処理では、第1通信処理部11による無線通信が停止されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が実行される。以上のように、第2通信制御処理を実行した後、本処理を終了する。
一方、前述した判定が否定であるとき(図3/STEP3…NO)、すなわち乗員が車両2内に存在しているときには、充電率SOCが第2所定値SREF2よりも大きいか否かを判定する(図3/STEP6)。この第2所定値SREF2は、エンジン停止中、乗員が車載機器などを使用している状態で、第2通信制御処理を継続して実行した場合でも、バッテリ上がりを回避できるとともに、極低温時にエンジンを始動できるような値(例えば35%)に設定されている。すなわち、第2所定値SREF2は、SREF2>SREF1が成立するように設定されている。
この判定が肯定であるとき(図3/STEP6…YES)には、乗員がエンジン停止中に車載機器を使用している状態であっても、バッテリ26が第1通信制御処理を実行可能な電力量を備えていると判定して、前述したように、第1通信制御処理(図3/STEP2)を実行した後、本処理を終了する。
一方、この判定が否定であるとき(図3/STEP6…NO)には、無線通信による消費電力を抑制すべきであると判定して、第2通信制御処理(図3/STEP5)を実行した後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態の無線通信装置1によれば、エンジンが停止され、ACG27による発電が実行されていないとともに、乗員が車両2内に不在である場合において、SOC>SREF1が成立し、バッテリ26の充電残量に余裕があるときには、第1通信処理部11による高速無線通信が継続して実行されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が停止される。一方、SOC≦SREF1が成立し、通信時の消費電力を抑制すべき状態が発生したときには、消費電力を抑制するために、第1通信処理部11による高速無線通信が停止されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が継続して実行される。その結果、エンジン停止中、乗員が車両2内に不在である場合において、無線通信を常時実行することができ、無線通信サービスの品質及び商品性を向上させることができる。
さらに、エンジン停止中、乗員が車両2内に存在している場合において、SOC>SREF2が成立し、バッテリ26の充電残量に余裕があるときには、第1通信処理部11による高速無線通信が継続して実行されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が停止される。一方、SOC≦SREF2が成立し、通信時の消費電力を抑制すべき状態が発生したときには、消費電力を抑制するために、第1通信処理部11による高速無線通信が停止されるとともに、第2通信処理部12による無線通信が継続して実行される。その結果、エンジン停止中、乗員が車両2内に存在している場合においても、無線通信を常時実行することができ、無線通信サービスの品質及び商品性を向上させることができる。
さらに、第1通信処理部11及び第2通信処理部12が互いに異なる規格のモデムチップを含む電気回路で構成されているので、1つのモデムチップを用いた場合と異なり、高速無線通信と、それよりも低速かつ省電力な無線通信との切り換えを容易に実現することができる。
また、第1通信処理部11及び第2通信処理部12による無線通信を、通信業者と契約済みの1つの電話番号が付与された1つのSIMカードを用いて実現することができるので、第1通信処理部用の電話番号と第2通信処理部用の電話番号を別個に通信業者と契約する場合と比べて、通信コストを削減することができる。
さらに、第1通信処理部11及び第2通信処理部12は、同じ規格の無線通信方式(5G移動通信方式)で通信を実行するので、互いに異なる無線通信方式を用いる場合と比べて、通信プログラム及び通信プロトコルを簡略化することができ、その分、通信コストを削減することができる。
なお、実施形態は、通信制御部として制御装置10を用いた例であるが、本発明の通信制御部はこれに限らず、第1通信処理部による通信対象との通信の実行/停止を切り換えるとともに、第2通信処理部による通信対象との通信の実行/停止を切り換えるものであればよい。例えば、通信制御部として、電気制御回路などを用いてもよい。
また、実施形態は、電源装置又は第1電源装置として、鉛蓄電池タイプのバッテリ26を用いた例であるが、本発明の電源装置又は第1電源装置はこれに限らず、電力を、第1通信処理部のみや、第1通信処理部及び第2通信処理部の双方に供給できるものであればよい。例えば、電源装置又は第1電源装置として、スーパーキャパシタや、リチウムイオン電池などの鉛蓄電池以外の二次電池を用いてもよい。
さらに、実施形態は、バッテリ26からの電力が第1通信処理部11及び第2通信処理部12の双方に供給されるように構成した例であるが、図2中に破線で示すように、乾電池14を第2通信処理部12に接続し、第2通信処理部12のみがこの乾電池14から電力を供給されるように構成してもよい。その場合には、乾電池14が第2電源装置に相当し、無線通信制御処理自体は、実施形態の図3のものと同じように実行すればよい。また、この乾電池14に代えて、リチウムイオン電池などの二次電池やキャパシタなどを用いてもよい。
また、実施形態は、エンジン運転中、ACG27によって発電された電力は、バッテリ26に充電された後、バッテリ26から第1通信処理部11に供給されるように構成した例であるが、エンジン運転中、ACG27によって発電された電力が少なくとも第1通信処理部11に直接、供給されるように構成してもよい。
一方、実施形態は、電力残量割合としての充電率SOCを2つの所定値SREF1,SREF2と比較した例であるが、これに代えて、バッテリ26の電力残量(Ah)を演算し、これを所定値と比較するように構成してもよい。
また、実施形態は、無線通信装置1の要素10~13をいずれも1枚の回路基板上に配置した例であるが、1枚の回路基板上に第1通信処理部11を配置し、これと異なる1枚の回路基板上に第2通信処理部12を配置してもよい。その場合には、無線回路などを各回路基板上に適宜、配置すればよい。
さらに、実施形態は、無線通信システム30として第5世代移動通信システムを用いた例であるが、これに代えて、第4世代以前の移動通信システムを用いてもよい。
一方、実施形態は、1つの電話番号で契約済みの1つのSIMカードを用いて、第1通信処理部11及び第2通信処理部12による無線通信を実行した例であるが、これに代えて、互いに異なる電話番号で契約済みの2つのSIMカードを用いて、一方の電話番号で第1通信処理部11による無線通信を実行し、他方の電話番号で第2通信処理部12による無線通信を実行してもよい。
1 無線通信装置
2 車両
10 制御装置(通信制御部)
11 第1通信処理部
12 第2通信処理部
14 乾電池(第2電源装置)
26 バッテリ(電源装置、第1電源装置)
27 ACG(発電機)
31 基地局(通信対象)
SOC 充電率(電力残量割合)
SREF1 第1所定値(所定値)
SREF2 第2所定値(所定値)

Claims (6)

  1. 所定の第1無線通信方式で通信対象と通信する第1通信処理部と、
    所定の第2無線通信方式で前記通信対象と通信するとともに、当該通信時の消費電力が前記第1通信処理部よりも小さくなるように構成された第2通信処理部と、
    所定条件が満たされているときに、前記第1通信処理部による前記通信対象との通信を停止するとともに、前記第2通信処理部による前記通信対象との通信を実行し、当該所定条件が満たされていないときに、前記第1通信処理部による前記通信対象との通信を実行するとともに、前記第2通信処理部による前記通信対象との通信を停止する通信制御部と、を備えた無線通信装置であって、
    当該無線通信装置は、車両に搭載されており、
    当該車両には、電力を少なくとも前記第1通信処理部に供給する発電装置と、電力を少なくとも前記第2通信処理部に供給する電源装置と、が搭載されており、
    前記所定条件は、前記車両に乗員がいないと推定される状態で、かつ前記発電装置による発電が実行されていない状態であることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1通信処理部及び前記第2通信処理部は、互いに異なる通信用半導体チップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1通信処理部及び前記第2通信処理部は、共通の識別情報を用いて通信を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記識別情報は、通信業者と契約済みの1つの電話番号であることを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記所定の第1無線通信方式と前記所定の第2無線通信方式は同じ無線通信方式であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記第1通信処理部は、前記通信対象との通信を前記第2通信処理部よりも高速で実行することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信装置。
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